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      「加藤特許事務所 ~知財 とびうめ便り~」 Vol.43
  発信日:2015年 7月 1日                発信者:加藤特許事務所
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★ 目 次 ★
 1.弁理士コラム
  ●特許法条約への加盟に想う
 2.知財ニュース
  ●特許庁、中小企業の知的財産を融資につなげる金融促進事業を実施
  ●世界で初めて日米間で特許審査の協働調査を開始
 3.連載 知財講座
  ●第43回:海外特許「米国特許出願に関する情報開示陳述書」
 4.イベント案内
  ●平成27年度知的財産権制度説明会(初心者向け)開催
 5.事務所からのお知らせ
  ●アット商標の不具合発生のお知らせ
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1.弁理士コラム
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●特許法条約への加盟に想う
 我が国は、今秋、国ごとに異なる特許の出願手続きを統一する特許法条約(Patent Law Treaty :PLT)へ加盟することになった。この条約は、2000年6月に世界知的所有権機関(WIPO)で採択され、現在欧米を中心に36ケ国が加入しているが、日本は条約への批准を見合わせていた。
 この特許法条約は、(1)各国の言語での出願の容認、(2)出願時の国内代理人の選任規定の解除、(3)所定期間内の手続き不備の救済、の3本柱からなり海外からの出願をよりユーザーフレンドリィにすることを目的とするものである。
 ところで、私は、この条約締結の為の第1回専門家会議(1995年12月)に太平洋知的財産協会から派遣されオブザーバーとして参加する機会を得た。
 スイスのジュネーブにあるWIPOの国際会議場には世界各国の政府(特許庁)代表者、弁理士、知財関係者が集合し活発な議論がなされた。
 特許法条約の検討は、世界の特許制度の実体的調和(ハーモナイゼーション)を目指し1985年に開始されたが、米国が先発明主義に固執し採択に至らなかった。
 当時は、米国の先発明主義を先願主義に変えさせることが最大の懸案事項であったが、米国での政権交代もあり実現は遠い夢のように思われた。
 そこで、当時のWIPOボクシュ事務局長の提案で先願主義等の実体面以外の手続き面での調和を図ることとしたものである。日本は、この条約締結に中心的な役割を果たしたが、諸般の事情により加盟を見送り今日に至っていた。
 その後、GATTウルグアイ・ラウンドでのTRIPs協定の締結、米国の先願主義への移行およびこのPLTへの加盟、そして中国での特許出願の激増等、知的財産を巡る世界の情勢は激変した。プロパテント化が進み各国での特許出願が増加するなか、残念ながら日本のみが出願件数を減らしている。
 特許法条約は、前記のように外国からの出願に対する出願人の負担を軽減し、我が国への出願の増加を呼び込む一助となることが期待される。また、一方で、この条約の加盟は、我が国の企業にも海外出願での利便性を高めることになる。
 20年前に本条約の審議を直接見てきた実務者の一人として、この条約が実際に活用されることを願っている。
                                    弁理士 久保山 隆
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2.知財ニュース
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●特許庁、中小企業の知的財産を融資につなげる金融促進事業を実施
 特許庁は5月20日、中小企業の知的財産の価値を「見える化」することで、金融機関からの融資につなげるための取組みである「知財金融促進事業」を開始すると発表し、この事業の一環として、中小企業の知財を活用したビジネスを評価する「知財ビジネス評価書」の作成支援事業者の募集を同日から開始しました。
 知財ビジネス評価書の作成支援については、金融機関から申請を受け、融資を検討している中小企業の知的財産を活用したビジネスについての評価書を、提携調査会社等が作成し、金融機関に無償で提供します。
 金融機関は、この評価書により中小企業の特許や技術等がどのようにビジネスに貢献し、利益を生み出しているのかが把握でき、経営評価をすることが可能になります。
 詳細は、下記のURLをご覧ください。
[URL] http://www.meti.go.jp/press/2015/05/20150520003/20150520003.html
●世界で初めて日米間で特許審査の協働調査を開始
 特許庁は5月21日、米国特許商標庁との間で、今年8月1日から日米協働調査を開始すること等に合意したと発表しました。
この日米間の審査協力の強化により、我が国企業等は、より強く安定した権利を、日米両国それぞれにおいて早期かつ同時期に得ることが可能となり、より円滑な国際事業展開の促進や、日本の審査結果の諸外国からの信頼の一層の向上が期待されるとしています。
 詳細は、下記のURLをご覧ください。
[URL] http://www.meti.go.jp/press/2015/05/20150521001/20150521001.html
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3.連載 知財講座
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第43回:海外特許「米国特許出願に関する情報開示陳述書」
<1.制度について>
 米国の特許制度と日本の特許制度とは異なる点が数多くありますが、特に異なるものの例として、情報開示陳述書(IDS)の提出義務が課される点が挙げられます。
 出願人が出願発明の特許性に関する重要な情報を知っている場合、米国特許商標庁にIDSとして提出する必要があります。
 これは、出願発明の特許性に関する重要な情報を知っているにもかかわらずそれを開示しないのは、特許庁に対する誠実義務に反するため、衡平法の観点から権利行使を認めないとするものです。
 すなわち、IDS提出義務に違反すると、せっかく取得した米国特許権を行使できないことになる可能性があります。
<2.提出すべき情報>
 IDSとして提出すべき情報は、米国特許出願をした発明の特許性の判断において重要性が高い情報です。
 例えば、PCT国際出願の国際調査報告、欧州特許庁のサーチレポートで引用された文献は提出すべきといえます。
 また、米国特許出願に対応する外国出願の拒絶理由を構成する文献も提出すべきといえます。
 このため、米国以外の国の対応出願についてオフィスアクションが通知されたら、米国特許商標庁にIDSを提出すべきか検討する必要が生じることになります。出願国が増えるとIDS提出要否の監視負担が増えることから、効率的な出願情報管理が必要となります。
<3.提出時期>
 IDS提出義務は、米国出願をしたときから、米国特許が発行されるまで続きます。
 出願がどの段階にあるかによって具体的な手続は異なりますが、一般的な手続の概略は以下の通りです。
 出願時にIDSを提出する場合は、IDS提出の庁費用なしに提出することができます。
 最初のオフィスアクション通知後は、例えば外国出願のオフィスアクション送付日から3ヶ月以内にIDSを提出することとなります。
 最後のオフィスアクション通知後や許可通知後は、さらにIDS提出庁費用の納付が必要となります。
 しかしながら、許可通知が出され、発行手数料を納付した後でIDSを提出する場合は、特許発行料納付を取り下げ、継続審査請求(RCE)を行い、IDS提出庁費用を納付するという複雑な手続きが必要となります。
<4.その他>
 提出する文献が英語以外の場合は、簡単な説明を提出することが必要です。
 文献の完全な英訳を提出すれば、簡単な説明は不要となりますが、翻訳費用は無視できません。
 そこで、部分訳や要約の英訳を提出することで簡単な説明の代用とすることが考えられます。ただし、特許性に関する重要な情報が漏れなく記載されているか注意をする必要があります。
 このように情報開示義務の制度は、出願人に重い負担を与える制度といえますが、無事に米国特許が発行されるまで気を抜かずに対処する必要があります。
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4.イベント案内
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●平成27年度知的財産権制度説明会(初心者向け)開催
 特許庁は、7月上旬から9月下旬にかけて、全都道府県で、これから知的財産権制度を学びたい方、知財部門に新しく配属された方などの初心者の方を対象に、知的財産権制度説明会を開催します。
 参加は事前の申込みが必要です。参加費は無料ですので、この機会にぜひご参加ください。九州・沖縄での開催日は、次の通りです。
 福岡:8/4,9/24、 佐賀:9/16、    長崎:9/7、  熊本:7/21
 大分:8/28、    宮崎:7/28、  鹿児島:9/2、  沖縄:8/20
 詳細は、下記のURLをご覧ください。
[URL] http://www.jpo.go.jp/torikumi/ibento/ibento2/h27_beginner.htm
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5.事務所からのお知らせ
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●アット商標の不具合発生のお知らせ
 大変ご好評頂いております商標出願・商標売買専門のポータルサイト「アット商標」ですが、サーバーの不具合により、サイトを閲覧できない状態となっております。
「アット商標」をご利用中の皆様には多大なるご迷惑をおかけしております。
 復旧に向けて対応中ですので、今しばらくお待ち下さいますようお願い致します。
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加藤特許事務所
 編集・発行: 加藤特許事務所 -メルマガ事務局-
 福岡市博多区博多駅前3丁目25番21号 博多駅前ビジネスセンター411号
 URL:http://www.kato-pat.jp/
 TEL:092-413-5378 E-mail:mail@kato-pat.jp
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日  本  生  涯  現  役  推  進  協  議  会
     ヘ  ッ  ド  ラ  イ  ン     ニ  ュ  ー  ス
 事務局報告 第137号                 2015年 6月30日発行
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◎  2 0 1 5 / 6 / 1 ~ 2 0 1 5 / 6 / 30 の当Blog「掲載テーマ一覧表」

   日 付                  タイトル
2015年6月30日   「日本生涯現役推進協議会」:会報137号
2015年6月29日   NPOライフ・ベンチャー・クラブ会報117号
2015年6月28日   『生活相談員ネットワーク事務局連絡』続
2015年6月27日   7/18(土)7/19(日)『生活相談員速習講座』
2015年6月26日   「インターンシップ」の現状と課題【後編3】
2015年6月25日   「インターンシップ」の現状と課題【後編2】
2015年6月24日   「インターンシップ」の現状と課題【後編1】
2015年6月23日   「生涯現役社会づくり」と新幹線清掃作業
2015年6月22日   生涯現役音頭取りの務めは我等が使命
2015年6月21日   市民活動を支える制度をつくる会 ご連絡
2015年6月20日   J.I. Mail News No.710/2015.06.18 発行
2015年6月19日   J.I. Mail News No.709/2015.06.11 発行
2015年6月18日   自民党政務調査会:「雇用・就業対策」編
2015年6月17日   「インターンシップ」の現状と課題【前篇2】
2015年6月16日   「インターンシップ」の現状と課題【前篇1】
2015年6月15日   かながわ地球環境保全推進会議:ご紹介
2015年6月14日   6/24:理事会/『354回生涯現役塾』ご案内
2015年6月13日   パウリスタ・スポーツ賞・59回21人受賞者
2015年6月12日   沖縄Times:生涯現役で/職人比嘉利信氏
2015年6月11日   東京証券市場への巨大影響力言及記事
2015年6月10日   厚労省:雇用・就業環境整備検討会報告
2015年6月 9日   日経社説「転職も高齢者雇用増進の道」
2015年6月 8日   『生涯現役社会づくり』推進役へご連絡2
2015年6月 7日   『生涯現役社会づくり』推進役へご連絡1
2015年6月 6日   高橋育郎氏:30周年に想う/生涯現役学
2015年6月 5日   10/17開催:「③生涯現役サミット」企画案
2015年6月 4日   社会起業大学ビジネスプラン発表者募集
2015年6月 3日   6/24開催:6月理事会/354「生涯現役塾」
2015年6月 2日   生涯現役活動30周年:記念企画検討会
2015年6月 1日   Alterna誌:近江八幡/世界若手経営者会

N P O 法 人  ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ  
        ホ  ッ  ト  ラ  イ  ン   ニ  ュ  ー  ス
事 務 局 報 告 第 117 号                  2015年 6月29日 発行
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◎ 六月定例「生涯現役協&NPO/LVクラブ合同理事会」ご報告

日 時: 2 0 1 5 年 6 月 2 4 日(水曜日)  1 5:3 0 ~ 1 7 : 2 0
場 所:ライフ・ベンチャー事務所
出席者: 内山 優、江島 優、鎌田健司、糟谷繁子、島崎甲介、高橋育郎、
     中上 崇、新川政信、東瀧邦次、藤倉 雄、水上久忠、八久保宜美、
     湯浅雅文、吉田あつみ、渡瀬裕哉、和田晃一(敬称略/50音順)計16名 
議 題:
1.  2 0 1 5 年 各 理 事 の 役 割 分 担
① 民主導『生涯現役社会』創造推進の実践・理論両面で主体的役割意識確立。
②10/17イベント参画役割の自主登録、Mail・口コミ併用策で早期展開作戦開始。
③ Blog『生涯現役プロデューサー』活動PR協力と事務局支援可能性部分検討。
2. 3 0 周 年 感 謝 会 兼 サ ミ ッ ト 企 画 方 針
①開催実行委員長:中上 崇・副委員長:新川政信/水上久忠 体制発足承認。
②高連協連携と民間推進「生涯現役社会づくり」国民運動構想の会員増計画案。
③『生涯現役Summit準備生涯現役塾』活用起業・社会参画事業案具体的展開。
3. 『 ③ 生 涯 現 役 サ ミ ッ ト 』 準 備 ・ 運 営 案  
①企業・行政・マスコミ対策:30周年永続感謝の時代変革先取りサイト活用案。
②過去30年間生涯現役関連仲間から起業/就業/社会貢献面での活動家登場案。
③ 創設30周年記念『生涯現役社会プラットフォーム』Fund募集構想への準備案。
                                          以上各決定

