日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &  
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  「加藤合同国際特許事務所~知財とびうめ便り~」         Vol.56
   発信日:2017年 9月 1日        発信者:加藤合同国際特許事務所
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◇  目  次  ◇
1.弁理士コラム
 ◆ 近くて遠い国 中国
2. 知財ニュース
 ◆ 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の特許出願、欧米メーカーの出願が増加
3. 連載 知財講座
 ◆ 第56回:特許「コンピュータ・ソフトウェア関連発明について」
4. 事務所からのお知らせ
 ◆ 売買希望の新着商標紹介(アット商標)
5. 所員ほのぼの日記  
 ◆ 映画に愛をこめて
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  1. 弁 理 士 コ ラ ム
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◆  近 く て 遠 い 国  中 国
 六十の手習いで中国語を勉強することにした。歳のせいか一向に上達しないが、ライフ・ワークと考え、焦らずに取り組んでいるところである。
 中国語は、わが国の漢字の源流をなす言語であり、マスターするのにそれ程の期間はかからないと高をくくっていたが、これが大間違いと気づいたのは最近である(遅すぎる!)。というのも、中国語(漢語)の文章を読むと意味がほぼ理解できるため発音まで分かった気になってしまうが、漢語と対応の漢字では全く発音が異なっており、更に漢語には四音といって同じ文字でも抑揚が異なる発声があるため、日本語の感覚で発音してもほとんど通じないといって過言ではない。と言う訳で、今は漢字を見ずにローマ字表記(「ピイイン」という。)のみでの読み書き勉強に切り替えた。
 中国語を勉強して分かったことであるが、漢語(漢字)を母国語とする両国の最大の溝(ギャップ)は、相手国の氏名や地名をそのまま母国語読みができないということである。
 例えば、中国の最高指導者の習 近平は、日本では「シュウ・キンペイ」と読むが、これは漢字の日本語読みであり、中国では母国語(漢語)で「シ ジンピン(Xi Jinping)」と呼ぶ。逆に、わが国の元首の安倍晋三は、日本では「アベ・シンゾウ」と読むが、中国では「アンベイ ジンサン(Anbei Jinsan)」と呼ばれることになる。
 つまり、両国間では、自分の名前をそのまま読んで貰えないのである。これは、両国が漢語(漢字)という共通の文字を有することに起因し、他の国では起こりえない事象といえる。米国の大統領 Donald Trumpは、日・中を含むいずれの国でも「ドナルド・トランプ」と元の英語の発音で呼ばれるのに…。
 このように、一見同じ言語圏にあり近い国である筈の日本と中国は、個人を特定するための一番大切な氏名の呼称において、お互いに自分の氏名をそのまま呼んでもらえないという、まさに遠い国だと思うのである。
 ところで、中国の特許出願が劇的な増加を続けている。2000年の出願件数は4万件余りに過ぎなかったが、2015年には110万件を超え、今や世界一の出願国となった。
 以前、出願が40万件を超え特許大国と呼ばれた日本が問題とされたのは、先行文献として大量の日本の公開特許を調査しなければならないのに各国の審査官が日本語を理解できないということであった。
 そのうち、中国の公開特許の調査無しでは先行文献調査が完結しないという時代がくることになろう。日本人は、漢語を話せなくても読むことがある程度できることから、他の国よりも少しは優位といえるのであろうか? 
 いずれにしろ、いろんな意味で世界の大国となりつつある一衣帯水の隣国との上手な付合い方が求められる。
                            弁理士 久保山 隆
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  2. 知 財 ニ ュ ー ス
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◆ 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の特許出願、欧米メーカーの出願が増加
 特許庁は、定期的に発行している「注目分野の特許出願技術動向調査」で、日本が優位を誇っているCFRPの関連特許出願において、仏エアバスや独BMW、米ボーイングなど、欧米の航空機、自動車メーカーの出願が増加していることを明らかにしました。
 出願動向としては、日本からの出願が最も多く、依然として技術優位性を維持しています。2005-14年の出願人別件数ランキングでは、前の10年間(95-04年)に続き、東レ(922件)が首位を維持していますが、仏エアバス(444件)が5位から2位に浮上しました。また、6位に米ボーイング(208件)、8位に独BMW(158件)、9位に独ダイムラー(155件)が食い込みました。
 一方、同期間の日本勢では、帝人(351件)が3位、トヨタ(333件)が4位、三菱レイヨン(306件)が5位、三菱重工業(163件)が7位、積水化学工業(96件)が10位でしたが、トップ10入りは99-04年の8社から6社に減りました。今後の欧米メーカーの出願動向が気になります。
 特許庁は、CFRPの用途として、自動車用途が大きく伸びてくると予測し、日本の国際競争力の一段の強化に向けて、「高い技術力を有する各企業が協調して原料、中間体、成形加工の製造工程全体にまたがる量産化システムを強化するべき」と提言しています。
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  3. 連 載   知 財 講 座
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◆ 第56回:特許「コンピュータ・ソフトウェア関連発明について」
 「コンピュータ・ソフトウェア関連発明」と言っても馴染みが無いと思いますが、文字通り、コンピュータを使用した発明全般を指します。
 コンピュータを使用した発明では、機能で内容を特定しますので、物品の形状、構造又はこれらの組合せによるものを権利化する実用新案では登録できません。
 コンピュータを使用した発明は、マイコン単体で機能させるものから、インターネットを介して端末装置とサーバとがデータをやり取りするものまで、様々なものが該当します。ビジネスモデル特許も、ビジネス手法そのものは特許にはならないため、このコンピュータ・ソフトウェア関連発明として出願します。
 例えば、ピザの宅配で30分以内に配達できなければ無料とする、というビジネスモデルがあったとします。しかし、無料にするという行為は人為的な取り決めですので、このままでは特許の対象にはなりません。
 では、どのようしたら特許の対象となるのでしょうか。
 それは、ピザの宅配で30分以内に配達できるようにした装置(又はシステム)として発明を捉えれば、特許の対象になります。このビジネスモデルは、30分以内に配達する必要がありますので、例えば、顧客から店舗にオーダーの電話が掛かってくると、発信者電話番号により顧客データベースから顧客住所を抽出する手段と、顧客住所から配達のための最短ルートを検索する手段と、最短ルートを印刷する手段とを備えた配達支援装置により、目的を達成することが可能となります。
 つまり、問題を解決するための手段(配達支援装置)が特許の対象となるのです。またこの装置(ハードウェア)は、コンピュータで実現できますので、コンピュータが処理する手順を方法の発明として捉えて出願することもできます。
 このように、「装置およびシステム」を物の発明として権利化できるだけでなく、「コンピュータが処理する手順」を方法の発明として、また、この「手順をコンピュータに命令するプログラム」も物の発明として権利化できます。
 但し、プログラムと言ってもソースリスト自体は、特許の対象から外れます。
 ご相談の際には、「ビジネスモデル特許」、「コンピュータ・ソフトウェア関連発明」など気にされずに、まずは気軽にご相談ください。
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  4. 事 務 所 か ら の お 知 ら せ
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◆ 売買希望の新着商標紹介(アット商標)
 不要となった商標の売買仲介サイト「アット商標」に8月に掲載された販売希望商標のご紹介です。
詳細は「アット商標」でご確認いただけます。
 興味のある商標がございましたら、気軽にお問い合わせください。
  [商標] WEST SIDE STORY\ウエストサイドストーリー
  [権利範囲(指定商品)] 衣類関係
  [販売希望価格] 100万円
【アット商標】 http://www.a-shohyo.com/
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  5. 所 員 ほ の ぼ の 日 記
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◆ 映画に愛をこめて
 今から60年以上昔、福岡市内にはいたるところに映画館がありました。私が当時住んでいた六本松にも映画館があり、いつも多くの人が見に来ていました。その映画館は、わが家の目と鼻の先にあり、当時小さかった私は、映画館の人のご好意で、時々裏口から入ってタダで映画を見ることができました。
 それ以来、映画がこよなく好きになり、今までたくさんの映画を見てきました。その中から洋画に絞ってベストテンを挙げてみました。なかなか大変な作業でしたが、次のようになりました。結構古い映画が多くを占める結果となりましたが、若い頃に見た映画が、心に焼き付いているからだと思います。

