「生涯現役社会のつくり方」の意見・提言⑮
2013年12月20日 お仕事 もう何年も前の話として、生涯現役の「彩」の仕事で夢の種を蒔く・・・と横石知二氏は、紅葉の苗木を植えていた一人のおばあちゃんを紹介しています。最初にその植えている姿を見た時は本当に驚いた・・・といいます。
それは、80歳代半ばにもなって、何でいまさら苗木を植えるのかと・・・、苗木が成長して葉っぱを取れるようになるまで、一体何年かかるのか分からないからです。横石氏はそのおばあちゃんに訊いてみたそうです。
“ ばあちゃん、この苗木、どうしてこの苗木植えてるの? ”おばあちゃんはこう応えたそうです。“ 横石さん、私しや何歳まで生きられるだろうか。ほらぁ生きとう間には、葉っぱは取れんかも分からん。ほんでも生きとううちは、これをやりたいんよ ”
“ 100まで生きれるか、もっと生きれるかも分からん。だから、自分が生きとううちは、ずっとこれをやっていきたい ” 横石氏は重ねて質問したそうです。 “ ほな、これ、ばあちゃんができんようになったら、どないするで?・・・ ”
おばあちゃんの返事はこうだったそうです。“ これは、子や孫が継いでくれる夢の種を育てよるんじゃ ” いい言葉だな・・・と思ったそうです。数年後に成長した木から自分が葉っぱを取れるかどうかは分からない。それでも今、こうして夢の種を蒔かないと可能性は始まらないと・・・。
夢の種を蒔くことには結局、二つの意味があると横石氏は云います。一つは子や孫、後継者に将来をつなぐこと。もう一つは、自分自身の可能性を拡げていくことだというのです。
自分自身が何歳まで生きられるかの、天命は分かりません。90歳なのか100歳なのか、もっと短いのか。でも植えておいたら、自分ができなくなったとしても誰かがやってくれるのではないか。それを期待することが出来る・・・と横石氏はその人生先輩から教えらたようです。
例えば自分が80歳だとして、種を蒔き、苗木を育てるとします。5年後、10年後、もしかすると自分で葉っぱを収穫できるかも知れない。だから、その可能性に向かって種を蒔き、苗木を植えるのだという訳です。
80歳も超えると、同じ5年先でも70歳の人とは可能性が大分違うのは、よく理解できます。しかし、それでも「彩」のおばあちゃんたちは毎年のように苗木を植えているといいます。
それはもう、明らかにホンネの生きがいになっているからであり、後継者も育てているからだと存じます。わが「日本生涯現役推進協議会」の『生涯現役プロデュ-サー』システムの構想は、まだ緒についたばかりです。
『生涯現役社会づくり』を推進する私たち自身も、『生涯現役』という夢の種を試行錯誤しながら、いま慎重に活動を試みています。「彩」事業のような夢の種をビジネスモデル化した販売商品の中身は、まだ仲間たちと共有する段階ではありません。
民間主導で脳力発揮の意欲をもった『生涯現役プロデューサー』として、いま各自がその役割を専ら各自が手探りで研究中です。その個々のモザイク部分を総合的に『生涯現役社会づくり』で示せるビジネスモデル事業化が、愈々来2014年度の具体的段取り目標となっています。
そのため月例『生涯現役シリーズ塾』活用だけでは、どうしてもビジネスモデル研究の共通理解には不足する部分をすでに発足した火曜会&木曜会、また独自構想のインターンシップ実施など構想しています。
そのためには『生涯現役社会づくり』の当方理念にご賛同いただく個人・企業と幅広く活動計画を協働実践しつつ、自社定年予備軍の高齢者たちの協働研鑽で、CSRの向上も切望される都内中央区に本社所在する大企業との協働研究も併せて強力に推進したいと考えています。 つづく
それは、80歳代半ばにもなって、何でいまさら苗木を植えるのかと・・・、苗木が成長して葉っぱを取れるようになるまで、一体何年かかるのか分からないからです。横石氏はそのおばあちゃんに訊いてみたそうです。
“ ばあちゃん、この苗木、どうしてこの苗木植えてるの? ”おばあちゃんはこう応えたそうです。“ 横石さん、私しや何歳まで生きられるだろうか。ほらぁ生きとう間には、葉っぱは取れんかも分からん。ほんでも生きとううちは、これをやりたいんよ ”
“ 100まで生きれるか、もっと生きれるかも分からん。だから、自分が生きとううちは、ずっとこれをやっていきたい ” 横石氏は重ねて質問したそうです。 “ ほな、これ、ばあちゃんができんようになったら、どないするで?・・・ ”
おばあちゃんの返事はこうだったそうです。“ これは、子や孫が継いでくれる夢の種を育てよるんじゃ ” いい言葉だな・・・と思ったそうです。数年後に成長した木から自分が葉っぱを取れるかどうかは分からない。それでも今、こうして夢の種を蒔かないと可能性は始まらないと・・・。
夢の種を蒔くことには結局、二つの意味があると横石氏は云います。一つは子や孫、後継者に将来をつなぐこと。もう一つは、自分自身の可能性を拡げていくことだというのです。
自分自身が何歳まで生きられるかの、天命は分かりません。90歳なのか100歳なのか、もっと短いのか。でも植えておいたら、自分ができなくなったとしても誰かがやってくれるのではないか。それを期待することが出来る・・・と横石氏はその人生先輩から教えらたようです。
例えば自分が80歳だとして、種を蒔き、苗木を育てるとします。5年後、10年後、もしかすると自分で葉っぱを収穫できるかも知れない。だから、その可能性に向かって種を蒔き、苗木を植えるのだという訳です。
80歳も超えると、同じ5年先でも70歳の人とは可能性が大分違うのは、よく理解できます。しかし、それでも「彩」のおばあちゃんたちは毎年のように苗木を植えているといいます。
それはもう、明らかにホンネの生きがいになっているからであり、後継者も育てているからだと存じます。わが「日本生涯現役推進協議会」の『生涯現役プロデュ-サー』システムの構想は、まだ緒についたばかりです。
『生涯現役社会づくり』を推進する私たち自身も、『生涯現役』という夢の種を試行錯誤しながら、いま慎重に活動を試みています。「彩」事業のような夢の種をビジネスモデル化した販売商品の中身は、まだ仲間たちと共有する段階ではありません。
民間主導で脳力発揮の意欲をもった『生涯現役プロデューサー』として、いま各自がその役割を専ら各自が手探りで研究中です。その個々のモザイク部分を総合的に『生涯現役社会づくり』で示せるビジネスモデル事業化が、愈々来2014年度の具体的段取り目標となっています。
そのため月例『生涯現役シリーズ塾』活用だけでは、どうしてもビジネスモデル研究の共通理解には不足する部分をすでに発足した火曜会&木曜会、また独自構想のインターンシップ実施など構想しています。
そのためには『生涯現役社会づくり』の当方理念にご賛同いただく個人・企業と幅広く活動計画を協働実践しつつ、自社定年予備軍の高齢者たちの協働研鑽で、CSRの向上も切望される都内中央区に本社所在する大企業との協働研究も併せて強力に推進したいと考えています。 つづく