出口治明・ライフネット生命会長兼CEO
2015年8月10日 お仕事ご参考URL=http://digital.asahi.com/articles/ASH7P4SR2H7PULFA01L.html
【朝日新聞デジタル/2015年8月10日05時22分:土居新平・ 細見るい】
起 業 す る な ら 5 0 代 こ そ
6 0 歳 で 生 保 を 立 ち 上 げ た 男
出口治明・ライフネット生命会長兼CEO(67)
【出口治明〈でぐち・はるあき〉プロフィール】1972年に日本生命に入り、ロンドン事務所長や国際業務部長などを経て、2005年退職。ライフネット生命保険を起業し、2013年から会長兼CEO。これまでに5千冊以上歴史書を読んだ読書家でもある。
連載「 私 を 動 か す 私 が 動 か す 」
インターネットで申し込むライフネット生命保険を60歳で立ち上げて、丸7年が過ぎた。会社の知名度を上げようと、月に15回ほどこなす講演会では、「働き方」を語ることも多い。講演依頼のほとんどは個人から。10人以上集まったら、全国どこへも出向く。
――50代は起業に向いている、と訴えているとか。
「理由は簡単です。大人として認められるのが20歳と考えて、平均寿命が80歳。大人を60年間やると考えると、真ん中は50歳。人生の半分を走ってきたので、世の中の風景がわかっています」
――なるほど。
「ということは、自分の見極めもつきますね。会社に居続けたら収入や退職金はこれくらい、子どもが文系に進んだらいくらくらいかかる、とわかる。リスクが少ないと思うんです。飯が食えるという自信さえあれば、いい」
――体力や気力は、30代の方がある気もしますが。
「若い方には『清水の舞台を飛び降りたるで』という元気はあるかもしれない。でも、50代はひもがあれば、つーっ、と舞台から降りられるとわかる。踏み出せない人は『ベンチャーは若い人のもんや』と、なんとなく社会常識を受け入れているのです」
――起業が増えると、経済にも影響がありますか。
「めっちゃ、いいじゃないですか。この国は年功序列。50代以上がどんどん社会に飛び出せば、会社の風通しもよくなります」
――私が起業するなら、どんなアドバイスを?
「好きなこと、やりたいことを仕事にする。これに尽きる。『どんな領域がもうかると思いますか』と言う人は、やめた方がいいと思います」
大学を卒業して30年以上、日本生命に勤めた。55歳で関連会社に移り、「遺書のつもり」で書いた『生命保険入門』の本。書いたことを実践しようとつくった会社は、74年ぶりに親会社に保険会社を持たない生保として開業した。
――友人の紹介で会った方に誘われ、その場で「保険会社をつくりましょう」と答えたそうですね。
「直感でした。直感は、無意識のところで脳がフル回転する。過去の蓄積すべての総合判断です。当時58歳でしたから、58年間を総動員して、イエスと言っていいと、無意識の部分で意思決定したんです。言ってしまったら、やるしかありませんから」
――有言実行を、自分に課しているのですか。
「僕はギリシャ悲劇が大好きで。人間の喜怒哀楽のすべてが描かれていると思っています。そこでは神様ですら、自分の言ったことは取り消せない。言葉は、それだけ重い。人間も言うたことに責任を持たなあかんな、と思うんです」
――インターネットという発想は、どこから?
「所得を調べたら、20代の世帯は平均300万円くらいでした。必ず晩婚になり、少子化になる。保険料を半分にして、赤ちゃんを産みやすい社会をつくること。これをミッションにすると決めました。そのためにはインターネットを使って経費を抑えるしかない」
――パートナーは当時30歳の岩瀬大輔さん。いま社長をされていますが、なぜ彼だったのでしょう。
「正直なことを言うと、前職の優秀な部下の顔が何人か浮かんだんです。でも、瞬時に打ち消した。そんな会社がおもろいはずがないと。僕は年寄りで、保険のことを普通の人より知っている。パートナーは逆がええんで、若くて保険を知らない人がええと」
――あえて、若さや経験のなさを選んだのですね。
「ダイバーシティー(多様性)が、いかに大事かということです。同質性があかんということは、歴史が証明している」
――足元では新規契約が減っています。ネット生保の未来をどうみますか。
「7年たって改めてわかったことは、山あり谷ありやなと。生命保険は営業職員から買うものだという社会常識の壁は、想像したよりも厚い。マラソンで言えば、ライフネットはようやく競技場の外に出たくらい。これからやな、という気持ちです」
■取材後記
出口さんは穏やかな関西弁で、ギリシャ神話や江戸時代の話も交えて答えてくれた。なごやかに進んだ取材のなか、口調を強めて語った言葉が心に残る。
「50歳になって新しいことを始めるのが怖いと思っている人は、不勉強です」
好きな仕事に取り組み、勉強をし続ければ、何に挑戦するべきかは自然とわかる、と。もし破綻(はたん)すれば、契約者の人生設計を狂わせてしまう生命保険で、ベンチャーを起こした男の自負と厳しさを垣間見た。(土居新平)
■経験「顧問」で生かす
経験の豊富な中高年に、中小企業やベンチャー企業が必要なときだけ「顧問」として仕事を頼めるサービスが、広がってきた。海外進出の支援や新しい事業への助言など、ベテランならではの即戦力に、人材紹介会社も注目する。
リクルートキャリアが4月に始めた「顧問紹介サービス」は、これまでに中小企業を中心に100件の申し込みがあった。客層を広げたい都内の設備会社は、大手IT通信機器メーカーの元役員で営業戦略畑が長い62歳の男性と契約。問い合わせは月に10~20件ずつ増え、北海道や広島、鹿児島など地方からもくる。
上場手続きが不慣れなIT企業や車載部品に進出する携帯電話の部品メーカーなどが申し込み、「顧問」には、主に50代後半の大手企業の元役員などが就く。起業した人もいるが、退職して仕事をしていない人が多い。登録した約600人のなかに適任者がいないときは、リクルートが持つ約2万人のデータから探す。
インテリジェンスやマイナビも、似たサービスをすでに始めている。インテリジェンスの「i―common」で顧問契約を結ぶ約6割は、従業員100人未満の企業。「顧問」の平均年齢は60・9歳だ。上場企業の部長クラス以上が多いが、40~60歳の定年前の人たちもいる。2015年4月時点の契約件数は、前年4月より5割増えた。
こうしたサービスはいずれも業務委託で、社員として雇うわけではない。企業からみれば社会保険料を払わずにすみ、人件費を抑えることができる。(細見るい)
【朝日新聞デジタル/2015年8月10日05時22分:土居新平・ 細見るい】
起 業 す る な ら 5 0 代 こ そ
6 0 歳 で 生 保 を 立 ち 上 げ た 男
出口治明・ライフネット生命会長兼CEO(67)
【出口治明〈でぐち・はるあき〉プロフィール】1972年に日本生命に入り、ロンドン事務所長や国際業務部長などを経て、2005年退職。ライフネット生命保険を起業し、2013年から会長兼CEO。これまでに5千冊以上歴史書を読んだ読書家でもある。
連載「 私 を 動 か す 私 が 動 か す 」
インターネットで申し込むライフネット生命保険を60歳で立ち上げて、丸7年が過ぎた。会社の知名度を上げようと、月に15回ほどこなす講演会では、「働き方」を語ることも多い。講演依頼のほとんどは個人から。10人以上集まったら、全国どこへも出向く。
――50代は起業に向いている、と訴えているとか。
「理由は簡単です。大人として認められるのが20歳と考えて、平均寿命が80歳。大人を60年間やると考えると、真ん中は50歳。人生の半分を走ってきたので、世の中の風景がわかっています」
――なるほど。
「ということは、自分の見極めもつきますね。会社に居続けたら収入や退職金はこれくらい、子どもが文系に進んだらいくらくらいかかる、とわかる。リスクが少ないと思うんです。飯が食えるという自信さえあれば、いい」
――体力や気力は、30代の方がある気もしますが。
「若い方には『清水の舞台を飛び降りたるで』という元気はあるかもしれない。でも、50代はひもがあれば、つーっ、と舞台から降りられるとわかる。踏み出せない人は『ベンチャーは若い人のもんや』と、なんとなく社会常識を受け入れているのです」
――起業が増えると、経済にも影響がありますか。
「めっちゃ、いいじゃないですか。この国は年功序列。50代以上がどんどん社会に飛び出せば、会社の風通しもよくなります」
――私が起業するなら、どんなアドバイスを?
「好きなこと、やりたいことを仕事にする。これに尽きる。『どんな領域がもうかると思いますか』と言う人は、やめた方がいいと思います」
大学を卒業して30年以上、日本生命に勤めた。55歳で関連会社に移り、「遺書のつもり」で書いた『生命保険入門』の本。書いたことを実践しようとつくった会社は、74年ぶりに親会社に保険会社を持たない生保として開業した。
――友人の紹介で会った方に誘われ、その場で「保険会社をつくりましょう」と答えたそうですね。
「直感でした。直感は、無意識のところで脳がフル回転する。過去の蓄積すべての総合判断です。当時58歳でしたから、58年間を総動員して、イエスと言っていいと、無意識の部分で意思決定したんです。言ってしまったら、やるしかありませんから」
――有言実行を、自分に課しているのですか。
「僕はギリシャ悲劇が大好きで。人間の喜怒哀楽のすべてが描かれていると思っています。そこでは神様ですら、自分の言ったことは取り消せない。言葉は、それだけ重い。人間も言うたことに責任を持たなあかんな、と思うんです」
――インターネットという発想は、どこから?
「所得を調べたら、20代の世帯は平均300万円くらいでした。必ず晩婚になり、少子化になる。保険料を半分にして、赤ちゃんを産みやすい社会をつくること。これをミッションにすると決めました。そのためにはインターネットを使って経費を抑えるしかない」
――パートナーは当時30歳の岩瀬大輔さん。いま社長をされていますが、なぜ彼だったのでしょう。
「正直なことを言うと、前職の優秀な部下の顔が何人か浮かんだんです。でも、瞬時に打ち消した。そんな会社がおもろいはずがないと。僕は年寄りで、保険のことを普通の人より知っている。パートナーは逆がええんで、若くて保険を知らない人がええと」
――あえて、若さや経験のなさを選んだのですね。
「ダイバーシティー(多様性)が、いかに大事かということです。同質性があかんということは、歴史が証明している」
――足元では新規契約が減っています。ネット生保の未来をどうみますか。
「7年たって改めてわかったことは、山あり谷ありやなと。生命保険は営業職員から買うものだという社会常識の壁は、想像したよりも厚い。マラソンで言えば、ライフネットはようやく競技場の外に出たくらい。これからやな、という気持ちです」
■取材後記
出口さんは穏やかな関西弁で、ギリシャ神話や江戸時代の話も交えて答えてくれた。なごやかに進んだ取材のなか、口調を強めて語った言葉が心に残る。
「50歳になって新しいことを始めるのが怖いと思っている人は、不勉強です」
好きな仕事に取り組み、勉強をし続ければ、何に挑戦するべきかは自然とわかる、と。もし破綻(はたん)すれば、契約者の人生設計を狂わせてしまう生命保険で、ベンチャーを起こした男の自負と厳しさを垣間見た。(土居新平)
■経験「顧問」で生かす
経験の豊富な中高年に、中小企業やベンチャー企業が必要なときだけ「顧問」として仕事を頼めるサービスが、広がってきた。海外進出の支援や新しい事業への助言など、ベテランならではの即戦力に、人材紹介会社も注目する。
リクルートキャリアが4月に始めた「顧問紹介サービス」は、これまでに中小企業を中心に100件の申し込みがあった。客層を広げたい都内の設備会社は、大手IT通信機器メーカーの元役員で営業戦略畑が長い62歳の男性と契約。問い合わせは月に10~20件ずつ増え、北海道や広島、鹿児島など地方からもくる。
上場手続きが不慣れなIT企業や車載部品に進出する携帯電話の部品メーカーなどが申し込み、「顧問」には、主に50代後半の大手企業の元役員などが就く。起業した人もいるが、退職して仕事をしていない人が多い。登録した約600人のなかに適任者がいないときは、リクルートが持つ約2万人のデータから探す。
インテリジェンスやマイナビも、似たサービスをすでに始めている。インテリジェンスの「i―common」で顧問契約を結ぶ約6割は、従業員100人未満の企業。「顧問」の平均年齢は60・9歳だ。上場企業の部長クラス以上が多いが、40~60歳の定年前の人たちもいる。2015年4月時点の契約件数は、前年4月より5割増えた。
こうしたサービスはいずれも業務委託で、社員として雇うわけではない。企業からみれば社会保険料を払わずにすみ、人件費を抑えることができる。(細見るい)
高橋氏:長崎原爆70周年&「ああ浦頭」
2015年8月9日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ 会 員 の 皆 様
高 橋 育 郎
残 暑 お 見 舞 い 申 し 上 げ ま す 。
きのうは 長崎原爆の日 70周年でした。
50周年に、市では 歌の公募をしました。
私の詞「長崎の鐘が鳴る」が佳作入選し 50年史に掲載されました。
慎んで 添付させていただきました。
--------------------------------------------------------------------------------------------------
【長崎の鐘が鳴る】
長 崎 の 鐘 は 鳴 る
高 橋 育 郎 作詞曲
1 宇宙をめぐる 人は見る
ひときわ光る あの星は
あれは地球 美しい
伝えてゆこう この喜びを
平和のくらし みんなで守ろう
長崎の おもいをこめて鐘は鳴る
2 あの日のことは 忘れない
ひらめきおそう まぶしさは
あれは原爆 きのこ雲
惨禍極みて 涙もかれる
永遠(とわ)の平和を みんなで守ろう
長崎の おもいをこめて鐘は鳴る
3 憎しみ遠く 消え去りて
ひたすら願う めぐる春
花は咲き染め 鳥は飛ぶ
尊きみたま 導きたまえ
平和への道 みんなで歩もう
長崎の おもいをこめて鐘は鳴る
平成7年(1995年)
長崎市被爆50周年記念 入選歌
50年誌に載る
--------------------------------------------------------------------------------------------------
【2015・7・6 記】
明 治 の 産 業 遺 産
長 崎 グ ラ バ ー 邸 と 私 の 歌
高 橋 育 郎
長崎グラバー邸が明治産業革命遺産になった。
そのグラバー邸で忘れられないのが、私の作曲「ああ浦頭」である。
この曲は、1995年の戦後50年記念に、佐世保市引揚記念平和公園における「市民音楽祭」の名のもとに、地元の歌手2名と、合唱団3団体とフォークダンス、民舞、和太鼓グループがそれぞれ趣向をこらして演奏した。
市長の挨拶があり、続いて作詞者の挨拶があった。作曲の私は呼ばれてはいたが、この地には、めったにない渇水に襲われ、水の工面に予算を使い果たし、私の旅費がだせないと招待は取り消しになった。しかし、地元の篤志家が記録したビデオを送ってくれた。
歌の普及会が出来て、CDが発売され、市民に浸透していった。
それから4年経って、こんどは会場がハウステンボスになって、JR九州とJTBが共催で「『ああ浦頭』を歌う全国の集い」と銘打って、戦後、大陸から引揚てきた人たちを全国から呼び集め開催した。佐世保湾に船を浮かべ、引揚船にみたてて湾を一周し、ブラスバンドの演奏に迎えられ上陸。そして。一行は館内に入ると、そこには往時の写真展があり、それぞれ思い出に浸った。やがて、ホールでは式典がおこなわれ、歌手がおごそかに登場し、「ああ浦頭」を万感こめて歌った。この模様はビデオに記録され、ラジオ長崎で放送された。
そして、グラバー邸では、長崎ご当地ソング・ベスト50が発表され、この歌は46位にランクインした。そしてNHKの番組「おーい長崎県」で放映された。
では、この歌が出来た経緯であるが、元は、生涯現役実践道場ライフ・ベンチャー・クラブである。当時、会員月刊誌「ライフ・ベンチャー」を発行していた。中に、「生涯現役で活躍している人物紹介」があって、編集委員であった私は、横浜市の「生涯現役かなざわ会」の門口氏をルポした。そのとき彼から示されたのが「ああ浦頭」の詩であった。
彼は私に作曲してみないかといった。私は表題の浦頭が分からず意味を聞いた。浦頭は佐世保湾にある港で、戦後大陸からの引揚船の寄港地であると。ちなみに横須賀の浦賀、京都の舞鶴が知られていた。父はタイから浦賀に引き上げたのだ。
「引揚船の哀歓染めて 夕映え悲し ああ浦頭」の歌詞ではじまる。
出来あがった曲を門口さんを通して作詞者へ送ってもらった。すると、思いもかけない返事が届いた。この曲に感涙したというのだ。そして、地元の合唱団に送ったところ、クリスマスに3団体が結集して歌うことにしたというのである。そして地元のタイムス誌に記事が載った。それから半年間ほど関連記事が連載され、私の手元に送られてきた。
更には「ああ浦頭」普及会が出来て、町の有線放送で流され、カセットテープになった。
それが、市民音楽祭に歌われ、ハウステンボスの全国の集いに発展したのである。 以 上
NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ 会 員 の 皆 様
高 橋 育 郎
残 暑 お 見 舞 い 申 し 上 げ ま す 。
きのうは 長崎原爆の日 70周年でした。
50周年に、市では 歌の公募をしました。
私の詞「長崎の鐘が鳴る」が佳作入選し 50年史に掲載されました。
慎んで 添付させていただきました。
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【長崎の鐘が鳴る】
長 崎 の 鐘 は 鳴 る
高 橋 育 郎 作詞曲
1 宇宙をめぐる 人は見る
ひときわ光る あの星は
あれは地球 美しい
伝えてゆこう この喜びを
平和のくらし みんなで守ろう
長崎の おもいをこめて鐘は鳴る
2 あの日のことは 忘れない
ひらめきおそう まぶしさは
あれは原爆 きのこ雲
惨禍極みて 涙もかれる
永遠(とわ)の平和を みんなで守ろう
長崎の おもいをこめて鐘は鳴る
3 憎しみ遠く 消え去りて
ひたすら願う めぐる春
花は咲き染め 鳥は飛ぶ
尊きみたま 導きたまえ
平和への道 みんなで歩もう
長崎の おもいをこめて鐘は鳴る
平成7年(1995年)
長崎市被爆50周年記念 入選歌
50年誌に載る
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【2015・7・6 記】
明 治 の 産 業 遺 産
長 崎 グ ラ バ ー 邸 と 私 の 歌
高 橋 育 郎
長崎グラバー邸が明治産業革命遺産になった。
そのグラバー邸で忘れられないのが、私の作曲「ああ浦頭」である。
この曲は、1995年の戦後50年記念に、佐世保市引揚記念平和公園における「市民音楽祭」の名のもとに、地元の歌手2名と、合唱団3団体とフォークダンス、民舞、和太鼓グループがそれぞれ趣向をこらして演奏した。
市長の挨拶があり、続いて作詞者の挨拶があった。作曲の私は呼ばれてはいたが、この地には、めったにない渇水に襲われ、水の工面に予算を使い果たし、私の旅費がだせないと招待は取り消しになった。しかし、地元の篤志家が記録したビデオを送ってくれた。
歌の普及会が出来て、CDが発売され、市民に浸透していった。
それから4年経って、こんどは会場がハウステンボスになって、JR九州とJTBが共催で「『ああ浦頭』を歌う全国の集い」と銘打って、戦後、大陸から引揚てきた人たちを全国から呼び集め開催した。佐世保湾に船を浮かべ、引揚船にみたてて湾を一周し、ブラスバンドの演奏に迎えられ上陸。そして。一行は館内に入ると、そこには往時の写真展があり、それぞれ思い出に浸った。やがて、ホールでは式典がおこなわれ、歌手がおごそかに登場し、「ああ浦頭」を万感こめて歌った。この模様はビデオに記録され、ラジオ長崎で放送された。
そして、グラバー邸では、長崎ご当地ソング・ベスト50が発表され、この歌は46位にランクインした。そしてNHKの番組「おーい長崎県」で放映された。
では、この歌が出来た経緯であるが、元は、生涯現役実践道場ライフ・ベンチャー・クラブである。当時、会員月刊誌「ライフ・ベンチャー」を発行していた。中に、「生涯現役で活躍している人物紹介」があって、編集委員であった私は、横浜市の「生涯現役かなざわ会」の門口氏をルポした。そのとき彼から示されたのが「ああ浦頭」の詩であった。
彼は私に作曲してみないかといった。私は表題の浦頭が分からず意味を聞いた。浦頭は佐世保湾にある港で、戦後大陸からの引揚船の寄港地であると。ちなみに横須賀の浦賀、京都の舞鶴が知られていた。父はタイから浦賀に引き上げたのだ。
「引揚船の哀歓染めて 夕映え悲し ああ浦頭」の歌詞ではじまる。
出来あがった曲を門口さんを通して作詞者へ送ってもらった。すると、思いもかけない返事が届いた。この曲に感涙したというのだ。そして、地元の合唱団に送ったところ、クリスマスに3団体が結集して歌うことにしたというのである。そして地元のタイムス誌に記事が載った。それから半年間ほど関連記事が連載され、私の手元に送られてきた。
更には「ああ浦頭」普及会が出来て、町の有線放送で流され、カセットテープになった。
それが、市民音楽祭に歌われ、ハウステンボスの全国の集いに発展したのである。 以 上
8/26開催:『第356回生涯現役塾』ご案内
2015年8月8日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ の 諸 活 動 に
ご 関 心 く だ さ る 皆 様
残 暑 お 見 舞 い 申 し 上 げ ま す 。
皆様方には 「生涯現役社会づくり」へのご支援を本当に有難うございます。
生涯現役活動30年、愈々民主導型展開の時節到来好機と期待しています。
つきましては、『第356回:生涯現役シリーズ塾 第八弾』開催ご案内します。
毎月定例で企画・運営される私たちの行事日程には意欲的ご参画精神で、
一人でも多く仲間を『生涯現役社会づくり』推進活動にお誘いしたいのです。
地の利日本一最高の、ライフ・ベンチャ-事務所を有効活用されませんか。
東京都中央区八重洲1-7-20八重洲口会館ビル地下2階
生涯現役実践道場の社会活力拠点は、東京駅八重洲北口改札を出た所
東京駅・大丸デパート向い側です。 (日興証券が一階にあるビルのB2階)
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『あなたと日本を元気に!』させる 生涯現役実践道場への 積極ご参加で
あなたご活躍の地域から 次々と民活力の盛り上がる大輪が拡がります!