◎ 6月24日開催「第354回:生涯現役塾2015第六弾」ご報告

日 時:  2015 年 6 月 24 日(水) 17:40~19:40 
会 場:  八 重 洲 口 会 館 会 議 室
       東京都中央区八重洲1-7-20  八重洲口会館 B2F
テーマ: 『  生  涯  現  役  社  会 を つ く る
                 主  権  者  は  あ な た で す !  』  
進行役: 内 山  優(JTR日本税制改革協議会 会長/生涯現役協 理事)
参加者: 東瀧講師、中上講師、内山 優(司会)、大河内哲雄、柿元信秀、
     糟谷繁子、柴田茂夫、島崎甲介、高橋育郎、知久信義、水上久忠、
     持田昇一、湯浅雅文、渡辺雅弘各氏計14名
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内 容:30年前、LVクラブ創設当初「生涯現役?いいわね。でもやりたい人が勝手にやれば・・・」が決まり文句だった。以後急速な少子高齢化社会に直面し、政府は今頃慌てふためき、やっと「生涯現役社会の実現をめざして・・・」と言い始める始末。だが、国民に本気で生涯現役社会実現の夢や希望を抱かせるなど為政者ではできない。官制の立場でなく国民主権者が、自ら考え行動する「生涯現役社会実現策」を我々が納得して構築しない限り、真面な「生涯現役社会」はとても望めない。創設30周年を契機に「生涯現役プラットフォーム」構築土台のベンチャー精神に立脚する全世代参加型共助システムで全国民運動化で、21世紀現社会にマッチした「生涯現役社会」の実現をイメージできる国民運動力で真の日本モデルを全世界に示す責任がある。 
  デ イ サ ー ビ ス 生 活 相 談 員 ネ ッ ト ワ ー ク の ご 紹 介

  ワ  ー  ク  シ  ョ  ッ  プ  詳  細  ご  説  明

  介護事業所に配置が義務付けられている生活相談員は、実務経験やコミュニケーション能力が求められる職種です。

  生活相談員として、何をすれば良いのかを2日間でしっかり学びます。

  介護保険制度の仕組みやコンプライアンスをしっかりと理解することで、生活相談員の業務のあり方が分かります。目先の業務にとらわれるだけではなく、全体としてどう考えたらよいかが分かると、やるべきことがおのずと見えてきます。

  また、相談員としての大事な資質に、「聞き取る力」があります。

  2日目にはコミュニケーションスキルを高めるための、ワークショップがあります。実践的に役に立つコミュニケーション技法を学べます。

  人と話すのが苦手という方には特にお勧めの内容です。コミュニケーションにはコツがあります。コツさえつかめば、相談業務の苦手意識が軽減されます。

◎ 1 日 目:  介 護 保 険 の 基 礎 知 識

 1. 介 護 保 険 入 門
  1. 介護保険制度
  2. 介護保険事業
  3. コンプライアンスとエビデンス

 2. 生 活 相 談 員 入 門
  1. 生活相談員とは
   2. 生活相談員の業務手順
  3. 実地指導と行政監査
  4. 管理業務および関連業務
  5. 記録の書き方

◎ 2 日 目:  生 活 相 談 員 の 資 質 の 向 上

 3. 日 本 の 社 会 保 障
  1. コンプライアンスについて
   2. 社会保障制度と介護保険制度の理解
  3. 地域包括ケアの推進

 4. 生 活 相 談 員 の 資 質 向 上
  1. 生活相談員の役割り
   2. 事業所内での位置づけ
   3. 生活相談員の実務
  4. 生活相談員の専門性

  信頼される生活相談員は、事業所のかなめ的存在になります。内外の調整役であり情報の交通整理をする役割が大きく、対外的には事業所の顔であり、対内的にはマネジメント機能が求められます。

  信頼される生活相談員が活躍する事業所は、ケアマネジャーや家族から信頼されて熱心なファンを増やします。地域の中でも存在が認められ、愛される事業所になります。

  社会福祉法第19条に明記されている社会福祉主事に求められる人間像は、「年齢二十年以上の者であつて、人格が高潔で、思慮が円熟し、社会福祉の増進に熱意があり」で、生活相談員にも同様の資質が求められていると考えられます。

◎ 熱 意 あ る 講 師 陣 に よ る 白 熱 講 義 で す !
  •  濱 洋子氏 NPO 法人福祉コミュニティ大田 代表
           ケアステーションらっこ 主任ケアマネジャー・管理者
   「デイサービス生活相談員業務必携」(日総研)の共著者のひとりで、大田区通所介護事業者連絡会の初代会長。同書のほかにも雑誌等での記事執筆、地域での講師活動など幅広く活動。

   ぱっと陽が射したような明るい笑顔で、たくさんの人を巻き込んで活動の輪を広げる中心的存在として多方面から信頼を集めている。

   なんでもやってみる、飛び込んでみる、超ポジティブマインドで数々の「新しいこと」に挑戦。それをやり遂げる根気強さと、人々を束ねる気遣いのこまやかさを持ち合わせる。
   生活相談員養成講座では、毎回講義を担当。

   •  橋谷 創氏 社会福祉士/精神保健福祉士/介護福祉士/社会保険労務士
           大田区通所介護事業者連絡会 外部委員
           医療法人社団涓泉会 山王リハビリステーション 人事部長
           トレインド・ディマティーニ・メソッド・ファシリテーター
     医療法人で人事・総務・行政対応等、総務人事全般を取り仕切るかたわら、介護系資格の講師として活躍。また、ディマティーニ・メソッドの導入により、介護現場のモチベーションアップを後方支援。マネジメント研究に日々取り組んでいる。

     生活相談員養成講座では、相談業務に役立つコミュニケーション技法のワークショップに定評あり。対面の苦手意識を克服し、利用者ニーズを的確に聞き取る技を伝授している。

     デイサービス生活相談員ネットワークのメルマガでは「三ツ星相談員」を連載。「相談業務で大切なコミュニケーションノウハウ」や「計画書作成の目標づくり」について、惜しむことなく伝授。本講座ではそのノウハウを、ワークショップ形式で実践的なアドバイスを交えてしっかり身につくように行ないます。

◎  使用テキスト「 生 活 相 談 員 超 入 門 」
  テキストは、本講座オリジナルの「生活相談員超入門」を使用します。本講座のカリキュラムにはないことも、生活相談員として知っておきたいことが載っています。

【テキスト概要ご説明】
   本テキストは、入門編→基本編→向上編にステップアップする内容になっています。

   入門編では、介護業界が全く初めての方でも、介護保険制度の流れや仕組みが分かるよう説明しています。

   基本編では、介護事業所における生活相談員の基本業務について説明しています。

   向上編では、信頼される生活相談員になるための資質の向上に焦点をあて、おもにコミュニケーションスキルを上げるコツやポイントが紹介されています。

◎  他 に は な い 本 当 に 必 要 な カ リ キ ュ ラ ム
•  介護の本質や福祉に携わる心得を理解する!
•  個別の業務だけではなく全体の流れを把握する!
•  意欲を含め、資質の向上を図る!
•  社会福祉法第19条に記載された人物像を目指す!

※  社会福祉法第19条第1項の、社会福祉主事についての記載中「年齢20年以上の者であって、人格が高潔で、、思慮が円熟し、社会福祉の増進に熱意があり・・」を理想としています。

生活相談員


 また、当セミナーは熱意のある講師がカリキュラムやテキストづくりから参加しています。知識と経験を惜しみなく提供し、受講者の利益になることを第一目的にしています。

 できるだけ多くの方にご受講いただき、生活相談員の地位向上と、介護業界のクオリティアップに貢献していただきたいと願っています。

 介護事業そのものが全く初めてという方のために、初日ガイダンスで講座中で出てくる用字用語等も予備知識としてお話いたします。介護経験が長い方には、初心者がどういうことにつまづくのかを理解し、新人研修の際に役に立つ内容です。

過去の受講者様のご感想
•  要点をとらえたとても良いお話でした。午後の時間もとても楽しかったです。コミュニケーションをどうとったらいいか分かりやすかった。(生活相談員候補/埼玉県)
•  改定による報酬ダウンで、事業所運営の厳しさを痛感。その中で生活相談員としての仕事の重要性が理解できました。(生活相談員/神奈川県)
•  未経験スタッフに対する指導のコツやポイント等の講習があると有難いです。介護保険について、まったく知識がなかったため、就活するのをためらっていましたが、業務について今やっている仕事と似ているところがあって、やってみようかなという気持ちになりました。今回の講座に参加して、色々な情報も得ることができました。参加して良かったです。(生活相談員候補/千葉県)
•  コミュニケーション力はあるほうと思っていましたが、もっと上手にならないといけないと感じました。(生活相談員/山口県)
•  今後は会社の社員にもこのような研修ができるよう、検討していきたいです。(施設開発・運営担当/東京都)
•  参加できて本当に良かったです。分からなくてモヤモヤしていたのが、胸がすっきりしました。(その他/東京都)
•  コミュニケーションの大切さを知りました。教えていただいたことを社員のみんなにも伝えたいと思いました。生活相談員の位置づけを知り、自分が果たしてできるのかと不安が募りましたが、知識の足りないところも分かりましたのでもっと情報収集をしていこうと思います。(生活相談員/新潟県)
•  生活相談員の役割についてわかりやすく説明をしていただき、ワークショップで技術的なこともできて、とても充実しました。(介護職員/静岡県)
•  2日間とても有意義に過ごさせていただき有難うございました。デイサービスが厳しくなることが現実的に理解できたので、今後いろいろと考えていきたいと思います。(介護職員/東京都)
•  介護職未経験で、私のような者が参加してよいか迷っていましたが、思い切って参加してよかったです。大卒の3科目主事を有するからと知人に勧められて受講しました。既に活躍しておられる介護職の皆さんの生の声をお聞きでき、参考になりました。(無職 60代男性/千葉県)
•  たった2日間で何が学べるのかと疑問でしたが、生活相談員としてやってみようと思えるようになりました。どういう方向に進めば良いか分かったので、細かいことは日々学びながらやる自信がつきました。「位置づけを知る」ということがとても大事だという事が分かりました。(介護職員・生活相談員候補/福島県)

  人 間 力 が 活 か せ る 職 種 ~ 生 活 相 談 員
•  健康な限りは働きたい!生涯現役が目標!
•  社会貢献もしたいが、収入も確保したい
•  身につけたパソコンスキルを生かしたい

そんな方にぴったりな仕事・・介護事業所の生活相談員

  生 活 相 談 員 と は ・・・・・
  介護施設で、利用者の受け入れに際しての契約や手続きなど、窓口的な業務がおもな仕事です。

  社会福祉士などの介護関連資格など、法令や通知で定められた資格要件がありますが、大学等で約30課目中、指定の3科目を履修していると、介護関連の資格や介護職歴を問わずに資格要件を満たしている可能性があります。

◎  求 め ら れ る 資 質 は ・・・・
•  コミュニケーション能力
•  感情に流されない冷静な判断
•  新しいことに取り組む意欲
•  パソコンや実務経験

◎  交 通 至 便 で 、 落 ち 着 い た 学 び や す い 環 境

  会場は、JR東京駅八重洲口北口改札から徒歩3分の立地です。八重洲地下街直結の八重洲口会館地下会議室です。JR八重洲口北口改札は地所にありますが、大丸地下食品街へのエスカレーターで地下街に降りると便利です。

  地上からそのままお越しの場合は、JR八重洲口北口改札からはほぼ真正面のビルです。1階は、SMBC日興証券です。ビルの屋上には昭和天ぷら粉の看板が目立ちます。

  八重洲口会館の地下2階の会議室は、地下街の喧騒とは遮断された静かな環境です。座り心地のよい椅子とテーブルで、3人掛けのところ2人掛けで定員を設定しています。

  ウォーターサーバーもあります。自由にご利用いただけます。昼食は各自ご用意いただきますが、室内で飲食可能です。会議室を出てすぐ大丸地下食品街ですので、休憩時間内に買い物に出ても十分間に合います。食堂やカフェも多数あります。

  朝早くお着きの場合は、近隣にモーニング営業しているカフェもありますので、ゆっくりくつろいでお待ちください。

◎  お 申 込 み に つ い て
  受講お申込みフォームに必要事項をご記入の上送信してください。
  お申込み後1週間以内くらいに、受講料30,000円を下記口座にお振込みをお願いいたします。(恐れ入りますが振込み手数料はご負担ください)
  ご入金確認後に、受講票と詳しいご案内をお送りいたします。

受講お申込みフォーム=http://soudan-in.net/index.php?form20150718-soudan-in_seminar

三菱東京UFJ 春日町支店 普通 0466453 カ)スリービーンズ
または
ゆうちょ銀行 〇一八(ゼロイチハチ) 普通 5084517 カ)スリービーンズ
• キ ャ ン セ ル について ご入金後のキャンセルは、開講1週間より前は全額返金いたします。(その際の振込み手数料はご負担ください)
キャンセル料
セミナー開催の8日前まで 無 料
セミナー開催の4~7日前  30%
セミナー開催の前日~3日前 50%
セミナー開催日当日    100%
または、次回開催講座に振り替えるというご相談も承ります。9月は19-20日に同じ会場で同様講座を開催予定です。
•  事 務 局 
その他何かご不明点等ございましたら、お気軽にお問合せください。
事務局:株式会社スリービーンズ   TEL 03(3868)3832
〒112-0002 東京都文京区小石川2-1-2 11山京ビル803

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  介  護  事  業  所  の  生  活  相  談  員  速  習  講  座

    信 頼 さ れ る 生 活 相 談 員 に な る た め の 2 日 間

  平成27年度の介護保険法改正で、さらなる職員の資質向上と職場環境整備推進の必要が指摘されています。そして、職員の自発的研修参加を事業者は積極的に支援することが求められています。

