第1回大阪外大OBのガンガ会に参加して?
2004年7月5日 7月4日(日)・5日(月)の両日、岡山県鷲羽ハイランドホテルで卒業後45年振りの再会を存分に楽しむことができました。参集者は荒木、岡田、樫村、田下、高村、近沢、友金、西川(以下敬称略)と私の計9名。ご案内幹事役からの“青雲の志を懐きて入学以来、夢砕かれ40ウン年……。古希目前にて、いまだ迷い覚めずの日々。盃を交わし、積年の想いを語らざるは是、痛惜の至りとならんや。”には、大いに心そそられました。
道中の往復新幹線車中を終始友金、京都から同乗の西川を交えての会話も互いの人生哲学を前向きに語り合え、当初懸念した昔話の繰言が皆無だったことに、今回の久闊の喜びを味わえた原点があると実感しました。元新聞記者で大阪外大OB山岳部会長の西川が全員に配布した昨秋の講演原稿の中の一部から、次の文章が目にとまりました。
(前略)体育大学の先生から、こんな話を聞きました。人間も動物の仲間ですから、読んで字のごとく元々動くようにできている物だというのです。動くという字は「重たい」という字と「力」という字から出来ている。これを別々に読みますと、動くという字は「重力」と読むことが出来ますね。この重力の働きによって人間は立っていることも出来るし、歩くことも出来ます。動くという字はそのような字なのです。美味しい物を食べて、綺麗な洋服を着れば気分も良く、気持ちも晴れてきます。ところが、本当の気持ちが晴れない部分が身体にあるのだそうです。
それはどこかと言いますと、「足」なのです。足という字の上の部分は身体の胴体です。下の部分は「止まる」という字。つまり、足とは「胴体が止まっている」状態を示しているのだそうです。しかし、止まるということは、次にいつでも動く事が出来るということでもあるのです。そして、次に「歩く」という字。これは「止まる」という字と『少ない』という字から出来ていまして、「歩く」という字は、止まることが少ないことを意味していると仰るのですね。歩いて足が満たされると「満足」することになります。足は動物の移動装置ですから、この装置が良く動かなくなると、人間は満足できない。ざっと、こんなお話だったのですが、元々人間は歩いたり、走ったり、身体を動かすことが欠かせないような仕組みに出来ているということ、また、そうすることが健康を維持する上で非常に大切なことであることを、実に上手くお話されました。(後略)つづく
道中の往復新幹線車中を終始友金、京都から同乗の西川を交えての会話も互いの人生哲学を前向きに語り合え、当初懸念した昔話の繰言が皆無だったことに、今回の久闊の喜びを味わえた原点があると実感しました。元新聞記者で大阪外大OB山岳部会長の西川が全員に配布した昨秋の講演原稿の中の一部から、次の文章が目にとまりました。
(前略)体育大学の先生から、こんな話を聞きました。人間も動物の仲間ですから、読んで字のごとく元々動くようにできている物だというのです。動くという字は「重たい」という字と「力」という字から出来ている。これを別々に読みますと、動くという字は「重力」と読むことが出来ますね。この重力の働きによって人間は立っていることも出来るし、歩くことも出来ます。動くという字はそのような字なのです。美味しい物を食べて、綺麗な洋服を着れば気分も良く、気持ちも晴れてきます。ところが、本当の気持ちが晴れない部分が身体にあるのだそうです。
それはどこかと言いますと、「足」なのです。足という字の上の部分は身体の胴体です。下の部分は「止まる」という字。つまり、足とは「胴体が止まっている」状態を示しているのだそうです。しかし、止まるということは、次にいつでも動く事が出来るということでもあるのです。そして、次に「歩く」という字。これは「止まる」という字と『少ない』という字から出来ていまして、「歩く」という字は、止まることが少ないことを意味していると仰るのですね。歩いて足が満たされると「満足」することになります。足は動物の移動装置ですから、この装置が良く動かなくなると、人間は満足できない。ざっと、こんなお話だったのですが、元々人間は歩いたり、走ったり、身体を動かすことが欠かせないような仕組みに出来ているということ、また、そうすることが健康を維持する上で非常に大切なことであることを、実に上手くお話されました。(後略)つづく
日本交流分析協会関東支部年次大会ご案内
2004年7月3日 「あなた、どう生きますか? 充実の3時間半です!」とアピールした標記日本交流分析協会関東支部第6回年次大会のご案内がありましたので、下記の通りご紹介させていただきます。
**************************************************
第6回年次大会統一スローガン
“TA”していますか? 「心のバランス、豊かな人生」
特別講演:田島信元先生
生涯発達から見た成人期、中年期の発達と課題
日本交流分析協会 関東支部
第6回年次大会運営委員会
(委員長 一柳 起誉)
会員の皆様、ご連絡が遅くなりましたが支部年次大会を7月11日(日)に開催します。今春の本部年次大会で大変好評だった田島先生に再度、ご講演をお願いしました。今春の基調講演では参加者の多くが息を呑む、大変素晴らしいご講演をいただきました。ところが、後半やや時間不足になり「もう少しゆっくり聞きたかった」という声が多数きかれました。
そこで関東支部の大会の席上、再度お願いして「もっと詳しく」後半をお伺いするということにしたものです。ご多忙な先生に重ねてのお願いになり、大変恐縮しながらお願いしたのですが、先生は快くお聞き届けくださいました。
皆様、おおいに期待してぜひご参加ください。発達心理学の第一人者としての先生から、途中休憩をはさみながら、たっぷり3時間半にわたり、お考えをお話しいただきます。(会員の皆様には、できれば、先生のご著書を事前にお読みいただいて、質問がたくさんでることを期待しています。)
日 時:平成16年7月11日(日)
受付開始:12時半、開会 午後1時 閉会 午後5時
午後5時半から「ストローク・パーティ」(別料金)3000円
会 場;女性と仕事の未来館 4階ホール
港区芝5−35−3 電話 03−5444−4151
JR[田町]駅下車4分。都営地下鉄「三田」駅A1出口1分
品川寄りの京浜第一国道沿いです。
費 用:3000円 (協会会員 非会員は4000円)
7月5日までにお申し込みください。
先生のご紹介(本部年次大会パンフレットから転載)
講師:田島 信元 先生 (東京外国語大学外国語学部)
総合文化講座心理学研究室教授
日本発達心理学会常任理事)
1946年福岡生まれ、
1971年東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒業、
1974年東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻修士課程終了、
1974年北海道大学教育学部発達心理学講座助手、
1984年東京外国語大学外国語学部総合文化講座心理学研究室助教授
1992年同大学教授
1997年博士(人間科学)大阪大学
著書
「発達心理学入門?、?」(共著、東京大学出版会1990)
「発達心理学ハンドバック」(共編著、福村出版1992)
「育児とことばの発達心理学」(共著、ラボ教育センター2000)
「社会相互交渉と子どもの人格発達」(単著、多賀出版2000)
「認知発達とその支援」(共編著、ミネルヴァ書房2002)
「共同行為としての学習・発達」(単著、金子書房2003)
●お振込みは7月5日までに下記口座へ、郵便振替は到着まで約1週間かかりますので、間際にお振込みの方は、確認のために振込み控えの「半券」をご持参ください。
郵便振込口座 00160−5−555866 日本交流分析協会 関東支部
●申込用紙
該当するもの○印してください。
送信先 FAX 03−3295−6512
氏 名 日本交流分析協会 会員 非会員
ご住所
電 話 Eメール
領収書 必要 不要 送り先
ストロークパーティ 参加 不参加 (会費3000円)
○お申し込み・お問い合わせ先
○NPO法人日本交流分析協会 関東支部
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-19-21橋ビル4階
Tel 03−3295−6511 Fax 03−3295−6512
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第6回年次大会統一スローガン
“TA”していますか? 「心のバランス、豊かな人生」
特別講演:田島信元先生
生涯発達から見た成人期、中年期の発達と課題
日本交流分析協会 関東支部
第6回年次大会運営委員会
(委員長 一柳 起誉)
会員の皆様、ご連絡が遅くなりましたが支部年次大会を7月11日(日)に開催します。今春の本部年次大会で大変好評だった田島先生に再度、ご講演をお願いしました。今春の基調講演では参加者の多くが息を呑む、大変素晴らしいご講演をいただきました。ところが、後半やや時間不足になり「もう少しゆっくり聞きたかった」という声が多数きかれました。
そこで関東支部の大会の席上、再度お願いして「もっと詳しく」後半をお伺いするということにしたものです。ご多忙な先生に重ねてのお願いになり、大変恐縮しながらお願いしたのですが、先生は快くお聞き届けくださいました。
皆様、おおいに期待してぜひご参加ください。発達心理学の第一人者としての先生から、途中休憩をはさみながら、たっぷり3時間半にわたり、お考えをお話しいただきます。(会員の皆様には、できれば、先生のご著書を事前にお読みいただいて、質問がたくさんでることを期待しています。)
日 時:平成16年7月11日(日)
受付開始:12時半、開会 午後1時 閉会 午後5時
午後5時半から「ストローク・パーティ」(別料金)3000円
会 場;女性と仕事の未来館 4階ホール
港区芝5−35−3 電話 03−5444−4151
JR[田町]駅下車4分。都営地下鉄「三田」駅A1出口1分
品川寄りの京浜第一国道沿いです。
費 用:3000円 (協会会員 非会員は4000円)
7月5日までにお申し込みください。
先生のご紹介(本部年次大会パンフレットから転載)
講師:田島 信元 先生 (東京外国語大学外国語学部)
総合文化講座心理学研究室教授
日本発達心理学会常任理事)
1946年福岡生まれ、
1971年東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒業、
1974年東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻修士課程終了、
1974年北海道大学教育学部発達心理学講座助手、
1984年東京外国語大学外国語学部総合文化講座心理学研究室助教授
1992年同大学教授
1997年博士(人間科学)大阪大学
著書
「発達心理学入門?、?」(共著、東京大学出版会1990)
「発達心理学ハンドバック」(共編著、福村出版1992)
「育児とことばの発達心理学」(共著、ラボ教育センター2000)
「社会相互交渉と子どもの人格発達」(単著、多賀出版2000)
「認知発達とその支援」(共編著、ミネルヴァ書房2002)
「共同行為としての学習・発達」(単著、金子書房2003)
●お振込みは7月5日までに下記口座へ、郵便振替は到着まで約1週間かかりますので、間際にお振込みの方は、確認のために振込み控えの「半券」をご持参ください。
郵便振込口座 00160−5−555866 日本交流分析協会 関東支部
●申込用紙
該当するもの○印してください。
送信先 FAX 03−3295−6512
氏 名 日本交流分析協会 会員 非会員
ご住所
電 話 Eメール
領収書 必要 不要 送り先
ストロークパーティ 参加 不参加 (会費3000円)
○お申し込み・お問い合わせ先
○NPO法人日本交流分析協会 関東支部
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-19-21橋ビル4階
Tel 03−3295−6511 Fax 03−3295−6512
6月30日開催の記念フォーラムに参加して
2004年7月2日 一昨6月30日(水)創設記念の『21世紀 生涯現役の時代 来る!』情報交流会フォーラムを関係者ご一同のご尽力と、生涯現役をめざす230名もの情熱的な参会者のご協力で、新たな船出をした当「日本生涯現役推進協議会」のWebサイト掲示板に、早速ご出席された水本様からご帰宅後、昨日早朝、深夜のメールで次の投書がありましたのでご紹介したいと存じます。
このフォーラムについてのご感想やご意見を他のご出席者からもいろいろと承われると有難いと願っております。
**************************************************
有難うございました。
投稿者:水本 貴雄 投稿日:2004/07/01(Thu) 01:17 No.17
本日の「記念フォーラム」に参加させて頂きました。
6名のパネリストの方々お一人お一人のお話を、印象深く聴くことが出来ました。
特に、高齢化・少子化社会へ突き進む中での「世代対立の時代」(蓮井昌雄様)、60歳を超えてからの20年間の「自由時間は7万時間」(鈴木絹英様)、そして高齢者が若者を助ける時代にも高齢者に「甘えてはいけない!」と一喝する(岡本良夫様)等々、日本でこれから”生涯現役”を掲げて生きていく難しさを、感じてしまいます。
パネリスト6名の方々に、それぞれの立場でされている事業で”高齢者と若い方との共存”はどのように行われてきたかを、お聞きしてみたかったのですが、限られた時間では難しいようでした。
岡本様が言われる「日本が日本で無くなる」また「家族の絆が無くなる」という危機感は、更に悲鳴のような叫びに聴こえます。
私も最近、先ず”聴くこと”、”見つめること”そして相手の”心をしること”を感じております。
参加させていただき、有難う御座いました。
**************************************************
この掲示板を管理する立場から、水本様に下記ご返事を書かせていただきました。
* * * * * * * * * * * *
Re: 有難うございました。 管理人 - 2004/07/02(Fri) 00:25 No.19
水本 貴雄様
記念「フォーラム」へのご参加、本当に有難うございました。若い世代との協働活動の情報をパネリストから得たいとのご期待で参加されながら、初めての試みとはいえご期待に十分添えなかったことは申し訳ありません。
時間さえ許せば、そのことに触れていただくことも可能だったと思いますので、今後の貴重なご参考意見として受け止めさせていただくとともに、現役中年/若年世代と心身にゆとりあるシニア層との協働事例はまだ僅かですが、徐々に生まれつつあります。
当日本生涯現役推進協議会を誕生させたのも、できるだけ有益な生涯現役実践情報をネット化して、多くの人たちの参考にしていただくことでもあります。また、私たちは長年試行錯誤した体験で、個々の生涯現役事例に止まらない、もっとシステマチックな機能を活かせる事例を日本社会が生み出せる環境になりつつあると確信して研究中ですので、ご興味があれば、ぜひ私たちとの共同研究をなさいませんか!