第1位:カサブランカ         第2位:第三の男
第3位:サウンド・オブ・ミュージック 第4位:スターウォーズ
第5位:ニュー・シネマ・パラダイス  第6位:ショーシャンクの空に
第7位:風と共に去りぬ        第8位:ローマの休日
第9位:ヒューゴの不思議な発明    第10位:リオ・ブラボー

 第1位と第2位は、1940年代の昔の白黒の映画になりましたが、今見てもスクリーンに引き込まれます。第1位の「カサブランカ」では、男優ハンフリー・ボガードのささやく「君に瞳に乾杯」に酔いしれ、女優イングリット・バーグマンの美貌の虜になりました。
 第2位の「第三の男」には、数々の名場面がありますが、ラストシーンの冬枯れの並木道を表情一つも変えずに男の前を通り過ぎていく女優アリタ・ヴァリの姿は、今でも脳裏に焼きついて離れません。
 第3位の「サウンド・オブ・ミュージック」は、アルプスの大自然を背景に、女優ジュリー・アンドリュースの歌に感動し、そして映画の中にちりばめられた数々の珠玉の音楽に心が踊りました。
 第4位の「スターウォーズ」では、冒頭のスクリーンの上から徐々に巨大な宇宙船が現れるのにびっくりし、そのあと広大な宇宙に展開する壮大なロマンに引き込まれました。
 第5位の「ニュー・シネマ・パラダイス」は、戦後間もないシチリアの小さな村にある映画館を舞台に、映画技師と映画好きな少年との友情を心優しく描いた作品で、最後の数々の映画のキッスシーンだけをつなぎあわせた場面には、あっと驚き、泣けました。
 第6位の「ショーシャンクの空に」は、無実の罪で終身刑の判決を受けた主人公が、腐敗したショーシャンク刑務所で、希望を捨てずに生き抜いていき、最後に皆が思いもつかない方法で刑務所を脱走し、メキシコに逃げ延びたときには拍手喝采しました。
 第7位の「風と共に去りぬ」は、1939年に完成し、上演時間4時間の超大作で、南北戦争の激動を生き抜いた女性を演じた女優ヴィヴィアン・リーの光り輝く美しさは、永遠に色あせることはないと思います。
 第8位の「ローマの休日」は、この映画がデビュー作で、ある国の女王を演じた、美しく清らかな女優オードリー・ヘップバーンと新聞記者を演じた男優グレゴリー・ペックの二人が、スクーターでローマ市内を楽しむ数々の名場面に酔いしれました。
 第9位の「ヒューゴの不思議な発明」は、2011年と最近の作品で、1930年代のパリを背景に、主人公の少年が亡き父が残した機械人形の秘密を解き明かす物語で、美しく魔法のような感動を与えてくれました。この映画の中で、映画の父ジョルジュ・メリエス作の1910年のSF映画「月世界旅行」も楽しめます。
 第10位の「リオ・ブラボー」は、西部劇で、男優ジョン・ウェインとディーン・マーチンがカッコよく、西部劇の醍醐味が全編にあふれています。 
 映画館のドアを開くと、巨大スクリーンに現実の世界と違う心ときめく夢の世界があふれかえっています。家でゆっくりとDVD鑑賞するのもいいですが、たまには映画館に足を運ぶのもいいものです。
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★ 編集・発行:加藤合同国際特許事務所 -メルマガ事務局-
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  『個人の生涯現役とは?』『日本の生涯現役社会創りとは?』と30余年にわたり仲間同志と研鑽を続けながら、日々少しでも前向きに意欲を与えられる社会の、時代の流れを参考にして励まし合いたい弊Blogです。
  日経ビジネスon-line9月1日付サイトで、ぜひ『生涯現役プロデューサー』仮登録諸兄姉と日本農政から学ぶ論旨を吉田忠則氏(日本経済新聞論説委員)の解説される関係記事から、活発な意見交換をしたいと存じ、下記ご紹介します。
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  将来の総理と全農、改めて「勝者はどっち?」

   想像より大きいコメ改革の意義


  多くの人が注目しなくなってから、本当に大事なことが進み始めることが往々にしてある。小泉進次郎氏が挑んだ農政改革で感じるのはそうしたことだ。

  小泉氏は2015年10月に自民党の農林部会長に就き、農政の表舞台に立った。「将来の総理候補」の登場は、農業関係者だけでなく、日ごろ農政にあまり関心のないメディアまで巻き込み、フィーバーのような状態になった。かつてない大きな変革が起きると多くの人が期待した。

  農林部会長に就いてほどなくして、小泉氏は「日本の農業機械や肥料が国際的にみて高い」ことを問題視し始めた。これほどスター性のある政治家が取り組む課題としてはずいぶんマニアックだと感じた人もいただろう。だが、資材問題の先にある改革のターゲットが見えてくるにつれ、改めて話題性が高まった。「農業商社」とも呼ばれる巨大組織、全国農業協同組合連合会(全農)だ。

  忘れられた「負けて勝つ」

  攻防の最大のヤマ場は2016年11月。全農の資材調達部門の大幅な縮小など、小泉氏と連携していた規制改革推進会議の農業部会が出した提案を受け入れることを、全農がことごとく拒否。数値目標を含む自己改革案を、全農が自らまとめることで決着した。

  改革の中身を全農が自分で決めるのを認めた合意内容を受け、多くのメディアは「後退」や「骨抜き」といったニュアンスで報じた。小泉氏が「抵抗勢力」の壁を突破できなかったという後ろ向きの評価だった。その印象は、小泉氏が決着直後に次のように語ったことで、いっそう強まった。

  「今回は負けて勝つ、だ」

  負けて勝つ――。多くの関係者は「勝」よりも「負」に比重を置いてこの言葉を聞き、「勝」の意味を深く考えようとはしなかった。小泉氏が挑んだ農業改革をめぐる報道はこのときがピークだった。小泉氏が舞台の前面から退くと、潮が引くように関心を失っていった。そして、全農が今年3月に自己改革案を発表したとき、メディアのほとんどはこの言葉を忘れていた。