  2 0 1 5 年 7 月 1 8 - 1 9 日(土・日) 八 重 洲 会 場 

  本講座は、生活相談員として基本業務ができるようになることを目的とした、2日間の速習講座です。介護サービスとは何か、老化とはどういう現象かなど、高齢者との接し方についても知り、介護経験が無い方でも初めての職種で戸惑わないように心構えを学びます。(資格取得講座ではありません)

  また、生活相談員だけではなく、管理者や経営者の方にもお勧めです。介護保険制度の法的位置づけや、介護事業所の役割りなど、基本から改めて見つめ直すことで、事業所運営のツボや、職員が定着するマネジメントのポイントを再確認できます。
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  このような方にオススメします
•  自信を持って相談業務に当たれるように、やるべきことの再確認をしたい。
•  介護未経験だが、社会福祉主事任用資格を有していることを知り就労。基本的なことだけでも短時間で学びたい。
•  生活相談員や介護職員のマネジメントに苦労している。管理者として指導できるようになりたい。
•  現場では孤軍奮闘。気軽に相談できる生活相談員仲間が欲しい。
•  27年度法改正で事業所の方向が見えない。何かヒントはないだろうか。
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 そして、事業所の魅力度アップと、地域に愛されファンを増やすための、介護事業の本質理解がメインテーマになります。

 2日間の講座で、講師や受講者同士のネットワークもでき、困った時の相談相手が見つかるのもメリットです。

 東京駅八重洲地下街直結の会場です。また、長時間の座学でも疲れない、落ち着いた環境です。
 

• 日 時 2 0 1 5 年 7 月 1 8 - 1 9 日(土/日) 1 0:0 0 ~1 8:0 0 (受付 9:45)
※ 1 2:3 0 ~ 1 3:3 0 は昼休憩
• 会 場 八 重 洲 口 会 館  地 下 会 議 室
         東 京 都 中 央 区 八 重 洲  1 - 7 - 2 0
        東京駅八重洲地下街直結 JR八重洲北口改札から徒歩3分
         地下鉄銀座線・東西線「日本橋」駅 B3 出口から徒歩5分
•講 師 
         NPO 法人福祉コミュニティ大田 代表   濱  洋子氏
          社会福祉士/精神保健福祉士/介護福祉士/社会保険労務士  橋谷 創氏
• 受講料  3 0 , 0 0 0 円 (税込)
   受講申し込み後1週間以内にお振込みをお願いいたします。キャンセルの場合は開講の1週間前までは全額ご返金いたします。(振込み手数料はご負担いただきます)
  ご入金確認後に、受講票と詳しいご案内をお送りいたします。

受講お申込みフォーム
  http://soudan-in.net/index.php?form20150718-soudan-in_seminar
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  27年度介護報酬改定で、生活相談員の専従要件が緩和されました。

  地域連携の拠点としての機能を展開できるよう、サービス担当者会議や地域ケア会議への出席が可能になりました。

  コミュニケーションに苦手意識を持っていませんか?

  コミュニケーション能力は、スキル(技術)であってキャラ(性格)だけではありません。コツやポイントを学べば、誰でも上手な相談業務ができるようになります。

  生活相談員速習講座では、2日目にコミュニケーションワークショップがあります。コツを学んで日々の業務の中でトレーニングを重ねると、確実にスキルアップが望めます。
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◎  生  活  相  談  員  速  習  講  座  < 2 日 間 ・ 八 重 洲 >

◎  2  0  1  5  年  7  月  1  8  -  1  9  日 ( 土 日 )

  本講座は介護職経験が無い方でも、生活相談員として基本業務ができるようになることを目標とした2日間の速習講座です。介護保険制度の流れや、介護業界の位置づけなど、基本から学べます。

   生活相談員としてご活躍の方にも、やるべきことを再確認する良い機会です。また、情報交換・交流の場としてもお役に立ちます。ご参加お待ちしています。 

日 時: 2 0 1 5 年 7 月 1 8 - 1 9 日 ( 土 / 日 )
        1 0 : 0 0 ~ 1 8 : 0 0

会 場: 八 重 洲 口 会 館  地 下 会 議 室  JR東京駅八重洲地下街直結

定 員: 1 6 名 

参加費: 3 0 , 0 0 0 円(税込) 事前振込みをお願いします

講 師:  「デイサービス生活相談員業務必携」著者 濱 洋子氏
     本サイトの連載★三ツ星相談員 著・講師 橋谷 創氏

お も な 内 容:
**  介 護 保 険 制 度 の 基 本
**  介 護 事 業 所 と 生 活 相 談 員 の 位 置 づ け や 役 割
**  的 確 に 聞 き 取 る コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の コ ツ 
**  コ ン プ ラ イ ア ン ス と エ ビ デ ン ス の 考 え 方
**  実 務 の ポ イ ン ト 
 ( 記 録 の 書 き 方 、 連 絡 調 整 、そ の 他 の 管 理 業 務 )

テキスト 生 活 相 談 員 超 入 門

※ 資格取得の講座ではございません。生活相談員の資格を有しない方でも受講可能です。
※ 生活相談員、生活相談員候補、管理者、人事・研修担当など、生活相談員以外の方のご受講も大歓迎です。


 「 イ ン タ ー ン シ ッ プ 」 の 現 状 と 課 題 【後編3】
 “ 目 的 ” を 明 確 に 謳 っ た イ ン タ ー ン シ ッ プ の 実 例 紹 介

事 例 2: 就 業 体 験 を 、 採 用 に 直 結 さ せ る
  ITソリューションを手掛けるB社では、採用に直結するインターンシップを実施している。アプローチとしては、まずIT業界他社との合同イベントで、参加学生を募集。1~2月に10~30日間、10人を上限に受け入れる。現場での就業体験を通じた働くことの実践的な学びの下、自社とのマッチング、母集団形成を図り、採用に結び付けていきたいと考えている

◆ 実践的な学びから自社とのマッチング、母集団形成を図り、採用へと結び付けるB社では、採用母集団形成や学生への早期の情報提供、自社の認知度のアップとして、就業体験を伴うインターンシップが大きな役割を果たすと考えている。「目的意識の強い学生を集めて、自社で就業体験をしてもらう」→「口コミで、その内容や同社に対する評価が拡散する」→「インターンシップ参加者や話を聞いて関心を持った学生が、以降の会社説明会、実際の採用選考に参加する」という採用に直結した流れを期待するものだ。

  「当社では1990年代からインターンシップを実施してきましたが、近年、インターンシップへの参加が一般化し、学生の目が肥えてきました。と同時に、他社でも当社と類似したインターンシップを企画するケースが増えてきました。また、大学側からも、以前にも増してインターンシップへの受け入れ依頼が寄せられるようになってきました。

  このような状況下、手法も内容も前年と同じレベルにとどまっていては、数多いインターンシップの中で埋没してしまい、十分な認知度向上、集客・母集団形成に結び付かないという危機感が強くなってきたのです。そこで、他社との差別化を図るためにも、新たに採用に直結するインターンシップの実施を考えたというわけです」(人事部責任者)

  B社のインターンシップの特徴は、募集段階で「採用直結型マッチング選考」と明確に謳っていること。まずは、IT業界他社との合同イベントを開催するわけだが、ここで学生は参加希望企業をドラフト形式で指名し、受け入れ企業を決定する。一人一社で、希望者多数の場合は抽選により振り分けていく。以降、インターンシップ自体は各社で個別に実施していくことになる。イベント開催は1月中旬で、インターンシップは1月下旬~春休みの期間中に行われる。

  B社では2014年に10人、2015年は15人を受け入れた。参加者の決定に当たり、選考試験などは行っていないが、「意欲・熱意があること」を前提に、オリエンテーションやマナー研修などへの参加を義務付けた上で、インターンシップに参加してもらっている。2015年の実施期間は30日間、実習時間は10時~17時(本人の希望で19時まで延長は可)。手当として、交通費・食事補助費用として、1日1000円を支給している。基本的に、各部署でどのような業務を体験させるかは現場の判断に任せている。開発やプログラミングだけでなく、営業担当であれば、外回りに同行させることもある。

■ インターンシップによる実務体験(例)
•社内会議への出席、議事録の作成
•新規サービス開始に向けた準備作業(企画書作成補助、ディスカッションペーパー作成、顧客訪問同行)
•業務体験(チーム開発、品質管理、ソリューション提案、ビジネス企画、顧客折衝、Webによる事例調査、アプリケーション開発作業、アプリケーション受け入れテスト実施)
•企業のビジネスモデル分析(リアルビジネスを図式化)
•自分のビジネスアイデアの記述(アイデア出しと図式化)
•共同研究結果の知的財産化 など
  「現場には仕事体験だけでなく、学生が働くとはどういうことか、“腹落ち”するようにしてほしい、と要望しました。ですから、テキストを渡してこれを読んでおいて、というようなことはNGです。また、課題に取り組ませて後で評価する形のワークもありますが、インターンシップで行うことは、一人前のビジネスパーソンとしての完全な実務とイコールというわけではないので、それだけを続けることのないよう、お願いしています。とはいえ、細かな仕事の進め方を人事で管理することはしません。取り組んだ内容は、最終日の成果発表で共有するため、特に問題はないと考えています」(人事部責任者)

◆ 採用との連動の仕方:現場評価→役員面接→内定出し
  インターンシップ参加者の内定出しには、第一に受け入れ先の現場による評価を重視している。その際のベースとなるのは、終了後に現場で記入する「参加者評定票」である。実習最終日の成果発表後、現場の担当者が記入した「参加者評定票」を参加者に配布し、結果のフィードバックと共に、参加者全員に対して最終選考である役員面接に進むかどうかの意向の確認を行う。その際、評価に関しては、人事部は一切関与せず、あくまで現場の判断をそのまま反映する。ちなみに「参加者評定表」のチェック項目は、経済産業省の「社会人基礎力」(前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力)を参考に作成している。

  役員面接は、対象者の“人となり”を経営幹部の視点で最終確認する。ここで大きな問題がなければ、内定となる。能力・資質的な面は現場で見て、自社の理念や業務内容に理解・共感しているかどうかを役員がチェックする、というイメージだ。基本的に、ここまでを2月中には終了する。他社の採用活動と比べると、日程的に早い段階での内定出しのため、参加者が引き続き他業界を研究したり、他社を受験したりするケースは当然、想定している。現実的に辞退者が出ることを織り込みつつ、まずは一定数の内定者を確保することを優先している。
*               *
  経団連加盟企業は「指針」に基づいて、インターンシップに期待されている効果を最大限に引き出すことを行えばいい。一方、非加盟企業では、自社がいいと思うインターンシップを、明確に大学・学生に示し、参加を募ればいいと思う。どのような形のインターンシップであれ、学生が社会と接する「場」として、多くの学びを得ることができるからだ。
  
  と、本稿を書いている最中、ERPパッケージソフト開発で知られるワークスアプリケーションズが20日間の「問題解決能力発掘インターンシップ」を実施し、優秀者に対しては一定期間有効とする「入社パス」を付与したことを、改めて思い出した。2002年の開始以来、応募者は20万人に上り、今や年間応募者が4万人に達する日本最大級のインターンシップとなっている。この事実を、もっと意識してもいいのではないか。

解説:福田敦之(HRMプランナー/株式会社アール・ティー・エフ代表取締役)
  「インターンシップ」の現状と課題 【後編2】

 “ 目 的 ” を 明 確 に 謳 っ た イ ン タ ー ン シ ッ プ の 実 例 紹 介

 事 例 1: 企 業 理 解 を 促 進 し 、 母 集 団 を 形 成 す る

  大手メーカーA社では、異業種の企業と協力し、学生の視野を広げようと合同セミナーを実施。セミナーを通じてコラボレーション型の合同インターンシップを行い、企業理解を促進している。合わせて、技術系にターゲットを絞ったインターンシップを実施し、自社への興味・関心、理解を深めてもらうことにより、母集団形成を図っている。

◆ 学生に「働く意味を考えるきっかけを与える」「就職活動の視野を広げる」ために、合同インターンシップを実施
  A社では、各業界を代表する企業の採用担当者同士が業種・会社の枠を超えて連携し、「学生に働く意味を考えるきっかけを与えたい」「就職活動の視野を広げさせたい」との想いの下、さまざまな活動を展開している異業種の企業と、合同でのインターンシップを実施している。

  「採用活動において、企業は自社に都合のよい話ばかりをする一方、学生も目先のイメージだけで就職してしまいます。その結果、3年で3割が辞めるという早期離職につながっています。採用ミスマッチをなくすためには、学生と企業が近い距離で本音を語り合う場が必要だと考えました。そこで考えたのが、直接競合とならない、異業種企業との合同インターンシップです」(採用担当者)

  「本音を語ること」を主軸に、企業の採用担当者としてではなく、社会人の先輩として学生と接することは、学生が自分に合った企業を選ぶための手助けとなる。それと同時に、合同インターンシップであれば、自社としても従来とは違った採用母集団を形成できるメリットがある。プログラムは月曜日から金曜日までの5日間コース。内容も時代の変化や社会情勢、経済情勢に合わせて随時アップデートしている。参加人数は50人程度(3社合同のため、1社10~20人を想定)。

  こうした取り組みは学生の社会理解、企業理解に大きく役立つと、大学側も3年生だけでなく、1~2年生など低学年の学生にも参加を促している。さらに、異業種を巻き込んだ活動に自社の若手採用担当者を参加させることによって、他社の事例をダイレクトに学ぶことができ、一人の社会人としての成長にもつながっているという。

