「 生 涯 現 役 社 会 づ く り 」 推 進 へ の
        役 割 分 担 で 、 ホ ン ネ の 元 気 を 出 そ う !!

  新年度「生涯現役シリーズ塾」運営策を熟慮するに際して、21世紀型の実質的企業CSR評価には、定年退職後OBが超高齢期日本の社会貢献活動に寄与するかが問われることを、定年予備軍を多く抱える大企業中心に課題提起することから営業活動を開始したいと思う。

  幸にわが国農耕民族のDNA体質には、本来過去一次産業時代から元気高齢者は仕事さえあれば、野良仕事や家事などで次世代支援の重要な役回りを演じていた。ところが戦後の二次産業勃興後の都市サラリーマン層の定年退職後に重要な生きがい対策の不作為に欠落が在り過ぎた。

  長寿化の人口減少時代を迎え、実に有能なシニア人財大多数の産業廃棄者化を招いていることは、私たち「生涯現役シリーズ塾」で再三指摘してきた。DNA体質的に不向きな「エイジレス」「年齢差別禁止」など消極用語で団塊世代大定年期を逸すれば、これは政官財学に及ぶ罪悪的国家損失といえる。

  その意味で喚起したいのは、日本語に宿るといわれる言霊(言魂)的要素を秘めた「生涯現役」四字熟語が、日本人のDNA体質に好まれることを4半世紀永続の「生涯現役シリーズ塾」で学び得た。この用語は単なる定年後の人財活用だけに止まらず、全世代の生きがい教育にも及ぼせる語彙を含むからだ。

  「生涯現役」の理念は巡り巡って発信者に戻る要素が強い。意識的な日常の生活習慣で脳裏に刻まれ行動力に繋がると真価を発揮する。その言葉遣いや即行動・実践が心身の生きがいや働きがい、人生目標などで、親から子、子から孫へと伝えられる神秘な生き様の四字熟語として活用範囲は実に広い。

  この「生涯現役」四字熟語を最大限に活用できる私たち生涯現役仲間が、その用語を有効活用して意欲・活動力のあるシニア人材に民間市民啓発の研修活動をフル展開できる最高のチャンスを迎えている。その好機を前向きにビジネス展開を具体的にイメージ化できる『生涯現役プロデューサー』率先垂範者ならば、ぜひともに活動を開始したいと思う。

  顧客対象先は当然ながら、今春4月から企業定年期を迎える団塊世代層を抱える都心に本社が所在する大企業の人事担当窓口である。前世紀には「定年後人生は年金生活で余裕十分です」と自社企業年金に自信を示した企業も非常に数少なくなった。それに代わる退職予定者への生きがい創りの贈り物として、『生涯現役シリーズ塾』情報を私たちは提供したい。

  「生涯現役」啓発活動は、本来民間自主活動で「生涯現役社会づくり」運動に発展するのが望ましいが、民間自主活動の未成熟にその地域活性化効果の必要制を感じ始めた各地自治体主体に独自の「生涯現役社会づくり」啓発活動が数年前から始まっている。それら自治体や大学等との協働活動で『生涯現役プロデューサ-』参画者の活動展開も新年度期待すべき重要な課題となっている。