  全農が発表したプランは、予想よりずっと大胆なものだった。肥料の銘柄数の集約やジェネリック農薬の開発、農業機械の共同利用など内容は広範にわたったが、筆者がとくに注目したのが、コメの取引方法の見直しだった。主食米の買い取り比率を70%に増やし、直接販売の比率を90%まで高めると宣言したのだ。今回はこのことの意味を改めて考えてみたい。

  まずは、いま中心になっている取引方法を確認しておこう。農家から農協、農協から全農、さらにコメ卸へと取引は流れるが、コメの所有権は卸が買うまで農家から移転しない。委託販売と呼ばれる方式だ。

  この方式には以前からいくつかの問題点が指摘されていた。価格変動などの販売リスクを負っているのは農家で、農協と全農はリスクを負わずに販売手数料を受け取ることができる。農家はコメを出荷した段階で仮払金(概算金)を受け取るが、最終的に代金が確定するのは約1年半後。農家にとってみれば、厳密な収益管理をするのが難しい方式だった。

  生産現場がコメの需要をつかみにくいという難点もあった。全農から卸にコメが渡ったら基本的に取引はそれでおしまいで、その先、誰がいくらでコメを買っているのか、全農も農協も農家もわからないことが多かったからだ。    つづく
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  肝心なのは、全農の“詰め”

  以上と対比すると、新しい方式の意味が浮き彫りになる。まず、委託販売ではなく、買取販売を中心にするので、リスクの一端は全農が負うことになる。全農と農協との間が買い取りになれば、農協も農家との間で買取販売を増やしやすくなる。

  代金の決済方法は3種類ある。1つは、農家が農協に出荷した段階で、所有権を全農に移転させ、まとめて代金を払う方法。もう1つは、農協の倉庫からコメを出荷する度に代金を払う分割決済。最後の1つが、これまで通り、秋に概算金を出し、その後、3~4カ月程度で精算する方法だ。同じ方法で農協が農家に代金を払えば、農家が概算金を受け取ってから1年半、売り上げを確定できない現行方式と比べ、農家の資金繰りにプラスに働く。

  直接販売は、これと呼応する取り組みだ。委託販売と違い、買取販売は全農が一定のリスクを負う。そこで、「卸に売ったらおしまい」という卸まかせの姿勢ではなく、確実に売り切ることが必要になるからだ。

  注釈が必要だろう。直接販売とは言っても、必ずしもコメ卸を外し、直接その先に売ることを意味しない。肝心なのは、全農が直接、「実需者」と接し、取引の内容を詰める点にある。実需者は消費者との接点にある業者を指す。

  ここで考えるべきは、なぜ全農が「直接販売を9割に増やす」という数値目標を掲げることができたかにある。「目標は高ければ、高いほうがいい」といった単純な話ではない。

  背景にあるのは、コメの消費環境の変化だ。この連載でもくり返し指摘していることだが、家庭で食べるコメの量は減る一方、コンビニの弁当やおにぎり、レストランなど中・外食の需要は堅調に推移している。

  キーワードは「安定」

  スーパーでコメを買うとき、消費者は棚に並んだいろんなコメと、財布の中身を見比べて、ほどよい値段のコメを買う。スーパーにすれば、特売用のコメからブランド米の間でいかにバランスをとるかが商売の妙味になる。

  一方、中・外食企業は値段をスーパーほど柔軟に変えることが難しい。「定価」を頻繁に変えてしまうと、ビジネスが成り立たないからだ。彼らが求めるのは、量の確保と値段の安定。これに対応しようとするのが、全農の直接販売だ。

  コンビニやレストランとじかに接することで、どんな品質のコメを、いくらの値段で、どれだけ欲しいかという情報をキャッチする。それを産地に伝え、生産計画を立ててもらう。「マーケットイン」という言葉がビジネスの世界で言われて久しいが、農業、とくにコメの実態は理想にはほど遠い。これを改めようという発想が、全農の自己改革案の根っこにある。

  こう書くと、きれいごとと感じるかもしれないが、全農側にも危機感がある。補助金でコメの生産調整(減反)を強化したことで、2015年、16年と続けて米価が上がった。「農家はそれでハッピー」と思うかもしれないが、コメ消費の減退に拍車がかかるという副作用を伴った。

  高齢化と人口減少で、コメは消費が減り続けている。それに歯止めをかけるには、「米価が上がって農家が喜ぶ=実需者が困る」という状況も、その逆も起きないようにすることが必要になっている。両者がウィンウィンの関係になるためのキーワードは「安定」だ。

  直接販売を通し、コンビニや外食などの実需者のニーズをつかむことが必要と全農が考え、その拡大が可能だと判断したのは、以上のような事情による。この取材で、全農の担当者は「中・外食用のメニューは長期安定が求められており、複数年契約による安定的な価格形成が必要」と語った。

  テーマはコメ問題の核心にいたる。これまで米価のベンチマークだったのは、全農が毎年提示する概算金だ。概算金は各年の作況や減反の進み具合がそのまま響き、大きく変動する。言い換えれば、概算金を指標にしている限り、米価を安定させることは難しく、中・外食の要望に応えることはできない。

  つまり、「複数年契約による安定的な米価形成」を模索することは、概算金を軸にした米価と距離を置くことを意味しているのだ。委託販売から買取販売への移行と、直接販売がそれを可能にする。持続可能な経営を目指す農家も農協も、補助金や豊凶で米価が乱高下することを望んではいない。

  「今回は進次郎の手柄で」

  冒頭に戻ろう。小泉氏は改革の行方を全農の決定に委ねることを決めたとき、「今回は負けて勝つ、だ」と語った。当時の報道はこの発言の影響もあり、「負」のひと言に比重を置いた内容となった。

  世間の関心は、そこで大方熱が冷めた。だが、全農が小泉氏との合意に応えて発表した内容は、予想を覆す大胆なものだった。その柱の1つが、コメの取引の抜本的な変革だ。そこまで含めて考えると、小泉氏はメディアの評価とは違い、負けたのではなく、「勝った」と言えるのかもしれない。

  だが、それも短絡的な評価なのだろう。「将来の総理候補」対「全農」という構図はわかりやすいが、実のところ、両者は離れた場所から非難し合っていたわけではなく、四つに組んで議論を戦わせ、落としどころをさぐっていた。当時、全農からは「今回は進次郎の手柄ということでいいじゃないか」という言葉が漏れた。両者がたんに対立していたわけではないことを、裏付ける言葉だ。

  全農は「もともと自分たちでやろうとしていたことだ」とも強調するが、改革を内側の論議にとどめず、高い数値目標を公表し、その実現へと踏み出せたことの意義は大きい。その背景には、発信力の強い小泉氏の存在が間違いなくあった。今後問われるのは、全農の有言実行。改革が着実に実を結んでいけば、政治の介入も要らなくなる。