■ 合同インターンシップ:プログラム内容(例)
(1) 1 日 目:
  社会と自分の確認メンバーとの顔合わせの後、「社会にはどんな働く場があるのか」をグループワーク形式で学ぶ。また、合同インターンシップ期間を通じて学びを実感できるよう、採用担当者が自己分析セッションを行う。自分のこれまでの歴史を振り返り、将来を描くことで、価値観や想いを確認する。最後に、5日間を通じてグループごとに取り組む課題を発表する。
(2) 2 ~ 4 日 目:
  業界・仕事理解2~4日目までの3日間は、1日ずつ各企業のオフィスを訪問して、業務体験を行う。訪問先では、会社説明の後、オフィス見学、案件体験、先輩社員との座談会などを経験する。
(3) 5 日 目:
  将来への決意表明ここまでの4日間で得た学びをフル活用し、初日に発表した課題に対するアウトプットを発表、審査員からフィードバックをもらう。その後、将来「どうありたい」ために、これから「何」をしていくのかを、苦楽を共にした仲間の前で決意表明を行う。

◆ 母集団形成の難しい技術系学生に対し、インターンシップで自社への興味・関心を持ってもらい、本選考へのエントリーにつなげていく
  近年、技術系学生の採用はどの業界でも厳しくなっている。それはA社でも同様だ。そこで、技術系学生に的を絞ったインターンシップを実施し、自社の仕事内容に興味・関心を持ってもらおうと考えた。本選考へのエントリーにつなげていきたいという思いもあるが、インターンシップと本選考の間には直接的な関連性は持たせていない。ただ結果として、インターンシップへの参加をきっかけに、A社への興味・関心を持った技術系学生が内定を得る、というケースも数件出ている。

  技術系インターンシップは7日間の日程で、初日と最終日は採用グループが用意するプログラム、2~6日までの5日間はコース別に分かれ、実際に各職場で業務体験を行う。業務体験には労働の側面もあるので、1日当たり6000円の日当(食事代、交通費込み)を支給している。参加者は10人程度で、年間3回実施している。

  「学生に、どうしてインターンシップに参加したかを聞いてみたところ、何人かの学生から『先輩にモノ作りの一連の流れが分かって面白いと勧められた』という回答が聞かれました。母集団形成が難しい技術系職種において、こうした口 コミで評判が広がっていくのは望外のことであり、本当に嬉しいことです」(採用担当者)

  初日に自己分析を行い、インターンシップで学びたいことを整理した後は、実際の職場に配置されて業務体験を行う。その内容は実際の業務にかなり近いもので、参加者にも非常に好評である。結果的に採用する・しないにかかわらず、このような現場での経験は、多くの学生の成長に寄与する。A社では、技術系のインターンシップによる仕事体験が、学生の成長の場につながっていくことを強く実感し、これからも継続していく考えだ。

■ 技術系インターンシップ:プログラム内容(例)
(1) 1 日 目:
  キックオフA社の理念や事業内容、戦略についての説明を行った後、仕事の疑似体験ができるグループワークを行い、仕事への理解を深める。さらに自己分析では、過去の経験を振り返り、自分の価値観やモノ作りに対する考えを整理し、参加者同士で共有する。最後に、5日間の仕事体験でどんな仕事・課題にチャレンジするかを発表する。
(2) 2 ~ 6 日 目:
  仕事体験2~6日までの5日間は、事業別に分かれて仕事体験を行う。まず開発・生産業務の説明を受けた後、工場見学を行い、材料が製品(商品)となる一連の流れをその目で確かめる。その後、各部署に分かれて仕事体験を行う。各部署では「課題」も設定されており、最終日の発表に向けて、先輩社員とコミュニケーションを取りながら、チャレンジしていく。
(3) 7 日 目:
   レビュー参加者全員で集まり、それぞれの事業・部署でやってきたことを共有する。最終発表会では、役員を含む技術系社員の前で、課題チャレンジの成果を発表する。振り返りの自己分析では、5日間苦楽を共にしたからこそ言える客観的な意見を仲間からもらい、自分の強みや弱み、価値観に対する理解を深める。   つづく
  6/16・6/17付当BLOGでご紹介の前編に引続きご紹介する後編も、私たち日本生涯現役推進協議会が計画する『生涯現役プロデューサー』登録制度のインターンシップ訓練を研鑽するために欠かせない重要な研究課題である。
  「日本の人事部」サイトがご紹介する下記「インターンシップ」の現状・課題を特と探求し、これからの人生ライフワークを深める実践研究テーマとして関心を強めておきたい。
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「インターンシップ」の現状と課題 【後編1】
 
  “ 目 的 ” を 明 確 に 謳 っ た イ ン タ ー ン シ ッ プ の 実 例 紹 介

  『前編』では、企業と大学におけるインターンシップの現状と課題について見てきた。ポイントはインターンシップを実施する目的を曖昧にせず、明確に謳うことが、企業・学生双方にとってメリットとなる、ということである。『後編』は、「企業理解(母集団形成)」「採用直結」という目的を明確にした、インターンシップの事例を紹介していく。

  イ ン タ ー ン シ ッ プ 導 入 に 当 た っ て 考 え る べ き こ と
◆ インターンシップを実施する「目的」を明確に伝える

  日本経団連の「採用選考に関する指針」により、2016年新卒者の採用活動スケジュールが後ろ倒しとなった(採用広報開始が3年生の12月から3月、採用選考開始が4年生4月から8月へと変更)。しかし、日本経団連に加盟していない外資系企業やベンチャーなどの新興企業はこの制約を受けず、例年通りのスケジュールで採用活動を行っている。

  一方、日本経団連に加盟する多くの大手企業(関連グループ企業)は「指針」に従って、建前上は2015年8月までは正式な選考を行わないと思われる。そのため、日本経団連非加盟企業が早期に内定を出しても、学生側が受諾しない、あるいは受諾してもその後内定を辞退するなど、8月以降、大きな影響が出ることは容易に予想がつく。

  学生側からすると、結果的に就職活動が長期化することになってしまうわけであり、学生が学業に専念できるために「指針」が設けられた背景・経緯を考えると、皮肉なことである。

  「指針」の手引では、インターンシップを「産学連携による人材育成の観点から、学生の就業体験の機会を提供するものであり、社会貢献活動の一環として位置づけられるもの」と定めている。ところが、今起こっている採用活動の実態を見ると、程度の差はあるものの、実質的には「採用連動」という側面を否定できないのである。

  例えば、調査対象の中に日本経団連加盟企業が多いディスコの「新卒採用に関する企業調査」を見ると、そのことがよく分かる。インターンシップの実施目的(2015年度)を聞かれて、「早期に採用するため」と回答した企業は32.8%。“採用直結型”のインターンシップを実施している企業が、3社に1社に上っているのだ。こうした企業では、インターンシップで高い評価を得た学生にアルバイトでの継続的な勤務を勧め、その後の選考参加を打診したり、一定の選考プロセスを免除したりする、といったケースが想定される。

  また、インターンシップから実際の選考を経て、内定を提示するまでには長い期間がある。そこで、この期間に選考とは関係のないフォローアップイベントを実施し、最終的に選考への参加を促すといったケースも少なくないのだ。このような実態がある中で、「選考とは関係ない」と断言できる企業はどれだけ存在するのだろうか……。

  自由経済社会であるから、最終的にどの程度インターンシップと採用活動を関連付けるかは、各企業の判断に委ねるしかない。ただ、学生に対して曖昧な案内をすることは、混乱を生じさせるだけでなく、本来のインターンシップの目的を失いかねない。どのような形で実施するにしても、自社がどういった目的でインターンシップを行うのか、この点を明確に(正直に)謳うことが求められるように思う。次からは、目的を明確に謳ってインターンシップを実施している、企業のケースを紹介していく。  つづく
  昨6/22日付朝日新聞デジタルが「7分間の奇跡」として紹介の You Tube 動画が、世界中で日本注目の再生アクセス数に、全くビックリ仰天だという。何といっても行政視線的な東京都庁サイトが、よもや海外でも評判を呼び「5月だけで212万回の奇跡」にもなったとは、お釈迦様でも読めなかったという次第だ。
  URL=https://www.youtube.com/watch?v=kt92-ZDm-HM/「東京都チャンネル」採用のYou Tube動画は、昨秋日本に招かれた外国人記者のひとり、チャーリー・ジェームス氏(30)撮影投稿だと紹介されているが、YOU TUBEに 掲載された当初にも、各局テレビで放映され見過ごされていたように思う。
  日本人の奇跡的頭脳・技術など世界的に役立つことならドシドシ海外に紹介して真似て貰うが良いのではないか。その意味で日本再訪問を希望しているジェームス氏には、ぜひわれわれ『生涯現役社会づくり』プラットフォーム構想なども興味あるビジュアル像を見て貰う工夫をしておきたいものである。
  それには何よりも合理的に修練されたチームワークのスピード感が絶対に必要だ。顧客に新幹線旅行を充分満足して貰える心をこめた日本人の誇り『お・も・て・な・し』精神が、私たち『生涯現役社会づくり』のプロデューサー精神にも欠かせない必携の志だと感じる。
【下記参考URL=http://www.asahi.com/articles/ASH6D7JN7H6DUTIL06G.html?ref=nmail
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【朝日新聞デジタル/2015年6月22日05時02分】

  世  界  が  注  目 「 7 分 間 の 奇 跡 」 動 画
        東  京  都  の  招  い  た  米  記  者  発  信

 東京都の動画広報サイト「東京都チャンネル」に投稿された1本の動画が、5月だけで異例の212万回の再生を記録した。米国の映像ジャーナリスト製作の「日本が誇る新幹線の清掃作業」。五輪に向けて海外に情報発信しようと都が昨秋、初めて招いた外国人記者の一人で、世界中で再生されている。

 タイトルは「7-Minute Miracle(7分間の奇跡)」(http://youtu.be/kt92-ZDm-HM別ウインドウで開きます)。JR東京駅に到着した東北新幹線の車内清掃がテーマだ。

 てきぱきと床を掃き、テーブルを拭く作業員たちの鮮やかで丁寧な7分間の作業を撮影。早送りで約2分間の動画に編集した。「終わると、一列になってお辞儀」「日本人の誇りと勤勉さを体現」など英語の字幕で称賛している。21日現在、260万回以上再生された。

 ニューヨークを拠点にニュース映像を手掛けるチャーリー・ジェームズさん(30)が製作した。昨年10月、五輪へ向けた海外発信を意識した都が海外記者6人を日本に招いたプログラムに参加し、6週間滞在。新幹線車内の清潔さに感銘を受け、息の合った清掃作業の様子を発信しようと思いついたという。

 ジェームズさんは「映像として面白く、個人旅行では詳しく知ることができない舞台裏を取り上げたかった。でも、まさかここまでたくさん再生されるとは」と話す。

 都は今年1月に動画を公開。当初は注目されなかったが、5月20日ごろにインドの新聞社がインターネット版で動画を取り上げたのを機に、再生回数が爆発的に伸びた。5月だけでインドで58万回に上り、日本や米国、イタリアなど5カ国・地域でも10万回を超え、世界中で計約212万回に上った。

 「YouTube」上の東京都チャンネルの再生回数はこれまで最高でも月6万6千回。異例の注目度に、都の担当者は「再生回数が一気に2桁も跳ね上がった。正直、驚いている」。ジェームズさんは「多くの外国人記者に私のような経験をしてほしい。次は2020年の五輪・パラリンピックの取材でまた日本に行きたい」と話す。(松沢憲司)
高橋様

いつも社会の為に有難う御座います。

立派な音頭をご用意頂き誠に有難う御座いました。
生涯現役は社会運動。国が出来ない現実的な社会運動を全うする為には圧倒的な人の数と共感が不可欠と思料します。
その先頭に立ち人を巻き込み音頭取りを務めるのが我らの使命。
ならば‼︎
頂きました音頭で常に明るく常に前向き社会変革を成し遂げましょう。

「今やらねばいつ出来る‼︎我らがやらねば誰がやる‼︎」

日本生涯現役推進協議会
プラットホーマー 新川政信 拝

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2015/06/21 10:50、takahasiikuo のメッセージ:
東瀧様 水上様 江島様 中上様 新川様

  30周年おめでとうございます。  高橋育郎

 このたび 30周年のお祝いで 音頭を作らせていただきました。
 改めてご披露申し上げます。お祝いの気持ちを込めました。

 なお、23年ほど前に作った 音頭を添付させていただきました。
 「今じゃ80長生時代」とうたいましたが、その私も今じゃ80になって感無量です。
 そこで 100歳時代と替えたいと思います。
 おかげさまで、歌の方は繁盛しています。
  これからも どうぞお元気でご活躍ください。

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【 生 涯 現 役 3 0 周 年 音 頭 】
  
  活動継続参拾周年記念「生涯現役社会推進のために」

    生  涯  現  役  三  十  年  音  頭 

                            高橋 育郎 作 詩

 一、  ヤ ー レ  そ れ 来 た  三 十 年
     め で た  め で た の   松 竹 梅
     み ん な 挙 っ て     祝 お う よ
     と こ ろ で 三 十     ま だ 歳 や 若 い
     道 は こ の 先    続 い て い る よ (そりゃ) 
     新 風 吹 き こ み    踏 み 出 そ う

 ニ、  ヤ ー レ  双 葉 の  若 い 木 が
     三 十 年 の       年 輪 を
     刻 ん で 今 や     大 木 に
     枝 葉 を 広 げ     世 の 中 照 ら す
     生 涯 現 役     生 き 行 く 力 (そりゃ)
     国 の 宝 だ     あ り が た や

 三、  ヤ ー レ   苦 節 の   三 十 年
     花 も 嵐 も     踏 み 越 え て
     歩 み も た し か     開 く 道
     老 若 男 女 が     こ こ ぞ と 集 い
     元 気 溌 剌  笑 顔 の 花 が( そりゃ)
     咲 い て 幸 せ    広 が る よ

