日  本  生  涯  現  役  推  進  協  議  会
   特定非営利活動法人 ラ  イ  フ ・ ベ  ン  チ  ャ  ー ・ ク  ラ  ブ
                     ご   関   係   者   の   皆   様

謹 ん で 新 春 の ご 挨 拶 を 申 し 上 げ ま す

   私 た ち 生 涯 現 役 活 動 開 始 か ら 3 0 周 年 を 記 念 する 昨 2 0 1 5 年 は ま た 格 別 の お 力 添 え を 賜 わ り  本 当 に 有 難 う ご ざ い ま し た

   皆 さ ま ご 一 家 の ご 健 康 と ご 多 幸 を 心 か ら お 祈 り 申 し 上 げ
   本 年 も ど う ぞ よ ろ し く ご 指 導 ご 鞭 撻 を お 願 い 申 し 上 げ ま す

      2 0 1 6 年 ( 平 成 2 8 年 )    元 旦
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  2016新年度私たち『生涯現役社会づくり』推進のため、どう考え、どう実践していくかをご一緒に研鑽する新春発進会の開催を下記ご案内します。
【 2016新年度 会員総会準備会ご案内 】
 日  時: 2 0 1 6 年 1 月 5 日 (火)  午後3時~5時
 会  場: ライフ・ベンチャー事務所
 参加者: 会員(当日会員継続年会費12,000円申し受けます)皆様以外に新年度ご入会希望者のご同伴も大歓迎します。
       
 毎週・毎月永続的に企画・運営される下記予告日程の、全員主役参画方式で
一人でも多くの方々と 『生涯現役社会づくり』プラットフォーム活動を展開中です。
 全国一地の利最高東京駅3分/ライフ・ベンチャ-事務所をフルご活用下さい。 
 東京都中央区八重洲1-7-20 八重洲口会館ビル 地下2階
 NPO ライフ・ベンチャ-・クラブは、JR東京駅八重洲北口改札を真っ直ぐ出た処
東京駅・大丸デパート真正面です(日興証券が一階にあるビルのB2階です)

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『あなたと日本を元気に!!』できる!! 生涯現役実践道場への 自主的ご参加で
あなたがご活躍する地域から 次々と民活力が盛上がる絆の輪が拡がります!!
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2015年春秋・実施イベント/2016年春:開催(各土曜13:30~16:50)
②ummit 4/25(済)    ③Summit 11/17(済)  ④Summit 4/23(予定)
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2016年1月(理事会/13:00 & 生涯現役塾/15:00・望年会17:00~19:00
1/5(新春会) 1/27   2/24  3/23  4/27  5/25  6/29
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日  本  生  涯  現  役  推  進  協  議  会
      NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ
              代 表   東  瀧      邦  次            
TEL:03-3517-6667 FAX:03-3517-6668
E-mail: info@sgsk.net or    lvcinfo@sgsk.net
URL: http://www.sgsk.net          Blog: http://40591.diarynote.jp/
Facebook : http://www.facebook.com/sgsk.net
Facebook2:https://www.facebook.com/yaesu3min
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【ご参考2016年(2015年対比)元旦主要新聞トップ・論説】

  新年元旦発行版【2016年上段/2015年下段】で購入新聞7紙の表紙トップ記事と社説〔論説〕は次のとおりです。

 神 奈 川 新 聞 
2016:高齢者重視に危機感/京王線橋本駅、移設検討 
2015:横浜線 地下化へ/相模原/市長「まちづくり一体的に」
2016:〔論説〕時代の正体/民主主義考/せめぎ合うために言う
2015:〔論説〕時代の正体/戦後70年/愚かしさ省み歯止めを

 東 京 新 聞  
2016:中古武器輸出を検討/転売リスク手つかず/がん患者支えたい
2015:武器購入国に資金援助/途上国向け制度検討/軍事用途版ODAに
2016:〔社説〕歴史の教訓を胸に/年のはじめに考える
2015:〔社説〕戦後70年のルネサンス/年のはじめに考える

 朝 日 新 聞  
2016:首相、衆参同日選も視野/18歳をあるく
2015:個の力紡ぎ 世界に/鏡の中の日本 戦後70年 第1部 装う
2016:〔社説〕連帯の再生に向き合う年/われらの敵はそこにあらず
2015:〔社説〕「自虐」や「自尊」を超えて/グローバル時代の歴史

 毎 日 新 聞  
2016:改憲へ緊急事態条項/新元素 理研に命名権/高速鉄道「街」も輸出
2015:再生 国に頼らず/4000人の村 住民が道路整備/浮いた6億円で人口減に歯止め
2016:〔社説〕多様なほど強くなれる/2016年を考える/民主主義
2015:〔社説〕脱・序列思考のすすめ/戦後70年/日本と東アジア

 産 経 新 聞  
2016:マイナンバー運営システムに欠陥/巨額税金消えた2000億円
2015:時を越え眠り続ける「誇り」/ベリリュー島の戦い/天皇の島から戦後70年序章      
2016:〔社説〕再生に向かう力の結集を/年のはじめに
2015:〔社説〕覚悟と決意の成熟社会に/年のはじめに

 日 本 経 済 新 聞
2016:ANA超大型機導入/新元素理研の発見認定/目覚める40億人の力/
インド俊英続々頂点に/アジア ひと未来 Next 1
2015:変えるのは あなた/「契約社員」が残業の岩盤崩す/働きかた Next 1
2016:〔社説〕新たな時代の「追いつき追い越せ」へ
2015:〔社説〕戦後70年の統治のかたちづくりを

 読 売 新 聞   
2016:教研出版も教科書謝礼/日本初元素に命名権/仮設住宅20年までに解消
2015:ビットコイン 警視庁解析/不正操作で99%消失/マウント社管理捜査へ
2016:〔社説〕世界の安定へ重い日本の責務/成長戦略を一層強力に進めたい
2015:〔社説〕日本の活路を切り開く年に/成長力強化で人口減に挑もう
日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &  
    NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ の 活 動 に 
          ご 支 援 く だ さ る   会  員  皆  様

謹 ん で 新 年 の ご 挨 拶 を 申 し 上 げ ま す 。
   皆さまの大切なお声がぞんぶんに反映された暖かく使いやすいブログ村にしたいと思っております。「にほんブログ村」アンケートへのご協力本当にありがとうございます。 今回でなんと通算 30回目の実施になります。
【アンケートURL=http://sp.blogmura.com/question/q2016newyear.asp
※アンケートに関する個人情報は一切公開されません。ご安心ください。
                 平成 2 8 年  1 月 1 日 (金)
                     にほんブログ村 代理人 村長、助役、係長

  ブ ロ グ 村 の 進 む 道 を教えてください。にほんブログ村は 100%皆さまのものです。
  にほんブログ村・村長(そんちょう)でございます、 私たちはいつも、なんとかして皆さまのお役に立ちたいと考えております。
  ブログ村の使命は皆さまとファンであり共感者である読者さまの橋渡しです。2006年 5月の第1回以来、お正月、GW、お盆休みの年3回、 全メンバーさまを対象に欠かさずこのアンケートを実施させていただき、そこでご指摘、ご提案いただいた皆さまのお声を大切にし、
サービスの改善やサイトの改良を重ねて参りました。

  " に ほ ん ブ ロ グ 村  建 国 宣 言 " 【http://www.blogmura.com/policy.html】の理想を実現するため、より見やすく、より探しやすく今後も皆さまのブログやブログ記事をできるだけ多くの読者さまにPRさせていただきたいと思っております。
   私たちには至らない点が多々ございますが、 今回もにほんブログ村やブログ村のサービスに対するお気持ちを どうかお教えくださいませ(完全匿名)。

  なお、回答が必要なご質問がある場合は、このアンケートが完了した後に表示される別の画面から私宛に直接のお問い合わせが可能です。
  ご質問はこのアンケート終了後の別画面からお願いできれば幸いです。
  メールアドレスまたはURL(ブログのホームページアドレス)のご記入がない場合は ご質問の連絡先がわからず、お返事ができませんので、アンケートが完了した後の画面では、メールアドレスやURLを必ずご記入お願いいたします。
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Q 1   性 別/あなたの性別を教えてください。
  男   女    GID    LGBT   法人・団体   わからない・その他
Q 2  年 代/あなたの年代を教えてください。
  10代  20代  30代  40代  50代  60代  70代  80代以上
Q 3   ブログ歴/あなたがブログを始めてからどれぐらいの期間がたちましたか?(およそで構いません)
  1か月未満  3か月未満  半年未満  1年未満  2年未満  3年未満  4年未満  5年未満  6年未満  7年未満  8年未満  9年未満  10年未満  11年未満  12年未満  13年以上
Q 4  にほんブログ村に、ご満足いただけておりますでしょうか?(ひとつだけお選びください)
  満足  やや満足  やや不満  不満  わからない
Q 5  (Q4の続き)
  上記 Q4の印象をどの部分に最も強く感じられましたか?(ひとつだけお選びください)
  自分のブログへのアクセス数  他人との交流  サイトの使いやすさ  サイトの雰囲気  その他
Q 6  ブログ村のランキングは公平に運営されているとお思いでしょうか?=不正の有無
  非常に公平  公平  不公平  非常に不公平 わからない
Q 7  ブログ村のサイト全体のデザインはどうでしょうか?
  非常に良い  良い  悪い  非常に悪い わからない
Q 8  ブログ村の各サービスのご利用状況はそれぞれいかがでしょうか?
A:  マイページ -見る(要ログイン)
  よく使う  時々使う  知っているが使わない  知らないので使っていない 
B:  ブログランキング(INポイント順) -見る
  よく使う  時々使う  知っているが使わない  知らないので使っていない 
C:  ブログランキング(OUTポイント順) -見る
  よく使う  時々使う  知っているが使わない  知らないので使っていない 
D:  ブログランキング(PVアクセス順) -見る
  よく使う  時々使う  知っているが使わない  知らないので使っていない 
E:  ブログランキング(ランダム表示) -見る
  よく使う  時々使う  知っているが使わない  知らないので使っていない 
F:  トラコミュ(テーマ) -見る
  よく使う  時々使う  知っているが使わない  知らないので使っていない 
G:  記事トーナメント -見る
  よく使う  時々使う  知っているが使わない  知らないので使っていない 
H:  注目記事ランキング -見る
  よく使う  時々使う  知っているが使わない  知らないので使っていない 
I:  記事画像 -見る
  よく使う  時々使う  知っているが使わない  知らないので使っていない 
J:  ブログ記事検索 -見る
  よく使う  時々使う  知っているが使わない  知らないので使っていない 
K:  キーワード -見る
  よく使う  時々使う  知っているが使わない  知らないので使っていない 
L:  アンケート掲示板 -見る
  よく使う  時々使う  知っているが使わない  知らないので使っていない 
M:  出身・住所 -見る
  よく使う  時々使う  知っているが使わない  知らないので使っていない 
N:  ブログパーツ -見る(要ログイン) ←通常の INランキング用バナーとは別の PVアクセスランキング用の"ブログパーツ"のことです
  よく使う  時々使う  知っているが使わない  知らないので使っていない 
O:  ブログ村モバイル(従来型携帯電話向けサイト)
  よく使う  時々使う  知っているが使わない  知らないので使っていない 
P:  ブログ村モバイル(スマホ向けサイト)
  よく使う  時々使う  知っているが使わない  知らないので使っていない 
Q 9
  大変お疲れ様でした。その他、最後にブログ村についてできるだけ細かく具体的に教えていただけると幸いです。上記アンケートの補足でも結構でございます。
  大変申し訳ございませんが、ご質問とご意見・ご要望が混じりますと、ご質問の抽出に時間がかかってしまい、ご回答が遅れご迷惑をお掛けしてしまいますので、ご質問だけは、アンケート終了後の別画面から お願いいたします。
ご記入 例)
・ ブログ村に期待することは何でしょうか?
・ ブログ村の良い点、好きな点は何ですか?
・ ブログ村の不満な点、嫌いな点は何ですか?
・ ブログ村の中でここは直した方がよいと思う部分はどこですか?
・ ブログ村でめんどうで、使いにくい機能は何ですか?
・ ブログ村にあったらよいと思う機能やサービスはどんなものでしょうか?
・ ブログ村で改善した方がよいと思う機能やサービスは何でしょうか?
・ ブログ村が参考にしたらよいと思うサイトはどこかありますでしょうか?
・ ブログ村で気になることや気がついたことは何かありますか?
・ ブログ村を使ってみてどんなことを感じましたか?
・ あなたのブログ村の使い方を教えてください。どのようにお使いになっているのでしょうか?
  などなど どんなことでも、ひとつでも結構です。最後にぜひ教えてください。
※ できれば、その理由も教えていただくとありがたいです
ご記入の参考 - ブログ村のサービス名一覧
 1.  マイページ
 2.  人気ブログランキング(INポイント順)
 3.  人気ブログランキング(OUTポイント順)
 4.  人気ブログランキング(PVアクセス順)
 5.  人気ブログランキング(ランダム表示)
 6.  トラコミュ(テーマ)
 7.  記事トーナメント
 8.  注目記事ランキング
 9.  記事画像
10.  ブログ記事検索(検索エンジン)
11.  キーワード
12.  アンケート掲示板
13.  出身・住所
14.  ブログパーツ(PVアクセスランキング用)
15.  ブログ村モバイル(従来型携帯電話向けサイト)
16.  ブログ村モバイル(スマホ向けサイト)
17.  プロフィールページ
18.  ふれあい検索
19.  イメージ画像表示(画像登録)
  毎日新聞経済プレミア【http://mainichi.jp/premier/business/articles/20151228/biz/00m/010/019000c】サイトを転載ご紹介します。『生涯現役プロデューサー』仮ご登録諸兄姉の「下流老人」対策への建設的ご意見ご提言を期待しております。
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「下流老人」藤田孝典さんインタビュー(1)

