松村氏本日【ニッポンの復興を語る夕べ】
2015年7月20日 お仕事 本日『生涯現役社会づくり』推進活動を拡大展開するために新たな試みとして井上 仁会員とご一緒に、下記復興バー@銀座での松村拓也氏・茂手木厚志氏の主催イベントに参加しました。
民間主導の『生涯現役社会づくり』展開作戦は、何よりも若者パワーが十分に発揮できる仕掛けをどう人生年長者がともに協働作業できるかにかかっています。
その意味で、本日のイベント参加には、いろいろと学び、考え、行動するためのヒントを習得する貴重な機会を与えられたと存じます。
-----------------------------------------------------------------------------------------------
復興バー@銀座は、6/26~8/8まで銀座のお店を借り切って開催されるチャリ ティイベントで、様々な人が日替わりマスターとして登場します。
7月20日(月・祝)は、松村拓也が【ニッポンの復興を語る夕べ】と題して、日替わりマ スターを務めます。おつまみ、ドリンク540円で楽しめますので、皆さん気軽に遊びに来てください。
【 松村拓也氏のご紹介BLOG=http://40591.diarynote.jp/201412091244031435/ 】
日 時:2015年7月20日(月・祝) 15:00-22:00
場 所:東京都中央区銀座 1 - 1 5 - 4 1 F (昭和通り沿い)
※電話がありませんので連絡は「松村拓也:090-9830-3669まで)
-------------------------------------------------------------------------------------------------
【復興バーのご紹介=http://dot.asahi.com/higashinihon/lovers/15_006.php】
も ち ろ ん 今 年 も や り ま す よ !!
『 復 興 バ ー @ 銀 座 』
『復興バー@銀座』実行委員 茂 手 木 厚 志さん
宮城県石巻市。石巻駅からアイトピア通りへ歩いていくと、そのバーはある。その名も『復興バー』。天井まで浸水した店を改装し、2011年7月にオープン。10人も入れば満席になる小さなバーだが、地元の人や大学生、観光客、クリエイターやボランティアをしている人々たちなどが連日集う。
新しい石巻の街づくりについて情報交換ができたり、日替わりマスターの面白いトークが聞けたりと気さくな人々が夜な夜な集まり、石巻の夜を明るくともしている場所だ。
この『復興バー』が2013年の5月、期間限定で東京・銀座に出現した。石巻から銀座へ出店という偉業を成し遂げたサポートメンバーの茂手木厚志さんに『復興バー@銀座』のきっかけや運営などについてお話をうかがいました。
『復興バー』を主宰するISHINOMAKI2.0代表の松村さんとの
出会いから始まった『復興バー@銀座』
-石巻の『復興バー』を銀座にもってきた経緯についておしえてください。
『復興バー@銀座』を実施する前、東日本酒造メーカー9蔵を支援する「燦然と輝けNippon HOPE JAPAN」というプロジェクトを2011年8月に発起しました。世界的なデザイナーの高田賢三さんにラベルデザインをお願いし、百貨店やイベントに出展し、売上金の一部を酒造会社の所在する県へ義援金として寄付する活動です。同年の10月にTED×Tohokuが開催され私たちのプロジェクトも出展しました。そのときに『復興バー』の主宰者であるISHINOMAKI2.0代表の松村豪太さんがスピーカーとして参加されていました。彼のプレゼンテーションを聴いて「この人面白い人だな〜。でも本当にそんなことができるのかな?」というのが第一印象でした(笑)。
—まずは銀座で場所探し、スムーズに進んだのでしょうか?
1回目の『復興バー@銀座』は銀座8丁目にオープンしたのですが、最初の候補地、実は銀座2丁目にある昭和21年に創業したバラックのカレー屋さんだったんです。すでに取り壊しが決定している物件で、貸してくれるということで「石巻工房」のチームと見に行ったのですが、もうボロボロでトイレもない。改装費を見積もっても、ざっと200万くらいになるということになり、断念。それからいろいろ探しました。最初なので実績もない、ギミックもない、ましてや銀座ですからね、お手上げ状態になりました。
そんなとき、友人が、銀座8丁目にお店をオープンされて。古い友人で、復興支援の活動をしていることも、『復興バー@銀座』の場所探しをしていることも知っていました。その方から「うちの店、使っていいよ」と言ってくれたときはうれしかったですね。そしてようやく『復興バー@銀座』が始動できたんです。
場所が決まれば、次はマスターの募集です。“日替わりマスター”というシステムは石巻の『復興バー』が原型です。主宰の松村さんが忙しくてマスターができないとき、周囲の人たちが「今日はオレが、ワタシが立つよ」というふうに助け合いから始まったシステム。銀座店ではあえてそのコンセプトを取り入れ、日替わりマスター制にしてFacebookでマスターを募集しました。
—いよいよオープン。工夫したところはどんなところだったのでしょう?
