「生涯現役社会づくり」をめざす第一弾:44
2015年5月13日 お仕事 自 腹 を 切 っ た 自 己 開 発 投 資 が 必 要
また私は、も一つ、ビジネスマンのための“ 土・日会社 ”設立構想も数人の友人たちと考えたことがある。ちょうど、週休二日制が、大手企業に浸透しはじめた頃であった。
せっかくの土・日曜の休日を、テレビを観てごろ寝ではいかにももったいないと思ったのだ。あるいは、休日にゴルフに遠出するのも、衰えていく体力を維持するにはいいかも知れないが、もっとビジネスマンらしい智力や能力を発揮できて、しかも充実した休日を過ごせる方法はないかと考えたのである。
私自身はプロテスタントの信者として日曜日の午前中は参加できないが、土・日曜日を有効に使いたいと願うサラリーマンが集まって、それぞれの得意分野をテーマに、みんなで一緒に考えながら、“ 土・日会社 ”を運営していくといった試みもなかなか面白い発想であった。一企業にとらわれず、しかも年齢・階層もちがう人たちの集まりなので、思いもよらぬ知恵が結集できた。“ 一人一芸 ”なので、この会社の構想は、タコ足のように多くの部署ができたが、その一つのセクションを責任をもって運営するというのも楽しいプランであった。
実益よりも、むしろ趣味や体力づくりをテーマにしたものが少なくなかったが、そのなかで私が提唱したのは、サラリーマンのための資産づくりであった。私は、それまでに自分が蓄積した財テクのノウハウを駆使した資産運用の体験学習を一人でも多くの友人に理解してもらいたかったのである。
これは、企業と同じようにやがて到来する個人の信用格付け時代に備えての提言でもあった。
私がサラリーマン時代に構想したこの二つの勉強会は、現在、中高生のためのライフ・ベンチャーズ・クラブとして、その思想も組織も、徐々に具体化されようとしている。
サラリーマンが、自己啓発の旅に出ようとすれば、こうした社の内外での勉強会や学習会での実践が欠かせない。そして、その費用は、企業での将来に備えたR&D(研究開発費)と同様、原則として自弁でなければならない。自分で足を運び自費で参加するのでなければ“ 真剣味 ”がちがうのである。
自分で費用を出した分に価するものを、必ず得てくるという熱意は、受け入れ側の主宰者や講師に必ず伝わるものである。勢い、おざなりのものや、お茶を濁す程度のものは、次回から願い下げという具合になるのだ。
会社から命令支持をされた研修会だけに甘んじず、自己への研究開発意欲と努力があれば、R&Dに熱意のあるハイテク企業の株価同様、いつかはその成果が現われてくるものである。
これからは、サラリーマン個人といえども、総収入の何%に自己開発投資の自腹を切っているかが問題となる。こうした“ 自己投資 ”の多寡が重大な岐路となることは目に見えている。
サラリーマンとして現状に甘んじて、定年を迎えるか、それとも、将来の夢のために自己啓発と人脈づくりの苦労もいとわぬか、そして、自己を充実し、自己実現を図るためにどれだけ自己投資にかけられるか・・・ライフ・ベンチャーとは、いわずと知れた後者の姿勢を保ち続け、限りなく自己啓発と幅広い人間づくりに挑戦することにある。 つづく
また私は、も一つ、ビジネスマンのための“ 土・日会社 ”設立構想も数人の友人たちと考えたことがある。ちょうど、週休二日制が、大手企業に浸透しはじめた頃であった。
せっかくの土・日曜の休日を、テレビを観てごろ寝ではいかにももったいないと思ったのだ。あるいは、休日にゴルフに遠出するのも、衰えていく体力を維持するにはいいかも知れないが、もっとビジネスマンらしい智力や能力を発揮できて、しかも充実した休日を過ごせる方法はないかと考えたのである。
私自身はプロテスタントの信者として日曜日の午前中は参加できないが、土・日曜日を有効に使いたいと願うサラリーマンが集まって、それぞれの得意分野をテーマに、みんなで一緒に考えながら、“ 土・日会社 ”を運営していくといった試みもなかなか面白い発想であった。一企業にとらわれず、しかも年齢・階層もちがう人たちの集まりなので、思いもよらぬ知恵が結集できた。“ 一人一芸 ”なので、この会社の構想は、タコ足のように多くの部署ができたが、その一つのセクションを責任をもって運営するというのも楽しいプランであった。
実益よりも、むしろ趣味や体力づくりをテーマにしたものが少なくなかったが、そのなかで私が提唱したのは、サラリーマンのための資産づくりであった。私は、それまでに自分が蓄積した財テクのノウハウを駆使した資産運用の体験学習を一人でも多くの友人に理解してもらいたかったのである。
これは、企業と同じようにやがて到来する個人の信用格付け時代に備えての提言でもあった。
私がサラリーマン時代に構想したこの二つの勉強会は、現在、中高生のためのライフ・ベンチャーズ・クラブとして、その思想も組織も、徐々に具体化されようとしている。
サラリーマンが、自己啓発の旅に出ようとすれば、こうした社の内外での勉強会や学習会での実践が欠かせない。そして、その費用は、企業での将来に備えたR&D(研究開発費)と同様、原則として自弁でなければならない。自分で足を運び自費で参加するのでなければ“ 真剣味 ”がちがうのである。
自分で費用を出した分に価するものを、必ず得てくるという熱意は、受け入れ側の主宰者や講師に必ず伝わるものである。勢い、おざなりのものや、お茶を濁す程度のものは、次回から願い下げという具合になるのだ。
会社から命令支持をされた研修会だけに甘んじず、自己への研究開発意欲と努力があれば、R&Dに熱意のあるハイテク企業の株価同様、いつかはその成果が現われてくるものである。
これからは、サラリーマン個人といえども、総収入の何%に自己開発投資の自腹を切っているかが問題となる。こうした“ 自己投資 ”の多寡が重大な岐路となることは目に見えている。
サラリーマンとして現状に甘んじて、定年を迎えるか、それとも、将来の夢のために自己啓発と人脈づくりの苦労もいとわぬか、そして、自己を充実し、自己実現を図るためにどれだけ自己投資にかけられるか・・・ライフ・ベンチャーとは、いわずと知れた後者の姿勢を保ち続け、限りなく自己啓発と幅広い人間づくりに挑戦することにある。 つづく