シリーズ生涯現役塾に時折ご参加のカナダご出身のMark Abela (ミーゼス研究会ジャパン主宰)さんから次のメールご案内がありました。“来月の8月18日~19日(週末)は第3回(3年間も連続)のミーゼス読書会・村田先生特別講義を開催致します。当日は(当週末?土曜日~日曜日まで2日間ほどの集いとなります)。多くの人にプレゼンしてもらいますし、多くの方々が参加されますのでぜひご出席してみてください。”
  ご関心ある方はぜひ貴重な企画ですので、ご参加をお勧めします。
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2 0 1 2 年 ミ ー ゼ ス 読 書 会 
   村  田    稔  雄  先  生    特  別  講  義
      ミ ー ゼ ス と ヒ ュ ー マ ン ・ ア ク シ ョ ン を 語 る

日 時: 2 0 1 2 年 8 月 1 8 日 ,  1 9 日   午 後 2 時 3 0 分 よ り
会 場: 東 洋 大 学  富 士 見 高 原 セ ミ ナ ー ハ ウ ス
                 長 野 県 諏 訪 郡 富 士 見 町
                 最寄駅 JR中央線 小淵沢駅(小淵沢より送迎の予定あり)

講 師: 村  田   稔  雄  先  生 
略 歴: 横浜商科大学元学長  1923(大正12) 年 高知市に生れる
      1959(昭和34) 年 ニューヨーク大学でミーゼスに師事
      1991 (平成3)年 ヒューマン・アクション第一版翻訳出版
      2008 (平成20) 年ヒューマン・アクション   人間行為の経済学 〈新版〉出版
村田先生メッセージ: ミーゼスの経済学が演繹的体系であることの面白さと、彼に関するエピ
      ソードのいくつかをご紹介し、ミーゼスに興味がなかった人でも『人間行為論』を読み
      たくなります。

主 催: 田渕ゼミ(東洋大学 大学院)&吉田ゼミ(千葉商科大学 大学院) 
運 営: ミーゼス研究所ジャパン
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村 田  稔 雄( 横 浜 商 科 大 学 名 誉 教 授  )
1 9 2 3( 大 正 1 2 )年高知市生まれ。昭 和 1 8 年 1 0 月 2 1 日、神宮外苑競技場での出陣学徒壮行会の後、大陸で陸軍に勤務。除隊後物価査定委員会“Human Action” に出会い、ウィリアム・フォルカー奨学生として、ニューヨーク大学に留学。ニューヨーク大学で
直接ミーゼスの指導を受ける。同大学MBA(経済学専攻)横浜商科大学教授学部長、同大学学長を経て名誉教授。
日本おいて唯一人のミーゼスの愛弟子。

ル ー ド ヴ ィ ヒ ・ フ ォ ン ・ ミ ー ゼ ス    L u d w i g  v o n  M i s e s
1 8 8 1 年 9 月 2 9 日 ~ 1 9 7 3 年 1 0 月 1 0 日
オーストリア・ハンガリー生まれ。経済の発展が「私有財産制と分業」にあるとし、計画経済の脆弱性を指摘する。このためナチスに疎まれ、1940年米国に渡りニューヨーク大学で教鞭をとる。
ハイエクやフリードマンもミーゼスに学んだ。

【 特 別 講 義 の 趣 旨 】
  ミーゼス の主著“Human Action” に、『いわゆる「オーソドックス」な経済学は、ほとんどの国の大学から締め出されているので、有力な政治家、政治屋や著述家はほとんどそれを知らない』( p.9)とあります。この読書会では、その「オーソドックス」な経済学に触れます。
  ミーゼス は、価値の本質は「物に内在するものではない。それは我々の心の中にある」と
(p.111)します。他人の成果を評価し、尊重することで交換が始まり、他人の仕事の成果を享受することが可能になるとしています。ミーゼスの視点から政府の役割を知ることは、行政の効率化を画する者にも、その成果を測定しようとする者にも重要です。
  日本でミーゼスの啓蒙を続ける村田先生に「ヒューマン・アクション」についてお話しいただきます。 ミーゼスの愛弟子である村田先生の講義を直接受けられる機会はなかなかありません。この機会を逃されませぬように。