水本さんの謙虚に他者から学ばれる真摯な姿勢に敬服しております。
このフォーラムについてのご感想やご意見を他のご出席者からもいろいろと承われると有難いと願っております。
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有難うございました。
投稿者:水本 貴雄 投稿日:2004/07/01(Thu) 01:17 No.17
本日の「記念フォーラム」に参加させて頂きました。
6名のパネリストの方々お一人お一人のお話を、印象深く聴くことが出来ました。
特に、高齢化・少子化社会へ突き進む中での「世代対立の時代」(蓮井昌雄様)、60歳を超えてからの20年間の「自由時間は7万時間」(鈴木絹英様)、そして高齢者が若者を助ける時代にも高齢者に「甘えてはいけない!」と一喝する(岡本良夫様)等々、日本でこれから”生涯現役”を掲げて生きていく難しさを、感じてしまいます。
パネリスト6名の方々に、それぞれの立場でされている事業で”高齢者と若い方との共存”はどのように行われてきたかを、お聞きしてみたかったのですが、限られた時間では難しいようでした。
岡本様が言われる「日本が日本で無くなる」また「家族の絆が無くなる」という危機感は、更に悲鳴のような叫びに聴こえます。
私も最近、先ず”聴くこと”、”見つめること”そして相手の”心をしること”を感じております。
参加させていただき、有難う御座いました。
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この掲示板を管理する立場から、水本様に下記ご返事を書かせていただきました。
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Re: 有難うございました。 管理人 - 2004/07/02(Fri) 00:25 No.19
水本 貴雄様
記念「フォーラム」へのご参加、本当に有難うございました。若い世代との協働活動の情報をパネリストから得たいとのご期待で参加されながら、初めての試みとはいえご期待に十分添えなかったことは申し訳ありません。
時間さえ許せば、そのことに触れていただくことも可能だったと思いますので、今後の貴重なご参考意見として受け止めさせていただくとともに、現役中年/若年世代と心身にゆとりあるシニア層との協働事例はまだ僅かですが、徐々に生まれつつあります。
当日本生涯現役推進協議会を誕生させたのも、できるだけ有益な生涯現役実践情報をネット化して、多くの人たちの参考にしていただくことでもあります。また、私たちは長年試行錯誤した体験で、個々の生涯現役事例に止まらない、もっとシステマチックな機能を活かせる事例を日本社会が生み出せる環境になりつつあると確信して研究中ですので、ご興味があれば、ぜひ私たちとの共同研究をなさいませんか!
水本さんの謙虚に他者から学ばれる真摯な姿勢に敬服しております。
『高齢社会NGO連携協議会』7月事務局報告
2004年7月1日 『高連協事務局ニュース』7月号を下記にご紹介します。
************************************************
1.本年度事業・活動が本格始動しました
5月26日(水)に開催した「樋口・堀田代表と語ろうフォーラム」を皮切りとして各委員会の活動が始動しました。秋口の9月から10月にかけては恒例の「高齢社会研究セミナー」や「オピニオン会員アンケート調査と提言」、昨年に引き続き「高年齢者雇用フェスタへの参加」など予定が目白押しで、そのための委員会ミーティングが始まっています。今年度役員会では当初から各委員会メンバーは固定的なものではなく自発的な参入を大歓迎して活動の幅と新しさを増すことで合意しています。会員団体からの意欲的な参加と提言をお願いします。
7月12日(月)13時30分〜15時 「雇用フェスタ」高連協企画のコンセプト案討議
7月12日(月)15時より オピニオン会員アンケート調査の内容に関する意見交換
場所はいずれも新事務局会議室です。
2.人材活性化情報交流会フォーラムが開催されました
高連協人材活性化委員会は、日本生涯現役推進協議会の発足を記念して開催された「21世紀 生涯現役の時代 来たる!」と題するフォーラム(6月30日(水)18時30分〜20時45分、於 シニアワーク東京 地下大講堂)を共催しました。参加者は220余名になんなんとし、急遽通路に椅子席を増やして対応するほどの盛会でした。
(財)日本人材紹介事業協会会長の江島優氏の講演と心のふるさとを歌う会代表の高橋育郎氏指導による「生涯現役音頭」の合唱の後、「生涯現役を貫くためには…」というテーマでのパネルディスカッションが行われました。高連協専務理事の吉田成良さん、監事の若林健市さん、ホールファミリー協会理事長の鈴木絹英さん、ブレインズバンク顧問の石川 昭さん、多摩ヒューマンネットワーク代表の岡本良夫さん、東京健康倶楽部理事長の蓮井昌雄さんの6名がパネラーで、高連協理事・ライフベンチャークラブ代表の東瀧邦次さんが司会して熱心なディスカッションが行われました。
特に各パネラーの人生経験、生き様に基づいた意見は迫力あるものであり、全体は「高齢という枠に甘ったれず、少なくとも75歳、80歳までは健康と生きがいを大切にして、活躍の選択肢を自ら作り出しつつ社会的役割を担う、それをビジブルなものとして実現する」のが21世紀の生涯現役である、というようにまとめられます。
司会の東瀧さんからは当日の日経朝刊の記事「団塊世代の定年退職によってGDPが16兆円減少する」が紹介されましたが、このフォーラムの議論が現実の社会参加、社会的活動となって社会の活力をむしろ支え、促進することを是非期待したいものです。
3.新入会員のおしらせ
(財)アジア人口・開発協会(理事長:中山太郎氏、常務理事:尾崎美千生氏)が新たに入会しました。
4.高連協役員会の報告
第3回高連協役員会が次の通り開催されました。
? 日時 04年6月25日 (水)15時〜17時45分
? 場所 高連協事務局 会議室
? 議事
1.報告事項
(1)「樋口・堀田代表と語ろうフォーラム」開催報告
(2)新入会員団体紹介
2.情報交流会の今後の進め方
3.高連協事業と各委員会の今後の進め方
(1)高齢社会研究セミナー
(2)オピニオン会員調査
(3)雇用フェスタ
(4)日米市民交流会
5.次回高連協役員会
? 日時 04年7月12日(月)10時〜12時
? 場所 高連協事務局(エイジング総合研究センター内)会議室
? 議事
1.今後の高連協委員会運営について
2.その他
************************************************
1.本年度事業・活動が本格始動しました
5月26日(水)に開催した「樋口・堀田代表と語ろうフォーラム」を皮切りとして各委員会の活動が始動しました。秋口の9月から10月にかけては恒例の「高齢社会研究セミナー」や「オピニオン会員アンケート調査と提言」、昨年に引き続き「高年齢者雇用フェスタへの参加」など予定が目白押しで、そのための委員会ミーティングが始まっています。今年度役員会では当初から各委員会メンバーは固定的なものではなく自発的な参入を大歓迎して活動の幅と新しさを増すことで合意しています。会員団体からの意欲的な参加と提言をお願いします。
7月12日(月)13時30分〜15時 「雇用フェスタ」高連協企画のコンセプト案討議
7月12日(月)15時より オピニオン会員アンケート調査の内容に関する意見交換
場所はいずれも新事務局会議室です。
2.人材活性化情報交流会フォーラムが開催されました
高連協人材活性化委員会は、日本生涯現役推進協議会の発足を記念して開催された「21世紀 生涯現役の時代 来たる!」と題するフォーラム(6月30日(水)18時30分〜20時45分、於 シニアワーク東京 地下大講堂)を共催しました。参加者は220余名になんなんとし、急遽通路に椅子席を増やして対応するほどの盛会でした。
(財)日本人材紹介事業協会会長の江島優氏の講演と心のふるさとを歌う会代表の高橋育郎氏指導による「生涯現役音頭」の合唱の後、「生涯現役を貫くためには…」というテーマでのパネルディスカッションが行われました。高連協専務理事の吉田成良さん、監事の若林健市さん、ホールファミリー協会理事長の鈴木絹英さん、ブレインズバンク顧問の石川 昭さん、多摩ヒューマンネットワーク代表の岡本良夫さん、東京健康倶楽部理事長の蓮井昌雄さんの6名がパネラーで、高連協理事・ライフベンチャークラブ代表の東瀧邦次さんが司会して熱心なディスカッションが行われました。
特に各パネラーの人生経験、生き様に基づいた意見は迫力あるものであり、全体は「高齢という枠に甘ったれず、少なくとも75歳、80歳までは健康と生きがいを大切にして、活躍の選択肢を自ら作り出しつつ社会的役割を担う、それをビジブルなものとして実現する」のが21世紀の生涯現役である、というようにまとめられます。
司会の東瀧さんからは当日の日経朝刊の記事「団塊世代の定年退職によってGDPが16兆円減少する」が紹介されましたが、このフォーラムの議論が現実の社会参加、社会的活動となって社会の活力をむしろ支え、促進することを是非期待したいものです。
3.新入会員のおしらせ
(財)アジア人口・開発協会(理事長:中山太郎氏、常務理事:尾崎美千生氏)が新たに入会しました。
4.高連協役員会の報告
第3回高連協役員会が次の通り開催されました。
? 日時 04年6月25日 (水)15時〜17時45分
? 場所 高連協事務局 会議室
? 議事
1.報告事項
(1)「樋口・堀田代表と語ろうフォーラム」開催報告
(2)新入会員団体紹介
2.情報交流会の今後の進め方
3.高連協事業と各委員会の今後の進め方
(1)高齢社会研究セミナー
(2)オピニオン会員調査
(3)雇用フェスタ
(4)日米市民交流会
5.次回高連協役員会
? 日時 04年7月12日(月)10時〜12時
? 場所 高連協事務局(エイジング総合研究センター内)会議室
? 議事
1.今後の高連協委員会運営について
2.その他
生涯現役推進活動について6月行動を総括
2004年6月30日 昨年11月から当『日本生涯現役推進協議会』(略称:生涯現役協)設立の準備を始めてから、本当に月日の経つのは速いもので、8ヶ月がアッという間に過ぎた感じです。その間の少子・高齢化社会の進み具合も、予想を一段と下に超した特殊出生率が、1.29に割り込んだだけではありません。
本日の日経新聞朝刊によると、財務省財務総合政策研究所が昨日の報告書発表で、「団塊世代の大量定年退職」が日本経済に与える大きな影響力を及ぼすと危惧しています。現行の定年制を維持した場合、労働力人口の減少などで実質国民総生産(GDP)は2010年度に約16兆円減り、首都圏の賃貸ビル市況も都内の会社員が2010年までの10年間に4.7%減少し、延べ床面積で丸ビル21棟分の需要減を招く予測となっています。
反面、高給与所得者の引退で企業業績は改善する他、旺盛な消費意欲の高まりが期待できる好影響もありえますが、何よりも高齢者層の就業拡大やエイジレス社会制度への見直しという、まさに私たちが推進する「生涯現役社会づくり」の必要性に迫られていることは確実です。
そのために本日開催された『日本生涯現役推進協議会』発足記念/高連協『人材活性化情報交流会』フォーラムは、基調講演・パネルディスカッション両面で参加者ご一同の方々と協働して、これからの「生涯現役社会づくり」運動を促進する新たな決意表明と、まず自らの実践活動の第一歩を踏み出した記念すべき日です。
6月の実践行動は、このフォーラム準備に日夜僅か数名の少人数で没頭に明け暮れましたが、お陰様で朝日・日経・読売各全国紙や地方紙マスコミのPRご協力も得られ、朝方の悪天候も午後の晴天で230〜240名に達する参会者があったことを主催者として深く感謝しております。
有難いことに、今回の生涯現役協立上げのためのフォーラム開催を含め、昨秋のナレッジバンク登録同期生のBさんが実に極めの細かい事務局補佐役としてご協力をいただいたり、実行委員長の奥方や受付けでご活躍いただいたHさんには、本当に頭の下がる思いで一杯です。
何よりも何回にもわたって開催準備した発起人会での下準備があればこそ、江島会長はじめ発起人から理事として生涯現役協を支えてくださる皆様に基調講演やパネラーを無報酬でご奉仕いただくことができたことなど、昨年来からの行動を総括していえるのは、唯深謝あるのみです。
本日の日経新聞朝刊によると、財務省財務総合政策研究所が昨日の報告書発表で、「団塊世代の大量定年退職」が日本経済に与える大きな影響力を及ぼすと危惧しています。現行の定年制を維持した場合、労働力人口の減少などで実質国民総生産(GDP)は2010年度に約16兆円減り、首都圏の賃貸ビル市況も都内の会社員が2010年までの10年間に4.7%減少し、延べ床面積で丸ビル21棟分の需要減を招く予測となっています。
反面、高給与所得者の引退で企業業績は改善する他、旺盛な消費意欲の高まりが期待できる好影響もありえますが、何よりも高齢者層の就業拡大やエイジレス社会制度への見直しという、まさに私たちが推進する「生涯現役社会づくり」の必要性に迫られていることは確実です。
そのために本日開催された『日本生涯現役推進協議会』発足記念/高連協『人材活性化情報交流会』フォーラムは、基調講演・パネルディスカッション両面で参加者ご一同の方々と協働して、これからの「生涯現役社会づくり」運動を促進する新たな決意表明と、まず自らの実践活動の第一歩を踏み出した記念すべき日です。
6月の実践行動は、このフォーラム準備に日夜僅か数名の少人数で没頭に明け暮れましたが、お陰様で朝日・日経・読売各全国紙や地方紙マスコミのPRご協力も得られ、朝方の悪天候も午後の晴天で230〜240名に達する参会者があったことを主催者として深く感謝しております。
有難いことに、今回の生涯現役協立上げのためのフォーラム開催を含め、昨秋のナレッジバンク登録同期生のBさんが実に極めの細かい事務局補佐役としてご協力をいただいたり、実行委員長の奥方や受付けでご活躍いただいたHさんには、本当に頭の下がる思いで一杯です。
何よりも何回にもわたって開催準備した発起人会での下準備があればこそ、江島会長はじめ発起人から理事として生涯現役協を支えてくださる皆様に基調講演やパネラーを無報酬でご奉仕いただくことができたことなど、昨年来からの行動を総括していえるのは、唯深謝あるのみです。
『生涯現役社会産学公推進協議会』設立総会
2004年6月29日 6月7日(月)付当日記でご紹介した“山口県「生涯現役社会づくり」近況ご報告”における【やまぐち生涯現役通信】の冒頭部分で、「生涯現役社会産学公推進協議会」設立総会が予告されていました。その「生涯現役社会産学公推進協議会」の設立総会が明30日(水)の午後、二井山口県知事を来賓に招き、開催される模様です。
その記者発表用に公表されるマスコミへのプレスリリースが、手元にメールで届けられましたので、以下にその内容をご案内申し上げます。〔偶然とはいえ、東京での私たちが主催する『日本生涯現役推進協議会』発足記念フォーラムの開催当日と同日になりました。〕
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1 件 名 「生涯現役社会産学公推進協議会」(しょうがいげんえきしゃかいさんがくこうすいしんきょうぎかい) 設立総会の開催について
2 目 的 「高齢者の世紀」といわれる21世紀にあっては、高齢者を豊かな能力と意欲を持つ者としてとらえ、その豊富な知識や経験、技能等を活かし、生涯を通じて社会参加の積極的な推進が図られるよう、高齢者に対するものはもとより、中高年からの老後に備えた取組をも含めた総合的な取組を展開していくことが重要である。
このため、すべての県民が高齢期を迎えても、健やかで自立した生活を送り、仕事やボランティア活動、生涯学習・スポーツなど、さまざまな分野でいきいきと活躍できる「生涯現役社会」の実現に向け、産学公連携のもと一体となって、全権的・総合的な運動の展開を図るため、生涯現役社会産学公推進協議会(以下「推進協議会」という。)を設置する。
3 主 催 山口県・山口県社会福祉協議会
4 開催期日 平成16年(2004年)6月30日(水)13時30分から15時まで
5 会 場 「ホテルかめ福」山口市湯田温泉 4-5-2 TEL(083)922-7000
6 日 程 1 開会挨拶 山口県社会福祉協議会 会長 松 尾 英 治 (まつお えいじ)
2 来賓挨拶 山口県知事 二 井 関 成 (にい せきなり)
3 生涯現役社会づくりの推進について
4 生涯現役社会産学公推進協議会について
(1) 推進協議会の設立について
(2) 会長選任等について
(3) 推進協議会の取組について
5 事例紹介
(1) 調査報告
「生涯現役社会づくりに関する県民意識について」
山口県立大学 社会福祉学部 教授 高野和良 (たかの かずよし)
(2) 事例発表
生涯現役推進に向けた活動の取組について 「装束ボランティアの会について」
装束ボランティアの会 会長 村岡 恒信 (むらおか つねのぶ)
7 問合せ先 山口県老人福祉施設協議会
〒753-0072 山口市大手町 9-6 山口県社会福祉会館 内
TEL (083)928-2385・FAX (083)928-2387
その記者発表用に公表されるマスコミへのプレスリリースが、手元にメールで届けられましたので、以下にその内容をご案内申し上げます。〔偶然とはいえ、東京での私たちが主催する『日本生涯現役推進協議会』発足記念フォーラムの開催当日と同日になりました。〕
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1 件 名 「生涯現役社会産学公推進協議会」(しょうがいげんえきしゃかいさんがくこうすいしんきょうぎかい) 設立総会の開催について
2 目 的 「高齢者の世紀」といわれる21世紀にあっては、高齢者を豊かな能力と意欲を持つ者としてとらえ、その豊富な知識や経験、技能等を活かし、生涯を通じて社会参加の積極的な推進が図られるよう、高齢者に対するものはもとより、中高年からの老後に備えた取組をも含めた総合的な取組を展開していくことが重要である。
このため、すべての県民が高齢期を迎えても、健やかで自立した生活を送り、仕事やボランティア活動、生涯学習・スポーツなど、さまざまな分野でいきいきと活躍できる「生涯現役社会」の実現に向け、産学公連携のもと一体となって、全権的・総合的な運動の展開を図るため、生涯現役社会産学公推進協議会(以下「推進協議会」という。)を設置する。
3 主 催 山口県・山口県社会福祉協議会
4 開催期日 平成16年(2004年)6月30日(水)13時30分から15時まで
5 会 場 「ホテルかめ福」山口市湯田温泉 4-5-2 TEL(083)922-7000
6 日 程 1 開会挨拶 山口県社会福祉協議会 会長 松 尾 英 治 (まつお えいじ)
2 来賓挨拶 山口県知事 二 井 関 成 (にい せきなり)
3 生涯現役社会づくりの推進について
4 生涯現役社会産学公推進協議会について
(1) 推進協議会の設立について
(2) 会長選任等について
(3) 推進協議会の取組について
5 事例紹介
(1) 調査報告
「生涯現役社会づくりに関する県民意識について」
山口県立大学 社会福祉学部 教授 高野和良 (たかの かずよし)
(2) 事例発表
生涯現役推進に向けた活動の取組について 「装束ボランティアの会について」
装束ボランティアの会 会長 村岡 恒信 (むらおか つねのぶ)
7 問合せ先 山口県老人福祉施設協議会
〒753-0072 山口市大手町 9-6 山口県社会福祉会館 内
TEL (083)928-2385・FAX (083)928-2387
転載 『団塊世代よ、帰りなん、いざ故郷へ!』?
