東瀧 邦次さま

いつもお世話になっております。
オルタナ次号は無事、先週末に校了し、現在印刷作業に入っています。

実は次号でオルタナは「創刊5周年」となります。ここまで来られましたのも
読者・筆者・記者の皆さま、印刷業者さまや書店の皆さま、株主の皆さまほか
のご支援とご厚情の賜物であり、心から御礼申し上げます。

オルタナ28号の主な特集記事は次の通りです。

◆CSRは21世紀最強の経営戦略――「いいね!」が業績を伸ばす
◆世界を変える社会企業家・日米欧82人
◆検証:3.11とCSR
◆私たちは電気を選ぶ権利がある
◆佐々木常夫氏と考える障がい者雇用
◆三重県知事ほか対談――企業とNPO・行政が「協創」へ
◆アマゾンを変えるBOPビジネスほか

今号から「オルタナ魂」というコラムを始めました。
その一部をご紹介します。(以下、引用)

原発問題は、私たちにとって「最も重要な環境・CSR(企業の社会的責任)の
課題」である。ここから目を逸らして、地球温暖化防止やCO2の削減だけを
論じても意味がない。

そこで大事なのは、「分からない」と言える謙虚さを持つことだ。アイザック・
ニュートン以来の近代合理主義には、「科学は万能であり、人間の叡智をもって
すれば何でも解決できる」と思い込ませる傲慢さと無知があった。その延長線
上に、今回の原発事故があった。

「オルタナ」誌上で以前インタビューした城南信用金庫の吉原毅理事長と、
オークヴィレッジの稲本正代表のお二人が同様に「近代合理主義の限界」を
指摘していたのが興味深い。
(中略)
国際的な環境保護団体「フレンド・オブ・アース」(FoE)の創設者デビッド・
ブラウワーは、「死んだ地球からビジネスは生まれない」という至言を残した。
これ以上、大量の放射能が放出されれば、日本だけではなく、近隣諸国や
地球の生態系に重大な影響を与えることは必至だ。それだけは避けなければ
ならない。そうならないようにすることも、ビジネスの責任である。

オルタナ28号は3月31日発売です。どうぞお楽しみに!

(お知らせ)
間もなく創刊1年を迎える「オルタナS」は、クオリティをさらに高めるため、
読者の皆さまにアンケートを実施しています。是非、ご協力下さい。
◆オルタナS http://alternas.jp/
(アンケート短縮アドレス) http://j.mp/yMOjKm

=======オルタナ&オルタナS お勧め記事から========

◆「までい」なお年寄りから笑顔が消えていく――飯舘村民の仮設住宅ルポ
http://www.alterna.co.jp/8537
◆電力自由化、発送電分離で「原発に頼らない社会」を主張、孫正義氏
http://www.alterna.co.jp/8533
◆「フクシマは警告する」――ドイツの反原発デモ5万人参加
http://www.alterna.co.jp/8528
◆ドヤ街で絵を描き続けた女性、彼女が伝えたいものとは
http://alternas.jp/uncategorized/2012/03/16415.html
◆ろう者が監督 映画「珈琲とエンピツ」 、手話だけでない気持ちの伝え方
http://alternas.jp/uncategorized/2012/03/16410.html

==========オルタナお勧め求人情報=============

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