【藤田孝典(ふじた・たかのり)氏プロフィール】NPO法人ほっとプラス代表理事/1982年生まれ。NPO法人ほっとプラス代表理事、聖学院大学人間福祉学部客員准教授、反貧困ネットワーク埼玉代表。厚生労働省社会保障審議会特別部会委員。ソーシャルワーカーとして現場で生活困窮者支援をしながら、生活保護や貧困問題への対策を積極的に提言している。著書に「下流老人 一億総老後崩壊の衝撃」「ひとりも殺させない」など。

  年収400万円の会社員も、一歩間違えば生活保護レベルの生活に転落−−困窮者支援のNPO法人「ほっとプラス」代表理事の藤田孝典さん(33)が昨年出版し、20万部超のベストセラーになった「下流老人 一億総老後崩壊の衝撃」(朝日新書)。病気や介護離職などをきっかけに、一気に貧困状態に転落しかねない現代社会の危うさと制度の不備を詳細に描き、大きな反響を呼んだ。「貧困」への転落がなぜかくも簡単に起きるのか、実例と対策を藤田さんに聞いた。【戸嶋誠司】

 −−ずっと埼玉県内で困窮者支援をしてこられました。

 ◆藤田孝典さん: 学生時代の2002年にボランティアとして始めました。04年に社会福祉士の資格を取り、本格的に活動しています。

  普 通 の 会 社 員 が 簡 単 に 貧 困 に な る 時 代

 −−00年代前半からずっと現場を見ていて、一番の変化は何ですか?

 ◆藤田孝典さん 普通の人が簡単に貧困になる時代になりました。それ以前は、長く建設現場で働いていた人が50代、60代になり、足腰を悪くして働けなくなった、貧困に陥ったというケースが多かったんです。ある特定の業種の人が比較的貧困になりやすかった。ほかにIT業界、警備員の仕事など、長時間職場の人ですね。

  それが、08年のリーマン・ショックでガラッと変わった。会社勤めだった普通の人が生活に困って相談に来ます。若者から年配の人まで、銀行員、会社員、公務員だった人もいます。そこが大きな変化です。

 −−公務員だった人も? 勝ち組じゃないのですか。

 ◆藤田孝典さん: 地方公務員も上場企業の会社員も関係ありません。年収や地位があっても、今は二つのファクターで容易に貧困に陥ります。介護、離婚、病気というファクターと、それに伴う離職ですね。

 −−印象に残っている事例を教えてください。

 ◆藤田孝典さん: 数年前、埼玉県上尾市の50代の男性から相談を受けました。市内の一戸建てを訪問したら、外観はすごくきれいなのに中はボロボロで畳の底が抜けていて。1階の畳の部屋でおばあちゃんが苦しそうに寝ていました。

 おばあちゃんは80代前半、認知症でほとんど寝たきりの状態。世話をしているのは50代後半の独身の息子さんです。数年前まで地方公務員として働いていたそうですが、介護で辞めて、その後はアルバイトで生活してきました。電話で「仕事もなくつらいので、正直死にたいんです」って相談されました。

  預 貯 金 も な い 5 0 代 独 身 息 子 と 認 知 症 の 母 親

 悪くなった最初の2年ほどは、男性も働きながら世話をしていたんですが、仕事を続けられないということで辞めて、母親の世話をしながらコンビニで働いたり、アルバイトをしたりして。最初は預貯金があったし、退職金も出て、母親の国民年金も月額4万円ぐらいはあったのでなんとかなってた。

 でも、その後8年間で貯金が底をつき、母親の認知症が重くなってアルバイトもできなくなった。自暴自棄で家の中はグチャグチャ。預貯金をなくした50代の独身息子と80代の母親の2人が、4LDKのボロボロの家の中でただただ身を寄せ合っていたわけです。

 −−息子さんは公的な支援を要請しなかったんですか?

 ◆藤田孝典さん: 息子さんは公務員だったため世間体を気にして、誰にも相談していなかったようです。介護保険について聞いたら「母が他人の介護をいやがるから」と相談も申請もしていませんでした。「持ち家があるから生活保護も受けられないだろう」と思いこんでいました。私が自宅を訪ねた日は「もう何日もまともに食べていない。現金はあと800円ぐらいで、これがなくなったら終わり」と。

 そこで、急いで介護保険と生活保護の申請をしました。幸いどちらも申請が認められて、今はヘルパーさんに来てもらっています。共倒れという最悪の事態は避けられました。

 −−決して特殊な事例ではなくなっていると。

 ◆藤田孝典さん: まったく特殊ではありません。リーマン・ショック以降、普通のサラリーマンの人がこうした相談に来るケースが増えているんです。しかも、その人たちには特徴があります。まず最初に謝るんです。「申し訳ない、自分のことを自分でできなくなっちゃって申し訳ないんだが、(暮らしを立て直す)いい方法はありませんか」と聞いてくる。貧しさはすべて自分の責任だ、と思っているんです。

 ここ20年の不況を経ても、社会の価値観は変わっていなくて、貧困は特殊で、怠けていた人がなると思い込まされています。だからみなさん、「申し訳ありません」と自分を責めながら相談に来ます。貯金しとかなかった自分が悪い、家族と不仲になった自分が悪い、と。

  病 気 や 失 職 は だ れ に で も 起 こ る

 しかも日本の特徴として、とことん困窮してから相談に来る事例がほとんどです。末期のがんだけどお金がないからロキソニンでごまかしながら働いていますとか、収入がないから、病院にもかかれませんとか。

 生活保護も含めて、無料でかかれる病院もあるんですよ。そこに早く気づいてくれれば何とでもなったのに、というケースも多い。

 −−介護や本人の病気、失職はだれにでも起こりますね。

 ◆藤田孝典さん: そうです。特に近年、中高年の介護離職のリスクがすごく高まっています。介護のために離職して、収入をなくして生活困窮に至るケースが多い。結局、介護離職って自分の年金まで食べちゃうことなんです。その期間働かないということは、報酬比例の将来の年金を減らすことになる。親を介護するために仕事を辞めて収入を減らして、そのうえ年金まで削られちゃって。だから、離職せずに働き続けることが最低限のリスク回避策なんです。

 −−離職しないで介護保険制度をうまく使いたいところです。

 ◆藤田孝典さん: 介護保険制度も生活保護制度も申請主義です。申請したら助けてあげますよという仕組み。制度へのアクセス方法を知らない人には使いにくい制度です。また、いまだに「介護は身内がやるもの」という意識が強い。でも、制度本来の目的通り、社会保障としてきちんと機能させておかないと、その結果困窮者が増え、かえって財政にも打撃を与えます。
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  「加藤特許事務所 ~知財 とびうめ便り~」 Vol.46
発信日:2016年 1月 4日               発信者:加藤特許事務所
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★ 目 次 ★
 1.弁理士コラム
  ●新春を迎えて
 2.知財ニュース
  ●ノンアルコールビール特許訴訟、一審敗訴のサントリーが控訴
 3.連載 知財講座
  ●第46回:特許「プロダクトバイプロセスクレーム」
 4.イベント案内
  ●平成27年度 営業秘密・知財戦略セミナー
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1.弁理士コラム
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●新春を迎えて
 新年明けましておめでとうございます。
 旧年中は皆様には大変お世話になりました。
 お陰様で、特許業界が大変苦しい中、加藤特許事務所は良い成果を残すことができました。
 昨年は創業21年目ということで、初心に帰り、創業時にやっていたように様々な会合に顔を出すことに努めました。

 私が加藤特許事務所を創業した1994年は日本経済が右肩下がりの経済成長を辿ることとなるスタートの年でした。今考えれば、当時はまだまだ日本も元気があったように思います。当時大企業のお客様とは殆ど縁がなかったのですが、地場の中小企業の中には開発意欲にあふれた経営者がたくさんおられたように感じておりました。

 昨年、久しぶりに様々なベンチャー企業経営者とお会いして感じたことは、20年前と大きく様変わりしたということです。その一つは、経営者がずいぶんと若返ったこと(私が年をとったのでそのように感じるのかもしれませんが)、二つ目は小さな企業でも、どんどんと海外に出ていくようになったこと、三つ目は、ビジネスのネタを探しそれをきちんとビジネスとして成り立たせる能力に優れた人たちが多くなったということです。

 最後の「ビジネスとして成り立たせる能力」について少しばかり補足いたしますと、あまり具体的なことは言えませんが、世の中に今までもごく当たり前にあったビジネス形態の問題(歪)を見つけ出し、その歪を解消するサービスを提供するビジネスを始めた方がいます。
 わかりにくいと思いますが、一見ビジネスが成り立ちそうにないところに着目し、きちんとビジネスとして成り立たせ、上場も視野に入るところまで成長させたのです。
 
 この経営者をみていると、小さなことに気付く能力があれば、ビジネスチャンスはどこにでもあるのだと痛感しました。
 これからの経営者に必要なことは、高度の技術でも大きな資本でもなく、当たり前に行われているビジネスの些細な問題や歪をいち早く発見し、その問題や歪をどのようにしたら解決できるかを考え、その中にどのようなビジネススキームを構築するか、の能力ではないかと思います。そのような構想力、ビジネススキーム構築能力があれば、今の時代、問題解決手段をいろいろと見出すことができます。

 このような経営者がたくさん出てくれば、日本の将来は明るいと思います。

 話は変わりますが、私どもが属しております特許業界もこの20年で大きく変わりました。信じられないほどの変貌といっても決して過言ではありません。つい最近まで、いわゆる「特許の雄」として知られた、パナソニックは出願方針を大きく変えましたし、日本を代表する、東芝やシャープなどがひん死の状態にあるのはご存じのとおりです。加えて、弁理士数の無秩序な増加で、経営が厳しい特許事務所も多数あるようにきいております。

 しかしながら、私は今こそ弁理士の真価が問われているのだとそう思っています。特許制度を代表とする知的財産制度が企業経営にとって大切なものであり、また、弁理士という職業がお客様に真に必要なものであり、そしてお客様のニーズにあったサービスを提供することができるのならば、必ずや生き残れると確信しております。

 ご存じの方も多いと思いますが、創業時に「石川 洋」氏の次のような詩に出会いました。

 『あなたの仕事がお客様にとって真にかけがえの無いものであれば、決して廃れることはない』

 弁理士として、特許事務所として、一介の人間として、今は気づいていないけれど、お客様に提供しなければならないサービス、言い方を変えれば今のやり方の問題や歪は山ほどあるように思います。