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2014年秋期:実施サミット/2015年春・秋期:開催日(各土曜13:30~16:50)
①Summit 11/8(済) ②Summit 4/25(済) ③Summit 10/17(予定)
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2015年8月(理事会/15:00 & 生涯現役塾/17:30)~2016年1月【時間注意】
8/26 9/16 10/28 11/24 12/16 1/27
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日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ
代 表 東 瀧 邦 次
TEL:03-3517-6667 FAX:03-3517-6668
E-mail: info@sgsk.net
URL: http://www.sgsk.net
Blog: http://40591.diarynote.jp/
Facebook : http://www.facebook.com/sgsk.net/
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【 第 3 5 6 回 生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾ご案内 】
第3 5 6 回 生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾
生 涯 現 役 に 取 り 組 む 第 八 弾
生涯現役社会づくりではオンリーワンの生涯現役実践道場
日 時: 2 0 1 5 年 8 月 2 6 日 (水)
〔生涯現役実践塾〕 1 7 : 3 0 ~ 1 9 : 3 0
会 場: 八 重 洲 口 会 館 会 議 室
東京都中央区八重洲1-7-20 八重洲口会館 B2F
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テーマ: ③ 生 涯 現 役 サ ミ ッ ト 事前「わたしの生涯現役社会づくり挑戦のご報告」
進行役; 東 瀧 邦 次
( 日本生涯現役推進協議会・NPOライフ・ベンチャー・クラブ 代表 )
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講 師: 柳 原 正 年
( 富山社会人大楽塾 代表/日本生涯現役推進協議会 理事 )
略 歴: 平成12年、大手生命保険会社定年退職と同時に「富山社会人大楽塾」を設立。生涯現役健康生きがいづくりプラットホームづくりにチャレンジ。設立15年に当たる平成27年には「高齢社会」対応の「健康福祉インストラクター」養成事業を立ち上げ、生涯現役リーダーづくりに取り組んでいる。
講 演 A: 「 生 涯 現 役 コ ン ビ ニ サ ロ ン ・
社 会 人 大 楽 塾 の 全 国 展 開 」
内 容: 高齢コミュニティサロン(社会人大楽塾チェーン)の全国展開実証実験を開始。その第一弾として団塊女性のエンパワーメント事業「健康福祉インストラクター」養成を開始した。生涯現役というと男性向け言葉を女性向けに「健康福祉インストラクター」とネーミング、中高年女性のパワーを生涯現役社会に寄与することにより、シニア男性のプロデューサーへの参加意識を高めようとするもの。
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講 師: 八 久 保 宜 美
( 株式会社 スリービーンズ 代表取締役 )
略 歴: 2012年(株)スリービーンズ設立。シニアでもできる仕事ではなく、シニアならではの仕事創出に工夫を凝らす。特に介護事業所の生活相談人に着目し、説明会やセミナーを開催。介護業界全体の底上げを図るべくシニアの知恵活用に最重点。また専門学校で若い生徒に仕事に役立つ実務パソコン指導。平成流就活術やビジネスの基本は、転職や起業を目指すシニアにも有効。シニアの創職(就業&起業)に情報発信の側面から支援事業を展開活躍中。
演 題 B : 「 ネ ッ ト 展 開 は 一 夜 に し て な ら ず ・
突 破 口 に す る た め の 発 信 力 」
内 容: 弊社が運営する「デイサービス生活相談員ネットワーク」サイトを月間3万アクセス数にする迄の努力・独創的ノウハウでやってきたこと、これからやらなくてはならないこと、ネットから得たもの・失ったものなど実例でご紹介します。ネット活用のためには何が必要なのかが必ず判ります。
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講 師: 井 上 仁
( フクシマ復興応援ネットワーク事務局 PJ実行責任者 )
略 歴:1983年から企業や自治体のプロジェクトマネジメントの実践研究を行う、ベルヒュード国際経営研究所を主宰。フクシマ第一原発5、6号機が位置する二葉町で幼年、少年期を過ごす。「フクシマ問題は長丁場、原発被災者の自立、生活再建は全国民的対応課題」という思いで2014年フクシマ復興応援ネットワークを立ち上げる。現在フクシマだからこそ「子どもたちの安全・安心で健康な農業の開発・導入をめざすプロジェクト」推進の実行責任者として活躍中。
演 題 C: 「 生 涯 現 役 パ ワ ー で
フ ク シ マ 再 生 農 業 ビ ジ ネ ス 開 拓 」
内 容: 自然栽培のやぶ田ファームで「有機JAS認証野菜」を省力、低コスト、高生産性で栽培する「環境保全型ハウス有機農法」の実証栽培プロジェクトを立ち上げ。その実績をもって日本太陽光発電プランナー協議会理事企業3社と提携し、フクシマに太陽光発電・売電とセットにした「ソーラーシェアリング」農業ビジネスとして導入を図るプロセスをご案内します。
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講 師: 武 井 昭
( 有限会社 介護けやき・ NPO 市民ビジネス サポートセンター 代表 )
略 歴: 1992年情報関係の会社を退職後、中小企業診断士登録・経営コンサルタントとして独立、NPO法人市民ビジネスサポートセンターを開設し、理事長として。商店街支援、創業塾開塾。2003年高齢者介護の(有)介護けやきを設立・代表取締役として世田谷区内の高齢者介護事業経営で現在に至る。
演 題 D: 「 生 涯 現 役 実 践 家 と し て
地 域 社 会 で の 生 き が い 人 生 」
内 容: 人生マラソン59歳でサラリーマン生活を終了。コンサルタントとして自主独立の自営で、数社の経営支援、NPO法人を設立して世田谷区内の創業者支援。障碍者教育、任意団体せたがやアンビシャス設立の支援。69歳にて有限会社介護けやき設立。高齢者介護事業を創立して世田谷区内の高齢者介護に当る。認知賞高齢者の増加に伴い明2016年度は、区内高齢者対象施設設立に向け鋭意開設準備中。
*************************************************************************
参加費: 会員/1,000円 一般/2,000円
申込先: NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ事務局
東京都中央区八重洲1-7-20 八重洲口会館 B2F
電話:03(3517)6667 Fax:03(3517)6668
E-mail: info@sgsk.net or lvcinfo@sgsk.net
URL:http://www.sgsk.net or http://sgsk.net/70890
………………………………………………………………………………………………
第 3 5 6 回 生涯現役シリーズ塾 参 加 申 込 書
2015 年 8月 日
特定非営利活動法人 ライフ・ベンチャー・クラブ 事務局 宛
氏 名:____________
TEL or FAX or Mail __________________
NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ の 諸 活 動 に
ご 関 心 く だ さ る 皆 様
残 暑 お 見 舞 い 申 し 上 げ ま す 。
皆様方には 「生涯現役社会づくり」へのご支援を本当に有難うございます。
生涯現役活動30年、愈々民主導型展開の時節到来好機と期待しています。
つきましては、『第356回:生涯現役シリーズ塾 第八弾』開催ご案内します。
毎月定例で企画・運営される私たちの行事日程には意欲的ご参画精神で、
一人でも多く仲間を『生涯現役社会づくり』推進活動にお誘いしたいのです。
地の利日本一最高の、ライフ・ベンチャ-事務所を有効活用されませんか。
東京都中央区八重洲1-7-20八重洲口会館ビル地下2階
生涯現役実践道場の社会活力拠点は、東京駅八重洲北口改札を出た所
東京駅・大丸デパート向い側です。 (日興証券が一階にあるビルのB2階)
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『あなたと日本を元気に!』させる 生涯現役実践道場への 積極ご参加で
あなたご活躍の地域から 次々と民活力の盛り上がる大輪が拡がります!
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2014年秋期:実施サミット/2015年春・秋期:開催日(各土曜13:30~16:50)
①Summit 11/8(済) ②Summit 4/25(済) ③Summit 10/17(予定)
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2015年8月(理事会/15:00 & 生涯現役塾/17:30)~2016年1月【時間注意】
8/26 9/16 10/28 11/24 12/16 1/27
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日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ
代 表 東 瀧 邦 次
TEL:03-3517-6667 FAX:03-3517-6668
E-mail: info@sgsk.net
URL: http://www.sgsk.net
Blog: http://40591.diarynote.jp/
Facebook : http://www.facebook.com/sgsk.net/
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【 第 3 5 6 回 生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾ご案内 】
第3 5 6 回 生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾
生 涯 現 役 に 取 り 組 む 第 八 弾
生涯現役社会づくりではオンリーワンの生涯現役実践道場
日 時: 2 0 1 5 年 8 月 2 6 日 (水)
〔生涯現役実践塾〕 1 7 : 3 0 ~ 1 9 : 3 0
会 場: 八 重 洲 口 会 館 会 議 室
東京都中央区八重洲1-7-20 八重洲口会館 B2F
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テーマ: ③ 生 涯 現 役 サ ミ ッ ト 事前「わたしの生涯現役社会づくり挑戦のご報告」
進行役; 東 瀧 邦 次
( 日本生涯現役推進協議会・NPOライフ・ベンチャー・クラブ 代表 )
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講 師: 柳 原 正 年
( 富山社会人大楽塾 代表/日本生涯現役推進協議会 理事 )
略 歴: 平成12年、大手生命保険会社定年退職と同時に「富山社会人大楽塾」を設立。生涯現役健康生きがいづくりプラットホームづくりにチャレンジ。設立15年に当たる平成27年には「高齢社会」対応の「健康福祉インストラクター」養成事業を立ち上げ、生涯現役リーダーづくりに取り組んでいる。
講 演 A: 「 生 涯 現 役 コ ン ビ ニ サ ロ ン ・
社 会 人 大 楽 塾 の 全 国 展 開 」
内 容: 高齢コミュニティサロン(社会人大楽塾チェーン)の全国展開実証実験を開始。その第一弾として団塊女性のエンパワーメント事業「健康福祉インストラクター」養成を開始した。生涯現役というと男性向け言葉を女性向けに「健康福祉インストラクター」とネーミング、中高年女性のパワーを生涯現役社会に寄与することにより、シニア男性のプロデューサーへの参加意識を高めようとするもの。
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講 師: 八 久 保 宜 美
( 株式会社 スリービーンズ 代表取締役 )
略 歴: 2012年(株)スリービーンズ設立。シニアでもできる仕事ではなく、シニアならではの仕事創出に工夫を凝らす。特に介護事業所の生活相談人に着目し、説明会やセミナーを開催。介護業界全体の底上げを図るべくシニアの知恵活用に最重点。また専門学校で若い生徒に仕事に役立つ実務パソコン指導。平成流就活術やビジネスの基本は、転職や起業を目指すシニアにも有効。シニアの創職(就業&起業)に情報発信の側面から支援事業を展開活躍中。
演 題 B : 「 ネ ッ ト 展 開 は 一 夜 に し て な ら ず ・
突 破 口 に す る た め の 発 信 力 」
内 容: 弊社が運営する「デイサービス生活相談員ネットワーク」サイトを月間3万アクセス数にする迄の努力・独創的ノウハウでやってきたこと、これからやらなくてはならないこと、ネットから得たもの・失ったものなど実例でご紹介します。ネット活用のためには何が必要なのかが必ず判ります。
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講 師: 井 上 仁
( フクシマ復興応援ネットワーク事務局 PJ実行責任者 )
略 歴:1983年から企業や自治体のプロジェクトマネジメントの実践研究を行う、ベルヒュード国際経営研究所を主宰。フクシマ第一原発5、6号機が位置する二葉町で幼年、少年期を過ごす。「フクシマ問題は長丁場、原発被災者の自立、生活再建は全国民的対応課題」という思いで2014年フクシマ復興応援ネットワークを立ち上げる。現在フクシマだからこそ「子どもたちの安全・安心で健康な農業の開発・導入をめざすプロジェクト」推進の実行責任者として活躍中。
演 題 C: 「 生 涯 現 役 パ ワ ー で
フ ク シ マ 再 生 農 業 ビ ジ ネ ス 開 拓 」
内 容: 自然栽培のやぶ田ファームで「有機JAS認証野菜」を省力、低コスト、高生産性で栽培する「環境保全型ハウス有機農法」の実証栽培プロジェクトを立ち上げ。その実績をもって日本太陽光発電プランナー協議会理事企業3社と提携し、フクシマに太陽光発電・売電とセットにした「ソーラーシェアリング」農業ビジネスとして導入を図るプロセスをご案内します。
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講 師: 武 井 昭
( 有限会社 介護けやき・ NPO 市民ビジネス サポートセンター 代表 )
略 歴: 1992年情報関係の会社を退職後、中小企業診断士登録・経営コンサルタントとして独立、NPO法人市民ビジネスサポートセンターを開設し、理事長として。商店街支援、創業塾開塾。2003年高齢者介護の(有)介護けやきを設立・代表取締役として世田谷区内の高齢者介護事業経営で現在に至る。
演 題 D: 「 生 涯 現 役 実 践 家 と し て
地 域 社 会 で の 生 き が い 人 生 」
内 容: 人生マラソン59歳でサラリーマン生活を終了。コンサルタントとして自主独立の自営で、数社の経営支援、NPO法人を設立して世田谷区内の創業者支援。障碍者教育、任意団体せたがやアンビシャス設立の支援。69歳にて有限会社介護けやき設立。高齢者介護事業を創立して世田谷区内の高齢者介護に当る。認知賞高齢者の増加に伴い明2016年度は、区内高齢者対象施設設立に向け鋭意開設準備中。
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参加費: 会員/1,000円 一般/2,000円
申込先: NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ事務局
東京都中央区八重洲1-7-20 八重洲口会館 B2F
電話:03(3517)6667 Fax:03(3517)6668
E-mail: info@sgsk.net or lvcinfo@sgsk.net
URL:http://www.sgsk.net or http://sgsk.net/70890
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第 3 5 6 回 生涯現役シリーズ塾 参 加 申 込 書
2015 年 8月 日
特定非営利活動法人 ライフ・ベンチャー・クラブ 事務局 宛
氏 名:____________
TEL or FAX or Mail __________________
草野氏「日立世界ふしぎ発見」生涯現役
2015年8月7日 お仕事 産経ニュース【 http://www.sankei.com/column/news/150807/clm1508070008-n1.html 】本日付サイトによると、「日立 世界ふしぎ発見」シリーズは、私たち生涯現役仲間の活動開始時期と、奇しくも同年30年の超長期な番組歳月を迎えているのだとか・・・その司会役・テレビキャスター:草野 仁氏の人生マラソン生涯現役取組み姿勢について、下記のような戸谷真美女史のコメントをご参考までに、転載ご紹介させていただきます。
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テレビキャスター・ 草 野 仁 氏
「 生 涯 現 役 」 で い る た め に
〈 初めて手がけたバラエティー番組
「 日 立 世 界 ふ し ぎ 発 見 ! 」(TBS系) は
今 年 で 3 0 年 目 を 迎 え た 〉
これだけ続いているのは強力で温かいスポンサーのおかげですね。日立製作所は番組にとても大きな愛情を抱いてくれています。例えば昭和61年5月3日、3回目の放送でのこと。連休中でテレビを見る人が少なく、さらにインドネシアの仏教遺跡、ボロブドゥール遺跡という難しいテーマだったこともあり、少しずつ上がっていた視聴率ががくっと落ちたんです。
ところが、当時の日立の宣伝部長は「皆さんは『歴史と楽しく遊ぶ』というコンセプトで番組をやっていくと決意したのでしょう? その道をしっかり進んでくれればいい。慌てる必要はない」とおっしゃった。あの言葉がなければ、この番組も早く終わっていたでしょう。黒柳徹子さんや私自身も含め、出演者がみな元気であったということもありますね。特に黒柳さんは卓越したエネルギーの持ち主です。
〈同番組では優雅な着物姿で、高い正答率を誇る黒柳さんには人知れぬ努力があった〉
黒柳さんも一度は出演を断られたんです。でも、番組のコンセプトを説明すると1週間後に「出ます」とおっしゃった。当時彼女は52歳でしたが、「地理も歴史もあまり知識がないので、この機会に腰を据えて勉強してみたい」と。条件として一つだけ、「前の週に翌週分の大まかなテーマだけを教えてほしい。それで自分なりに準備したい」と提案されました。
彼女は実際に毎週、勉強してこられました。一度真っ赤な目で収録にいらしたことがありました。前の晩、仕事を終えた夜10時から午後の収録の直前まで、一睡もせず本を読んでいたそうです。そうした地道な努力の積み重ねがあってこそ、80歳を超えてなお、芸能界の第一線を張れるのですね。
〈近著『老い駆けろ!人生』(角川新書)では、枯れることなく人生を謳歌(おうか)する素晴らしさを訴えた〉
70歳を超えましたが、やりたいことはたくさんあります。まず料理。私は「男子厨房(ちゅうぼう)に入らず」なんてことをやってきた人間ですが、食生活は大事。家内がいないときには昼ご飯くらいは作れるようにならなければ。
もう一つはオファーを待つのではなく、話すことを生かして何かビジネスができたら、と。スポーツの分野を長くやってきたので、かつての世界のスーパースターたちともう一度対面して、彼らの強さの根源を探ってみたいですね。
本にも書いたのですが、生涯現役を貫くには、どんな仕事でも必死に取り組むことが必要。それが生きがいにつながるからです。とはいえ、あまりに完璧にやろうとすると重荷になってしまいます。少しアバウトに、大胆に考えて続けること。それが充実した人生を全うする秘訣(ひけつ)ではないでしょうか。(聞き手 戸谷真美)
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テレビキャスター・ 草 野 仁 氏
「 生 涯 現 役 」 で い る た め に
〈 初めて手がけたバラエティー番組
「 日 立 世 界 ふ し ぎ 発 見 ! 」(TBS系) は
今 年 で 3 0 年 目 を 迎 え た 〉
これだけ続いているのは強力で温かいスポンサーのおかげですね。日立製作所は番組にとても大きな愛情を抱いてくれています。例えば昭和61年5月3日、3回目の放送でのこと。連休中でテレビを見る人が少なく、さらにインドネシアの仏教遺跡、ボロブドゥール遺跡という難しいテーマだったこともあり、少しずつ上がっていた視聴率ががくっと落ちたんです。
ところが、当時の日立の宣伝部長は「皆さんは『歴史と楽しく遊ぶ』というコンセプトで番組をやっていくと決意したのでしょう? その道をしっかり進んでくれればいい。慌てる必要はない」とおっしゃった。あの言葉がなければ、この番組も早く終わっていたでしょう。黒柳徹子さんや私自身も含め、出演者がみな元気であったということもありますね。特に黒柳さんは卓越したエネルギーの持ち主です。
〈同番組では優雅な着物姿で、高い正答率を誇る黒柳さんには人知れぬ努力があった〉
黒柳さんも一度は出演を断られたんです。でも、番組のコンセプトを説明すると1週間後に「出ます」とおっしゃった。当時彼女は52歳でしたが、「地理も歴史もあまり知識がないので、この機会に腰を据えて勉強してみたい」と。条件として一つだけ、「前の週に翌週分の大まかなテーマだけを教えてほしい。それで自分なりに準備したい」と提案されました。
彼女は実際に毎週、勉強してこられました。一度真っ赤な目で収録にいらしたことがありました。前の晩、仕事を終えた夜10時から午後の収録の直前まで、一睡もせず本を読んでいたそうです。そうした地道な努力の積み重ねがあってこそ、80歳を超えてなお、芸能界の第一線を張れるのですね。
〈近著『老い駆けろ!人生』(角川新書)では、枯れることなく人生を謳歌(おうか)する素晴らしさを訴えた〉
70歳を超えましたが、やりたいことはたくさんあります。まず料理。私は「男子厨房(ちゅうぼう)に入らず」なんてことをやってきた人間ですが、食生活は大事。家内がいないときには昼ご飯くらいは作れるようにならなければ。
もう一つはオファーを待つのではなく、話すことを生かして何かビジネスができたら、と。スポーツの分野を長くやってきたので、かつての世界のスーパースターたちともう一度対面して、彼らの強さの根源を探ってみたいですね。
本にも書いたのですが、生涯現役を貫くには、どんな仕事でも必死に取り組むことが必要。それが生きがいにつながるからです。とはいえ、あまりに完璧にやろうとすると重荷になってしまいます。少しアバウトに、大胆に考えて続けること。それが充実した人生を全うする秘訣(ひけつ)ではないでしょうか。(聞き手 戸谷真美)
西條氏:組織力を最大限に伸ばす原理6
2015年8月6日 お仕事 人 事 は 社 員 の “ 関 心 ” を 知 る こ と が 重 要
―― 先日、新たに「いいチームを作りましょうプロジェクト」を立ち上げられましたが、どのような活動を予定されていますか。
いいチームを作るためのノウハウを提供することはもちろん、それを体感することができるプロジェクトにしていきたいと考えています。動機付け、自己実現、自己啓発など、個人のスキルをアップするためのノウハウや実践知は揃っていますが、チーム力をアップするためのツールは、まだまだ少ないのが実状だからです。現在、多くの企業が「社長の意識は高いが、チームがついてこない」「幹部は育ったが、チーム全体の力は上がらない」といった問題を抱えています。それを改善していくことが、「いいチームを作りましょうプロジェクト」の大きな課題です。
これまでの組織行動は、「科学的知見」に基づいて考えることが前提でした。しかし、現在のように変化が激しい状況下では、科学は決して万能ではありません。科学は過去のデータに基づいていますが、汎用性という部分では心もとないからです。
例えばリーダーシップは、「誰が実践したのか」によって、メンバーの反応が変わってくるものです。しかし、組織行動ではその事実を捨象して、誰でも一般的に使えるものとしてきました。ここに、リーダーシップが研究分野として発展してこなかった一因があります。
しっかりと考えれば、誰がリーダーシップを実践しようとするのかによって、その意味や価値が変わってくるとわかるはず。リーダーとして正しいことをしているのに、なぜ誰もついてこないのかというと、その人に原因があるからです。同じことをしても、皆がついていきたいと思えるような人なら、うまくいくのです。
現場でうまくリーダーシップを発揮できている人は、一通り試してみて、科学的知見だけではダメだと気付いています。学問のルールにとらわれるのではなく、現場の反応を見て柔軟に対応できること、そして、それを実践知にしていくことが重要です。
―― 最後に、企業で組織づくりに携わる人事の方々に向けて、メッセージをお願いします。
人事の方は、社員の能力だけを見ていることが多いと思います。しかし、全ての人は本質的に「関心を満たしながら生きたい」と考えています。関心に応じて価値を見出すことが「価値の原理」です。人は関心のないことには価値を見出しません。「人は機械ではない」ということが、見落とされがちだと思います。
もちろん関心だけで仕事をすることはできませんが、全く関心のないことばかりやっていると、人は満たされなくなります。その人にとっては仕事が不毛の平野となり、どんどん消耗して、辞めたり病気になったりしてしまいます。
言われてみれば当然のことですが、本質を見落とすと大失敗してしまいます。人事の方には、必ず社員の関心を把握するようにしてほしい。本人も気づいていないことがあるので、なかなかやっかいですが、社員に自分は何に関心があるのかを分からせることも人事の重要な役目です。人が会社を辞める際には、必ず理由があります。しかし、会社や人事が思っている以上に、その理由はお金ではありません。人事は社員の心の声を聞くべきです。
―― これからの組織のあり方と、そのために人事は何をすればいいのかが、大変よく分かりました。本日はお忙しい中、ありがとうございました。 おわり
―― 先日、新たに「いいチームを作りましょうプロジェクト」を立ち上げられましたが、どのような活動を予定されていますか。
