「生涯現役社会のつくり方」の意見・提言⑯
2013年12月21日 お仕事 「彩」事業をやることで、横石氏は上勝町の高齢女性の方たちから数多くの『生涯現役社会のつくり方』に役立つ大事なことを様々に教えられたといいます。それは企業定年後のサラリーマンOBにも共通する心しておくべきことだろうと思います。
“ 横石さん、朝起きた時にすることがないというのは、おカネの面でも、生活する気力の面でも、ものすごく不安なんよ ”と。 自立心が旺盛な人、家族の生活に責任を持っている立場の人ほど、その気持ちを率直に感じるのではないでしょうか。
自分の現実がすぐ目の前になかったら、すごく不安だというのです。だから高齢者がいくらおカネを持っていても、使うと減るだろうからと財布の口を固く締め、絶対にカネを使わないようになっているという、それは先が読めない不測の現代では尚更のことです。
「失われた日本の20年」と云われて来たように、わが国の景気実体は円高デフレが混在する、購買意欲をそそらない、現ナマ保有が優先する経済環境下でこれまで推移してきました。とにかく貯めておかないと先が不安だ。だから行動もしないで、引っ込み思案の様子見ばかりでデフレが進行したのです。
こういう思考停止型の無気力環境に人は置かれると、大抵の人は将来への夢や希望を抱こうとする人生未来を見失いかねません。ですから、過去の上勝町での愚痴や悪口のマイナス話題からは、地域の誇りなど決して見出だせなかったのです。
朝起きて何もやることがないという人生虚無主義では、プラス思考など生まれっこありません。でも朝起きた時に今日することがあれば、現実の一日のことが見えてくるから、例え沢山おカネが無くとも前向きの良い生き方ができる・・・と「彩」事業の人たちは語ります。
これを聞いた時、横石氏はすごい読みでその通りだなと思い、『生涯現役社会のつくり方』の著書の中に、「朝起きた時にやらなければいけないことがあるかどうか」を訊ねています。
「彩」のおばあちゃんたちには、朝起きてやらなければいけないことがある。その役割があるから、高齢でも事業主として自立していて、それが結果的に老人医療費の抑制につながっているという具合なのです。 つづく
“ 横石さん、朝起きた時にすることがないというのは、おカネの面でも、生活する気力の面でも、ものすごく不安なんよ ”と。 自立心が旺盛な人、家族の生活に責任を持っている立場の人ほど、その気持ちを率直に感じるのではないでしょうか。
自分の現実がすぐ目の前になかったら、すごく不安だというのです。だから高齢者がいくらおカネを持っていても、使うと減るだろうからと財布の口を固く締め、絶対にカネを使わないようになっているという、それは先が読めない不測の現代では尚更のことです。
「失われた日本の20年」と云われて来たように、わが国の景気実体は円高デフレが混在する、購買意欲をそそらない、現ナマ保有が優先する経済環境下でこれまで推移してきました。とにかく貯めておかないと先が不安だ。だから行動もしないで、引っ込み思案の様子見ばかりでデフレが進行したのです。
こういう思考停止型の無気力環境に人は置かれると、大抵の人は将来への夢や希望を抱こうとする人生未来を見失いかねません。ですから、過去の上勝町での愚痴や悪口のマイナス話題からは、地域の誇りなど決して見出だせなかったのです。
朝起きて何もやることがないという人生虚無主義では、プラス思考など生まれっこありません。でも朝起きた時に今日することがあれば、現実の一日のことが見えてくるから、例え沢山おカネが無くとも前向きの良い生き方ができる・・・と「彩」事業の人たちは語ります。
これを聞いた時、横石氏はすごい読みでその通りだなと思い、『生涯現役社会のつくり方』の著書の中に、「朝起きた時にやらなければいけないことがあるかどうか」を訊ねています。
「彩」のおばあちゃんたちには、朝起きてやらなければいけないことがある。その役割があるから、高齢でも事業主として自立していて、それが結果的に老人医療費の抑制につながっているという具合なのです。 つづく