復興福島:環境保全型ハウス有機農法2
2015年7月23日 お仕事〔昨日転載Blogのつづき〕
福 島 の 農 業 再 生 の た め に 出 し た 答 え 。
フクシマ復興応援ネットワークは、被災農家の皆さんがそれぞれの避難先で、長く慣れ親しんできた農業で生きがいや働きがい、誇りを取り戻してほしいという思いから、フクシマ再生につながる「農業ビジネス」を模索してきました。
原発被災の風評被害に苦しむフクシマ農業だからこそ、「原発事故の悲惨さを克服し、健康で豊かな農作物を栽培する自然と一体となった農業を取り戻してほしい!」という願いがありました。そこで、ラジアント社の深層土壌加温方式とやぶ田フアームの自然栽培を一体化した農法を「環境保全型フクシマハウス有機農法」と命名し、安全・安心な「有機JAS認証野菜」を省エネ、高生産性で栽培する農業ビジネスとしての開発、導入・展開をめざすこととしました。
「 深 層 土 壌 加 温 方 式 」 と は ?
当方式は、地中深さ40~60cmに埋設したパイプで温水を供給し、冬には土壌を加温しバランスのよい微生物層をつくり、夏には太陽熱と放熱パイプ加温との併用で土壌を45℃以上に温め土壌消毒を行なうことで、化学肥料や農薬を使わないで野菜や花卉類を連作で高生産性で栽培できるハウス農業方式です。
当方式は、農水省が環境保全型と認定しており、さらに、2014年の新しい東北を創る卵を見つけ、育てる 「Revive Japan Cup コンテスト」でビジネス部門大賞、政策部門復興政策優秀提言賞」を受賞しています。当深層土壌加温システムの導入費は1000㎡のビニルハウス一棟当たり、約200万円です。
自 然 有 機 栽 培 を 行 う 「 や ぶ 田 フ ァ ー ム 」
やぶ田フアームの薮田秀行さんは、祖父・貞次郎さん(東大名誉教授、文化勲章受章者、植物成長を促進するジベレリンの精製と結晶化等で功績のある農学者)の影響を受けるとともに、「安心で安全な食べ物作りに取り組みたい」という思いから、1999年、勤めていた食品加工会社を辞めて、北海道十勝に移住し、現在約6ヘクタールの畑でホウレンソウ、マメ、カボチャ、カブなど100種類近くの自然栽培による実践研究的生産に励んでいます。
やぶ田フアームの自然栽培は、化学肥料や農薬を使わずに、自然界のなりわいを取り入れ、微生物と植物がうまく共存できる「団粒構造」の土壌をつくり、作物を育てることを基本としています。「団粒構造」の土壌は、保水性が良く、排水性もよく、腐食した植物を骨格に程良い大きな隙間と小さな隙間が存在します。この「団粒構造」の土壌は「微生物」によってつくられ、「微生物」は団粒を棲み家とします。「微生物」が繁殖している土壌で植物が共存し、相互に繁栄しあうというわけです。
過度な耕起は、この「団粒構造」を破壊し、微生物が繁殖できなくし、作土の下に「硬盤層」をつくり、水も空気も作物の根も深く通さなくします。こうした土壌環境での農業では、化学肥料や農薬の使用が不可欠になります。従って、「団粒構造」の土がつくれれば、自然栽培もあり得るというわけです。
な ぜ 深 層 方 式 と 自 然 有 機 栽 培 を
結 び つ け る の が よ い の か ?
自然栽培のやぶ田ファームによれば、自然栽培の収穫量は作土の深さに比例します。やぶ田ファームの未完成なところは、硬盤層が緩んできてはいるが、作土層が硬盤層ラインを越えるところまで深くなく、作物の根の張り具合が浅いため、収穫量に限界があるということだと言います。そのため、「土壌加温」によって深層部まで多様な微生物群を活性化させることで、土壌を柔らかくし、水や空気、作物の根を通しやすくすることができれば収穫増が期待できると期待しています。
今 回 の プ ロ ジ ェ ク ト に つ い て
まずは、やぶ田ファームで「有機JAS認証野菜」の高生産性栽培、高収益農業モデルを目標とする実証プロジェクトを立上げます。また、今回集める資金は、やぶ田ファームへの深層土壌加温システムの導入費にの一部に充てる予定です。
この成果をもって、日本太陽光発電プランナー協会理事企業の「横浜環境デザイン」、「ビル技研」、「タディック」の3社を受け皿として、福島県内の遊休農地を活用した「太陽光発電と売電」および「有機JAS認証野菜の栽培と販売」をセットにした「環境保全型フクシマハウス有機農業ビジネスモデル」づくりに取り組んでいきます。
被 災 し た 皆 さ ん に、 生 き が い・
働 き が い を 取 り 戻 し て ほ し い !