吉田 忠則(よしだ・ただのり)氏/日本経済新聞社編集委員
1989年京大卒、同年日本経済新聞社入社。流通、農政、行政改革、保険会社、中国経済などの取材を経て2007年より現職。2003年に「生保予定利率下げ問題」の一連の報道で新聞協会賞受賞。
◇主な著書
『見えざる隣人』(日本経済新聞出版社) 2009
『農は甦る』(日本経済新聞出版社) 2012
※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。
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 ブレインワークスの近藤です。
 BRAIN NAVIの最新号を皆さまにお届けします。

 雨の多い8月でしたが、秋の訪れも次第に実感できる時期となりました。季節の変わり目に体調など崩されぬようご自愛ください。

 今月は弊社では初となる沖縄で「第58回アジアビジネスカンファレンス」を開催します。当日はベトナム商工会議所副所長であるタン様にご講演をいただきます。
 弊社が手がける映画作品「クジラの島の忘れもの」も沖縄とベトナムを舞台にした作品です。今後、沖縄とベトナムのビジネスと文化の交流促進に力を入れていきたいと考えています。ぜひ、皆さまのご参加もお待ちしております。
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 【 臥 龍 点 睛 】
   第28回 多様な人材が活躍できる社会を実現するペースメーカーへ
                   ブレインワークスグループ CEO 近藤 昇
 

  毎朝立ち寄るコンビニの店員が多様な国籍のアルバイトの人々である光景に目が慣れたのはいつ頃からでしょうか? なにもコンビニだけではありません。さまざまな仕事場で外国人が活躍するシーンをよく見かけるようになりました。
  いよいよ日本も多様な国籍の人材が活躍できる国に変化していくのでしょうか。その兆候はすでにあらわれています。
多様な人材が活躍する社会の実現は、現代の日本に突きつけられた課題を克服する上で避けて通ることのできない議論ともいえます。弊社はこのテーマに真剣に取り組み、まさにペースメーカーとして、率先して自らが実践していこうと考えています。もともと、創業期から老若男女・多国籍を標榜していたのがブレインワークスです。まさに弊社の活動が貢献できる時代がきた、と膝を打つ想いでもあります。

  先日よりアフリカから6名、ベトナムから4名のインターン生を受け入れています。特にアフリカのインターン生との活動はいろいろと刺激を受けています。まず、それぞれが生まれた国の知識を私たちがあまり知らないわけですから、その国を知ろうとします。そして、母国語がそれぞれ違います。色々と背景を知るにつれ、アフリカの広大さ、奥深さに触れることができ、新鮮です。弊社と懇意にさせて頂いているChatWork株式会社様、アドソル日進株式会社様、株式会社うるる様へアフリカ人インターン生とともに訪問もし、さらに五反田駅前で清掃活動も行いました。
  2016年9月にルワンダに会社を設立し、現地でICTエンジニアを雇用し、現地の産業発展のためのイノベーション創出に貢献したいと考えています。思い起こせば、約20年前、ベトナムでICT事業を開始したときも状況はまったく同じでした。そのベトナムでエンジニアを雇用し、学校を設立し、人材育成にもいくばくか貢献できたと自負しています。ルワンダでも改めて、そのような活動を展開していく予定です。
  時代の変遷により何が大きく変わったのか?と問われれば、「今は世界がどこでも繋がる」と答えます。地球と共生するための生活や働き方を実現するための仕組みづくりの活動を強化していきます。そのために日本、米国、ベトナム、アフリカなどの主要拠点を繋ぎ、自らがペースメーカーとなり、さらにICTイノベーションによる ビジネスを実践していく考えです。
  その仕組みづくりを進めていくためのポイントは「アナログ」と「ICT」という2つのコントラストを結びつけることにあると思っています。例えば、日本のシニアを世界と繋ぐと何が起こるでしょうか?  オンラインで現地と協業し、新しい教育のプラットフォームを生み出すことができるかもしれません。日本のシニアの経験とノウハウは世界の宝です。発展途上国や新興国で大きな力を発揮すると思われます。

   弊社の戦略的子会社であるブレインバンクでは、多様な人材が活躍できる社会における雇用創出の担い手として活動を進めます。シニア、女性、海外人材までカバーした新しいサービスを提供する予定です。多様な人材が協働し、今までにない新しい イノベーションが生み出されることを期待してやみません。弊社もその後押しをしていきたいと考えています。
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    経営層・マネジメント層向けセミナー
    『生産性向上と新事業創出を実現するデータ活用』
    9/15(金)13:00 ~    大崎ブライトコアホール


  AIやIoTをはじめとした新しいデジタル技術により、既存のビジネスモデルを変革する「デジタルトランスフォーメーション」の動きが各分野で加速しております。
生産性を向上するためには、顧客管理など社内に蓄積されているデータをはじめ、IoTにより収集された位置情報やセンサーデータの分析・活用が欠かせなくなっています。
企業にとっては、これらのビッグデータを経営資源として捉え、どのように事業を拡大し、売上をアップしていくかが喫緊の課題となっております。

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日 時 : 2017年9月15日(金) 13:00~17:40(開場12:30予定)
会 場 : 大崎ブライトコアホール(東京都品川区)
主 催 : 日経ビジネスオンライン
受講料 : 無料(事前登録制)
※タイトル等は変更になる場合がございます。
最新の詳細情報は下記のお申し込みサイトでご確認ください。
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【最新情報・詳細は】 http://h.nikkeibp.co.jp/h.jsp?no=335354
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【お申込みは】 http://h.nikkeibp.co.jp/h.jsp?no=335354
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日時 : 2017年9月15日(金) 13:00~17:40(開場12:30予定)
会場 : 大崎ブライトコアホール(東京都品川区)
主催 : 日経ビジネスオンライン
受講料: 無料(事前登録制)
※タイトル等は変更になる場合がございます。
最新の詳細情報は下記のお申し込みサイトでご確認ください。
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【最新情報・詳細は】 http://h.nikkeibp.co.jp/h.jsp?no=335354
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日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &  
       NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ  活 動 で 
                ご  支  援  く  だ  さ  る   会  員  皆  様