 私は、先のベンチャー企業経営者に見習い、本年は、今の特許業界が抱えている問題や歪を是正し、お客様が必要とされる真のサービスを提供し「お客様にとって真にかけがえの無い」存在に一歩でも近づきたいと思っています。

 今年一年が、皆様にとって良い年になりますようご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
                         代表 弁理士 加藤 久
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2.知財ニュース
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●ノンアルコールビール特許訴訟、一審敗訴のサントリーが控訴
 サントリーホールディングスが、ノンアルコールビールの特許を侵害されたとして、アサヒビールの「ドライゼロ」の製造・販売差止め等を求めていた訴訟で、サントリーは11月12日、同社特許(特許番号 第5382758号)の有効性を認めず請求を棄却した一審の東京地裁判決を不服として、知財高裁に控訴しました。
 2013年に取得したこの特許は、糖質やエキス分などを一定の範囲にしたノンアルコールビールの特許(いわゆる数値限定特許)です。
 サントリーは、「ドライゼロ」はこれらの成分の数値が特許の範囲内として、2015年1月に、アサヒビールを提訴していましたが、一審の東京地裁が10月29日、「この特許は同業者なら容易に考えつくもので、無効にすべき」として、サントリー側の請求を棄却する判決を下していました。
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3.連載 知財講座
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第46回:特許「プロダクトバイプロセスクレーム」
 プロダクトバイプロセスクレーム(product-by-process claim、以下、「PBPクレーム」という。)とは、物の発明を、その物の製造方法によって特定する請求項(クレーム)を意味します。
 物の発明は、原則、その構造又は特性により特定することが求められます。しかしながら、化学合成物質、生体合成物質、天然素材からの抽出物等については、その構造又は特性により直接特定することが不可能であるか、又はおよそ実際的でないという事情が存在する場合があります(実際的でないとは、例えば、その特定には現実的でない回数の実験等を重ねることが必要な場合で、事案に応じて異なります)。
 このような物質を、物の発明として特許権で保護するために、その物質を製造方法によって特定する、PBPクレームとして出願することが認められています。
 特許庁審査基準においては、PBPクレームが対象とする発明は、最終的に得られる物自体であると認定することとされています。
 そのため、(製造方法が異なる)同一の物質が既に存在している場合には、PBPクレームにおける製造方法の規定が最新であっても、新規性が欠如していると判断され権利化することはできません(この場合には、「製造方法の発明」として権利化するは可能)。
 そのため、開発した新規の物質の特定が困難であり、特定に時間を要す場合等には、最先の出願とするために、「PBPクレームで物の発明」とすると共に、「製造方法の発明」としてもクレームすることが有効です。
 また、PBPクレームにおいて、「発明が明確であること」という要件に適合するといえるのは、「出願時において、発明に係る物が、構造又は特性により直接特定することが不可能であるか、又はおよそ実際的でないという事情が存在」するときに限られ、このような事情がない場合には、発明が不明確であると判断されますので注意が必要です。
 一方、権利化後のPBPクレームの技術的範囲の解釈は、審査段階とは事情が異なり、(i)製造方法の相違にかかわらず権利範囲に含まれるとする解釈、(ii)同一の方法によって製造されている物のみが権利範囲に含まれるとする解釈、があります。
 日本の裁判例では(i)の解釈が多いですが、発明の内容や特許明細書の記載から(ii)の解釈が採用された例もあります。また、主要国でも同様に、(i)の解釈が多いといえますが、(i)の解釈をあまり認めない国もあり、また、案件によってケースバイケースといえます。
 このように、PBPクレームは、構造又は特性による特定が難しい場合に、出願時において非常に有効な表現方法ですが、権利化後にはその解釈が争点になることもあることにご留意ください。
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4.イベント案内
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●平成27年度 営業秘密・知財戦略セミナー
 近年、重要な技術情報が第三者へ漏洩する技術流出が問題となっており、大企業に限らず中小企業においても大きな経営リスクとなっています。
 この経営リスクを極力回避するためには、貴社において新たな生まれたアイデアやノウハウについて、特許による権利化を行うか、又は営業秘密として秘匿化するかなどといった知財戦略が経営上、重要となってきています。
 このような状況を踏まえ、営業秘密の管理・活用方法及び知財戦略に関するセミナーが下記の要領で開催されます。参加には事前申し込みが必要です。また、参加は無料です。
・日時:平成28年1月22日(金)14:00~16:50
・場所:TKPガーデンシティ博多アネックス ネプチューン
     (福岡市博多区博多駅前4-11-18)
 詳細は、下記のURLをご覧ください。
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  毎日新聞経済プレミア【http://mainichi.jp/premier/business/articles/20151228/biz/00m/010/019000c】サイトを転載ご紹介します。『生涯現役プロデューサー』仮ご登録諸兄姉の「下流老人」対策への建設的ご意見ご提言を期待しております。
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  離 婚 、 認 知 症 、 孤 立・・・・
              銀 行 員 を 襲 っ た 老 後 の 貧 困

 「下流老人」藤田孝典さんインタビュー(2)

 失われた20年を経た日本は、一度転落するとやり直しのきかない「滑り台社会」になったと言われる。ごくふつうの暮らしをしていた会社員が、突然「下流」に滑り落ちるきっかけとは何か。20万部を突破した「下流老人」(朝日新書)の著者で、ソーシャルワーカーの藤田孝典さん(33)へのインタビュー2回目は、本人の病気と離婚から生じた孤立が、貧困に直結したケースを紹介する。【戸嶋誠司】

 −−離婚が下流化へのきっかけになるのですか?

 ◆藤田孝典さん: 熟年離婚でそうなるケースが増えています。元銀行員の男性とその奥さんのケースを紹介しましょう。

 某都市銀行に勤めていた男性が63歳で関連会社の仕事を辞めました。退職金は銀行時代も含めてドンと3000万円ぐらい出て、65歳からもらえる年金は月額24万円も。さいたま市にローンを払い終えた持ち家があり、預金も合わせると現金は4000万円ほどあった。ふつうなら悠々自適です。

 ところがストレスの影響かなにか、退職してすぐに認知症を発症しました。男性は奥さんに暴言、暴力をふるうようになり、奥さんが耐えきれなくなって離婚したんです。それがきっかけで転落が始まりました。

 奥さんは専業主婦ですから年金はゼロ。家計は夫の年金24万円に頼る予定でしたが、一緒に暮らせなくなった。どうしたかというと、持ち家を売って折半し、年金も分割したのです。夫が15万〜16万円、妻が8万円とか。2人がそれぞれアパートで暮らし始め、あっという間に下流老人になってしまいました。

  認 知 症 を 発 症 し て 離 婚 、 孤 立

 男性は認知症があって働けませんから、相談に来たときはすでにアパートの部屋はグジャグジャで、家賃も滞納していて、早く出ていってくれって大家さんから言われている状態。大家さんとの間に入って、うちのNPOのシェルターに入ってもらい、保護しました。 

 −−元の奥さんと連絡を取りましたか。

 ◆藤田孝典さん: いえ、取れませんでした。娘さんを通じて事情を伝えると「もう顔も見たくない、会いたくない」と言われました。介護保険の申請をしたのですが、その時点で別にがんが見つかった。結局、この男性は亡くなりました。最期は衰弱も激しくて、早く助けを求めていればこうならなかったのに、という事例でした。

 アパートの部屋を片付けに行ったらすごかった。山ほど健康食品があり、何だかよくわからない宗教のお布施の預かり証が出てきて。そこに50万円とか70万円とか書いてあるんです。どこかの宗教法人にお金を出していたんですね。飲み屋にも借金があった。スナックの領収書もいっぱい。おそらく、話に付き合ってくれる人みんなから何かを買って、お金を払っていたんだと思います。

 −−認知症で孤立して、誰にも頼れなかったんですね。

 ◆藤田孝典さん: そうですね。1人で暮らしていながらほとんど金銭管理ができなくて、あっという間にお金がなくなったんでしょう。周りに頼れる人もいなくて、金銭管理をしてくれる人もいなかった。その男性は最期に「もっと早く藤田さんと出会ってたらよかったよ」と言っていました。

  ち ょ っ と し た き っ か け で 貧 困 状 態 に

 −−病気になったり、家族の介護が降りかかってきたり、離婚したり、仕事を失ったりして孤立した瞬間、貧困が目の前に迫ってくるんですね。

 ◆藤田孝典さん: 介護や病気、失職は誰にでも起こり得ることです。その時、必要以上に自分で負担を背負い込むと追い詰められます。特に、仕事仕事でがんばってきた猛烈会社員ほど、何かが起きた時にがんばろうとして誰かに助けを求めず、孤立しがちです。早くSOSを出せば打つ手はいろいろあります。

 そのために、地域の活動に参加したり、サークルのような疑似家族的な場所を作って参加しておいた方がいいです。周囲とつながりがあれば、「最近調子が悪そうだね」「元気かい?」と気にかけてもらえるし、助けを求めやすい。

 −−こういう人は気をつけた方がいいというアドバイスを。

 ◆藤田孝典さん: パーソナリティー的には、性格的に頑固な人はヤバいです。頑固だったり、意固地だったり、プライドが高かったりすると、柔軟にものごとをとらえられず、選択肢を減らします。生活保護を受けるぐらいなら、介護を受けるぐらいなら死んだ方がまし、という考え方の人にはなかなか支援を届けにくいですから。私たちは「受援力が低い人」と呼んでいます。

 −−そのような関係性はすぐには作れない。40代から準備が必要ですね。

 ◆藤田孝典さん: 今の時代、仕事も健康も含めて何があるか分かりません。何が起きてもおかしくないし、何かが起きてから準備をしても遅いんです。そこでもう一つ準備しておいてほしいことがあります。それは、老後どのぐらい年金をもらえるのかを、ちゃんと調べておくこと。その年金額に合わせて、定年に向けての準備をしてください。いわゆる「生活のダウンサイジング」です。ずっと提唱しています。

 自分が年金をいくらもらえるのかを知らない人、意外と多いんです。でも、ここはとても大切です。というのも、高齢者の8割は「年金しか収入がない」からです。老後の暮らしを年金に頼るしかない。ならば、もっと権利意識を持ってもらいたいのです。年金の支給額も下がっていますし、中高年の方は年金問題を高齢者の問題と思わず、自分の問題として注意深く見てほしいですね。

 さらに、今のうちにリスクを分散しておいてほしい。家族でも預貯金でも、資産でも持ち家でもいいと思うんです。給与以外の収入を確保したり、仕事を続けたりして、リスク低減策を取っておくことが、貧困を回避するのに役立ちます。

 そして、いざ危機が迫ったときに、頼れる社会保障制度を知っておいてください。

◇略歴
藤田孝典(ふじた・たかのり)/NPO法人ほっとプラス代表理事
1982年生まれ。NPO法人ほっとプラス代表理事、聖学院大学人間福祉学部客員准教授、反貧困ネットワーク埼玉代表。厚生労働省社会保障審議会特別部会委員。ソーシャルワーカーとして現場で生活困窮者支援をしながら、生活保護や貧困問題への対策を積極的に提言している。著書に「下流老人 一億総老後崩壊の衝撃」「ひとりも殺させない」など。
日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &  
    NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ の 活 動 に 
          ご 支 援 く だ さ る   会  員  皆  様

明けましておめでとうございます!
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

(新)CSR検定は今年、2年目を迎えます。昨年3月に
リニューアル後の第1回試験を、10月に第2回試験を実施
いたしました。会場も14都市15会場に増えました。
全国の運営関係者の皆さまのご支援に心から御礼申し上げます。

さて、今年3月に(新)CSR検定の3級教科書を改訂
(マイナーチェンジ)する予定です。
新しい第1章第1項では、「CSR=企業の社会的責任」という
従来の訳語に疑問を投げ掛け、むしろ「企業の社会対応力」
という訳語がふさわしいとの記述を盛り込みました。

「責任」というと、どこか押しつけがましく、企業やビジネス
パーソンにとっては負荷が増える意味しかないように感じる向きも
あります。むしろ、企業が積極的に社会のニーズに対応する
(真のコンプライアンス)ことで、企業の価値やブランド価値を
高めることがCSRの真髄と考えます。