原発被災農家の皆さんに、フクシマ再生農業にかかわってもらう機会をつくることで、農業を通しての生きがいや働きがい、誇りを取り戻して頂けると思います。
また、原発風評被害に苦しむフクシマ農業だからこそ、福島の農家の皆さんに自然と一体となった安全・安心で健康な有機JAS認証作物の栽培で、フクシマ農業再生の一翼を担っていただけると思います。みなさまの応援、どうぞよろしくお願いいたします。
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【READYFOR(クラウドファンディング)昨日迄の応援コメント一覧】
福 島 の 再 生 を 環 境 保 全 型 フ ク シ マ
ハ ウ ス 有 機 農 法 で 応 援 し た い !
応援コメント一覧5
プロジェクト実行責任者 事務局 井上 仁さん 2015年07月21日
◎ 7月21日現在、事務局に直接支援金をお寄せ戴いた松澤隆行様、西海枝信博様、船山眞弘様、西工業様、吉岡哲男様、栗原三男様のサイトへの反映手続きを代行させて戴きました。
ヤザキさん 2015年07月21日
◎ このプロジェクトの成功が将来の日本の農業を牽引できることを期待してます。いつも注目して応援しております。
Yumemajinさん 2015年07月13日
◎ 前回に続き応援させていただきます。なお、海外に居りますので野菜セットの郵送は必要ありません。
Blackwalnutsさん 2015年07月09日
◎ うまくいきますように!応援しています。
かみちゃんさん 2015年07月08日
◎ 脱原発!環境にやさしい農業を!
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現在の達成金額 :149,000 円
目標金額 :1,500,000 円
スポンサー募集終了まで :37 日
支援した人数:5 人
※ このプロジェクトは 8月29日(土)午後11:00 の時点で、1,500,000円以上集まった場合のみ、決済が完了されます。
※ このプロジェクトに参加する⇒https://readyfor.jp/projects/belhyud/purchase
福 島 の 農 業 再 生 の た め に 出 し た 答 え 。
フクシマ復興応援ネットワークは、被災農家の皆さんがそれぞれの避難先で、長く慣れ親しんできた農業で生きがいや働きがい、誇りを取り戻してほしいという思いから、フクシマ再生につながる「農業ビジネス」を模索してきました。
原発被災の風評被害に苦しむフクシマ農業だからこそ、「原発事故の悲惨さを克服し、健康で豊かな農作物を栽培する自然と一体となった農業を取り戻してほしい!」という願いがありました。そこで、ラジアント社の深層土壌加温方式とやぶ田フアームの自然栽培を一体化した農法を「環境保全型フクシマハウス有機農法」と命名し、安全・安心な「有機JAS認証野菜」を省エネ、高生産性で栽培する農業ビジネスとしての開発、導入・展開をめざすこととしました。
「 深 層 土 壌 加 温 方 式 」 と は ?
当方式は、地中深さ40~60cmに埋設したパイプで温水を供給し、冬には土壌を加温しバランスのよい微生物層をつくり、夏には太陽熱と放熱パイプ加温との併用で土壌を45℃以上に温め土壌消毒を行なうことで、化学肥料や農薬を使わないで野菜や花卉類を連作で高生産性で栽培できるハウス農業方式です。
当方式は、農水省が環境保全型と認定しており、さらに、2014年の新しい東北を創る卵を見つけ、育てる 「Revive Japan Cup コンテスト」でビジネス部門大賞、政策部門復興政策優秀提言賞」を受賞しています。当深層土壌加温システムの導入費は1000㎡のビニルハウス一棟当たり、約200万円です。
自 然 有 機 栽 培 を 行 う 「 や ぶ 田 フ ァ ー ム 」
やぶ田フアームの薮田秀行さんは、祖父・貞次郎さん(東大名誉教授、文化勲章受章者、植物成長を促進するジベレリンの精製と結晶化等で功績のある農学者)の影響を受けるとともに、「安心で安全な食べ物作りに取り組みたい」という思いから、1999年、勤めていた食品加工会社を辞めて、北海道十勝に移住し、現在約6ヘクタールの畑でホウレンソウ、マメ、カボチャ、カブなど100種類近くの自然栽培による実践研究的生産に励んでいます。
やぶ田フアームの自然栽培は、化学肥料や農薬を使わずに、自然界のなりわいを取り入れ、微生物と植物がうまく共存できる「団粒構造」の土壌をつくり、作物を育てることを基本としています。「団粒構造」の土壌は、保水性が良く、排水性もよく、腐食した植物を骨格に程良い大きな隙間と小さな隙間が存在します。この「団粒構造」の土壌は「微生物」によってつくられ、「微生物」は団粒を棲み家とします。「微生物」が繁殖している土壌で植物が共存し、相互に繁栄しあうというわけです。
過度な耕起は、この「団粒構造」を破壊し、微生物が繁殖できなくし、作土の下に「硬盤層」をつくり、水も空気も作物の根も深く通さなくします。こうした土壌環境での農業では、化学肥料や農薬の使用が不可欠になります。従って、「団粒構造」の土がつくれれば、自然栽培もあり得るというわけです。
な ぜ 深 層 方 式 と 自 然 有 機 栽 培 を
結 び つ け る の が よ い の か ?
