昨6/5日付「神奈川新聞/カナロコ(News & Community )カルチャー」欄に下記のような生涯現役実践家の活動記事サイトがありましたので、ご参考までに『生涯現役プロデューサー』仮登録皆様方に転載ご紹介します。ご興味ある方はどうか次日曜日までにご見学されるようご案内いたします。
【ご紹介URL = http://www.kanaloco.jp/article/72484/cms_id/84540
----------------------------------------------------------------------------------------------------
  画 歴 7 0 年 「 生 涯 現 役 」 一 瀬 さ ん  が、
     8  日  ま  で  横  須  賀  で  個  展  
         正 方 形 に 抽 象 の 世 界 描 く  2014.06.05 03:00:00

 横須賀市小川町の一瀬繁彦さん(83)の個展がギャラリーフルート(同市日の出町)で開かれている。画歴約70年の大ベテラン。生涯現役を掲げ、正方形を題材にした抽象画約20点を発表している。

 1931年、新潟県長岡市生まれ。横須賀学院(同市稲岡町)で美術教師として約30年間教壇に立った経歴の持ち主だ。

 10代半ばだった戦時中、戦火を避けるため岐阜県大垣市の親元を離れ、青森県弘前市の叔母の自宅に疎開し、高校まで学んだ。下宿先には、病気療養をしながらプロの画家を目指していた20代後半の男性2人も住んでおり、緻密に描かれた人物画などを見る中で絵の魅力に引き込まれていった。

 高校卒業と同時に、大垣市に戻り小学校の教師を務め、20代半ばで多摩美術大学(東京都世田谷区)美術学部に1期生として入学した。戦後から約8年が過ぎてはいたが、物が貴重な時代。「専用の木炭で絵を描く際、消しゴム代わりに食パンを使うのですが、もったいなくて黒くなったパンを食べていました」と振り返る。

 大学卒業後は横須賀学院で働く傍ら、都内を中心に個展を開催。以来、定期的に作品を発表してきた。

 同ギャラリーでの個展は昨春に続き2回目。毎日2~3時間机に向かい、過去1年間に制作してきた作品を飾る。黒をベースとした作品が多く、画材にはアクリルや色鉛筆が用いられている。美しさを感じるという正方形を大きさを変えケント紙などに表現した。「死ぬまで描き続けたい。同世代の方に、見に来てほしい」と話している。

 8日まで。入場無料。午前11時~午後5時。問い合わせは同ギャラリー電話090(6935)5677。
【神奈川新聞】