2004年6月28日 昨日の日記で『60歳、70歳の自分は面白い!』と生涯現役への夢を語る前半部分をご紹介しましたが、引き続き見事な人生転身振りの「樹庵」社長/小林正美さんの後半の部分を、転載で取り上げさせていただきます。
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「樹庵」の管理・運営する宿泊設備は、他とは一味違う。過疎地で廃校となった小学校を有効活用し、青少年の研修などを受け入れている。小林さんの書いた「(有)樹庵(Juann)への伝言」の中に「樹庵」のコンセプトが、きっちりと表現されている。
【樹庵(Juann)への伝言】
「…全国にある大学、短大を含めた高等教育機関は600校余り、実に500万人もの学生たちが学び、研究し、生活し、生活し、そして遊びもしている。ゼミ、クラブ、サークル、同好会から5〜6人の気軽な仲間のネットワーク。合宿も、小旅行も、友人同士の飲み会も数え上げたら枚挙にいとまがない。温泉ホテルで宴会やって、据え膳、上げ膳で1人1万円とか1万5千円も浪費することもあるまい。親がどんな思いで、どんな苦労して、月々の仕送りをしているか、考えてもみようではないか。教室があって、会議室があって、そこそこの食事の空間があって、グランドに体育館のプール…。少し手を入れれば、学生(小学生〜大学生)や市民のための、会議、研修、合宿、レクリエーション施設に生まれ変わるのではないか!せっかくの文化施設を廃虚、廃屋として朽ち果てさせてはいけない。その建物の主人公が、仮に小学校から、大学生や社会人に交替したとしても、その文化の火は出来る限り、灯し続けられないかどうか…」
▽拠点は谷汲村(岐阜県)と神泉村(埼玉県)
「樹庵」の現在の拠点は、岐阜県揖斐郡谷汲村の「ラーニングアーバー横倉」(電話 0585-55-2236 FAX 0585-55-2246)と埼玉県児玉郡神泉村の「樹庵・神泉」(電話 0274-52-4821 FAX 0274-52-4848)。いずれも統廃合によって、廃校となった小学校を行政とタイアップし、リニューアルしてオープンした。「ラーニングアーバー横倉」の場所は、出身地の隣の村にある。ラーニングアーバーには「学びの杜」という意味合いがある。
「少子過疎化、市町村の広域合併の流れは止みそうにありません。小中学校の廃校問題と有効活用は行政と地域住民にとって頭の痛い問題です。将来、日本各地に、営業施設をNETWORKし、全国チェーン化したいと思っています。人の捨てたものを有効活用するから、廃品活用業といっていいかもしれませんね」と小林さんは、少し照れくさそうに話す。
利用料金は普通の宿泊設備に比べてかなり安い。「ラーニングアーバー横倉」の宿泊料金は、1泊2食付き(和室)で、一般が7,140円 学生が5,775円 小学生以下が5,040円。樹庵・神泉の宿泊料金は、宿泊人数によって異なる。大学生の場合、1泊2食付きで40人以上を超えると 5,200円。5〜14人なら5,600円だ。一般は、宿泊人数10人以上で大人(中学生以上) 5,700円、小学生5,200円、幼児(3歳〜5歳) 4,200円。詳細は樹庵のHPに掲載されている。
【樹庵のHP】
http://www.juann.jp/
▽若い世代に失敗体験の場を提供
当面の目標は、生活学校をつくることだ。「若い世代に失敗体験の場を提供したいと思っています。今の学校は、失敗を体験できないから歪んでいます。かすり傷を負っただけで大騒ぎをします。何かあれば、親から損害賠償を請求されてしまいます。恋愛では、ふられて当たり前。それが分からないから、嫌がる相手に執拗に迫るストーカーになってしまいます。理由は、失敗して痛みを体験していないからです」
ガキ大将の姿が、日本の社会から消えて久しい。昔のガキ大将は魚を釣る仕掛けの作り方、泳ぎ方など生きる術を教えてくれた。2、3歳年上で、勉強はできなかったが、いじめっ子を叱り、強い子を抑えてくれた。「今、一番不足しているのは生活力ではないでしょうか。私は生活学校の生涯学習のガキ大将先生になって、若い世代に生活力を教えたいと考えています。親が対応力を持っていません。その役割を果たせるのは、私たち団塊世代とその上の世代ではないでしょうか。生活学校は、昔の寺子屋のイメージかな」
▽町で頑張れ、帰ってくるな
「樹庵」の事業活動のメーンは、廃校、古い民家を活用した宿泊、セミナー、レジャー事業だが、案内にはこれ以外にたくさんの事業が記載されている。自然、環境、福祉に関する企画・イベント、NPO、NGOとNET WORKサポート事業、こだわりの産直事業、旅行業、保険代理業、運送業、総合建設業、リサイクル、リユース関連事業、出版事業、教育事業、コンサルタント事業といった具合だ。「過疎地で事業をやるには薄く広くが基本だと考えたのです。可能性を残すためです。それと事業のノウハウをいなかに持って帰らなければいけないと思います。私の場合は人的ネットワークでしょうか」
男5人、女2人の7人兄弟の5男に生まれた。15歳の時、生まれ故郷の久瀬村を離れ、都会で寄宿舎生活を送った。「『兄弟の中では、お前だけ高校に行かせる。町で頑張れ。涙を流して村に帰ってきてはいけない』と死んだ親父にいわれたんです。当時は光のある東京や大阪に行けば、仕事が文化があると考えていました。故郷はいいですね。盆と暮しか帰らなかったけど、30年間忘れたことはありません。仕事があるから東京にいる意味があると思います。仕事がなくなったらどうするのかな。年金もらって、それだけでいいのかな。何かもう一度、存在価値のある場にいたいと思っています」
社長に就任して以来、ほぼ1週間単位で岐阜県と埼玉県を自分で車を運転し、行き来している。ハードスケジュールだし、年収もかつての3分の1以下に激減した。時折、「我慢すればあと5年、のうのうと暮らせたのに」という声も聞こえてくる。でも、「同じ酒を飲むのでも、ストレス発散のために飲むのと、体を動かした後に楽しみで飲むのでは味に大きな違いがあります」と話す小林さんのスッキリした表情には、後悔のかけらは微塵もうかがえない。(了)
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「樹庵」の管理・運営する宿泊設備は、他とは一味違う。過疎地で廃校となった小学校を有効活用し、青少年の研修などを受け入れている。小林さんの書いた「(有)樹庵(Juann)への伝言」の中に「樹庵」のコンセプトが、きっちりと表現されている。
【樹庵(Juann)への伝言】
「…全国にある大学、短大を含めた高等教育機関は600校余り、実に500万人もの学生たちが学び、研究し、生活し、生活し、そして遊びもしている。ゼミ、クラブ、サークル、同好会から5〜6人の気軽な仲間のネットワーク。合宿も、小旅行も、友人同士の飲み会も数え上げたら枚挙にいとまがない。温泉ホテルで宴会やって、据え膳、上げ膳で1人1万円とか1万5千円も浪費することもあるまい。親がどんな思いで、どんな苦労して、月々の仕送りをしているか、考えてもみようではないか。教室があって、会議室があって、そこそこの食事の空間があって、グランドに体育館のプール…。少し手を入れれば、学生(小学生〜大学生)や市民のための、会議、研修、合宿、レクリエーション施設に生まれ変わるのではないか!せっかくの文化施設を廃虚、廃屋として朽ち果てさせてはいけない。その建物の主人公が、仮に小学校から、大学生や社会人に交替したとしても、その文化の火は出来る限り、灯し続けられないかどうか…」
▽拠点は谷汲村(岐阜県)と神泉村(埼玉県)
「樹庵」の現在の拠点は、岐阜県揖斐郡谷汲村の「ラーニングアーバー横倉」(電話 0585-55-2236 FAX 0585-55-2246)と埼玉県児玉郡神泉村の「樹庵・神泉」(電話 0274-52-4821 FAX 0274-52-4848)。いずれも統廃合によって、廃校となった小学校を行政とタイアップし、リニューアルしてオープンした。「ラーニングアーバー横倉」の場所は、出身地の隣の村にある。ラーニングアーバーには「学びの杜」という意味合いがある。
「少子過疎化、市町村の広域合併の流れは止みそうにありません。小中学校の廃校問題と有効活用は行政と地域住民にとって頭の痛い問題です。将来、日本各地に、営業施設をNETWORKし、全国チェーン化したいと思っています。人の捨てたものを有効活用するから、廃品活用業といっていいかもしれませんね」と小林さんは、少し照れくさそうに話す。
利用料金は普通の宿泊設備に比べてかなり安い。「ラーニングアーバー横倉」の宿泊料金は、1泊2食付き(和室)で、一般が7,140円 学生が5,775円 小学生以下が5,040円。樹庵・神泉の宿泊料金は、宿泊人数によって異なる。大学生の場合、1泊2食付きで40人以上を超えると 5,200円。5〜14人なら5,600円だ。一般は、宿泊人数10人以上で大人(中学生以上) 5,700円、小学生5,200円、幼児(3歳〜5歳) 4,200円。詳細は樹庵のHPに掲載されている。
【樹庵のHP】
http://www.juann.jp/
▽若い世代に失敗体験の場を提供
当面の目標は、生活学校をつくることだ。「若い世代に失敗体験の場を提供したいと思っています。今の学校は、失敗を体験できないから歪んでいます。かすり傷を負っただけで大騒ぎをします。何かあれば、親から損害賠償を請求されてしまいます。恋愛では、ふられて当たり前。それが分からないから、嫌がる相手に執拗に迫るストーカーになってしまいます。理由は、失敗して痛みを体験していないからです」
ガキ大将の姿が、日本の社会から消えて久しい。昔のガキ大将は魚を釣る仕掛けの作り方、泳ぎ方など生きる術を教えてくれた。2、3歳年上で、勉強はできなかったが、いじめっ子を叱り、強い子を抑えてくれた。「今、一番不足しているのは生活力ではないでしょうか。私は生活学校の生涯学習のガキ大将先生になって、若い世代に生活力を教えたいと考えています。親が対応力を持っていません。その役割を果たせるのは、私たち団塊世代とその上の世代ではないでしょうか。生活学校は、昔の寺子屋のイメージかな」
▽町で頑張れ、帰ってくるな
「樹庵」の事業活動のメーンは、廃校、古い民家を活用した宿泊、セミナー、レジャー事業だが、案内にはこれ以外にたくさんの事業が記載されている。自然、環境、福祉に関する企画・イベント、NPO、NGOとNET WORKサポート事業、こだわりの産直事業、旅行業、保険代理業、運送業、総合建設業、リサイクル、リユース関連事業、出版事業、教育事業、コンサルタント事業といった具合だ。「過疎地で事業をやるには薄く広くが基本だと考えたのです。可能性を残すためです。それと事業のノウハウをいなかに持って帰らなければいけないと思います。私の場合は人的ネットワークでしょうか」
男5人、女2人の7人兄弟の5男に生まれた。15歳の時、生まれ故郷の久瀬村を離れ、都会で寄宿舎生活を送った。「『兄弟の中では、お前だけ高校に行かせる。町で頑張れ。涙を流して村に帰ってきてはいけない』と死んだ親父にいわれたんです。当時は光のある東京や大阪に行けば、仕事が文化があると考えていました。故郷はいいですね。盆と暮しか帰らなかったけど、30年間忘れたことはありません。仕事があるから東京にいる意味があると思います。仕事がなくなったらどうするのかな。年金もらって、それだけでいいのかな。何かもう一度、存在価値のある場にいたいと思っています」
社長に就任して以来、ほぼ1週間単位で岐阜県と埼玉県を自分で車を運転し、行き来している。ハードスケジュールだし、年収もかつての3分の1以下に激減した。時折、「我慢すればあと5年、のうのうと暮らせたのに」という声も聞こえてくる。でも、「同じ酒を飲むのでも、ストレス発散のために飲むのと、体を動かした後に楽しみで飲むのでは味に大きな違いがあります」と話す小林さんのスッキリした表情には、後悔のかけらは微塵もうかがえない。(了)
転載 『団塊世代よ、帰りなん、いざ故郷へ!』?
