「生涯現役社会のつくり方」の意見・提言⑪
2013年12月15日 お仕事 葉っぱビジネスのお蔭で、上勝町で暮らす高齢者の方々がどう変わったかを同町の住民課保健士長の坂野英子さんが、町のお年寄りを身近に見てその仕事振りや暮らし方を以下のように話している・・・と横石氏は述べています。
“ 這ってでも、畑や山に出ていくのが上勝町の高齢者です。それだけ野菜づくりや美しい緑が好きだし、作った野菜などを子どもや孫にあげるのが楽しみなんです。
園芸療法というのがあるくらいだから、実っていく楽しみはかけがえのないものなのだと思います。ずっと以前からこの町の高齢者は、そうやって暮らしてきました。
そうして自然のものを育てる楽しみが元気を保証してきたところへ、「彩」の仕事ができて、おカネを得られるようになったのが大きいと思うのです。
昔のようにユズやスダチの栽培しかなかったら、高齢者の仕事は果物の選別ぐらいしかなかったけれど、葉っぱビジネスは軽くて、年を取っても、自主的にできます。
果物づくりの次のステップをつくってくれたのがいいですね。市況を読んで出荷するのを博打やと云って楽しんでいるし、ひ孫が遊んでいるなかで孫夫婦が一緒に葉っぱの収穫や選別、出荷作業を手伝い、高齢者を主役にしている。それもまたいいのだと思います ”(財団法人 日本公衆衛生協会『公衆衛生情報/2008年6月号』)
以上の話からも横石氏は、やはり高齢者にとって“ 老(労)働 ” は楽しみになり、働くことで「年金」暮らしが「年収」のある暮らしになって家族の絆も強まり、元気を生むのが分ると云っています。
有業率が高いと医療費は反対に少なくなり、上勝町の自営就業システムを日本全国がめざせば、老人医療費が2兆円は節減できる。“老働”が元気な高齢社会日本の世界に誇れる高齢社会モデルを全世界に提供できるという日本の存在価値が高まります。 つづく
“ 這ってでも、畑や山に出ていくのが上勝町の高齢者です。それだけ野菜づくりや美しい緑が好きだし、作った野菜などを子どもや孫にあげるのが楽しみなんです。
園芸療法というのがあるくらいだから、実っていく楽しみはかけがえのないものなのだと思います。ずっと以前からこの町の高齢者は、そうやって暮らしてきました。
そうして自然のものを育てる楽しみが元気を保証してきたところへ、「彩」の仕事ができて、おカネを得られるようになったのが大きいと思うのです。
昔のようにユズやスダチの栽培しかなかったら、高齢者の仕事は果物の選別ぐらいしかなかったけれど、葉っぱビジネスは軽くて、年を取っても、自主的にできます。
果物づくりの次のステップをつくってくれたのがいいですね。市況を読んで出荷するのを博打やと云って楽しんでいるし、ひ孫が遊んでいるなかで孫夫婦が一緒に葉っぱの収穫や選別、出荷作業を手伝い、高齢者を主役にしている。それもまたいいのだと思います ”(財団法人 日本公衆衛生協会『公衆衛生情報/2008年6月号』)
以上の話からも横石氏は、やはり高齢者にとって“ 老(労)働 ” は楽しみになり、働くことで「年金」暮らしが「年収」のある暮らしになって家族の絆も強まり、元気を生むのが分ると云っています。
有業率が高いと医療費は反対に少なくなり、上勝町の自営就業システムを日本全国がめざせば、老人医療費が2兆円は節減できる。“老働”が元気な高齢社会日本の世界に誇れる高齢社会モデルを全世界に提供できるという日本の存在価値が高まります。 つづく