自然栽培のやぶ田ファームによれば、自然栽培の収穫量は作土の深さに比例します。やぶ田ファームの未完成なところは、硬盤層が緩んできてはいるが、作土層が硬盤層ラインを越えるところまで深くなく、作物の根の張り具合が浅いため、収穫量に限界があるということだと言います。そのため、「土壌加温」によって深層部まで多様な微生物群を活性化させることで、土壌を柔らかくし、水や空気、作物の根を通しやすくすることができれば収穫増が期待できると期待しています。
今 回 の プ ロ ジ ェ ク ト に つ い て
まずは、やぶ田ファームで「有機JAS認証野菜」の高生産性栽培、高収益農業モデルを目標とする実証プロジェクトを立上げます。また、今回集める資金は、やぶ田ファームへの深層土壌加温システムの導入費にの一部に充てる予定です。
この成果をもって、日本太陽光発電プランナー協会理事企業の「横浜環境デザイン」、「ビル技研」、「タディック」の3社を受け皿として、福島県内の遊休農地を活用した「太陽光発電と売電」および「有機JAS認証野菜の栽培と販売」をセットにした「環境保全型フクシマハウス有機農業ビジネスモデル」づくりに取り組んでいきます。
被 災 し た 皆 さ ん に、 生 き が い・
働 き が い を 取 り 戻 し て ほ し い !
原発被災農家の皆さんに、フクシマ再生農業にかかわってもらう機会をつくることで、農業を通しての生きがいや働きがい、誇りを取り戻して頂けると思います。
また、原発風評被害に苦しむフクシマ農業だからこそ、福島の農家の皆さんに自然と一体となった安全・安心で健康な有機JAS認証作物の栽培で、フクシマ農業再生の一翼を担っていただけると思います。みなさまの応援、どうぞよろしくお願いいたします。
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【READYFOR(クラウドファンディング)昨日迄の応援コメント一覧】
福 島 の 再 生 を 環 境 保 全 型 フ ク シ マ
ハ ウ ス 有 機 農 法 で 応 援 し た い !
応援コメント一覧5
プロジェクト実行責任者 事務局 井上 仁さん 2015年07月21日
◎ 7月21日現在、事務局に直接支援金をお寄せ戴いた松澤隆行様、西海枝信博様、船山眞弘様、西工業様、吉岡哲男様、栗原三男様のサイトへの反映手続きを代行させて戴きました。
ヤザキさん 2015年07月21日
◎ このプロジェクトの成功が将来の日本の農業を牽引できることを期待してます。いつも注目して応援しております。
Yumemajinさん 2015年07月13日
◎ 前回に続き応援させていただきます。なお、海外に居りますので野菜セットの郵送は必要ありません。
Blackwalnutsさん 2015年07月09日
◎ うまくいきますように!応援しています。
かみちゃんさん 2015年07月08日
◎ 脱原発!環境にやさしい農業を!
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現在の達成金額 :149,000 円
目標金額 :1,500,000 円
スポンサー募集終了まで :37 日
支援した人数:5 人
※ このプロジェクトは 8月29日(土)午後11:00 の時点で、1,500,000円以上集まった場合のみ、決済が完了されます。
※ このプロジェクトに参加する⇒https://readyfor.jp/projects/belhyud/purchase