                   ( 平成二十六年十月十七日 予定 )

【 生  涯  現  役  音  頭 】

     生    涯    現    役    音    頭

                         高 橋 育 郎 作 詞
                         高 橋 丈 也 作 曲
                         勝  一 雄 編 曲(キーボード)
     人 生 五 十 は   む か し の こ と よ
     い ま じ ゃ 百 歳    長 生 き 時 代 
     伸 び た 生 命 は    め で た い が(ソレ)
     伸 び た 蕎 麦 で は  ま ず く て 食 え ぬ
     背 筋 ピ ン と し て    腰 を 入 れ
     夢 を ひ ろ げ て    生 き て ゆ こ う
     ソ レ  シ ャ シ ャ ン と  シ ャ シ ャ ン と 
     シ ャ シ ャ ン と な

     余 生 隠 居 は      む か し の こ と よ
     い ま じ ゃ 生 涯    現 役 時 代
     人 生 い つ で も    青 春 だ(ソレ)
     健 康 第 一        心 が 二 番
     経 済 家 庭 に      交 流 と
     も う 一 つ 大 事 な    好 奇 心
     ソ レ  シ ャ シ ャ ン と  シ ャ シ ャ ン と 
     シ ャ シ ャ ン と な

     道 は そ れ ぞ れ    ち が っ て い て も
     集 う 仲 間 が      肩 組 み な が ら
     生 き が い づ く り を   語 り 合 う(ソレ)
     歩 い て ゆ こ う よ    両 手 を 振 っ て
     実 践 す る 道      光 る 道
     し あ わ せ 築 こ う  花 咲 か そ う
     ソ レ   シ ャ シ ャ ン と  シ ャ シ ャ ン と
     シ ャ シ ャ ン と な
       
                       ( 平成五年四月  発表 ) 
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シーズ・市民活動を支える制度をつくる会 メルマガ  ■ 2015-06-19 ■ No.234 ■
~NPOWEBはシーズが運営する市民活動を支えるニュース&情報サイトです~ 
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日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会
      東   瀧     邦   次   様

シーズでは今年度、立正佼成会一食平和基金/公益財団法人日本財団のご助成をいただき、認定NPO法人制度・寄付税制の活用促進に向けた事業を実施中です。
お忙しい中、ヒアリングにご協力頂いている団体様、誠にありがとうございます。
「遺贈・相続財産寄付」や「みなし寄付金」などの活用事例を集めています。
皆様の団体自身、またはお近く・お知り合いの団体で制度・税制をうまく活かしている団体がありましたら、ぜひ教えてください!
下記フォームからの情報提供よろしくお願いいたします。
⇒ http://bit.ly/1cZQXcG
※情報提供いただいた事例や並行して行っているヒアリング調査などの成果は、
パンフレットやウェブ、チラシ(フリー素材としてご提供)などの形で共有して
いく計画です。これら成果物へのご意見・ご要望もお待ちしております。
━ 目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】【6月30日】「仮認定から認定への切替準備」参加者募集中!
【2】【7月10日】「認定申請入門セミナー」&「NPO法人の消費税」開催!
【3】【助成金情報】NPO助成金情報 7月末申込締切分までご紹介
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【1】【6月30日】「仮認定から認定への切替準備」参加者募集中!
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仮認定の有効期限は3年間です。認定に切替える際には、過去2年の「実績判定期間」
において認定基準を満たす必要があります。特に、仮認定では必要とされなかった
PST(パブリックサポートテスト)を満たす必要があり、注意が必要。
仮認定から認定への切替準備について、気を付けるポイントを説明します。
認定取得対策セミナー=======================
仮認定から認定にスムーズに切替えよう・・・仮認定から認定への切替準備
=================================
◇開催日時:2015年6月30日(火)19:00~20:30
※18時45分より開場いたします。
◇会 場:東京ボランティア・市民活動センター会議室B
(新宿区神楽河岸1-1セントラルプラザ10階/飯田橋駅直結)
http://www.tvac.or.jp/page/tvac_access
◇参加費:無料
◇定員:20名(要事前予約)
◇対 象:仮認定NPO法人
◇講 師:
シーズ常務理事・コンサルタント 関口宏聡
シーズ理事・コンサルタント 池本桂子
◇内容:
第1部 「仮認定」と「認定」の違い
・PST(パブリックサポートテスト)準備は計画的に
・注意!PSTの「寄付」にならない寄付・会費とは
・所轄庁の「実地調査」で見られるポイント
第2部 今すぐ確認!切替えの日程表
・仮認定「3年間」の有効な使い方
・仮認定が取れていても油断禁物な法人運営
・間違いやすい特定資産の積み立て
・審査には時間がかかるので、余裕をもった段取りを
☆こんな方にオススメです
・仮認定から認定に切替えが必要なNPO法人
・仮認定の期限が来年、再来年のNPO法人
・仮認定を最近取得できたNPO法人
◇お申し込み方法:
お申し込みはこちらのフォームから⇒ http://bit.ly/1IOhasL
◇主催・お問合せ先
シーズ・市民活動を支える制度をつくる会(担当:藤井/鈴木)
電話:03-3221-7151  FAX:03-3221-7152
メール:npoweb@abelia.ocn.ne.jp
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
【2】【7月10日】「認定申請入門セミナー」&「NPO法人の消費税」開催!
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認定NPO法人をめざすNPO法人対象に、
「入門セミナー」と「テーマ別攻略セミナー」を同日開催します。
「早く認定になりたい!」という声にお応えするセミナーです。
ぜひご参加ください。詳細はこちら⇒ http://bit.ly/1cZN1Zx
入門セミナー===========================
さあ!今年こそ認定になろう・・・認定申請入門セミナー~申請に向けた段取りと準備
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スムーズな認定申請を行い、所轄庁の審査に備えるためには、
段取りと準備が肝心です。認定申請の「イロハ」から、審査の流れとポイントまでを解説します。実際の認定申請書類を見ながら、どう準備を進めればいいのか、イメージしましょう。
◇日 時:2015年7月10日(金)13:00~14:30
※12時45分より開場いたします。
◇対 象:認定・仮認定取得を希望するNPO法人
◇講 師:シーズ 関口宏聡、池本桂子
◇内 容:
第1部 認定申請と審査の流れ
第2部 認定申請書類のポイント
☆こんな方にオススメです
・今年中に認定申請したい!
・認定・仮認定NPO法人申請を考えている
・認定申請書類の具体的な準備をしたい
テーマ別攻略セミナー=======================
よくある間違い事例から学ぶ・・・NPO法人の消費税~納税義務と課税・非課税について
=================================
消費税の納税義務者について、正しく理解していますか?会費やセミナー参加費等、法人税が非課税でも、消費税は課税になる収入があります。万が一、払い忘れがあると認定は困難です。消費税の仕組みやよくある誤解について解説します。
◇日 時:2015年7月10日(金)15:00~16:30
※14時45分より開場いたします。
◇対 象:認定取得・更新を希望するNPO法人
◇講 師:税理士・行政書士 岡田純氏
◇内 容:
第1部 消費税の仕組みと納税義務者
第2部 NPO法人によくある間違い
☆こんな方にオススメです
・認定申請に向けて税務面をクリアにしたい
・認定・仮認定NPO法人を取得したが、消費税などの税務面が心配だ
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各回共通事項
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◇参加費:2,000円/人(振興会会員1,000円/人)
◇定 員:20名(申込先着順)
◇開場:会場:東京ボランティア・市民活動センター会議室B
(新宿区神楽河岸1-1 セントラルプラザ10階)飯田橋駅 直結
http://www.tvac.or.jp/page/tvac_access
◇お申し込み方法:
お申し込みはこちらのフォームから⇒ http://bit.ly/1fbDPCQ
◇主催・お問合せ先
シーズ・市民活動を支える制度をつくる会(担当:藤井)
電話:03-3221-7151  FAX:03-3221-7152
メール:npoweb@abelia.ocn.ne.jp
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  J.I.メールニュース No.710  2015.06.18 発行 
     「 ヤ シ ナ ヒ ビ ト ~ 看取る主体は誰なのか~ 」 
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<巻頭寄稿文>
  「 ヤ シ ナ ヒ ビ ト
          ~ 看 取 る 主 体 は 誰 な の か ~ 」
                  ものがたり診療所所長  
                      佐 藤 伸 彦(今月のフォーラムゲストです)       
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  「看取り」または「看取る」という言葉を10年ほど前はよく使ったのだが、最近あまり自分の立ち位置としては使わないようになった。

  多くの人の最期に関わってきた中で、看取る主体は誰なのかを考えた時、それは「関係性のあるものたち」に与えられた言葉なのだろうと思う。

  私たち医療・介護従事者も関係性のあるものに括られることになるのだが、家族や親戚や友人とはその濃さが違う。もちろん家族の中でも関係性の薄い人はいるだろう。しかし、最期の数ヶ月、数年間、「医療関係者」として関わった私たちが声だかに「看取る」という言葉を使うことには自省的にならなければならない。

  関係性の濃淡は決して時間の多少でないことも分かった上で、敢えて簡単に「看取る」という言葉を使うことは避けたいと思う。

  では、私たちが行っている、終末期の人に関わる一連の「おこない」をなんと呼べば良いのだろうか。 今それを端的に表す言葉を持ち合わせていない。

  日本民俗学の大御所新谷尚紀氏は、新著『葬式は誰がするのか』の中で、本来は血縁や地縁でおこなってきた死者を見送る行為が、現在は葬祭業者にお金という対価で代行してもらう「無縁」社会になっていることを指摘する。

  そして、以下のようにナラティブホームの活動を考察してくれていた。

  『そのような人たちの活動に対して、医師や看護師や介護師などという呼称ではとうてい表せない世界がある。
 
  そこで、それぞれの人の「生」をそれぞれかけがえのないたいせつな「生」としてその人が生きている限り支える人たち、それをやりがい、よろこびとしている人たちという意味の言葉として浮かんでくるのは、「支え人」、「生き添い人」などという言葉である。

  それに近い言葉を民俗伝承の中にさがしてみると、「養い親」に対する「養い子」という言葉がある。

  ただし、この佐藤医師たちスタッフは、それぞれの終末期高齢者の子供ではないから「養い子」というのはむずかしい。そこで考えつくのは「養い人」=「ヤシナヒビト」という言葉である。

  このナラティブホームものがたり診療所の人たちのような、血縁、地縁、無縁、という枠組みを超えたヒューマニズムの世界、ヤシナヒビトたちの世界が存在し続けているにちがいないということである。幼児や高齢者に手を差し伸べる養い親と養い人、歴史を通貫する「ヤシナイオヤとヤシナヒビト」の存在、それがここに提出する一つの仮説である。』

  100%人は死ぬ。そんな当たり前の現実の前に、私たちは素直にならなくてはいけない。

  その時、良い最期(死)を演出するような「看取り」は何か間違っている。

  良い死、尊厳ある死、平穏な死が、目標としての、目指されるべき死としてそこにあるではない。そのために、私たちは食べるのではない。食べさせるのではない。

  最後の最期まで、呼吸がなくなり、心臓の鼓動がとまるまで、私たちは生きているのである。

  その「生」を生ききることを支えるために、私たちはいるのではないだろうか。

  ものがたり診療所のスタッフがITを利用した、実際のやりとりを見ていただきたい。

  看護師
  「Aさん。血圧77/mmHg 触診。尿量100ml、声かけに微かな反応あり。奥様にも来て頂きました。チアノーゼが一段と拡がってきました。うつろな表情で、呼吸も努力様から下顎様です。昨日夕方、佐藤先生より、本日も長男さんにお話がありました。」

   言語聴覚士
  「お部屋にアイスクリームがあります。必要あればお使いください。」

   看護師
  「わかりました。ありがとうございます。」

   看護師
  「Aさん、今朝まで浅い呼吸で経過され、早朝より奥様が傍でみまもりをされていました。◯時10分、奥様見守りの中、呼吸が止まりました。佐藤先生にて死亡診断され、10時半頃より入浴して頂き、12時頃にお帰りになります。最期に、奥様よりアイスクリームを差し上げて頂きました。」

   言語聴覚士
  「看護師さん、佐藤先生、ありがとうございました。奥さまにとって、悔いの残らない時間であったことを願うばかりです。」

  彼女たちのこの淡々としたやり取りの中に、「ヤシナヒビト」としての存在の深さを私は感じざるを得ない。

  行為としての看取りではなく 最後の最後まで生き抜く生を支える存在としての「ヤシナイビト」は、死への過程が特別な事ではなく、まったく当たり前の日常に回帰することを教えてくれる。

  人の死は日常なのである。

参照メルマガ 「 ひ と り ひ と り の 物 語 ~これからの終末期医療~」
http://www.kosonippon.org/mail/detail.php?id=717
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 【佐藤 伸彦(さとう のぶひこ)氏:プロフィール】
1958年東京生まれ。富山大学薬学部、医学部卒業。成田赤十字病院内科、麻生飯塚病院神経内科を経て高齢者医療に携わり、市立砺波総合病院地域総合診療科部長を経て、平成21年4月に医療法人社団ナラティブホー ムを立ち上げ、平成22年4月1日「ものがたり診療所」を開設。平成24年は度厚生労働省在宅医療連携拠点事業所として地域医療と終末期医療をキーワードに包括チーム医療を実践。ナラティブホームの物語」を医学書院から2015年3月に刊行。
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【書籍のご案内】
 ★「 ナ ラ テ ィ ブ ホ ー ム の 物 語 :
終末期医療をささえる地域包括ケアのしかけ」医学書院
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     J.I.メールニュース No.709 2015.06.11 発行
  「 ひ と り ひ と り の 物 語 ~ これからの終末期医療~ 」 
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■
<巻頭寄稿文>
「 ひ  と  り  ひ  と  り  の  物  語 
           ~ こ れ か ら の 終 末 期 医 療 ~ 」
              ものがたり診療所所長 
                      佐 藤 伸 彦(今月のフォーラムゲストです)  
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  自然な最期というのは何なのだろうと、高齢者医療の終末期に関わるなかでいつも考えてきました。