この第1章第1項は、今春以降、無料でPDFダウンロードが
できるように致しますので、ぜひご覧ください。

今年10月16日には(新)CSR検定2級試験を実施いたします。
(今後年1回に開催予定です)。受験資格は3級合格者と旧CSR
検定合格者に限らせて頂きますので、くれぐれもご注意ください。
(2級試験の受験をご希望の方は、必ず3級を受験ください)

◆2/10締切 (新)CSR検定3級試験の申し込み受付中!
試験日程: 2016年2月28日(日)
試験会場: 札幌から熊本まで全国15会場
詳しくは⇒ http://c.bme.jp/17/2802/185/63738

◆ヤフーCSRサイトは、オルタナがプロデュースしています。
12月はヤフーのチャリティー基金を特集。ITの普及によって、
オンライン上から気軽に寄付ができるようになりました。
インターネットの力を使った募金の強みに迫ります。
詳しくは⇒ http://c.bme.jp/17/2802/186/63738

◆オルタナ43号を全国の書店やアマゾンで好評販売中!
43号の特集は「竹のイノベーション」です。
今号は、誌面でも紹介した国産竹100%で製造した「竹紙」で印刷し
た日本初の雑誌です。ぜひ「竹紙」の手触りもあわせてお楽しみ
ください。詳しくは⇒ http://c.bme.jp/17/2802/187/63738

◆世界遺産・熊野古道の保全活動についてアンケート協力のお願い
平成16年に世界遺産に「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録さ
れ、また「熊野古道」などの参詣道は、雨や災害により、道の傷み
も増え補修が必要となっています。信仰の道として登録される
世界に2つしかない世界遺産を守るためには、多くの人の協力が
必要です。和歌山県では、この資産を大切に保全し、次代に引き
継いでいくために、ボランティア保全活動「道普請」を実施して
います。一般の人が世界遺産の保全活動に携われる場所は、日本で
ここだけです。今回、より多くの企業・団体様に道普請に御参加
いただけるように、アンケート調査を実施します。ご協力、
よろしくお願いします。
詳しくは⇒ http://c.bme.jp/17/2802/188/63738
=============オルタナ&オルタナSお勧め記事================
◆ダムでは地域を守れない
 ――建築規制やまち作りで減災する「流域治水」でシンポ
 http://c.bme.jp/17/2802/189/63738
◆SDGs(持続可能な開発目標)達成へ、日本企業も動く
 http://c.bme.jp/17/2802/190/63738
◆ビル・ゲイツ氏「生きているうちに感染症を撲滅したい」
 http://c.bme.jp/17/2802/191/63738
◆「サッカーで人生変えた」、ホームレス・W杯創設者が来日
 http://c.bme.jp/17/2802/192/63738
◆大成建設、国内初「年間エネ収支ゼロ」のオフィスビル
 http://c.bme.jp/17/2802/193/63738
==============世界のソーシャル・ビジネスから================
◆弱視でも使いやすい白黒反転手帳[アジア:日本編]
弱視などの視覚障がい者や老眼の人は、白い紙ではまぶしすぎるな
ど暗所で文字を読むのが困難なことがある。アーチャレジー
(横浜市)はそんな視覚に困難を持つ人のための白黒反転手帳
「TONE REVERSAL DIARY」を開発した。書きやすく見やすいように
黒い紙に白色やパステルカラーのペンで書き込む
ことができ、罫線や日付は通常より太めの白で印刷されている。
続きは⇒ http://c.bme.jp/17/2802/194/63738
  毎日新聞経済プレミア【http://mainichi.jp/premier/business/articles/20151228/biz/00m/010/019000c】サイトを転載ご紹介します。『生涯現役プロデューサー』仮ご登録諸兄姉の「下流老人」対策への建設的ご意見ご提言を期待しております。
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  「 貧 困 」 を 放 置 す る と 
          社 会 の 負 担 は さ ら に 増 え る
                         2016年1月8日 編集部

   「下流老人」藤田孝典さんインタビュー(3)

 「下流や貧困は自分とは関係ない、と考えていると大変なことになる」−−「下流老人」(朝日新書)の著書でNPO法人ほっとプラス(さいたま市)代表理事の藤田孝典さん(33)はこう指摘する。たとえ自分が健康でちゃんと働いていても、家族のだれかが仕事を失ったり病気になったりすると、状況は一瞬で暗転するからだ。非正規雇用が4割に達するなか、貧困層の増加は社会的コストの増加にもつながる。インタビュー3回目は、住宅政策の見直しなど貧困を防ぐ新たな制度と仕組みについて聞いた。【戸嶋誠司】

 −−著書の中で、住宅対策について言及しています。詳しく教えてください。

 ◆藤田孝典さん: 「ほっとプラス」に相談に来る高齢の方の7割は、持ち家ではなく賃貸住宅に住んでいます。6万円とか8万円万とか、少ない年金から高い家賃を払っている。首都圏なら最低でも5万円はかかりますよね。

 海外では公営住宅や低家賃の住宅があって、家賃補助制度も整備されています。この家賃負担を軽減する政策を進めてほしいと思いますね。一定年齢以上で収入や年金が少ない人に、自治体が家賃の半分を支給するとか。日本の場合、住宅政策は完全に個人任せです。ローンを組んで買うか、高い家賃を払い続けるかのどちらかしかない。持ち家もローンの問題とかリフォームの問題が出てきます。

  「 貧 困 」 の 要 因 の 一 つ は 住 居 費 の 高 さ

 この住宅政策は早急にやらないといけないと考えています。影響が高齢者に限らず、全世代に及ぶからです。手取り収入から住居費を差し引いた残りを「アフター・ハウジング・インカム」と言いますが、日本では住居費が高いため、この額がべらぼうに少ないのです。収入に占める住居費を1割とか2割に抑えられると、より多くのお金を教育費や老後資金に回せます。

 −−6月に新幹線のぞみ号で焼身自殺を図った高齢者も、低年金でアパート住まいでした。

 ◆藤田孝典さん: 年金収入が12万円で4万円のアパートに住んでいたそうです。海外なら公営住宅に優先枠で入れる収入レベルです。これが家賃1万円程度なら最低賃金で働いても何とかなる。

 生存に必要な住居が「商品」になっていて、その商品を買えない人、借りられない人がどんどん増えています。ならば、住居の「脱商品化」を進める必要があると思うんです。

 教育も同じです。高度な教育を受けるために高い学費を払い、高額の奨学金を借りる若者が多い。でも、その教育に見合った仕事に就けるかどうかはまったく不透明です。そして返済は何年も続く。

 今、大学生は必死にアルバイトをして生活費を稼いでいます。一部の女子学生は風俗店で働いていたりします。もう普通に暮らすこと、勉強すること自体が高コスト、高リスクになっている。若者にとっては結婚すらリスクに映っているでしょう。

 −−低年金の親と非正規雇用の独身の子供が同居し、お互いに依存して生活する事例も増えています。何かあると一気に行き詰まる。

 ◆藤田孝典さん: いろんなものがマイナスで絡み合って、どうやって出口を見つければいいのかわからない状況です。「貧困に陥ることは自己責任で、がんばれば防げる」という考えはもはや牧歌的すぎる。
 
  貧 困 問 題 は 高 齢 者 だ け の 話 で は な い

 非正規雇用が4割の時代ですから、保険料負担、介護料負担、年金負担はこれからどんどん重くなる。その中で若者世代は結婚も子育てもできなくなっていく。少子化は進み、今はまだ若い世代が高齢者を何とか支えていますけど、これからどんどん難しくなるでしょう。

 −−著書のタイトルは「老人」ですが、藤田さん世代の危機感を表しているようにも思えます。

 ◆藤田孝典さん: その通りです。1997、98年ごろ大学を卒業し、うまく就職できなかった「第1次就職氷河期世代」がそろそろ40代にさしかかります。正直言って、今も非正規雇用の状態なら、彼らの多くは生活保護受給者になるでしょう。その結果税金が上がります。当事者だけの問題ではなくなり、社会全体の負担が増えるのです。

 貧困予備軍を放置すると、いずれ貧困層が厚くなり、税金と社会コストが上がります。貧困状態が長く続けば健康にも影響するので、医療費も増えるでしょう。放置が結局、上の世代にも下の世代にも影響する。私たちは今、その悪循環の入り口に立っていると思うのです。

 −−藤田さんは年金制度の将来を信じていますか?

 今の年金制度は早晩破綻すると思います。だからどこかで最低保障年金に切り替えないといけない。税の負担割合を高めないと、今の年金制度は維持できないと思います。国民年金はすでに4割が未納で、もはや国民皆年金じゃなくなっています。じゃあ、未納した人に年金が支給されなければ、その人たちは生活保護に頼るしかなくなる。

 だったら、将来生活保護を支給するのか、65歳になったら最低保障年金を支給するのか。そんな議論を始めないといけない。少なくとも基礎年金部分には100%税を入れるべきだと思います。もう十分に出血多量の状態ですが、今ならまだ何とかなる。あと5年10年以内に国家戦略でやらないと、日本は回復不能なまま衰退していくと思います。

 そんなに不安をあおってどうする、とよく言われます。萎縮させるのはよくないと。それは一理あって、不安を感じると人は消費しないんです。お金を使わないでためてしまう。だから、若者は本当にものを買いません。結局、老後不安は消費低迷に直結するんです。「下流老人」にならなくて済む施策を打ち出してほしいですね。

◇略歴
藤田孝典(ふじた・たかのり)/NPO法人ほっとプラス代表理事
1982年生まれ。NPO法人ほっとプラス代表理事、聖学院大学人間福祉学部客員准教授、反貧困ネットワーク埼玉代表。厚生労働省社会保障審議会特別部会委員。ソーシャルワーカーとして現場で生活困窮者支援をしながら、生活保護や貧困問題への対策を積極的に提言している。著書に「下流老人 一億総老後崩壊の衝撃」「ひとりも殺させない」など。
日本生涯現役推進協議会 & NPO ライフ・ベンチャー・クラブ
  生涯現役プロデューサー  東 瀧   邦 次 様

㈱フューチャー・デザイン・ラボの竹原でございます。 
謹 ん で 新 年 の ご 挨 拶 を 申 し 上 げ ま す 。
 
旧年中は格別のお引立てを賜わり厚くお礼申し上げます。  
本年もより一層尽力してまいりますので、昨年同様のご高配を賜わりますようお願いいたします。

<< 外国人留学生の就業支援事業の動き >>
昨年は、カンボジアでのJOB FAIR開催、九州エリアの企業と外国人留学生のマッチングプロジェクトの運営など、エリアを拡大または限定するなどしながら、外国人留学生と日本企業のみなさまの出会いの場を増やすことに尽力してまいりました。
今年は、2017卒向け新企画として、首都圏上位大学と連携し、エリア別に幹事大学に留学生を集める「大学連合 学内合同説明会」を実施いたします。

<< 選択制確定拠出年金(401k)導入支援事業の動き >>
お陰様で導入社数100社を超えました。
企業はコスト負担ゼロで「税制優遇を受けながら社員の老後の資産形成を支援できる」という大変メリットの多い制度です。
この新しい年金制度の更なる普及のために、一層努力してまいります。

もしご関心をお持ちいただけましたら、是非お気軽にお問合せください。

最後になりましたが、貴社ご一同様のご多幸と、貴社のご発展を心よりお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。
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 感 動 !  発 見 !  現 場 力 !
現場をもっと元気にしたい皆様の現場力向上マガジン      2016.1.8 Vol.52
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  あ け ま し て  お め で と う ご ざ い ま す 

暖かで穏やかなお正月、皆様はいかがお過ごしでしたか? 充実したお休みを過ごされ、なかなか頭が仕事モードに切り替わらない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

弊社は、早々に1月5日より、昨年始めた新事業table b(テーブル・ビー)のケータリングサービスのご依頼を頂き、いっぺんに正月気分が抜けました。

幸先の良いスタートとなりましたが、今年もひとつひとつの仕事を丁寧に行い、お客様のご期待以上の「志事」をさせて頂く所存です。

本年もどうぞ、宜しくお願いいたします。

それでは、今年はじめの現場力向上レッスンをスタートしましょう。
どうぞ最後までお付き合いください。
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【現場力向上レッスン】~タイムマネジメント~

年が変わり、まっさらな新しい「手帳」を手にしている方も多いことでしょう。

皆様は、何のために「手帳」を使いますか? そう問うと、一番多い回答が「予定やアポを書くため」というものです。

もちろん、間違いではないのですが、それでは手帳がもったいない!

