異 領 域 と 結 び つ き  多 様 な デ ー タ ー 収 集

  なにことにも挑戦する姿勢を忘れず、ベンチャー精神でことに臨めば、自己脳力は機能しはじめて開発されるものである。現代に必要な“ 情報のネットワーク ”とは、実はこうした脳力開発への意欲をもった人たちとのネットワークにほかならない。私が夢として目指しつつあるベンチャー事業とは、こうした脳力開発実践グループ間にあって、まさしく人と人との関係をつくりあげ、情報と人間のネットワークをつくることにもあるのだ。

  ライフ・ベンチャーを実践しながら、さらに一芸に秀でるためには、多方面にわたる異質領域のむすびつきと、そこから生まれる多種類のデーターは欠かせない。幅広い人間関係づくりのできるライフ・ベンチャーは、そのためにも好適である。ネットワークの集積からは、最新の情報、最高の人脈、最良のノウハウなどの提供も考えられる。もちろん、ネットワーク間には、相互の利益、思いやり、優しさなどの“ 潤滑油 ”が必要ではあるが・・・・。

  ライフ・ベンチャーは、これまでには存在しなかったタイプの企業である。それが、全く新しい仕事を創造しようというのだから、ベンチャーに理解を示す賛同者の協力なしには推進することができない。

  だから、私は真剣である。今後も、ライフ・ベンチャー事業のあるべき方向を求めて、できるだけ多くの人たちに出会い、お互いに理解し合って、ベンチャー精神にふさわしい人間関係づくりに奔走しようと思う。日本のあらゆる階層を支えている経験豊かな意欲ある中高年者の何人かでもライフ・ベンチャーに結集することを呼びかけたい。あらんかぎりの智慧を出しあって、ベンチャーへの実践行動をとるように団結すれば、やがて、これから長寿社会もその内部から活き活きとしたものに変革できるはずである。
  
  私は、そのための“ 捨石 ”となる覚悟なのである・・・・・。