2004年6月27日 北鎌倉湧水ネットワークの野口 稔さんから、団塊世代の生きざまをご紹介したメールが本夕配信されてきました。現行の60歳定年制を前提にすると、団塊人口の大量現役社会からのリタイアで、新天地開拓は目前の急務です。団塊世代の定年後生きがい、働きがい……をどうするか、その生涯現役への具体的推進策を最重視する観点から、以下に転載させていただくことにしました。
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北鎌倉湧水ネットワークの野口です。今後、北鎌倉湧水ネットワークのHPでは、定年を念頭において、実際の故郷、あるいは第二の故郷と定めた地で新しい人生のスタートを切ったり、あるいはその準備を進めている団塊の世代の生きざまを紹介したい、と考えております。
本日その第一弾として、定年まで5年を残しながら、周囲があっと驚く転身をした「樹庵」社長の小林正美さんを取り上げました。
小林さんは「今、一番不足しているのは生活力ではないでしょうか。私は生活学校の生涯学習のガキ大将先生になって、若い世代に生活力を教えたいと考えています。親が対応力を持っていません。その役割を果たせるのは、私たち団塊世代とそれ以上の世代ではないでしょうか」と当面の目標を話しています。同じ世代として第二の人生のスタートを切った小林さんにエールを送りたいと思います。
**************************************************
シリーズ・団塊世代よ、帰りなん、いざ故郷へ!
―第3回「ガキ大将先生になりたい!」―
http://member.nifty.ne.jp/Kitakama/
ふるさとの山に向かいていうことなし
ふるさとの山はありがたきかな
石川啄木
高校を卒業し、故郷を後にした。時は流れ、もうすぐ40年になろうとしている。歳を重ねるごとに故郷のことが気になってきた。故郷には楽しい思いでだけでなく、苦い思い出が幾つもある。若い時は故郷との「距離」を遠く感じた。今はこの「距離」が徐々に近くなっている。
旅とは出発地へ帰ることだ―。古(いにしえ)の哲人の言葉だそうである。定年は人生という「旅」の大きな分岐点である。この分岐点を念頭において、実際の故郷、あるいは第二の故郷と定めた地で新しい「旅」のスタートを切ったり、あるいはその準備を進めている団塊の世代の生きざまを紹介したい。
ガキ大将先生になりたい!
―周囲があっと驚く転身をした「樹庵」社長の小林正美さん―
【プロフィール】1949年5月5日生まれの55歳。岐阜県揖斐郡久瀬村出身。今年4月、全国大学生協同組合連合会専務理事を辞め、実家の建設会社を廃業して設立した廃校施設を管理・運営する有限会社「樹庵」の社長に就任した。
周囲の誰もがあっと驚く転身だった。定年まで5年余りを残しながら、全国大学生協同組合連合会専務理事を辞め、今年4月、廃校施設を管理・運営する有限会社「樹庵」の社長に就任した。理由は幾つかあった。「過去の人生を振り返ると早稲田大学の生協の専務理事を6年間やって以来、不思議と6年毎に職場が変わりました。昨年12月で、全国大学生協連専務理事の専務理事の在職期間が6年になったのを機に、踏ん切りをつけました。人間、一ケ所に長くいると堕落します。そもそも自分がやろうとしたことが、6年かけて出来なかったら、最初から無理なんだと思います」。
▽長居はすまい!
健康のことも考えた。2002年に受けた健康診断の結果は肝機能を含めて、オール×だった。「それまで、忙しさにかまけて、さぼり続けてきました。専務理事の仕事は長い会議の連続で、ストレスがたまります。そこでいきおい、夜は酒でストレスを発散させることになります。医師からは生活を変えるようにいわれました。長兄は42歳で肝硬変で亡くなっているし、父親も15年前、ガンでこの世を去りました。体がこのままではいけないと教えてくれたのだと思います」
生き方そのものへの反省もあった。「『人間は指を動かしてモノをつくることが大切』ということを聞いて感激したことがあります。『俺は今まで、指を使って、仕事をしたことはなかった。口を使ってのみ商売をしてきた。体や指を使った商売がしたい』と切実に思いました」。長居はすまいと心に決め、奥さんに決意を語った。「いいじゃないの。私も毎日、あなたの疲れた顔を見るのは辛かったから。これからは好きなことをしてください」。結婚が早かったので、二人の息子さんが独立し、家庭を持っているのも幸いした。
▽60歳、70歳の自分は面白い
実家は建設会社だった。亡くなった父親が40年前に創業した。東京五輪、日本列島改造ブームに乗って業績を拡大し、ピーク時には岐阜県揖斐郡では、3本の指に入るほどにまで成長した。しかし、父とその後継者の長兄が相次いで亡くなり、義理の姉が女手一つで、建設会社を継いでいた。「もうやめたい」。義理の姉が訴えた。そこで、家族会議を開いて、建設会社を廃業し、宿泊設備を管理・運営する有限会社「樹庵」を設立した。 「60代になると気力、体力、ネットワークの力が確実に弱まります。60代をよりよく生きるには、50代の後半から準備を開始し、そのための基礎をつくるべきだと判断しました。60歳、70歳の自分は、面白いと思っています」。つづく
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北鎌倉湧水ネットワークの野口です。今後、北鎌倉湧水ネットワークのHPでは、定年を念頭において、実際の故郷、あるいは第二の故郷と定めた地で新しい人生のスタートを切ったり、あるいはその準備を進めている団塊の世代の生きざまを紹介したい、と考えております。
本日その第一弾として、定年まで5年を残しながら、周囲があっと驚く転身をした「樹庵」社長の小林正美さんを取り上げました。
小林さんは「今、一番不足しているのは生活力ではないでしょうか。私は生活学校の生涯学習のガキ大将先生になって、若い世代に生活力を教えたいと考えています。親が対応力を持っていません。その役割を果たせるのは、私たち団塊世代とそれ以上の世代ではないでしょうか」と当面の目標を話しています。同じ世代として第二の人生のスタートを切った小林さんにエールを送りたいと思います。
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シリーズ・団塊世代よ、帰りなん、いざ故郷へ!
―第3回「ガキ大将先生になりたい!」―
http://member.nifty.ne.jp/Kitakama/
ふるさとの山に向かいていうことなし
ふるさとの山はありがたきかな
石川啄木
高校を卒業し、故郷を後にした。時は流れ、もうすぐ40年になろうとしている。歳を重ねるごとに故郷のことが気になってきた。故郷には楽しい思いでだけでなく、苦い思い出が幾つもある。若い時は故郷との「距離」を遠く感じた。今はこの「距離」が徐々に近くなっている。
旅とは出発地へ帰ることだ―。古(いにしえ)の哲人の言葉だそうである。定年は人生という「旅」の大きな分岐点である。この分岐点を念頭において、実際の故郷、あるいは第二の故郷と定めた地で新しい「旅」のスタートを切ったり、あるいはその準備を進めている団塊の世代の生きざまを紹介したい。
ガキ大将先生になりたい!
―周囲があっと驚く転身をした「樹庵」社長の小林正美さん―
【プロフィール】1949年5月5日生まれの55歳。岐阜県揖斐郡久瀬村出身。今年4月、全国大学生協同組合連合会専務理事を辞め、実家の建設会社を廃業して設立した廃校施設を管理・運営する有限会社「樹庵」の社長に就任した。
周囲の誰もがあっと驚く転身だった。定年まで5年余りを残しながら、全国大学生協同組合連合会専務理事を辞め、今年4月、廃校施設を管理・運営する有限会社「樹庵」の社長に就任した。理由は幾つかあった。「過去の人生を振り返ると早稲田大学の生協の専務理事を6年間やって以来、不思議と6年毎に職場が変わりました。昨年12月で、全国大学生協連専務理事の専務理事の在職期間が6年になったのを機に、踏ん切りをつけました。人間、一ケ所に長くいると堕落します。そもそも自分がやろうとしたことが、6年かけて出来なかったら、最初から無理なんだと思います」。
▽長居はすまい!
健康のことも考えた。2002年に受けた健康診断の結果は肝機能を含めて、オール×だった。「それまで、忙しさにかまけて、さぼり続けてきました。専務理事の仕事は長い会議の連続で、ストレスがたまります。そこでいきおい、夜は酒でストレスを発散させることになります。医師からは生活を変えるようにいわれました。長兄は42歳で肝硬変で亡くなっているし、父親も15年前、ガンでこの世を去りました。体がこのままではいけないと教えてくれたのだと思います」
生き方そのものへの反省もあった。「『人間は指を動かしてモノをつくることが大切』ということを聞いて感激したことがあります。『俺は今まで、指を使って、仕事をしたことはなかった。口を使ってのみ商売をしてきた。体や指を使った商売がしたい』と切実に思いました」。長居はすまいと心に決め、奥さんに決意を語った。「いいじゃないの。私も毎日、あなたの疲れた顔を見るのは辛かったから。これからは好きなことをしてください」。結婚が早かったので、二人の息子さんが独立し、家庭を持っているのも幸いした。
▽60歳、70歳の自分は面白い
実家は建設会社だった。亡くなった父親が40年前に創業した。東京五輪、日本列島改造ブームに乗って業績を拡大し、ピーク時には岐阜県揖斐郡では、3本の指に入るほどにまで成長した。しかし、父とその後継者の長兄が相次いで亡くなり、義理の姉が女手一つで、建設会社を継いでいた。「もうやめたい」。義理の姉が訴えた。そこで、家族会議を開いて、建設会社を廃業し、宿泊設備を管理・運営する有限会社「樹庵」を設立した。 「60代になると気力、体力、ネットワークの力が確実に弱まります。60代をよりよく生きるには、50代の後半から準備を開始し、そのための基礎をつくるべきだと判断しました。60歳、70歳の自分は、面白いと思っています」。つづく
ISO ENTERPRISE『ビジネススクール!』ご紹介
2004年6月26日 生涯現役実践道場/ライフ・ベンチャー・クラブのホームページ掲示板に下記の投稿がありましたので、ご紹介いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『ビジネススクール!』 4/2(土) 東京 : 池袋
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ お金のために働きたくない方の『ビジネススクール』
◆ 4月2日(土) 18:00〜 於 池袋
E┃B ★ 激動の時代における真の経済的安定とは?
━╋━ ★ 起業家精神の重要性とは?
S┃? ★ 起業の落とし穴とは?
★ 低リスク・短期間でBクワドラントになる方法とは?
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
全世界で1,000万部を突破した元祖お金持ち本の大ベストセラー
「金持ち父さん、貧乏父さん」の中で金持ち父さんはこう言いました。
『金持ちはお金のためには働かない。
お金を自分のために働かせる。』
真の金持ちと言われる方々の多くは、実は、自身の夢や価値観を
最優先し、金の亡者といったイメージとはまるで異なり、人間味溢れる
豊かな人生を送っていると言われています。
それでは、彼らと私たちの違いはいったいどこにあるのでしょうか。
人生における運気(ツキ)の違い? それとも恵まれた境遇でしょうか?
いえ、実は、それはほんの僅かな 『考え方』 の差異から生じて
いるとさえ言えるでしょう。わたくしどもではこうした事象に着目し、
「金持ち父さん、貧乏父さん」の著者―― ロバート・キヨサキ氏と
対談されたことのある人材育成コンサルタントの先生をお招きし、
激動のいまを豊かに生きるための秘策について、お話しいただいて
おります。
さぁ、あなたもキヨサキ氏の考え方に習ってみてはいかがでしょう?
講座内容、申込方法など、下記をご覧ください。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【日 時】 4月2日(土) 18:00〜
【場 所】 池袋区民センター(予定)
(室番は申込みの際にご連絡申し上げます)
【交 通】 池袋駅 東口 徒歩4分
【定 員】 15名
【参加費】 500.-
【申込み】 下記HPよりお申込みください。
http://www.isoenterprise.org/
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『ビジネススクール!』 4/2(土) 東京 : 池袋
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◆ お金のために働きたくない方の『ビジネススクール』
◆ 4月2日(土) 18:00〜 於 池袋
E┃B ★ 激動の時代における真の経済的安定とは?
━╋━ ★ 起業家精神の重要性とは?
S┃? ★ 起業の落とし穴とは?
★ 低リスク・短期間でBクワドラントになる方法とは?
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
全世界で1,000万部を突破した元祖お金持ち本の大ベストセラー
「金持ち父さん、貧乏父さん」の中で金持ち父さんはこう言いました。
『金持ちはお金のためには働かない。
お金を自分のために働かせる。』
真の金持ちと言われる方々の多くは、実は、自身の夢や価値観を
最優先し、金の亡者といったイメージとはまるで異なり、人間味溢れる
豊かな人生を送っていると言われています。
それでは、彼らと私たちの違いはいったいどこにあるのでしょうか。
人生における運気(ツキ)の違い? それとも恵まれた境遇でしょうか?
いえ、実は、それはほんの僅かな 『考え方』 の差異から生じて
いるとさえ言えるでしょう。わたくしどもではこうした事象に着目し、
「金持ち父さん、貧乏父さん」の著者―― ロバート・キヨサキ氏と
対談されたことのある人材育成コンサルタントの先生をお招きし、
激動のいまを豊かに生きるための秘策について、お話しいただいて
おります。
さぁ、あなたもキヨサキ氏の考え方に習ってみてはいかがでしょう?
