『高連協事務局ニュース』の2005年1月号のご紹介をします。

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新年のお慶びを申し上げます。
  昨年は、「災」の字に象徴されるように多難な年でした。
単に自然災害が多発しただけでなく、心が寒くなるような事件が日常発生し、強者の論理が多様な価値観の存在を否定し押しつぶそうとする事象もみられました。こうしたなかで、少子高齢化の流れは益々加速しており、真に「人間の叡智」が求められる時代になっていることを痛感させられました。
  
  多くの課題に対して一人ひとりの人間・一つ一つの組織ができることは極めてわずかですが、他の年齢層のかたがたよりも人生の経験を多く積んだ人々が作る団体の集まりである高連協には「人間の叡智」が潜在している可能性が非常に高いと思われます。特に、一般的には「島国根性」といわれ「排他的」と思われているわが国には、本来は南や北から海を渡ってきたいろいろな民族の血と文化・文明が融合し、自然界のあらゆるものや優れた人物に神を認め仏やキリストなどにも安らぎを求める柔軟性があります。高齢社会への移行についても、わが国は他の国よりも急スピードで高齢化率も最高となります。
  
  私たち高連協に集う団体およびその会員のもつ「潜在的叡智」が発揮され顕在化すれば、現
在の社会が抱える諸課題のいくつかについては解決の糸口がみつかるはずです。そのためには、高連協に現在参加している団体だけではなく、より多くの団体に高連協活動への参加を求め、各団体が取り組んでいる課題解決のためにも、連携してより強力に社会へ情報を発信し、問題解決につなげる努力が必要となります。
 
  さいわい、今年は愛知万博が開催され、高連協も9月19日(月・祝日)〜9月23日(金・祝日)に企画・出展することとなっております。この場を、高齢者がその叡智を地球レベルで
交換できるきっかけづくりとしたいと考えます。

  本年が未来への希望の年となりますよう、ともに歩んでいきましょう。
                    (事務局長 鷹野 義量)
              
1.新たに2団体が加わりました(新入会員紹介)
高連協に新たに正会員1団体、賛助会員1社が加わりました。
〔正会員〕 中間法人 シニア総合研究協会(杉並区・代表:塚田勝俊)
〔賛助会員〕 ?日本通信教育連盟(新宿区・社長:品川恵保)
2.「高齢社会研究セミナー」の報告書を配布しました
  
  04年9月6日開催した「高齢社会研究セミナー」の報告書が出来上がり、12月末に全団体に配布しました。なお、追加部数をご希望の団体は、エイジング総合研究センターあてご照会ください。
  また、11月下旬に東京・仙台で開催した「高齢社会に関するグローバル・パートナーシップ・シンポジウム in 東京、宮城・仙台」(内閣府、宮城県、仙台市及び高連協の主催)の報告書は3月ごろできあがり、高連協参加団体にも配布いたします。

3.成年後見制度普及促進事業の説明会を開催しました
  成年後見制度普及事業に関し、今年度の「説明会開催」、「講師募集講座開催」の説明会が04年12月21日開催され、成年後見制度に関心をお持ちの6団体から7名の参加がありました。
  今年度の取り組みと、今後の発展について説明と質疑がかわされました。今回ご欠席の団体でも、今後本格的に取り組みを検討しておられる団体は、高連協のこの事業プロジェクト委員長である河合理事(シニアルネサンス財団事務局長)あてご照会ください。

4.愛知万博への対応のアウトラインが決まりました
  今年3月〜9月の間開催される「2005年日本国際博覧会」(愛知万博)は、大きな特徴のひとつとして、万博史上初めて市民が主体となり企画運営する「市民パビリオン」(高連協参加団体であるコモンズ・デザイン研究所の小川さんがプロデューサー)が万博期間を通じて開館されます。
  高連協は、かねてから世界の人々と高齢社会問題、特に高齢者の社会参加について語り合う良い機会であると考え、万博へのエントリーをしてきましたが、このほどようやくそのアウトラインが万博協会との間で合意されました。
  高連協のテーマは「エージング・フォーラム2005」で、参加は次の日程になります。万博期間のクライマックスにも近く、敬老の日もかかっている最高の期間が確保できましたので、ぜひとも素晴らしいプログラムを提供し世界の方々とも交流できる場としたいと考えます。
  高連協会員団体の積極的参加を期待します。
〔日程〕
・ 9月19日(月・祝日) 『海上の森大学』開講(高連協企画・実施)
  1日だけの「シニア大学」、校長は樋口さん・堀田さん、
              講師陣はわが国の著名人(人選はこれから)
・ 9月20日(火)『アジアで経験を分かち合うために』開催(高連協企画・実施)
           樋口・堀田代表が、それぞれ事前にヨーロッパ・アジアの国を訪問し交流したビデオを用いながら、高齢社会が抱える問題点とその解決策、自分たちの役割などについて、会場に参加した
方々との対話を通じて一緒に考えます。
・ 9月21日(水)   『海上の森音楽祭』開催(高連協企画)
・ 9月22日(木)   『健康』をテーマとするシンポジウム開催(高連協企画)
・ 9月23日(金・祝日) 『シニアアートフェスティバル』開催(高連協企画)

5.情報交流会を開催いたします
   次のとおり高連協情報交流会を開催します。
  高連協参加団体のこれからの活動計画、高連協今後の活動のありかたなどに関する討議の参考になればと存じますので、皆様のご出席を期待します。
・ 日時  05年2月15日(火)10時〜12時
・ 場所  さわやか福祉財団会議室
・ テーマ 少子高齢社会の課題と対策
・ ゲスト 内閣府少子高齢社会対策担当 中原参事官

6.高連協参加団体から図書を寄贈いただきました
高連協参加団体の発刊した図書について、12月には次の図書の寄贈をいただきました。
  それぞれ、新聞等マスコミにもとりあげられておりますので、ご購読希望の方は各団体に直接お申し込みください。また、閲覧希望の方は高連協事務局までご連絡ください。
  ?「高齢社会基礎資料」‘4〜’5年版 エイジング総合研究センター (中央法規出版) 26,250円
      
  ?「これでよいのか政府の構想」 さわやか福祉財団(公益法人協会)
  
  ?「傾聴ボランティアのすすめ」 ホールファミリーケア協会
(三省堂)1,600円
  
7.高連協参加団体のイベントを紹介します
  高齢社会をよくする女性の会が次のとおりセミナーを開催します。参加お申し込みは高齢社会をよくする女性の会へ直接ご連絡ください。
  ・ 日時  2005年1月18日(火) 18時〜20時
  ・ 場所  女性と仕事の未来館 第1セミナー室(港区芝5-35-3)
  ・ テーマ 働く高齢者が未来を変える
  ・ 講師 江見康一氏(武蔵野市シルバー人材センター会長)
    
8.次回高連協役員会
  ? 日時  05年1月13日(木)10時〜17時
  ? 場所  高連協事務局(エイジング総合研究センター内)会議室
  ? 議題  ・高連協04年度事業中間総括と今後の活動について
        ・その他           以上
     平成17年度 エイジレス・ライフ実践者及び社会参加活動事例の募集
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  内閣府ではエイジレス・ライフ(年齢にとらわれず自らの責任と能力において自由で生き生きとした生活を送る)を実践している高齢者、地域で社会参加活動を積極的に行っている高齢者のグループを広く紹介し、既に高齢期を迎え、又はこれから迎えようとする世代の高齢期における生活の参考としてもらうために、これら活動事例の募集を行っています。
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<募集する活動事例>

(1)エイジレス・ライフ実践者
  下記のいずれかを実践している概ね65歳以上の方

  過去に培った知識や経験を活かし、高齢期の生活で社会に還元し活躍している
中高年から一念発起して、物事を成しとげた
壮年期において達成した地位や体面などにとらわれることなく、高齢期を新しい価値観で生き生きと生活している
自らの努力、習練等により、優れた体力・気力等を維持し活躍している
地域社会のなかで、地域住民のリーダーやコーディネーター的な役割を発揮し、生き生きと生活している

(2)社会参加活動
 積極的な活動を通じ、社会とのかかわりを持ち、生き生きと充実した生活を送っている概ね65歳以上の方が中心となって構成しているグループ等(10名以上)

(活動分野)
 ・ 趣味 ・ 教育、文化 ・ 福祉、保健
 ・ 健康、スポーツ ・ 生活環境改善 ・ 地域行事、自治会
 ・ 生産、就業(起業を含む) ・ 安全管理 ・ その他

<推薦方法>

 最寄りの市区町村の高齢者福祉担当窓口等に3月25日(金)までに上記活動を行っている方の氏名又はグループ名、活動内容がわかるものを提出。(自薦推薦を問わず)

<紹介事例の決定等>

 内閣府に都道府県・指定都市及び高齢者関連団体から推薦のあった事例について、選考委員会から意見を聴取し、内閣官房長官が決定します。決定した事例については、書状と記念の楯を授与します。

