本6月19日(木)午前11時開催の研究会は、伊藤紘一、葉倉峰雄、東瀧邦次、和田晃一(50音順)4氏が参集し、葉倉氏提案の「シニア起業支援ビジネスモデル」の具現化に付き、『生涯現役社会づくり』推進の立場に立って討議しました。
  その論議の過程で先月理事会で合意された、私たち生涯現役仲間の絆プロジェクトづくりを志向する日本生涯現役推進協議会恒例主催フォーラムを、本年11/8後半イベントから改称する第21回:『生涯現役SUMMIT』企画案と、高齢者職域開拓モデル事業・2014年度応募事項とを関連付けしたビジネスモデルが、より効果的だとの結論に到りました。
  そこでこの際、葉倉氏の提案内容も、月例開催:生涯現役シリーズ塾も活用した「シニア起業・再就業支援プログラム」へと意欲的な参加者協働改善策を加え、定年退職予定者の多い都心大企業人事部への売り込みを目論むことに企画改革します。
  そのために早速明日から行動開始で、都庁産業労働局創業支援や福祉労働局高齢社会対策窓口などへの接点づくりに、東瀧・葉倉両名が訪問して『生涯現役プロデユーサー』登録制度による『生涯現役社会づくり』推進役の役割説明なども行うことにしました。
  2003年2月有限会社勇元を創業後、ベンチャー起業家たちの支援に積極的な伊藤氏、シニア再就業の雇用事業で協働体制の和田氏も具体的連帯活動でこれからのライフ・ベンチャー流起業・就業展開活動を推進する生涯現役SUMMIT・シニア職域開拓モデル事業企画推進に頑張りたいと存じます。
  ご関心ある生涯現役仲間の意欲的なプロジェクト参加提言を期待しておりますが、ご参考までに強力助っ人役を引き受ける伊藤絋一氏の(有)勇元創設時の日刊産業新聞記事を下記転載紹介します。
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【日刊産業新聞 2003年1月21日】
    ベ  ン  チ  ャ  ー  起  業  家  支  援  へ
                     阪和興業の伊藤紘一・環境事業推進室長
  阪和興業の伊藤紘一。環境事業推進室長が今月末、定年退職を迎えるのに際し、2月5日付で「有限会社勇元」(YOU GAIN )を設立. ベンチャー起業家支援に乗り出す。
  伊藤氏は大阪府豊中市出身.・京大で冶金学を修め(修士課程修了)、68年日本軽金藤に入社.95 年から2年間、JRCM (金属系材料研究開発センター) 出向を経て、同社退社。97年4月、阪和興業に入社、環境リサイクル事業という阪和として未開拓の事業開発に手腕を発揮した。
  日軽金ではアルミろう付け技術「NOCO LOCK」を世界で初めて開発、実用化に成功。また、日本蓄電器工業と共同で「アルミ電解コンデンサー箔処理事業」を立ち上げ、世界最大シェア(年商250億円規模)に成長させている。さらに、「熱交換器用プレコートフィン材」を業界で初めて実用化、アジアで多数、子会社が活動中。
JRCMでは、共同研究「アルミサイクルNEDOプロジェクト」、「金属材料LCA(ライフサイクルアセスメント)研究会」などにかかわった。
  阪和入社後は、環境事業推進室の責任者として、OA機器・什諄備品リユース&リサイクル事業、ダイオキシン類無審化事業、廃プラ再利用事業(コークス炉原料、輸出等)など、多くの新事業を開発。大学卒業以来、一貫して事業創出、新機軸の考案。発掘に努めてきた。
  新会社は、そうした経歴をフルに生かすことができるベンチャー企業、ベンチャー起業家を支援するコンサルタント業.ユーザーの立ち上がり段階では、フリーサービス、いわば″出世払い″でサポートする。豊富な人脈を駆使し、着眼の角度を少し変えた「北北西理論」をもって支援する。