講座内容、申込方法など、下記をご覧ください。
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【日 時】 4月2日(土) 18:00〜
【場 所】 池袋区民センター(予定)
(室番は申込みの際にご連絡申し上げます)
【交 通】 池袋駅 東口 徒歩4分
【定 員】 15名
【参加費】 500.-
【申込み】 下記HPよりお申込みください。
http://www.isoenterprise.org/
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「お茶づくり同好会」好いこと尽くめの活動記録
2004年6月23日 当日記の3月5日(金)付でライフ・ベンチャー・クラブ鈴木 松弘さんが呼びかけた“生涯現役で「お茶づくり同好会」呼びかけ”の、その後の活動成果を本日、下記のようなご報告で頂戴しましたので、皆様にご連絡したいと存じます。
**********************************************
お茶作りニュ−ス
鈴木 松弘記
場所 神奈川県足柄上郡山北町
付近 洒水の滝付近の丘陵
面積 200坪
景観 素晴らしい
状況 耕作者が亡くなっため、放置状態3年
種類 やぶきた茶 15年の若木
記
4月11日 快晴 第1回作業日
同好者が20名も集まり、来年の新茶を夢に、4月11日、晴天のもとに茶畑の整備に取りかかった。へくそかずら、やぶからしを主に雑草がのびのびと茶畑を覆い、見るも無残な姿である。中には、この雑草の下に隠れた茶葉が枯れて、あわれな様相。自動機械、大鎌、小鎌、蔓きりを総動員して、流れる汗をぬぐうひまもなく、ペットボトルの水がぐんぐんへってゆく。やがて昼やすみ。頬ばるおにぎり、とびかう夢、夢、夢・・・日本一のお茶を作ろうよ、お茶の名前を考えようよ等々。素晴らしきかな!仲間達の無邪気なお喋り。
午後、細かい作業に入る。出来あがった畝に腰をかがめ、はえつくばり、お茶の木の根元にある、雑草一本一本を根元から刈るしんどい作業、平均年齢50歳過ぎると“きついきつい”の連発。終われば、午後3時を回っていた。おおよその目安がつき、みんなの大きなため息と安堵感、ついに作業を終了とした。空には、ぽっかりと大きな雲が、ゆっくりと流れていた。
5月1日
今日は暦で“八十八夜”過日の整備された茶畑に、出ていた新芽のお茶が、あっちむいてこっちむいて伸び放題。これを見逃さず、朝から一番茶の茶摘に入った。どの葉っぱをどの様に摘むのか、まったくど素人。こわごわベテランから教わり、そっと摘む。遠くからの冷やかし声あり、そんなことじゃー日が暮れると・・・。ささやかな目利きと要領で、少しピッチがあがる。お茶やの加工締めきり時間も有り、終了は13時。お茶の葉は時間がたつと色が変わる。それゆけと、採れたての一番茶の生葉を加工場に持ちこむ。計量で18キロ、多分、上がり茶は3キロぐらいと胸算用。下刈りの雑草を畝に丁寧ニ並べ堆肥とする。
今日も心豊かな一日であった。
5月23日
朝からどんより、丹沢の山波も雲の中、今日は一斉にお茶の木を半分に刈り取る大きな荒っぽい作業だ。巨大なバリカンのお化け機械の音が山に唸る。ばりばり、お茶木の悲鳴が聞こえるようだ。この荒療治もお茶の木の将来のためだ。どうか勘弁してくれ!!
機械力の凄さ、200坪、0.7アールが午前中に完了。さあ楽しみが待っているぞ。新茶の試し飲みだ。手摘みのお茶、味どうだい、程よい湯の温度にして、急須に新茶を入れ、湯を注ぐ。実にいい匂い。昔の娘が大歓声、黄色の透き通った色、いっせいにどよめく。
小分けのかわいいお茶碗に新茶がそそがれた。まず一服、みんな“うまい”お世辞でなく、お茶にほのかな甘さ、ほのかな渋み。皆さん、これがあのお茶、信じられない。だれかが、気をきかして羊羹の出番、皆にこにこ恵比須顔だ。こうやって、1人100gの新茶をそっとザックに入れて、帰宅となった。愛妻に飲ませよっ・・・と。よかった。ほっとした。次から茶畑耕作もいっそう身が入る。
こんなにいい事づくめでした。
以上
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お茶作りニュ−ス
鈴木 松弘記
場所 神奈川県足柄上郡山北町
付近 洒水の滝付近の丘陵
面積 200坪
景観 素晴らしい
状況 耕作者が亡くなっため、放置状態3年
種類 やぶきた茶 15年の若木
記
4月11日 快晴 第1回作業日
同好者が20名も集まり、来年の新茶を夢に、4月11日、晴天のもとに茶畑の整備に取りかかった。へくそかずら、やぶからしを主に雑草がのびのびと茶畑を覆い、見るも無残な姿である。中には、この雑草の下に隠れた茶葉が枯れて、あわれな様相。自動機械、大鎌、小鎌、蔓きりを総動員して、流れる汗をぬぐうひまもなく、ペットボトルの水がぐんぐんへってゆく。やがて昼やすみ。頬ばるおにぎり、とびかう夢、夢、夢・・・日本一のお茶を作ろうよ、お茶の名前を考えようよ等々。素晴らしきかな!仲間達の無邪気なお喋り。
午後、細かい作業に入る。出来あがった畝に腰をかがめ、はえつくばり、お茶の木の根元にある、雑草一本一本を根元から刈るしんどい作業、平均年齢50歳過ぎると“きついきつい”の連発。終われば、午後3時を回っていた。おおよその目安がつき、みんなの大きなため息と安堵感、ついに作業を終了とした。空には、ぽっかりと大きな雲が、ゆっくりと流れていた。
5月1日
今日は暦で“八十八夜”過日の整備された茶畑に、出ていた新芽のお茶が、あっちむいてこっちむいて伸び放題。これを見逃さず、朝から一番茶の茶摘に入った。どの葉っぱをどの様に摘むのか、まったくど素人。こわごわベテランから教わり、そっと摘む。遠くからの冷やかし声あり、そんなことじゃー日が暮れると・・・。ささやかな目利きと要領で、少しピッチがあがる。お茶やの加工締めきり時間も有り、終了は13時。お茶の葉は時間がたつと色が変わる。それゆけと、採れたての一番茶の生葉を加工場に持ちこむ。計量で18キロ、多分、上がり茶は3キロぐらいと胸算用。下刈りの雑草を畝に丁寧ニ並べ堆肥とする。
今日も心豊かな一日であった。
5月23日
朝からどんより、丹沢の山波も雲の中、今日は一斉にお茶の木を半分に刈り取る大きな荒っぽい作業だ。巨大なバリカンのお化け機械の音が山に唸る。ばりばり、お茶木の悲鳴が聞こえるようだ。この荒療治もお茶の木の将来のためだ。どうか勘弁してくれ!!
機械力の凄さ、200坪、0.7アールが午前中に完了。さあ楽しみが待っているぞ。新茶の試し飲みだ。手摘みのお茶、味どうだい、程よい湯の温度にして、急須に新茶を入れ、湯を注ぐ。実にいい匂い。昔の娘が大歓声、黄色の透き通った色、いっせいにどよめく。
小分けのかわいいお茶碗に新茶がそそがれた。まず一服、みんな“うまい”お世辞でなく、お茶にほのかな甘さ、ほのかな渋み。皆さん、これがあのお茶、信じられない。だれかが、気をきかして羊羹の出番、皆にこにこ恵比須顔だ。こうやって、1人100gの新茶をそっとザックに入れて、帰宅となった。愛妻に飲ませよっ・・・と。よかった。ほっとした。次から茶畑耕作もいっそう身が入る。
こんなにいい事づくめでした。
以上
高連協堀田・樋口両代表情報交流会ご報告?
2004年6月21日 ご報告3回目の■懐の深い論議を・・・と一段と論議が進展してまとめ上げられた最終回の内容を下記にご紹介させていただきます。
*************************************************
■懐の深い論議を!
年金問題は本質論議、抜本論議が置き忘れられていることへの危機感が会場に終始流れていた。高連協は01年に小泉首相あてに出した「社会保障制度改革」に関する提言のなかで年金制度を公平でわかりやすいものとするための制度の一元化や世代間の支え合いなどの方向を打ち出してきた。堀田さんはこれも踏まえて「負担と給付の公平性をどう確保するか、最大の決め手は少子化がこれ以上減らない人口構造をめざしていくことだ。出生率を上げる多様な施策を考えるのととともに、これから少子高齢化に直面していくアジア諸国とも連携して例えば移民をもっと受け入れる政策転換なども考えるべきだ。公平でみんなが納得できる制度をつくるため具体策を提言していこう」と、懐の深い論議にねばり強く取り組むことを求めた。
樋口さんは「日本の社会保障制度はうまく機能していないと思われているが、米国のように老後の介護保障も医療保障もほとんどないところでは老後は日本で過ごしたいと思っている日本人妻も少なくない。日本がようやくみんなでつくりあげてきた社会保障制度をいろんな形で持続させていくために誇りを持って取り組んでいくことが大事だ。若い世代との連携、老人クラブの役割の見直しを含め恒常的な協力の仕組みができないかどうか考よう」と語った。そして、最後は「われわれは自覚して人生百年を生きる最初の世代だ。歳をとるのはよいことだというモデルをつくろう。手始めに世界各地の地域で元気に生産的に生きている『元気老人』と出会う旅というのをやらない?」と締めくくった。
「樋口効果」か集会の聴衆は半分以上が女性で、「どちらかというとおじさん、おじいさんたちの集まりだった高連協がこんなに大きく変わってびっくりした」とは堀田さんの言であった。
* * *
「元気」という言葉が再三語られた。「元気な高齢者」「元気老人」。活動実績に裏打ちされた周到なる楽観主義だ。?90年代は「失われた10年」となにかと否定的に思いがちだが介護保険制度の創設をはじめ成果は前向きにとらえよ?どう発展させるか。立場や世代、男女、官民、中央・地方などの従来の枠を超えて高齢者を支える多様な連携のネットワークを各地域で重層的に築いていくことが大事だ?中高齢者自身が積極的に役割を見いだし担っていくことが不可欠だ?高連協をはじめ市民活動を包摂するネットワークの役割はとりわけ重要だ。話を要約するとそんなことになる。聞きながら高齢者をつなぐ連帯のツールとしてインターネットが果たす役割を考えていた。この場にふたりの話を紹介したのもその思いからだ。この時代をどう生きるかをまず語り合っていこう。
以上
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■懐の深い論議を!
年金問題は本質論議、抜本論議が置き忘れられていることへの危機感が会場に終始流れていた。高連協は01年に小泉首相あてに出した「社会保障制度改革」に関する提言のなかで年金制度を公平でわかりやすいものとするための制度の一元化や世代間の支え合いなどの方向を打ち出してきた。堀田さんはこれも踏まえて「負担と給付の公平性をどう確保するか、最大の決め手は少子化がこれ以上減らない人口構造をめざしていくことだ。出生率を上げる多様な施策を考えるのととともに、これから少子高齢化に直面していくアジア諸国とも連携して例えば移民をもっと受け入れる政策転換なども考えるべきだ。公平でみんなが納得できる制度をつくるため具体策を提言していこう」と、懐の深い論議にねばり強く取り組むことを求めた。
樋口さんは「日本の社会保障制度はうまく機能していないと思われているが、米国のように老後の介護保障も医療保障もほとんどないところでは老後は日本で過ごしたいと思っている日本人妻も少なくない。日本がようやくみんなでつくりあげてきた社会保障制度をいろんな形で持続させていくために誇りを持って取り組んでいくことが大事だ。若い世代との連携、老人クラブの役割の見直しを含め恒常的な協力の仕組みができないかどうか考よう」と語った。そして、最後は「われわれは自覚して人生百年を生きる最初の世代だ。歳をとるのはよいことだというモデルをつくろう。手始めに世界各地の地域で元気に生産的に生きている『元気老人』と出会う旅というのをやらない?」と締めくくった。
「樋口効果」か集会の聴衆は半分以上が女性で、「どちらかというとおじさん、おじいさんたちの集まりだった高連協がこんなに大きく変わってびっくりした」とは堀田さんの言であった。
* * *
「元気」という言葉が再三語られた。「元気な高齢者」「元気老人」。活動実績に裏打ちされた周到なる楽観主義だ。?90年代は「失われた10年」となにかと否定的に思いがちだが介護保険制度の創設をはじめ成果は前向きにとらえよ?どう発展させるか。立場や世代、男女、官民、中央・地方などの従来の枠を超えて高齢者を支える多様な連携のネットワークを各地域で重層的に築いていくことが大事だ?中高齢者自身が積極的に役割を見いだし担っていくことが不可欠だ?高連協をはじめ市民活動を包摂するネットワークの役割はとりわけ重要だ。話を要約するとそんなことになる。聞きながら高齢者をつなぐ連帯のツールとしてインターネットが果たす役割を考えていた。この場にふたりの話を紹介したのもその思いからだ。この時代をどう生きるかをまず語り合っていこう。
以上
高連協堀田・樋口両代表情報交流会ご報告?
2004年6月20日 昨日ご報告させていただいた、■この10年の成果を伸ばそう・・・に引き続き、本日の論点としては、日本生涯現役推進協議会にとっても非常に重要な、■NPOは「日本のパパお助け機構」だ・・・を下記にご紹介いたします。
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■NPOは「日本のパパお助け機構」だ!
「定年後の男のなかにも、やらないといけない、妻を助けて介護をやるという人がふえてきた。動かざることまるでもうひとつの備品のごとし。そういう『亭主関白型自発的寝たきり症候群』におかされた男も社会貢献をしよう、なにかできることはないかとNPOなどに参加して動きだしている。NPOは『日本のパパお助け機構』なのよ」
介護保険制度が見直し時期を迎えた日本の高齢化社会にいま何が求められているのか。当面の問題と併せて、戦後のベビーブーム世代が65歳になりきる2015年、それまでに実現すべき高齢者介護のあり方はどのようなものなのか。堀田さんが座長となって1年前にまとめた高齢者介護研究会の報告「高齢者の尊厳を支える介護」でも中心テーマとなったこの「2015年問題」が、目下の日本を揺るがせている年金・就労問題とともに参加者の関心事だった。
「高齢者憲章」というのがある。高連協が当初は高齢者NGOを結ぶ初めての国内組織「高齢者年NGO連絡協議会」として98年秋に結成された際に運動方針としてつくったもので、高齢者問題を考える指針として、「尊厳、社会参加、社会貢献、健康づくり、まちづくり、社会保障制度、生涯学習」の7項目を掲げてある。高連協が2000年春に「高齢社会NGO連携協議会」と改称したときにもそのまま受け継がれた。
堀田さんは、改めてその意義を強調するとともに、その実現に向けて男女や世代、立場などを超えて介護を支えるネットワークを広げていくことが急務だと指摘した。そして、高齢者問題も環境の問題も子供の問題も同じ精神で関連づけ既存の組織も取り込んだ多様な仕組みを各地域につくっていく。そういう「地域包括ケア」の取り組みがこれからますます欠かせないとして、高連協もその観点からさまざまなグループを包み込んでリードする役割を果たすことが大事だ力説した。
(つづく)
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■NPOは「日本のパパお助け機構」だ!