  もしかしたら医療が、死の最期に良かれと思ってすることが、死に逝く人に過分な負担をかけ、徒にこの往生の際を引き伸ばしてしまっているのではないか、と考えてしまう経験を多くしてきました。

  死 に 支 度    い た せ い た せ と    桜 か な

  桜の花の散り際の潔さ(いさぎよさ)や儚さ(はかなさ)に、時に私達は自分の人生を重ねます。出来れば誰にも迷惑をかけずに、自分の人生は自分の手で幕を引きたい。そう考える人が、歳をとるにしたがって多くなってくるように思います。

  そう遠くない将来、高齢者爆発による多死社会が来ます。その時今のように9割近くが病院で亡くなる社会では、おそらく乗り切る事が出来ないでしょう。

  「何処で死ぬのかを選べる時代」にしなくてはなりません。とはいえ、今は選択肢がほとんどないのです。
  
  自宅で死にたいという方は多いですが、実際は家族介護力の不足や療養する部屋の確保という住宅問題、老老夫婦介護や独居、最近では老老親子介護という問題もあり、在宅での最期がすべて良いものとは限りません。そして何より、治す事を目的とした「医学」だけではなく「死」というものを視野に入れた社会的実践行為としての「医療」が必要になってきます。

  そんな中、在宅や病院・施設でもない「第3の場所」を作ろうと思って活動を始めたのが、もう10年そして5年前に独立し、医療法人社団ナラティブホームを設立しました。

  ナラティブとは「ものがたり」という意味です。

  病気というものはその人の一側面を見ているだけです。長い人生の中で私たちはいろいろな事情を抱え、自分なりの価値観をもって生きています。病気という一面だけで終末期ケアはできません。

  私達の人生はまさに物語です。

  また日々の生活も「語る」ということによって成り立っています。語ること/語られることを大事にし、終末期の方の最期の時間(人生)を生ききっていただきたいという思いで「ナラティブホーム」という造語を作りました。

  そして富山県砺波市に「ものがたり診療所」という小さな在宅療養支援診療所と訪問看護、居宅介護支援センター、訪問ヘルパーステーションを開設しました。隣接する「ものがたりの郷」という15室の賃貸住宅を中心に、終末期の方に在宅の包括的チームケアを提供しています。「ものがたりの郷」は、がんに限らないすべての方の終末期に対応するホスピスと考えていただければよいかと思います。

  がん疾患はもとより、経口摂取困難だが胃瘻造設を望まない方、慢性呼吸不全、慢性腎不全、慢性心不全等の末期などに対応しています。もちろん一般在宅での終末期にも対応しています。
                         次週「ヤシナヒビト」へ つづく
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 【 佐 藤 伸 彦(さとう のぶひこ)氏:プロフィール】
1958年東京生まれ。富山大学薬学部、医学部卒業。成田赤十字病院内科、麻生飯塚病院神経内科を経て高齢者医療に携わり、市立砺波総合病院地域総合診療科部長を経て、平成21年4月に医療法人社団ナラティブホー ムを立ち上げ、平成22年4月1日「ものがたり診療所」を開設。平成24年は度厚生労働省在宅医療連携拠点事業所として地域医療と終末期医療をキーワードに包括チーム医療を実践。ナラティブホームの物語」を医学書院から2015年3月に刊行。
  当Blog6/10付で紹介の厚生労働省:「生涯現役社会の実現に向けた雇用・就業環境の整備に関する検討会」 報告書に引続いて、やっと自民党政務調査会からも、下記のような『生涯現役社会の実現に向けた雇用・就業対策の推進に係る提言(中間報告)』が掲載されましたのでご参照ください。
  『生涯現役プロデューサー』仮登録皆様方の下記中間報告書に対するご意見・ご提案をお待ちしています。
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自民党(Lib Dems)News
  生 涯 現 役 社 会 の 実 現 に 向 け た
      雇 用・就 業 対 策 の 推 進 に 係 る 提 言(中間報告)
2015年6月18日:自由民主党政務調査会

  急速に高齢化が進展しつつある我が国において、経済社会の活力維持・向上を図るために実現を目指すべき「生涯現役社会」とは、その能力や経験、置かれている状況等において多様な高齢者が、それぞれの希望する生き方を自由に選択し、生きがいをもって、健康でゆとりのある暮らしを続けていくことができる社会でなければならない。

  このような「生涯現役社会」を実現するためには、高齢者の雇用・就業対策という視点のみでなく、税制や医療、年金といった社会制度全体のバランスや、地域における労働力をいかに確保していくかという地方創生の視点も含めた幅広い視野から、日本の将来を見据えた対策をじっくりと考えていくことが重要である。
  他方、我が国の高齢者の就業率や就業意欲は諸外国に比べて高く、現に生活のために働くことを必要としている高齢者も一定程度存在することを踏まえるならば、働く意欲のある高齢者が年齢に関わりなくその能力や経験を活かして生涯現役で活躍し続けられる社会環境を整えていくための施策の充実に向けて早急に取りかかる必要がある。

  雇用問題調査会においては、このような基本的視点に立ち、今後必要となる高齢者の雇用・就業対策の方向性について議論を行ってきた。今般、その議論の要点を中間報告として取りまとめたので、政府には早急に取りかかる必要があるものについて可能な限り速やかに実施に移すことを求める。なお、当調査会としては、都市部と地方における働く側、企業側双方のニーズの相違や、高齢者の活躍促進が若年労働者の雇用や賃金に与える影響などを踏まえ、更なる議論が必要なものについては引き続き検討を進めていく予定である。

1. 企 業 に お け る 高 齢 者 雇 用 の 促 進
  企業における高齢者雇用を促進するためには、高齢者の能力・活力を引き出し、成長の原動力としていけるような仕組み作りを促進していく必要がある。特に、人材不足に悩む業界において高齢労働力に対するニーズが大きいと思われるが、それらの業界において高齢者を受け入れて活用する準備が十分にできているとは言い難い。今後は、高齢者を雇用する際に、企業に生じる様々なコストに対応し、企業側のインセンティブとなるような制度を整えていくべきである。また、このような企業に対する支援策の検討とあわせて、65歳に達した日以降に雇用される者を適用除外としている現行の雇用保険の適用のあり方についても、高齢者の再就職支援等を一層推進する観点から検討していくべきである。

2. シ ル バ ー 人 材 セ ン タ ー の 機 能 強 化 を 通 じ た 
             地 域 に お け る 雇 用 就 業 機 会 の 確 保
  高齢者に対する雇用就業機会の提供については、基本的には民間が担えるものは民間が行えるようにしていくことが必要であるが、民業圧迫の懸念がない場合においては、シルバー人材センターについて積極的に職域を拡大・開発し、地域の高齢者に対して雇用就業機会を提供する機能を強化していくべきである。また、その際には、地方自治体とハローワーク、シルバー人材センター、地域の商工会議所等経済界が、それぞれ持っている情報を共有しつつ連携する仕組み作りを進めていくことが重要である。
「インターンシップ」の現状と課題【前篇2】 
  イ ン タ ー ン シ ッ プ の 「 種 類 」 と
                  大 学 が 期 待 す る 「 役 割 」

◆ イ ン タ ー ン シ ッ プ の 「 種 類 」
  インターンシップといっても、その形態は多種・多様である。「期間」も1日のものから数週間~数ヵ月に及ぶものがあり、「目的」も採用を意識したものから、あくまで教育を中心に置いたものまである。当然、「開催形式」や「プログラム内容」は目的によって変わってくるわけで、近年では「有給」というケースも増えている。
  そうした中でも、主流となるのは「模擬体験タイプ」である。これは実際の職場で業務を体験するのではなく、模擬的に体験・理解できるようなプログラム内容だ。業務に関する簡単なレクチャーを行った後、業務に関わるテーマを提示し、グループや個人で取り組ませる。これらを実施することで、認知度拡大、早期の母集団形成を図っていく。期間は1日~1週間程度というケースが多い。
  一方、採用を意識し、業務を実際の職場で体験する機会を提供する「現場受け入れタイプ」を導入する企業もある。インターンシップでの成果や目標は人事主導で設定するが、具体的な日常の担当業務は現場で指導する実務担当者に委ねられる。期間は1週間~1ヵ月に及ぶが、終了後の学生の満足度は総じて高い。自社理解、業務理解が進み、動機付けも強くなっていくことで、入社後もその担当業務に継続して取り組みたいという学生も少なくないようだ。ただし、相応の拘束期間が必要になるため、学生と現場の双方のスケジュール確保と調整が大変である。

■ イ ン タ ー ン シ ッ プ の 種 類
期間                  短 期           長 期
目的           認知度拡大、母集団形成  魅力発信、自社理解(選考)
開催形式・プログラム内容 説明会・セミナー、   模擬体験現場での就労体験
報酬            無給(*交通費は支給)     有給

◆ 大 学 が イ ン タ ー ン シ ッ プ に 期 待 す る 「 役 割 」
  今回のレポートをまとめるために、いくつかの大学関係者の話を聞いてみたが、大学がインターンシップに期待する「役割」として、次のような点が挙げられた。企業側は、こうした大学の期待に対して、実施する際には明確に自社の行うインターンシップの趣旨と、目的を伝えることが必要である。

(1)「企業説明会」としての場
  2016年度3月卒の採用活動の後ろ倒しを受け、短期間のインターンシップが増えており、現実問題として、職業体験は実施されないケースが多くなっている。そこで企業は少しでも早く学生との接点を設けるため、「企業説明会」として「1日インターンシップ」を導入し始めている。結果的に短期のインターンシップは、職場体験型のインターンシップとは別に、若年層の教育において重要な気づきを与え、多くのものを学べる場(機会)として期待している。

(2)実際の職場を体験し、「キャリア教育」につなげる
  実際の職場で体験を積み、働いている人とさまざまな話をすることによって、社会に出て自立していくことに必要な事項を理解することができる。このような機会を得ることにより大学時代に学ぶべきことを考え、目標や目的意識をもって主体的に大学生活を過ごすことができる。「キャリア教育」の一環として、できれば2年次など大学時代に初期に行われることが望ましい。

(3)企業や業界を理解し、「ギャップ」をなくす
  就職先についての意識が高まっている中での就業体験である。実際に仕事を体験し、興味のなかった分野にも目を向け、選択の幅を広げることができる。また、実体験を通じて企業研究・業界研究を行うことができるため、文献やセミナーでは得られない深い理解が可能となる。さらに、社会人として求められていることについても体験を通じて具体的に理解することができるので、自分が思い描いていた仕事内容と実際との「ギャップ」が理解できる。これらの結果、就職後のミスマッチ、早期離職の予防につながっていく。

(4)「採用」と結び付ける
  3年次には、学生も就職先を意識してインターンシップに取り組んでいる。また、企業も相応の時間とコストがかかる中で実施しており、良い学生に来てもらいたいと考えることは当然のことである。その意味からも、インターンシップ参加学生に対しては、採用の際に「優先権」を与えてみてはどうだろうか。

  イ ン タ ー ン シ ッ プ の 「 課 題 」 と は
◆ イ ン タ ー ン シ ッ プ に 対 す る 「 思 惑 」 の 違 い
  インターンシップを実施することによって、学生は企業を知り、働くことの意味や職業観を深く理解することができる。一方、企業は採用を意識したインターンシップであれば、学生の能力や考えを理解した上で選考に臨めるため、採用のミスマッチは減っていくと考えられる。しかし、現状のインターンシップを見ると、受け入れ側の企業と学生側の「思惑」には違いが少なくない。
  学生が就職活動で重要な活動として挙げるのは「インターンシップ経験」や「アルバイト経験」「OB・OG訪問」など、社会人と接することで「自己理解」を得る場である。何より、学生は社会人との接点を多く持つことで、早く企業社会を理解し、就職活動を有利に進めていきたいと考えているのである。
  ところが、企業はインターンシップには実際の採用選考と連動させないことが前提となっている(日本経済団体連合会の傘下企業)。また、採用ブランディングの高い(採用力のある)大企業では、会社全体の説明や現場での仕事理解を深めるプログラムを組んだとしても、忙しい部署ほどインターンシップにはおよび腰であり、現場の優秀なスタッフの時間を学生に割きたくない、という声も少なくない。