<紹介方法>

 決定した事例については、国民に広報を行います。また、「心豊かな長寿社会を考える国民の集い」において数事例の紹介を行います。

(問い合わせ先)
内閣府政策統括官(共生社会政策担当)
少子・高齢化第2担当(03−3581−9268)
又は最寄りの市区町村の高齢者福祉担当窓口にお問い合わせ下さい。
  ◎日本経済新聞「歴史に学び明智ある国際国家めざそう/戦後60年を超えて?」
  “戦後60年にあたる2005年は、歴史の節目を刻む年である。国連建設60年であり、冷戦構造のもとで自民党ができて50年だ。日韓正常化からは40年たつ。世界経済に目を転じれば、先進国サミットから30年であり、プラザ合意20年でもある。日本経済は長い停滞から脱出しつつあるが、イラク問題など世界の混迷は続いている。
  歴史の教訓に学び、日本の針路を考えたい。”と始まり、◆第二の敗戦から再出発、の項目では、アジアの二大国、日中に戦後は終わっていないが、欧州の戦後は完全に精算され、対米関係を調整しつつ独仏融和に奔走し欧州統合を先導したジャン・モネのような無私の指導者がアジアにはまだ現れていないと嘆く。
  ◆競争力プラス協調力を…の中で、日本はどんな道を歩むべきか。試されるのは国際協調力であり、歴史の溝を埋めるのはアジア発展の大前提である。日中双方に中国版「冬のソナタ」ブームを生み出すくらいの懐の深さがあっていい。多様な価値を認め合い、チェック機能が働く柔軟な社会。そんな明智ある国際国家こそ歴史が教える日本の道である.恐れられるのではなく尊敬される「日本の時代」をめざしたい、と結んでいる。

  ◎産経新聞「歴史の大きな流れに思う/保守に求められる創造的挑戦」
  歴史はとうとうと流れていく。遡行できぬ川の流れのように。
  たしかに、眼前の風景だけを眺めれば、行く手を阻む岸壁は高く、大きく、そして険しい。目も眩むような7百兆円を超す中央・地方の財政赤字、真綿で国の活力を締めるような少子化と高齢化の進行、伸びきって弛緩状態にある経済成長、これらは互いに絡み合って日本の前に立ちはだかっている。
  そして、甘えの構造が温存された「悪しき戦後」を超克する挑戦的な平成17年として、「戦後の終焉」を告げる象徴的ゴールとしての、あるいは究極の構造改革としての憲法改正(および教育基本法改正)があると、◆悪しき戦後からの脱却…や、◆1990年体制の定着、の中で判断して大きな間違いはないと述べる。
  最後の見出しの◆「内なる敵」こそ真の敵、では、近代日本を動かしてきたのは、例外的な戦後の一時期を除いて、大略保守主義者たちであるという。だから、高い道徳性と倫理性を備えた教養ある保守主義者を育成することは国家的要請であり、革命を好まず、今ふたたび不断の改革による、高貴な精神を取り戻せる保守主義者から創造的挑戦を求めることが、とうとうたる歴史の流れに淀みを生じさせないと結んでいる。    以 上
  ◎朝日新聞「アジアに夢を追い求め/2005年の始まり」
  “100年前の元旦にロシア軍司令官ステッセル降伏で、激闘5ヶ月の旅順攻防は結末を迎え、その半年後の日本海でのバルチック艦隊撃破で日本は勝利した。中国革命家の孫文が欧州でこれを知り、「東方民族が西方民族を打ち破ったから、われわれも……」と歓喜の声を挙げ、アジア独立運動家たちを勇気づけた。同年11月の日韓併合への歴史は皮肉とはいえ、大国ロシアに勝利した日本が、西欧からの独立を求めるアジア人に自信を与えたのは間違いない。”との書き出しで社説が始まっている。
  それから、◆行き交う共同体構想、◆ナショナリズムの悪循環、◆日中の天然資源を共同で、と各見出しの中で同紙の主張をしている最後に、孫文が「大アジア主義」を提唱した頃、欧州で日本人を母にもつオーストリアのクーデンホフ・カレルギー伯爵が「大欧州」を呼びかけていたことも紹介する。欧州では紆余曲折を得て、独仏両国境付近の豊富な地下資源を平和の種に転じようと、1951年の石炭鉄鋼6ヶ国共同管理がその第一歩となった今日の欧州連合(EU)への成長につながった事例を指摘している。その同じ知恵で天然ガス等海底資源の共同開発・管理だけでなく中国の深刻な環境汚染にも取り組むべきだと訴える。
  日本人の意識を変えた韓流ブーム、サッカーのワールドカップ日韓共催等、日中関係にもダイナミックなプラス思考が求められると。
  確かに考えてみると、大欧州の夢は当初現実味のないユートピア構想だった。だが、かの伯爵が「いかなる歴史的大事業も、ユートピアに始まり、実現に終わるものなり」と書き残したように、アジアの実情に合う緩やかな共同体実現に向けた夢を追い求めるべきだとの論説で締め括られている。

  ◎毎日新聞「もっと楽しく政治をしよう/国民の力を信じる政府に」
  “戦後60年になる。平和主義も還暦を迎えた。危うくなった懸念もあるが、とりあえずこの快挙は喜び誇るべきである。
  戦後民主主義、象徴天皇制、人権の尊重などこの60年を支えてきた基本原則が現実とのずれでいずれも揺らいでいる。民主主義は観客席にいることが多い主権者と、それを見越した政党の緊張感に欠ける内部闘争とその結果である政策面でのだらしなさによって、活力を失っていないか。象徴天皇は世代替わりと女帝問題に象徴される存在感の変遷にそろそろはっきりした対応が必要になっている。
  人権も権利付与が既得権化して社会福祉予算も拡大し、それに見合う負担の合意形成をしないまま、とりあえず国の借金によるしのぎを続け、その限界ははっきり見えてきた。”と社説前文の意見を述べている。
  次いで、◆一律主義はやめよう、の見出しの中で、21世紀になって以降、同紙の年頭社説では成長一本やりの景気優先主義から脱却しよう、すべて欲しいでなくどちらかを選択する時機に来た、素直に現実を見なおせばやるべき事は明白だ…、◆説得という文化を、の見出し最後に、“なぜ、何が必要で、こういう見通しがあるからと説得による多数派工作がないまま進める過去60年の政治体質をやめ、結果だけでなくそういう過程を共に楽しみ責任も共有する今後の民主主義を形成する60年にしようではないか。”と訴えている。

  ◎読売新聞「“脱戦後”国家戦略を構築せよ/対応を誤れば日本は衰退する」
  冒頭の見出し◆新たな歴史的激動期、で“干支でいう乙酉(きのととり)年の元日である。『昭和の戦争』が終了してから六十年。干支が一巡し、1945年に生まれた人たちも、今年、還暦を迎える。
  「戦後」は、すでに2世代相当の歴史的時間を経た。国際社会も日本も、「戦後」とは異質な世界といえるほど大きく変わってしまっている。(中略)
  しかし、日本が内外戦略ともに迅速、適切に対応できるかについては、懸念もある。現実の日本には、いまだに「戦後」思考から脱却できない、「守旧」勢力が存在するからだ。”と述べ、◆「戦後民主主義」の残滓、の見出しで、世界・国際社会の実像に対応すべき日本の現実的課題とはなにか、を問い、◆改正すべき教育基本法、の中では、長らく改定の必要性がいわれながら、いまだ改定作業が難航している「愛国心」の扱いに触れ、愛国心が是か非かを論議の対象にする国などどこにあろうかと嘆く。
  さらに、◆「平等」偏重からの転換を…の中で、全世代負担の消費税位置づけを中途半端にしたままの、現役勤労世代の直接税・保険料負担を主財源とする社会保障システムの維持はとても無理だと訴える。
  最後の◆経済規模縮小の危機、において、このままでは、2030年の実質国民所得は、2000年に比べて15%縮小する、との試算もある。社会保障システムを支える前提としての、日本経済の規模と生産性そのものを維持できるかどうかという、困難な時代に入っていく。
  今、日本は、まさに国家百年の計が問われている。「戦後」の思考様式を払拭し、内外にわたり国家、国民の活力を維持するための戦略的対応を急がなくてはならない。残された時間は、そう多くはない、と結んでいる。     つづく
  明けましておめでとうございます!
  2005年元旦の全国版各新聞のトップ記事を参考資料として下記に拾い上げてみました。  どうか本年もよろしくお願いします。
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  ◎ 朝日新聞:「堤氏、5月に違法性認識」
西武鉄道株虚偽記載前/コクド役員が報告/監視委、前社長ら聴取
  西武鉄道による大株主保有比率の虚偽記載問題で、同社の筆頭株主コクドの堤義明・前会長が04年5月ごろ、個人名義に偽装した西武鉄道株をコクドが違法に大量保有していた事実についてコクドの役員から報告を受けていたことが分かった。
  この前には、株券電子化の実施で名義偽装が発覚するのを恐れて両社役員が対策を協議しており、こうした動きを受けた報告とみられる。堤前会長らが早期に違法性を認識していた疑いが強まり、証券取引等監視委員会も両社幹部等から任意で一斉に事情聴取した。

  ◎ 毎日新聞:「堤氏ら公表遅らせ株売却」
西武鉄道株関係者供述/告発へ監視委調査/インサイダー取引で
  西武鉄道株のグループ企業による虚偽記載問題で、親会社のコクド関係者が「堤義明前会長らが西武鉄道の問題公表を遅らせ、株の売却を進めた」と証券取引等監視委員会に供述していることがわかった。
  コクドは公表の約2ヶ月前、西武鉄道の監査役が社内で「株保有率が上場廃止基準に触れる」と指摘した段階で情報を得ていたことも判明。
  この間に堤前会長らが違法性を認識して売却した疑いが強まり、監視委は証券取引法違反(インサイダー取引)容疑での告発に向け、本格的な調査を始めた。