提言募集! 「 民 間 き ず な 国 民 会 議
   『 今 、 き ず な を ど う つ く る 』 」 あなたの提言を募集します。


 2018年1月15日(月)イイノホール(東京都千代田区)にて「民間きずな国民会議」を開催します!
 私たちは、誰もが安心して暮らし続けられる地域づくりに向けて、一人ひとりが地域とつながり、助け合うことのできる社会参加の場を多くつくっていくことを目指しています。
 私たちはどんな助け合いをすればいいでしょうか、また、どんな環境や仕組みがあればいいでしょうか?
 例えば、
(1)「高齢者の社会参加を促す仕組み」
(2)「子どもたちが助け合いの楽しさを知る場づくり」
(3)「働いている人たちの地域参加を促す方策」
などが考えられます。
 みんなで助け合う地域の実現に向けた、あなたの思いを「民間きずな国民会議」で提言してみませんか?
 そのために必要な活動や政策についての提言を募集し、みんなで協議し、提言にまとめるために「民間きずな国民会議」を開催します。
 皆様からお寄せいただいた提言は、選考委員会において選考し、ご本人から「民間きずな国民会議」で発表していただきます。当日、国民会議で承認された提言は提言集としてまとめて広く発信し、その実現に務めます。
募集のチラシはこちら
提言テーマ
「 み ん な で 、 助 け 合 う 地 域 を ! 」
* 提 言 は 1 2 0 0 字 程 度
応募条件
子どもから高齢者までどなたでも応募できます。
応募方法
郵送 または 応募フォーム から
*郵送での応募の場合はチラシ裏面の必要事項を添えてご応募ください。
締切
2017年10月20日(金)
*郵送は当日消印有効、応募フォームは当日中
郵送の応募先 〒105-0011 東京都港区芝公園2-6-8日本女子会館7階
さわやか福祉財団「民間きずな国民会議」事務局(松浦・大坪) TEL:03-5470-7751 FAX:03-5470-7755
選考委員会
委員長 川淵 三郎 氏(日本サッカー協会最高顧問)
選考委員 阿川 佐和子 氏(作家 ・ エッセイスト)
渥美 由喜 氏(ダイバーシティ ・ コンサルタント 兼務 東レ経営研究所 主席コンサルタント)
村木 厚子 氏(元厚生労働省 事務次官)
高連協: 共同代表 樋口 恵子(高齢社会をよくする女性の会 理事長)
堀田 力(さわやか福祉財団 会長)
主催団体:高齢社会NGO連携協議会(略称:高連協)
*「民間きずな国民会議」で発表していただく提言は提言集にまとめます。
*個人情報は個人情報保護法に基づき主催者が適切に管理します。応募原稿の著作権は主催団体に属します。
*応募書類の返却はいたしません。
「民間きずな国民会議」参加募集は、2017年11月13日開始となります。
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毎日新聞2017年9月6日 東京夕刊/
ご参考URL=https://mainichi.jp/articles/20170906/dde/012/040/008000c
    本因坊400年への道 .
             囲 碁  9  0  歳 代   「 神 様 」 夫 妻


  “将棋界のレジェンド”として知られる加藤一二三九段(77)が引退したのは6月中旬のこと。棋士生活は60年以上に及んだ。

  囲碁界に目を向けると、そのレジェンドを上回る棋士が健在である。1920(大正9)年生まれの96歳、杉内雅男九段だ。棋士生活は80年を超え、真摯(しんし)な姿勢から「囲碁の神様」の異名をとる。実は妻の寿子(かずこ)八段(90)も現役棋士。二人は今も対局をこなし、棋道を究めるべく碁盤に向かっている。夏も真っ盛りの頃、東京・駒沢公園近くに居を構える自宅をうかがった。

  「勝てませんねえ。今年はまだ1勝しかしていません」。雅男九段は笑顔を見せながら嘆いた。「でも引退は考えていませんよ。夢をはぐくむ職業。今日よりは明日。まだ、いくらかでも進歩すると思ってやっています。そう思えなくなったら終わりですから」

  宮崎県出身。37年入段、59年に最高位の九段へと昇段した。本因坊戦に2度挑戦、タイトル獲得、優勝は2回。トップ棋士として、長らく昭和囲碁界を走ってきた。

  「囲碁界はすっかり変わりました。段位制の崩壊と時間制度。持ち時間が短くなって、スポーツ化してきました。勝負一辺倒になってきた気がします。時代の流れでもあるのでしょうが、世の中、世知辛い感じがします。ただ、今が昔がと言っても仕方ないですね」

  寿子八段の戦歴もすごい。42年入段、83年に女流棋士で初の八段に昇段した。女流名人4連覇などタイトル獲得、優勝回数は10。雅男九段とは54年に結婚した。

 「女性初の九段ですか? なんとなく、一歩下がってというか、杉内に並びたくないというのがあります。あと何勝すれば、と言ってくれるんですが……。体力も衰えてきているので、しっかりと健康に気を配って、一局、一局一生懸命打つだけです」

  勝てないと嘆いていた雅男九段だが、後日打たれた対局を制し、2勝目をあげた。

  これまでの生涯成績は雅男九段、881勝671敗12引き分け2無勝負、寿子八段、617勝888敗6引き分け。生涯現役。ご夫妻には、いつまでも若さあふれる碁をみせていただきたい。  【金沢盛栄:毎日新聞編集委員】
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※MICE=Meeting(企業等の会議)、Incentive Travel(報奨・研修旅行)、Convention(国際会議)、Exhibition/Event(展示会またはイベント)など、ビジネスイベントの総称:千 葉 M I C E  D a y
    2 0 1 7.  1 1.  9  (木)
      1 0 : 0 0 - 1 4 : 0 0  MICE施設視察ツアー
      1 4 : 0 0 - 1 7 : 0 0 講演会・ネットワーキング(交流会)

  この度は浦安市のご協力のもと、MICE開催に適した会場視察と、過去に千葉県内で開催されたMICEのケーススタディーの紹介、MICE開催準備から開催終了時までの当財団の支援プログラムもご紹介させていただきます。参加無料となっておりますので、是非ご予定頂き、ご参加頂けますようお願い致します。
  なお、お申込方法等の詳細は9月中旬に改めてご連絡申し上げます。
第一報:CHIBAJAPANConvenientConventions
         プログラム(予定)
 【 視 察 ツ ア ー 】
     1 0 : 0 0 - 1 4 : 0 0
■ M I C E 施 設 視 察 ツ ア ー
    舞浜アンフィシアター、浦安音楽ホール、浦安市郷土博物館など
     1 3 : 3 0 -
 受 付
 【 第 一 部 】
     1 4 : 0 0 - 1 5 : 3 0
■ 基調講演1:【国際会議ケーススタディー】
   第9回国際中欧・東欧研究議会(ICCEES)
   幕張世界大会委員会事務局長東京大学法学部松里公孝教授
■ 基調講演2:【インセンティブケーススタディー】
   株式会社イベントサービス森本福夫代表取締役
■ 国際会議主催者のための制度「寄附金募集・交付金交付制度」等のご紹介
   日本政府観光局(JNTO)コンベンション誘致部鈴木克明調査役
 会 場
   「ホテルオークラ東京ベイ2Fヴィクトリアルーム」
 【 第 二 部 】
     1 5 : 3 0 - 1 7 : 0 0
■ ネットワーキング(交流会)
 会 場
   「ホテルオークラ東京ベイ2Fクラウンボードルーム」
 【 舞 浜 ア ン フ ィ シ ア タ ー 】
※ 参加費無料 どのプログラムからもご参加頂けます
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いつも生涯現役社会づくり運動へのご協賛に感謝申し上げます。
  早急のご連絡ですが、添付圧縮フォルダーでご案内の標記チラシが
明日八重洲事務所に到着しますので、ご連絡申し上げます。

  次回開催実行委員会ご案内は、新川委員長よりご連絡予定ですが、早速にも開催ご案内資料で行動開始をご検討の各役員・顧問・参与をはじめ会員皆様方のうち、早速にもご活用いただける場合は、ご面倒お掛けしますが、どうか増田事務局長からご案内チラシ、前売券などをお手渡しできる手筈になっております。

