み の も ん た の サ タ デ ー ず ば ッ と
   高  齢  者  に  も  負  担  を  !
    総 選 挙 を 前 に 、 若 者  た ち の ホ ン ネ は ・・・

  明日の第46回衆院選投開票日を前に、TBSのサタディー「朝ズバ!」を見た。高齢者にも負担を求める「生涯現役社会づくり」に関連して看過できないことだと、真剣に検討しなければならない様々なことで世代協働の必要性を痛感した。

 
  選挙のたびに指摘されて、話題となるのが若者たちの投票率だ。それは若者の投票行動があまり政治に反映されていないからであり、投票に行く気がしない・・・という言い分があるという。例えば、高齢者への若者の負担増とか、景気と雇用問題など・・・。

  前回2009年総選挙では全体の投票率69.28%に対し、20代の投票率は49.45%だった。だが彼等世代が低投票率だからといっても、同世代若者20代が二番目に重要視する政策として、年金や社会保障問題には結構関心が高いという映像を提供していた。

  そこで、世代間の支え合いのための格差放置などに関して、VTR取材で今朝放映された慶応義塾大学3年11名の学生たちからの真剣な意見聴取に、世代間バランスのあり方を「生涯現役社会」と連想して注意深く観察した。

  将来の自分たち年金受給時には果たしてどうなのか不安を抱く。高齢世代を支えるための保険料支払は、もはやいま税金で取られる感覚だ。高齢者の現行給付額は削減すべきだ・・・など、現行年金制度是正への意見は活発だ。

  1965年に65歳以上の高齢者一人を支えた20~64歳の現役世代は、9.1人だった。それなのに、2012年には現役世代が2.4人に激減している。それならば裕福な高齢者からの課税なども考慮する格差是正があっても良い筈・・・。

  それでは世代間バランスの是正を求めるべきか否かの学生11名への質問に際して、是正を要求する賛成は全員挙手だった。それが世代間格差を表面化した世代間抗争にならぬ配慮の必要性もある。

  しかし、何といっても20代若者の一番の関心事は目下のデフレ不景気社会における厳しい雇用問題である。年代別完全失業率では、60代以上が4.1%、50代4.0%、40代4.2%に対して、若い世代の30代は5.1%、20代は7.9%とより高い失業率を示している。

  さらに若年層(15歳~34歳)就職形態にも問題がある。76.2%の正社員1,326万人に対し、23.8%の非正規社員414万人。そのうち40.1%の推計166万人がもともと正社員希望者だとのことである。

  いずれにしても、若者世代の雇用問題と世代間格差を是正するための社会保障に関する課題解決への支援に役立つ「生涯現役社会づくりプラットフォーム」構想を全世代を包含する国民運動にしたい。

  そのためにも、新年度「生涯現役シリーズ塾」運営策には積極的な全世代協働型の雇用問題・社会保障問題への社会構造変革を先取りしていきたい。