  ◎ 読売新聞:「中国が日本側に12鉱区」
 東シナ海ガス田開発 全容判明/政府、計画に抗議/日中中間線“完全越境”3区
  東シナ海で中国が進めようとしている天然ガス田開発計画の全容が31日、日本政府の内部資料で明らかになった。東シナ海では日本と中国が排他的経済水域(EEZ)の境界をめぐって対立しており、日本側は日中中間線を境界とするよう主張しているが、中国側は日本側に張り出した鉱区を12ヶ所も設定していた。
  このうち3ヶ所は、鉱区全体が日本側に完全に入っていた。政府は2004年秋までにこうした事実をつかみ、中国政府に抗議している。「政冷経熱」と言われる日中関係の中で、東シナ海の海洋権益をめぐる両国の対立は、今後一段と激化しそうだ。

  ◎ 日本経済新聞:「さあ国も会社も男も女も」
少子化に挑む/ニッポン大転換?/産声消え 衰退の足音
  子どもの数が減っていく。日本は先の見えにくい人口減の時代に入り込んだ。子どもを産むことがあたりまえと言えなくなった国。成長力や創造力が弱り、国力は衰退の瀬戸際に立つ。政府や企業はもちろん、老若男女がともに育む力の再生に動き出すときだ。(少子問題取材班)

  ◎ 産経新聞:「高齢ニッポン存亡岐路」
待ったなし 人口減少時代/赤ちゃん4年連続最少 自然増10万人割れ/超効率的社会に生きる道
  平成16年に生まれた赤ちゃんは110万7千人で前年より1万7千人少なく、出生数から死亡数を引いた自然増加数も初めて10万人を割るのがほぼ確実であることが31日、厚生労働省の人口動態統計・年間推計で分かった。
  「将来推計人口」は、日本の人口は平成18(2006)年をピークに減少に転じると予測している。少子・高齢化の進行で、ついに迎える“人口減少時代”。日本社会は構造的な変革が求められている。        以 上         
  生涯現役実践道場/ライフ・ベンチャー・クラブの過去19年に及ぶ活動成果を踏まえ、本年6月「日本生涯現役推進協議会」を創設してから月日の経つのは速いもので、はや半年が経ちました。
  その間に、クラブ会員に余分な負担がかからぬよう事務局体制を専任で活動してもらえるような人材を求め、6月30日(水)の生涯現役協創設記念フォーラムを盛大に開催できましたことは感謝に堪えません。
  また、11月11日(木)開催の第2回情報交流フォーラムは、第1回に比べ参加者数こそ非常に少なかったものの、生涯現役実践家としていずれも申し分ない実力派パネリストたちのスピーチ内容は充実し、参加者たちの好評を博したと自負しております。
  これらの活動の中から、生涯現役協菊地 昭顧問の骨折りで、聖徳大学生涯学習研究所の文部科学省「学術フロンティア推進事業」の共同調査・研究団体として登録することとなり、12月中旬にその第1回合同研究団体の会議に参画しました。
  そして、11月末より毎週火曜日午後の1時間余をそのための定例会として着々と準備を進め、お陰様でその調査活動もご協力いただく会員有志と事務局協力者のご尽力により少しづつ作業が進められていることをご報告いたします。  
               日本生涯現役推進協議会
                 ヘッドライン ニュース
   事務局連絡/第6号      2004年12年28日:作成
〔第1、2、3、4、5号のご報告に引き続いて、今回第6号をメール送信させていただきます。ご意見をお聞かせください。〕

◎ 1月7日(金)第7回役員会開催のご案内 
第7回役員会を下記の通り開催します。
日 時:平成17年1月7日(金)15:00〜17:00
場 所:八重洲口会館 会議室
内 容:報告事項:
    協議事項:
    1)2005年度活動方針と会員募集策
    2)第3回情報交流フォーラム企画
    3)その他
                       以 上
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◎ 第3回情報交流フォーラム開催のご案内 
  新春に第3回フォーラム〔1月7日の役員会に提案〕を開催する予定です。
  ◆2005年2月11日(金)1:30〜4:30(建国記念日 祭日)開催予定
    [フォーラム内容検討(案)]
  1)全国組織ネットワークづくりについてジョイント開催
  2)基調講演:聖徳大学/生涯学習研究所 所長 福 留 強氏
  3)中高年団体と“創年のたまり場”展開への各種情報交流
  4)生涯現役実践に関する資格活用などの体験発表例
  5)その他            以 上 
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◎ 「成年後見制度説明会」実施グループのご案内
  高齢社会NGO連携協議会が「独立行政法人 福祉医療機構(高齢者・障害者福祉基金)」の助成によって実施できる「成年後見制度 説明会」を開催する団体募集のご案内がありました。
  ご関心を持っておられる方などは「成年後見制度 説明会 実施計画書」を提出し、説明会の開催グループとして応募できます。生涯現役実践道場/ライフ・ベンチャー・クラブ中心に新春早々その計画を推進する予定です。
  ◆開催予定: 2005年1月〜3月30日
         全国47都道府県において各地域1箇所にて開催
  ◆説明会内容: ビデオ上映(40分)
          講義(1時間30分〜2時間)の2部構成で実施。      以 上
           ライフ・ベンチャー・クラブ
             ホ ッ トライン ニュース
   事 務 局 報 告 第6号       2004年 12年 28日 作成
〔2005年度から従来の月例ライフ・ベンチャー・タイムスに代り、適宜ホットライン・ニュースをメール送信させていただきます。〕

            クラブ1月運営委員会の開催通知
2005年度クラブ会員の皆様
  皆様には新年への生涯現役の夢づくりにお励みのことと存じます。
  過日はLVC第227回例会を盛大に東京健康倶楽部/千葉健康倶楽部との合同望年会で楽しみ、2004年も愈々あと3日を残すのみとなりました。どうか皆様よいお年を迎えられますようお祈りします。
  さて、1月のLVクラブ定例運営委員会を下記により開催いたします。既に新年度会員ご継続の方が30名近くご高配いただいておりますが、何かとご多用のところを恐縮ながら、2005年度会員の皆様は今後全員が運営委員になられたつもりでご予定くださり、ご出席賜わりますようお願い申し上げます。
                  記
日 時: 1月11日(火)15:00〜17:00
会 場: ライフ・ベンチャー事務所
内 容: 1.報告事項
      2.協議事項
      ?2005年度クラブ活動の基本方針
      ?1月25日(火)開催セミナー
      ?2月22日(火)定時会員総会準備
      ?学術フロンティア推進事業協力
      ?「成年後見制度研修会」開催協力
      ?その他   以 上
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             クラブ2004年御用納めご報告
  年末年始のライフ・ベンチャー事務所閉鎖は、12月29日(水)〜1月3日(月)とさせていただきますが、28日(火)午後「日本生涯現役推進協議会」が協力する聖徳大学生涯学習研究所の学術フロンティア推進事業の第5回研究会後の午後4時半〜6時に、岡林、大河内、冨澤、近藤、戸張、金田、東瀧の7名が集まり、今後のクラブ・セミナー新構想や、本年度の総括も含めて暫時賑やかな意見交換をし、最後に岡林音頭の一本締めで御用納めをさせていただきましたことをご報告します。
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          成年後見制度説明会実施グループご提案
 去る22日(水)に開催の独立行政法人 福祉医療機構(高齢者・障害者福祉基金)助成金による高齢社会NGO連携協議会が実施する「成年後見制度 説明会」にクラブ事務局から戸張 和男が参加いたしました。
 参画意欲のある団体は「成年後見制度 説明会 実施計画書」を提出しますが、本年3月同様に当クラブは説明会グループとして応募できますので、ご関心あるクラブ会員皆様の説明会開催ご協力をどうかお願いします。
  ◆開催予定 : 2005年1月〜3月30日  
          全国47都道府県の各地域1箇所にて開催
  ◆説明会内容: ビデオ上映(40分)
          講義(1時間30分〜2時間)の2部構成で実施。      以 上    
  私たち「日本生涯現役推進協議会」では、聖徳大学生涯現役研究所/学術フロンティア推進事業の共同研究に協力し、生涯学習の観点に立った『少子・高齢社会の活性化』に関する総合的な研究における、共同研究プロジェクトの研究団体となりました。  本日、今年の御用納めとなるその5回目の研究協力打合せ会を下記の通り開催いたしましたので、ご参考までにその概略記録をご紹介します。

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  聖徳大学共同研究プロジェクト第5回研究打合せ会

日  時: 平成16年12月28日(火)13:30~15:30
会  場: ライフ・ベンチャー事務所
参加者: 森、冨澤、東瀧(司会)金田(記録)  
欠席者: 神林、高徳
内  容:    
1. 高徳氏は計量士業務多忙のためプロジェクト参画メンバー辞退の連絡。
2. 自治体の選定
  下記の団体について調査し、“うらずけ”を取る。
◎ 冨澤担当
   ・川崎市
   「川崎市生涯学習振興事業団」
   IT, 保育、訪問介護等様々な資格の取得に向けた学習や退職準備の支援
   ・新座市
   「新座市シルバー人材センター」
   仕事の紹介・斡旋 (IT関連、ホームヘルパー、障子はり等)
   資格取得団体の斡旋
   ・調布市
   生涯学習情報コーナー (パソコン、生涯学習)
◎ 森担当
   ・「イー・エルダー」
    全国的広がり、高齢者対象
   ・「神奈川県生涯学習センター」
   ・藤沢市
   ・鎌倉市
◎ 東瀧担当
   ・「兵庫県いなみ野学園」
   高齢者の生涯学習大学 (昭和44年開設)
   2年制の地域活動指導者養成コースと4年制の高齢者大学
   予算面と実態、卒業生の動向を調査すること
   ・「NPO法人山口県アクティヴシニア協会」
   ・山口県健康福祉課による「生涯現役章」
◎ 神林担当
   ・区レベルの団体 (江戸川区、江東区、墨田区)
※ 高徳氏辞退に伴い、各担当者が1団体追加選定する。
3. 報告書の構成
   ・第1章ー3 東瀧が5ページ位の草稿準備
   ・第2章   企業内研修の有無を追加する。(例 PREP)
   ・第3章   学習成果が期待出きるか?
   ・第4章   東瀧が3ページくらいの草稿準備