いいチームを作るためのノウハウを提供することはもちろん、それを体感することができるプロジェクトにしていきたいと考えています。動機付け、自己実現、自己啓発など、個人のスキルをアップするためのノウハウや実践知は揃っていますが、チーム力をアップするためのツールは、まだまだ少ないのが実状だからです。現在、多くの企業が「社長の意識は高いが、チームがついてこない」「幹部は育ったが、チーム全体の力は上がらない」といった問題を抱えています。それを改善していくことが、「いいチームを作りましょうプロジェクト」の大きな課題です。
これまでの組織行動は、「科学的知見」に基づいて考えることが前提でした。しかし、現在のように変化が激しい状況下では、科学は決して万能ではありません。科学は過去のデータに基づいていますが、汎用性という部分では心もとないからです。
例えばリーダーシップは、「誰が実践したのか」によって、メンバーの反応が変わってくるものです。しかし、組織行動ではその事実を捨象して、誰でも一般的に使えるものとしてきました。ここに、リーダーシップが研究分野として発展してこなかった一因があります。
しっかりと考えれば、誰がリーダーシップを実践しようとするのかによって、その意味や価値が変わってくるとわかるはず。リーダーとして正しいことをしているのに、なぜ誰もついてこないのかというと、その人に原因があるからです。同じことをしても、皆がついていきたいと思えるような人なら、うまくいくのです。
現場でうまくリーダーシップを発揮できている人は、一通り試してみて、科学的知見だけではダメだと気付いています。学問のルールにとらわれるのではなく、現場の反応を見て柔軟に対応できること、そして、それを実践知にしていくことが重要です。
―― 最後に、企業で組織づくりに携わる人事の方々に向けて、メッセージをお願いします。
人事の方は、社員の能力だけを見ていることが多いと思います。しかし、全ての人は本質的に「関心を満たしながら生きたい」と考えています。関心に応じて価値を見出すことが「価値の原理」です。人は関心のないことには価値を見出しません。「人は機械ではない」ということが、見落とされがちだと思います。
もちろん関心だけで仕事をすることはできませんが、全く関心のないことばかりやっていると、人は満たされなくなります。その人にとっては仕事が不毛の平野となり、どんどん消耗して、辞めたり病気になったりしてしまいます。
言われてみれば当然のことですが、本質を見落とすと大失敗してしまいます。人事の方には、必ず社員の関心を把握するようにしてほしい。本人も気づいていないことがあるので、なかなかやっかいですが、社員に自分は何に関心があるのかを分からせることも人事の重要な役目です。人が会社を辞める際には、必ず理由があります。しかし、会社や人事が思っている以上に、その理由はお金ではありません。人事は社員の心の声を聞くべきです。
―― これからの組織のあり方と、そのために人事は何をすればいいのかが、大変よく分かりました。本日はお忙しい中、ありがとうございました。 おわり
西條氏:組織力を最大限に伸ばす原理5
2015年8月5日 お仕事 な ぜ 組 織 は 臨 機 応 変 に 動 け な い の か
―― 臨機応変が大事だと考えながら、多くの組織では、なぜそれができていないのでしょうか。
その謎を解くには“埋没コスト”という概念が手掛かりになります。埋没コストとは、これまでに積み重ねてきた実績や信頼、費やした時間や資金などの回収不可能なコストのことです。基本的には、時間経過にともなって増大していくことになります。たとえば、戦争をやめられなかったのも、原発を止められなかったのも、方向転換によってこれまで費やしてきた多くのコストが回収不能になるためだとわかります。ほんのわずかな可能性であっても好転する(悪化しない)ことに賭けたいという心理が動き、外部から見ると不合理とも思える行動を続けてしまうのです。
埋没コスト自体は決して新しいものではありませんが、これと“方法の原理”を組み合わせると、組織の不合理に関する洞察を深めていくことができます。たとえばワンマン社長が「ずっとこのやり方で成功してきた」と、部下の進言に耳を傾けずに会社をつぶしてしまったケースは、状況が変わったにもかかわらず、過去の成功方法にとらわれることで起きたことだとわかります。第三者からすれば不合理でも、当人にはそれにとらわれる十分な理由があり、これまで成功してきたという揺るぎない事実もある。その人の中で絶対的なものになっていて、アイデンティティーと一体化している場合、それを変更することはそれまでの人生を否定すること、つまり人生そのものを埋没コストにしてしまうことを意味します。また、その方法が組織の伝統やアイデンティティーになっている場合は、それを変更することは組織を否定することにもなります。
多くの組織の不合理は、これまで費やしてきた時間や労力、資金など、埋没コストという “過去”をベースにした意思決定であるために生じています。それに対して、“方法の原理”は状況と目的、つまり“現在”の状況と目指すべき“未来”を基点とした意思決定。埋没コストによる意思決定とは逆ベクトルによる考え方なのです。
失敗したから、撤退したからといって、すべてが無駄になるわけではありません。それが無意味になるのか、意味のあるものになるのかは、その後で決まります。「出来事の意味は後で決まるのだから、あれがあったからこんなふうになれたと思えるように行動していこう」という強い意志が“未来”を切り開き、埋没コストを意味あるコストに変えることができます。
―― その他に、現在の組織の問題点だとお考えになっていることはありますか。
理念の重要性について先述しましたが、今の日本の組織をむしばんでいるのは、その理念が“形骸化”しているためだと考えています。私はこの状況を、「タテマエ言語ゲーム」と呼んでいます。「言葉としてタテマエを取り繕っておけば、後は何をしてもいいんだ」という姿勢が、多くの組織に見られます。
例えば、大学や学会ではきれいな理念を掲げていますが、実際にはその通りに行動していないし、それが実現されることもない。その組織に所属している人でさえ、知らないこともあります。企業のほうが理念は広く知られているでしょうが、どちらかと言うと、ブランディングのための飾りになってしまっています。大事な理念を、単に響きの良いものにしようとしているんですね。しかし、これはタテマエでしかない。ただの飾りやアリバイで、実効性もありません。理念を作った本人でさえも「本当だと思われてなくてもいい」と開き直っているようにも感じます。
例えば、最近の集団的自衛権をめぐる論争では、憲法も無視していいという状況になっています。国という一番大きな組織の理念である「憲法」にまで、「タテマエ言語ゲーム」が及ぼうとしているのです。さすがに憲法を無視する状況は問題です。
これは、「タテマエ言語ゲーム」の必然的な帰結と言えます。しかし、それではいけません。おかしいと思ったら声をあげるべきです。いい会社にはしっかりとした理念がある。真っ当なことを真っ当にやっていれば、決して企業はつぶれません。 つづく
―― 臨機応変が大事だと考えながら、多くの組織では、なぜそれができていないのでしょうか。
その謎を解くには“埋没コスト”という概念が手掛かりになります。埋没コストとは、これまでに積み重ねてきた実績や信頼、費やした時間や資金などの回収不可能なコストのことです。基本的には、時間経過にともなって増大していくことになります。たとえば、戦争をやめられなかったのも、原発を止められなかったのも、方向転換によってこれまで費やしてきた多くのコストが回収不能になるためだとわかります。ほんのわずかな可能性であっても好転する(悪化しない)ことに賭けたいという心理が動き、外部から見ると不合理とも思える行動を続けてしまうのです。
埋没コスト自体は決して新しいものではありませんが、これと“方法の原理”を組み合わせると、組織の不合理に関する洞察を深めていくことができます。たとえばワンマン社長が「ずっとこのやり方で成功してきた」と、部下の進言に耳を傾けずに会社をつぶしてしまったケースは、状況が変わったにもかかわらず、過去の成功方法にとらわれることで起きたことだとわかります。第三者からすれば不合理でも、当人にはそれにとらわれる十分な理由があり、これまで成功してきたという揺るぎない事実もある。その人の中で絶対的なものになっていて、アイデンティティーと一体化している場合、それを変更することはそれまでの人生を否定すること、つまり人生そのものを埋没コストにしてしまうことを意味します。また、その方法が組織の伝統やアイデンティティーになっている場合は、それを変更することは組織を否定することにもなります。
多くの組織の不合理は、これまで費やしてきた時間や労力、資金など、埋没コストという “過去”をベースにした意思決定であるために生じています。それに対して、“方法の原理”は状況と目的、つまり“現在”の状況と目指すべき“未来”を基点とした意思決定。埋没コストによる意思決定とは逆ベクトルによる考え方なのです。
失敗したから、撤退したからといって、すべてが無駄になるわけではありません。それが無意味になるのか、意味のあるものになるのかは、その後で決まります。「出来事の意味は後で決まるのだから、あれがあったからこんなふうになれたと思えるように行動していこう」という強い意志が“未来”を切り開き、埋没コストを意味あるコストに変えることができます。
―― その他に、現在の組織の問題点だとお考えになっていることはありますか。
理念の重要性について先述しましたが、今の日本の組織をむしばんでいるのは、その理念が“形骸化”しているためだと考えています。私はこの状況を、「タテマエ言語ゲーム」と呼んでいます。「言葉としてタテマエを取り繕っておけば、後は何をしてもいいんだ」という姿勢が、多くの組織に見られます。
例えば、大学や学会ではきれいな理念を掲げていますが、実際にはその通りに行動していないし、それが実現されることもない。その組織に所属している人でさえ、知らないこともあります。企業のほうが理念は広く知られているでしょうが、どちらかと言うと、ブランディングのための飾りになってしまっています。大事な理念を、単に響きの良いものにしようとしているんですね。しかし、これはタテマエでしかない。ただの飾りやアリバイで、実効性もありません。理念を作った本人でさえも「本当だと思われてなくてもいい」と開き直っているようにも感じます。
例えば、最近の集団的自衛権をめぐる論争では、憲法も無視していいという状況になっています。国という一番大きな組織の理念である「憲法」にまで、「タテマエ言語ゲーム」が及ぼうとしているのです。さすがに憲法を無視する状況は問題です。
これは、「タテマエ言語ゲーム」の必然的な帰結と言えます。しかし、それではいけません。おかしいと思ったら声をあげるべきです。いい会社にはしっかりとした理念がある。真っ当なことを真っ当にやっていれば、決して企業はつぶれません。 つづく
西條氏:組織力を最大限に伸ばす原理4
2015年8月4日 お仕事 チーム作りに必要な“現場で役立つ哲学”とは
組織の力を最大限に伸ばす「原理」について考える(後編)
「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を立ち上げ、日本最大級の総合支援プロジェクトに育て上げた、西條剛央さん。前編ではチームの作り方についてうかがいましたが、後編では、「現場で役立つ哲学」という観点から、どのように組織を運営していけばいいのかを中心に、詳しいお話をうかがいました。
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変 化 の 時 代 、 組 織 に 必 要 な の は
“ 方 法 の 原 理 ” の 共 有 と 実 践
―― チームを機能させていくために、重要なこととは何でしょうか。
私は「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を運営していましたが、それまではボランティア経験も、会社やNPOなどの組織を経営したことも全くありませんでした。私の唯一の武器は「哲学」だけだったんです。ここからは「現場で役立つ哲学」という観点から、“方法の原理”に焦点をあて、機能するチームに必要な考え方をご紹介していきたいと思います。
「哲学」とは何か、いろいろな考え方がありますが、「前提を問い直す」ことと、「物事の本質を洞察すること」という主に二つの機能からなる“考え方”という位置づけでお話しましょう。実際、「構造構成主義」は「方法とは何か」「価値とは何か」「人間とは何か」といった根本的な問いに答える理論の体系なのです。
「構造構成主義」において、方法とは「特定の状況において使われる、目的を達成するための手段」と定義されます。人事の方々は日々、組織の中で方法の是非について議論されていることでしょう。あるいは、「こうすればうまくいく」という法則があると思われているかもしれません。しかし原理上、「どんな状況で」「何をしたいか」を抜きにして、どういう方法が良いかが決まることはありません。つまり、どんな状況、目的においても機能する「絶対に正しい方法」はない、ということです。これまで「正しい」と思っていた方法でも、状況や目的が変われば、「間違った方法」になりえます。この「方法の有効性は、状況と目的に応じて決まる」という“方法の原理”は、いつでもどこでも例外なく妥当します。こうした“普遍性”を備えた考え方が“原理”なのです。
東日本大震災で既存の物資支援の方法や枠組みの多くが機能しなかったのは、それまで有効だった方法が、状況が変わったことによって有効ではなくなったからです。一方、「ふんばろう東日本支援プロジェクト」が機能したのは、常に状況に応じて有効な方法を考えだすための“方法の原理”を共有し、それを指針にして実践したからです。
東日本大震災が起きた直後、既存のマッチングサイトは役に立ちませんでした。津波によってすべて流されてしまったエリアでは電気、水道、ガスなど、全てのライフラインが止まっていて、当然パソコンやネット環境もないため、提供者と受給者双方がアクセスするタイプのマッチングサイトは機能しなかったからです。これは「目的」は妥当であっても、「状況」によっては役に立たないという例です。“原理”とは、言われてみると当たり前のように感じるものであり、それに沿えば必ずうまくいくというものではありませんが、それから踏み外したときには必ず失敗するというものなのです。そして、先ほどの例のように、現実には「言われてみれば当たり前のこと」に思いをめぐらせることがないため、多くの人が“原理”を踏み外して失敗してしまうのです。では、なぜ原理的な哲学が現実の組織行動において役立つのかというと、それは、事柄の本質が明らかになると認識も明晰になり、自覚的に行動することが可能になるからです。
―― 状況に応じて、より有効な方法を模索し実行するということですね。
私は「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を立ち上げた当初から、“クジラではなく小魚の群れになろう”と言っていました。行政や大企業などの大きな組織(クジラ)の力はすごいけれど、当時の被災地のように状況やニーズが刻々と変化していく状況では、機動性と臨機応変性が求められます。そうした状況では、動きが遅いクジラではなく、小魚の群れのように一瞬で方向転換できる機能体のほうが力を発揮しやすい。このような“方法の原理”をはじめとする考え方に基づき、そのときの被災地の状況を踏まえながら、被災者支援という目的に沿って活動を進めました。
プロジェクトの基本的な考え方として、“方法の原理”をホームページに明示。早い段階から共有するようにしました。状況と目的から最適な方法を導き出す“方法の原理”は、現場判断による臨機応変な対応を担保するためにも機能する。当初はどこで何が起きているのか、誰にもわからない状況だったので、そのときの状況を見て「よい」と思ったことを現場判断で自律的にどんどん進めてもらうために導入しました。
現在の日本の組織の多くは、“方法の原理”が根付いていないため、経験的に培った方法を踏襲することしかできません。そのため、本来の目的を重視するよりも、方法を遵守する“方法の自己目的化”に陥りやすいのです。だから、未曾有の災害や変化の激しい時代に対応できなくなってしまう。状況の変化は加速する一方で、今年通用した戦略や方法が来年も通用する保証はありません。状況が変われば、方法も変える必要があります。“方法の原理”をリテラシーとして共有できれば、その組織は前例主義の硬直した状況を打開していくことができます。そういう組織でなければ、これからの時代を生き残っていくことは難しいでしょう。 つづく
組織の力を最大限に伸ばす「原理」について考える(後編)
「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を立ち上げ、日本最大級の総合支援プロジェクトに育て上げた、西條剛央さん。前編ではチームの作り方についてうかがいましたが、後編では、「現場で役立つ哲学」という観点から、どのように組織を運営していけばいいのかを中心に、詳しいお話をうかがいました。
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変 化 の 時 代 、 組 織 に 必 要 な の は
“ 方 法 の 原 理 ” の 共 有 と 実 践
―― チームを機能させていくために、重要なこととは何でしょうか。
私は「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を運営していましたが、それまではボランティア経験も、会社やNPOなどの組織を経営したことも全くありませんでした。私の唯一の武器は「哲学」だけだったんです。ここからは「現場で役立つ哲学」という観点から、“方法の原理”に焦点をあて、機能するチームに必要な考え方をご紹介していきたいと思います。
「哲学」とは何か、いろいろな考え方がありますが、「前提を問い直す」ことと、「物事の本質を洞察すること」という主に二つの機能からなる“考え方”という位置づけでお話しましょう。実際、「構造構成主義」は「方法とは何か」「価値とは何か」「人間とは何か」といった根本的な問いに答える理論の体系なのです。
「構造構成主義」において、方法とは「特定の状況において使われる、目的を達成するための手段」と定義されます。人事の方々は日々、組織の中で方法の是非について議論されていることでしょう。あるいは、「こうすればうまくいく」という法則があると思われているかもしれません。しかし原理上、「どんな状況で」「何をしたいか」を抜きにして、どういう方法が良いかが決まることはありません。つまり、どんな状況、目的においても機能する「絶対に正しい方法」はない、ということです。これまで「正しい」と思っていた方法でも、状況や目的が変われば、「間違った方法」になりえます。この「方法の有効性は、状況と目的に応じて決まる」という“方法の原理”は、いつでもどこでも例外なく妥当します。こうした“普遍性”を備えた考え方が“原理”なのです。
東日本大震災で既存の物資支援の方法や枠組みの多くが機能しなかったのは、それまで有効だった方法が、状況が変わったことによって有効ではなくなったからです。一方、「ふんばろう東日本支援プロジェクト」が機能したのは、常に状況に応じて有効な方法を考えだすための“方法の原理”を共有し、それを指針にして実践したからです。
東日本大震災が起きた直後、既存のマッチングサイトは役に立ちませんでした。津波によってすべて流されてしまったエリアでは電気、水道、ガスなど、全てのライフラインが止まっていて、当然パソコンやネット環境もないため、提供者と受給者双方がアクセスするタイプのマッチングサイトは機能しなかったからです。これは「目的」は妥当であっても、「状況」によっては役に立たないという例です。“原理”とは、言われてみると当たり前のように感じるものであり、それに沿えば必ずうまくいくというものではありませんが、それから踏み外したときには必ず失敗するというものなのです。そして、先ほどの例のように、現実には「言われてみれば当たり前のこと」に思いをめぐらせることがないため、多くの人が“原理”を踏み外して失敗してしまうのです。では、なぜ原理的な哲学が現実の組織行動において役立つのかというと、それは、事柄の本質が明らかになると認識も明晰になり、自覚的に行動することが可能になるからです。
―― 状況に応じて、より有効な方法を模索し実行するということですね。
私は「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を立ち上げた当初から、“クジラではなく小魚の群れになろう”と言っていました。行政や大企業などの大きな組織(クジラ)の力はすごいけれど、当時の被災地のように状況やニーズが刻々と変化していく状況では、機動性と臨機応変性が求められます。そうした状況では、動きが遅いクジラではなく、小魚の群れのように一瞬で方向転換できる機能体のほうが力を発揮しやすい。このような“方法の原理”をはじめとする考え方に基づき、そのときの被災地の状況を踏まえながら、被災者支援という目的に沿って活動を進めました。
プロジェクトの基本的な考え方として、“方法の原理”をホームページに明示。早い段階から共有するようにしました。状況と目的から最適な方法を導き出す“方法の原理”は、現場判断による臨機応変な対応を担保するためにも機能する。当初はどこで何が起きているのか、誰にもわからない状況だったので、そのときの状況を見て「よい」と思ったことを現場判断で自律的にどんどん進めてもらうために導入しました。
現在の日本の組織の多くは、“方法の原理”が根付いていないため、経験的に培った方法を踏襲することしかできません。そのため、本来の目的を重視するよりも、方法を遵守する“方法の自己目的化”に陥りやすいのです。だから、未曾有の災害や変化の激しい時代に対応できなくなってしまう。状況の変化は加速する一方で、今年通用した戦略や方法が来年も通用する保証はありません。状況が変われば、方法も変える必要があります。“方法の原理”をリテラシーとして共有できれば、その組織は前例主義の硬直した状況を打開していくことができます。そういう組織でなければ、これからの時代を生き残っていくことは難しいでしょう。 つづく
西條氏:組織力を最大限に伸ばす原理3
2015年8月3日 お仕事 構 造 構 成 主 義 」 に 基 づ く
組 織 行 動 論 の 意 義 と は
―― そのほかに、チームを作っていく上で重要な要素とは何でしょうか。
チーム作りに役立つ原理として“価値の原理”があります。“すべての価値は目的や関心、欲望といったものに応じて(相関して)立ち現れる”というものです。いつもは雨が降ってきたら嫌がる人も、災害でライフラインが断絶している状況では、雨水が貴重なものとして立ち現れる。価値とはどこかに転がっているものではなく、必ず特定の欲望や関心、目的といったものに相関して立ち現れるのです。
つまり、チームの目的や理念を抜きに、どういうチーム編成がよいか、どういった戦略がよいかといった議論はできないということです。「何がよいか」と問う前に、必ず「何をしたいのか」を明らかにしなければならない。だから、目的や理念、ビジョンを明確にすることが最初の最重要ポイントになるのです。
「構造構成主義」でいう「原理」とは、信じることを求めません。むしろ疑い、吟味し、検証してください、というオープンな姿勢を基本とします。“価値の原理”が、いつでもどこでも例外なく妥当する原理と言えるか、確かめてみてほしい。たとえば、お金は一見万能のようですが、関心や目的と無関係に絶対的な価値があるかどうか。たとえば、おぼれているときにお金を渡されてありがたいと思う人はいないだろうから、やはり絶対的なものではない。むしろ、一個の浮き輪が掛け替えのない価値として立ち現れるはずです。そのようにさまざまなケースを想定し、本当に例外がないかどうか、徹底的に吟味してみるのです。そして、確かにすべての価値判断は関心や目的に応じて立ち現れていると言わざるをえないと納得できたら、いつでもどこでも洞察できるツールを手に入れることができた、ということです。
批判的吟味を通して“例外なくそのように答える”と確かめられた“原理”は、経験に基づく個別論理とは異なり、いつでもどこでも普遍的に洞察できる“視点”として活用することが可能になります。さらに原理的に考える限り、そのように考えるしかないという強靭な理路に支えられているため、立場や流派や専門分野を超えて了解される深度を備えています。これが行動科学ベースの通常の組織行動にはない、「構造構成主義」に基づく組織行動論(本質行動学)の最大の意義と言ってよいでしょう。 つづく
組 織 行 動 論 の 意 義 と は
―― そのほかに、チームを作っていく上で重要な要素とは何でしょうか。
チーム作りに役立つ原理として“価値の原理”があります。“すべての価値は目的や関心、欲望といったものに応じて(相関して)立ち現れる”というものです。いつもは雨が降ってきたら嫌がる人も、災害でライフラインが断絶している状況では、雨水が貴重なものとして立ち現れる。価値とはどこかに転がっているものではなく、必ず特定の欲望や関心、目的といったものに相関して立ち現れるのです。
つまり、チームの目的や理念を抜きに、どういうチーム編成がよいか、どういった戦略がよいかといった議論はできないということです。「何がよいか」と問う前に、必ず「何をしたいのか」を明らかにしなければならない。だから、目的や理念、ビジョンを明確にすることが最初の最重要ポイントになるのです。
「構造構成主義」でいう「原理」とは、信じることを求めません。むしろ疑い、吟味し、検証してください、というオープンな姿勢を基本とします。“価値の原理”が、いつでもどこでも例外なく妥当する原理と言えるか、確かめてみてほしい。たとえば、お金は一見万能のようですが、関心や目的と無関係に絶対的な価値があるかどうか。たとえば、おぼれているときにお金を渡されてありがたいと思う人はいないだろうから、やはり絶対的なものではない。むしろ、一個の浮き輪が掛け替えのない価値として立ち現れるはずです。そのようにさまざまなケースを想定し、本当に例外がないかどうか、徹底的に吟味してみるのです。そして、確かにすべての価値判断は関心や目的に応じて立ち現れていると言わざるをえないと納得できたら、いつでもどこでも洞察できるツールを手に入れることができた、ということです。
批判的吟味を通して“例外なくそのように答える”と確かめられた“原理”は、経験に基づく個別論理とは異なり、いつでもどこでも普遍的に洞察できる“視点”として活用することが可能になります。さらに原理的に考える限り、そのように考えるしかないという強靭な理路に支えられているため、立場や流派や専門分野を超えて了解される深度を備えています。これが行動科学ベースの通常の組織行動にはない、「構造構成主義」に基づく組織行動論(本質行動学)の最大の意義と言ってよいでしょう。 つづく
西條氏:組織力を最大限に伸ばす原理2
2015年8月2日 お仕事 チ ー ム の 本 質 と は 何 か 。
ど の よ う に 作 っ て い く べ き な の か
―― 「ふんばろう東日本支援プロジェクト」は、2014年9月に発展的解消を遂げ、資金管理に特化した「支援基金」と各独立団体からなる新たな体制に移行しました。これまでの活動を振り返ってみて、改めて「チーム」とはどういうものだとお考えですか。