【 ス ケ ジ ュ ー ル 】  2 0 1 1 年 8 月 1 8 日 (土)
Start      End       講師           演題
14:30    15:00                   オリエンテーション
15:00    16:30      吉田 寛        市場と会計
16:40    18:10      渡瀬 裕哉        自由民権運動 再び
18:10     19:30 夕食
19:30     21:00      K.S.田渕        PPP市場の今後

【 講 師 紹 介 】
吉 田  寛:千葉商科大学大学院教授・公会計研究所代表
 「子供にツケをまわさない」人を明らかにする環境会計と政府会計の理論の研究と実践をしている。

渡 瀬  裕 哉:東京茶会 事務局長 & 早稲田大学招聘研究員
 東国原前宮崎県知事の政策立案に携わる。数多くの自治体マニフェスト作成に従事。日本版Tea Partyである「東京茶会」を創設する。

K . S .  田 渕:東洋大学大学院経済研究科教授 & 国連PPP推進局副理事長
フロリダ州知事室を皮切りにフロリダ経済開発局 世界最大の不動産シンクタンク ULI-Urban Land Institute 日本担当部長。フロリダ州PPP経済開発局日本代表。日本のみならず世界にPPPを発信している。

【 ス ケ ジ ュ ー ル 】  2 0 1 1 年 8 月 1 9 日 (日)
Start     End       講師         タイトル
 8:00     9:00 朝食
 9:30    11:00     Marc Abela       奴隷 バージョン6.0
11:10     12:40      蔵 研也        現代リバタリアニズムにおけるミーゼスの経済学
12:50    13:50 昼食
14:00    15:30      村田稔雄      ミーゼスを語る
15:40     15:50      謝辞

【 講 師 紹 介 】
M a r c  A b e l a: M i s e s  J a p a n 代表  Harvard Business School Executive Education
 日本においてもミーゼス哲学を啓蒙しようとミーゼスジャパンを立ち上げる。日本の強みを強い消費者主権にあるとする。自由を広めた福沢諭吉をカナダ人が語る予定。

蔵   研 也: 岐阜聖徳学院大学教授
 リバタリアニズム(古典的自由主義)の視点から、日本の政治においても、人間の経済活動の自由は、現在よりも称揚されるべきであるとする。政府は各種の規制をするべきではないという思想を訴えている。

【ヒューマン アクションについて】
 ミーゼスは、大著『ヒューマン アクション』をニューヨークで1966年に刊行します。この本をミーゼスの直弟子である村田稔雄先生が、1994年に日本語に訳し春秋社から13,390円で刊行されました。しかし、発行部数が少なかったためか時々見かけるこの本の価格は著しく高価な物でした。
 2008年12月24日に村田稔雄先生は、旧訳を見直され、さらに用語解説と解題を追加した新版『ヒューマン・アクション―人間行為の経済学』 を刊行されました。995ページであった初版は、新訂版では1,192ページになりました。価格は12,600円となっています。
この改訂版も出版元で完売となり、古本の値段は2万円を上まわる金額で売買されています。読んで始めて価値が生まれる本なんですけどね。

【村田先生サインの時間】
先生の著書をお持ちの方にはサインの時間をいただきます。
村田先生の訳書(ヒューマン・アクションの他に)
ミーゼス著『自由への決断』広文社
ミーゼス著『経済科学の根底』日本経済評論社
マルギット・フォン・ミーゼス著
『ミーゼスの栄光・孤独・愛』日本経済評論社

【 参 加 費 等 】
☆ 10,000円(宿泊費、三食含む)
☆ 7,000円(宿泊が不要の場合)
外部からの参加を受付ます。本講座に余席がある限り、外部からの参加を受け付けます。
ご希望の方は、吉 田  寛( c a t a l l a x y @ m a c . c o m )までご連絡ください。

【 会 場 ま で の ア ク セ ス 】
中央線小淵沢駅が最寄り駅です。
午後12時00分新宿発のスーパーあずさ15号は午後13時52分に小淵沢駅に到着します。
この列車にあわせて、小淵沢駅までお迎えする 予定 です。