次回会合: 1月4日 (火) 13:30〜15:00
      第3章は1団体4ページを予定。
      各自構成プランを提案、雛型ご持参大歓迎。   以 上
       2005年1月開催のイベントご案内
  生涯現役実践道場/ライフ・ベンチャー・クラブ「生涯現役プロモーター」役の会員皆さんが毎月ご協力している活動行事のうち新春1月に開催されるイベントを下記の通りご紹介いたします。
***************************************************
                記
● 聖徳大・学術フロンティア推進事業研究会
日 時: 毎月火曜日 13:30〜15:00
     (2005年1月 4/11/18/25)
会 場: ライフ・ベンチャー会議室
テーマ: 「高齢者団体の活動調査リスト選定作業」
責任者: 東瀧 邦次ライフ・ベンチャー・クラブ代表
連絡先: 03−3517−6667(ライフ・ベンチャー事務局)

● 日本生涯現役推進協議会/第7回役員会
日 時: 1月7日(金) 15:00〜17:00
会 場: 八重洲口会館B2F会議室
テーマ: 「2005年度活動方針検討ほか」
司 会: 東瀧 邦次ライフ・ベンチャー・クラブ代表
参加者: 日本生涯現役推進協議会理事&協力者
連絡先: 050−5505−4425(生涯現役協事務局)

● 第49回ICAS株式投資塾
日 時: 1月8日(土) 13:30から約2時間
     1月12日(水) 18:30から約2時間
         (内容は8日と同じです)
会 場:  東京都新宿区西新宿3−3−11 杉本ビル704号室
テーマ: 「好業績銘柄を狙い打て!!」
講 師:  望月 純夫氏(ライフ・ベンチャークラブ会員)
参加費用: 1回 5,000円 (NPO会員 4,500円)
       回数券(5回)20,000円 (NPO会員18,000円)
申込先: 03−3340−7037、Fax03−3345−7116
     (NPO法人ICAS事務局)
メール:  info@npo-icas.org

● 第145回 心のふるさとを歌う会/歌の会
日 時: 1月9日(日) 13:30〜15:45
会 場: 中央区日本橋社会教育会館7階 日本橋小学校(人形町)
テーマ: 「一月一日/追憶/さくら/青い山脈/ほか」
指 導: 高橋 育郎氏(LVクラブ運営委員/日本童謡協会会員)
参加費: 1,000円(会場費資料代茶菓通信費)
連絡先: 03−3667−8076(武藤利子宅)

● ICAS株式講座初級編
日 時: 〔昼コース〕毎週(水)13:30〜15:00
     (1月12/19/26/,2月2/9/16)
     〔夜コース〕毎週(火)18:30〜20:00
     (1月11/18/25/,2月1/8/15)
テーマ:「初級編よく分かる株式投資講座」 
会 場: 新宿区西新宿3−3−11/杉本ビル704号
講 師: 望月 純夫氏(ライフ・ベンチャー・クラブ会員)
受講料:  1回 3,000円 (NPO会員 2,500円)
      全日程(6回) 15,000円 (NPO会員12,000円)
申込先: 03−3340−7037、Fax03−3345−7116
     (NPO法人ICAS事務局)
メール:  info@npo-icas.org

● 東京情勢判断学会/1月例会
日 時: 1月13日(木) 19:00〜21:00
会 場: 学士会館(神保町)
テーマ: 「ビジネス成功にはセオリーがある!」
進行役: 山本 紀久雄氏(理念コンセプターLIVC会員)
参加費: 1,000円(会員以外の参加も大歓迎)
連絡先: 03−3432−0534(情勢判断学会事務局)

● 生涯青春 東彩会/平成17年度新春の集い
日 時: 1月15日(土) 14:30〜15:00
会 場: むさし 2階(越谷駅東口より徒歩3分)
テーマ: 「チャリティオークション、参加者全員によるゲーム他」
参加費: 男性 5,000円、 女性4,000円)

● LVクラブ/IT分科会
日 時: 毎週月曜:1月(17/24/31)
     パソコン教室:9:30〜17:00
会 場: ライフ・ベンチャー会議室
講 師: 小川 純氏(クラブ運営委員)
費 用: PC相談無料/PC教室 1単位2H/3千円
予 約: 相談・PC教室は予約制です。
予約先: 03−3799−2549(小川講師宛)
メール:  ogawajun@acsn.jp

● 生命情報研究会/波動定例会
日 時: 1月19日(水)13:00〜16:30
会 場: (株)エイエムシイ研修室:港区芝大門1−6−1
       芝大門Fビル5F
テーマ: 「波動の説明と交流の会」
講 師: 古川彰久氏((株)エイエムシイ代表/LVC会員)
参加費: 1,000円
申込先: 03-3432-0534(生命情報研究会事務局)

● 危機管理研究会
日 時: 1月19日(水) 14:00〜16:00
会 場: ライフ・ベンチャー会議室
テーマ: 「危機管理に関する活動近況検討会」
司 会: 疋田 卓三氏(中推協危機管理部会長)
参加費: 資料実費
連絡先: 0425−83−0718(同会事務局)

● 東京健康倶楽部/時流研究塾合同ミーティング
日 時: 1月21日(金) 18:30〜20:00
会 場: ライフ・ベンチャー会議室
テーマ: 「全体健康について」 
講 師: 北川 宏廸氏
参加費: 1,000円
連絡先: y-abe@joy.tvnet.ne.jp (阿部氏/LVC運営委員)

● 第46回 めだかの学校/歌の会
日 時: 1月22日(土) 13:30〜15:45
会 場: めだかの学校(朝霞市溝沼滝の根学園附属)
テーマ: 「おかあさん/ゆき/ペチカ/ありがとう/ほか」
指 導: 高橋 育郎氏(LVクラブ運営委員/日本童謡協会会員)
参加費: 1,000円(当日受付)
連絡先: 048−464−3025(めだかの学校事務局/金子氏)

● 第228回/月例ライフ・ベンチャー・セミナー
日 時: 1月25日(火) 15:00〜17:00
会 場: 八重洲口会館 B2会議室
テーマ: 「誰でも生涯現役が可能な基本ルールとは…」
講 師: 東瀧 邦次ライフ・ベンチャー・クラブ代表
参加費: 会員1,000円(一般/2,000円)
連絡先: 03−3517−6667(LVクラブ事務局)

● 流通開発機構・交流の輪/新春特別講演会・賀詞交換会
日 時: 1月28日(金) PM6:00〜9:00(時間厳守)
会 場: 都立産業貿易会館(Tel:03−3433−0862)
テーマ: 「生の音楽と落語の宅配便」」
出演者: 立川 志隆(たてかわ しりゅう)氏
参加費: 会員 前納  7,000円・当日10,000円
     一般 前納 10,000円・当日13,000円
連絡先: Fax03−3564−6413(交流の輪事務局)
      定員:100名(先着順受付とします)

● 生涯現役かなざわ会/第73回生涯現役講座
日 時: 1月30日(日) 13:30〜16:30 
会 場: 金沢区能見台地区センター
テーマ: 「あなたを幸せにする西洋占星学」
講 師: レイナ 里亜氏(西洋占星研究家)
参加費: 5百円(別途に終了後懇親会参加者:男性1千円/女性5百円)
連絡先: 045−773−6074(門口代表世話人宛)

● 毎日が発見千葉エリア会
日 時: 1月31日(月) 10:30〜12:30
会 場: 東京八重洲口会館 B2 会議室
テーマ: 「1月の定例交流会」
司 会: 植村 哲也氏(千葉エリア会幹事)
参加費: 資料代実費
連絡先: 047−351−3603(同会代表幹事)        以 上
  生涯現役実践道場/ライフ・ベンチャー・クラブが、昨年末合同開催で好評だった江戸落語に引き続き、本年末も昨年合流したNPO法人東京健康倶楽部(冨澤 穣理事長)、および本年創設された千葉健康倶楽部(伊藤 実理事長)と合同で、カタオケ大会を呼び物にした2004年合同望年会〔LVクラブ第227回例会〕を下記の通り開催することができました。
  日頃「生涯現役プロモーター」役として活躍するクラブ会員の面々も、参加者が必ずしも限られた時間では各自存分に十八番の喉自慢のご披露はできなかったものの、「われこそは・・」と自信満々の会員たちが次々とマイクを奪い合い、望年イベントを盛大に盛り上げていました。
  クラブ運営委員でNPO東京健康倶楽部代表の冨澤さんから、下記の概況ご報告をメールでご連絡いただきましたので、ご報告申し上げます。