「チーム」と似た言葉に「グループ」がありますが、「野球チーム」「サッカーチーム」とは言っても、「野球グループ」「サッカーグループ」とは言いませんね。チームとは単なる集団を超えた、「何らかの目的を実現するために結成されたもの」です。それに対してグループは、「仲良しグループ」などというように、必ずしも目的達成を念頭に置いていません。「グループ/チーム」という対比は、「集団/組織」という言葉に置き換えることができるでしょう。集団とは単なる人の集まりであるのに対し、組織は「何らかの目的を達成するための有機体」なのです。
したがって、チームや組織のリーダーがまずやるべきことは、チーム作りのすべての判断基準になる「目的」を明確にすることです。どういうメンバーが必要で、どのような戦略が有効で、どういうリーダーシップが求められるのか、いずれも「目的」を抜きに考えることはできないからです。目的は全ての判断の起点となるので、末尾に至るまで注意深く明文化する必要があります。明文化できていれば、メンバーは目的を常に意識し、それを基点にそれぞれが判断できるようになるので、自律的なチームを作ることができます。
「目的の明確化」は、「チーム(組織)の理念」にもつながっていきます。それは目的の抽象度を上げて、その本質を象徴的に言い当てたものであり、そのチーム(組織)の目指すべき方向を端的に示したもの。価値観が表明されたものと言っていいでしょう。根本的な価値観が合わない人がうまくやっていくことが難しいように、たとえば、理念に共感して入社した新入社員も、会社の実態が「理念」と真逆であると悟ったら、退職してしまう。だからこそ、リーダーは理念に忠実に意思決定し行動すること、また、それをメンバーに浸透させることが求められます。
―― 「理念」は抽象度が高く概念的なものですが、うまく伝えるにはどうすればいいのでしょうか。
リーダーが「理念」について語るとき、その想いと言葉は借りものであってはいけません。なぜなら、その人が本気で実現する価値があると思えば、その情熱は伝播するし、逆に心の底から思っていなければ、そのことも伝わってしまうからです。
よくダイバーシティが大事だと言われますが、根本的な価値観が同じでなければ、ただのカオスにしかなりません。メンバーの能力のみに目を奪われがちですが、価値観の違いとは、違う価値観のルールブックを持っているということ。同じ価値観に基づくルールブックがなければ軋轢や齟齬が生じやすく、チーム全体のエネルギーが削がれてしまい、チームは機能しなくなってしまいます。価値観を同じくする多様な個性や能力を持つ人を集めた“理念に基づくダイバーシティ”こそ、チームを作る上での戦略的指標とすべきでしょう。
―― 「理念」と似た言葉に「ビジョン」がありますが、どういった点が違うとお考えですか。
「ビジョン」とは、組織が目指すべき将来像をスケッチした“下書き”と考えればわかりやすいでしょう。下書きがあれば、みんなそれぞれが、ビジョンの具現化に向かって自律的に活動していくことができます。特にその下書きが魅力的なものであればあるほど、人はその実現のために協力したいと思うようになる。リーダーは組織の目的を達成したときに、何が具現化するのか、社会はどうなるのか、人々に何をもたらすのかを含めて、ビジョンを伝えることが大切です。
ビジョンには、理念に近く組織が目指すべき大きな方向性として機能する“ビッグビジョン”と、より具体的な“個別ビジョン”があります。この二つを分けて考えるとビジョンを立てやすくなります。いずれも鮮明にイメージできるものほど、実現に向けて多くの人が自律的に動きやすくなるので、ビジョンを作る時はその点を意識するといいでしょう。
「ふんばろう東日本支援プロジェクト」のビッグビジョンは、「この悲惨な出来事を肯定することは決してできないが、あのことがあったからこんなふうになれたと思うことはできる。それがぼくらが目指すべき未来なのだ」というものでした。もともと、東日本大震災の五日後に私自身が前に進むために書いたものですが、プロジェクトを運営するにあたっては、折に触れてこの言葉をメンバーと共有し、長期にわたり活動を続けていく上での大きな推進力となりました。 つづく
ど の よ う に 作 っ て い く べ き な の か
―― 「ふんばろう東日本支援プロジェクト」は、2014年9月に発展的解消を遂げ、資金管理に特化した「支援基金」と各独立団体からなる新たな体制に移行しました。これまでの活動を振り返ってみて、改めて「チーム」とはどういうものだとお考えですか。
「チーム」と似た言葉に「グループ」がありますが、「野球チーム」「サッカーチーム」とは言っても、「野球グループ」「サッカーグループ」とは言いませんね。チームとは単なる集団を超えた、「何らかの目的を実現するために結成されたもの」です。それに対してグループは、「仲良しグループ」などというように、必ずしも目的達成を念頭に置いていません。「グループ/チーム」という対比は、「集団/組織」という言葉に置き換えることができるでしょう。集団とは単なる人の集まりであるのに対し、組織は「何らかの目的を達成するための有機体」なのです。
したがって、チームや組織のリーダーがまずやるべきことは、チーム作りのすべての判断基準になる「目的」を明確にすることです。どういうメンバーが必要で、どのような戦略が有効で、どういうリーダーシップが求められるのか、いずれも「目的」を抜きに考えることはできないからです。目的は全ての判断の起点となるので、末尾に至るまで注意深く明文化する必要があります。明文化できていれば、メンバーは目的を常に意識し、それを基点にそれぞれが判断できるようになるので、自律的なチームを作ることができます。
「目的の明確化」は、「チーム(組織)の理念」にもつながっていきます。それは目的の抽象度を上げて、その本質を象徴的に言い当てたものであり、そのチーム(組織)の目指すべき方向を端的に示したもの。価値観が表明されたものと言っていいでしょう。根本的な価値観が合わない人がうまくやっていくことが難しいように、たとえば、理念に共感して入社した新入社員も、会社の実態が「理念」と真逆であると悟ったら、退職してしまう。だからこそ、リーダーは理念に忠実に意思決定し行動すること、また、それをメンバーに浸透させることが求められます。
―― 「理念」は抽象度が高く概念的なものですが、うまく伝えるにはどうすればいいのでしょうか。
リーダーが「理念」について語るとき、その想いと言葉は借りものであってはいけません。なぜなら、その人が本気で実現する価値があると思えば、その情熱は伝播するし、逆に心の底から思っていなければ、そのことも伝わってしまうからです。
よくダイバーシティが大事だと言われますが、根本的な価値観が同じでなければ、ただのカオスにしかなりません。メンバーの能力のみに目を奪われがちですが、価値観の違いとは、違う価値観のルールブックを持っているということ。同じ価値観に基づくルールブックがなければ軋轢や齟齬が生じやすく、チーム全体のエネルギーが削がれてしまい、チームは機能しなくなってしまいます。価値観を同じくする多様な個性や能力を持つ人を集めた“理念に基づくダイバーシティ”こそ、チームを作る上での戦略的指標とすべきでしょう。
―― 「理念」と似た言葉に「ビジョン」がありますが、どういった点が違うとお考えですか。
「ビジョン」とは、組織が目指すべき将来像をスケッチした“下書き”と考えればわかりやすいでしょう。下書きがあれば、みんなそれぞれが、ビジョンの具現化に向かって自律的に活動していくことができます。特にその下書きが魅力的なものであればあるほど、人はその実現のために協力したいと思うようになる。リーダーは組織の目的を達成したときに、何が具現化するのか、社会はどうなるのか、人々に何をもたらすのかを含めて、ビジョンを伝えることが大切です。
ビジョンには、理念に近く組織が目指すべき大きな方向性として機能する“ビッグビジョン”と、より具体的な“個別ビジョン”があります。この二つを分けて考えるとビジョンを立てやすくなります。いずれも鮮明にイメージできるものほど、実現に向けて多くの人が自律的に動きやすくなるので、ビジョンを作る時はその点を意識するといいでしょう。
「ふんばろう東日本支援プロジェクト」のビッグビジョンは、「この悲惨な出来事を肯定することは決してできないが、あのことがあったからこんなふうになれたと思うことはできる。それがぼくらが目指すべき未来なのだ」というものでした。もともと、東日本大震災の五日後に私自身が前に進むために書いたものですが、プロジェクトを運営するにあたっては、折に触れてこの言葉をメンバーと共有し、長期にわたり活動を続けていく上での大きな推進力となりました。 つづく
西條氏:組織力を最大限に伸ばす原理1
2015年8月1日 お仕事 「日本の人事部」サイトは、企業経営者や人事担当者など人事に関する課題を抱える関係者のためのポータルサイトで、 日本最大の人事キーパーソン会員数を誇る情報ネットワークだといわれている。
私たち「日本生涯現役推進協議会」が、民間主導でわが国の『生涯現役社会づくり』推進活動を組織的に実践するための、西條剛央氏インタービュ記事をぜひ「日本の人事部」サイトの転載から学ばせていただきたい。
【ご参考URL=https://jinjibu.jp/article/detl/keyperson/1242/】
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チーム作りに必要な“現場で役立つ哲学”とは
組織の力を最大限に伸ばす「原理」について考える(前編)
西條 剛央さん(早稲田大学大学院 客員准教授、本質行動学アカデメイア代表)
Profile:さいじょう・たけお●
1974年宮城県仙台市生まれ。早稲田大学人間科学部卒。同大学院で博士号(人間科学)取得。早稲田大学大学院MBA専任講師を経て、現在、同客員准教授。本質行動学アカデメイア代表、いいチームを作りましょうプロジェクト代表、スマートサイバープロジェクト代表を兼務。「構造構成主義」という独自のメタ理論を提唱。この理論を用い、東日本大震災後の2011年4月、「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を立ち上げ、ボランティア未経験ながら日本最大級の総合支援プロジェクトへと成長させる。同プロジェクトは2014年、世界で最も権威あるデジタル・メディア・アートのコンペティション、「アルス・エレクトロニカ」のコミュニティ部門において、最優秀賞にあたる「ゴールデン・ニカ」を日本人として初受賞。同年、「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー2014」も受賞。『構造構成主義とは何か』(北大路書房)、『人を助けるすんごい仕組み』(ダイヤモンド社)、絵本『ぼくもだっこ』(講談社)、『チームの力――構造構成主義による“新”組織論』(筑摩書房)など、著書・共著書多数。
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実践的なチーム作りについてまとめた書籍『チームの力――構造構成主義による“新”組織論』が、注目を集めています。さまざまなメディアで大きく取り上げられたほか、ビジネス・経済書関連の各種売上ランキングでも、軒並み上位を獲得。著者は、早稲田大学大学院 客員准教授の西條剛央さんです。西條さんは心理学、哲学を専門とし、独自のメタ理論「構造構成主義」を創唱。東日本大震災が起きた際には「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を立ち上げ、日本最大級の総合支援プロジェクトに育て上げました。それら専門の理論やプロジェクトの経験をベースに、チームの力を最大限に引き出す原理と方法を提示した本書。これまでの組織論にはない切り口は、企業の人事担当者の方々にとっても、大いに参考になるに違いありません。西條さんに、チームを作っていく上で必要な“現場で役立つ哲学”について詳しいお話を伺いました。
未 曾 有 の チ ー ム 「 ふ ん ば ろ う 東 日 本 支 援
プ ロ ジ ェ ク ト 」 は ど の よ う に で き た の か
―― 西條さんは、東日本大震災のボランティア組織「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を立ち上げ、日本最大級の総合支援プロジェクトまで成長させました。どのようにして、そのような大規模な組織を作ることができたのでしょうか。
2011年3月の東日本大震災で、私の故郷である仙台は、圧倒的な被害を受けました。3月下旬に車に支援物資を積んで現地に入ったのですが、そこで目にしたのは打ち砕かれた防波堤や折り曲げられた電柱など、圧倒的な破壊の姿。避難所を見ると、拠点となるところには物資が届いていても、その先の小さなところまでは届いていない状況でした。それなのに、物資が余っているという情報が流れている。多くの人たちが困っているのに、不合理なこと、理不尽なことが起こっていたんです。それなら自分がやるしかない、と考えました。
現地の行政は壊滅的な打撃を受け、国も含めて情報を統制してコントロールできるような状態ではなかったので、「タテ組織で統率する」という発想は捨てました。それぞれが自律的に動き、結果として効果的な支援が成立する仕組みが必要だと考えたんです。現地に入った翌日にはホームページを立ち上げ、避難所で聞いてきた必要な物資を掲載。ツイッタ―にリンクして拡散しました。必要な物資が送られたら、ホームページ上からは消す。そうすれば、必要以上の物資が送られてくることもありません。ツイッタ―の拡散力、ホームページの制御力、宅配便という既存のインフラを活用して、必要な物資を必要な分、必要としている人に直送する仕組みを作ったんです。
この仕組みは、SNSを使って被災地への支援を呼びかける後方支援と、前線で活動するボランティアを有機的に連動させることによって作り出される総合支援プロジェクトへと発展。3000ヵ所以上の避難所や仮設住宅を支援する「物資支援プロジェクト」や、日本赤十字社の支援を受けられない個人避難宅25000世帯以上に家電を支援する「家電プロジェクト」など、50以上のプロジェクトやチームを作り上げました。最終的に「ふんばろう東日本支援プロジェクト」は3000人ものスタッフが運営するプロジェクトに成長しましたが、SNSでの情報を拡散や応援してくれた方々も含めれば、10万人以上の人が関わった、まさに未曾有のチームでした。
―― それほど大規模な組織を、どのように運営されていたのですか。
この組織のユニークなところの一つは、チーム名簿がないことです。組織の中心はあっても、組織の内外という“境界”はなく、誰でも参加できるようにしました。“小さな力を集めて大きな力に”を戦略的指標として、それを実現するための仕組みを次々と考案していったんです。
その際にもっとも機能したのが“方法の原理”です。方法の有効性は“状況”と“目標”によって変わるというものです。現地で状況を見て、目標を達成するための有効な方法をその都度考えるという考え方を指針として共有しました。
数十ものプロジェクトを同時進行で運営していく上で役に立ったのは、フェイスブックのグループ機能です。プロジェクトや支部チームごとにグループを作り、それぞれの中でリーダーや会計担当、Web担当など、できるだけ細分化して役職を引き受けてもらいました。具体的な役割を与えられたほうが、それぞれが責任をもって進めやすくなるからです。最初こそ私がけん引したプロジェクトは多かったのですが、軌道に乗りさえすれば、あとは良いリーダーがいるとどんどん進むので、できるだけ任せるようにしました。
また、極めて重要なこととして「縦割りの弊害」が起きないよう、メンバーにはできるだけ、複数のグループに入ってもらうようにしました。いろいろなグループに入っていれば、帰属意識が分散します。「自分のプロジェクトさえうまくいけばいい」といった視野の偏狭化に陥ることなく、全体としてうまくいくようにする、全体最適の視点を保てるようになるからです。
―― SNSなど、ネットを効果的に活用されていましたね。
各チームには、ネット上でやるとりする際、必ず肯定してから意見を述べるように働きかけました。「すべての人間は肯定されたいと願っている」という“人間の原理”に基づくものです。前線で物資を配る人から後方支援の人までいる中で、一番良くないのはお互いが「自分の方がえらい」と張り合うこと。「みんながいて、私もこれだけの仕事ができている」ということを認め合い、感謝し合うことが大事です。理想の状態は、お互いに感謝の気持ちを伝えることで「肯定の循環」が起こり、それをエネルギーにチームが駆動していくことなんです。 つづく
私たち「日本生涯現役推進協議会」が、民間主導でわが国の『生涯現役社会づくり』推進活動を組織的に実践するための、西條剛央氏インタービュ記事をぜひ「日本の人事部」サイトの転載から学ばせていただきたい。
【ご参考URL=https://jinjibu.jp/article/detl/keyperson/1242/】
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チーム作りに必要な“現場で役立つ哲学”とは
組織の力を最大限に伸ばす「原理」について考える(前編)
西條 剛央さん(早稲田大学大学院 客員准教授、本質行動学アカデメイア代表)
Profile:さいじょう・たけお●
1974年宮城県仙台市生まれ。早稲田大学人間科学部卒。同大学院で博士号(人間科学)取得。早稲田大学大学院MBA専任講師を経て、現在、同客員准教授。本質行動学アカデメイア代表、いいチームを作りましょうプロジェクト代表、スマートサイバープロジェクト代表を兼務。「構造構成主義」という独自のメタ理論を提唱。この理論を用い、東日本大震災後の2011年4月、「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を立ち上げ、ボランティア未経験ながら日本最大級の総合支援プロジェクトへと成長させる。同プロジェクトは2014年、世界で最も権威あるデジタル・メディア・アートのコンペティション、「アルス・エレクトロニカ」のコミュニティ部門において、最優秀賞にあたる「ゴールデン・ニカ」を日本人として初受賞。同年、「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー2014」も受賞。『構造構成主義とは何か』(北大路書房)、『人を助けるすんごい仕組み』(ダイヤモンド社)、絵本『ぼくもだっこ』(講談社)、『チームの力――構造構成主義による“新”組織論』(筑摩書房)など、著書・共著書多数。
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実践的なチーム作りについてまとめた書籍『チームの力――構造構成主義による“新”組織論』が、注目を集めています。さまざまなメディアで大きく取り上げられたほか、ビジネス・経済書関連の各種売上ランキングでも、軒並み上位を獲得。著者は、早稲田大学大学院 客員准教授の西條剛央さんです。西條さんは心理学、哲学を専門とし、独自のメタ理論「構造構成主義」を創唱。東日本大震災が起きた際には「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を立ち上げ、日本最大級の総合支援プロジェクトに育て上げました。それら専門の理論やプロジェクトの経験をベースに、チームの力を最大限に引き出す原理と方法を提示した本書。これまでの組織論にはない切り口は、企業の人事担当者の方々にとっても、大いに参考になるに違いありません。西條さんに、チームを作っていく上で必要な“現場で役立つ哲学”について詳しいお話を伺いました。
未 曾 有 の チ ー ム 「 ふ ん ば ろ う 東 日 本 支 援
プ ロ ジ ェ ク ト 」 は ど の よ う に で き た の か
―― 西條さんは、東日本大震災のボランティア組織「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を立ち上げ、日本最大級の総合支援プロジェクトまで成長させました。どのようにして、そのような大規模な組織を作ることができたのでしょうか。
2011年3月の東日本大震災で、私の故郷である仙台は、圧倒的な被害を受けました。3月下旬に車に支援物資を積んで現地に入ったのですが、そこで目にしたのは打ち砕かれた防波堤や折り曲げられた電柱など、圧倒的な破壊の姿。避難所を見ると、拠点となるところには物資が届いていても、その先の小さなところまでは届いていない状況でした。それなのに、物資が余っているという情報が流れている。多くの人たちが困っているのに、不合理なこと、理不尽なことが起こっていたんです。それなら自分がやるしかない、と考えました。
現地の行政は壊滅的な打撃を受け、国も含めて情報を統制してコントロールできるような状態ではなかったので、「タテ組織で統率する」という発想は捨てました。それぞれが自律的に動き、結果として効果的な支援が成立する仕組みが必要だと考えたんです。現地に入った翌日にはホームページを立ち上げ、避難所で聞いてきた必要な物資を掲載。ツイッタ―にリンクして拡散しました。必要な物資が送られたら、ホームページ上からは消す。そうすれば、必要以上の物資が送られてくることもありません。ツイッタ―の拡散力、ホームページの制御力、宅配便という既存のインフラを活用して、必要な物資を必要な分、必要としている人に直送する仕組みを作ったんです。
この仕組みは、SNSを使って被災地への支援を呼びかける後方支援と、前線で活動するボランティアを有機的に連動させることによって作り出される総合支援プロジェクトへと発展。3000ヵ所以上の避難所や仮設住宅を支援する「物資支援プロジェクト」や、日本赤十字社の支援を受けられない個人避難宅25000世帯以上に家電を支援する「家電プロジェクト」など、50以上のプロジェクトやチームを作り上げました。最終的に「ふんばろう東日本支援プロジェクト」は3000人ものスタッフが運営するプロジェクトに成長しましたが、SNSでの情報を拡散や応援してくれた方々も含めれば、10万人以上の人が関わった、まさに未曾有のチームでした。
―― それほど大規模な組織を、どのように運営されていたのですか。
この組織のユニークなところの一つは、チーム名簿がないことです。組織の中心はあっても、組織の内外という“境界”はなく、誰でも参加できるようにしました。“小さな力を集めて大きな力に”を戦略的指標として、それを実現するための仕組みを次々と考案していったんです。
その際にもっとも機能したのが“方法の原理”です。方法の有効性は“状況”と“目標”によって変わるというものです。現地で状況を見て、目標を達成するための有効な方法をその都度考えるという考え方を指針として共有しました。
数十ものプロジェクトを同時進行で運営していく上で役に立ったのは、フェイスブックのグループ機能です。プロジェクトや支部チームごとにグループを作り、それぞれの中でリーダーや会計担当、Web担当など、できるだけ細分化して役職を引き受けてもらいました。具体的な役割を与えられたほうが、それぞれが責任をもって進めやすくなるからです。最初こそ私がけん引したプロジェクトは多かったのですが、軌道に乗りさえすれば、あとは良いリーダーがいるとどんどん進むので、できるだけ任せるようにしました。
また、極めて重要なこととして「縦割りの弊害」が起きないよう、メンバーにはできるだけ、複数のグループに入ってもらうようにしました。いろいろなグループに入っていれば、帰属意識が分散します。「自分のプロジェクトさえうまくいけばいい」といった視野の偏狭化に陥ることなく、全体としてうまくいくようにする、全体最適の視点を保てるようになるからです。
―― SNSなど、ネットを効果的に活用されていましたね。
各チームには、ネット上でやるとりする際、必ず肯定してから意見を述べるように働きかけました。「すべての人間は肯定されたいと願っている」という“人間の原理”に基づくものです。前線で物資を配る人から後方支援の人までいる中で、一番良くないのはお互いが「自分の方がえらい」と張り合うこと。「みんながいて、私もこれだけの仕事ができている」ということを認め合い、感謝し合うことが大事です。理想の状態は、お互いに感謝の気持ちを伝えることで「肯定の循環」が起こり、それをエネルギーにチームが駆動していくことなんです。 つづく
「日本生涯現役推進協議会」:会報138号
2015年7月31日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会
ヘ ッ ド ラ イ ン ニ ュ ー ス
事務局報告 第138号 2015年 7月31日発行
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◎ 2 0 1 5 / 7 / 1 ~ 2 0 1 5 / 7 / 31 の当Blog「掲載テーマ一覧表」
日 付 タイトル
2015年7月31日 「日本生涯現役推進協議会」:会報138号
2015年7月30日 NPOライフ・ベンチャー・クラブ会報118号
2015年7月29日 スポニチ:ビートたけし氏「生涯現役宣言」
2015年7月28日 ケイシー・ウォール:未来をつくる起業家2
2015年7月27日 ケイシー・ウォール:未来をつくる起業家1
2015年7月26日 東京竹村塾:「生涯現役人間学」ご紹介2
2015年7月25日 東京竹村塾:「生涯現役人間学」ご紹介1
2015年7月24日 8/1:生涯現役で就活・婚活・充活を語る会
2015年7月23日 復興福島:環境保全型ハウス有機農法2
2015年7月22日 復興福島:環境保全型ハウス有機農法1
2015年7月21日 日本を救う生涯現役Produce 時代到来②
2015年7月20日 松村氏本日【ニッポンの復興を語る夕べ】
2015年7月19日 「TeamSpiritファン感謝DAY2015」ご紹介
2015年7月18日 第355回『生涯現役シリーズ塾⑦』ご案内
2015年7月17日 日本を救う!生涯現役Produce 時代到来
2015年7月16日 20150716付J.I.Mail News No.714 ご紹介
2015年7月15日 Altarna:NPOの声を聞き始めた日本企業
2015年7月14日 7/8 開催 高連協役員会議事録ご報告:下
2015年7月13日 7/8 開催 高連協役員会議事録ご報告:上
2015年7月12日 20150709付 J.I.Mail News No.713 ご紹介
2015年7月11日 生涯現役社会創り:生活相談員速習講座
2015年7月10日 秋田発生涯現役伊藤女史92歳生保Lady
2015年7月 9日 新渡戸記念館危機/「プラチナ会」創設会
2015年7月 8日 井上Report:吉川代表/1年間活動振返り
2015年7月 7日 毎日新聞7/6付「70歳まで雇用」記事紹介
2015年7月 6日 『自治体財政研究会』7/26・27案内ご紹介
2015年7月 5日 日経BP:ICT活用テクノロジーが拓く教育
2015年7月 4日 7/22:理事会/第355回生涯現役塾ご案内
2015年7月 3日 構想日本:富津市民が進める「地方創生」
2015年7月 2日 Altarna誌41:多様性なき企業に明日無し
2015年7月 1日 加藤特許事務所/知財とびうめ便りVol.43
以 上
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------
◎ 生涯現役活動30年感謝/『第3回:生涯現役サミット』開催予告
3 0 周 年 感 謝 『 第 3 回 生 涯 現 役 サ ミ ッ ト 』
あなた自身が毎日充実した人生を送れる生きがい目標をもち、
周囲の人や社会に喜ばれる成果で貢献できるうれしい感謝、
政府・行政への安易な依存心に頼らず、生涯現役の実践家として活動し、
信頼仲間たちと共助で、担われるより担い手になれる感動!