手帳は予定の確認だけではなく、自分の人生を創るものです。自分自身の人生の創造のために、手帳をもっと活用してみませんか?

自分の人生の主役は自分。主体的に自分の時間をコントロールできないと流されてしまいます。流されないためには、次のような取組みが大切です。

1. 今 年 は 何 を 成 し 遂 げ る の か を 決 め る
2. そ の 為 の T o D o を 考 え る
 (どのように仕事を進めるのか、誰と仕事をするのかなど)

この2つを主軸に、まず自分のための時間をブロックして手帳に予定を書き入れましょう。

ToDoや行動がブレていないか、目指す方向に進んでいるか、自分の目標と照らし合わせて振り返り確認するためにも、1と2は優先してやっておく必要があります。

あとは、日々発生する予定を書き入れ、それに関連するToDoを優先順位にそって行動していくだけ。

でも、自分のやりたいことは分かっていても、それをスケジュールに落とし込めない人は多いかもしれません。あるいは、予定を立てていても、思わぬ「時間泥棒」に邪魔をされて、自分の時間を犠牲にしている人もいるかもしれません。

そのような方こそ、自分の「やりたい」ことを諦めてほしくありません。2016年はぜひ、自分の人生のために時間をクリエイトする、「みつや式タイムマネジメント」で時間を味方に付けて下さい。

タイムマネジメントは、私が、起業以来30年以上取り組んでいるライフワークです。「仕事も遊びも120%楽しみたい!」欲張りな私の願いを実現してくれるタイムマネジメントは、とにかくパワフルなので、皆様にもご紹介したいのです。

これまでは、ご依頼頂いた企業様向けと、自社の社員にしか指導していなかった講座ですが、昨年10月より、個人向けにも実施するようになりました。

「いつも時間に追われていたけど、時間が余るようになった」
「自分の仕事の全体を俯瞰できるようになった」
「先手で仕事を進められるようになった」
「仕事の効率が飛躍的に上がった」
「部下と話す時間が増えた」などなど。

講座に参加された方からは、とても嬉しい反応をいただいています。 とにかく、成果がすぐに見えるのでやりがいがあります。

2016年個人向けタイムマネジメントセミナーは、随時、フェイスブックやメルマガでお知らせしていきますが、年明け第一弾は1月30日(土)を予定しています。軽食付き、手帳付きのスペシャル講座です!
【転載Web=https://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20160108_5】  
 「 釜 石 最 後 の 芸 者 」 現 役 貫 く
       7  0 年 余 活 躍 の 伊 藤 艶 子 さ ん 死 去

 釜石市の芸事を支え「釜石最後の芸者」と呼ばれた日本舞踊家・伊藤(いとう)艶子(つやこ)(舞踊名・藤間(ふじま)千雅乃(ちかの))さんが6日午前8時1分、心臓疾患の一つである完全房室ブロックのため、同市の病院で死去した。89歳だった。「釜石浜唄」など格調高い芸を披露し、水産と製鉄で栄えた同市の隆盛期を彩った。東日本大震災で自宅が被災したが、仮設住宅で暮らしながら座敷に上がり続け、生涯現役を貫いた。

 伊藤さんは1926(大正15)年、同市只越(ただこえ)町で生まれた。13歳で市内の料亭・幸(さいわい)楼に入り、踊りの基礎を身に付ける。48年に結婚し1女をもうけた後も芸事を続け、東京都の日本舞踊・藤間流で修業、名取となった。戦後成長期の釜石に戻り、最盛期100人ほどの踊り手や芸者が活躍した花柳界を支えた。

 東日本大震災では自宅だけでなく着物や多くの道具も失ったが、芸への情熱は失わず、同市天神町の仮設住宅で暮らしながら現役を続けた。先月下旬にも座敷に上がり、3月にも会合に呼ばれる予定だった。

 伊藤さんの死去に伴って地元の踊り手は絶えるが、震災を機に東京都の芸者らが伊藤さんを訪ねて一部演目を受け継ぎ、お披露目するなど新たな取り組みも広がっている。幸楼おかみの金沢世津子さんは「周りから先生と敬われ、月に1度は座敷に上がっていた。年を重ねて一層、気品ある芸を見せた方。本人の気構えが表れ見事だった」 と偲んだ。
■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 J.I.メールニュース No.738 2016.01.07 発行
     「 福祉国家×民主主義×経済成長  の先へ 」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■ 
<年頭挨拶文>  
   「 福 祉 国 家 × 民 主 主 義 × 経 済 成 長 の 先 へ 」
                                代表  加藤 秀樹
  ―――――――――――――――――――――――――――――

あけましておめでとうございます。

  年頭から大袈裟なようですが、社会のなりたちについてこんなことを考えてみました。

  私たちの多くが持っている国家のイメージは、国民の生活の安定と一定レベルの保障を国が担うという意味での「福祉国家」でしょう。そして、国の事業の内容を決める政治のしくみが代議員制による「民主主義」であり、それを財政的に担保するのが「経済成長」という組み合わせが、いわゆる先進諸国の枠組みなのだと思います。

  ところが、この三つの要素それぞれが、互いに他の要素の基盤を蝕む状況が生じ、その結果この組み合わせが機能しなくなりつつあるような気がするのです。

  日本などで国が提供する福祉のレベルは全体としてはいわゆるベーシック・ヒューマン・ニーズをかなり超えていますが、国民はさらに上を求めています。また、高齢社会、経済格差の拡大、独居化などによる新しい福祉ニーズも次々生じています。

  それらについて議論すべき民主主義のしくみは、有権者の様々な要求に応えようと、政権の如何を問わず、国の如何を問わずバラマキ的傾向を強くしています。やや誇張気味な言い方をすると、国民の要求合戦、政党、政治家の応答合戦みたいになりがちです。日本の場合、ここに行政機関の分捕り合戦が加わります。

  一方で、この拡張の連鎖を財政的に支えるべき経済は、先進国の場合、成熟社会であること、新興国、途上国などに対する優位性が小さくなっていることなどの理由で、もはや大きい成長は期待できそうにありません。その結果、多くの国で財政が不健全な状況が続いています。加えて、経済の効率化を強く進めると、格差の拡大など、新たな福祉対象も生じます。

  近代民主主義は、国民すべてが個人のことだけでなく社会全体のことに関心を持ち、その関心に基づいて投票するというのが大前提ですが、個人の生活が豊かになるに従って全体のことに対する関心が薄れるという傾向は、日本を筆頭に多くの先進国で見られるようです。

  また、高度な福祉国家になればなるほど、行政システムやルールが複雑精緻になり行政コストさらには社会的なコストも大きくなります。

  このように見てくると、私たちは、目の前の財政改革、行政改革、景気対策といったレベルではなく、国家、民主主義、経済のあり方をもっと根底から考えないといけない時代に来ているのではないでしょうか。

  最近のテロや国際紛争にも、上に述べたしくみをうまく回すために一部の国が他の国を犠牲にしてきたという背景があると思います。

  構想日本が続けている「自分事」化活動は、このような大きな動きの中ではささやかですが、草の根レベルで具体的な形を示し、積み上げていこうというものです。

  構想日本一同こんなことを考えながらやっています。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
  安 易 な 「 介 護 離 職 」 で 
        貧 困 に 陥 る ケ ー ス が 急 増 。
                支  援  は  ど  う  な  っ  て  い  る  ?

  高齢化社会に突入した日本にとって、「介護離職」は国をあげて考えなくてはならない大きな問題です。もし、あなたが両親や家族などを介護しなければならない立場になったとき、どうしますか? メルマガ『新米社労士ドタバタ日記 奮闘編』では、給付金などの制度があることをもっと周知させる必要があると指摘し、「介護者が安易に退職してしまうのは危険だ」と警告しています。

  介  護  離  職

  最近、気になってる「介護離職」問題。ボスの知り合いの社労士&FPさんのブログを拝見した。「介護離職『しない、させない』ために知っておきたい4つのこと」がタイトルだ。

  介護といえば、主婦等、家に居る人、女性がするものというイメージがあったが、近頃はどんどんくずれてきている。

  最近、介護のために仕事を辞める人が増えている。政府も「介護離職ゼロ」を掲げて対策推進に乗り出している。しかしながら、旗を振っていてもどんな旗なのか見えないし、気づいてすらいない。そんな気がする。

  「施設介護」と「在宅介護」。施設に入所したくても実現しなければ必然的に「在宅介護」になる。そうなると、気になる先は「老老介護」。「老老介護殺人」なんてニュースも時折聞く。いたたまれない事件だ。

  「介護離職」も問題になっている。ドキュメント番組で取材されていたのは、元高収入サラリーマンで役職者。年収が1,000万円もあったのに自分以外に介護する者がいなくて、在職しながら介護を行うが、限界が見えてくる。在職在宅介護ができればいいのに、環境の整った会社はまだほとんどない。大会社はまだしも、中小企業ではそんな余裕などない。

  民間の「有料老人ホーム」では施設数は増えているものの、入所可能な施設は費用負担が高額。費用負担の少ない公営の特別養護老人ホーム(特養)は空きがない。現在、52万人の入所待ちの状況(2013年度厚生労働省発表)となっているところだ。

  施設介護も頼れないとなると、在宅介護が続くのだが、これ以上は、在職しながら在宅介護は難しいという場面が訪れる。厚労省調査によると介護離職者が2012年には1年間で約6.6万人いた。それが意に反する離職なのかそうでないのかは不明だ。在宅介護に限界が来たとき、どうするのか? 蓄えは少々はある、当分ならなんとかなると、退職したものの…。

  在宅介護中の費用は、生活費は当然、それ以外の支出として介護サービス利用料、サービス以外の支出も必要だ。介護者が安易に退職してしまうのは「金銭的に危険な状況に陥る」ことになることに気づいていないことも多い。高齢家族を介護する場合、介護保険の他にも介護休業や雇用保険による「介護休業給付金」も利用できるが、これは退職してしまうと使えなくなる。

  介護休業以外にも育児・介護休業法では「介護休暇」「勤務時間の短縮等の措置」「法定時間外労働の制限」「深夜業の制限」など労働者の権利として会社に申請できる制度がある。退職の前に、これらの制度をうまく活用して、「在職在宅介護」ができる方法を周知、模索していかなければ、悲劇の将来もあり得る。

  俺が見たドキュメント番組では、大会社の部長クラスにまでいた方が介護のため退職をし、親が亡くなった後、再就職を考えるがこれがうまくいかない…。そんな番組だった。

  その後、貯金は底を尽き、家を売り、賃貸住宅も家賃が払えなくなり追い出され、路上生活へと転落する。食事は、繁華街のごみ箱をあさり、日々、生きることで精いっぱい。

  こんな日本をなんとかせねば…とボスは考えている。

  介護を「自分のこと」としてとらえる、そして、社会全体としてこの問題を考える。

  社労士として、何ができるのか? 介護休業や介護休暇を取り易くする職場、介護終了後に職場復帰しやすくなるような職場環境を整えることも我々社労士の仕事だ。

  「介護離職しない、させない」仕組みをどうすればつくれるのか、政府任せにはできない大事なこと。いま、介護問題を抱えている人も、そうでない人も、一緒になって考えることが一番重要なことだと思う。

  さて、この京都社労士事務所は、どう動くのか? 女性活躍促進にしろ、介護問題にしろ、社労士事務所というより、「社会活動」に突入?しそうなボスの勢いだ。…鼻息が荒い。

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  『新米社労士ドタバタ日記 奮闘編』
京都市に事務所を構える労務管理事務所が発行するメルマガ。新米社労士が日々の業務・社会のルール等に悩み・悪戦苦闘する様子を中心に、笑いあり、涙あり、なるほどありの社労士事務所の日常を、ノンフィクション、フィクションを交えて配信中。
第3 6 1回 生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾
         生  涯  現  役  に  取  り  組 む  第  一  弾
     生 涯 現 役 社 会 づ く り で は オ ン リ ー ワ ン の 生 涯 現 役 実 践 道