「定年後の男のなかにも、やらないといけない、妻を助けて介護をやるという人がふえてきた。動かざることまるでもうひとつの備品のごとし。そういう『亭主関白型自発的寝たきり症候群』におかされた男も社会貢献をしよう、なにかできることはないかとNPOなどに参加して動きだしている。NPOは『日本のパパお助け機構』なのよ」
介護保険制度が見直し時期を迎えた日本の高齢化社会にいま何が求められているのか。当面の問題と併せて、戦後のベビーブーム世代が65歳になりきる2015年、それまでに実現すべき高齢者介護のあり方はどのようなものなのか。堀田さんが座長となって1年前にまとめた高齢者介護研究会の報告「高齢者の尊厳を支える介護」でも中心テーマとなったこの「2015年問題」が、目下の日本を揺るがせている年金・就労問題とともに参加者の関心事だった。
「高齢者憲章」というのがある。高連協が当初は高齢者NGOを結ぶ初めての国内組織「高齢者年NGO連絡協議会」として98年秋に結成された際に運動方針としてつくったもので、高齢者問題を考える指針として、「尊厳、社会参加、社会貢献、健康づくり、まちづくり、社会保障制度、生涯学習」の7項目を掲げてある。高連協が2000年春に「高齢社会NGO連携協議会」と改称したときにもそのまま受け継がれた。
堀田さんは、改めてその意義を強調するとともに、その実現に向けて男女や世代、立場などを超えて介護を支えるネットワークを広げていくことが急務だと指摘した。そして、高齢者問題も環境の問題も子供の問題も同じ精神で関連づけ既存の組織も取り込んだ多様な仕組みを各地域につくっていく。そういう「地域包括ケア」の取り組みがこれからますます欠かせないとして、高連協もその観点からさまざまなグループを包み込んでリードする役割を果たすことが大事だ力説した。
(つづく)
高連協堀田・樋口両代表情報交流会ご報告?
2004年6月19日 5月7日付け当日記にも集会の予告をさせていただきましたが、『高齢者よ 連携せよ!』と呼びかけ、5月26日(水)午後に港区三田の女性未来館で開催された本年度第1回の高連協情報交流会の報告が、大和さんの速記録により提供されましたので、下記にご紹介いたします。
ご案内の高連協URL: http://www.janca.gr.jp/topics/040601.html
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年金問題での政治の混沌が象徴するとおり日本の高齢化社会の先行きは霧の中だ。他人まかせにできない。高齢者が手を組んで生きがいのある社会づくりをリードしよう。
(文責:前 朝日新聞論説委員 大和 修)
高齢社会への対応策に取り組む「高連協」というNGOネットワークがある。正式には高齢社会NGO連携協議会。国連が提唱した「高齢者に関する5原則」(高齢者の自立、自己実現、参加、ケア、尊厳)や「国際高齢者年1999年」にともなう「すべての世代のための社会をめざして」というスローガンに共鳴したNGOが手を携えようと98年10月に結成された。大小50余りの団体が加盟し調査、研究、提言などの活動を行っている。
その高連協を率いるふたりの代表と語り合う会がこのほど東京都内であった。「さわやか福祉財団」を率いて12年(その前身を含めて)になる堀田力さん(70)と、「高齢社会をよくする女性の会」を率いて22年の樋口恵子さん(72)だ。高連協代表としては創設以来の堀田さんが先任で、樋口さんは昨年11月に加わった。高齢化問題に取り組む日本の市民活動の先頭に立ってきたふたりである。
会は発足して6年になる高連協が新たな活動へ弾みをつけるため、「高連協のすすむ道」をテーマに両代表とともに会員同士が意見を交わし情報交流も広げようと開いた初めての試みだ。聴衆との質疑をまじえたやりとりに150人ほどの聴衆は真剣に耳を傾けた。
■この10年の成果を伸ばそう!
堀田さんは穏やかにかつ鋭く持論を展開した。
「10年ほど前はまだ高齢者問題がどう展開するのかわからない時代だった。介護制度は海外でも数えるほどで日本ではどう支えていくか見当もつかなかった。家族だけでは支えられないという悲鳴が聞こえる時代だった。そういうなかで高齢者を支えようという仕組みづくりが急激に進み介護保険制度に結実した。失われた10年といわれる90年代の最大の成果といっていい。基礎だけはなんとかできた。仕組みが見えてきた。いまは虐げられた子どもたちをどう育てていくかという問題に社会の関心と政策の重点が移りつつある。それはそれで結構だ。であればこそ、元気な高齢者が社会の中でしかるべき役割を占めるべき時代だ」
「元気な高齢者はもっと自分を生かしたいという気持ちがある。そのエネルギーをどう生かすか。自治体などがいろいろな仕組み作りをすすめているがリードするのは民間だ。こどもが健全に育っていくためにも高齢者はもっともっと役割を果たして良い。高齢者が輝いて見せることこそ、こどもたち、若者たちにとっても大きな意味がある」。
樋口さんも「堀田さんとは介護保険創設に向けて介護の社会化をすすめる市民団体に取り組んだころからの長い間の因縁、というより緊張ある協力関係にある」と前置きして軽妙な語り口で話を進めた。
「官と民、国と地方などに続いて男女の間でもようやくパートナーシップがすすんできた。いまが潮時と代表を引き受けた。この10年は大きな変化の期間だった。というより変わらざるを得なかったのだ。その背景には人口構成の変化がある。団塊の世代は親を介護する最後の世代といわれるが、わたしたちは親を介護する最初の世代だといってもいい。少子化で兄弟の数がどっと減った。もう介護から逃げられない。介護保険によって家のなかに閉じこめられていた問題がサーチライトに当てられたように見えてきた。人間が人間らしい介護を受けて生涯をまっとうできる社会をどうつくれるか。75歳以上の後期高齢者のなかで一人暮らしの女性がふえてくる。そういう女性が尊厳を持って生きられる仕組みをどうつくるか。21世紀は人間社会が試される時代だ」
(つづく)
ご案内の高連協URL: http://www.janca.gr.jp/topics/040601.html
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年金問題での政治の混沌が象徴するとおり日本の高齢化社会の先行きは霧の中だ。他人まかせにできない。高齢者が手を組んで生きがいのある社会づくりをリードしよう。
(文責:前 朝日新聞論説委員 大和 修)
高齢社会への対応策に取り組む「高連協」というNGOネットワークがある。正式には高齢社会NGO連携協議会。国連が提唱した「高齢者に関する5原則」(高齢者の自立、自己実現、参加、ケア、尊厳)や「国際高齢者年1999年」にともなう「すべての世代のための社会をめざして」というスローガンに共鳴したNGOが手を携えようと98年10月に結成された。大小50余りの団体が加盟し調査、研究、提言などの活動を行っている。
その高連協を率いるふたりの代表と語り合う会がこのほど東京都内であった。「さわやか福祉財団」を率いて12年(その前身を含めて)になる堀田力さん(70)と、「高齢社会をよくする女性の会」を率いて22年の樋口恵子さん(72)だ。高連協代表としては創設以来の堀田さんが先任で、樋口さんは昨年11月に加わった。高齢化問題に取り組む日本の市民活動の先頭に立ってきたふたりである。
会は発足して6年になる高連協が新たな活動へ弾みをつけるため、「高連協のすすむ道」をテーマに両代表とともに会員同士が意見を交わし情報交流も広げようと開いた初めての試みだ。聴衆との質疑をまじえたやりとりに150人ほどの聴衆は真剣に耳を傾けた。
■この10年の成果を伸ばそう!
堀田さんは穏やかにかつ鋭く持論を展開した。
「10年ほど前はまだ高齢者問題がどう展開するのかわからない時代だった。介護制度は海外でも数えるほどで日本ではどう支えていくか見当もつかなかった。家族だけでは支えられないという悲鳴が聞こえる時代だった。そういうなかで高齢者を支えようという仕組みづくりが急激に進み介護保険制度に結実した。失われた10年といわれる90年代の最大の成果といっていい。基礎だけはなんとかできた。仕組みが見えてきた。いまは虐げられた子どもたちをどう育てていくかという問題に社会の関心と政策の重点が移りつつある。それはそれで結構だ。であればこそ、元気な高齢者が社会の中でしかるべき役割を占めるべき時代だ」
「元気な高齢者はもっと自分を生かしたいという気持ちがある。そのエネルギーをどう生かすか。自治体などがいろいろな仕組み作りをすすめているがリードするのは民間だ。こどもが健全に育っていくためにも高齢者はもっともっと役割を果たして良い。高齢者が輝いて見せることこそ、こどもたち、若者たちにとっても大きな意味がある」。
樋口さんも「堀田さんとは介護保険創設に向けて介護の社会化をすすめる市民団体に取り組んだころからの長い間の因縁、というより緊張ある協力関係にある」と前置きして軽妙な語り口で話を進めた。
「官と民、国と地方などに続いて男女の間でもようやくパートナーシップがすすんできた。いまが潮時と代表を引き受けた。この10年は大きな変化の期間だった。というより変わらざるを得なかったのだ。その背景には人口構成の変化がある。団塊の世代は親を介護する最後の世代といわれるが、わたしたちは親を介護する最初の世代だといってもいい。少子化で兄弟の数がどっと減った。もう介護から逃げられない。介護保険によって家のなかに閉じこめられていた問題がサーチライトに当てられたように見えてきた。人間が人間らしい介護を受けて生涯をまっとうできる社会をどうつくれるか。75歳以上の後期高齢者のなかで一人暮らしの女性がふえてくる。そういう女性が尊厳を持って生きられる仕組みをどうつくるか。21世紀は人間社会が試される時代だ」
(つづく)
『日本生涯現役推進協議会』発起人総会を開催
2004年6月18日 本18日(金)午後1時から東京駅八重洲北口の八重洲口会館会議室において、設立発起人8名と設立準備に協力されている方々8名の計16名が出席して、6月30日(水)開催予定の設立記念フォーラムを控えた設立総会が開催されました。
全2回の発起人会同様にライフ・ベンチャー・クラブ東瀧代表が議長役となり、事務局としては、ナレッジバンク登録者で当生涯現役協の設立協力者である坂東氏が、今回から書記役を務めることになりました。
まず最初に、これまで発起人代表として6/30フォーラムでも発足ご挨拶と基調講演者でもある(社)日本人材紹介事業協会の江島会長が、同協会の超多忙なご事情により発足後の「日本生涯現役推進協議会」代表兼任は無理となった旨全員に了解を求められました。同協会からの正式書面により、同協会が当生涯現役協に正式参加することはOKですが、代表については固辞されるご意向につき全員止むなしと承認されました。
そのための本日発起人による設立総会後の代表互選につき協議した話合いの中で、東瀧が推薦されましたが、本人より代表は当面空席として、代表代行の理事まとめ役を務めたいということで承認を得ました。
引続き、継続審議の会則案が検討され、原案通り承認され、「日本生涯現役推進協議会」は本日の発起人総会終了を期に発足することとなりました。
なお、本日の発起人総会で次の発起人メンバー8名が新発足の理事として選任されました。(五十音順/敬称略)
・(社)日本人材紹介事業協会会長(江島 優)
・多摩ヒューマンネットワーク代表(岡本 良夫)
・(株)八重洲口会館代表取締役社長(後藤 好夫)
・NPOホールファミリーケア協会代表(鈴木 絹英)
・NPO東京健康倶楽部理事長(蓮井 昌雄)
・ライフ・ベンチャー・クラブ代表(東瀧 邦次)
・(社)エイジング総合研究センター専務理事(吉田 良成)
・SP福祉・高齢社会研究所代表(若林 健市)
以 上
全2回の発起人会同様にライフ・ベンチャー・クラブ東瀧代表が議長役となり、事務局としては、ナレッジバンク登録者で当生涯現役協の設立協力者である坂東氏が、今回から書記役を務めることになりました。
まず最初に、これまで発起人代表として6/30フォーラムでも発足ご挨拶と基調講演者でもある(社)日本人材紹介事業協会の江島会長が、同協会の超多忙なご事情により発足後の「日本生涯現役推進協議会」代表兼任は無理となった旨全員に了解を求められました。同協会からの正式書面により、同協会が当生涯現役協に正式参加することはOKですが、代表については固辞されるご意向につき全員止むなしと承認されました。
そのための本日発起人による設立総会後の代表互選につき協議した話合いの中で、東瀧が推薦されましたが、本人より代表は当面空席として、代表代行の理事まとめ役を務めたいということで承認を得ました。
引続き、継続審議の会則案が検討され、原案通り承認され、「日本生涯現役推進協議会」は本日の発起人総会終了を期に発足することとなりました。
なお、本日の発起人総会で次の発起人メンバー8名が新発足の理事として選任されました。(五十音順/敬称略)
・(社)日本人材紹介事業協会会長(江島 優)
・多摩ヒューマンネットワーク代表(岡本 良夫)
・(株)八重洲口会館代表取締役社長(後藤 好夫)
・NPOホールファミリーケア協会代表(鈴木 絹英)
・NPO東京健康倶楽部理事長(蓮井 昌雄)
・ライフ・ベンチャー・クラブ代表(東瀧 邦次)
・(社)エイジング総合研究センター専務理事(吉田 良成)
・SP福祉・高齢社会研究所代表(若林 健市)
以 上
茨城県龍ヶ崎『生涯現役シニア村』建設計画
2004年6月15日 当「日本生涯現役推進協議会」設立準備室Webサイトの掲示板に、標記の龍ヶ崎ニュータウンでの『生涯現役シニア村』構想への賛同者を募る投書がありましたので、以下にご紹介します。
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生涯現役を続けるためのシニア村づくり
中・高齢者が生涯現役を続けられるようなシニアマンションを計画、募集しています。私たちはこれからの高齢化社会に向けて、中・高年の方や障害を持った方が本当に住みやすい住居は何かを研究してきました。
それはパターン化された住宅ではなく、個人個人の「思い入れや好み、使いやすさ」が入った「終のすみか」なる住居です。自分が納得いく家造りが重要と思い、自分の部屋はもちろん、住居(マンション)の構造部分までも一人一人が確認でき、納得して、安心して住めるということで、コーポラティブ方式のマンションといたしました。
普通のマンションと比べて手間も時間もはるかにかかりますが、より良いものを目標にしてシニア村を完成したいと進めております。入居された方が自分たちで考え、運営・管理していく住民参加の新しいタイプの住まいです。地域の方ともふれあえるコミュニティの場が目標です。1階には診療所、喫茶ルーム、食堂等「医・食・住」を満たすマンションを考えています。
建設場所は茨城県龍ヶ崎市竜ヶ崎ニュータウンです。概要は私のホームページでも紹介しています。ご興味がありましたら覗いてみてください。
http://www.shinia-mura.com/ メールはimami@shinia-mura.com
またご案内のパンフレットもございますので、連絡いただければすぐ郵送いたします。
270-1153 我孫子市緑1−6−48−204 今美 利隆 tel04-7105-8250
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Re: 生涯現役を続けるための村づくり
管理人から - 2004/06/15(Tue) 21:27 No.15
今美 利隆様 返信が遅れましたが、茨城県龍ヶ崎での独創的な「生涯現役」も可能なシニアマンション建設計画をご連絡くださり、本当に有難うございました。住む人のことを真剣に考えられたシニア村構想、そのハード&ソフト両面で慎重に研究・工夫された成果を貴サイトで拝見し、敬服しております。
これまで20年近くライフ・ベンチャー・クラブの会員中心に『生涯現役社会づくり』を目標に努力した私たち仲間の啓発運動が、やっとこの6月30日(水)夕刻『日本生涯現役推進協議会』発足記念/高連協『人材活性化情報交流会』フォーラム開催で、全国に向けて発信できるまでになりました。
貴プランに賛同する私たちの仲間も多いと思いますので、ご都合がつけば、ぜひご出席なさいませんか!エネルギッシュなご夫妻のバイタリティに心からのエールを贈り、ご成功を祈ります!