なんせ素人がやるものですから、お金勘定が大変なのでチケット制にしました。まず500円をチケットという紙に変えたほうが使いやすく清算がしやすいというのと、チケットに氏名とオーダー商品を記入してもらうことにしました。 ビールが欲しければ、チケットに<ビール・モテギ>と書いて、マスターに渡します。そうすると「あれ、もしかして日本酒の復興活動しているモテギさんですか?」と交流が始まるわけです。はじめはお客さんもまばらでしたが、口コミで一気に広まり、あっという間に連日盛況。さまざまな方が違った分野で復興活動をしていて、それが『復興バー@銀座』を通じて一同に集い、横のつながりが生まれました。混めば混むほどお客さんが喜んでくれて、会ったばかりの人に話しかけたり、かけられたり。東北の方にもたくさん来ていただきました。
盛り上がり過ぎて店の外にまでお客さんが出てしまい、何回か警察の方に注意されたこともあります。「はーい、みなさん店内に入ってくださーい」と言いながらお客さんを戻したり。暑いけど毎日スーツを着て店にいたのは、そういうことが多々あるから。きちんとした身なりは何かと大事ですからね(笑)。それでも、それぞれバラバラに活動していた人たちがどんどんつながっていく場面を毎日見ることができて、私自身、アドレナリン出まくり状態でした(笑)。
—2回開催してみて、一番苦労するのはやはり会場探しですか?
2013年、2014年とやって一番苦労するのは開催会場の確保です。昨年は銀座7丁目で開催したのですが、とある特定非営利活動法人(NPO法人)の方が「銀座料理飲食連合組合」を紹介してくれたんです。そこからつながり、日本を代表する老舗和菓子屋の社長さんが活動の趣旨に賛同してくれて「どうぞ好きに使ってください」と所有されているビルの1階と地下スペースを無償提供いただきました。
いま銀座は新しいお客さんを呼び込もうとしています。銀座=華やかな街という印象の半面、“敷居が高い”というイメージも兼ね合わせていて、特に若い人の足が遠のいているのが現状のようです。それが銀座の抱える課題だとすれば、日替わりマスター制というユニークな『復興バー@銀座』は期間限定ではありますが、銀座の街を盛り上げる一翼を担っています。
昨年は32日間の開催で約4600名のご来場がありました。実際、昨年銀座で開催されたイベントの中で『復興バー@銀座』は5本指に入るほど盛況だったそうです。変容する街・復興する街、「銀座×東北 共に歩む」というコンセプトを掲げられたのは、銀座にこだわった証しです。
—そして今年は?
もちろん今年もやります! 場所はまだ決まっていませんが銀座でやることだけは決定です。今年は『復興スナック@銀座』というのも企画しています。東北の中でも石巻は着物や髪結いの文化も濃いそうで、そういうところも紹介しながら、“日替わり銀座のママ”なんて面白いと思いませんか。
銀座の街に複数の『復興バー』が出現すれば、お客さんはしご酒で銀座を散策するはずです。狭い場所でも工夫しながら楽しむのが『復興バー@銀座』のコンセプトでもあります。会場探しに苦労しても、ピンチをチャンスに変える馬力は、ISHINOMAKI2.0の松村さんと共に持ち合わせていますよ(笑)。
—2013年、2014年と銀座での開催は6〜7月でした。その時期にこだわる理由は?
1回目は2013年5月31日〜7月5日、2回目は2014年6月13日〜7月19日に開催しました。『復興バー@銀座』で東北のおいしい酒や食材を食べていただき、少しでも関心をもってもらいたい。そして夏休みを利用して被災地へ足を運んでもらって、自らの目で現状を認識してほしいと思っています。
実際、夏場は石巻でもさまざまなイベントをやっていて、毎年行われる石巻最大のお祭り「川開き祭り」があったり花火大会もあったり。ISHINOMAKI2.0は、“まちを知り、まちを楽しみ、まちの未来を語るまちづくりウィーク”と位置づけたイベント「STAND UP WEEK」があります。ぜひ石巻本店の「復興バー」にも遊びに行ってほしいです。
今年も開催が決まった『復興バー@銀座2015』どんな「絆」が生まれるか?