日 時:  2 0 1 6 年 1 月 2 7 日 (水) 1 3 : 3 0 ~ 1 9 : 3 0 
会 場:   八  重  洲  口  会  館   B  2  F  会  議  室
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趣 旨: 
4月23日開催:第 4 回 生 涯 現 役 サ ミ ッ ト 出 演 候 補 : ①予選発表塾
    「 わ た し の 生 涯 現 役 社 会 づ く り 挑 戦 ご 報 告 」
進行役: 東  瀧   邦  次
       ( 日本生涯現役推進協議会・NPOライフ・ベンチャー・クラブ 代表 )
内 容:今春2016年4月23日(土)午後東京都しごと財団大講堂で、当NPO ライフ・ベンチャー・クラブ が加盟の日本生涯現役推進協議会主催『④生涯現役サミット』開催に際し、サミット第二部での出演者選抜に第361回生涯現役シリーズ塾ご活躍皆様のご成果も反映させていただくことをどうかご容赦願います。
  今回は、経済・物質偏重だった前20世紀から、いまやこの21世紀では乱気流時代とも思える政治・経済・社会の様々な分野での核心的パラダイム・チェンジを求められている時代です。そこで冒頭に得難いご発表の大野講師より20分特例の他、各発表配分時間10分の主張・意見を頂戴します。「生涯現役社会づくり」貢献の各発表者の意見発表後に、参加者全員が主役の立場で評価・審査試行の相互研鑽型運営塾です。
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講 師:  大  野   雅  之
( メビウス人財育成グラジュエートスクール 学長 )
略 歴: 2005年民間の教育機関を退職後、「共育・共創・共進化」を基本コンセプトにした統合共育研究所を設立し代表取締役に就任する。企業の人材育成と学校教育の両分野で研修・講演活動などを行っている。新しい時代の“生き方/働き方”の指導者づくりの為の学校(メビウス人財育成グラジュエートスクール)の学長でもある。コンサルティング分野では、“人(個人と組織)を元気/本気にする”メンターとして、企業のみならず大学、地方自治体、病院、教育委員会、少年院等の支援を手掛ける。 また、NPO法人国際メンターシップ協会の理事としてメンターシップの普及にも務める。
演題A: 「 生 涯 現 役 社 会 づ く り 」 の 教 育 イ ン フ ラ
            全 人 格 的 人 間 力 向 上 策 ご 紹 介 」
内 容: テクノロジーの進歩、グローバル化、長寿化・・・様々な要素によって文明自身が大きく変化しようとしている中、大量生産時代の教育を受け、高度成長期を体験した多くの人々は、無意識のうちに20世紀型の古いパラダイムや思考パターンを引きずって生きよう(働こう)としています。その結果、組織や国に依存することとなり、本来の“自分の人生”を生きることから遠ざかってしまうのが現状です。従って、より多くの人々に“生涯現役”のコンセプトを理解し、実践してもらう為には大きな「パラダイムシフト」が必要であると考えます。今回は、文明変遷の観点や「人間力」(知力・感力・行力・活力・場力)を高めるという観点から必要なパラダイムシフトの仕組みと方法論の概略をお伝えします。
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講 師:  中   島     信
       ( 日本生涯現役推進協議会/NPO・LVクラブ 参与 )
略 歴: 横浜国立大学卒業後、日立製作所に勤務。家電事業、情報事業、産業機器などの事業分野および本社で営業・調達・生産管理・プロセス改革などを担当。その間、米国に6年半駐在。東都文京病院(前東京日立病院)定年退職。昨年来刺激を受けた生涯現役塾の存在を活用した人生新天地で活動開始。
演題B: 「 サ ラ リ ー マ ン 人 生 経 験 も 活 か せ る
        生 涯 現 役 ベ ン チ ャ ー イ ン タ ー ン 挑 戦 策 」
内 容: 40年以上、典型的なサラリーマンを続け、新しいスタートを志すべき、「生涯現役シリーズ塾」に入塾しました。ここでの出会い・発見を第358回/第359回と今回で3回目発表となります。今回は
東瀧代表著「ライフ・ベンチャーのすすめ」(1985年出版)から、ライフ・ベンチャー生涯現役の意味するところ、塾開設以来30年余毎月無休で参加者全員の人生マラソン研鑽を通し、何を実践すればいいかも再確認。当塾運営協力の傍ら、当塾研鑽が『生涯現役プロデューサー』仮登録者インターン 鍛錬に役立つことに鑑み、そのカリキュラム実体験者第1期生として最優先課題で取組む所存です。
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講 師:  遠  藤   壽  彦
        ( 一般社団法人 日本婚前カウンセリング協会 理事長 )
略 歴: 法務省矯正局少年院勤務、法務教官永続33年勤務、退官後キャリアコンサルタント、家庭裁判所調停委委員、スクールカウンセラー、青少年非行問題相談センター相談員等、1996年臨床心理士資格を取得取得した家庭問題など相談カウンセリング経験が豊富。日本婚前カウンセリング協会を起業。現在一般社団法人 日本結婚カウンセリング協会を設立し日本生涯現役推進協議会との連携活動中。
演題C: 「 生 涯 現 役 社 会 づ く り 」 推 進 と 直 結 で き る
          日 本 婚 前 カ ウ ン セ リ ン グ 市 民 の 絆 」
内 容: 両親離婚で片親育児の不幸な生活を強いられる子どもたちを一人でも少なくする実践活動の緊急性を定年後、家裁調査員10年勤務人生から、如何に離婚原因の一人親生活を強いられた幼少期不遇の子ども対象解決策の社会問題が多いか。安易な離婚原因の結婚、結婚前人生教育の欠落を補う日本婚前カウンセリング協会全国組織創設構想が、国策レベルへの国民運動の絆は生涯現役魂と直接連結する。
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講 師:  高  橋   育  郎
        ( 心のふるさとの歌を歌う会 主宰/NPO・LVクラブ 理事 )
略 歴: 1953年高卒で旧国鉄入社、東京駅関東支社広報・輸送部門勤務後、総武線複々線工事PJ・駅舎改良担当。新小岩駅長等。1988年自主退職と同時にLVC入会しイベント企画部長。1992年「心のふるさとを歌う会」主宰。日本童謡協会会員として各種カルチャー教室での歌唱指導を行い、ジャスラック登録作品254曲、「大きな木はいいな」は全国童謡歌唱コンクールで2010年金賞、2015年銀賞受賞。
演題D: 「 生 涯 現 役 社 会 づ く り 」 推 進 の 宣 伝 歌
                  「 生 涯 現 役 音 頭 」 で 奇 跡 再 現
内 容: 齢81歳になるのを期して、「生涯現役は脳の健康から」をモットーに、ライフ・ベンチャー生涯現役活動開始30周年も記念し高齢者の健康寿命を延ばすため、音楽を意識的、積極的に取り入れることにした。音楽は脳の活力増進に「百利あって一害なし」といわれるようになり、社会的見地からも重要性を織り込み、「生涯現役社会づくり」推進のため、特に『生涯現役音頭』には再登場の役割を期待する。
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講 師:  三  枝   正  義
        ( 株式会社 FIDIAS 代表取締役 )
略 歴: 日本たばこ産業(株)自主退職後、通信業界に勇躍、、1998年ビジネス電話機・複合機・PC販売等で幅広く事業を拡大、M&A活用で老人ホーム、カフェ、居酒屋等も運営。現在アウトソーシング事業と住宅関係営業併営。地球環境の地域貢献として砂漠現象拡大阻止の砂漠地域への植樹にも活躍中。
演題E: 「 市 民 生 活 の 知 恵 で 地 域 社 会 貢 献 に
                  役 立 つ 生 涯 現 役 社 会 づ く り 」           
内 容: 当社は、地域蜜着型アウトソーシング事業(ケーブルテレビ関係)、住宅コンサルティングで、顧客に優しい社会貢献事業が主眼。効能的リフオーム、低コストのガス代、無駄なき住宅ローン設計、電力自由化対策など生涯現役活動型の顧客サービス、効率的電力使用の知恵で消費者生活向上に役立てたい。
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参加費:    会員/ 1,0 0 0円          一般/ 2,0 0 0円
申込先: NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ事務局
         東京都中央区八重洲1-7-20  八重洲口会館 B2F
電 話:03(3517)6667    Fax:03(3517)6668
E-mail: info@sgsk.net   or   lvcinfo@sgsk.net
URL:http://www.sgsk.net   or   http://sgsk.net/70890
………………………………………………………………………………………
361回 生涯現役シリーズ塾 参 加 申 込 書  
                              2016 年1月  日
特定非営利活動法人 ライフ・ベンチャー・クラブ 事務局 宛

氏 名:____________     

TEL or FAX or Mail _______________        
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2016/1/14 第232号━━━
知見メール232号 「所有しない未来」         発行:株式会社ジェイック
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東瀧様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

少し遅いですが、新年明けましておめでとございます。
今年も、お付き合いのほど、宜しくお願い申し上げます。

このメルマガは、2007年1月10日から私が執筆を担当しております。
丸9年が経ち、これから10年目となります。

最近は、上海に駐在しているために、日本に関する情報をあまり書くことができず申し訳ありませんが、月1回の気晴らしにちょっとお付き合いいただければ、幸いです。

上海に駐在して、今月で丸2年たちます。これまで、サークル的なものに全く入っていなかったのですが、最近、ソフトボールチームと日本将棋連盟上海同好会支部に入りました。

仕事と家庭以外の第3の活動もぼちぼち始めようと思っています。

さて、今回は、中国の方が日本より進んでいるものをご紹介します。

東瀧さんは、Uber(ウーバー)はご存知でしょうか?
日本では、Uber の認知度はどれくらいでしょうか。
(Uber以外にも同様のサービスを提供している会社がありますが、話しがややこしくなりますので、以降、全てUberで紹介します。)

個人が自分の車を使って、自分が運転手として、移動したい方を乗せて、料金をもらいます。

日本で言うと、白タクにあたるのでしょうか?

上海では、タクシーの台数が人口に対して少ないせいか、朝夕や雨が降った時には、とにかくタクシーが捕まりません。

ですから、私は、夕方6時ごろに車で移動するときには中国人社員に、スマホのアプリを使ってUberで車を呼んでもらいます。

Uberだと、新しい車がほとんどですし、タクシーよりも断然良い車ですから乗り心地も良いです。

また、個人の運転手だといろんなトラブルやリスクを感じるかもしれませんが、Uberの運転手になるためには、車とスマホを登録する必要があります。

ですから、今のところUberの運転手で嫌な目にあった方を聞いたことがありません。それよりも、対応やサービスが良かった!という話しを耳にします。
タクシーの運転手とのトラブルは、頻繁に聞きますが。。。

また、Uberの良いところは、乗せる側も安心なことです。
どんな人が乗ってくるかわからないのは怖いですよね。

乗る側も決裁は全て、スマホに紐づいているアリペイというお財布ケータイみたいなもので、必ず支払います。ですから、乗る側の身元がはっきりしています。
(アリペイも同様の機能を提供しているサービスが複数ありますが、以下、全てアリペイで説明します。)

また、以前、中国人社員にUberで車を呼んでもらったあと、スグにタクシーが来たので、「あれに、乗ったらダメ?」と聞くと、「知見寺さん、やめてください。もし、ドタキャンしたら、私の評価が落ちて、今後、車がこなくなります。」とのこと。

そうです。サービス提供側だけでなく、サービスを受ける側も評価を受けます。

日本では、ネット経由で予約があっても当日連絡もなしに、ドタキャンが多く、飲食店が困っているとの情報を目にしたことがあります。
これは、予約する側の情報が蓄積されていないので、ドタキャンが多い客かどうか、お店からはわかりません。
お店側は、たくさんの評価にさらされていますが、サービスを提供する側からみると、評価情報にアンバランスがあります。

支払が、アリペイという個人情報に紐づいたもので、行われますので、売る側も買う側も、個人が特定されて、情報が蓄積されていきます。

また、ある総経理さんは、移動には、タクシーではなくUberを使わせているとのことです。タクシーだと、領収書で金額しかわかりませんが、Uberだと、どこで乗って、どこで降りたという情報も提供されます。不正ができないですよね。

日本では、法規制の問題があるかと思いますが、今後どう展開するでしょうか?