************************************************

       2004年合同望年会 盛況に開催される
 
  去る12月17日(金)夜、ライフ・ベンチャー・クラブ、東京健康倶楽部、千葉健康倶楽部共催の合同望年会が八重洲1丁目のビッグエコーで盛大に開催されました。参加者は3団体から総勢40名。
  
  第1部はゲスト歌手藤森美?さんの「歌と語り」。皆が藤森さんのヒット曲「恋瀬川」「心のゆりかご」などの熱唱に引き込まれて聴いていました。

  第2部、自己紹介、カラオケ・親睦会となれば、そこは名うての“のど自慢達”がきそってマイクを取り合い、歌あり爆笑あり、そして、久しぶりに再会した人たちとの楽しい語らいありの盛り上がり様でした。なかには藤森さんの前で「恋瀬川」を披露し、プロを驚かす人も数名いて、日頃の精進振りが伺われました。
 
  恋をする人はボケないと言われる。歌は人生を心豊かにする。健康で、明るく、楽しく、心豊かに生涯現役を目指すグループに相応しく、最後は全員で「恋瀬川」を合唱して来年への希望を祈念してお開きとなりました。   (報告者:冨澤 穣)
  私たち「日本生涯現役推進協議会」の加盟メンバーである「毎日が発見/千葉エリア会」の植村会長から本日第33号のメール会報が届きましたので、下記に今後の活動予定部分を昨日に引き続きご紹介させていただきます。

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         毎日が発見千葉エリア会・会報 第33号                              平成16年12月20日
           「今後の活動予定」                               
1.1月7日(金)「亀戸天神と亀戸七福神巡りの初詣会」
毎年の恒例行事“千葉エリア会初詣”は、「下町の亀戸天神社と亀戸七福神巡り」になります。一昨年の深川七福神巡りに比べ今回は三分の一以下の行程コースですので(御利益は同じです!)ゆっくりと安心して参加頂けるコースと思います。
  平成17年の“一年間の無病息災と福徳円満”を共に正月風習として祈願しましょう。
日  時: 平成17年1月7日(金)  10時〜15時頃・[小雨決行]
集合場所: JR総武線「亀戸駅」中央口(明治通り口)改札出口前 
集合時間: 10時00分
行程概略: 亀戸駅→亀戸天神社(東宰府天満宮)→布袋尊→福禄寿→毘沙門天→恵比寿神・大黒神→「升本」(昼食会)→寿老人→弁財天→亀戸駅
費  用: 「升本」松花堂弁当(3000円:酒なし)
幹  事: 伊東 巌さん、大森道貫さん
*追加参加希望者は、12月25日までに幹事に問合せ願います。

2.1月17日(月)「パークゴルフ1月例会」
集合場所: 新京成・北習志野駅前 タクシー乗り場
集合時間: 9時30分 (PGコース直行者は現地9時45分集合)」  昼食持参。
   *参加者は、前日(1・16)までに 幹事:三沢紘彦さんに連絡するようご協力願います。
   *集合時間に遅延が発生した時は、三沢さん(090−8876−5167)に連絡願います。

3.1月31日(月)「1月定例交流会」(第34回)
場  所: 東京八重洲口会館ビル・B2会議室
時  間: 10:30〜12:30
司会幹事: 大森道貫さん (皆さんからの話題提供を お待ちしています)

4.1月31日(月)「懇親交流会」
場 所:喫茶室・ルノアール(銀座2丁目店 2Fマイ・スペース4号室)
時  間:13:30〜15:30
     *日頃の情報交換や雑談で 冬の午後をゆっくりと歓談しましょう。
     *山本敬子さんからの、「指編み」の紹介談と実習体験を予定。お楽しみに。

5.2月14日(月)「パークゴルフ2月例会」
集合場所: 新京成・北習志野駅前 タクシー乗り場
集合時間: 9時30分   (PGコース直行者は現地9時45分集合)」 
   *参加者は、前日(2・13)までに 幹事:三沢紘彦さんに連絡するようご協力願います。
   *途中からの参加でも心配要りませんので、多数の参加をお待ちしています。昼食持参。

6.2月28日(月)「2月定例交流会」(第35回)
場  所: 東京八重洲口会館ビル・B2会議室
時  間: 10:30〜12:30
司会幹事: 小林美恵子さん (午後の行事の提案を お待ちしています)

7.その他・行事案の検討(検討行事案3件、1月定例会までに検討しておいて下さい)
  A.「越後湯沢・南魚沼おもてなしの宿(大沢山温泉)の旅」・・・・・(企画案)
予定月日:H17年5月17日(火)〜18日(水)、または 5月23日(月)〜24日(火)
  B.「山陰の旅:松江・出雲・足立美術館・玉造温泉、三朝温泉等」・・・(企画案)
予定月日:H17年4月中旬 または 5月中下旬 頃 (2泊3日)
  C.その他の代替案「白神山地トレッキング」
予定月日:6月中旬以降が実地可・(2泊3日)等。
上記以外に、宿泊旅行(1〜2泊程度)の場所・コースがあればご提案下さい。以上
  私たち「日本生涯現役推進協議会」の加盟メンバーである「毎日が発見/千葉エリア会」の植村会長から本日第33号のメール会報が届きましたので、下記にその活動のご報告部分をご紹介させていただきます。

************************************************
         毎日が発見千葉エリア会・会報 第33号                                        平成16年12月20日

A.12月20日(月)「12月定例交流会」議事・報告事項
               〔於:東京八重洲口会館 B2・会議室(10:30〜11:50) 出席者18名〕
1.12月の司会幹事は、植村が担当しました。
2.「今日までの活動報告」(B項)の報告。
3.「初詣会」は、1月7日(金)に開催日が変更になり、確認と内容の連絡。
4.「パークゴルフ」の開催日は、原則として“毎月・第二月曜日”として その日が祭休日の場合には 第三月曜日とします。 なお集合時間と場所は、従来通りとします。参加者は、前日までに交通手段確保等のため 三沢紘彦さんに連絡をする。
5.「平成16年の公式行事」は、定例会の12回、運営評議員会、その他、非公式の自由参加のイベント、講演会などを除き 計26件の行事活動をしてきました。
6.来年は4年目を迎えます。充実したシニアライフを皆でまた元気にエンジョイしていきましょう。

B.「活動報告」 
1.「鎌倉・坂東33霊場1番、2番寺巡りハイキング」・・・・・・12月 8日(水)実施
  参加者8名。今回は、新しい切り口での鎌倉探勝の旅となりました。
  この日の鎌倉ハイクは、快晴で無風、小春日和の天候、古都鎌倉風情コース、厳選された訪問先、程良い歩行距離、紅葉の季節、行動しやすい時間帯、それに行動し易い人数とすべてに好都合で 楽しく ゆったりとした一日を過ごすことが出来、シニアの為の親睦ハイクには、まさに ぴったりの企画と 幹事さんに感謝しております。帰宅後も、何故か心地よい適度の疲労感で満足した一日でした。
  午前10時30分鎌倉駅前に集合、ウイークデーなのに鎌倉には旅人が多く それも殆んどがシニア。 神社仏閣、名所ひしめく1等観光地が 東京から1時間ほどで来られるのでにぎわうのも当然のことなのでしょう。
  今回は、古都らしい静寂をもとめて坂東霊場の1番・2番札所巡りハイキングでした。坂東霊場の制定には 源頼朝のあつい観音信仰が深くかかわっていたとされており 鎌倉が1番札所(スタート寺)となっているとの事。 関東1都6県に点在する坂東霊場33ヶ寺は,全行程距離が1,300?といわれています。
  参加予定者の最終確認をし、10:45にスタート。 先ずは観光客でにぎわう鶴岡八幡宮で今日の“戦勝”を祈願し、金沢街道を東へ1?の1番札所杉本寺へ。734年建立、鎌倉最古の寺であり茅葺の仁王門、本堂など俗化されていない落ち着いた雰囲気の寺。 ここで各自用意のお弁当を食べ、すぐ近くの竹の寺で知られる報国寺を拝観。
  さらに街道を東へ鎌倉・逗子ハイランド住宅地の桜並木道を抜け、2番札所岩殿寺に到着。山門から続く百余段の石段を登りつめると そこは逗子随一の眺望(相模湾と三浦半島を一望)で知られる観音堂、見晴らし台、先ほど150段を一気に登ってきた動悸もどこへやら、不思議に心が凪いできました。 他の参拝客も無く ひとり占めの古刹、静寂、眺望を満喫し下山。 途中喫茶店にて本日の無事を祝い JR逗子駅に到着。
  本日の予定行程約9kmの全員走破を確認後解散(16:10/?野記)
2.「パークゴルフ会」・・・・・・・・12月13日(月)実施
  今回は、天気予報が良くなかった為か3名がプレーに参加。
  予報では余り良くなかった天気も幸い外れ、無風の快晴で絶好のアウトドアー日和でした。昼食は持ち寄った弁当を近くの芝生の陽だまりで ハイキング気分で食べました。(三沢記)

3.「平成16年度・忘年会」・・・・・・・・12月20日(月)実施
  今年最後の締めくくり行事「忘年会」は、12時半から15時まで、クリスマスと歳の瀬で賑わう銀座四丁目の京風懐石料理・「一の菊」で開催され、出席した仲間は21名と多数参加の盛会で、“忘年会の良さと楽しさ”を実感させられたひと時でした。
二次会は、銀座二丁目の喫茶室ルノアール個室に18名が参加してコーヒーブレーク。
  村井良忠さんが10月に遭遇した交通事故被害の体験談を、貴重な生活情報として聞かせてもらい良い勉強になりました。