創意と工夫が豊かな絆で、自由な人脈が協働できる無限の可能性、
それは夢や希望を創りだす社会。それが生涯現役社会です!
この着想を原点に、参加者全員が生涯現役社会づくりの主役になろう!
日 時/ 2 0 1 5 年 1 0 月 1 7 日(土) 午後 1 時 3 0分 ~ 午後 4 時 4 5 分
場 所/ 公益財団法人 東京しごと財団・地下大講堂
〒102‐0072 東京都千代田区飯田橋3-10-3/TEL:03-5211-1571
【 会場ご案内URL=http://www.shigotozaidan.jp/map2.html 】
参加費/ 前売券 1,000円(当日券:2,000円)
主 催/ 日本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会
〒103-0028 東京都中央区八重洲1-7-20 八重洲口会館B2F
TEL:03-3517-6667 FAX:03-3517-6668
ホームページ:http://www.sgsk.net
問合せ先:info@sgsk.net
協 賛/ NPO ライフ・ベンチャー・クラブ/(一社)日本開発工学会/
(株)かい援隊本部/(株)日本コンピュータ・ダイナミクス/
(一社)高齢者活躍支援協議会/東京エグゼクティブ・サーチ(株)/
(NPO 関東シニアライフアドバイザー協会
後 援/ 高齢社会NGO連携協議会
【スケジュール 】
司 会 吉田あつみ(前品川区議会議員/株式会社 かい援隊本部)
開会宣言 東瀧 邦次(日本生涯現役推進協議会・NPO法人ライフ・ベンチャー・クラブ 代表)
下條 武男(日本生涯現役推進協議会最高顧問)
第一部 基 調 講 演 1 3 : 4 5 ~ 1 4 : 3 0
テーマ: 『 生 涯 現 役 3 0 周 年 感 謝・・・・・
日 本 に 役 立 つ 生 涯 現 役 社 会 づ く り 』
講 師: 東瀧 邦次(日本生涯現役推進協議会/NPO法人ライフ・ベンチャ-・クラブ 代表)
略 歴:1984年、25年間のサラリーマン稼業を廃業、準備一年後、自主独立型脳力活用の生涯現役実践家仲間/任意団体ライフ・ベンチャー・クラブ(LVC)創設。1985生涯現役実践道場・月例生涯現役塾を発足。現在356回継続中。その間に首都圏主要鉄道沿線を拠点に各生涯現役・社会参加の14地域会を創設主導。1988年・1993年「生涯現役社会づくり」推進を目論む商標権取得。その使用許諾依頼先行政団体に無償協力。2004年日本生涯現役推進協議会創設。2005年ライフ・ベンチャー・クラブNPO化。2015年生涯現役塾創設30周年を記念感謝して、10/17「日本生涯現役推進協議会」主催行事開催。
第二部 実践活動報告・意見提言発表会 1 4 : 3 0 ~ 1 6 : 0 0
(コーディネーター)
◎ 柳原 正年(富山社会人大楽塾 代表/日本生涯現役推進協議会 理事)
(スピーカー/テーマ)
◎ 中上 崇(一般社団法人日本開発工学会会長、エンジェル投資家)
ベンチャー育成実績に基づくシニア起業家マインドの研修での提言
◎ 井上 仁(フクシマ復興応援ネットワーク/プロジェクト実行責任者 事務局)
福島復興を独自の応援ネットによる環境保全有機農法で挑戦推進活動の提言
◎ 八久保宜美(株式会社 スリービーンズ 代表取締役)
生涯現役目標の収入確保と社会貢献介護施設の生活相談人システム提言
( 休憩/名刺交換ほか 1 5 : 0 0 ~ 1 5 : 1 0 )
◎ 高橋 育郎(ふるさとの歌を歌う会 代表)
日本童謡協会音楽活動家からの心のふるさと生涯現役音頭波及の提言
◎ 武 井 昭(有限会社 介護けやき/NPO法人市民ビジネスサポートセンター 代表)
世田谷地域コミュニティビジネス・創業支援と自らの在宅・訪問介護支援事業の提言
◎ 門口 泰宣(生涯現役かなざわ会 代表世話人)
地域におけるシニア定年後の社会参加や社会貢献の在り方会員活動提言
◎ 竹村 之宏(竹村塾主宰/日本生涯現役推進協議会 理事)
大阪・浜松・東京各竹村塾主宰の生涯現役実践活動での提言
◎ 新川 政信(㊑かい援隊本部 代表取締役会長/日本生涯現役推進協議会 理事)
㊑かい援隊本部の数値目標と夢のある生涯現役社会づくりへの参画提言
第三部 参加者全員主役意見交換会 1 6 : 0 0 ~ 1 6 : 3 0
第一部/第二部出演の発表内容、生涯現役社会づくり全般への発表者との意見交流
~あなたの豊かなシニアライフを見つけよう~
決意表明 新川 政信 1 6:3 0 ~ 1 6:4 0
閉会挨拶 江島 優 1 6 : 4 0 ~ 1 6 : 4 5
二次会案内 水上 久忠(開催実行副委員長)
以 上
ヘ ッ ド ラ イ ン ニ ュ ー ス
事務局報告 第138号 2015年 7月31日発行
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◎ 2 0 1 5 / 7 / 1 ~ 2 0 1 5 / 7 / 31 の当Blog「掲載テーマ一覧表」
日 付 タイトル
2015年7月31日 「日本生涯現役推進協議会」:会報138号
2015年7月30日 NPOライフ・ベンチャー・クラブ会報118号
2015年7月29日 スポニチ:ビートたけし氏「生涯現役宣言」
2015年7月28日 ケイシー・ウォール:未来をつくる起業家2
2015年7月27日 ケイシー・ウォール:未来をつくる起業家1
2015年7月26日 東京竹村塾:「生涯現役人間学」ご紹介2
2015年7月25日 東京竹村塾:「生涯現役人間学」ご紹介1
2015年7月24日 8/1:生涯現役で就活・婚活・充活を語る会
2015年7月23日 復興福島:環境保全型ハウス有機農法2
2015年7月22日 復興福島:環境保全型ハウス有機農法1
2015年7月21日 日本を救う生涯現役Produce 時代到来②
2015年7月20日 松村氏本日【ニッポンの復興を語る夕べ】
2015年7月19日 「TeamSpiritファン感謝DAY2015」ご紹介
2015年7月18日 第355回『生涯現役シリーズ塾⑦』ご案内
2015年7月17日 日本を救う!生涯現役Produce 時代到来
2015年7月16日 20150716付J.I.Mail News No.714 ご紹介
2015年7月15日 Altarna:NPOの声を聞き始めた日本企業
2015年7月14日 7/8 開催 高連協役員会議事録ご報告:下
2015年7月13日 7/8 開催 高連協役員会議事録ご報告:上
2015年7月12日 20150709付 J.I.Mail News No.713 ご紹介
2015年7月11日 生涯現役社会創り:生活相談員速習講座
2015年7月10日 秋田発生涯現役伊藤女史92歳生保Lady
2015年7月 9日 新渡戸記念館危機/「プラチナ会」創設会
2015年7月 8日 井上Report:吉川代表/1年間活動振返り
2015年7月 7日 毎日新聞7/6付「70歳まで雇用」記事紹介
2015年7月 6日 『自治体財政研究会』7/26・27案内ご紹介
2015年7月 5日 日経BP:ICT活用テクノロジーが拓く教育
2015年7月 4日 7/22:理事会/第355回生涯現役塾ご案内
2015年7月 3日 構想日本:富津市民が進める「地方創生」
2015年7月 2日 Altarna誌41:多様性なき企業に明日無し
2015年7月 1日 加藤特許事務所/知財とびうめ便りVol.43
以 上
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◎ 生涯現役活動30年感謝/『第3回:生涯現役サミット』開催予告
3 0 周 年 感 謝 『 第 3 回 生 涯 現 役 サ ミ ッ ト 』
あなた自身が毎日充実した人生を送れる生きがい目標をもち、
周囲の人や社会に喜ばれる成果で貢献できるうれしい感謝、
政府・行政への安易な依存心に頼らず、生涯現役の実践家として活動し、
信頼仲間たちと共助で、担われるより担い手になれる感動!
創意と工夫が豊かな絆で、自由な人脈が協働できる無限の可能性、
それは夢や希望を創りだす社会。それが生涯現役社会です!
この着想を原点に、参加者全員が生涯現役社会づくりの主役になろう!
日 時/ 2 0 1 5 年 1 0 月 1 7 日(土) 午後 1 時 3 0分 ~ 午後 4 時 4 5 分
場 所/ 公益財団法人 東京しごと財団・地下大講堂
〒102‐0072 東京都千代田区飯田橋3-10-3/TEL:03-5211-1571
【 会場ご案内URL=http://www.shigotozaidan.jp/map2.html 】
参加費/ 前売券 1,000円(当日券:2,000円)
主 催/ 日本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会
〒103-0028 東京都中央区八重洲1-7-20 八重洲口会館B2F
TEL:03-3517-6667 FAX:03-3517-6668
ホームページ:http://www.sgsk.net
問合せ先:info@sgsk.net
協 賛/ NPO ライフ・ベンチャー・クラブ/(一社)日本開発工学会/
(株)かい援隊本部/(株)日本コンピュータ・ダイナミクス/
(一社)高齢者活躍支援協議会/東京エグゼクティブ・サーチ(株)/
(NPO 関東シニアライフアドバイザー協会
後 援/ 高齢社会NGO連携協議会
【スケジュール 】
司 会 吉田あつみ(前品川区議会議員/株式会社 かい援隊本部)
開会宣言 東瀧 邦次(日本生涯現役推進協議会・NPO法人ライフ・ベンチャー・クラブ 代表)
下條 武男(日本生涯現役推進協議会最高顧問)
第一部 基 調 講 演 1 3 : 4 5 ~ 1 4 : 3 0
テーマ: 『 生 涯 現 役 3 0 周 年 感 謝・・・・・
日 本 に 役 立 つ 生 涯 現 役 社 会 づ く り 』
講 師: 東瀧 邦次(日本生涯現役推進協議会/NPO法人ライフ・ベンチャ-・クラブ 代表)
略 歴:1984年、25年間のサラリーマン稼業を廃業、準備一年後、自主独立型脳力活用の生涯現役実践家仲間/任意団体ライフ・ベンチャー・クラブ(LVC)創設。1985生涯現役実践道場・月例生涯現役塾を発足。現在356回継続中。その間に首都圏主要鉄道沿線を拠点に各生涯現役・社会参加の14地域会を創設主導。1988年・1993年「生涯現役社会づくり」推進を目論む商標権取得。その使用許諾依頼先行政団体に無償協力。2004年日本生涯現役推進協議会創設。2005年ライフ・ベンチャー・クラブNPO化。2015年生涯現役塾創設30周年を記念感謝して、10/17「日本生涯現役推進協議会」主催行事開催。
第二部 実践活動報告・意見提言発表会 1 4 : 3 0 ~ 1 6 : 0 0
(コーディネーター)
◎ 柳原 正年(富山社会人大楽塾 代表/日本生涯現役推進協議会 理事)
(スピーカー/テーマ)
◎ 中上 崇(一般社団法人日本開発工学会会長、エンジェル投資家)
ベンチャー育成実績に基づくシニア起業家マインドの研修での提言
◎ 井上 仁(フクシマ復興応援ネットワーク/プロジェクト実行責任者 事務局)
福島復興を独自の応援ネットによる環境保全有機農法で挑戦推進活動の提言
◎ 八久保宜美(株式会社 スリービーンズ 代表取締役)
生涯現役目標の収入確保と社会貢献介護施設の生活相談人システム提言
( 休憩/名刺交換ほか 1 5 : 0 0 ~ 1 5 : 1 0 )
◎ 高橋 育郎(ふるさとの歌を歌う会 代表)
日本童謡協会音楽活動家からの心のふるさと生涯現役音頭波及の提言
◎ 武 井 昭(有限会社 介護けやき/NPO法人市民ビジネスサポートセンター 代表)
世田谷地域コミュニティビジネス・創業支援と自らの在宅・訪問介護支援事業の提言
◎ 門口 泰宣(生涯現役かなざわ会 代表世話人)
地域におけるシニア定年後の社会参加や社会貢献の在り方会員活動提言
◎ 竹村 之宏(竹村塾主宰/日本生涯現役推進協議会 理事)
大阪・浜松・東京各竹村塾主宰の生涯現役実践活動での提言
◎ 新川 政信(㊑かい援隊本部 代表取締役会長/日本生涯現役推進協議会 理事)
㊑かい援隊本部の数値目標と夢のある生涯現役社会づくりへの参画提言
第三部 参加者全員主役意見交換会 1 6 : 0 0 ~ 1 6 : 3 0
第一部/第二部出演の発表内容、生涯現役社会づくり全般への発表者との意見交流
~あなたの豊かなシニアライフを見つけよう~
決意表明 新川 政信 1 6:3 0 ~ 1 6:4 0
閉会挨拶 江島 優 1 6 : 4 0 ~ 1 6 : 4 5
二次会案内 水上 久忠(開催実行副委員長)
以 上
NPOライフ・ベンチャー・クラブ会報118号
2015年7月30日 お仕事N P O 法 人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ
ホ ッ ト ラ イ ン ニ ュ ー ス
事 務 局 報 告 第 118 号 2015年 7月30日 発行
******************************************************************
◎ 七月定例「生涯現役協&NPO/LVクラブ合同理事会」ご報告
日 時: 2 0 1 5 年 7 月 2 2 日(水曜日) 1 5:0 0 ~ 1 7 : 1 0
場 所:ライフ・ベンチャー事務所
出席者:井上 仁、上田研二、上山祐幸、内山 優、江島 優、岡本憲之、鎌田健司、樫 孝光、高橋育郎、中上 章、中上 崇、新川政信、野島卓郎、東瀧邦次、藤倉雄、水上久忠、持田昇一、八久保宜美、湯浅雅文、吉田あつみ、(敬称略/50音順)計20名
議 題:
1. 3 0 年 総 括「 生 涯 現 役 活 動 」共 有 化 確 認 の 件
行政や一般社会での、対個人の「生涯現役」用語、対社会の「生涯現役社会」理解や認識は通常、税金が源泉の助成救済型の官主導方式だ。だが私たち民主体の『生涯現役』『生涯現役社会』の本質的認識は、自立・自助・共助ネットの『生涯現役社会プラットフォーム』の実現で、その具体化推進役『生涯現役プロデューサー』の結集フォームを今秋『30年感謝③生涯現役サミット』で演出することに決定。
2. 3 0 周 年 感 謝「 ③ 生 涯 現 役 サ ミ ッ ト 」開 催 準 備 の件
超高齢社会活性化に最適な対策テーマ「生涯現役」から「生涯現役社会づくり」に至る国策的重要課題に脳力活用で正面取組みできた仲間・場所・時代に感謝。今回内容は『生涯現役社会プラットフォーム』構想到達への過去・現在・未来をNOT官主導、BUT民主導国民共感型サミット方式で貫く。
起業・再就業化、社会貢献・参画化、世代協働化、連携共感化、地域活性化など「見える化」を存分に示せる具体事例の豊富な出演者を八月(第356回)塾、九月(第357回)塾で出演依頼。パンフ配布は八月初版、九月修正版とし、実行委員より自主的準備・分担の申出期待で決定。
3. 「 生 涯 現 役 社 会 実 現 」目 標 へ の 連 携 活 動 構 築 の 件
高齢社会NGO連携協議会(高連協)発足初期に、参加団体から相互研鑽をめざす人材活性化委員会発足で生涯現役グループが提案した「生涯現役社会づくり」研究会は、2004年日本生涯現役推進協議会として高連協外部の団体で発足。今後『生涯現役社会づくり』実現を目指す国民運動企画に、再度高連協とのネットワーク化を諮ることを高連協の随意三理事に意見聴取したが、単なる加盟団体の組織集合体に特定事業推進の活動は不適で高連協への積極的連携活動働きかけは見送りと決定。 以 上
-------------------------------------------------------------------------------------------------
◎ 八月定例会:『第356回 生涯現役シリーズ塾』ご案内
第3 5 6回 生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾
生 涯 現 役 に 取 り 組 む 第 八 弾
生涯現役社会づくりで オンリーワンの生涯現役実践道場
日 時: 2 0 1 5 年 8 月 2 6 日 (水)
〔生涯現役実践塾〕 1 7 : 3 0 ~ 1 9 : 3 0
会 場: 八 重 洲 口 会 館 会 議 室
東京都中央区八重洲1-7-20 八重洲口会館 B2F
---------------------------------------------------------------------------------------------------
テーマ:③ 生 涯 現 役 サ ミ ッ ト 提 言 :
「 わ た し の 生 涯 現 役 社 会 づ く り
挑 戦 は こ れ で す ! 」
進行役: 東 瀧 邦 次
( 日本生涯現役推進協議会・NPOライフ・ベンチャー・クラブ 代表 )
---------------------------------------------------------------------------------------------------
講 師: 柳 原 正 年
( 富山社会人大楽塾 代表/日本生涯現役推進協議会 理事 )
略 歴: 平成12年、大手生命保険会社定年退職と同時に「富山社会人大楽塾」を設立。生涯現役健康生きがいづくりプラットホームづくりにチャレンジ。設立15年に当たる平成27年には「高齢社会」対応の「健康福祉インストラクター」養成事業を立ち上げ、生涯現役リーダーづくりに取り組んでいる。
講演A: 「 生 涯 現 役 コ ン ビ ニ サ ロ ン ・
社 会 人 大 楽 塾 の 全 国 展 開 」
内 容: 高齢コミュニティサロン(社会人大楽塾チェーン)の全国展開実証実験を開始。その第一弾として団塊女性のエンパワーメント事業「健康福祉インストラクター」養成を開始した。生涯現役というと男性向け言葉を女性向けに「健康福祉インストラクター」とネーミング、中高年女性のパワーを生涯現役社会に寄与することにより、シニア男性のプロデューサーへの参加意識を高めようとするものです。
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講 師: 八 久 保 宜 美 ( 株式会社 スリービーンズ 代表取締役 )
略 歴: 2012年 株式会社スリービーンズ設立。シニアでもできる仕事ではなくシニアならではの仕事創出に工夫を凝らす。特に介護事業所の生活相談員に着目し説明会やセミナーを開催。介護業界全体の底上げを図るべくシニアの知恵活用に最重点。また専門学校で若い学生に仕事に役立つ実務パソコン指導。平成流就活術やビジネスの基本は、転職や起業を目指すシニアにも有効。シニアの創職(就職&起業)に情報発信の側面から支援事業を展開。
演題B: 「 ネ ッ ト 展 開 一 夜 に し て な ら ず ・
突 破 口 に す る た め の 発 信 力 」
内 容: 弊社が運営する「デイサービス生活相談員ネットワーク」サイトを月間3万アクセス数にするまでの努力・独創的ノウハウでやってきたこと、これからやらなくてはならないこと、ネットから得たもの・失ったものなどを、実例でご紹介します。ネットを活用するためには何が必要なのかが分かります。
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講 師: 井 上 仁
( フクシマ復興応援ネットワーク事務局 PJ実行責任者 )
略 歴: 1983年から企業や自治体のプロジェクトマネジメントの実践研究を行う、ベルヒュード国際経営研究所を主宰。福島第一原発5、6号機が位置する双葉町で幼年、少年期を過ごす。「フクシマ問題は長丁場、原発被災者の自立、生活再建は全国民的応援課題」という思いで、2014年、フクシマ復興応援ネットワークを立ち上げる。現在フクシマだからこそ「子どもたちの未来のために安全・安心で健康な農業の開発・導入をめざすプロジェクト」推進の実行責任者。
演題C: 「 生 涯 現 役 パ ワ ー で
フ ク シ マ 再 生 農 業 ビ ジ ネ ス 開 拓 」
内 容: 自然栽培のやぶ田フアームで「有機JAS認証野菜」を省力、低コスト、高生産性で栽培する「環境保全型ハウス有機農法」の実証栽培プロジェクトを立ち上げ、その実績をもって日本太陽光発電プランナー協議会理事企業3社と提携し、フクシマに太陽光発電・売電とセットにした「ソーラーシェアリング農業ビジネス」として導入を図るプロセスをご案内します。
講 師: 武 井 昭
(有限会社 介護けやき・NPO市民 ビジネス サポート センター 代表)
略 歴: 1992年情報関係の会社を退職後、中小企業診断士登録・経営コンサルタントとして独立、NPO法人市民ビジネスサポートセンターを開設し理事長として、商店街支援、創業塾開塾。2003年高齢者介護の(有)介護けやきを設立し代表取締役として世田谷区内の高齢者介護事業経営で現在に至る。
演題D: 「 生 涯 現 役 実 践 家 と し て
地 域 社 会 で の 生 き が い 人 生 」
内 容: 人生マラソン59歳でサラリーマン生活を終了し、コンサルタントとして自主独立の自営で、数社の経営支援、NPO法人を設立して世田谷区内の創業者を支援し、障碍者教育、任意団体せたがやアンビシャス設立の支援。69歳にて有限会社介護けやき設立、高齢者介護事業を設立して世田谷区内の高齢者介護にあたる。認知症高齢者の増加に伴い来2016年度は、区内高齢者対象施設設立を準備中です。
参加費: 会員/1,000円 一般/2,000円
申込先: NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ事務局
東京都中央区八重洲1-7-20 八重洲口会館 B2F
電 話:03(3517)6667 Fax:03(3517)6668
E-mail: info@sgsk.net or lvcinfo@sgsk.net
URL:http://www.sgsk.net or http://sgsk.net/70890
………………………………………………………………………………………
第 3 5 6 回 生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾 参 加 申 込 書
2 0 1 5 年 月 日
特定非営利活動法人 ライフ・ベンチャー・クラブ 事務局 宛
氏 名:__________________
TEL or FAX or Mail: _____________________
ホ ッ ト ラ イ ン ニ ュ ー ス
事 務 局 報 告 第 118 号 2015年 7月30日 発行
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◎ 七月定例「生涯現役協&NPO/LVクラブ合同理事会」ご報告
日 時: 2 0 1 5 年 7 月 2 2 日(水曜日) 1 5:0 0 ~ 1 7 : 1 0
場 所:ライフ・ベンチャー事務所
出席者:井上 仁、上田研二、上山祐幸、内山 優、江島 優、岡本憲之、鎌田健司、樫 孝光、高橋育郎、中上 章、中上 崇、新川政信、野島卓郎、東瀧邦次、藤倉雄、水上久忠、持田昇一、八久保宜美、湯浅雅文、吉田あつみ、(敬称略/50音順)計20名
議 題:
1. 3 0 年 総 括「 生 涯 現 役 活 動 」共 有 化 確 認 の 件
行政や一般社会での、対個人の「生涯現役」用語、対社会の「生涯現役社会」理解や認識は通常、税金が源泉の助成救済型の官主導方式だ。だが私たち民主体の『生涯現役』『生涯現役社会』の本質的認識は、自立・自助・共助ネットの『生涯現役社会プラットフォーム』の実現で、その具体化推進役『生涯現役プロデューサー』の結集フォームを今秋『30年感謝③生涯現役サミット』で演出することに決定。
2. 3 0 周 年 感 謝「 ③ 生 涯 現 役 サ ミ ッ ト 」開 催 準 備 の件
超高齢社会活性化に最適な対策テーマ「生涯現役」から「生涯現役社会づくり」に至る国策的重要課題に脳力活用で正面取組みできた仲間・場所・時代に感謝。今回内容は『生涯現役社会プラットフォーム』構想到達への過去・現在・未来をNOT官主導、BUT民主導国民共感型サミット方式で貫く。
起業・再就業化、社会貢献・参画化、世代協働化、連携共感化、地域活性化など「見える化」を存分に示せる具体事例の豊富な出演者を八月(第356回)塾、九月(第357回)塾で出演依頼。パンフ配布は八月初版、九月修正版とし、実行委員より自主的準備・分担の申出期待で決定。
3. 「 生 涯 現 役 社 会 実 現 」目 標 へ の 連 携 活 動 構 築 の 件