  先般開催の理事会兼実行委員会での、ご出席総員一致した今回の
生涯現役サミット盛上げ意欲は、人財ビジネス業界を手始めに シニア
民主導の起業・就業日本各地域変革への素晴らしい狼煙を挙げました。

  どうか今回の開催趣旨を存分に活用して宜しくお願い申し上げます。
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『あなたと日本を元気に!』させる 生涯現役実践道場への 意欲的参加で
あなたご活躍の地域から 次々と民活力の盛り上がる大輪が拡がります!
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2016年秋・2017年春期:実施/2017年秋期:開催予定(各土曜13:30~ )
⑤Summit 10/15(済)  ⑥Summit 4/15(済) ⑦Summit 10/28(予)
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 2017/9/27 (理事会15:00 & 第381回生涯現役塾 17:30)~ 2018/2/28
  9/27   10/25   11/22   12/13    1/24   2/28    
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   日  本  生  涯  現  役  推  進  協  議  会
         NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ
            代 表   東   瀧     邦   次 
          事務局長  増   田    龍   一
TEL:03-3517-6667          FAX:03-3517-6668
E-mail: info@sgsk.net        URL: http://www.sgsk.net   
Blog: http://40591.diarynote.jp/
Facebook: http://www.facebook.com/sgsk.net/
Facebook2:https://www.facebook.com/yaesu3min
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10月28日開催:『⑦生涯現役サミット』のご案内
【表紙ご案内】  第 7 回  生 涯 現 役  サ ミ ッ ト 
            発 進 3 2 年 目
         2 0 1 7  年  1 0  月  2 8  日 ㊏

地域の人材ビジネス会社こそ高齢日本の救世主
全国自治体の共通地域課題は、5年先10年先の高齢者対策です。
各地域にて高齢者の活躍の場・働く場そして生き甲斐の場を創ることは急務となっています。
それが出来るのは地域に貢献する地域の人材ビジネス会社です。
今サミットでは、自治体における高齢化社会の課題と民間との連携事例、そして「生涯現役110番」を活用したシニア就労支援の実例について共有します。
皆様やりましょう! 地域の人材ビジネス会社との連携で高齢日本に新たな未来を!
生涯現役社会づくり実現を標榜する全国の皆様!!  是非ご参加ください。

参加費前売券   1,000円 ( 当日券 2,000円) 
日時   2 0 1 7 年 1 0 月 2 8 日 (土)
         午後  1  時  3 0 分  ~  午後  4  時  3 0 分
場 所    公益財団法人 東京しごとセンター・地下大講堂
      〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-10-3/TEL:03-5211-1571
      こ案内 URL=http://www.shigoto zaidan.jp/access/index.html
地域の人材ビジネス会社こそ高齢日本の救世主
全国自治体の共通地域課題は、5年先10年先の高齢者対策です。
各地域にて高齢者の活躍の場・働く場そして生き甲斐の場を創ることは急務となっています。
それが出来るのは地域に貢献する地域の人材ビジネス会社です。
今サミットでは、自治体における高齢化社会の課題と民間との連携事例、そして「生涯現役110番」を活用したシニア就労支援の実例について共有します。
皆様やりましょう! 地域の人材ビジネス会社との連携で高齢日本に新たな未来を!
生涯現役社会づくり実現を標榜する全国の皆様!!是非ご参加ください

主催: 日本生涯現役推進協議会
    〒103-0028 東京都中央区八重洲1-7-20 八重洲口会館B2F
    TEL:03-3517-6667 F AX:03-3517-6668
    ホームページ:http://www.sgsk.net
    問い合せ先:info@sgsk.net
協 賛  NPOライフ・ベンチャー・クラブ/(株)かい援隊本部/人材ビジネスマーケティングLLC/生涯現役ゼロワンクラブ/日本コンピュータダイナミクス (株)/高齢者活躍支援協議会/東京エグゼクティブ・サーチ(株)/(株)ブレインワークス/(株)総合教育研究所/(株)メタリンク/(株)新規開拓/(株) 石音/(株)ユピア/結婚相談所3愛ネットクラブ/マーケットインターフェース(株)
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【裏面ご案内】   第 7  回  生 涯 現 役  サ ミ ッ ト
スケジュール     開館(1 3 : 1 0開場) 開会1 3 : 3 0 ~ 1 6 : 3 0
司  会  八久保宜美(NPO法人 LVクラブ参与/(株)スリービーンズ代表取締役)
開会宣言  下條 武男(日本生涯現役推進協議会最高顧問)
開会挨拶  東瀧 邦次(日本生涯現役推進協議会/NPO法人 LVクラブ代表)
      
 第一部 基  調  講  演          1 3 : 4 5 ~ 1 4 : 4 5
テーマ: 全国自治体の共通課題(高齢化社会)と必要不可欠な官民連携
講  師  原野 哲也(前江戸川区副区長、厚労省「生涯現役社会における
就労のあり方に関する検討会」委員等歴任)
紹  介  民間企業から江戸川区職員に転身。以来持ち前の改革者精神を
発揮し福祉部長を経て、副区長として地域課題にあたる。
休  息  名刺交換ほか
 第二部 パネルディスカッション         1 4 : 5 5 ~ 1 6 : 0 0
テーマ: こうすれば出来る!シニア就労と自治体との連携
コーディネーター  野口  司
        (人材ビジネスマーケティングLLC代表経営コンサルタント)
パネリスト 原野 哲也(前江戸川区副区長)
      下村 政克(生涯現役110番江戸川支部長)
      大平 正樹(生涯現役110番湘南支部長)
      新川 政信(株式会社かい援隊本部創業者・代表取締役会長/日本生涯現役推進協議会理事)
      中島  信(NPO法人ライフ・ベンチャー・クラブ理事)       
  第一部/第二部出演の発表内容、生涯現役社会づくり全般への発表者との意見交流
 第三部 生涯現役110番本部支援体制と決意表明  1 6 : 0 0 ~ 1 6 : 2 0
「生涯現役110番」支部紹介
決意表明  新川 政信(生涯現役110番運営事務局担当・生涯現役サミット実行委員長)
     地域人材ビジネス会社の連合体が高齢日本の救世主となる。やりましょう皆さん‼
閉会挨拶  江島  優(日本人材紹介事業協会名誉会長/日本生涯現役推進協議会理事)
連絡事項  増田 龍一(NPO法人 LVクラブ理事/生涯現役110番運営事務局長)
     水上 久忠(NPO法人 LVクラブ理事/結婚相談所3愛ネットクラブ代表)
------FAXでお申込くださるようお願いします。 FAX/03-3517-6668------
         第7回 生涯現役サミット 参加申込書
                     2 0 1 7 年   月   日
日本生涯現役推進協議会 事務局宛
芳 名         (ご紹介の場合はその方の芳名        )
連絡先 TEL or FAX or Mail
住 所 〒        -
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FP家計相談シリーズ:参考URL=https://moneyforward.com/media/career/39280/
深野康彦氏プロフィール/ファイナンシャルプランナー、AFP、1級ファイナンシャルプランニング技能士。クレジット会社勤務を3年間経て1989年4月に独立系FP会社に入社。1996年1月に独立し、現在、有限会社ファイナンシャルリサーチ代表。テレビ・ラジオ番組などの出演、各種セミナーなどを通じて、投資の啓蒙や家計管理の重要性を説いている。あらゆるマネー商品に精通し、わかりやすい解説に定評がある。