          “平成16年(2004年)の公式活動記録”

   【開催日】    【行事内容】     【参加者】          
1.1月12日・月・「平成16年神田明神初詣と新年会」 15名
2.1月20日・火・「末広亭で正月江戸落語を満喫しよう」 5名
3.2月2〜5日 ・「蔵王樹氷見学と東北人気の温泉6湯巡り4日間」 4名
4.2月23日・月・「旧岩崎邸見学と梅の湯島天満宮散策」13名
5.3月15日・月・「成年後見制度の説明会」 6名
6.3月17日・水・「皇居東御苑への登城ウォーク」 6名
7.3月20日・土・「バングラディッシュの講演と座談会」 8名
8.4月 2日・金・「我孫子周辺の花見風土探索と白樺文学館見学」 8名
9.4月21日・水・「江戸東京たてもの園」 10名
10.5月7日・金・「奥日光・戦場ヶ原、湯元をゆっくりハイキング」 8名
11.5月31日・月・「21世紀の森でのバーベキュー親睦退会」19名
12.6月 4日・金・「富津海岸で潮干狩りと名物江戸前アナゴ丼」 6名
13.7月23日・金・「ジャズライブショー・STB139・六本木」 6名
14.7月26日・月・「日本銀行本館見学」 13名
15.7月28日・水・「霧が峰、美ヶ原高原、車山、白樺湖へ日帰りバスに旅」 16名
16.8月30日・月・「暑気払い懇談親睦ティタイム・ルノアール」 10名
17.9月21〜22日・「湯西川温泉・伴久ホテル一泊親睦旅行」11名
18.9月14日〜11月24日 「千葉エリア会H17年カレンダー作成・5回」 8名
19.10月18日・月・「小江戸・川越散策巡り」 6名
20.10月25日・月・「旧古河庭園・洋館見学」 9名
21.11月 8日・月・「パークゴルフ・第1回」 6名
22.11月13日・土・「清澄公園〜江戸登城ウォーク」 9名
23.11月29日・月・「国会議事堂見学」 11名
24.12月 8日・水・「鎌倉・坂東33霊場1番、2番寺巡り」 8名
25. 12月13日・月・『パークゴルフ・第2回』 3名
26. 12月20日・月・「平成16年度・忘年会」 21名

【補記】毎月最終月曜日の午前に開催せれている公式活動の「定例交流会」と、適時開催の「運営評議員会」は、上記には含んでいません。
  私たち日本生涯現役推進協議会の団体会員であり、当協議会も協賛会員として過去10年に亙りライフ・ベンチャー・クラブとの協働関係から密接に「生涯現役社会づくり」実践活動で協力し合っている「山口県アクティブシニア協会(略称:AYSA)」より、本日付の同会員宛NPO認証ご報告&12月12日付の12月例会ご案内のメールを受信しましたので、下記ご紹介いたします。

*************************************************
 AYSA会員 各位

  かねて申請しておりました特定非営利活動法人(NPO法人)の認証について、12月10日付けで、県から認証する旨の通知がありました。2週間以内に登記の手続きをして正式に成立することになります。
晴れて公的に認知された存在になります。ますます活発で充実した活動にしたいものです。
                     事務局  松原邦夫

*************************************************
                       平成16年12月12日
  AYSA会員 各位
                       AYSA事務局
       12月度AYSA例会の開催について

  12月度のAYSA例会を下記要領で開催します。会員の皆様には万障お繰り合わせの上、出席して頂くようお願いします。
                     記
1.日 時  平成16年12月19日(日)  13:30〜16:00
2.場 所  周南市市民交流センター(徳山駅ビル) 3F 

         日時、場所にご注意下さい
3.議 題
(1)報告事項
?新入会員紹介
?第2回及び第3回AYSA企業経営塾集合研修の開催報告 (人材育成部会)
?第2回「周南地区新商品創出プラザ」の開催報告 (企業支援部会)
?周南ベンチャー道場発表会開催報告 (人材育成部会)
?企業OB等マッチング事業の発掘委員会報告 (企業支援部会)

(2)各部会の活動状況と今後の予定について
?徳山大学「地域文化講座」の企画その他 (人材育成部会)
?留学生対象の日本企業説明・見学会の企画その他 (国際支援交流部会)
?「周南おもちゃ病院」の臨時開院その他 (子供育成部会)
?NPO認証記念講演会の開催について (啓発交流部会)
?「シニアユートピア構想研究会」の開催その他 (健康福祉部会)
?「コミュニティビジネス研究会」の開催その他 (地域活動部会)
?岩国地区へのAYSAのネット拡大その他について (シニアネット部会)
?西部支部の活動状況その他 (西部支部)

(3)討議事項
?AYSA運営細則案について
(4)案内とお願い
?山口県異業種グループ連絡協議会新年サミットへの参加のお願い
?NPO法人認証に備えて
?その他
(5)今後の予定                         以 上
                      事務局  松原 邦夫
  私たち「日本生涯現役推進協議会」では、このたび聖徳大学 生涯学習研究所の福留 強所長が研究代表者として運営されている同研究所 学術フロンティア推進事業の共同研究に協力し、生涯学習の観点に立った『少子・高齢社会の活性化』に関する総合的な研究における、共同研究プロジェクトの共同研究団体になることを承諾しております。本日その3回目の研究協力打ち合わせ会を下記の通り開催いたしましたので、ご参考までにその概略記録をご紹介します。

***************************************************        聖徳大学共同研究プロジェクト第3回研究打合せ会

日  時:  平成16年12月14日(火)13:30〜16:00
会  場:  ライフ・ベンチャー事務所
参加者:  森、冨澤、神林、高徳、東瀧(司会)、金田(記録)
内  容:    
・学術フロンティア推進事業事務局作成(2004/11/02付)の日本生涯現役推進協議会に対する研究依頼事項「2.自治体・NPO等による各種の認定・評価に関する研究」について、具体的な研究の進め方と対象団体の絞込みを3名の初参加者も加えて検討。東瀧代表が明日15日に同推進事業団体の第1回合同会議に出席の際、「生涯学習を取り組んでいる団体」の対象範囲を事務当局にも確認して、今後の進め方や対象団体等の確定をする。
・報告資料の提出期限は1月末目標とし、それまでは原則毎週火曜日午後研究打ち合わせ会予定。
・自治体・民間団体を含めると膨大な団体数になるが、最大限20団体程度が限度。
・インターネット情報プラス電話取材で補充調査を実施し、1団体平均3頁程度の資料。
・本日は内閣府高齢者団体活動調査リストを基に諸団体等に関わる調査の担当者を決めた。(中略)

(追記)次回会合:12月21日(火)午後1時半、事務局斎藤主任研究員合流ご予定。
    各担当の経過報告。            以 上
  2004年12月11日(土)〜12日(日)にかけて、北鎌倉・建長寺で開催した☆第1回団塊サミット:団塊世代よ、帰りなん、いざ故郷へ!―セカンドライフの一つの選択肢―(主催・北鎌倉湧水ネットワーク)が無事に終了された旨、同ネットワークの野口 稔さんよりご連絡いただきましたので、本年6月末転載の続編として下記にご紹介させていただきます。
  好天に恵まれたこともあって第1部・法話とお経には約200人、第2部の講演とシンポジウムには約100人、交流会には68人、宿泊と坐禅には46人が参加されたとのことで、団塊世代層の生涯現役課題に関わりの深い西山さんの基調講演は、特に参考にしていただきたいと存じます。

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第1回 団塊サミット
【基調講演・691万人団塊の行方(要旨)】
               東京女学館大学教授・西山昭彦

【西山昭彦(にしやま・あきひこ)氏プロフィール】
  東京女学館大学国際教養学部教授。東京ガス(株)西山経営研究所長。 1975年一橋大学社会学部卒業後、東京ガス(株)へ入社。ロンドン大学大学院に留学、ハーバード大学大学院修士課程修了。その後、社内ベンチャーとして「アーバンクラブ」を設立。法政大学大学院博士課程修了、経営学博士。東京ガス(株)都市生活研究所長や法政大学客員教授を経て現在に至る。企業経営、人と組織全般にわたる幅広い分野をカバーし、執筆・講演活動を旺盛に展開する。著書36冊。
http://www.president.co.jp/book/1788-X.html

◎高齢者の概念を根底から覆すかも
 −悠々自適は少数派−
  10年前に団塊世代の座談会に出たが、その席で団塊の一人から「おれたちは競争で鍛えられている。お前たち(後に続く世代)には負けないぞ」といわれた。この人はその後、大手ゼネコンの社長になった。団塊世代は人数が多く、損しているといわれてきたが、実際は逆ではないか。団塊世代は力が強く、この世代が歩いた後はぺんぺん草も生えないといわれている。他人の意見を聞かず、こだわりが強いのもこの世代の特徴だ。