高齢社会NGO連携協議会(高連協)発足初期に、参加団体から相互研鑽をめざす人材活性化委員会発足で生涯現役グループが提案した「生涯現役社会づくり」研究会は、2004年日本生涯現役推進協議会として高連協外部の団体で発足。今後『生涯現役社会づくり』実現を目指す国民運動企画に、再度高連協とのネットワーク化を諮ることを高連協の随意三理事に意見聴取したが、単なる加盟団体の組織集合体に特定事業推進の活動は不適で高連協への積極的連携活動働きかけは見送りと決定。 以 上
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◎ 八月定例会:『第356回 生涯現役シリーズ塾』ご案内
第3 5 6回 生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾
生 涯 現 役 に 取 り 組 む 第 八 弾
生涯現役社会づくりで オンリーワンの生涯現役実践道場
日 時: 2 0 1 5 年 8 月 2 6 日 (水)
〔生涯現役実践塾〕 1 7 : 3 0 ~ 1 9 : 3 0
会 場: 八 重 洲 口 会 館 会 議 室
東京都中央区八重洲1-7-20 八重洲口会館 B2F
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テーマ:③ 生 涯 現 役 サ ミ ッ ト 提 言 :
「 わ た し の 生 涯 現 役 社 会 づ く り
挑 戦 は こ れ で す ! 」
進行役: 東 瀧 邦 次
( 日本生涯現役推進協議会・NPOライフ・ベンチャー・クラブ 代表 )
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講 師: 柳 原 正 年
( 富山社会人大楽塾 代表/日本生涯現役推進協議会 理事 )
略 歴: 平成12年、大手生命保険会社定年退職と同時に「富山社会人大楽塾」を設立。生涯現役健康生きがいづくりプラットホームづくりにチャレンジ。設立15年に当たる平成27年には「高齢社会」対応の「健康福祉インストラクター」養成事業を立ち上げ、生涯現役リーダーづくりに取り組んでいる。
講演A: 「 生 涯 現 役 コ ン ビ ニ サ ロ ン ・
社 会 人 大 楽 塾 の 全 国 展 開 」
内 容: 高齢コミュニティサロン(社会人大楽塾チェーン)の全国展開実証実験を開始。その第一弾として団塊女性のエンパワーメント事業「健康福祉インストラクター」養成を開始した。生涯現役というと男性向け言葉を女性向けに「健康福祉インストラクター」とネーミング、中高年女性のパワーを生涯現役社会に寄与することにより、シニア男性のプロデューサーへの参加意識を高めようとするものです。
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講 師: 八 久 保 宜 美 ( 株式会社 スリービーンズ 代表取締役 )
略 歴: 2012年 株式会社スリービーンズ設立。シニアでもできる仕事ではなくシニアならではの仕事創出に工夫を凝らす。特に介護事業所の生活相談員に着目し説明会やセミナーを開催。介護業界全体の底上げを図るべくシニアの知恵活用に最重点。また専門学校で若い学生に仕事に役立つ実務パソコン指導。平成流就活術やビジネスの基本は、転職や起業を目指すシニアにも有効。シニアの創職(就職&起業)に情報発信の側面から支援事業を展開。
演題B: 「 ネ ッ ト 展 開 一 夜 に し て な ら ず ・
突 破 口 に す る た め の 発 信 力 」
内 容: 弊社が運営する「デイサービス生活相談員ネットワーク」サイトを月間3万アクセス数にするまでの努力・独創的ノウハウでやってきたこと、これからやらなくてはならないこと、ネットから得たもの・失ったものなどを、実例でご紹介します。ネットを活用するためには何が必要なのかが分かります。
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講 師: 井 上 仁
( フクシマ復興応援ネットワーク事務局 PJ実行責任者 )
略 歴: 1983年から企業や自治体のプロジェクトマネジメントの実践研究を行う、ベルヒュード国際経営研究所を主宰。福島第一原発5、6号機が位置する双葉町で幼年、少年期を過ごす。「フクシマ問題は長丁場、原発被災者の自立、生活再建は全国民的応援課題」という思いで、2014年、フクシマ復興応援ネットワークを立ち上げる。現在フクシマだからこそ「子どもたちの未来のために安全・安心で健康な農業の開発・導入をめざすプロジェクト」推進の実行責任者。
演題C: 「 生 涯 現 役 パ ワ ー で
フ ク シ マ 再 生 農 業 ビ ジ ネ ス 開 拓 」
内 容: 自然栽培のやぶ田フアームで「有機JAS認証野菜」を省力、低コスト、高生産性で栽培する「環境保全型ハウス有機農法」の実証栽培プロジェクトを立ち上げ、その実績をもって日本太陽光発電プランナー協議会理事企業3社と提携し、フクシマに太陽光発電・売電とセットにした「ソーラーシェアリング農業ビジネス」として導入を図るプロセスをご案内します。
講 師: 武 井 昭
(有限会社 介護けやき・NPO市民 ビジネス サポート センター 代表)
略 歴: 1992年情報関係の会社を退職後、中小企業診断士登録・経営コンサルタントとして独立、NPO法人市民ビジネスサポートセンターを開設し理事長として、商店街支援、創業塾開塾。2003年高齢者介護の(有)介護けやきを設立し代表取締役として世田谷区内の高齢者介護事業経営で現在に至る。
演題D: 「 生 涯 現 役 実 践 家 と し て
地 域 社 会 で の 生 き が い 人 生 」
内 容: 人生マラソン59歳でサラリーマン生活を終了し、コンサルタントとして自主独立の自営で、数社の経営支援、NPO法人を設立して世田谷区内の創業者を支援し、障碍者教育、任意団体せたがやアンビシャス設立の支援。69歳にて有限会社介護けやき設立、高齢者介護事業を設立して世田谷区内の高齢者介護にあたる。認知症高齢者の増加に伴い来2016年度は、区内高齢者対象施設設立を準備中です。
参加費: 会員/1,000円 一般/2,000円
申込先: NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ事務局
東京都中央区八重洲1-7-20 八重洲口会館 B2F
電 話:03(3517)6667 Fax:03(3517)6668
E-mail: info@sgsk.net or lvcinfo@sgsk.net
URL:http://www.sgsk.net or http://sgsk.net/70890
………………………………………………………………………………………
第 3 5 6 回 生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾 参 加 申 込 書
2 0 1 5 年 月 日
特定非営利活動法人 ライフ・ベンチャー・クラブ 事務局 宛
氏 名:__________________
TEL or FAX or Mail: _____________________
スポニチ:ビートたけし氏「生涯現役宣言」
2015年7月29日 お仕事 本29日付スポニチ【Sponichi Annex】サイト芸能欄に、ビートたけしの下記のような「生涯現役宣言」記事が掲載されていましたので、ご参考までに転載させていただきます。
【ご参考URL=http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/07/29/kiji/K20150729010832190.html】
ビ ー ト た け し 生 涯 現 役 を 宣 言
「 居 座 っ て や る 」 年 齢 不 詳 願 望 も
ビ ー ト た け し(68) が29日、都内で行われた「予防医学のアンファー新企業CM」発表会にゲスト出演。生涯現役を宣言した。
「芸人の世界では邪魔者になっちゃったけど、それぐらいベテランになっちゃった。あいつらがいるからずっとレギュラーがないんだ!って言われる立場になったけど、居座ってやろうかな」と威勢よく話した た け し 。
「向こうにダメですよねって言われるようになったらダメ。そう言われると、コメディアンは終わり。それぐらい先頭に立っていないと、頭も身体も一等賞を狙ってないと一瞬で仕事がなくなっちゃう。
芸能界は仕事があるかないか、適当な仕事はできない。今のところは仕事があるので、それをなるだけ維持したい」と続けた。
芸能界では芸人の引退の時期についてさまざまな形で話題になっている。「我々の仕事はお客が決めること。自分が現役をやりたいと言っても、やめろと言われたら辞めないといけない」としながら「自分は死ぬまでやりたい」と生涯現役を宣言した。
コメディアンだけでなく、映画監督・俳優としての顔も持つたけし。「なるべく人の映画は見ないようにはしているんですけど、巨匠と呼ばれる人の映画を見るとちょっと落ち込む。すげえなって。
映画もまた興行の力。この間の作品は自分の中では大ヒットしたのでもう1本は作れるなと。(俳優としても)いろんな監督から出てくれないかという話は来ているのでまだいいだろうと。そのためには早めに(映画に出る)態勢を作っておかないとな」と準備をしつつ、現役を続けたい意向を明かした。
「舞台に出た時に年を感じない人っているけど、エンターテイメントってその人に年だって思わせちゃ、年を気にされるようなタレントはダメ。この人いくつだっけ?ってぐらいにはなっていたいと。(年齢は)わからないようにしたい」と理想の姿を告白。年齢不詳なぐらいで現役も続ける?との問いにも「そう願いたい」と話し、笑みを浮かべた。
【ご参考URL=http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/07/29/kiji/K20150729010832190.html】
ビ ー ト た け し 生 涯 現 役 を 宣 言
「 居 座 っ て や る 」 年 齢 不 詳 願 望 も
ビ ー ト た け し(68) が29日、都内で行われた「予防医学のアンファー新企業CM」発表会にゲスト出演。生涯現役を宣言した。
「芸人の世界では邪魔者になっちゃったけど、それぐらいベテランになっちゃった。あいつらがいるからずっとレギュラーがないんだ!って言われる立場になったけど、居座ってやろうかな」と威勢よく話した た け し 。
「向こうにダメですよねって言われるようになったらダメ。そう言われると、コメディアンは終わり。それぐらい先頭に立っていないと、頭も身体も一等賞を狙ってないと一瞬で仕事がなくなっちゃう。
芸能界は仕事があるかないか、適当な仕事はできない。今のところは仕事があるので、それをなるだけ維持したい」と続けた。
芸能界では芸人の引退の時期についてさまざまな形で話題になっている。「我々の仕事はお客が決めること。自分が現役をやりたいと言っても、やめろと言われたら辞めないといけない」としながら「自分は死ぬまでやりたい」と生涯現役を宣言した。
コメディアンだけでなく、映画監督・俳優としての顔も持つたけし。「なるべく人の映画は見ないようにはしているんですけど、巨匠と呼ばれる人の映画を見るとちょっと落ち込む。すげえなって。
映画もまた興行の力。この間の作品は自分の中では大ヒットしたのでもう1本は作れるなと。(俳優としても)いろんな監督から出てくれないかという話は来ているのでまだいいだろうと。そのためには早めに(映画に出る)態勢を作っておかないとな」と準備をしつつ、現役を続けたい意向を明かした。
「舞台に出た時に年を感じない人っているけど、エンターテイメントってその人に年だって思わせちゃ、年を気にされるようなタレントはダメ。この人いくつだっけ?ってぐらいにはなっていたいと。(年齢は)わからないようにしたい」と理想の姿を告白。年齢不詳なぐらいで現役も続ける?との問いにも「そう願いたい」と話し、笑みを浮かべた。
ケイシー・ウォール:未来をつくる起業家2
2015年7月28日 お仕事【ご紹介転載先URL=https://www.blwisdom.com/skillcareer/interview/gventure/item/10182-01.html?mid=w519t90100000274148】
出 る 杭 を 打 た ず 、「 起 業 が カ ッ コ イ イ 」 と 思 え る 教 育 を
Q: 日本でさらに起業文化を根付かせるためには、どうすれば良いのでしょうか?
A: ウォール:
起業した後の「出口」を増やすことだと思います。「ゼロから1を創造すること」が起業家の仕事です。1を10、100に成長させる仕事とは別物だと考えたほうがいい。これまでの日本では、ゼロから1を創造する起業家にとって、「出口」は株式上場しかありませんでした。海外と比べてM&A(企業買収)が少ないのです。M&Aが増えれば上場しなくても起業家は大きな富を得ることができて、次の起業にチャレンジすることができます。もちろんM&Aが増えたら、投資家も儲けられるようになるでしょう。起業家や投資家にとっての「出口」を増やして、もっと市場でお金を回していくべきだと思います。
Q: お金の流れを速めるのが重要だということですね。
A: ウォール:
そうです。さらに言うと、日本のベンチャーはアメリカと違って従業員に株を持たせることが少ないのも問題です。株を持っていれば従業員のモチベーションは高まりますし、M&Aされた後にその資金を元にして起業したり、投資家になったりする人が増えるでしょう。はじめは1人が起業し、そこで経験を積んだ従業員が、また新たなチャレンジを行っていく。そうやって起業家や投資家をどんどん増やしていかなければいけません。
Q: ベンチャー企業に勤めるインセンティブを高めなければいけない、と。
A: ウォール:
日本ではまだまだ大手企業に勤めている人のほうが、ステータスが高いと思われていますよね。起業家にはステータスがありますが、ベンチャー企業の従業員はステータスがあまり高いとは言えません。アメリカでは有力なベンチャー企業に勤める従業員が威張っていますよ。「I’m a sales representative of Sales Force!」って(笑)。
「ベンチャー企業って楽しそう」「世界を変える仕事をしているんだ」と自信を持ち、周りからもそう思われるようにならなければいけません。日本は低成長の時代に差し掛かっていますので、これからは新しい企業をつくらなければ、経済を成長させることは不可能です。ですから、初等教育の段階から起業について考え、理解を深める時間をつくったほうがいいと思います。
Q: 日本では「出る杭は打たれる」という雰囲気があります。
A: ウォール:
「新しい仕事に挑戦することがカッコイイ」という雰囲気が日本にも出てきたらいいですね。
Q: なぜ、日本ではM&Aが増えないのでしょうか?
A: ウォール:
そもそもベンチャーを買いたいと思う企業が少ないのだと思います。なんでも自社でやろうとして、「ベンチャーを買うくらいなら新規部署をつくろう」と考える会社が多いのです。しかしアメリカでは、M&Aに対する考え方が少し違います。もちろん、買収するベンチャーのサービスがほしいということもあるのですが、それよりもベンチャーに所属する優秀な人材がほしいという考えが強い。ベンチャーから新しい起業家を輩出することも重要ですが、大手とベンチャー企業の人材交流を促進することも大切です。そうすれば大手も活性化し、新しいイノベーションを起こすことができるようになるでしょう。
Q: 最後に一言、読者にメッセージをお願いします。
A: ウォール:
日本の経済を成長させるためには、新しい企業が必要です。『未来をつくる起業家』は、起業を考える人だけではなく、すべてのビジネスパーソンに読んでもらいたいと思って執筆しました。そして、さらに言えば、中学生や高校生などの若い人にも読んでもらいたい。起業家を増やすためには、まずは起業しやすい雰囲気を社会につくることが大切です。起業にポジティブな感情を抱く人を増やしていかなければいけません。すでに日本の上位層は、「このままではいけない」と気が付いて、自ら動き始めています。日本がグローバルの中で生き残るためには、社会全体の意識を変えていくことが必要になると思います。(インタビュー・宮崎智之)
出 る 杭 を 打 た ず 、「 起 業 が カ ッ コ イ イ 」 と 思 え る 教 育 を
Q: 日本でさらに起業文化を根付かせるためには、どうすれば良いのでしょうか?
A: ウォール:
起業した後の「出口」を増やすことだと思います。「ゼロから1を創造すること」が起業家の仕事です。1を10、100に成長させる仕事とは別物だと考えたほうがいい。これまでの日本では、ゼロから1を創造する起業家にとって、「出口」は株式上場しかありませんでした。海外と比べてM&A(企業買収)が少ないのです。M&Aが増えれば上場しなくても起業家は大きな富を得ることができて、次の起業にチャレンジすることができます。もちろんM&Aが増えたら、投資家も儲けられるようになるでしょう。起業家や投資家にとっての「出口」を増やして、もっと市場でお金を回していくべきだと思います。
Q: お金の流れを速めるのが重要だということですね。
A: ウォール:
そうです。さらに言うと、日本のベンチャーはアメリカと違って従業員に株を持たせることが少ないのも問題です。株を持っていれば従業員のモチベーションは高まりますし、M&Aされた後にその資金を元にして起業したり、投資家になったりする人が増えるでしょう。はじめは1人が起業し、そこで経験を積んだ従業員が、また新たなチャレンジを行っていく。そうやって起業家や投資家をどんどん増やしていかなければいけません。
Q: ベンチャー企業に勤めるインセンティブを高めなければいけない、と。
A: ウォール:
日本ではまだまだ大手企業に勤めている人のほうが、ステータスが高いと思われていますよね。起業家にはステータスがありますが、ベンチャー企業の従業員はステータスがあまり高いとは言えません。アメリカでは有力なベンチャー企業に勤める従業員が威張っていますよ。「I’m a sales representative of Sales Force!」って(笑)。
「ベンチャー企業って楽しそう」「世界を変える仕事をしているんだ」と自信を持ち、周りからもそう思われるようにならなければいけません。日本は低成長の時代に差し掛かっていますので、これからは新しい企業をつくらなければ、経済を成長させることは不可能です。ですから、初等教育の段階から起業について考え、理解を深める時間をつくったほうがいいと思います。
Q: 日本では「出る杭は打たれる」という雰囲気があります。
A: ウォール:
「新しい仕事に挑戦することがカッコイイ」という雰囲気が日本にも出てきたらいいですね。
Q: なぜ、日本ではM&Aが増えないのでしょうか?
A: ウォール:
そもそもベンチャーを買いたいと思う企業が少ないのだと思います。なんでも自社でやろうとして、「ベンチャーを買うくらいなら新規部署をつくろう」と考える会社が多いのです。しかしアメリカでは、M&Aに対する考え方が少し違います。もちろん、買収するベンチャーのサービスがほしいということもあるのですが、それよりもベンチャーに所属する優秀な人材がほしいという考えが強い。ベンチャーから新しい起業家を輩出することも重要ですが、大手とベンチャー企業の人材交流を促進することも大切です。そうすれば大手も活性化し、新しいイノベーションを起こすことができるようになるでしょう。
Q: 最後に一言、読者にメッセージをお願いします。
A: ウォール:
日本の経済を成長させるためには、新しい企業が必要です。『未来をつくる起業家』は、起業を考える人だけではなく、すべてのビジネスパーソンに読んでもらいたいと思って執筆しました。そして、さらに言えば、中学生や高校生などの若い人にも読んでもらいたい。起業家を増やすためには、まずは起業しやすい雰囲気を社会につくることが大切です。起業にポジティブな感情を抱く人を増やしていかなければいけません。すでに日本の上位層は、「このままではいけない」と気が付いて、自ら動き始めています。日本がグローバルの中で生き残るためには、社会全体の意識を変えていくことが必要になると思います。(インタビュー・宮崎智之)
ケイシー・ウォール:未来をつくる起業家1
2015年7月27日 お仕事世 界 で 活 躍 す る 起 業 家 を つ く る 第1回
ケ イ シ ー ・ ウ ォ ー ル 氏
『 未 来 を つ く る 起 業 家 』 著 者 イ ン タ ビ ュ ー
~ 日 本 に 起 業 カ ル チ ャ ー を 根 付 か せ る た め に は ?
スキル・キャリア WISDOM編集部 2015年07月24日
【ご紹介転載先URL=https://www.blwisdom.com/skillcareer/interview/gventure/item/10182-01.html?mid=w519t90100000274148】
日本で生まれたスタートアップ(ベンチャー企業)の成功と失敗の事例を紹介した書籍『未来をつくる起業家』(クロスメディア・パブリッシング)がオンライン書店限定で発売され、インターネット上で話題になっている。
著者はニューヨーク出身で、日本を中心にエグゼクティブ人材に特化した人材紹介会社を経営するケイシー・ウォール氏。「日本では起業文化が根付かない」と言われることも多いが、グローバルに活躍するようなベンチャー企業を育てるには、どのような変革が必要なのか。国内外のベンチャー事情に詳しいウォール氏に話を伺った。
ケ イ シ ー ・ ウ ォ ー ル 氏
ウ ォ ー ル ・ ア ン ド ・ ケ ー ス Founder&CEO
レッド・ブリック・ベンチャー マネージング・パートナー兼創業者
日 本 の 起 業 家 は 目 線 が 低 い ?
Q: 『未来をつくる起業家』を執筆したきっかけを教えてください。
A: ウォール:
私は人材紹介会社のほかにもベンチャー投資会社を運営していますが、ベンチャー投資ではこれまで数々の失敗をしてきました。その原因の1つに、日本は情報がアメリカに比べて圧倒的に少ないということが挙げられます。アメリカは情報がオープンなので、勢いのあるベンチャー企業について調べようと思えばいくらでも調べられる。どのようなビジネスモデルなのか、どのように資金調達しているのか。つまり投資がしやすいのです。しかし、日本は情報が少なすぎるため、トライ&エラーを繰り返しながらより良い投資先を見つけるしかありません。
Q: ならば、自分で調べて情報を発信していこうと思ったのですね。
A: ウォール:
そうです。日本は現在、起業ブームと呼べるくらいベンチャー企業が増えています。とは言っても、まだまだ数が少なくて業界も狭いので、企業同士の横のつながりは強い。だから、仲間内だけで情報が共有されていて、オープンになることが少ないという印象です。仲間内のグループに入らなければ、有力な情報をつかむことができません。
Q: アメリカと日本の起業文化を比較して、どのような部分が違うと思いますか?
A: ウォール:
気になるのは、やはり数の違いでしょうか。だいぶ増えてきたとはいえ、日本はまだまだベンチャー企業の数がアメリカよりも圧倒的に少ないのが現状。数が増えて切磋琢磨しなければ、いい企業が生まれることはありません。もう1つは、日本の起業家はアメリカの起業家と比べて目線が低いような気がしています。アメリカの起業家は「自分はGoogleのような会社をつくる」と自信満々に語ります。しかし、日本には「売り上げが10億円くらいの規模の会社をつくれれば満足」と考えている起業家が多い。もっと目線を高く持ってほしいと思います。
Q: なぜ、日本の起業家は目線が低いのでしょうか?
A: ウォール:
成功したベンチャー企業の事例が少ないからでしょう。ソフトバンクの孫正義氏や楽天の三木谷浩史氏といった事例はあるにはありますが、少し距離が遠すぎますよね。アメリカでは、もっと身近に大成功している事例がたくさん転がっています。ですから、アメリカは「自分にもあれくらいできるのではないか」と自信を持ちやすい環境なのです。
Q: なるほど。
A: ウォール:
さらに、日本社会は「失敗に対して厳しい」ということもあると思います。失敗するリスクをあまりに怖れるがゆえに、大きなビジョンを抱くことができないのです。アメリカは失敗に対して寛容で、「たとえ失敗しても、それを糧にして成功すればいい」という風土があります。
Q: 起業には不利な状況が日本にはあるということですね。
A: ウォール:
しかし、最近では状況が変わり始めています。というのも、大手企業で経験を積んだレベルの高い管理職クラスの人材が、起業に興味を持ち始めているからです。今後10年くらいの間で、1000億円規模のベンチャー企業が2つ、3つは登場すると予想しています。
Q: なぜ、大企業の管理職クラスが起業に興味を持ち始めたのでしょうか?