また、自分の車を他の人のために使うという意味で言うと、車だけを貸し出すというビジネスもあります。運転まではしません。車を借りたい人と車を使っていない時に貸したい人をネット上で結びつけます。
管理運営コストを考えると、レンタカーよりも安く、良い車が借りられます。平日は、ほとんど乗ることがなく、駐車場代だけ
かかっている車が、おこずかいを生み出だしてくれます。

更には、今、研究が盛んに行われている車の自動運転が実用化されると、自宅の駐車場から、車を借りたい人のところまで、無人で自動運転で向かい、借主が利用した後、また、自宅まで自動で戻ってくるようなシーンが、容易に想像できます。

そうなると、世の中の自動車の台数が今よりもはるかに少なくて済むようになります。

日本全体の自動車による走行距離は、人口対比でだいたい決まっています。自動車1台当たりの稼働率が高まり、1台当たりの走行距離が長くなれば、日本国内の自動車の台数が少なくて済むことになります。

こんな時代がきたらタクシー業界は、どうなっているのでしょうか?
レンタカー会社は、どうなっているでしょうか?

車のディーラーは?
自動車メーカーは?
自動車の部品メーカーは?
自動車修理工場(車検)は?
自動車保険の会社は?

これは、自動車業界に限ったことではありません。

多くの方の自宅で使われない時間が長いもの、例えば、ブランドの洋服、ブランドバックなど。
いろんなハードルはあると思いますが、車と同様に個人所有のものがシェアされていきます。

そもそも、所有するということ自体が、どんどん減ることになるでしょう。

これらのことは、そんなに遠くない時期に、ほぼ確実に現実になるだろうと思います。
その時に向けて、東瀧さんの会社では、どんな準備をしますか?

追伸1:
年末年始は日本に戻りませんでしたが、中国の春節休みには、日本に一時帰国します。

その際、お世話になった多くの方々にご挨拶したいのですが、日本滞在期間が短く、適いません。そこに、上海で知り合ったある老板の方が銀座のバーの運営を任されていて、1日店長という仕組みがあることを紹介されました。

早速、1日店長として、2月4日(木)、お店に張り付くことにしました。
詳細は、以下のfacebookをご覧ください。
https://www.facebook.com/events/124713554574163/
ご都合が宜しければ、是非、顔を見に来ていただけると嬉しいです。

株式会社ジェイック 常務取締役 知見寺 直樹
―――――――――――――――――――――――――――――――
自己紹介>>
知見寺 直樹(ちけんじ なおき)昭和42年山梨県生まれ、現在、上海市徐匯区に住んでいます。これまでの住居は、山梨⇒仙台⇒京都⇒東京・森下⇒東京・池尻⇒東京・上野⇒東京・九段下⇒横浜市西区⇒東京・木場
大手経営コンサルティング会社を経て、平成15年よりジェイックにて勤務、教育研修、新卒・中途採用に関する支援が主な経験
【日経ビジネス参考URL=http://special.nikkeibp.co.jp/atclh/NBO/15/jica1215/vol1_page1/index.html】  
        池 上 彰 が 見 る !  考 え る !
A S E A 南 部 経 済 回 廊 1 2 0 0 キ ロ を 走 破
      ア  ジ  ア  の  未  来  の  つ  く  り  か  た

      A S E A N 4 カ 国 の 経 済 が 1 本 の 道 路 で ひ と つ に な る と き
2015年10月。

私は、インドシナ半島を東から西にひたすら陸路で横断する旅に出ました。

  スタート地点は、ベトナム南部の大都市ホーチミン。そこから自動車に乗り、国境を越えて隣国のカンボジアに向かい、首都プノンペンへ。さらに西の街バッタンバンを抜けてタイとの国境を通り、インドシナ半島最大の都市バンコクへ。ここまで約900キロ。さらに南部経済回廊が未整備のミャンマーのダウェーまで約1200キロ。道路では到達が難しいので、取材チームは、飛行機でミャンマーへ飛び、開発著しいミャンマー最大の都市ヤンゴンへ。7日間で4カ国を移動したわけです。私も取材チームも、へとへとになりました。

なぜ、こんな強行軍をいまこの時期に行ったのか?

  日本の国際協力で、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマーのインドネシア半島の南部地域を東西につなぐ一大道路インフラ開発が進められているのをこの目で確かめたかったからです。

  名付けて「南部経済回廊」。この回廊を自動車で走破したわけです。
 
  折しも2015年11月、以上4カ国を含むASEAN10カ国は、12月末のASEAN共同体の発足を宣言しました。

  ASEAN共同体は、「政治・安全保障」「経済」「社会・文化」という3つの共同体から構成されます。

  このうち、ASEAN経済共同体(AEC)は、ASEAN加盟国の経済を発展させるため、全加盟国で1つの共同体をつくり、単一の市場と生産基地の形成、競争力のある経済圏の形成、公正な経済開発、世界経済への統合に取り組むものです。

  具体的な活動はさまざまあります。主なものは域内関税の撤廃であり、通関手続きや関税以外の諸税、熟練労働者の域内移動など、経済の自由化を阻害する「非関税障壁」の削減・撤廃です。

  ASEANはこれまで10年以上かけて、共同体の発足に向けて関税の撤廃などに取り組んできました。新たにAECが発足し、経済面では大きな飛躍のチャンスが控えています。日本は、ASEANの経済発展に寄与すべく、すでにさまざまな国際協力を進めてきました。

  まず、なんといっても道路や橋、鉄道といった輸送インフラの充実。それから、さまざまな教育支援。そしてもちろん、企業進出による民間同士の協力。さらには、かつてこのインドシナ半島にあった戦争や紛争の傷跡の修復支援。

  南部経済回廊は、特に経済発展著しいインドシナ半島に位置しており、AECの核ともなるインフラ整備が急務です。

  インドシナ半島の各国はばらばらに経済発展してきました。それを幹線道路で一気につなぎ、互いの国の通関業務を簡素化し、国境を超えて地域全体で発展しようという、まさにAECのコンセプトを地でいくプロジェクトです。

  2009年から6年にわたって続いてきた「池上彰の国際協力入門」シリーズ。今回は、ASEAN南部経済回廊を舞台に、ASEAN諸国で行われている日本の国際協力の現場を眺めながら、「アジアの未来のつくりかた」を読者のみなさんと考えていきます。
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       ┃エコ10だより ┃ 第11号 ┃ 2016年1月15日┃
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          ┃ 発行 ┃ かながわ地球環境保全推進会議
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 メールマガジン「エコ10 (てん)だより」は、マイエコ10宣言または
 配信へのご登録を行っていただいた皆様を対象に、環境に配慮した行動
 を自主的に実践する取組を広め、つなげていくことを目指して、
 アジェンダ21かながわ環境活動支援コーナーが配信しています。
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 ★ 私のエコ10トライ‐2‐
 「私たちの環境行動宣言かながわエコ10トライ」の行動メニューを毎回ひとつずつ紹介!

 【環境に関する情報に関心を持ち、学校や自治体、市民団体などが実施する
  環境関連講座や環境学習活動に参加します。】
  1年の始まり、今年は環境について考える1年なんていかがでしょうか。
  エコ10だよりでは、さまざまな環境イベントの情報をお伝えしています。
  ぜひ参加してみてください。
 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f532258
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 <ニュース>
 ◆かながわ3R推進会議公募委員を募集します!
 
 募集期間:1月18日(月)~2月17日(水)
 担当:神奈川県資源循環推進課
 http://www.pref.kanagawa.jp/evt/p978100.html
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 <イベント>
 ◆湘南里川づくりフォーラム2016「金目川水系の今後」

 日時:1月24日(日)10:00~16:00
 場所:東海大学湘南校舎(13号館及び10号館)
 主催:湘南里川づくりみんなの会(流域の環境保全団体等・平塚市・秦野市・
    伊勢原市・神奈川県)
 http://www.satokawa.com/oshirase/img/61pdf.pdf
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 ◆「『ガソリンベーパー』を考えるシンポジウム」―ORVR車って何?―

 日時:1月25日(月)14:00~16:00
 場所:横浜情報文化センター6階情文ホール
 主催:神奈川県
 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f531508/p984879.html
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 ◆第4回ブルーカーボン・シンポジウムin横浜「知る、遊ぶ、横浜の里海からはじまる」

 日時:1月27日(水)13:30~17:30
 場所:横浜情報文化センター6階情文ホール
 主催:横浜市
 http://www.city.yokohama.lg.jp/ondan/ygv/bc-0127chirashi.pdf
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 ◆省エネルギーフェア2016
 
 日時:1月27日(水)~29日(金)10:00~17:00
 場所:東京ビックサイト東1・2ホール ENEX2016会場内
 主催:経済産業省関東経済産業局・一般社団法人ESCO推進協議会
 http://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/shoene/data/2016shoene_fair.pdf
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 ◆気候変動リスク情報創生プログラム「平成27年度研究成果報告会」
 
 日時:1月29日(金)9:30~17:30
 場所:国連大学ウ・タント国際会議場
 主催:文部科学省
 http://www.jamstec.go.jp/sousei/jp/event/seika/2015/
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 ◆【グリーンコンシューマー講座】
 「わたしたちの暮らしはすべて世界につながっている!」~商品の一生を知ろう~

 日時:2月6日(土)10:30~12:00
 場所:高津市民館12階第5会議室
 主催:川崎グリーンコンシューマーグループ
http://www.cckawasaki.jp/kwccca/
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 ◆日本自然保護大賞受賞記念シンポジウム ~日本の自然保護最前線2016~
 
 日時:2月7日(日)13:00~16:00
 場所:日比谷コンベンションホール
 主催:公益財団法人日本自然保護協会
 http://award.nacsj.or.jp/symposium.php
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 ◆「NACS東日本支部研修委員会タイアップ講座」
 電力会社をどうやって選ぶ?~はじめての選択のために必要なこと~

 日時:2月20日(土)14:00~16:30
 場所:全国婦人会館2階
 主催:公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(NACS)
     東日本支部 
 http://nacs-east.jp/lecture/documents/160220denryokujiyuka.pdf
==================================
 ■お知らせ
==================================
 ■環境に関するイベント・ニュース情報は
    ⇒ http://www.pref.kanagawa.jp/div/0502/

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 ┏┏   (神奈川県環境計画課地球温暖化対策グループ)
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 ┌      環境活動支援コーナー(かながわエコBOX)が配信しています。
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【日刊スポーツURL=http://www.nikkansports.com/sports/golf/news/1591965.html
  青   木    功   ゴ  ル  フ  も 
              チ  ャ  リ  テ  ィ  ー   も  生  涯  現  役
[2016年1月14日9時50分 紙面から]

 男子ゴルフの青木功(73)が、ゴルフとともにチャリティー活動でも“生涯現役”を目指す。13日、都内の日本赤十字社で献血運搬車「大鵬号」の贈呈式に出席。「いろんな人に助けられてきた。どれだけ続けられるか分からないけど、元気でレジェンドのトーナメントをやっている限り、困っている人たちを助けていきたい」と力強く誓った。

 元横綱大鵬の納谷幸喜氏(享年72)が69年に始めた活動で、生前は計70台が贈られた。14年に横綱白鵬の助力で3年ぶりに復活。大鵬のファンでもあったという青木も2年ほど前に納谷氏の妻芳子さんと知り合い、企画に賛同。青木、プロ野球ソフトバンクの王球団会長らが実行委員を務める「ザ・レジェンド・チャリティープロアマトーナメント実行委員会」が73台目を寄贈する運びとなった。芳子さんも「できるだけ長くやりたい。うれしい限りです」と話した。
【北海道新聞URL=http://www.nikkansports.com/sports/golf/news/1591965.html】
  高  齢  者 、 地  域  支  え  る  人  材  に  
        札  幌  市 、  今  春  に  も  検  討  委 
01/16 16:00

 札幌市は2016年度、高齢者に就労やボランティアなどの社会参加を促し、地域を支える人材として活躍してもらう仕組みづくりを検討する。今春にも有識者による検討委員会を立ち上げ、高齢者の「生涯現役社会」のあり方について議論する。1年かけて提言書をまとめてもらい、今後の市の高齢者施策に反映させる。

