「生涯現役社会のつくり方」の意見・提言⑰
2013年12月22日 お仕事 横石知二氏がテレビ東京/経済トーク番組「カンブリア宮殿」に出演した際に、インタビュアー作家の村上 龍氏が云われた。“ 何をやっていいか分からないのは本当に恐ろしい。何もやることがない。それがいかに(人生)恐ろしいことか ”と。
高齢者に限らず、若い人でも全くそれは同様です。何をやっていいか分からず、不安になっている若い人が、いまの時代は大部分です。そこでやることがなければ、不安は永遠に続きます。今日やること、明日やることがあれば、現実が見えてくるし、良い生き方につなげて行けるという訳です。
その趣旨から「生涯現役社会のつくり方」では、未来が描ける福祉、産業福祉構造の重要性を横石氏は主張しています。後期高齢者のネーミングでは「後期」と名指しされると、高齢者はもう人生終りというように聞こえ、未来への思いやりが何もないと・・・。
現行の老人医療や福祉では、高齢者がひとたび病院や施設に入れば、そこで終わってしまうように感じないだろうか? 病院や福祉施設にそういう幻滅を抱くと、そこに高齢者の将来が見えず、人生可能性の拡がりが感じられないのです。
介護サービス民営化により、立派な老人ホーム・保健施設など箱モノが全国にどんどん建てられています。民間介護事業者はハード面を充実させればさせるほど、経営上入居者を増やす、高齢者の呼び込みに腐心します。
介護施設ができて本当に助かる高齢者のために必要なことは当然です。でも、介護サービスや後期高齢者の医療制度は、単なる結果対策でしかありません。高齢者の生きがい尊厳を重視する、本当に幸せな居場所を備える制度の工夫がもっと必要ではないでしょうか。
難しいことではありますが、「生涯現役社会のつくり方」に欠かせないのは労わる福祉だけではなく、元気なお年寄りをつくる福祉、お年寄りが未来を描けるような「彩」型福祉を訴える横石氏の主張に、私たちは心からのエールを送ります。
そして「彩」型産業福祉に共通する考えの、大都市中心での定年退職予定の高齢者を活かす産業福祉に挑む、日本生涯現役推進協議会は『生涯現役プロデューサー』を養成してい区予定です。
今後その意味での民間主導「生涯現役社会づくり」推進に当っては、上勝町の「彩」事業の皆様と協働活動の展開をこちら日本生涯現役推進協議会からもぜひ呼びかけたいと願っております。 つづく
高齢者に限らず、若い人でも全くそれは同様です。何をやっていいか分からず、不安になっている若い人が、いまの時代は大部分です。そこでやることがなければ、不安は永遠に続きます。今日やること、明日やることがあれば、現実が見えてくるし、良い生き方につなげて行けるという訳です。
その趣旨から「生涯現役社会のつくり方」では、未来が描ける福祉、産業福祉構造の重要性を横石氏は主張しています。後期高齢者のネーミングでは「後期」と名指しされると、高齢者はもう人生終りというように聞こえ、未来への思いやりが何もないと・・・。
現行の老人医療や福祉では、高齢者がひとたび病院や施設に入れば、そこで終わってしまうように感じないだろうか? 病院や福祉施設にそういう幻滅を抱くと、そこに高齢者の将来が見えず、人生可能性の拡がりが感じられないのです。
介護サービス民営化により、立派な老人ホーム・保健施設など箱モノが全国にどんどん建てられています。民間介護事業者はハード面を充実させればさせるほど、経営上入居者を増やす、高齢者の呼び込みに腐心します。
介護施設ができて本当に助かる高齢者のために必要なことは当然です。でも、介護サービスや後期高齢者の医療制度は、単なる結果対策でしかありません。高齢者の生きがい尊厳を重視する、本当に幸せな居場所を備える制度の工夫がもっと必要ではないでしょうか。
難しいことではありますが、「生涯現役社会のつくり方」に欠かせないのは労わる福祉だけではなく、元気なお年寄りをつくる福祉、お年寄りが未来を描けるような「彩」型福祉を訴える横石氏の主張に、私たちは心からのエールを送ります。
そして「彩」型産業福祉に共通する考えの、大都市中心での定年退職予定の高齢者を活かす産業福祉に挑む、日本生涯現役推進協議会は『生涯現役プロデューサー』を養成してい区予定です。
今後その意味での民間主導「生涯現役社会づくり」推進に当っては、上勝町の「彩」事業の皆様と協働活動の展開をこちら日本生涯現役推進協議会からもぜひ呼びかけたいと願っております。 つづく