  2 0 代 、 投 資 信 託 で は じ め る 
                資 産 形 成 “ 最 初 の 一 歩 ”


  家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。

Q: 恥ずかしながら、これまで資産運用というものに無頓着で、銀行預金くらいしか運用をしていなかったのですが、将来を考えて本格的な資産運用を検討しています。そこで投資信託について検討するも、まったくの素人のため、どう手をつけてよいのかわからない状態です。
  現在、給料の手取りは25万円程で、会社の財形に月1万円・ボーナス3万円、積立定期預金に月5万円・ボーナス20万円を入れています。ここから必要経費を除いて、自由に使えるお金が月々10万円程度残ります。現在貯金は150万円程度です。これで投資信託を始めるとすれば、どのようにすればよいでしょうか?
(20代後半 独身 男性)

A:深野:投資信託に関するご質問ありがとうございます。早速、投資信託についての回答をさせていただきましょう。

  仮に現在の金利が高ければ、資産運用に頭を悩ませる必要はありませんが、残念ながら金利は消費者物価指数の上昇率を下回っている状況です。

  預金金利が消費者物価指数を下回る状況は、この先もずっと続いていく可能性が高いことから、早いうちから資産運用を始めるのはとてもよいでしょう。仕事には定年退職などの終わりがありますが、資産運用に関しては生涯現役、言い換えれば投資の知識は一生涯の知識といえるでしょう。

  自由に使えるお金から少しずつ積立投信を

  投資信託を活用しての資産運用ですが、ご質問者は20代後半とまだ運用する時間はたっぷりある半面、結婚、子育て、マイホームの購入、場合によっては転職や起業などなど、公的年金を受け取ることができる65歳までさまざまなライフイベントがあると思われます。

このため、リスクをとって積極的に資産運用をできる年代でもありますが、今後のライフイベントなどを考慮すると、保有している貯金、現在の積立(財形預金、定期預金)はそのまま継続して着実に預貯金を増やしていくべきです。

具体的には、自由に使えるお金の中から少しずつ投資信託を積立で投資することをお勧めします。積立で投資信託を買い付けていく利点は、時間分散が活用できることです。毎月一定の金額で投資信託を買い付けるため、価格が高いときは少なく、価格が安いときにはたくさんの量が購入できます。そのため平均取得単価を抑える効果が期待でき、収益を上げるチャンスが増えることになるのです。

  手数料が抑えられるネット証券が便利

  もうひとつ資産運用に関して大切なのは、さまざまな資産に分散投資を行い、価格の変動を抑えることです。国内外の株式や債券などに分散投資を行うことが基本になりますが、ご質問者の場合は投資信託への投資が初めてであることから、最初から大上段に構えて分散投資を行わなくてもよいと思います。

  投資に回すことができる月々の余裕資金は10万円程度とありますが、慣れるまでは毎月1~2万円程度、かつ、一つあるいは二つくらいの資産クラスに積み立てていくとよいでしょう。

  わかりやすさに重点をおくなら日本株の投資信託となります。現在の資産が円だけなので、外国株の投資信託でもよいでしょう。ご質問者が興味のあるものから始め、慣れてきたら投資額を増やすとともに、資産クラスも増やして、最終的には国内外の株式、債券への投資にもっていかれるとよいはずです。

  近年では銀行も投資信託の扱いを充実させていますが、証券会社のほうが投資信託の取扱数などは、より充実しています。また、投資信託を買い付ける際には購入時手数料がかかりますが、証券会社、なかでもインターネット証券大手では購入時手数料がかからない「ノーロードファンド」の扱い数が多くなっているので、始めるならインターネット証券大手がよいでしょう。

  買い付けていく投資信託は、日経平均株価などの指数に連動するインデックスファンドから始められるとよいでしょう。まだお若いのですから、資産形成の時間はたっぷりあります。慌てる必要はありませんので、少額から徐々に始めていくことだけは忘れないでください。はじめから思い切って、清水の舞台から飛び降りる必要はありません。
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 【構想日本】から以下の 静岡県で9年連続の事業仕分け (“ふじのくに” 士民協働 事業レビュー)に関するご紹介メールがありましたので、ご参考までに掲載させていただきます。
◇――――――――――――――――――――――――――――――――
   『自分ごと化会議』in 静岡県
         「“ふじのくに” 士民協働 事業レビュー」開催 
                     9月16日(土)、17日(日)

――――――――――――――――――――――――――――――――◇
★ 「“ふじのくに” 士民協働 事業レビュー」の特徴★
1.9年連続の事業仕分け。無作為に選んだ県民が評価を行う「県民評価者方式」は7年連続。
2.これまで静岡県全人口の約1%にあたる3万7千人の県民に、県民評価者の募集案内を送付。その中で約2千人が県民評価者として応募。
3.静岡県は従来から若者の参加に力を入れており、今年度は高校生を含む29歳以下の県民評価者が、全体の3割を占める(今年度、参加する325名の県民評価者のうち、29歳以下は99名)。
  最近、メディアや他自治体からの傍聴が増えています。
  静岡県の取組みは、他の自治体での住民参加、行政評価のモデルになるものです。
  自治体行政や地方議会に ??? という方はぜひご参加ください。
    ― 『自分ごと化会議』in 静岡県 開催概要 ― 
【名 称】   静岡県“ふじのくに”士民協働事業レビュー
【日 時】   1日目: 9月16日(土) 10:15 ~16:20
        2日目: 9月17日(日) 10:15~ 16:20
【会 場】   静岡県庁別館 (静岡市葵区追手町9番6号)
    ※会場ついてのお問い合せは
          静岡県経営管理部職員局行政経営課まで(054-221-2912)
【対 象】   8事業
【共 催】   静岡県、ふじのくにづくり学生研究会、特定非営利活動法人静岡時代
【協 力】   構想日本
【実施体制】  2班体制
          1班(1会場)あたり 
          コーディネーター(構想日本) 1名
          専門委員 5名、県民評価者 70名程度             
      ☆専門委員は、議論に参加し県民評価者が評価をするための論点を浮き彫りにします。
      ☆県民評価者は、専門委員の議論を聞いたうえで評価を行います。
●対象事業(8事業)
 ▼1日目
  1班:「緊急地震・津波対策等交付金」「学校支援地域本部等推進事業」
  2班:「国内誘客推進事業費」「不妊・不育総合支援事業」
 ▼2日目
  1班:「地域企業人材確保事業費」「ふじのくにに住みかえる事業費、UIJターン地方就職支援事業費」
  2班:「新規産業立地事業費助成、地域産業立地事業費助成」「地域商業パワーアップ事業費助成」
●構想日本仕分け人チーム
  第1班 
  コーディネーター:伊藤 伸(構想日本) 
  専門委員(1日目):宮崎 稔(学校と地域の融合教育研究会 会長)、小村雄大(会社員、元内閣府参事官)
  専門委員(2日目):浜田敬子(Business Insider Japan統括編集長)、上田博和(一般財団法人 日本政策学校 理事長)
  第2班 
  コーディネーター:熊谷 哲(笹川スポーツ財団主席研究員)
  専門委員(1日目):山中光茂(医師、前松阪市長)、デービッド・アドキンソン(株式会社小西美術工藝社 代表取締役社長)
  専門委員(2日目):丸山 進((株)国際社会経済研究所 特別研究主幹、元経済産業省大臣官房政策評価審議官)、荒井英明(厚木市産業振興部長)
 詳細は以下からご覧いただけます(静岡県ホームページ)。
 https://www.pref.shizuoka.jp/soumu/so-030a/jigyoureview2017.html
 お問い合せ:構想日本 伊藤/田中/永由 TEL:03-5275-5607、email : shiwake@kosonippon.org
【自分ごと化会議】とは、日本では政治や行政は自分から遠い「他人事」になっています。しかし「他人事」になりっぱなしにすると、無駄な行政や財政赤字が拡大したり、政治が社会の変化に遅れるなど、最終的にそのツケは私たち住民、国民に返ってきます。だから政治や行政を自分たちの周りのことから考え、話し合い、「自分事」にしていこう。そのための具体的な方法が、住民協議会や事業仕分け(静岡の場合は“ふじのくに” 士民協働 事業レビュー)で、【自分ごと化会議】とはそれらをひっくるめた呼び名です。
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毎日新聞2017年9月12日 地方版
ご参考URL=https://mainichi.jp/articles/20170912/ddl/k31/040/593000c
歴史大河ドラマを推進する会 .
   鳥取舞台のドラマを 選考会で推進2テーマ決定 /鳥取

