男が歳とっても 駄目にならぬ『生涯現役』
2014年11月26日 お仕事 “ 今から2020年までに中小企業の底力を見せつけて日本を次のステージに!” を掲げる「小さな組織の未来学」〔2014.09.22〕付「時間を味方につける」欄で米山公啓氏のご意見を次の通り読みましたので、ご紹介します。ご参考URL=
http://www.nikkeibp.co.jp/article/miraigaku/20140922/416671/?n_cid=nbpbpn_tg
そして私が直感したことは、米山氏ご意見のなかで、①「自分次第で増やせるテストステロン」、②「活動的な生活で悪循環に立ち向かう」各項目ともに私たち「生涯現役」仲間の活動体験が大いに役立っているのではないかということです。
そのために、ぜひとも米山氏とも連携して “ 男が歳を取ってもダメにならない「生涯現役社会づくり」運動 ” の人生目標を該当者ご本人たちや雇用する企業経営者たちだけでなく、高齢社会対策に関心を抱く諸外国にも役立つよう、民産官学一体の国レベル国民啓発で、21世紀日本社会の上げ潮ムードを盛り上げたいものと存じます。
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男 が 歳 を 取 る と 、な ぜ ダ メ に な る の か
米 山 公 啓
脳 に 学 ぶ 経 営 戦 略
健 康 老 後 脳
ここで言う「ダメ」にはいろいろな意味がある。肉体的衰え、精神的な機能の低下、意欲の低下、いろいろな意味でダメになるという意味だ。無論、ダメにならない能力もあって、総合的な判断能力などは歳を取るほうが上がるとされる。
それほど大げさに考えなくとも、やはり若い頃に比べるとダメになったと感じる事は多いはずだ。そこで重要になってくるのは「テストステロン」と言われる男性ホルモンである。
自 分 次 第 で 増 や せ る 「 テ ス ト ス テ ロ ン 」
ホルモンと言うと、体の臓器に作用する物質と思ってしまうが、脳の中でも重要な役割を果たしている脳内物質でもある。他人に対して優位に立とうと思うのは、テストステロンの作用であり、さらに独占的、攻撃的な性格も作り出している。
もちろん性的な欲求が強くなるのもテストステロンの作用で、20歳をピークに次第にテストステロンは減ってきてしまう。男の更年期という言い方もされるが、60歳くらいから歳を感じるというのは、テストステロンの減少が影響している。
しかし、60歳になっても意外に若い頃と同じような生き方を通している若々しい男性もいる。実は、その生き方に大きく影響を受けるのもテストステロンである。テストステロンは年齢や個人で分泌される濃度に差がある。遺伝的な要因は50%くらいと言われていて、生活習慣によってテストステロンを増やす事も可能なのだ。
活 動 的 な 生 活 で 、 悪 循 環 に 立 ち 向 か う
それにはいくつかの方法がある。
1) 有 酸 素 運 動
ウォーキングのような、息苦しくならない程度の速度が有酸素運動として有効だろう。
2) 筋 ト レ
肥満になるとテストステロンが減少する。筋トレによって筋肉を増やすと同時に、脂肪を減らせればテストステロンは増える。
3) 女 性 に 会 う 機 会 を 増 や す
やはり異性からの刺激は重要である。年齢とともに若い人に会うチャンスが減ってしまうものだ。仲間内の飲み会だけではなく、若い女性が集まるパーティに無理をしてでも参加してみよう。
4) ス ポ ー ツ カ ー に 乗 る
スポーツカーに乗るとテストステロンが増えたという研究があり、外から見られるという意識がどうもプラスに働くようだ。スポーツカーのエンジン音がテストステロンを増やしたという研究もあるようで、ファミリーカーとか運転手付きの車では、ますますテストステロンを減らしてしまうかもしれない。
5) 大 豆 製 品 を 食 べ る
動物実験では、大豆を与えるとテストステロンが増えるという報告があり、健康食品でもある豆腐などは、やはり積極的に摂るべきだろう。
6) 亜 鉛
テストステロンを作るときに必要なものが亜鉛。亜鉛の多い食品として、牡蛎、カシューナッツ、アーモンド、ホタテなど。ナッツ類は摂りやすいので、普段から食べる習慣を持とう。
こうして考えてくると、テストステロンはいかに活動的な生活をしているかという事と関連性が強い。自分が歳だと思うと消極的な生活になって、悪循環の繰り返しになるという事だろう。しかし、生活習慣を変える事によって、脳の働きまで変える事が可能なのだ。
【 米 山 公 啓 (よねやま きみひろ)/プ ロ フ ィ ー ル 】