▽4人に3人は仕事を継続
  2007年から、団塊世代の一斉に退職するとオフィスビル、飲屋街はガラガラ、夕刊フジは部数激減、朝の通勤時の満員電車はなくなるといわれている。財務省の調査によれば、2010年で労働力が130万人減少し、国内総生産(GDP)が16兆円減少する。
  しかし、本当は定年にはならない。団塊世代の4人に1人は完全にリタイアするが、4人に3人は、フルタイムではないが仕事を継続する。東京都の調査によると50代の男性の90%は「健康」と考え、24%が「退職後に独立自営したい」、40%が「NPOやボランティアなどに参加したい」と回答している。団塊は自己顕示欲が強く、自営業やボランティア活動をすることで、社会に関わっていこうとする欲求が強い。悠々自適は少数派だと思う。

▽「亭主、元気で留守がいい」は歴史的事実
  団塊世代は2分の1が、3大都市圏に住んでいる。地方から都市に流入し、地価を押し上げた。定年後故郷に帰るのは1、4%という調査結果がある。そのまま都市圏に定着することになるだろう。 団塊夫婦を別々にインタビューすると妻の不満が強い。「亭主元気で留守がいい」というのは歴史的事実だ。妻は「家にいられると頭にくる」といっている。現在は社会的分業が成立し、夫は働きに出ているから、家にいる時間が少ない。そこに、希少価値がある。また、給料を持ち帰ってくる。

  夫は定年で、こうした二つの価値を失うことになる。対策は二つ。一つは引き続き留守をする。受け皿として、NPO活動がある。行くところがあるというのは大事だ。もう一つは家にいたら家事を分担する。料理専門学校に通い、料理の仕方を覚えることを勧める。夫婦仲良く暮らすには、一緒にやるか、相手を全く無視するか、はっきりした方がいい。中途半端は不満度が高い。自由行動を許し、互いに勝手にやる。

▽ 少年の時の気持ちで出発点に立つ
  定年を機にフリーになれる。組織は社会的に作ったもので、元々は個だった。30年も40年も組織に属しているとおかしくなっている。もう一回、少年の時の気持ちになって、出発点に立てばいい。人間、一人では生きることはできない。人と人とのネットワークが必要だ。

  定年後、有償の仕事をするに当たっては「一人独立自営」も選択肢だ。70代で「一人独立自営」をして、成功している人たちには共通項がある。一つは在職中に「営業ならあの人だ」といわれるくらいのスキルを身に付けている。多分、40代、50代でやっているしごとが、職業人生の中で、ベストの仕事だと思う。この仕事を守る。二つ目は社内の後輩、あるいは現在の取引先が潜在顧客であると意識していた。60歳過ぎて、新規の顧客を開拓することは無理だ。三つ目は同じことをやっている人たちとの情報交換の場を持っている。一人になると社会的に必要な情報が入らなくなる。

▽団塊はいつもドラマを見せてきた
  団塊世代の歴史を振り返るとキーワードは、少年マガジン、プレハブ校舎、平凡パンチ、アイビー、学生運動、企業戦士、友達夫婦、マイホーム、管理職、ポスト不足、早期退職に集約される。局面毎にさまざまな心配はあったが、団塊世代はことごとく覆し、新しい文化を創ってきた。

  消費市場のリーダーになる一方で、生産側で新たな活動をするのではないか。「一人独立自営」したり、一人で何かの運動をしたり。これが団塊世代の最後のドラマかもしれない。きっと高齢者の概念を根底から覆すのではないか。 以 上
  私が運営委員のひとりとして参画する「東京情勢判断学会」の会報新年号紙上に、全運営委員が新年の抱負原稿を寄稿することになり、下記の原稿を投稿することにいたしました。

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  2005年へのわが夢とロマン
               東 瀧 邦 次
  2005年は、生涯現役実践道場/ライフ・ベンチャー・クラブを創設して20年目を迎えます。先月情判紙“突撃インタビュー”で紹介された故城野先生提唱「日本シルバー・ユニオン」構想にも魅せられ決断した人生冒険のライフワークです。
 
  昨年6月少子高齢社会での「生涯現役社会づくり」運動ネットワーク中核体となる「日本生涯現役推進協議会」も設立の好機と捉え、発足させました。発足して程なく10年余も全国まちづくり運動を推進する人たちから、生涯現役協に「少子高齢社会の活性化」に関する協働研究の話がでました。連携内容次第では、「生涯現役プロモーター」役会員が活躍する場づくり拡大の可能性も拡がります。 
      
  内閣府「高齢社会研究セミナー」や厚生労働省関係「高齢者雇用フェスタ」、山口県「生涯現役社会づくりフォーラム」など、どれも民間活力でなければ成果が出ないことを有志の仲間とこの数年の実績で示すことができました。そこで、これからは個人の脳力開発だけという現状に止まらないで、日本社会全体に波及させる生涯現役実践の組織力づくりに脳力が活かせる時だと思うのです。  
  
  そのために新年にめざす目標は、これまで単独の活動目的で苦労している数多くの非営利団体に向けた団体の枠を超える日本生涯現役推進協議会との「生涯現役社会づくり」運動の共同作戦を提言します。そのためのリーダー役には脳力開発が有効な役割を果すのではないでしょうか。その意味で、情勢判断学会とも連携できる協働事例をぜひとも実像にしたいものだと願っております。

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日本生涯現役推進協議会
         ライフ・ベンチャー・クラブ 
          東  瀧   邦  次
info@sgsk.net http://www.sgsk.net
info@lvc.co.jp http://www.lvc.co.jp
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  生涯現役にご関心のある皆様へ

 生涯現役プロモーター役のライフ・ベンチャー・クラブ会員である神林 健一氏〔(有)語り部 代表〕から、下記のようなご依頼が本日メールご連絡でありましたので、急ぎ第二次世界大戦下で東京大空襲のご経験者をもっておられ、小学生対象に「語り部」役としてご協力くださる方の公募をさせていただきます。
 どうかご関心ある方はご遠慮なく、奮って「(有)語り部」の神林 健一代表まで電話かメールでご連絡をいただけますようお願いします。

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 日本生涯現役推進協議会
       ライフ・ベンチャー・クラブ
                 東  瀧   邦  次
  info@sgsk.net http://www.sgsk.net
  info@lvc.co.jp  http://www.lvc.co.jp
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    講師を募集します

  太平洋戦争の東京大空襲の体験談を小学生に語ってください。
  イラク戦争のこともあるこの時期、子供達に戦争について語ることは大変に意義あることだと思います。
 短い時間ですが、是非ご連絡いただきたいと思います。

場所:    墨田区立業平小学校
日時:     2005年2月10日頃
所要時間: 15分から20分程度
講師料:   5000円
連絡先:  有限会社 語り部 神林健一
         Tel.03-5630-6107
          E-mail info@kataribe.co.jp

 どうか連絡先に直接ご連絡ください。日程はまだ先ですが先方に連絡をする関係上、恐縮ですが急いでいます。よろしくお願いします。 以 上
『高連協事務局ニュース』12月号をご紹介します。

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  1. グローバル・パートナーシップ・シンポジウムを開催しました
  「高齢社会に関するグローバル・パートナーシップ・シンポジウム in 東京、宮城・仙台」を内閣府、宮城県、仙台市及び高連協の主催により東京と宮城・仙台で開催しました。
? シンポ in 東京は“各国の高齢者事情 −「あなたの国の高齢者は幸せですか?」”というタイトルのもとほぼ定員の約200名の参加を得て、11月22日(月)の午後一杯を費やして日本都市センター会館で行いました。
     コーディネーター 堀田 力(高連協代表)
     パネリスト    増田 雅暢(内閣府参事官)
              杉 啓以子(江東園理事長)
              オウティ・ピロイネン・バックマン
                   (フィンランド ミインナシルランパ財団)
              金貞任(東京福祉大学大学院助教授)
              リン・リン・タン(国立シンガポール大学準教授)
              グロリア・カルヤー(イギリス エイジコンサーン)
              ジェーン・キャッシュ(スエーデン痴呆協会代表)
  まず各パネリストからそれぞれに特徴的な力点をおいてオーバービューのプレゼンが約15分ずつあった後で2時間近くを費やして、堀田代表の巧みな司会により介護、年金、生きがいの順で活発な議論が展開され最後に「幸せ」とはということの各パネリストの表明で締めくくられました。全体として、高齢社会への対応で数十年の歴史がある欧米はどの側面でも比較的安定的、自立的であり、シンガポール、韓国は両者にかなりの相違点があるものの、急速な高齢化と従来の家族観との間で大きな変化を体験しつつある様子が浮き彫りになったという印象です。 
  シンポジウム終了後には高連協の吉田専務理事の司会によりなごやかに懇親パーティーを行いました。
 ? シンポ in 宮城・仙台は定員を上回る参加者300人強を得て、11月25日(木)午後、仙台国際センターで行いました。
    コーディネーター 佐藤 和文(河北新聞社メディア部長)
     パネリスト    尹 豪(中国・吉林大学 東北アジア研究院副院長)
              ヴァップ・タイパレ(フィンランド・元厚生大臣)
              小湊 純一(NPO法人 ふくし@JIMI理事長)
              メアリー・アン・ツァオ(シンガポール ツァオ財団会長)
              グロリア・カルヤー(イギリス エイジコンサーン)
  開会に先立ち、浅野宮城県知事、藤井仙台市長との昼食会が行われ、知事は通訳も不要で参加各国の高齢者事情などの話題で昼食会を盛り上げてくれました。
  シンポジウムは、開会冒頭、宮城県知事・仙台市長による歓迎スピーチの後、各スピーカーから15分ずつの各国高齢者事情の紹介があり、「高齢者が地域で自分らしい生活を安心して送れる社会を目指して」のテーマのもと討議がなされました。
  特に、イギリスからの出席者から、日本人の言う「生きがい」という言葉について、英語には訳しにくい概念だがすばらしい言葉であるとの指摘をめぐって、「生きがい」をもって生きてゆくために地域社会および高齢者自身がはたす役割が話し合われました。なお、仙台市がフィンランドとの姉妹都市であることから高齢者施設にフィンランドのノウハウが導入されるなどの交流が行われていることもあり、親しみやすい雰囲気のシンポジウムでした。
              