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生涯現役を続けるためのシニア村づくり
中・高齢者が生涯現役を続けられるようなシニアマンションを計画、募集しています。私たちはこれからの高齢化社会に向けて、中・高年の方や障害を持った方が本当に住みやすい住居は何かを研究してきました。
それはパターン化された住宅ではなく、個人個人の「思い入れや好み、使いやすさ」が入った「終のすみか」なる住居です。自分が納得いく家造りが重要と思い、自分の部屋はもちろん、住居(マンション)の構造部分までも一人一人が確認でき、納得して、安心して住めるということで、コーポラティブ方式のマンションといたしました。
普通のマンションと比べて手間も時間もはるかにかかりますが、より良いものを目標にしてシニア村を完成したいと進めております。入居された方が自分たちで考え、運営・管理していく住民参加の新しいタイプの住まいです。地域の方ともふれあえるコミュニティの場が目標です。1階には診療所、喫茶ルーム、食堂等「医・食・住」を満たすマンションを考えています。
建設場所は茨城県龍ヶ崎市竜ヶ崎ニュータウンです。概要は私のホームページでも紹介しています。ご興味がありましたら覗いてみてください。
http://www.shinia-mura.com/ メールはimami@shinia-mura.com
またご案内のパンフレットもございますので、連絡いただければすぐ郵送いたします。
270-1153 我孫子市緑1−6−48−204 今美 利隆 tel04-7105-8250
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Re: 生涯現役を続けるための村づくり
管理人から - 2004/06/15(Tue) 21:27 No.15
今美 利隆様 返信が遅れましたが、茨城県龍ヶ崎での独創的な「生涯現役」も可能なシニアマンション建設計画をご連絡くださり、本当に有難うございました。住む人のことを真剣に考えられたシニア村構想、そのハード&ソフト両面で慎重に研究・工夫された成果を貴サイトで拝見し、敬服しております。
これまで20年近くライフ・ベンチャー・クラブの会員中心に『生涯現役社会づくり』を目標に努力した私たち仲間の啓発運動が、やっとこの6月30日(水)夕刻『日本生涯現役推進協議会』発足記念/高連協『人材活性化情報交流会』フォーラム開催で、全国に向けて発信できるまでになりました。
貴プランに賛同する私たちの仲間も多いと思いますので、ご都合がつけば、ぜひご出席なさいませんか!エネルギッシュなご夫妻のバイタリティに心からのエールを贈り、ご成功を祈ります!
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朝日新聞人材募集企画「セカンドキャリア特集」
2004年6月13日 本日6月13日(日)付朝日新聞の朝刊広告特集の中に、『豊かな経験と知識で社会に貢献する生涯現役、中高年黄金時代が到来』との見出しで、(社)日本人材紹介事業協会会長/東京エグゼクティブ・サーチ(株)会長:江島 優氏顔写真入り下記取材の談話記事が掲載されました。そして当サイトでご案内しています6月30日(水)開催のフォーラム概要が、P30全面広告の左下1/4スペースを使い、かなり大きく紹介されております。
今回発足する日本生涯現役推進協議会の新たな活動が、“もっと能力を発揮できる場所へ………ミドル・シニアが次なるキャリアを実現するための「セカンドキャリア」特集”としての成果を願っている同紙広告局のシニア活用時代を先取りする独創的企画に、今後多方面で役立ちたいものだと切望する次第です。
**************************************************
日本は現在、世界にもまれなスピードで少子・高齢化へと向かっています。現在、日本の労働人口は約6,500万人ですが、そのうち15歳から35歳の若年労働人口は約1,800万人。2010年頃には、その若年労働人口が約700万人減少すると予想されています。
さらに若年労働者のうち500万人以上は、高度なスキルをもたない“フリ−ター”です。今の状態が続くと、労働力の不足になり、日本の産業界は成り立たなくなるのではないかと危惧されています。
そこで今後、貴重な労働力として脚光を浴びるようになるのが、豊富な経験と知識をもった中高年です。中高年の経験や知識、専門能力、熟練した技能は、社会に蓄積された貴重な財産です。
こうした“財産”を有効に活用しないことは、社会にとって大きな損失だといえます。若い世代にアドバイスしたり、彼らを育成したり、その能力の不足を補うかたちで中高年の能力を積極的に活用することは、社会の活性化に大きくつながります。
長期不況によるリストラなどで受難時代が続いている中高年ですが、これからは逆に企業から熱望される、中高年“黄金時代”を迎えるのではないでしょうか。働き方も正社員だけでなく、派遣やパートなど、より多様化していくでしょう。
最近はボランティアで自分の能力を生かし、社会貢献することを生きがいにされている方も急増しています。高齢者が経済的、精神的に自立し、生涯現役の気概で生き生きと働ける社会こそが、これからの日本が目指すべき、真に豊かな社会だといえます。(談)
**************************************************
そしてその下段に、6月30日(水)開催の当Webサイトの推進協議会発足記念/高連協「中高年活性化交流会」フォーラムが、“年齢に縛られず、社会に役立つ力を活かして楽しむことのできる社会の実現をめざして、『元気日本』を発信します”という、まさに『21世紀 生涯現役の時代来たる!』趣旨の、基調講演、生涯現役音頭の大合唱、パネルディスカッションのプログラム内容で紹介されています。
今回発足する日本生涯現役推進協議会の新たな活動が、“もっと能力を発揮できる場所へ………ミドル・シニアが次なるキャリアを実現するための「セカンドキャリア」特集”としての成果を願っている同紙広告局のシニア活用時代を先取りする独創的企画に、今後多方面で役立ちたいものだと切望する次第です。
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日本は現在、世界にもまれなスピードで少子・高齢化へと向かっています。現在、日本の労働人口は約6,500万人ですが、そのうち15歳から35歳の若年労働人口は約1,800万人。2010年頃には、その若年労働人口が約700万人減少すると予想されています。
さらに若年労働者のうち500万人以上は、高度なスキルをもたない“フリ−ター”です。今の状態が続くと、労働力の不足になり、日本の産業界は成り立たなくなるのではないかと危惧されています。
そこで今後、貴重な労働力として脚光を浴びるようになるのが、豊富な経験と知識をもった中高年です。中高年の経験や知識、専門能力、熟練した技能は、社会に蓄積された貴重な財産です。
こうした“財産”を有効に活用しないことは、社会にとって大きな損失だといえます。若い世代にアドバイスしたり、彼らを育成したり、その能力の不足を補うかたちで中高年の能力を積極的に活用することは、社会の活性化に大きくつながります。
長期不況によるリストラなどで受難時代が続いている中高年ですが、これからは逆に企業から熱望される、中高年“黄金時代”を迎えるのではないでしょうか。働き方も正社員だけでなく、派遣やパートなど、より多様化していくでしょう。
最近はボランティアで自分の能力を生かし、社会貢献することを生きがいにされている方も急増しています。高齢者が経済的、精神的に自立し、生涯現役の気概で生き生きと働ける社会こそが、これからの日本が目指すべき、真に豊かな社会だといえます。(談)
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そしてその下段に、6月30日(水)開催の当Webサイトの推進協議会発足記念/高連協「中高年活性化交流会」フォーラムが、“年齢に縛られず、社会に役立つ力を活かして楽しむことのできる社会の実現をめざして、『元気日本』を発信します”という、まさに『21世紀 生涯現役の時代来たる!』趣旨の、基調講演、生涯現役音頭の大合唱、パネルディスカッションのプログラム内容で紹介されています。
「日本ウエルエージング協会」平成16年度総会
2004年6月10日 本日午後1時半より開催の銀座中小企業会館でのウエルエージング・セミナー:講演テーマ『125歳まで、私は生きる!』(TOEIC会長/弁護士:渡辺弥栄司講師)に出席いたしました。
本年2月には、LVクラブ・NPO東京健康倶楽部共催の第217回ライフ・ベンチャー・セミナーで、渡辺講師から『まだまだ87歳、生涯現役まっさかり/人間は125歳まで生きられる』を立ち見参加者数名も含めた、76名ギッシリの熱気ある会場で聴くことができました。今回も、身体を真向法の健康保持で毎日鍛錬しているからこそ頭も心も柔軟になり、さわやかな生きる喜びの笑顔で人に接することができるとの力強い確信のお話には、深く教えられました。
講演会の後、引き続き開かれた平成16年度の日本ウエルエージング協会理事会・通常総会に評議員として出席し、総会終了後の懇談会席上、創立以来既に半世紀に及ぼうとする当ウエルエージング協会がわが国超高齢社会において果たすべき役割を私は強調して、今月30日(水)開催の『日本生涯現役推進協議会』発足記念/高連協『人材活性化情報交流会』フォーラムには当協会を代表する方の参加協力をぜひにとお願いしたところ、理事・評議員皆様のご賛意を十分得られたものと存じます。
当協会とLVクラブとの関わりは、11年前の10月、元協会会長の故吉田壽三郎先生に、『ウエルエージングに役立つ生涯現役実践活動』と題して、第93回LVセミナーで快く講演していただきました。また、米国ワシントンのAARP本部を訪問した9年前の1995年12月LVセミナー:『21世紀日本の夢づくりを私たちはどうするか』をアピールした、私たちクラブが初めて友好他団体に呼びかけを試みた合同大望年会にも、真っ先にご参画いただけた当協会には、吉田先生を通して深いご縁を感じます。それとともに、ウエルエージング啓発運動における草分け大先輩格の、国際的にも知られた有力団体として心からの発展を切に祈る次第です。
本年2月には、LVクラブ・NPO東京健康倶楽部共催の第217回ライフ・ベンチャー・セミナーで、渡辺講師から『まだまだ87歳、生涯現役まっさかり/人間は125歳まで生きられる』を立ち見参加者数名も含めた、76名ギッシリの熱気ある会場で聴くことができました。今回も、身体を真向法の健康保持で毎日鍛錬しているからこそ頭も心も柔軟になり、さわやかな生きる喜びの笑顔で人に接することができるとの力強い確信のお話には、深く教えられました。
講演会の後、引き続き開かれた平成16年度の日本ウエルエージング協会理事会・通常総会に評議員として出席し、総会終了後の懇談会席上、創立以来既に半世紀に及ぼうとする当ウエルエージング協会がわが国超高齢社会において果たすべき役割を私は強調して、今月30日(水)開催の『日本生涯現役推進協議会』発足記念/高連協『人材活性化情報交流会』フォーラムには当協会を代表する方の参加協力をぜひにとお願いしたところ、理事・評議員皆様のご賛意を十分得られたものと存じます。
当協会とLVクラブとの関わりは、11年前の10月、元協会会長の故吉田壽三郎先生に、『ウエルエージングに役立つ生涯現役実践活動』と題して、第93回LVセミナーで快く講演していただきました。また、米国ワシントンのAARP本部を訪問した9年前の1995年12月LVセミナー:『21世紀日本の夢づくりを私たちはどうするか』をアピールした、私たちクラブが初めて友好他団体に呼びかけを試みた合同大望年会にも、真っ先にご参画いただけた当協会には、吉田先生を通して深いご縁を感じます。それとともに、ウエルエージング啓発運動における草分け大先輩格の、国際的にも知られた有力団体として心からの発展を切に祈る次第です。
山口県の「生涯現役社会づくり」近況ご連絡
2004年6月7日 本年2月8日(日)に下関海峡メッセで開催した『生涯現役社会づくりフォーラム2004』の山口県から、下記の【やまぐち生涯現役通信】による近況ご報告がありましたので、ご紹介します。
**********************************************
【やまぐち生涯現役通信】
山口県の「生涯現役社会づくり」の近況です。
山口県では、高齢者や中高年の社会参加促進に向けて、産学公連携による総合的な支援体制の整備を進めています。
●「生涯現役社会産学公推進協議会」の設立(平成16年6月30日設立予定)
生涯現役社会づくりに向けた全県的・総合的な運動を展開するため、関係団体や大学、企業など産学公連携による社 会参加促進等の普及啓発や環境づくり、県域及び各地域の関係団体等の実務者による情報交換や協働を促進する「生涯現役社会産学公推進協議会」を設立します。
・構成 産業、学術、公的団体等の33団体
・取組 県域及び8地域に設置する「シニアアクティブ推進会議」(関係団体や地域活動家等の実務者で構成)を中心に、情報交換会や事業・イベント等の協働を展開。フォーラム・セミナーの開催(「生涯現役社会学会」同時開催)(平成17年度〜)
・事務局 山口県生涯現役推進センター
●「生涯現役社会学会」の設立(平成16年11月設立予定)
研究者や地域活動家、行政・企業・団体関係者等の協働により、高齢者や中高年の生きがいや健康づくり、社会貢献 活動の促進など、生涯現役社会づくりに資する先進的な調査研究や地域での支援活動を行い、県内外への情報発信を行う「生涯現役社会学会」の設立を進めています。
【6月1日第3回設立準備会での検討状況】
(座長:九州大学大学院小川全夫教授 他大学・団体関係者等10名)
・特色 「学術学会機能」+「実践活動機能」
・事業
1調査研究…?会員協働による調査研究(実証フィールド等での展開)?企画提案型調査研究 ?大学等が実施する調査研究との協働
2支援活動…住民やグループ等に、地域での課題を踏まえた活動展開への指導助言を行うなど、会員による地域での支援活動を実施
3情報発信…?大会開催(調査研究・支援活動の発表、ネットワーク形成、会員活動表彰)?データ提供 ?会報発行・HP・組織等
1正会員…(個人)、賛助会員(団体)
2運営費…年会費、助成金、寄付金等
3事務局…山口県立大学地域共同研究センター「高齢部門」
・今後のスケジュール
7月〜「発起人会」設立、会員募集
11月「設立総会」開催
●「心豊かな長寿社会を考える国民の集い」の開催(平成16年10月23日開催予定)
生涯現役社会づくりについて、自ら考え行動する契機となる集いを、内閣府等との共催により開催します(開催場所:山口市内)。
●「シニアネットやまぐち」の設立(平成16年7月10日設立予定)
各地域でのITを活用した仲間づくり、社会参加活動等の展開やネットワーク化を促進するため、県内IT活用グループによる「シニアネットやまぐち」の設立が進められています。
**********************************************
山口県高齢保健福祉課
*4月1日から新しい班名になりました。
生涯現役推進班 木村 進
TEL 083−933−2788
FAX 083−933−2809
E-mail kimura.susumu@pref.yamaguchi.lg.jp
*メールアドレスに「lg.」が追加されました。
