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報知URL=http://www.hochi.co.jp/entertainment/20171010-OHT1T50021.html
    樹木希林、憧れ山崎努と「まさか」初共演

  俳優・山崎努(80)と女優・樹木希林(74)が、映画「モリのいる場所」(沖田修一監督、来年公開)で初共演を果たすことが9日、分かった。

 山崎は、俳優座養成所を経て1959年文学座へ。樹木は文学座の研究所1期生で61年入団。当時は新劇全盛で主要劇団は“演劇界の東大”と言われるほど入るのが難しかった。同じ古巣の先輩、後輩の関係でともに邦画界を代表する役者。会って56年になるが、意外にも共演歴はなかった。

 「モリのいる場所」は、97歳まで生涯現役を通した伝説の画家・熊谷守一さんの生きざまや夫婦愛を描くもの。山崎が主人公「モリ」を、樹木は献身的な妻を演じる。この夏に撮影を終えた。

 山崎は、樹木との初顔合わせに「予想よりはるかにすばらしい女優だった。(がんで)体調が良くないと聞いていたが、とんでもない。僕より数倍元気。これまでこんな個性に会ったことがない」と驚く。

 一方の樹木は、山崎の代表作「天国と地獄」(黒澤明監督、63年)の印象が忘れられない様子。「そのころ、光の中をオーラが歩いているようで、まともに顔など見られませんでした」と振り返る。そして「あれから半世紀以上。まさか山崎さんと仕事できるなんて思いもしませんでした。役者として常につつましく謙虚で心が柔らかい」と話す。

 メガホンの沖田監督は77年生まれの実力派で「僕にとって夢のよう。シンプルで奥深い作品に」。スクリーンで名優の至芸が見られそうだ。