民間主導の『生涯現役社会づくり』展開作戦は、何よりも若者パワーが十分に発揮できる仕掛けをどう人生年長者がともに協働作業できるかにかかっています。
その意味で、本日のイベント参加には、いろいろと学び、考え、行動するためのヒントを習得する貴重な機会を与えられたと存じます。
-----------------------------------------------------------------------------------------------
復興バー@銀座は、6/26~8/8まで銀座のお店を借り切って開催されるチャリ ティイベントで、様々な人が日替わりマスターとして登場します。
7月20日(月・祝)は、松村拓也が【ニッポンの復興を語る夕べ】と題して、日替わりマ スターを務めます。おつまみ、ドリンク540円で楽しめますので、皆さん気軽に遊びに来てください。
【 松村拓也氏のご紹介BLOG=http://40591.diarynote.jp/201412091244031435/ 】
日 時:2015年7月20日(月・祝) 15:00-22:00
場 所:東京都中央区銀座 1 - 1 5 - 4 1 F (昭和通り沿い)
※電話がありませんので連絡は「松村拓也:090-9830-3669まで)
-------------------------------------------------------------------------------------------------
【復興バーのご紹介=http://dot.asahi.com/higashinihon/lovers/15_006.php】
も ち ろ ん 今 年 も や り ま す よ !!
『 復 興 バ ー @ 銀 座 』
『復興バー@銀座』実行委員 茂 手 木 厚 志さん
宮城県石巻市。石巻駅からアイトピア通りへ歩いていくと、そのバーはある。その名も『復興バー』。天井まで浸水した店を改装し、2011年7月にオープン。10人も入れば満席になる小さなバーだが、地元の人や大学生、観光客、クリエイターやボランティアをしている人々たちなどが連日集う。
新しい石巻の街づくりについて情報交換ができたり、日替わりマスターの面白いトークが聞けたりと気さくな人々が夜な夜な集まり、石巻の夜を明るくともしている場所だ。
この『復興バー』が2013年の5月、期間限定で東京・銀座に出現した。石巻から銀座へ出店という偉業を成し遂げたサポートメンバーの茂手木厚志さんに『復興バー@銀座』のきっかけや運営などについてお話をうかがいました。
『復興バー』を主宰するISHINOMAKI2.0代表の松村さんとの
出会いから始まった『復興バー@銀座』
-石巻の『復興バー』を銀座にもってきた経緯についておしえてください。
『復興バー@銀座』を実施する前、東日本酒造メーカー9蔵を支援する「燦然と輝けNippon HOPE JAPAN」というプロジェクトを2011年8月に発起しました。世界的なデザイナーの高田賢三さんにラベルデザインをお願いし、百貨店やイベントに出展し、売上金の一部を酒造会社の所在する県へ義援金として寄付する活動です。同年の10月にTED×Tohokuが開催され私たちのプロジェクトも出展しました。そのときに『復興バー』の主宰者であるISHINOMAKI2.0代表の松村豪太さんがスピーカーとして参加されていました。彼のプレゼンテーションを聴いて「この人面白い人だな〜。でも本当にそんなことができるのかな?」というのが第一印象でした(笑)。
—まずは銀座で場所探し、スムーズに進んだのでしょうか?
1回目の『復興バー@銀座』は銀座8丁目にオープンしたのですが、最初の候補地、実は銀座2丁目にある昭和21年に創業したバラックのカレー屋さんだったんです。すでに取り壊しが決定している物件で、貸してくれるということで「石巻工房」のチームと見に行ったのですが、もうボロボロでトイレもない。改装費を見積もっても、ざっと200万くらいになるということになり、断念。それからいろいろ探しました。最初なので実績もない、ギミックもない、ましてや銀座ですからね、お手上げ状態になりました。
そんなとき、友人が、銀座8丁目にお店をオープンされて。古い友人で、復興支援の活動をしていることも、『復興バー@銀座』の場所探しをしていることも知っていました。その方から「うちの店、使っていいよ」と言ってくれたときはうれしかったですね。そしてようやく『復興バー@銀座』が始動できたんです。
場所が決まれば、次はマスターの募集です。“日替わりマスター”というシステムは石巻の『復興バー』が原型です。主宰の松村さんが忙しくてマスターができないとき、周囲の人たちが「今日はオレが、ワタシが立つよ」というふうに助け合いから始まったシステム。銀座店ではあえてそのコンセプトを取り入れ、日替わりマスター制にしてFacebookでマスターを募集しました。
—いよいよオープン。工夫したところはどんなところだったのでしょう?