A: ウォール:
ひとつには、日本の終身雇用体制が崩れてきたことがあると思います。どんな大手に勤めていても先行きは不透明ですから、「ならば自分で起業しよう」と思う人材が増えつつあるのです。さらに、日本の技術力は世界でもトップクラス。これまではハードウェアの製造が中心でしたが、インターネット普及後はソフトウェアを開発すれば起業できるようになりました。日本でも徐々に起業文化が根付く環境が整い始めていると思います。 つづく
ケ イ シ ー ・ ウ ォ ー ル 氏
『 未 来 を つ く る 起 業 家 』 著 者 イ ン タ ビ ュ ー
~ 日 本 に 起 業 カ ル チ ャ ー を 根 付 か せ る た め に は ?
スキル・キャリア WISDOM編集部 2015年07月24日
【ご紹介転載先URL=https://www.blwisdom.com/skillcareer/interview/gventure/item/10182-01.html?mid=w519t90100000274148】
日本で生まれたスタートアップ(ベンチャー企業)の成功と失敗の事例を紹介した書籍『未来をつくる起業家』(クロスメディア・パブリッシング)がオンライン書店限定で発売され、インターネット上で話題になっている。
著者はニューヨーク出身で、日本を中心にエグゼクティブ人材に特化した人材紹介会社を経営するケイシー・ウォール氏。「日本では起業文化が根付かない」と言われることも多いが、グローバルに活躍するようなベンチャー企業を育てるには、どのような変革が必要なのか。国内外のベンチャー事情に詳しいウォール氏に話を伺った。
ケ イ シ ー ・ ウ ォ ー ル 氏
ウ ォ ー ル ・ ア ン ド ・ ケ ー ス Founder&CEO
レッド・ブリック・ベンチャー マネージング・パートナー兼創業者
日 本 の 起 業 家 は 目 線 が 低 い ?
Q: 『未来をつくる起業家』を執筆したきっかけを教えてください。
A: ウォール:
私は人材紹介会社のほかにもベンチャー投資会社を運営していますが、ベンチャー投資ではこれまで数々の失敗をしてきました。その原因の1つに、日本は情報がアメリカに比べて圧倒的に少ないということが挙げられます。アメリカは情報がオープンなので、勢いのあるベンチャー企業について調べようと思えばいくらでも調べられる。どのようなビジネスモデルなのか、どのように資金調達しているのか。つまり投資がしやすいのです。しかし、日本は情報が少なすぎるため、トライ&エラーを繰り返しながらより良い投資先を見つけるしかありません。
Q: ならば、自分で調べて情報を発信していこうと思ったのですね。
A: ウォール:
そうです。日本は現在、起業ブームと呼べるくらいベンチャー企業が増えています。とは言っても、まだまだ数が少なくて業界も狭いので、企業同士の横のつながりは強い。だから、仲間内だけで情報が共有されていて、オープンになることが少ないという印象です。仲間内のグループに入らなければ、有力な情報をつかむことができません。
Q: アメリカと日本の起業文化を比較して、どのような部分が違うと思いますか?
A: ウォール:
気になるのは、やはり数の違いでしょうか。だいぶ増えてきたとはいえ、日本はまだまだベンチャー企業の数がアメリカよりも圧倒的に少ないのが現状。数が増えて切磋琢磨しなければ、いい企業が生まれることはありません。もう1つは、日本の起業家はアメリカの起業家と比べて目線が低いような気がしています。アメリカの起業家は「自分はGoogleのような会社をつくる」と自信満々に語ります。しかし、日本には「売り上げが10億円くらいの規模の会社をつくれれば満足」と考えている起業家が多い。もっと目線を高く持ってほしいと思います。
Q: なぜ、日本の起業家は目線が低いのでしょうか?
A: ウォール:
成功したベンチャー企業の事例が少ないからでしょう。ソフトバンクの孫正義氏や楽天の三木谷浩史氏といった事例はあるにはありますが、少し距離が遠すぎますよね。アメリカでは、もっと身近に大成功している事例がたくさん転がっています。ですから、アメリカは「自分にもあれくらいできるのではないか」と自信を持ちやすい環境なのです。
Q: なるほど。
A: ウォール:
さらに、日本社会は「失敗に対して厳しい」ということもあると思います。失敗するリスクをあまりに怖れるがゆえに、大きなビジョンを抱くことができないのです。アメリカは失敗に対して寛容で、「たとえ失敗しても、それを糧にして成功すればいい」という風土があります。
Q: 起業には不利な状況が日本にはあるということですね。
A: ウォール:
しかし、最近では状況が変わり始めています。というのも、大手企業で経験を積んだレベルの高い管理職クラスの人材が、起業に興味を持ち始めているからです。今後10年くらいの間で、1000億円規模のベンチャー企業が2つ、3つは登場すると予想しています。
Q: なぜ、大企業の管理職クラスが起業に興味を持ち始めたのでしょうか?
A: ウォール:
ひとつには、日本の終身雇用体制が崩れてきたことがあると思います。どんな大手に勤めていても先行きは不透明ですから、「ならば自分で起業しよう」と思う人材が増えつつあるのです。さらに、日本の技術力は世界でもトップクラス。これまではハードウェアの製造が中心でしたが、インターネット普及後はソフトウェアを開発すれば起業できるようになりました。日本でも徐々に起業文化が根付く環境が整い始めていると思います。 つづく
東京竹村塾:「生涯現役人間学」ご紹介2
2015年7月26日 お仕事 生 涯 現 役 人 間 教 育 塾 の 進 め 方 と テ ー マ 例
多 摩 大 学 名誉教授
日本生涯現役推進協議会 理事
竹 村 之 宏
1. 進 め 方
① 基 調 講 義 ・ 塾 長 に よ る 基 本 講 義 と 討 論
② 特 別 講 義 ・ 参 加 者 に よ る 講 義 と 討 論
2. 基 調 講 義 の テ ー マ 例 (順不動)
① 学 問 の す す め
イ.学問と大震災の関係
ロ.ノーベル賞と無用の用
② 仕 事 と 人 生 の 戦 略 的 階 層
③ 思 考 の 方 法 と 多 様 性 の 理 解
イ.3つの基本的な思考法
ロ.豊かな発想はどこから生まれるか
④ 経 済 学 か ら の 発 想 ― I T 社 会 の 陥 穽 と 人 間 復 活 ―
⑤ 2 1 世 紀 は 日 本 の 時 代
イ. ポスト市場原理主義社会の到来
ロ. 日本型がこれからのスタンダード
⑥ 取 り 戻 そ う ・ 日 本 人 の 誇 り と 思 考 法
⑦ よ じ 登 れ な い 社 会 へ ど う 対 応 す る か
イ.広がる格差
ロ.人間らしい生き方のために何をするか
⑧ 文 学 的 教 養 を 身 に つ け る
イ. 文学的教養とは何か
ロ. 教養から生まれた経営革新
⑨ 情 報 力 を 鍛 え る
イ. 『こんにゃく情報論』という考え方
ロ. 情報感度の高め方
⑩ リ ー ダ ー シ ッ プ と リ ー ダ ー の 心 得
イ. SHIPの意味
3. 実 習 ・ 相 互 啓 発 学 習
① 本 田 宗 一 郎 氏 の 集 団 思 考
② ビ ル ・ ジ ョ イ 氏(サンマイクロシステムズの創業者) の 小 さ な 集 団
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------
【2015年7月29日午後4時開催:生涯現役人間教育塾】
東 京 竹 村 塾
平成27年7月29日例会のテーマ
1 人事コンサルからみた日本の働く現場
平成不況以来、日本の労働環境は大きく変わりました。それまでの日本型と言われる経営から競争原理中心になりました。そのことで日本人の働き方も複雑になりました。
そこで、今回の特別講義では人事コンサルタントとして長年日本の働く現場を指導してこられた経験をお話して頂きます。
2 『無用の用』からの発想
平成23年のノーベル物理学賞は『宇宙加速膨張説』です。このような宇宙論は我々の日常生活にはほとんど役に立たない。しかし、役に立たない研究になぜノーベル賞が与えられるのか。
よく考えてみると、現代社会はあまりにも役に立つことに力を入れ過ぎているのではないか。しかし、先の研究のように、直ぐには役に立たないが、研究する事自体に価値があるものがあるのではないか。
そこで、無用の用とはどういうことなのか考えてみたい。
多 摩 大 学 名誉教授
日本生涯現役推進協議会 理事
竹 村 之 宏
1. 進 め 方
① 基 調 講 義 ・ 塾 長 に よ る 基 本 講 義 と 討 論
② 特 別 講 義 ・ 参 加 者 に よ る 講 義 と 討 論
2. 基 調 講 義 の テ ー マ 例 (順不動)
① 学 問 の す す め
イ.学問と大震災の関係
ロ.ノーベル賞と無用の用
② 仕 事 と 人 生 の 戦 略 的 階 層
③ 思 考 の 方 法 と 多 様 性 の 理 解
イ.3つの基本的な思考法
ロ.豊かな発想はどこから生まれるか
④ 経 済 学 か ら の 発 想 ― I T 社 会 の 陥 穽 と 人 間 復 活 ―
⑤ 2 1 世 紀 は 日 本 の 時 代
イ. ポスト市場原理主義社会の到来
ロ. 日本型がこれからのスタンダード
⑥ 取 り 戻 そ う ・ 日 本 人 の 誇 り と 思 考 法
⑦ よ じ 登 れ な い 社 会 へ ど う 対 応 す る か
イ.広がる格差
ロ.人間らしい生き方のために何をするか
⑧ 文 学 的 教 養 を 身 に つ け る
イ. 文学的教養とは何か
ロ. 教養から生まれた経営革新
⑨ 情 報 力 を 鍛 え る
イ. 『こんにゃく情報論』という考え方
ロ. 情報感度の高め方
⑩ リ ー ダ ー シ ッ プ と リ ー ダ ー の 心 得
イ. SHIPの意味
3. 実 習 ・ 相 互 啓 発 学 習
① 本 田 宗 一 郎 氏 の 集 団 思 考
② ビ ル ・ ジ ョ イ 氏(サンマイクロシステムズの創業者) の 小 さ な 集 団
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【2015年7月29日午後4時開催:生涯現役人間教育塾】
東 京 竹 村 塾
平成27年7月29日例会のテーマ
1 人事コンサルからみた日本の働く現場
平成不況以来、日本の労働環境は大きく変わりました。それまでの日本型と言われる経営から競争原理中心になりました。そのことで日本人の働き方も複雑になりました。
そこで、今回の特別講義では人事コンサルタントとして長年日本の働く現場を指導してこられた経験をお話して頂きます。
2 『無用の用』からの発想
平成23年のノーベル物理学賞は『宇宙加速膨張説』です。このような宇宙論は我々の日常生活にはほとんど役に立たない。しかし、役に立たない研究になぜノーベル賞が与えられるのか。
よく考えてみると、現代社会はあまりにも役に立つことに力を入れ過ぎているのではないか。しかし、先の研究のように、直ぐには役に立たないが、研究する事自体に価値があるものがあるのではないか。
そこで、無用の用とはどういうことなのか考えてみたい。
東京竹村塾:「生涯現役人間学」ご紹介1
2015年7月25日 お仕事 生 涯 現 役 社 会 づ く り の 人 間 教 育 塾 に つ い て
多 摩 大 学 名誉教授
日本生涯現役推進協議会 理事
竹 村 之 宏
Ⅰ. 目 的 ・ 超 高 齢 社 会 を 明 る く 元 気 に
1)日本は今世界有数の超高齢社会を迎えて、健康問題、生き甲斐問題,医療費の高騰経済の活力低下、など悲観的な側面がクローズアップされています。
しかし、考え方を変えれば、高齢化はプラスの側面もあります。例えば
イ)年齢に関係なく,健康や生き方に対する関心が高くなる
ロ)寿命の長さよりも健康寿命の伸びに注目が集まる
ハ)人間社会の豊かさとは何かを考えるようになる
ニ)日本の技術はエネルギーやロボットなどの分野で、高齢者でも出来る仕事の範囲の拡大に貢献し、高齢者への期待が髙まり、高齢者の生き甲斐にも通じる。
ホ)高齢者が元気になることは若い世代に安心感を与える
2) 以上のような明るい高齢社会を実現するためには、国や自治体の政策に期待すると同時に、高齢者はもちろんのこと、いま現役の人々も生涯現役の視点に立って人生観を確立し、学問へ関心の幅を広げることが大切です。
Ⅱ. 人 間 教 育 塾 の テ ー マ
― 学 問 と 教 養 へ の 挑 戦 ―
1)健康で心豊かな人生を送るための学問の方法を学ぶ
イ)学問は人間性の基本
ロ)学問によって創造性が養われる
ハ)教養は学問によって得られる心の豊かさや物事に対する高い判断力
ニ)教養は人間の器、大局観、人間的魅力、人生の楽しみ、伝統の尊重など
2)現役時代の働き方(そのための発想と行動)
イ)社縁を活用して人脈を拡大する
ロ)現場での問題解決の経験をより多く持つ
ハ)合理性やしきたりにとらわれない柔軟な思考法・発想法を身につける
ニ)情報給与の高給取りになる
付記・高齢社会は決して悲観的でマイナス評価される社会ではありません。逆に日本は世界でも有数の豊かな国と考えてよいでしょう。日本の高齢化はそれなりに理由があります。それは、日本は生命を育む良い環境に恵まれている、安全で栄養価の高い食物が豊富、レベルの高い医療がある、世界トップクラスの経済力がある、等です。
いたずらに悲観することなく、より高い自己成長を目指して頑張りましょう。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------
【2015年7月29日午後4時開催:生涯現役人間教育塾】
東 京 竹 村 塾
平成27年7月29日例会のテーマ
1 人事コンサルからみた日本の働く現場
平成不況以来、日本の労働環境は大きく変わりました。それまでの日本型と言われる経営から競争原理中心になりました。そのことで日本人の働き方も複雑になりました。
そこで、今回の特別講義では人事コンサルタントとして長年日本の働く現場を指導してこられた経験をお話して頂きます。
2 『無用の用』からの発想
平成23年のノーベル物理学賞は『宇宙加速膨張説』です。このような宇宙論は我々の日常生活にはほとんど役に立たない。しかし、役に立たない研究になぜノーベル賞が与えられるのか。
よく考えてみると、現代社会はあまりにも役に立つことに力を入れ過ぎているのではないか。しかし、先の研究のように、直ぐには役に立たないが、研究する事自体に価値があるものがあるのではないか。
そこで、無用の用とはどういうことなのか考えてみたい。 明7/26日に つづく
多 摩 大 学 名誉教授
日本生涯現役推進協議会 理事
竹 村 之 宏
Ⅰ. 目 的 ・ 超 高 齢 社 会 を 明 る く 元 気 に
1)日本は今世界有数の超高齢社会を迎えて、健康問題、生き甲斐問題,医療費の高騰経済の活力低下、など悲観的な側面がクローズアップされています。
しかし、考え方を変えれば、高齢化はプラスの側面もあります。例えば
イ)年齢に関係なく,健康や生き方に対する関心が高くなる
ロ)寿命の長さよりも健康寿命の伸びに注目が集まる
ハ)人間社会の豊かさとは何かを考えるようになる
ニ)日本の技術はエネルギーやロボットなどの分野で、高齢者でも出来る仕事の範囲の拡大に貢献し、高齢者への期待が髙まり、高齢者の生き甲斐にも通じる。
ホ)高齢者が元気になることは若い世代に安心感を与える
2) 以上のような明るい高齢社会を実現するためには、国や自治体の政策に期待すると同時に、高齢者はもちろんのこと、いま現役の人々も生涯現役の視点に立って人生観を確立し、学問へ関心の幅を広げることが大切です。
Ⅱ. 人 間 教 育 塾 の テ ー マ
― 学 問 と 教 養 へ の 挑 戦 ―
1)健康で心豊かな人生を送るための学問の方法を学ぶ
イ)学問は人間性の基本
ロ)学問によって創造性が養われる
ハ)教養は学問によって得られる心の豊かさや物事に対する高い判断力
ニ)教養は人間の器、大局観、人間的魅力、人生の楽しみ、伝統の尊重など
2)現役時代の働き方(そのための発想と行動)
イ)社縁を活用して人脈を拡大する
ロ)現場での問題解決の経験をより多く持つ
ハ)合理性やしきたりにとらわれない柔軟な思考法・発想法を身につける
ニ)情報給与の高給取りになる
付記・高齢社会は決して悲観的でマイナス評価される社会ではありません。逆に日本は世界でも有数の豊かな国と考えてよいでしょう。日本の高齢化はそれなりに理由があります。それは、日本は生命を育む良い環境に恵まれている、安全で栄養価の高い食物が豊富、レベルの高い医療がある、世界トップクラスの経済力がある、等です。
いたずらに悲観することなく、より高い自己成長を目指して頑張りましょう。
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【2015年7月29日午後4時開催:生涯現役人間教育塾】
東 京 竹 村 塾
平成27年7月29日例会のテーマ
1 人事コンサルからみた日本の働く現場
平成不況以来、日本の労働環境は大きく変わりました。それまでの日本型と言われる経営から競争原理中心になりました。そのことで日本人の働き方も複雑になりました。
そこで、今回の特別講義では人事コンサルタントとして長年日本の働く現場を指導してこられた経験をお話して頂きます。
2 『無用の用』からの発想
平成23年のノーベル物理学賞は『宇宙加速膨張説』です。このような宇宙論は我々の日常生活にはほとんど役に立たない。しかし、役に立たない研究になぜノーベル賞が与えられるのか。
よく考えてみると、現代社会はあまりにも役に立つことに力を入れ過ぎているのではないか。しかし、先の研究のように、直ぐには役に立たないが、研究する事自体に価値があるものがあるのではないか。
そこで、無用の用とはどういうことなのか考えてみたい。 明7/26日に つづく
8/1:生涯現役で就活・婚活・充活を語る会
2015年7月24日 お仕事あなたの豊富な貴重体験をもう一度、この会で生かしませんか?
「 プ ラ チ ナ 会 ・ 大 発 足 会 」
=== 就 活 ・ 婚 活 ・ 充 活 を生涯現役で語ろう会 ===
ク リ エ イ テ ィ ブ ・ ラ イ フ ・ ス タ イ ル 提 案 (幸福の条件)
人生未来への行き先はどういう境遇で、どういう人と出会い、どういう集団・地域の影響を受けるかで、当然ながら大きく変わります。だから、どなたでも「あなたと出逢えた事が、私にとっての 幸福のターニングポイントだった」 と言われる様な存在で有りたいことを望みますが、そのためには常に夢と希望の未来づくりを考えて他者とお会いし、お互いに人生を磨き上げる努力を尽くしたいものです。
私たち「 プ ラ チ ナ 会 」づくりにこれまで1年間の準備期間を賭けたのは、その良き出会いを創るため、30年の伝統ある『生涯現役社会づくりプラットフォーム』を基盤とする人生の生き甲斐、夢づくりリーダーたちを交え、本日午前に発会前最終のまとめとして以下の【プラチナ会理念】を策定しました。
◎ 「プラチナ会理念は、自助、共助をベースに公助の融合をめざす」
◎ 「プラチナ会理念は、個人の充実で家庭の充実、生涯現役社会充実の実現につなげる」
どうかこの新生プラチナ会理念にご賛同くださる生涯現役仲間皆様の意欲的なご賛同ご参加を心からお待ちしております。
日 時 2 0 1 5 年 8 月 1 日 (土)
開 場 1 3 時 0 0 分 受付 ~ (1 3 時 1 5 分 開場)
第一部講演 1 3 時 1 5 分 開始 ~ 1 5 時 0 0 分 終了
特別講師: 本気人間養成家・蓮 沼 慶 樹 氏 真善美ライフ研究所 代表
演 題:「クリエイティブ・ライフ・スタイル提案(幸福の条件)」
未来の行き先が大きく変わる場合もあります。 「あなたと出逢えた事が、私にとっての 幸福のターニングポイントだった」 と言われる様な存在で有りたいと、私は常に考えお会いしております。 本気人間養成家としての、出会いが幸福な人生とその条件をつくるのです
◎ 資料代 1000円 当日会場にてお支払い
第二部交流 1 5 時 0 0 分(懇親会)~ 1 6 時 0 0 分
◎ 懇談会費 2000円 当日会場にてお支払い
プログラム問合せ:090-4077-1223 水上久忠
会 場 八重洲口会館 地下2階 会議室
【NPO法人ライフ・ベンチャー・クラブ TEL: 03-3517-6667 同B2F 東京駅側隣室】
〒103-0028 東京都中央区八重洲1-7-20 八重洲口会館地下2階
東京駅八重洲口下車 徒歩3分 (大丸デパートの前)
協 賛;日本生涯現役推進協議会、NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ、ユメニティ、
かい援隊本部、一般社団結婚カンセリング協会、東京エグゼクティブ・サーチ
皆 様 の 賑 々 し い ご 来 臨 を 熱 烈 大 歓 迎 い た し ま す !! 乞 ご 期 待 !!
「 プ ラ チ ナ 会 ・ 大 発 足 会 」
=== 就 活 ・ 婚 活 ・ 充 活 を生涯現役で語ろう会 ===
ク リ エ イ テ ィ ブ ・ ラ イ フ ・ ス タ イ ル 提 案 (幸福の条件)
人生未来への行き先はどういう境遇で、どういう人と出会い、どういう集団・地域の影響を受けるかで、当然ながら大きく変わります。だから、どなたでも「あなたと出逢えた事が、私にとっての 幸福のターニングポイントだった」 と言われる様な存在で有りたいことを望みますが、そのためには常に夢と希望の未来づくりを考えて他者とお会いし、お互いに人生を磨き上げる努力を尽くしたいものです。
私たち「 プ ラ チ ナ 会 」づくりにこれまで1年間の準備期間を賭けたのは、その良き出会いを創るため、30年の伝統ある『生涯現役社会づくりプラットフォーム』を基盤とする人生の生き甲斐、夢づくりリーダーたちを交え、本日午前に発会前最終のまとめとして以下の【プラチナ会理念】を策定しました。
◎ 「プラチナ会理念は、自助、共助をベースに公助の融合をめざす」
◎ 「プラチナ会理念は、個人の充実で家庭の充実、生涯現役社会充実の実現につなげる」
どうかこの新生プラチナ会理念にご賛同くださる生涯現役仲間皆様の意欲的なご賛同ご参加を心からお待ちしております。
日 時 2 0 1 5 年 8 月 1 日 (土)
開 場 1 3 時 0 0 分 受付 ~ (1 3 時 1 5 分 開場)
第一部講演 1 3 時 1 5 分 開始 ~ 1 5 時 0 0 分 終了
特別講師: 本気人間養成家・蓮 沼 慶 樹 氏 真善美ライフ研究所 代表
演 題:「クリエイティブ・ライフ・スタイル提案(幸福の条件)」
未来の行き先が大きく変わる場合もあります。 「あなたと出逢えた事が、私にとっての 幸福のターニングポイントだった」 と言われる様な存在で有りたいと、私は常に考えお会いしております。 本気人間養成家としての、出会いが幸福な人生とその条件をつくるのです
◎ 資料代 1000円 当日会場にてお支払い
第二部交流 1 5 時 0 0 分(懇親会)~ 1 6 時 0 0 分
◎ 懇談会費 2000円 当日会場にてお支払い
プログラム問合せ:090-4077-1223 水上久忠
会 場 八重洲口会館 地下2階 会議室
【NPO法人ライフ・ベンチャー・クラブ TEL: 03-3517-6667 同B2F 東京駅側隣室】
〒103-0028 東京都中央区八重洲1-7-20 八重洲口会館地下2階
東京駅八重洲口下車 徒歩3分 (大丸デパートの前)
協 賛;日本生涯現役推進協議会、NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ、ユメニティ、
かい援隊本部、一般社団結婚カンセリング協会、東京エグゼクティブ・サーチ
皆 様 の 賑 々 し い ご 来 臨 を 熱 烈 大 歓 迎 い た し ま す !! 乞 ご 期 待 !!
