自称メールマガジンを発行して、天職で1億円を稼いだという某著者からのメルマガをご紹介します。彼が、お金、自己啓発、仕事について、心理学とマーケティングの側面から語る本格派メールマガジン・・・と銘打ち、投資家向けIT活用マガジンを出している以下内容は、ご本人は論理思考トレーニングと表現していますが、『生涯現役プロデューサー』仮ご登録された生涯現役実践家の皆様方には、果たしてどうご理解いただけるか、ご意見ある方からの積極的なご意向など承りたいと存じます。
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【〇〇〇〇氏のメルマガ内容】
  昨日メールマガジンを出したところ、とあるコーチの方から、このようなご質問を頂きました。「私は話が抽象的で、よくわからないと言われます。抽象的な話をわかりやすく伝えるには、どうすればよいのでしょうか?」
 
  その答えは、昨日のメールマガジンでも少し触れましたが、論理思考のトレーニングですよね。 抽象 ⇔ 具体 を行ったり来たりと、論理思考ができるようになればなるほどわかりやすく伝えられるようになります。

  ですが。ここでマーケティングの視点で考えて欲しいのは、そもそも、わかりやすく具体的な話をした方が、ビジネスとして正解なのか? ということですね。なぜ、この問いを掲げたかというと、それは、抽象的な話をして、集まってきてくれる方の方が顧客の質が高いからです。

  抽象的なメッセージを発してもお客さんになってくれるような人というのは、かなり頭が良い場合が多いです。逆に、非常に具体的な話をしないと買ってくれない顧客というのは、残念ながら、考えることが苦手な人です。

  これは、私のメールマガジンでもそうですね。私のメールマガジンは割りと抽象度が高めで、具体的な話があまり出てきません。もちろん、これはあえてやっています。ですので、このメールマガジンを何年も読み続けてくれる読者というのは、間違いなく平均よりも頭がいいでしょうね。

  先日、お金の心理学プログラムを販売した時も、ほとんど内容については話しませんでした。販売時に、「1ヶ月目には何を話して、2ヶ月目には何を話します・・・」と具体的な内容を伝えることもできたのですが、あえて伝えませんでした。

  情報が少ない中、意思決定できるような頭のいい人の方が結果を出しやすいからです。逆に言うと、私のセミナーには、情報起業家のお客さんにいるような、頭の悪そうなギャルとかヤンキーは来てくれません。(笑)

  むしろ、私のセミナーの参加者には、形而上学、宗教学、経済学について話してもついてきてくれる、頭のいい人が本当に多いです。

  もし、あなたがコーチやコンサルタントで、ビジネスの支援をするような仕事の場合、具体的に話しすぎて、顧客の質を下げてしまうと、結果を出せないクライアントがたくさん集まってしまう可能性もあります。

  高度なマーケティングの話になってしまうので、興味がない人はそれで結構なのですが、あなたが、伝えるメッセージの抽象度によって、来てくれるお客さんの上限と下限が自動的に決まってしまう、ということは知っておくといいと思います。

  具体的なメッセージを発信し続けていれば、頭のいいお客さんは去っていきますし、抽象的なメッセージを発信し続けていれば、頭のいいお客さんが来てくれる、ということです。