なんせ素人がやるものですから、お金勘定が大変なのでチケット制にしました。まず500円をチケットという紙に変えたほうが使いやすく清算がしやすいというのと、チケットに氏名とオーダー商品を記入してもらうことにしました。 ビールが欲しければ、チケットに<ビール・モテギ>と書いて、マスターに渡します。そうすると「あれ、もしかして日本酒の復興活動しているモテギさんですか?」と交流が始まるわけです。はじめはお客さんもまばらでしたが、口コミで一気に広まり、あっという間に連日盛況。さまざまな方が違った分野で復興活動をしていて、それが『復興バー@銀座』を通じて一同に集い、横のつながりが生まれました。混めば混むほどお客さんが喜んでくれて、会ったばかりの人に話しかけたり、かけられたり。東北の方にもたくさん来ていただきました。
盛り上がり過ぎて店の外にまでお客さんが出てしまい、何回か警察の方に注意されたこともあります。「はーい、みなさん店内に入ってくださーい」と言いながらお客さんを戻したり。暑いけど毎日スーツを着て店にいたのは、そういうことが多々あるから。きちんとした身なりは何かと大事ですからね(笑)。それでも、それぞれバラバラに活動していた人たちがどんどんつながっていく場面を毎日見ることができて、私自身、アドレナリン出まくり状態でした(笑)。
—2回開催してみて、一番苦労するのはやはり会場探しですか?
2013年、2014年とやって一番苦労するのは開催会場の確保です。昨年は銀座7丁目で開催したのですが、とある特定非営利活動法人(NPO法人)の方が「銀座料理飲食連合組合」を紹介してくれたんです。そこからつながり、日本を代表する老舗和菓子屋の社長さんが活動の趣旨に賛同してくれて「どうぞ好きに使ってください」と所有されているビルの1階と地下スペースを無償提供いただきました。
いま銀座は新しいお客さんを呼び込もうとしています。銀座=華やかな街という印象の半面、“敷居が高い”というイメージも兼ね合わせていて、特に若い人の足が遠のいているのが現状のようです。それが銀座の抱える課題だとすれば、日替わりマスター制というユニークな『復興バー@銀座』は期間限定ではありますが、銀座の街を盛り上げる一翼を担っています。
昨年は32日間の開催で約4600名のご来場がありました。実際、昨年銀座で開催されたイベントの中で『復興バー@銀座』は5本指に入るほど盛況だったそうです。変容する街・復興する街、「銀座×東北 共に歩む」というコンセプトを掲げられたのは、銀座にこだわった証しです。
—そして今年は?
もちろん今年もやります! 場所はまだ決まっていませんが銀座でやることだけは決定です。今年は『復興スナック@銀座』というのも企画しています。東北の中でも石巻は着物や髪結いの文化も濃いそうで、そういうところも紹介しながら、“日替わり銀座のママ”なんて面白いと思いませんか。
銀座の街に複数の『復興バー』が出現すれば、お客さんはしご酒で銀座を散策するはずです。狭い場所でも工夫しながら楽しむのが『復興バー@銀座』のコンセプトでもあります。会場探しに苦労しても、ピンチをチャンスに変える馬力は、ISHINOMAKI2.0の松村さんと共に持ち合わせていますよ(笑)。
—2013年、2014年と銀座での開催は6〜7月でした。その時期にこだわる理由は?
1回目は2013年5月31日〜7月5日、2回目は2014年6月13日〜7月19日に開催しました。『復興バー@銀座』で東北のおいしい酒や食材を食べていただき、少しでも関心をもってもらいたい。そして夏休みを利用して被災地へ足を運んでもらって、自らの目で現状を認識してほしいと思っています。
実際、夏場は石巻でもさまざまなイベントをやっていて、毎年行われる石巻最大のお祭り「川開き祭り」があったり花火大会もあったり。ISHINOMAKI2.0は、“まちを知り、まちを楽しみ、まちの未来を語るまちづくりウィーク”と位置づけたイベント「STAND UP WEEK」があります。ぜひ石巻本店の「復興バー」にも遊びに行ってほしいです。
今年も開催が決まった『復興バー@銀座2015』どんな「絆」が生まれるか?