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【やまぐち生涯現役通信】
山口県の「生涯現役社会づくり」の近況です。
山口県では、高齢者や中高年の社会参加促進に向けて、産学公連携による総合的な支援体制の整備を進めています。
●「生涯現役社会産学公推進協議会」の設立(平成16年6月30日設立予定)
生涯現役社会づくりに向けた全県的・総合的な運動を展開するため、関係団体や大学、企業など産学公連携による社 会参加促進等の普及啓発や環境づくり、県域及び各地域の関係団体等の実務者による情報交換や協働を促進する「生涯現役社会産学公推進協議会」を設立します。
・構成 産業、学術、公的団体等の33団体
・取組 県域及び8地域に設置する「シニアアクティブ推進会議」(関係団体や地域活動家等の実務者で構成)を中心に、情報交換会や事業・イベント等の協働を展開。フォーラム・セミナーの開催(「生涯現役社会学会」同時開催)(平成17年度〜)
・事務局 山口県生涯現役推進センター
●「生涯現役社会学会」の設立(平成16年11月設立予定)
研究者や地域活動家、行政・企業・団体関係者等の協働により、高齢者や中高年の生きがいや健康づくり、社会貢献 活動の促進など、生涯現役社会づくりに資する先進的な調査研究や地域での支援活動を行い、県内外への情報発信を行う「生涯現役社会学会」の設立を進めています。
【6月1日第3回設立準備会での検討状況】
(座長:九州大学大学院小川全夫教授 他大学・団体関係者等10名)
・特色 「学術学会機能」+「実践活動機能」
・事業
1調査研究…?会員協働による調査研究(実証フィールド等での展開)?企画提案型調査研究 ?大学等が実施する調査研究との協働
2支援活動…住民やグループ等に、地域での課題を踏まえた活動展開への指導助言を行うなど、会員による地域での支援活動を実施
3情報発信…?大会開催(調査研究・支援活動の発表、ネットワーク形成、会員活動表彰)?データ提供 ?会報発行・HP・組織等
1正会員…(個人)、賛助会員(団体)
2運営費…年会費、助成金、寄付金等
3事務局…山口県立大学地域共同研究センター「高齢部門」
・今後のスケジュール
7月〜「発起人会」設立、会員募集
11月「設立総会」開催
●「心豊かな長寿社会を考える国民の集い」の開催(平成16年10月23日開催予定)
生涯現役社会づくりについて、自ら考え行動する契機となる集いを、内閣府等との共催により開催します(開催場所:山口市内)。
●「シニアネットやまぐち」の設立(平成16年7月10日設立予定)
各地域でのITを活用した仲間づくり、社会参加活動等の展開やネットワーク化を促進するため、県内IT活用グループによる「シニアネットやまぐち」の設立が進められています。
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山口県高齢保健福祉課
*4月1日から新しい班名になりました。
生涯現役推進班 木村 進
TEL 083−933−2788
FAX 083−933−2809
E-mail kimura.susumu@pref.yamaguchi.lg.jp
*メールアドレスに「lg.」が追加されました。
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明5日(土)午後10時・NHK教育番組のご紹介
2004年6月4日 大阪の知人・Mさんから、明晩午後10時よりNHK教育番組の次のようなご案内がありました。青少年の非行化が話題になるたびに教育実践の場が様々な角度から採り上げられますが、ご関心ある方は、どうかお見逃しないよう転載予告のご案内をさせていただきます。
*************************************************
北星学園余市高等学校のヤンキー先生・義家弘介氏に関する番組紹介です。
◆局 名 NHK教育
◆日 時 2004年6月5日(土)
夜10時00分 〜 11時30分
◆番組名 ETV特集
「転べ、それから立ち上がれ・ヤンキー先生・義家弘介と作家・重松清の対話」
【解説】
北海道の北星学園余市高校の教師、義家弘介さんにスポットを当てる。同校は全国で初めて他校の中退者の受け入れを始めた学校として知られる。義家さんはその中退組の第1期生だった。
彼は当時、非行を重ねた末にたどり着いた同校で1人の教師に出会う。それを機に立ち直り、教師として母校に戻った。しかし義家さんが戻るまでの10年の間に生徒たちの世界は激変していた。
彼はどうやって今の若者と心を通わせるのか。また、複雑な青少年問題とどう向き合い、どう解決しようとしているのか。作家の重松清氏が、波乱の人生の中から築き上げた義家さんの教育哲学に迫る。
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北星学園余市高等学校のヤンキー先生・義家弘介氏に関する番組紹介です。
◆局 名 NHK教育
◆日 時 2004年6月5日(土)
夜10時00分 〜 11時30分
◆番組名 ETV特集
「転べ、それから立ち上がれ・ヤンキー先生・義家弘介と作家・重松清の対話」
【解説】
北海道の北星学園余市高校の教師、義家弘介さんにスポットを当てる。同校は全国で初めて他校の中退者の受け入れを始めた学校として知られる。義家さんはその中退組の第1期生だった。
彼は当時、非行を重ねた末にたどり着いた同校で1人の教師に出会う。それを機に立ち直り、教師として母校に戻った。しかし義家さんが戻るまでの10年の間に生徒たちの世界は激変していた。
彼はどうやって今の若者と心を通わせるのか。また、複雑な青少年問題とどう向き合い、どう解決しようとしているのか。作家の重松清氏が、波乱の人生の中から築き上げた義家さんの教育哲学に迫る。
『高齢社会NGO連携協議会』6月事務局報告
2004年6月3日 『高連協事務局ニュース』6月号を下記ご紹介します。
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1.「樋口、堀田両代表と語ろうフォーラム」を開催
5月26日(水)15時〜17時に女性と仕事の未来館(田町)で表記のフォーラムを開催しました。
このフォーラムは、当初、高連協の今年度情報交流会として、高連協内で今後の進む道を語り合おうと企画されましたが、高連協の活動を社会に広く知っていただき未加入団体にも高連協に参加していただくチャンスにしようと、テレビ朝日社会福祉事業団の協賛を得て、一般の方々も交えて高齢社会の直面する主要な問題を両代表とともに議論する場とすることに変更したものです。
参加者は約150名で男女ほぼ半々、しかもけっこう若い方々の姿も散見されました。
高連協理事の和久井さん(さわやか福祉財団)が司会進行に当たり、冒頭に高連協の簡潔な紹介と今年度高連協が取り組むべきもののなかで、本会の限られた時間に論議すべき介護、年金、就労といった主要なテーマでの意見交換を提起しました。
続いて両代表の挨拶の中で、堀田代表は「2000年代に入って少子化対策の方に力点が移ってきつつあるが、しかし元気高齢者が社会の中でそのエネルギーを生かすのは未来へ向けて大きな意味がある」と、そして樋口代表は「現在はあらゆる課題についてパートナーシップがキーワードであり、高連協においても男女共同参画の好機が熟してきた」とまさに息のあった導入の後、まず介護について会場からいくつかの問題が提起されました。
口火は国際長寿センターの大上さんで、2015年の介護を考えるとき、3年以上前に始めた介護電話相談の経験から、やはり家族介護を地域支えあい介護へと高める「地域包括ケア」のコンセプトの重要性を訴えたいと発言されました。
それに続き、港区の生活福祉ネットワークの方が男女共同参画特に男性の参加の難しさについて、また、さわやか福祉財団の丹さんが団塊の世代が高齢者となる2015年における市民参加型、テーマ型の行政への改革について問題提起しました。
これについて堀田代表は、昨年6月に公表された「2015年の高齢者介護 報告書」は副題が「高齢者の尊厳を支える介護」であり、隠れたベストセラーとして10年先の旗印を明快に挙げているという紹介とともに、地域包括ケアの具体化にとって痴呆対策、住まい方、人材育成の3つは大変重要で夫々研究会がスタートしていること、これらへの男性の参加は男性の自立にとっても必要であり、また、旧態然としていた民生委員や児童委員も目に見えてよくなってきた等の指摘をしました。
樋口代表も、人口構成の変化によって必然的に変わらざるをえない状況が生じており、男性が定年後親の介護で企業の再雇用を辞退する風潮とか、男性主導の高齢者福祉NPOが男性高齢者向けのデイサービスを創りはじめている事例など興味深いコメントをしました。
次に第2のテーマである年金・就労に移り、WACの曽根さんは豊かな老後人生のために高連協は何が出来て何が出来ないかはっきりと表現すべきと、博報堂の阪本さんは子育て支援のような具体的な世代間交流が変化の契機になると、また、一般参加の女性は日本企業の人事ポリシーが中高年男性の活躍を制約している等と問題提起しました。フロアーからの最後の問題提起として高齢協の横田さんは、年金制度とそのバックグラウンドについてレビューしつつ一人暮らし女性の低年金を含めて給付と負担の公平性の問題を取り上げ両代表のコメントを求めました。
これに対し、堀田代表は、世代間交流が当たり前の社会を期待すると同時に、年金制度の賦課方式は止めることは出来ないもので、少子化を食い止めるか外国人を積極的に受け入れること以外の対応策は考えられないと述べ、すべての人が納得できる公平な制度の難しさと期待をにじませました。
樋口代表は、国の信頼の基本は社会保障と義務教育に尽きる、年金制度も介護保険制度と同様誇りをもって育てていくべきであるとコメントしました。そして最後に世界の元気老人と出会う旅など、高連協が先頭に立って旗を振ったらすばらしいことではないかという締めで有意義なフォーラムを終えました。
2.各事業の委員会体制
5月度役員会で今年度委員会体制について審議され、自薦、他薦を取り混ぜて、委員会の委員長と委員がほぼ決まりました。ただ、各委員会とも各団体からの参加の門戸はいつも開かれていますので、活動の活発化のためにも多数の参加を期待しています。
3.高連協役員会の報告
第2回高連協役員会が次の通り開催されました。
? 日時 04年5月19日(月) 10時〜12時
? 場所 さわやか福祉財団 会議室
? 議事
1.04年度委員会体制審議
2.対話集会の運営について
4.次回高連協役員会
? 日時 04年6月25日(金) 15時〜17時
? 場所 高連協事務局(エイジング総合研究センター内) 会議室
? 議事
1.今後の情報交流会の開催について
2.各委員会の運営について
3.その他
**********************************************
1.「樋口、堀田両代表と語ろうフォーラム」を開催
5月26日(水)15時〜17時に女性と仕事の未来館(田町)で表記のフォーラムを開催しました。
このフォーラムは、当初、高連協の今年度情報交流会として、高連協内で今後の進む道を語り合おうと企画されましたが、高連協の活動を社会に広く知っていただき未加入団体にも高連協に参加していただくチャンスにしようと、テレビ朝日社会福祉事業団の協賛を得て、一般の方々も交えて高齢社会の直面する主要な問題を両代表とともに議論する場とすることに変更したものです。
参加者は約150名で男女ほぼ半々、しかもけっこう若い方々の姿も散見されました。
高連協理事の和久井さん(さわやか福祉財団)が司会進行に当たり、冒頭に高連協の簡潔な紹介と今年度高連協が取り組むべきもののなかで、本会の限られた時間に論議すべき介護、年金、就労といった主要なテーマでの意見交換を提起しました。
続いて両代表の挨拶の中で、堀田代表は「2000年代に入って少子化対策の方に力点が移ってきつつあるが、しかし元気高齢者が社会の中でそのエネルギーを生かすのは未来へ向けて大きな意味がある」と、そして樋口代表は「現在はあらゆる課題についてパートナーシップがキーワードであり、高連協においても男女共同参画の好機が熟してきた」とまさに息のあった導入の後、まず介護について会場からいくつかの問題が提起されました。
口火は国際長寿センターの大上さんで、2015年の介護を考えるとき、3年以上前に始めた介護電話相談の経験から、やはり家族介護を地域支えあい介護へと高める「地域包括ケア」のコンセプトの重要性を訴えたいと発言されました。
それに続き、港区の生活福祉ネットワークの方が男女共同参画特に男性の参加の難しさについて、また、さわやか福祉財団の丹さんが団塊の世代が高齢者となる2015年における市民参加型、テーマ型の行政への改革について問題提起しました。
これについて堀田代表は、昨年6月に公表された「2015年の高齢者介護 報告書」は副題が「高齢者の尊厳を支える介護」であり、隠れたベストセラーとして10年先の旗印を明快に挙げているという紹介とともに、地域包括ケアの具体化にとって痴呆対策、住まい方、人材育成の3つは大変重要で夫々研究会がスタートしていること、これらへの男性の参加は男性の自立にとっても必要であり、また、旧態然としていた民生委員や児童委員も目に見えてよくなってきた等の指摘をしました。
樋口代表も、人口構成の変化によって必然的に変わらざるをえない状況が生じており、男性が定年後親の介護で企業の再雇用を辞退する風潮とか、男性主導の高齢者福祉NPOが男性高齢者向けのデイサービスを創りはじめている事例など興味深いコメントをしました。
次に第2のテーマである年金・就労に移り、WACの曽根さんは豊かな老後人生のために高連協は何が出来て何が出来ないかはっきりと表現すべきと、博報堂の阪本さんは子育て支援のような具体的な世代間交流が変化の契機になると、また、一般参加の女性は日本企業の人事ポリシーが中高年男性の活躍を制約している等と問題提起しました。フロアーからの最後の問題提起として高齢協の横田さんは、年金制度とそのバックグラウンドについてレビューしつつ一人暮らし女性の低年金を含めて給付と負担の公平性の問題を取り上げ両代表のコメントを求めました。
これに対し、堀田代表は、世代間交流が当たり前の社会を期待すると同時に、年金制度の賦課方式は止めることは出来ないもので、少子化を食い止めるか外国人を積極的に受け入れること以外の対応策は考えられないと述べ、すべての人が納得できる公平な制度の難しさと期待をにじませました。
樋口代表は、国の信頼の基本は社会保障と義務教育に尽きる、年金制度も介護保険制度と同様誇りをもって育てていくべきであるとコメントしました。そして最後に世界の元気老人と出会う旅など、高連協が先頭に立って旗を振ったらすばらしいことではないかという締めで有意義なフォーラムを終えました。
2.各事業の委員会体制
5月度役員会で今年度委員会体制について審議され、自薦、他薦を取り混ぜて、委員会の委員長と委員がほぼ決まりました。ただ、各委員会とも各団体からの参加の門戸はいつも開かれていますので、活動の活発化のためにも多数の参加を期待しています。
3.高連協役員会の報告
第2回高連協役員会が次の通り開催されました。
? 日時 04年5月19日(月) 10時〜12時
? 場所 さわやか福祉財団 会議室
? 議事
1.04年度委員会体制審議
2.対話集会の運営について
4.次回高連協役員会
? 日時 04年6月25日(金) 15時〜17時
? 場所 高連協事務局(エイジング総合研究センター内) 会議室
? 議事
1.今後の情報交流会の開催について
2.各委員会の運営について
3.その他