  2. AARPの 大会で高連協のメッセージを伝えました
  10月14日〜16日にラスベガスで開催されたAARPのNational Event で、スカイ協議会理事・WAC常務理事 升田さんが高連協堀田、樋口両代表からのメッセージを伝えました。このメッセージでは、「世界の高齢者が、市民レベルで交流を深め、お互いの経験を交流し理解しあうことが各国の高齢化に伴う諸問題の解決に役立つことになると確信し、そのための基盤づくりをしたいと考えます。」と交流を呼びかけるとともに、2005年万博への来訪も呼びかけました。
  升田さんはマレーネ・レンガート ネバダ州代表によって公式に紹介され、AARP会長、前会長、元会長からの歓迎を受けました。また、高連協のメンバーであるクラブツーリズムの会員によるダンスやゴルフを通じての日米シニア市民交流もありました。

  3.生涯現役をめざす第2回フォーラムが開催されました
  高連協人材活性化委員会と日本生涯現役推進協議会が主催する「めざせ! 生涯現役いきいき社会! 『生涯現役の成功実例発表フォーラム』」が11月11日(木)夕方飯田橋の「シニアワーク東京」地下講堂で開催されました。
  開会前からの雨天のためか、当日参加者が70名程度と少なかったのは残念ですが、第一回フォーラムでの要望を踏まえ、具体的な生涯現役の事例を3名のパネラーから実に分かり易い実践ポイントの説明と、第一回にも参加者した人が割合多かったこともあり、会場全体が次の内容に期待する熱心な雰囲気には大いに励まされました。
  〔内 容〕  
  ・司会あいさつ:東瀧邦次(「日本生涯現役推進協議会」代表代行)
  ?パネルディスカッション「これなら必ず成功するあなたの生涯現役実践法」
   パネラー:蓮井昌雄(「全日本健康倶楽部」会長)
         鈴木絹英(NPO法人「ホールファミリーケア協会」理事長)
         柳沼正秀(「ライフデザイン21」代表)
   コーディネーター:吉野吾郎(「地域交流ヒューマンネットワーク研究会」代表)
  ?全員参加で意見・情報の交流会「私の生涯現役をこうして実現させたい」
  折角のフォーラムでパネラーとの個別質疑や情報収集が限られるのは勿体ないと、終了後も会場近くのパブで30名弱の参加者が有意義に情報交流二次会を楽しみました。
  
  4.会員団体の活動紹介
1)さわやか福祉財団 「ボランティア認知法の提言」
  高連協代表でもあるさわやか福祉財団理事長堀田 力氏が「ボランティアの法的地位を定める法律(略称 ボランティア認知法)」を提唱しています。また、一昨年来行政改革の一環として議論されている公益法人改革については堀田氏のほか公益法人協会太田会長と租税訴訟学会山田会長の3名の責任編集による「公益法人改革 これでよいのか政府の構想」と題した冊子が公益法人協会から出版されました。(高連協事務局にも置いています。)
  詳しくはhttp://www.sawayakazaidan.or.jp/i_index.htm をご覧下さい。
                
2)(社)日本家庭生活研究協会 「父親のワークライフバランスキャンペーン」
  福祉・医療機構の事業助成金を得て、父親の仕事と家庭のバランスを取り上げ、「お父さんへのメール、手紙」と「子どもたちへのメール、手紙」を大募集します。締切りは1月14日です。
  詳しくはhttp://www.jfca.or.jp/project07.htmlをご覧下さい。

3)高齢社会をよくする女性の会 歳末名物「女たちの討ち入りシンポ」
  歳末恒例のシンポジウムと講演、寸劇、ハンドベル演奏を次のとおり開催します。
  ・ テーマ:「女の老い・7つの大敵!・・・日米女性はどう立ち向かう」
  ・ 日時 :2004年12月11日(土) 13:00〜16:30
  ・ 場所 :女性と仕事の未来館ホール(JR田町または都営地下鉄三田)
  ・ 参加費:700円      (以下:省略)
  私たち生涯現役実践道場/ライフ・ベンチャー・クラブ創設にさかのぼること1年前の、1984年(昭和59年)2月にクラブ東瀧代表によって設立されたライフ・ベンチャー株式会社は、脳力開発/情勢判断学の元祖である故城野 宏氏を顧問役にお願いし、当時既に確定的な予測のできる高齢化社会到来に備えて、故城野氏が熱心に提唱していた中高年第1次100万人組織の『日本シルバーユニオン』構想に賛同して創設されました。
  同社を母体に翌1985年(昭和60年)5月早々に出版した“ライフ・ベンチャーのすすめ〜チャンスをつかみとる人生三段跳戦略〜”初著書を通じて、7名の生涯現役実践活動に賛同する有志とライフ・ベンチャー・クラブ創設の呼びかけを始め、同5月末の初回準備会から仲間との様々な論議の末、半年後の同年10月26日(土)に第1回ライフ・ベンチャー・セミナー開催の運びとなりました。
  同セミナーの発足以来、数え切れない多くの熱心な生涯現役を志向する仲間に支えられ、お陰様でこれまでに227回を重ねています。来年にはLVクラブ設立20周年を迎えることからも、この際改めてセミナー内容の創設趣旨の原点に立ち返り、団塊世代層の定年退職準備に役立つ働きかけをクラブ会員有志に訴えるとともに、それら有志のご協力を得て団塊世代層を多く抱える企業人事・研修担当部門を始め、トップ層にもこれからの有能な中高年人材活用のキーポイントは組織従属型ではなく、起業挑戦型人材への意識改革時代を迎えていることを説得し、このLVセミナーがその役割を担っている旨を積極売り込みする予定です。
  このLVセミナーにご関心ある方は、下記内容でライフ・ベンチャー(株)研修事業部が率先販売促進を図っていきますので、どうか来年のカレンダーにご予定してくださるようお願い申し上げます。

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        生涯現役で成功するための起業家セミナーご案内

  高齢化、情報化、国際化の進む21世紀は、自己責任が問われている時代ではないでしょうか。
  過去20年に亙り生涯現役活動を支援する私どもライフ・ベンチャー株式会社では、その激変する社会の中で、自分が本当にやりたい夢に向かって起業・創業を考えておられる方々に、戦略的な生活設計づくりをお手伝いしたいと願っております。
  今までの豊な社会経験と幅広い人脈を活かして一生懸命に頑張っても、起業・創業に際して、なかなか満足のいく結果が得られないのは、なぜなのでしょうか?

  幸いなことに、私どもはこれまで長年に及ぶ実践活動を通じ、生涯現役実践道場/ライフ・ベンチャー・クラブに登録されている、挑戦意欲旺盛な多数の会員がいます。その人たちの貴重な実績の裏付がある様々なライフスタイルに基づいて、どうすればこれからの人生成功に向けた飛躍へのステップアップが可能になるのかを念頭に踏まえ、あらゆる実践活動面での起業支援を行っております。

  それには、起業成功への可能性を高めるノウハウとして

◆生涯現役のライフワークといえる本当にやりたい目標を決めるには……
◆その目標を決めるための必要な情報や条件づくりへの効率的な準備とは……
◆目標設定の決め手となる自己の特技や資格、趣味などの棚卸はどうなのか……
◆目標達成への可能性が次々と高められる新たな人脈づくりの展開は……
◆目標達成への過程では自分の適性評価に応じた成功報酬で我慢できるか……

   ≪毎月第4火曜日の午後をそのスキルアップと強力な人脈づくりに!≫
   “人生いろいろ”といわれています。しかし、“終わり良ければ、総て良し”という人生究極のゴールに向け、本当にやりたい自分の夢を実現させるには、経験豊富な創業実践の場で自らを活かせる智恵を学びたいものです。さらに加えて創業感性を磨きながら、起業に挑む決心・覚悟も新たな活動へと再出発したいものです。
   私たち生涯現役実践家が活躍する「生涯現役実践道場」では、心豊かに生涯現役で人生を大いに楽しみつつ、その活動の一部分はボランティア精神を発揮する社会貢献の活動でぜひ還元していきたいと思われる方々を年齢や性別に関わりなく募集いたしております。
    どうかひとりでも多くの方がこの趣旨にご賛同くださり、少子高齢社会の活性化に役立つ「生涯現役社会づくり」の尖兵役としてご参加くださることを心から願っています。

〔起業家セミナー開催予定・概要〕
● 日 時: 毎月・第4火曜日/15:00〜17:00
● 会 場: 八重洲口会館 B2F 会議室
● テーマ: 『生涯現役実践の基本ノウハウ』ほか
● 講 師: 生涯現役プロモーター有資格者
● 参加費: 一般2千円(会員1千円)

    東京都中央区八重洲1−7−20   八重洲口会館 B2F
    ライフ・ベンチャー株式会社 研修事業部
     TEL:03−3517−6667/FAX:03−3517ー6668
    E−mail:info@sgsk.net  URL:http://www.sgsk.net

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