【2015/03/16 Blogに続く】
  サ ラ リ ー マ ン 気 分 を 早 く 捨 て 切 る

  それ以降は、営業活動を積極的に推し進めながら、今まで習慣化した “ サラリーマン気分 ” を如何に早く捨て切れるかといった自分との戦いだったような気がする。

  およそ25年間、着馴れて肌に合ったサラリーマンの “ 衣 ” を脱ぐわけだから、ことはそれほど簡単ではなかった。

  しかし、人間は、その気になれば、大概のことはできるものである。そうせざるを得ない状況に自分を追い込んだ時、“ 活路 ” は自ずから拓けることを、私はその時に学び得た。

  心を「平常」に落ち着け、気持ちを「前向き」に持った時、私は何かしら突き抜け、吹っ切れた感情になることができた。

  そうなってみると、これまた不思議なもので、サラリーマン時代の苦労など、まだまだ甘いものだったという意識をもつことができるようになった。

  考えてみれば、ベンチャーした今は、サラリーマンと違って、“ 檻 ” から放たれた野生動物のように、毎日を動き回れる自由さがある。当然、足腰は、いやでもしっかりしてくるし、また、口と手、足をフルに使って、脳を鍛える 脳 力 開発にはもってこいの環境条件ではないか。加えて、ゼロから出発して、独自に会社の “ のれん ” や、“ 信用 ” をつくり上げていく喜びもある。

  ベンチャーなればこそだった。       つづく