Aflac:大竹美喜氏「人間の可能性」講演
2012年11月28日 お仕事 NPO法人ライフ・ベンチャー・クラブ主催の月例シリーズ生涯現役塾は先週開催で323回を重ねた。その150回記念会(1998年7月25日)は特別フォーラムとして、当時アメリカンファミリー生命保険会社(AFLAC)在日代表・取締役会長/現在同社特別顧問の大竹美喜氏を第一部基調講演の講師としてお招きし、『人間の可能性』について下記の通り大変貴重なご高話を頂戴した。
先月の14・15・16日と19・20日に当ブログで大竹氏の毎日新聞でのAFLAC日本ご創業記事をご紹介したが、改めて14年余も以前の『人間の可能性』記録抄もぜひ以下にご紹介いたしたく、当時の季刊会報:ライフ・ベンチャー1998秋号からの転載であることを申し添えます。
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ライフ・ベンチャー生涯現役塾150回記念特別フォーラム
『 生 き 生 き シ ニ ア か ら の 生 き が い 最 新 情 報 』
【大竹美喜氏の基調講演:要旨】
大竹氏は講演の冒頭で、「人は、いくつになっても自分の可能性を追求できるものなのです」と力強く訴えた。
アメリカンファミリー生命保険会社(AFLAC)は、現在日本国内で最大の外資系保険会社だが、その船出は決して順風満帆なものではなかった。なかなか日本での営業許可が下りず、米国本社側からの送金が止まってしまったこともあるという。
しかし、そこで大竹氏が諦めることはなかった。「私は“がん保険”が人の役に立つと確信していたのです。私自身、自分の可能性を信じたことで、今日の成功に至ることができたと考えています」
今の時代変化はかってない急激なものだが、大竹氏は「変化があることは正常なこと。それを受け入れていくべき」という。
「高齢化による様々な問題が叫ばれているが、むしろ視点を変えてみると、高齢者が活躍するための選択肢がどんどん広がっていることがわかります」大竹氏はそれを様々な具体的データーを用いて説明した。
「企業での年功序列が崩れることは、逆にいえば、能力を持つ人は年齢を問わず働ける機会が増えることになります。企業経営者も、今後高齢者の雇用機会の拡大を考えていかざるを得ません」
健康面から見ても、65歳~74歳の人たちの8割以上が元気そのもの。体力的にも十分活躍できることをデーターが示している。
また現在50歳以上の高齢者による会社の操業が増えているそうで、シニア向け起業セミナーは満員御礼の状態だ。「これからは、シニア世代が日本経済の再生に役立つ貴重な人材となるでしょう」
何かをやろうとすると、必ずといってよいほど何らかの壁に突き当たるものだが、目標を達成させる上で大切なことは、「楽観主義者」であると大竹氏は指摘する。
大竹氏の知人のあるオーストラリア人は、若くして莫大な資産家になったが、50歳の時に事業の失敗からすべての資産を失ってしまった。しかし、彼は唯一つ残された家族名義の葡萄園を約5年でオーストラリアNo.1のワイナリーに成長させたのである。
「彼は自分の可能性を信じ、余計な物事は捨て、目標に優先順位をつけて仕事に取り組んできました。彼のように“当たり前のことをやる”ことが、目標を実現する上で必要なのです」
最後に大竹氏は、人間は未知の可能性を秘めているのだ、と参加者を元気づけた。
一つの細胞にある遺伝子の情報には、働いている「on」ものと働いていない「off」がある。遺伝子工学によると、眠っている「off」遺伝子を感動や、志、熱い思いなどの精神的高揚によって目覚めさせることができるという研究が進んでいるとのことである。
「もっと自分の可能性を信じて生きていこうではありませんか」・・・これが大竹さんの力強いメッセージだった。
先月の14・15・16日と19・20日に当ブログで大竹氏の毎日新聞でのAFLAC日本ご創業記事をご紹介したが、改めて14年余も以前の『人間の可能性』記録抄もぜひ以下にご紹介いたしたく、当時の季刊会報:ライフ・ベンチャー1998秋号からの転載であることを申し添えます。
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ライフ・ベンチャー生涯現役塾150回記念特別フォーラム
『 生 き 生 き シ ニ ア か ら の 生 き が い 最 新 情 報 』
【大竹美喜氏の基調講演:要旨】
大竹氏は講演の冒頭で、「人は、いくつになっても自分の可能性を追求できるものなのです」と力強く訴えた。
アメリカンファミリー生命保険会社(AFLAC)は、現在日本国内で最大の外資系保険会社だが、その船出は決して順風満帆なものではなかった。なかなか日本での営業許可が下りず、米国本社側からの送金が止まってしまったこともあるという。
しかし、そこで大竹氏が諦めることはなかった。「私は“がん保険”が人の役に立つと確信していたのです。私自身、自分の可能性を信じたことで、今日の成功に至ることができたと考えています」
今の時代変化はかってない急激なものだが、大竹氏は「変化があることは正常なこと。それを受け入れていくべき」という。
「高齢化による様々な問題が叫ばれているが、むしろ視点を変えてみると、高齢者が活躍するための選択肢がどんどん広がっていることがわかります」大竹氏はそれを様々な具体的データーを用いて説明した。
「企業での年功序列が崩れることは、逆にいえば、能力を持つ人は年齢を問わず働ける機会が増えることになります。企業経営者も、今後高齢者の雇用機会の拡大を考えていかざるを得ません」
健康面から見ても、65歳~74歳の人たちの8割以上が元気そのもの。体力的にも十分活躍できることをデーターが示している。
また現在50歳以上の高齢者による会社の操業が増えているそうで、シニア向け起業セミナーは満員御礼の状態だ。「これからは、シニア世代が日本経済の再生に役立つ貴重な人材となるでしょう」
何かをやろうとすると、必ずといってよいほど何らかの壁に突き当たるものだが、目標を達成させる上で大切なことは、「楽観主義者」であると大竹氏は指摘する。
大竹氏の知人のあるオーストラリア人は、若くして莫大な資産家になったが、50歳の時に事業の失敗からすべての資産を失ってしまった。しかし、彼は唯一つ残された家族名義の葡萄園を約5年でオーストラリアNo.1のワイナリーに成長させたのである。
「彼は自分の可能性を信じ、余計な物事は捨て、目標に優先順位をつけて仕事に取り組んできました。彼のように“当たり前のことをやる”ことが、目標を実現する上で必要なのです」
最後に大竹氏は、人間は未知の可能性を秘めているのだ、と参加者を元気づけた。
一つの細胞にある遺伝子の情報には、働いている「on」ものと働いていない「off」がある。遺伝子工学によると、眠っている「off」遺伝子を感動や、志、熱い思いなどの精神的高揚によって目覚めさせることができるという研究が進んでいるとのことである。
「もっと自分の可能性を信じて生きていこうではありませんか」・・・これが大竹さんの力強いメッセージだった。