1952年山梨県生まれ。作家、神経内科医。元聖マリアンナ医科大学第2内科助教授。現在までに280冊以上を上梓。講演会、テレビ・ラジオ出演、テレビ番組企画・監修なども行う。日本老年学会評議員、日本脳卒中学会評議員、日本ブレインヘルス協会理事。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/miraigaku/20140922/416671/?n_cid=nbpbpn_tg
そして私が直感したことは、米山氏ご意見のなかで、①「自分次第で増やせるテストステロン」、②「活動的な生活で悪循環に立ち向かう」各項目ともに私たち「生涯現役」仲間の活動体験が大いに役立っているのではないかということです。
そのために、ぜひとも米山氏とも連携して “ 男が歳を取ってもダメにならない「生涯現役社会づくり」運動 ” の人生目標を該当者ご本人たちや雇用する企業経営者たちだけでなく、高齢社会対策に関心を抱く諸外国にも役立つよう、民産官学一体の国レベル国民啓発で、21世紀日本社会の上げ潮ムードを盛り上げたいものと存じます。
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男 が 歳 を 取 る と 、な ぜ ダ メ に な る の か
米 山 公 啓
脳 に 学 ぶ 経 営 戦 略
健 康 老 後 脳
ここで言う「ダメ」にはいろいろな意味がある。肉体的衰え、精神的な機能の低下、意欲の低下、いろいろな意味でダメになるという意味だ。無論、ダメにならない能力もあって、総合的な判断能力などは歳を取るほうが上がるとされる。
それほど大げさに考えなくとも、やはり若い頃に比べるとダメになったと感じる事は多いはずだ。そこで重要になってくるのは「テストステロン」と言われる男性ホルモンである。
自 分 次 第 で 増 や せ る 「 テ ス ト ス テ ロ ン 」
ホルモンと言うと、体の臓器に作用する物質と思ってしまうが、脳の中でも重要な役割を果たしている脳内物質でもある。他人に対して優位に立とうと思うのは、テストステロンの作用であり、さらに独占的、攻撃的な性格も作り出している。
もちろん性的な欲求が強くなるのもテストステロンの作用で、20歳をピークに次第にテストステロンは減ってきてしまう。男の更年期という言い方もされるが、60歳くらいから歳を感じるというのは、テストステロンの減少が影響している。
しかし、60歳になっても意外に若い頃と同じような生き方を通している若々しい男性もいる。実は、その生き方に大きく影響を受けるのもテストステロンである。テストステロンは年齢や個人で分泌される濃度に差がある。遺伝的な要因は50%くらいと言われていて、生活習慣によってテストステロンを増やす事も可能なのだ。
活 動 的 な 生 活 で 、 悪 循 環 に 立 ち 向 か う
それにはいくつかの方法がある。
1) 有 酸 素 運 動
ウォーキングのような、息苦しくならない程度の速度が有酸素運動として有効だろう。
2) 筋 ト レ
肥満になるとテストステロンが減少する。筋トレによって筋肉を増やすと同時に、脂肪を減らせればテストステロンは増える。
3) 女 性 に 会 う 機 会 を 増 や す
やはり異性からの刺激は重要である。年齢とともに若い人に会うチャンスが減ってしまうものだ。仲間内の飲み会だけではなく、若い女性が集まるパーティに無理をしてでも参加してみよう。
4) ス ポ ー ツ カ ー に 乗 る
スポーツカーに乗るとテストステロンが増えたという研究があり、外から見られるという意識がどうもプラスに働くようだ。スポーツカーのエンジン音がテストステロンを増やしたという研究もあるようで、ファミリーカーとか運転手付きの車では、ますますテストステロンを減らしてしまうかもしれない。
5) 大 豆 製 品 を 食 べ る
動物実験では、大豆を与えるとテストステロンが増えるという報告があり、健康食品でもある豆腐などは、やはり積極的に摂るべきだろう。
6) 亜 鉛
テストステロンを作るときに必要なものが亜鉛。亜鉛の多い食品として、牡蛎、カシューナッツ、アーモンド、ホタテなど。ナッツ類は摂りやすいので、普段から食べる習慣を持とう。
こうして考えてくると、テストステロンはいかに活動的な生活をしているかという事と関連性が強い。自分が歳だと思うと消極的な生活になって、悪循環の繰り返しになるという事だろう。しかし、生活習慣を変える事によって、脳の働きまで変える事が可能なのだ。
【 米 山 公 啓 (よねやま きみひろ)/プ ロ フ ィ ー ル 】
1952年山梨県生まれ。作家、神経内科医。元聖マリアンナ医科大学第2内科助教授。現在までに280冊以上を上梓。講演会、テレビ・ラジオ出演、テレビ番組企画・監修なども行う。日本老年学会評議員、日本脳卒中学会評議員、日本ブレインヘルス協会理事。