■ 「 採 用 選 考 に 関 す る 指 針 」 の 手 引 き
  インターンシップは、産学連携による人材育成の観点から、学生の就業体験の機会を提供するものであり、社会貢献活動の一環として位置づけられるものである。したがって、その実施にあたっては、採用選考活動とは一切関係ないことを明確にして行う必要がある。
(一般社団法人 日本経済団体連合会)
  他方、日本経済団体連合会に所属していない外資系企業やベンチャー企業、コンサルティング企業などでは、採用と連動したインターンシップを以前から実施している。しかも、相当額の報酬を支払って実施している企業もあり、日本の大企業が採用活動を始める前に、優秀な学生を青田刈りしている現実があるのは周知の通りである。また、起業家精神の高い優秀な学生などは、企業社会の現実をより知るチャンスがあるため、積極的にインターンシップに参加するケースが多いという話をよく聞く。
  つまり、日本は企業の社会的責任としての観点や教育的な視点からインターンシップを導入する大企業を中心としたグループがある一方で、採用を意識したインターンシップを行う外資系、ベンチャーなどの企業があるという、二重構造となっているのだ。
  日本経済団体連合会では採用・就職活動を加熱させないためにインターンシップの指針として採用につながるものは実施してはいけないと定めているが、実際にインターンシップを経験した学生が、その企業に理念や事業、社員の人たちに共感・共鳴すれば、就職したいと思うのは当然のことである。また、企業としても自社の理念・社風に合う優秀な学生であれば、採用したいと思うのは当然だろう。自由経済の下、こうした人間の意思を制御するのは、難しいように思う。

◆ イ ン タ ー ン シ ッ プ を 実 施 す る 際 の
                      「 留 意 点 」「 配 慮 」
  インターンシップは早期の募集活動となるため、大手企業や有名企業に希望が集中する傾向がある。そのためにも、実施する企業ではそれを覆すような魅力的なプログラムを用意し、差別化する必要がある。実際の募集では、大学への求人票の形で告知したり、インターンシップ専用のメディアやイベントを使って行うことが主流であるが、これだけでは不十分である。ダイレクトメールを配信したり、内定者や若手社員の口コミ、学生サークルなどとの連携を通じた告知も必要となるだろう。学生とダイレクトにコミュニケーションが取れるチャンスは限られている。わずかなコミュニケーションで学生に自社のインターンシップへの参加を決めてもらうためには、募集業務を想定しながら、自社の独自性を明確にし、参加対象となる学生の満足度が高まる要素を加える必要がある。
  また、実際にインターンシップを運営していくに際しては、以下のような配慮が求められる。

(1)客観的な選考
  インターンシップは一定期間を自社で過ごすため、仕事だけでなく、会社の風土や人間関係への理解が深まる。そのことで、参加者にアドバンテージを付与するケースもある。しかし、短期間のインターンシップだけで将来の職業適応度まで明確に分かるわけではない。インターンシップ参加者と仲が良くなった結果、マッチング度が高くなるのではなく、選考ではより客観的な評価を意識することが大切である。

(2)開催時期への対応
2016年卒の採用活動時期の変更に伴い、現在、インターンシップ開催時期の中心となる夏季休暇に、採用活動が重なることになった。インターンシップの対応に手が回らず、一時的に受け入れの人数が減ることが懸念される。そのためにも、全社を巻き込んだ形の協力体制を要請しておく必要がある。また、選考との“つなぎ”期間の短さから、冬期のインターンシップ(3年生の冬季休暇中に実施)への注目が集まっている。今後、この時期の競争の激化も予想されるので、早めの準備が求められる。

(3)労働関係法規の適用
インターンシップの名目で、学生の労動力を安価な報酬で利用するケースがあると聞く。安易な報酬決定は、自社の信用・ブランドを傷つけることにつながる。また、インターンシップの実態から判断して、労働者とみなされる場合は、賃金や労働条件に関して労働基準法、最低賃金法などが適用されるとともに、実施中の事故に関しても労災保険法の適用があることに留意する必要がある。
  個人的な意見ではあるが、学生は「就職サイト」で数限りないエントリーをさせられることよりも、質の高いインターンシップを経験し、企業の本質を知った上での就職活動が望んでいるように思う。
  現実問題として、企業の社会的責任としての観点からインターンシップを行う企業と、採用を意識したインターンシップを行う企業があるという二重構造が存在する以上、インターンシップを実施する企業はその目的を明確に謳うことが求められてくるのではないか。そうすれば、参加する学生の思惑と企業の思惑が合致することになり、それぞれの目的が達せられることになる。この点を曖昧にし、現状を無視した一方的な「あるべき論」によるインターンシップでは、実となるものは少ないように思う。
  インターンシップは実施する側、受講する側でいろいろな目的がある点を含め、若年層の教育において重要な位置を占めているのは間違いない。その意味でも、大学、企業、そして社会全体が連携し、インターンシップを有効に活用していく必要がある。
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  以上、『前編』はインターンシップの現状と課題について見てきた。次回の『後編』では、「採用連動型のインターンシップ」を中心に、実施目的を明確にしたインターンシップの具体的な事例を紹介していく。
解説:福田敦之(HRMプランナー/株式会社アール・ティー・エフ代表取締役)
  私たち日本生涯現役推進協議会が計画する『生涯現役プロデューサー』登録制度のインターンシップ訓練を研鑽するために、「日本の人事部」サイトが紹介する下記転載紹介の現状・課題を学び、これからの実践研究テーマとして理解を深めておきたい。
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「インターンシップ」の現状と課題 【前編】
  “ 質 ” の 高 い イ ン タ ー ン シ ッ プ と は 何 か ?
        “ 採 用 ” と ど う 連 動 す る の か ?

  新卒採用が激化していく中、政府や経団連からの要望などもあり、「インターンシップ」を取り巻く環境が熱気を帯びている。現実問題として、各企業がインターンシップに期待する効果はさまざまだが、ただ漫然と実施しても効果は上がらず、肝心の学生の集客さえおぼつかなくなる。採用母集団形成、自社PR、学生の職業意識向上、人材育成など、重視する目的によりコンテンツの内容や実施方法を工夫することと同時に、いかに参加学生のニーズを見極め、魅力付けを図るかがインターンシップの成否を左右することになる。今回は、インターンシップの現状と課題と整理すると共に、質の高いインターンシップ、特に近年話題となっている採用連動型のインターンシップをどのように実現するかを考えてみたい。

   イ ン タ ー ン シ ッ プ の 現 状
◆ イ ン タ ー ン シ ッ プ と は ?
  そもそもインターンシップは、いつ頃始まったのだろうか? 一般的には、1906年にアメリカのシンシナティ大学が実施した「Cooperative Education」に起源があると言われている。その後、マサチューセッツ工科大学やハーバード大学などの名門校で同様のインターンシップが行われるようになっていった。本格的に広がったのは第二次世界大戦後であり、現在では世界40ヵ国以上でインターンシップが実施されている。
  一方、日本ではどうだろうか? 1990年代前半、バブル経済が崩壊し経済が停滞していく中、企業の新卒大量一括採用時代は終わりを告げ、厳選採用を行う企業が否応なく増えていった。また、グローバル化・IT化の幕開けとともに、求められる人材も変化した。このような新卒採用のあり方の変化に応じる形で1997年、当時の文部省・通産省・労働省の三省が「インターンシップの推進に当たっての基本的な考え方」を発表したことにより、日本企業の中でインターンシップが徐々に普及していくことになった。
  日本ではインターンシップを「学生が一定期間、企業の中で研修生として働き、自分の将来に関連のある就業体験を行える制度」として理解されている。アメリカで使用される「Internship:企業が主催し、学生を募集し、採用につなげるもの」と、「Co-op program:大学と企業が提携し、大学教育の一環として行うもの」の両方の意味で用いられ、二つの意味が混在して使用されることが、インターンシップのあり方を複雑化している。

◆ イ ン タ ー ン シ ッ プ の 導 入 状 況 、 実 施 理 由
  近年のインターンシップの導入状況を見ると(「新卒採用担当者調査」レジェンダ・コーポレーション)、2014年では導入している企業が43.8%だったが、2015年には52.8%と半数を超えている。その他のインターンシップ関連の調査を見ても、概ね半数前後の企業が現在、インターンシップを導入しているようだ。 また、2016年卒に関しては、採用活動の後ろ倒しの影響もあって、2月と8月の二つの「山」があることが特徴となっている。
  また、前述の調査から、インターンシップを実施する理由を見てみると、上位には「自社や業界に対する理解の促進」33.6%、「早期母集団の形成」31.8%といった事項が挙げられており、以下、「大学との関係強化」17.3%、「社会貢献・地域貢献」13.6%、「社内の活性化」2.7%、「学生の発想の吸収」1.8%となっている。なお、上位の2項目については、2001人以上の大企業では65.0%、60.0%と非常に高い割合となっている。
  「就活」が社会問題化されて久しい。学生に過剰な情報提供が行われる一方で、短期に集中する選考スケジュールによって、学生の企業研究の機会を奪うことになり、会社理解が不十分のまま入社への意思決定を迫ることになった。その結果、多くの辞退者や早期離職者を生んだ。インターンシップはこうした問題を解消するものとして期待されているわけで、第1番目の理由「自社や業界に対する理解の促進」は、まさにそのことを言い表している。
  また、過熱化する近年の企業の採用戦線では、早期からの接触学生ほど高い評価、高い内定承諾率になるという傾向が強くなっている。欲しい学生を採用するには、インターンシップをはじめとする早期のアプローチが有効というわけだ。これが2番目の理由「早期母集団の形成」の背景である。
  さらに、インターンシップの募集・受け入れを通じて、これまで接点のなかった大学や教授陣、就職担当者との関係を構築することができ、その後も続く「関係性」の継続が期待できる。大学側も学生確保の観点から産学提携への機運が高まっており、インターンシップは両者の関係構築には絶好の機会となる。これが3番目の理由「大学との関係強化」である。
  もちろん、インターンシップに参加した全ての学生が自社に興味・関心を持つわけではない。しかし、自社の採用をより良くする貴重な“情報源”であると考えれば、インターンシップの実施の意味がより深くなっていくのではないか。学生の実際の行動や能力を見て、自社の選考基準や採用戦略を作り直したり、志望度の上がった要素をヒアリングしてアピール材料を工夫したりするなど、採用活動の改善に役立つことは間違いない。
■ 図 表 1: イ ン タ ー ン シ ッ プ 導 入 割 合(%)
                 2014年    2015年
導入している          43.8     52.8
導入していない         56.2     47.2
■ 図 表 2: イ ン タ ー ン シ ッ プ 実 施 理 由(%)
                    全体 2001人以上 501~2000人 500人以下
自社や業界に対する理解の促進 33.6     65.0      32.5    22.0
早期母集団の形成         31.8     60.0      27.5    24.0
大学との関係強化         17.3     30.0      20.0    10.0
社会貢献、地域貢献        13.6     35.0      12.5     6.0
社内の活性化              2.7      10.0       ー       2.0
学生の発想の吸収          1.8      ー        2.5      2.0
*出所:「新卒採用担当者調査」(2014年、2015年)レジェンダ・コーポレーション
アジェンダ通信 第100号 2015年6月15日
                発行: かながわ地球環境保全推進会議

  アジェンダ通信は2006年に創刊して以来、本号で100号を迎えることができました。
ご購読いただいている皆様に、厚くお礼申し上げます。
  今後も環境配慮のために、身近なところからの実践をお願いします。
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■環境に関するイベント・ニュース情報は⇒ http://www.pref.kanagawa.jp/div/0502/
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<ニュース>
◆環境基本計画の進捗状況点検にご意見をお寄せください!
 環境基本計画の2014(平成26)年度進捗状況点検報告書を作成し、県民の皆さまからのご意見を募集しています。皆さまのご意見をお待ちしています。
 意見募集期間:7月31日(金)まで http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f1023/p817520.html
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◆「神奈川県生活環境の保全等に関する条例施行規則の一部改正(案)」に
 関する意見の募集について
 神奈川県生活環境の保全等に関する条例施行規則について、一部改正(案)を
 作成しましたので、県民の皆様からのご意見を募集しています。
 意見募集期間:7月11日(土)まで http://www.pref.kanagawa.jp/pub/p910156.html
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◆薄膜太陽電池普及拡大プロジェクトの再公募について
 神奈川県では、薄膜太陽電池の普及を図るための薄膜太陽電池普及拡大
 プロジェクトについて、再公募を行うこととしました。
 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f530151/p793693.html
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◆境川クリーンアップ作戦2015 実行委員およびサポーター募集中
 実施日時:7月26日(日)8:00~11:00
 実施説明会:7月7日(火)19:00~21:00町田市民ホール
 主催:境川クリーンアップ作戦実行委員会 http://www.sakaigawacup.jp/
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<イベント>
◆市民特別公開講座 環境未来都市の実現へ<産業界の挑戦と都市マネジメント>
 日時:6月17日(水)、24日(水)、7月1日(水)、8日(水)、15日(水)14:40~16:10
 会場:横浜国立大学 理工学部講義棟A(S5-5) 201教室
 主催:横浜国立大学 大学院 都市イノベーション学府
 http://www.city.yokohama.lg.jp/ondan/press/h27/150518press.pdf
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◆第11回さがみはら環境まつり
 日時:6月21日(日)10:30~16:00
 会場:ミウィ橋本 5階インナーガーデン・杜のホールはしもと 多目的室
 主催:さがみはら環境まつり実行委員会
 http://www.sagami-portal.com/info/local/archives/1048
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◆シンポジウム 日本の森林をどう守り、利用するか
 日時:7月3日(金)13:30~17:00
 場所:国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟311
 主催:NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク
 http://www.npobin.net/apply/
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◆山北町-川崎市交流事業 ~水源林保全活動体験~
 日時:〓7月24日(金)、〓8月7日(金)
 場所:山北町
 主催:川崎市上下水道局サービス推進課
 http://www.city.kawasaki.jp/800/cmsfiles/contents/0000035/35839/info/27_yamakita_natsuyasumi_bosyu.html
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◆ISAP2015 第7回持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム
 日時:7月28日(火)、29日(水)9:30~17:30
 場所:パシフィコ横浜会議センター
 主催:公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES) 他
http://www.iges.or.jp/isap/2015/jp/index.html
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◆夏休み上水道教室
 日時:〓7月29日(水)、〓8月5日(水)
 場所:〓宮ヶ瀬ダム、相模大堰
     〓入江崎水処理センター、入江崎総合スラッジセンター
 主催:川崎市上下水道局サービス推進課
 http://www.city.kawasaki.jp/800/cmsfiles/contents/0000035/35839/info/27_yamakita_natsuyasumi_bosyu.html
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◆水環境体験ツアー
 日時:〓7月31日(金)、〓8月5日(水)
 場所・内容:〓西長沢浄水場及び市内の遊水地を巡るツアー
         〓水処理センター、人工海浜及び東京湾を巡るツアー
 主催:川崎市 環境局環境対策部環境対策課
http://www.city.kawasaki.jp/300/page/0000067486.html
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◆三浦半島・小網代の森 アカテガニ放仔(ほうし)観察会
 日程:第3回 8月1日(土)、第4回 8月2日(日)、
     第5回 8月15日(土)、第6回 8月16日(日) ※複数日の申込不可
 場所:三浦半島・小網代の森
 主催:かながわトラストみどり財団
 http://www.ktm.or.jp/contents/event/h27/P-12.html
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■バックナンバーのご案内
「アジェンダ通信」のバックナンバーは次のサイトよりご覧いただけます。
  http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f70237/p833139.html
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【発行】
 かながわ地球環境保全推進会議事務局
 (神奈川県環境計画課地球温暖化対策グループ)
 ※本メールマガジンは、事務局から委託されたアジェンダ21かながわ
環境活動支援コーナー(かながわエコBOX)が配信しています。
日  本  生  涯  現  役  推  進  協  議  会  &
  NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ   の  活  動  に
    ご   支   援   く   だ   さ   る     会   員   皆  様