復興福島:環境保全型ハウス有機農法2
2015年7月23日 お仕事〔昨日転載Blogのつづき〕
福 島 の 農 業 再 生 の た め に 出 し た 答 え 。
フクシマ復興応援ネットワークは、被災農家の皆さんがそれぞれの避難先で、長く慣れ親しんできた農業で生きがいや働きがい、誇りを取り戻してほしいという思いから、フクシマ再生につながる「農業ビジネス」を模索してきました。
原発被災の風評被害に苦しむフクシマ農業だからこそ、「原発事故の悲惨さを克服し、健康で豊かな農作物を栽培する自然と一体となった農業を取り戻してほしい!」という願いがありました。そこで、ラジアント社の深層土壌加温方式とやぶ田フアームの自然栽培を一体化した農法を「環境保全型フクシマハウス有機農法」と命名し、安全・安心な「有機JAS認証野菜」を省エネ、高生産性で栽培する農業ビジネスとしての開発、導入・展開をめざすこととしました。
「 深 層 土 壌 加 温 方 式 」 と は ?
当方式は、地中深さ40~60cmに埋設したパイプで温水を供給し、冬には土壌を加温しバランスのよい微生物層をつくり、夏には太陽熱と放熱パイプ加温との併用で土壌を45℃以上に温め土壌消毒を行なうことで、化学肥料や農薬を使わないで野菜や花卉類を連作で高生産性で栽培できるハウス農業方式です。
当方式は、農水省が環境保全型と認定しており、さらに、2014年の新しい東北を創る卵を見つけ、育てる 「Revive Japan Cup コンテスト」でビジネス部門大賞、政策部門復興政策優秀提言賞」を受賞しています。当深層土壌加温システムの導入費は1000㎡のビニルハウス一棟当たり、約200万円です。
自 然 有 機 栽 培 を 行 う 「 や ぶ 田 フ ァ ー ム 」
やぶ田フアームの薮田秀行さんは、祖父・貞次郎さん(東大名誉教授、文化勲章受章者、植物成長を促進するジベレリンの精製と結晶化等で功績のある農学者)の影響を受けるとともに、「安心で安全な食べ物作りに取り組みたい」という思いから、1999年、勤めていた食品加工会社を辞めて、北海道十勝に移住し、現在約6ヘクタールの畑でホウレンソウ、マメ、カボチャ、カブなど100種類近くの自然栽培による実践研究的生産に励んでいます。
やぶ田フアームの自然栽培は、化学肥料や農薬を使わずに、自然界のなりわいを取り入れ、微生物と植物がうまく共存できる「団粒構造」の土壌をつくり、作物を育てることを基本としています。「団粒構造」の土壌は、保水性が良く、排水性もよく、腐食した植物を骨格に程良い大きな隙間と小さな隙間が存在します。この「団粒構造」の土壌は「微生物」によってつくられ、「微生物」は団粒を棲み家とします。「微生物」が繁殖している土壌で植物が共存し、相互に繁栄しあうというわけです。
過度な耕起は、この「団粒構造」を破壊し、微生物が繁殖できなくし、作土の下に「硬盤層」をつくり、水も空気も作物の根も深く通さなくします。こうした土壌環境での農業では、化学肥料や農薬の使用が不可欠になります。従って、「団粒構造」の土がつくれれば、自然栽培もあり得るというわけです。
な ぜ 深 層 方 式 と 自 然 有 機 栽 培 を
結 び つ け る の が よ い の か ?
自然栽培のやぶ田ファームによれば、自然栽培の収穫量は作土の深さに比例します。やぶ田ファームの未完成なところは、硬盤層が緩んできてはいるが、作土層が硬盤層ラインを越えるところまで深くなく、作物の根の張り具合が浅いため、収穫量に限界があるということだと言います。そのため、「土壌加温」によって深層部まで多様な微生物群を活性化させることで、土壌を柔らかくし、水や空気、作物の根を通しやすくすることができれば収穫増が期待できると期待しています。
今 回 の プ ロ ジ ェ ク ト に つ い て
まずは、やぶ田ファームで「有機JAS認証野菜」の高生産性栽培、高収益農業モデルを目標とする実証プロジェクトを立上げます。また、今回集める資金は、やぶ田ファームへの深層土壌加温システムの導入費にの一部に充てる予定です。
この成果をもって、日本太陽光発電プランナー協会理事企業の「横浜環境デザイン」、「ビル技研」、「タディック」の3社を受け皿として、福島県内の遊休農地を活用した「太陽光発電と売電」および「有機JAS認証野菜の栽培と販売」をセットにした「環境保全型フクシマハウス有機農業ビジネスモデル」づくりに取り組んでいきます。
被 災 し た 皆 さ ん に、 生 き が い・
働 き が い を 取 り 戻 し て ほ し い !
原発被災農家の皆さんに、フクシマ再生農業にかかわってもらう機会をつくることで、農業を通しての生きがいや働きがい、誇りを取り戻して頂けると思います。
また、原発風評被害に苦しむフクシマ農業だからこそ、福島の農家の皆さんに自然と一体となった安全・安心で健康な有機JAS認証作物の栽培で、フクシマ農業再生の一翼を担っていただけると思います。みなさまの応援、どうぞよろしくお願いいたします。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------
【READYFOR(クラウドファンディング)昨日迄の応援コメント一覧】
福 島 の 再 生 を 環 境 保 全 型 フ ク シ マ
ハ ウ ス 有 機 農 法 で 応 援 し た い !
応援コメント一覧5
プロジェクト実行責任者 事務局 井上 仁さん 2015年07月21日
◎ 7月21日現在、事務局に直接支援金をお寄せ戴いた松澤隆行様、西海枝信博様、船山眞弘様、西工業様、吉岡哲男様、栗原三男様のサイトへの反映手続きを代行させて戴きました。
ヤザキさん 2015年07月21日
◎ このプロジェクトの成功が将来の日本の農業を牽引できることを期待してます。いつも注目して応援しております。
Yumemajinさん 2015年07月13日
◎ 前回に続き応援させていただきます。なお、海外に居りますので野菜セットの郵送は必要ありません。
Blackwalnutsさん 2015年07月09日
◎ うまくいきますように!応援しています。
かみちゃんさん 2015年07月08日
◎ 脱原発!環境にやさしい農業を!
***********************************************************************
現在の達成金額 :149,000 円
目標金額 :1,500,000 円
スポンサー募集終了まで :37 日
支援した人数:5 人
※ このプロジェクトは 8月29日(土)午後11:00 の時点で、1,500,000円以上集まった場合のみ、決済が完了されます。
※ このプロジェクトに参加する⇒https://readyfor.jp/projects/belhyud/purchase
福 島 の 農 業 再 生 の た め に 出 し た 答 え 。
フクシマ復興応援ネットワークは、被災農家の皆さんがそれぞれの避難先で、長く慣れ親しんできた農業で生きがいや働きがい、誇りを取り戻してほしいという思いから、フクシマ再生につながる「農業ビジネス」を模索してきました。
原発被災の風評被害に苦しむフクシマ農業だからこそ、「原発事故の悲惨さを克服し、健康で豊かな農作物を栽培する自然と一体となった農業を取り戻してほしい!」という願いがありました。そこで、ラジアント社の深層土壌加温方式とやぶ田フアームの自然栽培を一体化した農法を「環境保全型フクシマハウス有機農法」と命名し、安全・安心な「有機JAS認証野菜」を省エネ、高生産性で栽培する農業ビジネスとしての開発、導入・展開をめざすこととしました。
「 深 層 土 壌 加 温 方 式 」 と は ?
当方式は、地中深さ40~60cmに埋設したパイプで温水を供給し、冬には土壌を加温しバランスのよい微生物層をつくり、夏には太陽熱と放熱パイプ加温との併用で土壌を45℃以上に温め土壌消毒を行なうことで、化学肥料や農薬を使わないで野菜や花卉類を連作で高生産性で栽培できるハウス農業方式です。
当方式は、農水省が環境保全型と認定しており、さらに、2014年の新しい東北を創る卵を見つけ、育てる 「Revive Japan Cup コンテスト」でビジネス部門大賞、政策部門復興政策優秀提言賞」を受賞しています。当深層土壌加温システムの導入費は1000㎡のビニルハウス一棟当たり、約200万円です。
自 然 有 機 栽 培 を 行 う 「 や ぶ 田 フ ァ ー ム 」
やぶ田フアームの薮田秀行さんは、祖父・貞次郎さん(東大名誉教授、文化勲章受章者、植物成長を促進するジベレリンの精製と結晶化等で功績のある農学者)の影響を受けるとともに、「安心で安全な食べ物作りに取り組みたい」という思いから、1999年、勤めていた食品加工会社を辞めて、北海道十勝に移住し、現在約6ヘクタールの畑でホウレンソウ、マメ、カボチャ、カブなど100種類近くの自然栽培による実践研究的生産に励んでいます。
やぶ田フアームの自然栽培は、化学肥料や農薬を使わずに、自然界のなりわいを取り入れ、微生物と植物がうまく共存できる「団粒構造」の土壌をつくり、作物を育てることを基本としています。「団粒構造」の土壌は、保水性が良く、排水性もよく、腐食した植物を骨格に程良い大きな隙間と小さな隙間が存在します。この「団粒構造」の土壌は「微生物」によってつくられ、「微生物」は団粒を棲み家とします。「微生物」が繁殖している土壌で植物が共存し、相互に繁栄しあうというわけです。
過度な耕起は、この「団粒構造」を破壊し、微生物が繁殖できなくし、作土の下に「硬盤層」をつくり、水も空気も作物の根も深く通さなくします。こうした土壌環境での農業では、化学肥料や農薬の使用が不可欠になります。従って、「団粒構造」の土がつくれれば、自然栽培もあり得るというわけです。
な ぜ 深 層 方 式 と 自 然 有 機 栽 培 を
結 び つ け る の が よ い の か ?
自然栽培のやぶ田ファームによれば、自然栽培の収穫量は作土の深さに比例します。やぶ田ファームの未完成なところは、硬盤層が緩んできてはいるが、作土層が硬盤層ラインを越えるところまで深くなく、作物の根の張り具合が浅いため、収穫量に限界があるということだと言います。そのため、「土壌加温」によって深層部まで多様な微生物群を活性化させることで、土壌を柔らかくし、水や空気、作物の根を通しやすくすることができれば収穫増が期待できると期待しています。
今 回 の プ ロ ジ ェ ク ト に つ い て
まずは、やぶ田ファームで「有機JAS認証野菜」の高生産性栽培、高収益農業モデルを目標とする実証プロジェクトを立上げます。また、今回集める資金は、やぶ田ファームへの深層土壌加温システムの導入費にの一部に充てる予定です。
この成果をもって、日本太陽光発電プランナー協会理事企業の「横浜環境デザイン」、「ビル技研」、「タディック」の3社を受け皿として、福島県内の遊休農地を活用した「太陽光発電と売電」および「有機JAS認証野菜の栽培と販売」をセットにした「環境保全型フクシマハウス有機農業ビジネスモデル」づくりに取り組んでいきます。
被 災 し た 皆 さ ん に、 生 き が い・
働 き が い を 取 り 戻 し て ほ し い !
原発被災農家の皆さんに、フクシマ再生農業にかかわってもらう機会をつくることで、農業を通しての生きがいや働きがい、誇りを取り戻して頂けると思います。
また、原発風評被害に苦しむフクシマ農業だからこそ、福島の農家の皆さんに自然と一体となった安全・安心で健康な有機JAS認証作物の栽培で、フクシマ農業再生の一翼を担っていただけると思います。みなさまの応援、どうぞよろしくお願いいたします。
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【READYFOR(クラウドファンディング)昨日迄の応援コメント一覧】
福 島 の 再 生 を 環 境 保 全 型 フ ク シ マ
ハ ウ ス 有 機 農 法 で 応 援 し た い !
応援コメント一覧5
プロジェクト実行責任者 事務局 井上 仁さん 2015年07月21日
◎ 7月21日現在、事務局に直接支援金をお寄せ戴いた松澤隆行様、西海枝信博様、船山眞弘様、西工業様、吉岡哲男様、栗原三男様のサイトへの反映手続きを代行させて戴きました。
ヤザキさん 2015年07月21日
◎ このプロジェクトの成功が将来の日本の農業を牽引できることを期待してます。いつも注目して応援しております。
Yumemajinさん 2015年07月13日
◎ 前回に続き応援させていただきます。なお、海外に居りますので野菜セットの郵送は必要ありません。
Blackwalnutsさん 2015年07月09日
◎ うまくいきますように!応援しています。
かみちゃんさん 2015年07月08日
◎ 脱原発!環境にやさしい農業を!
***********************************************************************
現在の達成金額 :149,000 円
目標金額 :1,500,000 円
スポンサー募集終了まで :37 日
支援した人数:5 人
※ このプロジェクトは 8月29日(土)午後11:00 の時点で、1,500,000円以上集まった場合のみ、決済が完了されます。
※ このプロジェクトに参加する⇒https://readyfor.jp/projects/belhyud/purchase
復興福島:環境保全型ハウス有機農法1
2015年7月22日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 & NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ
代 表 東 瀧 邦 次 様 & 皆 々 様
先日は、銀座復興バーにご案内いただきありがとうございました。
本日午後3時開催:七月定例合同理事会までに八重洲事務所に伺います。
皆さんにフクシマ復興応援ネットワークの福島を「環境保全型フクシマハウス有機農法」で応援したいプロジェクトにご協力をお願いする「ごあいさつ文」を添付しました。どうか宜しくお願いいたします。
井 上 仁
フクシマ復興応援ネットワーク/プロジェクト実行責任者 事務局
福島県出身18歳までの幼年、少年時代を双葉町で過ごす。一人実家を
守っていた義姉は、白河市内の仮設住宅で避難生活を送っている。
福島を「環境保全型フクシマハウス有機農法」で応援したいプロジェクト
下記ご案内URL=https://readyfor.jp/projects/belhyud
連絡先/横浜市旭区若葉台2-7-1403
電 話:045-921-5687
◎ 福 島 の 再 生 を 環 境 保 全 型
フ ク シ マ ハ ウ ス 有 機 農 法 で 応 援 し た い !
こ の プ ロ ジ ェ ク ト に つ い て
新 し い 有 機 農 法 を 開 発 し 、
福 島 の 農 業 の 復 興 を 応 援 し た い !
はじめまして。井上仁と申します。私は生まれてから18歳までの間、福島県双葉町に住んでいました。2011年3月の原発事故のあと、故郷のためになることをしたいと思い、「フクシマ復興応援ネットワーク」という団体を立ち上げました。
福島はもともと農業県。当ネットワークでは、被災農家の皆さんがそれぞれの避難先で長く慣れ親しんできた農業で生きがいや働きがい、誇りを取り戻してほしいという思いから、フクシマ再生につながる「農業ビジネス」を模索してきました。そこで、今回のプロジェクトでは、化学肥料や農薬を使わない安全安心な「有機JAS認証野菜」を省力、高生産性で栽培する「環境保全型フクシマハウス有機農法」の開発・導入・展開に取り組みたいと思っています。
「環境保全型フクシマハウス有機農法」とは、農水省が環境保全型と認定するラジアント社の「深層土壌加温システム」とやぶ田フアームの「団粒構造の自然栽培土壌づくり」と組み合わせたものです。今回のプロジェクトでは、まずはやぶ田ファームでの自然栽培に「深層土壌加温システム」を導入し、当農法の高生産性効果を実証する予定です。このプロジェクトで効果を実証することができれば、福島の農家の皆さんに導入をお願いすることができ、福島の農業再生に向けて動くことができます。
このプロジェクトを実行するために、「深層土壌加温システム」の導入費約200万円、プロジェクト活動費約50万円、計250万円が必要です。
今まで支援金を約 1 0 0 万円集めることができましたが、まだあと 1 5 0 万円 が必要です。どうか、皆様のお力をいただけませんでしょうか。
故 郷 の 悲 嘆 に く れ る 姿 。
見 て 見 ぬ ふ り は で き ま せ ん で し た 。
私は18歳までの幼年、少年時代を過ごした郷里福島県双葉町の皆さんとともに、被災者がまとまって落ち着いて暮らせる住まいの確保や賠償請求の支援を行ってきました。また、「疲弊していく故郷の皆さんの声を届けたい!」と思い、本の上梓も行ってきました。このような活動をしていくうちに、「フクシマ問題は長丁場であり、フクシマの復興再生は国民的課題だ」と感じ、友人である北隣浪江町出身の植田孝正さんらとともに「フクシマ復興応援ネットワーク」という団体を立ち上げました。
インターネットや勉強会・研究会での情報発信や意見交換を通して、累積型の問題解決的アプローチを行い、国や被災自治体に具体的な復興施策の提言を行ってきました。
第一、第二原発が位置する福島県浜通り地区は、温暖で稲作、野菜づくり等の農業が盛んな地域でした。しかし、一時帰宅の度に目にする農地は、放射能に汚染されたまま、年々雑草が生い茂り、樹木が根を張り、荒廃が進んでいます。中通りや会津地方の農業も風評被害で苦境に立たされています。 明日Blogにつづく
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【第二次クラウドファンディングサイトでお願い】
こ れ ま で 、 1 0 名 の み な さ ん か ら 支 援 金 を
お 寄 せ い た だ き ま し た 。 2015年07月19日
7月1日、「第二次クラウドフアンディングサイト」をリリースして、ほぼ20日経ちました。
やぶ田フアームで「環境保全型フクシマハウス有機農法」による「有機JAS認証野菜」の高生産性栽培実証プロジェクト立ち上げ費用(深層土壌加温システム導入費200万円と活動費50万円の計250万円の内、現時点での不足分150万円)の支援をお願いしています。
7月21日現在、事務局に直接支援をお寄せ戴き、サイトへの反映を代行させていただいた松澤隆行様、西海枝信弘様、船山眞弘様、吉岡哲男様、栗原三男様、西工業様を含めて、計支援者数は10名、支援金は149,000円です。目標金額に対する達成率は、約1割です。
クラウドフアンディングとは、インターネットサイトで広く皆さんに資金の調達をお願いすることを言います。この度のお願いでは、支援を戴いた皆さんには、金額に応じてやぶ田フアームの「有機JAS認証野菜」の詰め合わせセットを送らせて戴きます。
ネットでの支援に不都合がおありのかたもいらっしゃるかと思います。その場合は、プロジェクト実行責任者の井上 仁まで、下記のメールアドレス、または電話でご相談ください。宜しく、お願い致します。
メールアドレス:jin-inoue@belhyud.com
電話:090-3050-3120
代 表 東 瀧 邦 次 様 & 皆 々 様
先日は、銀座復興バーにご案内いただきありがとうございました。
本日午後3時開催:七月定例合同理事会までに八重洲事務所に伺います。
皆さんにフクシマ復興応援ネットワークの福島を「環境保全型フクシマハウス有機農法」で応援したいプロジェクトにご協力をお願いする「ごあいさつ文」を添付しました。どうか宜しくお願いいたします。
井 上 仁
フクシマ復興応援ネットワーク/プロジェクト実行責任者 事務局
福島県出身18歳までの幼年、少年時代を双葉町で過ごす。一人実家を
守っていた義姉は、白河市内の仮設住宅で避難生活を送っている。
福島を「環境保全型フクシマハウス有機農法」で応援したいプロジェクト
下記ご案内URL=https://readyfor.jp/projects/belhyud
連絡先/横浜市旭区若葉台2-7-1403
電 話:045-921-5687
◎ 福 島 の 再 生 を 環 境 保 全 型
フ ク シ マ ハ ウ ス 有 機 農 法 で 応 援 し た い !
こ の プ ロ ジ ェ ク ト に つ い て
新 し い 有 機 農 法 を 開 発 し 、
福 島 の 農 業 の 復 興 を 応 援 し た い !
はじめまして。井上仁と申します。私は生まれてから18歳までの間、福島県双葉町に住んでいました。2011年3月の原発事故のあと、故郷のためになることをしたいと思い、「フクシマ復興応援ネットワーク」という団体を立ち上げました。
福島はもともと農業県。当ネットワークでは、被災農家の皆さんがそれぞれの避難先で長く慣れ親しんできた農業で生きがいや働きがい、誇りを取り戻してほしいという思いから、フクシマ再生につながる「農業ビジネス」を模索してきました。そこで、今回のプロジェクトでは、化学肥料や農薬を使わない安全安心な「有機JAS認証野菜」を省力、高生産性で栽培する「環境保全型フクシマハウス有機農法」の開発・導入・展開に取り組みたいと思っています。
「環境保全型フクシマハウス有機農法」とは、農水省が環境保全型と認定するラジアント社の「深層土壌加温システム」とやぶ田フアームの「団粒構造の自然栽培土壌づくり」と組み合わせたものです。今回のプロジェクトでは、まずはやぶ田ファームでの自然栽培に「深層土壌加温システム」を導入し、当農法の高生産性効果を実証する予定です。このプロジェクトで効果を実証することができれば、福島の農家の皆さんに導入をお願いすることができ、福島の農業再生に向けて動くことができます。
このプロジェクトを実行するために、「深層土壌加温システム」の導入費約200万円、プロジェクト活動費約50万円、計250万円が必要です。
今まで支援金を約 1 0 0 万円集めることができましたが、まだあと 1 5 0 万円 が必要です。どうか、皆様のお力をいただけませんでしょうか。
故 郷 の 悲 嘆 に く れ る 姿 。
見 て 見 ぬ ふ り は で き ま せ ん で し た 。
私は18歳までの幼年、少年時代を過ごした郷里福島県双葉町の皆さんとともに、被災者がまとまって落ち着いて暮らせる住まいの確保や賠償請求の支援を行ってきました。また、「疲弊していく故郷の皆さんの声を届けたい!」と思い、本の上梓も行ってきました。このような活動をしていくうちに、「フクシマ問題は長丁場であり、フクシマの復興再生は国民的課題だ」と感じ、友人である北隣浪江町出身の植田孝正さんらとともに「フクシマ復興応援ネットワーク」という団体を立ち上げました。
インターネットや勉強会・研究会での情報発信や意見交換を通して、累積型の問題解決的アプローチを行い、国や被災自治体に具体的な復興施策の提言を行ってきました。
第一、第二原発が位置する福島県浜通り地区は、温暖で稲作、野菜づくり等の農業が盛んな地域でした。しかし、一時帰宅の度に目にする農地は、放射能に汚染されたまま、年々雑草が生い茂り、樹木が根を張り、荒廃が進んでいます。中通りや会津地方の農業も風評被害で苦境に立たされています。 明日Blogにつづく
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【第二次クラウドファンディングサイトでお願い】
こ れ ま で 、 1 0 名 の み な さ ん か ら 支 援 金 を
お 寄 せ い た だ き ま し た 。 2015年07月19日
7月1日、「第二次クラウドフアンディングサイト」をリリースして、ほぼ20日経ちました。
やぶ田フアームで「環境保全型フクシマハウス有機農法」による「有機JAS認証野菜」の高生産性栽培実証プロジェクト立ち上げ費用(深層土壌加温システム導入費200万円と活動費50万円の計250万円の内、現時点での不足分150万円)の支援をお願いしています。
7月21日現在、事務局に直接支援をお寄せ戴き、サイトへの反映を代行させていただいた松澤隆行様、西海枝信弘様、船山眞弘様、吉岡哲男様、栗原三男様、西工業様を含めて、計支援者数は10名、支援金は149,000円です。目標金額に対する達成率は、約1割です。
クラウドフアンディングとは、インターネットサイトで広く皆さんに資金の調達をお願いすることを言います。この度のお願いでは、支援を戴いた皆さんには、金額に応じてやぶ田フアームの「有機JAS認証野菜」の詰め合わせセットを送らせて戴きます。
ネットでの支援に不都合がおありのかたもいらっしゃるかと思います。その場合は、プロジェクト実行責任者の井上 仁まで、下記のメールアドレス、または電話でご相談ください。宜しく、お願い致します。
メールアドレス:jin-inoue@belhyud.com
電話:090-3050-3120