 市が昨年1月に65歳以上の市民を対象に行った調査では、サークルやボランティア、仕事など社会に参加する活動を「していない人」が65・4%を占めた。一方、市内の全人口に占める65歳以上の割合(高齢化率)は右肩上がりで増えている。2015年10月1日現在の高齢化率は24・5%で、10年前と比べて7・5ポイントもアップした。

 少子高齢化や人口減少社会を迎える中、市高齢保健福祉部は「元気な高齢者に地域社会を『支える』側に回ってもらい、生涯現役として活躍してもらうことが重要だ」と話す。

 市は、4月に学識経験者や公募の市民など約10人でつくる検討委員会を設置。就労やボランティアなどの情報を一括で得られるような相談窓口の開設をはじめ、高齢者が社会参加しやすくなるためのアイデアを出し合ってもらう。

 公共交通機関を格安で利用できる敬老優待乗車証(敬老パス)や、公共施設の割引利用料など市の既存の高齢者事業の妥当性の検証なども行う。幅広く市民から意見を聞くため、7月ごろアンケートを実施する予定だ。

 同委員会は1年かけて議論を重ね、提言書をまとめる。これを受け、市は17年度中に指針を策定する。市は関連経費を16年度予算案に計上する。(根岸寛子)
独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構
  生 涯 現 役 社 会 の 実 現 に 向 け た シ ン ポ ジ ウ ム

  平成27年度は「 生 涯 現 役 を 展 望 し た キ ャ リ ア 形 成 支 援 」がテーマ

 当機構では、生涯現役社会の普及啓発、生涯現役を目指す職場づくりに向けた先進事例の紹介を目的として「生涯現役社会の実現に向けたシンポジウム」を毎年開催しています。

 今年度は、高齢期を展望した能力開発やキャリア形成支援、技能・技術伝承の仕組みづくりやその開発した能力・キャリアの効果的な活用などについて、学識者による基調講演と、幅広い分野の企業の経営者・人事担当者から、事例の紹介やご議論いただきます。

 みなさまのご参加をお待ちしています。

日 時:平 成 2 8 年 1 月 2 8 日(木) 1 3:0 0 ~ 1 6:0 0(開場1 2 : 3 0 )

場 所:品川 THE GRAND HALL別ウィンドウ
(東京都港区港南2-16-4 品川グランドセントラルタワー3階)

アクセス:JR山手線・京浜東北線・横須賀線・総武本線・東海道本線「品川駅」港南口(東口)よりスカイウエイ直結【徒歩3分】
東海道・山陽新幹線「品川駅」港南口(東口)よりスカイウエイ直結【徒歩3分】
京急「品川駅」よりスカイウエイ直結【徒歩8分】

定員: 3 5 0 名(先着順・入場無料)

プログラム

1. 開会挨拶(13:00~13:05)

2. 基調講演(13:05~14:05)

「生涯現役を展望したキャリア形成支援」(仮題)
 


北浦 正行 氏写真

講師:北浦 正行 氏
    公益財団法人 日本生産性本部 参与
    武蔵大学 客員教授
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3. パネルディスカッション(14:15~16:00)

「生涯現役時代 ~キャリア形成支援に係る我が社の取組み」(仮題)
 
コーディネーター

北浦 正行 氏
  
パネリスト

SCSK株式会社
菊地歯車株式会社
京都中央信用金庫 (50音順)

参加申込み方法

下記の【申込み必要事項】をメール本文にご記入いただき、メールのタイトルを「シンポジウム申込み」として、平成27年1月22日(金)までに参加申込み専用アドレスにメールをお送りください。
参加申込み専用アドレスはこちら sympo2015@jeed.or.jp別ウィンドウ

【申込み必要事項】
1.参加者のお名前(ふりがな)
2.会社名
3.役職
4.業種
5.企業全体の従業員数(おおよそで結構です。)
※2~5は企業関係者の方のみご記入ください。

折り返し、お申込み受付確認のメールをお送りいたします。
(土日祝日など休日の場合や混雑状況により、ご連絡が遅くなる場合があります。)

※ なお、シンポジウム参加申込みによりいただいた個人情報については、本シンポジウム実施のためのみに利用させていただきます。利用目的の範囲内で適切に扱うものとし、法令で定められた場合を除き、第三者には提供いたしません。

お問い合わせ先

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構
 雇用推進・研究部 研究開発課
 TEL:043-297-9527/FAX:043-297-9550
 MAIL:tkjyoke@jeed.or.jp


   2 0 1 6 年 1 月    高 連 協 役 員 会 議 事 録
日 時: 2 0 1 6 年 1 月 6 日(水)1 4:1 1 ~ 1 6:2 8
会 場:エイジング総合研究センター会議室
出席者:新井倭久子(議長)、伊藤実、大橋忠夫(オピニオン会員・公開講座企画委員)、岡本憲之、佐方紀子、玉木康平(記録)、中島信(オブザーバー、ライフ・ベンチャー・クラブ)野島卓郎、東瀧邦次、吉田成良、若林建市(以上理事・監事、参与等)
議長:新井倭久子理事
議 事
1.報告事項
1)2016年賀詞交歓会(1月12日)の参加申込状況
 事務局より、1月6日現在の賀詞交歓会の参加者申込者が55名、来賓が6名(予定)であることを報告。
2)「談話室」(たまり場)、(2015年12月17日開催)から
前役員会(2015年12月9日〔水〕)では、11月5日(月)、30日(月)ならびに12月7日(月)に行なわれた高連協談話室(たまり場)の内容について事務局から報告。その後12月17日(木)のたまり場では、①吉田専務理事からの内閣府による2015年度の高齢社会フォーラムの評価結果と2016年度フォーラムの予定。②これまでに実施された高連協アンケート調査の概要の紹介と7年ぶりの調査実施の目的等の説明。③これを踏まえたたまり場参加者によるアンケート調査で把握したいこと等の意見交換が行なわれた旨報告。特に参加者から出された意見は12月25日(金)のアンケート調査実施検討会〔注1〕の参考資料に反映された〔注2〕。
〔注1〕2015年12月25日(金)15:05~17:09に高連協関係者に大津和夫読売新聞社会保障部編集キャップを加え、アンケート実施検討会が行われ、高齢世代の多様化等に鑑み、高齢者の実態、意識把握について意見交換が行われた。特に、読売新聞大津氏からは高齢者の多様化状況や他世代との関係などが紹介され、新井理事からは、経済的格差が著しいと言われる高齢世代の中でも一層その傾向が顕著である性別格差を踏まえた意識の把握等の意見が出された。出席者:新井倭久子、大橋忠夫、大津和夫、鷹野義量、玉木康平、野島卓郎、横田安宏、吉田成良、若林健市
〔注2〕本1月6日13:11~14:05に実施された広報委員会では、オピニオン広場への投稿がなかったため、同委員会では専らアンケート調査の内容等の意見交換が行なわれた。出席委員:大橋忠夫、岡本憲之、玉木康平、野島卓郎、堀内正範、吉田成良。
 なお、2016年1月のたまり場の開催日は、1月7日(木)と18日(月)、いずれも14:00~
16:00、エイジングセンター会議室。
3)その他、会員からの報告
事務局より、「生活・福祉環境づくり21 ~2015年度広報誌~」を配布。同誌記載の、2016年3月5日(土)・6日(日)に明治学院大学白金キャンパスで開催される「第3回福祉住環境サミット」を紹介。
2.検討事項
1)公開講座「シニアの健康寿命の伸長」事業(特別事業)の終了について
○ 吉田専務理事より、講座の開催経緯(概要)と開催経費精算に当たっての説明
◍  講座の開催経緯と開催内容については、既承知のとおり。特にプログラム等開催内容については、参加者評価のとおりで、協賛団体からも、アンケートの集計結果に喜んでいるというメールが寄せられていること等を説明。
◍  開催収支については、後援名義使用で厚労省に報告書を提出するために、12月役員会に諮ったもので、名儀使用許可(9月14日)時の収支計画に照らした収支報告で決算したいと考えていた。しかし、この収支計画では対応し難い日本コンベンションサービス社からの請求があり、穂積理事からはメールで、高連協で対応されたい、ということで未決のため、開催収支の概略説明は省略する。 
 この事業は、高連協が秋以降立行きかねる状況を前向きに救済するという穂積理事の申し出に、我々高連協は歓喜して実施したことを考えると、協力金集めに協力し得なかったのも悔やまれる。
〇役員会出席者からの主な意見
 この吉田専務理事の報告に対し、役員会出席者からさまざまな角度から意見が出されたが、今後の対応に関し主要な意見は次のとおり。
佐方理事は、穂積理事(公開講座開催委員長)を交えての企画・運営委員会において、①製薬業界のスポンサーを集めるにあたって、日本コンベンションサービス社は必要なのかと穂積理事に質問したところ、同理事は「そのとおり」と答えられ、同社はこのプロジェクトから外せない存在と分かったこと、②業務分担については、製薬会社の協力金集めは穂積理事が、厚労省の後援名義使用許可(開催2ヵ月前迄に)と、関連する専門演者の決定等プログラム作成、及びメディアの協力は吉田専務理事ということを確認したうえで、スタートしたこと。だから、日本コンベンションサービス社からの実施見積りはその意味が分からず、高連協側が口を出すべきではなく、穂積理事が仕切るとの判断の下に出されていたと思っていた。後援名義使用は予想以上に早い(9月4日)許可だったし、人集めについては、高連協の見通しや対応は甘かった点は反省すべきであるが、高連協業務として二大紙(メディア)の告示は上出来と言える。協賛金に関しては、資料集に広告掲載する工夫をしたが、協力金集めは穂積理事が日本コンベンションサービス社の協力で行うという約束の下に進んだことだと判断している。しかし、協賛収入が想像以上に少なかった。それでも実行経費は当初の3分の1で一応済ませた。そして、不足額が出たのであれば、穂積理事に相談する以外にないのではないか、と佐方理事は見解を述べた。
公開講座開催企画委員である大橋氏は、「厚労省への公開講座開催終了報告は既に出ている訳だから、これから逸脱した決算はしてはならない」と前置きした後、穂積理事とはメールのやり取りではなく、直接会って、説明すれば穂積理事も分かってくれると思う。2月末という日本コンベンションサービス社の請求期限(12月末請求書)もあることなので、しっかり対応して欲しい」との意見を述べた。
最後に、吉田専務理事は、年末(24日午後約1時間)、堀田代表に、この決済について相談したが、各位と同様に、「穂積理事が持って来てくださった特別事業だから、穂積さんにおまかせすべき」とのことであったと報告。そして、これまでのイベント開催に慣れて、穂積さんには高連協の業務執行費としてFOIFA名儀で入金してくださった50万円を高連協特別事業の慣らいからFOIFA協力費を高連協業務費として受領したことは穂積理事の意向に沿わなかったのかもしれないこと等、穂積理事とお会いして、本件を決済したいと思うと述べた。
2)高齢者の生活状況等の意識調査
 吉田専務理事より、じっくり時間をかけて質問内容を固め、4・5月に実施、参院選前に公表するのは如何かと提案、役員会はこれを了承。
3)その他・今後の「公開講座」の開催について
吉田専務理事より、第1回目の公開講座が参加者から大変好評であったことを踏まえ、幅広いテーマで検討しながら、もし、健康寿命を考える等、今日的テーマであれば、第1回開催程度の開催費で内閣府フォーラム程度の予算(300万円位)が見込めるなら、是非今後も進めていきたいと述べた。
3. その他
1)次回役員会について
次回役員会は2016年2月10日(水)14:00~16:00、会場:エイジング総合研究センター会議室。議長は伊藤実理事。     以 上
(玉木 記)
<報 告>「2016年高連協賀詞交歓会」盛会裡に終了
 樋口、堀田両代表はじめ54名が参加し、語り合った。
 2016年(平成28)年高連協賀詞交歓会は、1月12日(火)15:00~17:00に、銀座ライオンビル6階クラシックホールで開催。鷹野義量理事の司会で、堀田力代表・挨拶、吉田成良専務理事・乾杯の後、出席各位がマイクを握り闊達に語り、また語り合った。中締めは樋口恵子代表が高齢者シニアの意識高揚を述べて、その後、若いシニアの自己紹介が続き、17時に終了した。

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