皆様方には 「生涯現役社会づくり」へのご支援を本当に有難うございます。
生涯現役活動開始30年、民間主導展開の時節到来と責任を実感いたします。

つきましては、下記2015年6月合同理事会と第354回生涯現役シリーズ塾
第六段開催ご案内します。どうか月に一度は会員会合にご出席を願います。

理事・参与の方だけでなく、合同理事会・意見交換会にご出席のご都合が
つく会員ご関係皆様方もご遠慮なくご参加ご予約の上ご出席いただけます。

毎月定例で企画・運営される私たちの行事日程には自主的ご参画を心がけ、
一人でも多く仲間を『生涯現役社会づくり』推進活動にお誘いしたいです。

地の利日本一最高の、ライフ・ベンチャ-事務所を有効に活用しましょう。
東京都中央区八重洲1-7-20八重洲口会館ビル地下2階
生涯現役実践道場の日本社会活性化は、JR東京駅八重洲北口改札を出た所
東京駅・大丸デパート向い側(日興証券が一階にあるビルのB2階です)

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【 6月合同理事会 & 会員交流会 & 第354回 生涯現役塾 第六弾 】

日  時:  2  0  1  5  年  6  月  2  4 日  (水)
Ⅰ   生 涯 現 役 協  &  N P O / L V C  合  同  理  事  会
      1 5 : 0 0 ~ 1 6 : 3 0 (東瀧担当)
〔  議  題  〕
1. 生 涯 現 役 協 & N P O / L V C  理 事 役 分 担 に関する件
2. 10/17 開催 : 3 0 周 年 記 念 サ ミ ッ  ト 実 施 に関する件
3. 6月以降 月 例 『 生 涯 現 役 塾 』 &  分 科 会 に関する件
Ⅱ   新 入 会 員 紹 介 & 参 加 者 意 見 交 換 会
    1 6 : 3 0 ~ 1 7 : 1 0 (水上担当)
Ⅲ   【 第 3 5 4 回 : 生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾 第 六 弾 】
    1 7 : 3 0 ~ 1 9 : 3 0 (内山担当)
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『あなたと日本を元気に!』させる 生涯現役実践道場へ ご参加で
あなたご活躍の地域から 次々と活力盛り上げの輪が拡がります!
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2014年:実施済Summit/2015年春/秋開催(各土曜13:30~16:50)
①Summit 11/8(済)    ②Summit 4/25(済)      ③Summit 10/17(予定)
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2015年6月【理事会/15:00 & 情報交流会・・・生涯現役塾17:30】
6/24    7/22    8/26     9/16    10/28    11/25
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日  本  生  涯  現  役  推  進  協  議  会
    NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ
                  代 表   東   瀧    邦   次
TEL:03-3517-6667 FAX:03-3517-6668
E-mail: info@sgsk.net  or  lvcinfo@sgsk.net
URL: http://www,sgsk.net/
Blog: http://40591.diarynote.jp/
Facebook : http://www.facebook.com/sgsk.net
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【 6月開催:生涯現役塾ご案内 】

第3 5 4回 生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾
    生  涯  現  役  に  取  り  組  む  第  六  弾
        生涯現役社会づくりではオンリーワンの生涯現役実践道場

日 時:  2 0 1 5  年  6  月  2 4  日 (水)
〔生涯現役実践塾開催時間〕 1 7 : 3 0 ~ 1 9 : 3 0 
会 場: 八 重 洲 口 会 館 会 議 室
      東京都中央区八重洲1-7-20  八重洲口会館 B2F
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進 行:  内  山   優  ( 日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 理 事 )
講 師:  東 瀧  邦 次 
       ( 生涯現役協 ・ NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ 代 表 )
略 歴: 1984年、25年間のサラリーマン稼業を廃業、準備一年後、自主独立脳力活用型生涯現役実践家仲間の任意団体ライフ・ベンャー・クラブ(LVC)創設。生涯現役実践道場/月例生涯現役塾を1985年10月発足。現在354回主催継続中。  その間首都圏主要鉄道沿線拠点の「生涯現役・社会参加地域会」14箇所創設支援。「生涯現役社会づくり」推進に役立つ商標権を1988年・1993年取得し推進行政団体に無償協力。
   2004年日本生涯現役推進協議会設立。2005年ライフ・ベンャー・クラブNPO法人化。
  本2015年は生涯現役塾創設30周年で10/17「日本生涯現役推進協議会」主催記念イベント予定。
講 演: 『  生  涯  現  役  社  会  を  つ  く  る
            主  権  者  は  あ  な  た  で  す   !  』                      
内 容: いまから30年前、ライフ・ベンチャー・クラブ創設の頃は「生涯現役?いいわね。でもやりたい人が勝手にやれば・・・」の即答が参加を拒否する決まり文句でした。そしていま、日本は急速な少子高齢化社会に直面しています。政府はというと、近年になってやっと「生涯現役社会の実現をめざして・・・」と言い始めました。
  しかし、いまさらGDPを世界一大幅に上回る国家借財を抱えた日本国民に、医療・年金・介護等の福祉対策や、シニア・女性就労環境改善策程度で、真の生涯現役社会実現への夢と希望を抱かせることが政府にできるでしょうか?
  官主導の机上の思索ではなく、国民主権者が自ら考え、自ら行動できる「生涯現役社会実現策」が必要なのではないでしょうか。いまこそ創始の精神に立ち返り、現代社会にマッチした「生涯現役社会」の実現をめざせる国民の立場で、具体策の普及をともに考えていきたいと思います。
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参加費: 会 員 / 1 , 0 0 0 円    一 般 / 2 , 0 0 0 円
申込先: NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ事務局
    東京都中央区八重洲1-7-20  八重洲口会館 B2F
電話:03(3517)6667    Fax:03(3517)6668
E-mail: info@sgsk.net or lvcinfo@sgsk.net
URL:http://www.sgsk.net or http://sgsk.net/70890
………………………………………………………………………………………
  第 3 5 4 回  生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾 参 加 申 込 書  
                                2015 年 6月  日
特定非営利活動法人 ライフ・ベンチャー・クラブ 事務局 宛

氏 名:_______________     

TEL or FAX or Mail __________________    
パウリスタ・スポーツ賞=59回目は21人の受賞者=92歳で現役のゴルファーも=「出産と同じぐらい嬉しい」

  「100歳でも120歳でも出来る限り、現役生活は続けるつもり」。59回目を迎えた『パウリスタ・スポーツ賞』の贈呈式(ニッケイ新聞主催、高木ラウル社長)で、ゴルフ部門の特別賞を受賞した高野ハルオさん(92、山梨)はそう力強い言葉で〃生涯現役〃を宣言した。

  1日午後7時より、聖市議会貴賓室で行われた同贈呈式では柔道や相撲、ゴルフなど19種目から特別賞三つを含む21人(団体)が受賞し、会場には受賞者の家族や友人、約300人が駆けつけ、会場は祝賀ムード一色となった。

  受賞者は出席者が見つめる中、各スポーツ団体代表者と来賓から記念プレートを手渡された。名前が呼ばれるたびに大きな拍手が沸き起こり、受賞者もそれに応え、笑顔で受け取った。

  高野さんは「ゴルフが自分の健康の秘訣。自分が受賞していいものかとも思ったけど、やっぱり嬉しい」と謙遜した様子で受賞の感想を語った。日系最古のゴルフ場「アルジャーゴルフクラブ」に1978年から入会し、長年理事を務めてきた。特に毎月第三土曜日に開催される「三土会」と称したゴルフコンペの運営に深く携わってきた。最近364回目の開催を数えた同会には、今でも一度も欠かすことなく出場を続けている。

  野球部門の喜友名アキラさん(79、沖縄)は受賞の喜びを「結婚や子供が生まれたのと同じくらい嬉しい」と多く友人に囲まれながら語った。

  喜友名さんは長年聖市内でクラブチームの指導者を行い、全伯ジュニア代表チームも務めた。また審判としてもルールの普及等に努め、現在は後進の審判の育成に尽力している。野球人生を振り返り「教え子たちが、立派な大人になってくれたことが何より嬉しいね。10年経っても連絡をくれる子がいるんだよ」と話す。数百人という少年たちを指導したという。

  また審判という仕事に対し「レベルの高い国際大会の主審を務めたときは本当に興奮したよ。陽の当たらない役かもしれないけど誇りを持っている」と語る。

  式後には懇親会が開かれ、家族や受賞者同士で喜びを分かち合い、受賞の余韻に浸った。

  本賞は終戦後に勝ち負け抗争で二分したコロニアを、スポーツ振興を通じて融和させることを目的に、パウリスタ新聞が10周年を迎えた1957年に創立された。

  当日の来賓としては池田リュウゾウ陸軍少将、野村アウレリオ市議、不在の総領事の代理を務めた佐野浩明首席領事、病気で出席できなかった下本八郎元州議の代理で息子マルシオ氏、羽藤ジョージ州議、各日系団体代表者らが登壇した。

  高木社長は祝辞で「日本人がもたらしたスポーツがブラジル社会に浸透しているから、日系に限らない多彩な受賞者となった。選手本人はもちろん、手弁当で粉骨砕身するスポーツ団体幹部の皆さんのご苦労に少しでも報いるため、この賞は続けられてきた」と賞賛した。

  野村市議も「市議会でこの式典を4年連続受け入れたことを誇りに思う。青少年の健全育成は社会からもっとも求められる活動であり、単なるスポーツ以上の尊い価値がある」と称えた。
  沖縄版・時計修理業界の人生達人として、沖縄タイムス2015年6月10日・時の記念日付で下記URLで掲載【https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=119234】の、生涯現役/人生達人:比嘉利信氏を転載ご紹介します。 
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【 2 0 1 5 年 6 月 1 0 日 1 5 : 1 0 社会・くらし 注目 】

   思  い  出  刻  む  時  計  大  切  に
       「 生  涯  現  役  で 」 職  人  比  嘉  さ  ん

  今から約45年前、時計の修理技術を競う全国大会で日本一になった比嘉利信さん(72)。今も一級時計修理技能士として、那覇市壺屋で「比嘉時計めがね店」を営み、針の止まった時計をよみがえらせている。

  6月10日は「時の記念日」。携帯電話の普及で腕時計の必要性が薄れ、安価なデジタル時計が使い捨てされる中、比嘉さんは「時計は思い出を刻むもの。もっと時計を大切にしてほしい」と話す。(吉川毅)

  比嘉さんは高校卒業後の1962年、那覇市の時計専門店に入社し、時計修理の技を磨いた。当時、「時の記念日」になると、国際通り沿いにあった店舗前に10人ほどの職人が並び、通りを行き交う人々の時計を正確な時間に調整し、不具合の修理を無料で行っていたという。

  「当時は、職人の数も足りなかった。時計もよく売れ華やかな時代だった。今は、職人も減り、多くの時計店も倒産してしまった」

  時計の世界に入って50年余り。本土復帰前年の71年、壺屋に自分の店を構え、これまでに数え切れないほどの時計を修理してきた。

  「時計のおかげで私の人生がある。私を頼って北部から修理を依頼する人がいる。 生 涯 現 役 で や り 続 け た い」

  修理は個人依頼が主だ。卒業式のお祝いや記念日にプレゼントされた時計、親子3世代で使っている時計、そして親の形見として持ち続けている時計。それぞれの思い出が詰まっている。

  取材した9日は、5件の修理依頼があった。小さな拡大ルーペを右目に当て、何種類ものピンセットやドライバーなどを使い神経を集中させる。修理にかかる時間は、最短で1週間。部品調達などで最長3カ月かかることもある。

  比嘉さんは「年季の入った自動巻きや手巻きの場合、修理しても、秒針がずれたままで正確な時間を刻めないこともある。何でも急ぐ世の中で、その針を眺める時間も大切かもしれないと思う」と笑った。

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