  大 河 は 「 澤 田 家 」  朝 ド ラ は 「 碧 川 か た 」

 「鳥取県を舞台に! 歴史大河ドラマを推進する会」は10日、鳥取市尚徳町の県立図書館で第1回候補選考会を開いた。参加者78人による投票の結果、長編の歴史大河ドラマ候補に岩美町ゆかりの「三愛のクニへ~澤田節蔵・廉三と美喜」▽朝の連続ドラマ候補に鳥取市ゆかりの「赤とんぼの母~碧川かたの生涯」を選び、実現に向けて活動することを決めた。
 
 同会は、歴史的なテレビドラマ放映で鳥取県の良さをPRしようと、今年3月に発足した民間団体。ドラマ化できそうな五つのテーマを設定し、県外から黒田官兵衛や山中鹿介の顕彰団体を招いて講演会を開き、作家・松本薫さんの助言も得て研究を深めてきた。

 選考会は県社会福祉協議会・とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」の共催。投票に先立ち、顕彰団体の代表や郷土史研究家らが、五つのテーマそれぞれの舞台となる地域や魅力的な登場人物、ストーリー構成、ドラマにする意義などをアピールした。

 今後はチラシやポスターを作るなどドラマ化の機運を高める活動や、各放送局への要請をする。来年度も新たなテーマを募り、今回の選考会では選ばれなかったテーマも含めて検討するとしている。【松本博子】
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AERA dot.出版News/ご参考URL=https://dot.asahi.com/webdoku/2017091400086.html
   「 叱 ら れ て も ど こ か う れ し い 」  
              9 2 歳 ・ 現 役  料 理 研 究 家 の
                      言 葉 が 腹 落 ち す る ワ ケ


 「人生80年」時代に入り、人はいったい何歳まで現役でいるのか。 「人手不足」や将来の「年金受給」の問題で、老人になってもなかなか引退させてもらえないというのが、今の日本の現状かもしれません。

 92歳の現役料理研究家、桧山タミさん。料理教室を開いてから60年近くが経ちます。「人生100年」を実践していますが、著作『いのち愛しむ、人生キッチン』の中には、"台所好きの食いしんぼう" を自認する先生が、台所で見つけた"幸福術"が散りばめられています。

 西欧料理の講師としてそのキャリアは始まりましたが、46歳の時に伝統的な「日本の家庭料理」の指導へと方向変換。まわりの料理関係者が相次いで病に倒れたり、世界各地へ食の旅に出かけて「自分の生きる土地に合ったものを食べる」大切さを知ったりしたことがきっかけでした。生徒は激減したそうですが、信念をもって「健やかなからだをつくるための家庭料理こそ自分が心から伝えたい料理の道」と決意したのです。

 タミ先生の料理教室は生徒から「人生塾」とひそかに名づけられているそう。20代から70代までの生徒がおり、40年50年と教室に通いつづける人も。「ときどき、背を向けているタミ先生から『あら、まな板の音がヘン。切り方が違うよ』と声が飛んできます(笑)。手順通りにしていても、心ここにあらずで包丁を握っていると、『あなた、今日は料理をしていない』とぴしゃりと正され、背筋がしゃんとします」とのこと。そして「叱られたのにどこかうれしいのは、タミ先生の言葉に温かな『ほんとう』があるから」だといいます。料理の技術だけではない先生の考え方、生き方そのものを学びたいと毎日のように、塾生が集まってくるのです。

 本書にはそんな先生の人生訓、養生訓が満載。「家庭料理は『買えない味』」という項には、「外食やお惣菜が続くと、栄養は足りていても、胃に疲れがたまり、それが心の欲求不満にもなりますよ」と言います。でも、日々ごちそうを作る必要はないとも。日常の食事は、「さっとつくれるごはん」でよく、「『そんなにごちそうばっかりつくらんでもよかよ』とわたしはいつも生徒さんたちに言ってます」とのこと。そして「主食のごはんと汁もの、それに旬のおかずが1皿か2皿あればいいじゃない」と。やはり、時代は一汁一菜なのかもしれません。この本を読むと、先生から直接話しかけられ、自分も塾生の一員になったような気持ちになります。

 あとがきには、女性はもともと強く、男性はもともとやさしい。だから「やさしさを学ぶために女性は生まれてきた」という言葉も。おいしそうなレシピの数々や「キッチンの人生相談室」もおすすめ。生涯現役っていいなと感じる一冊です。(AERA / 記事提供:BOOK STAND)
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宮崎日日新聞ドリームニュース2017/09/14 09:30
URL=http://www.the-miyanichi.co.jp/special/dreamNews/detailep.php?id=0000160021

  いやし健康増進住宅研究会(運営:日菱企画株式会社 所在:東京都港区)では、第4回医・食住健康フォーラムに参画し、無事開催されました。その内容を以下にご報告いたします。

  いやし健康増進住宅研究会は、9月6日に開催された第4回医・食住健康フォーラム開催に参画いたしました。本フォーラムは、食生活と住環境を改革し医者要らずの健康長寿社会実現を目的とし、「~住宅ビジネス大転換の時代を「健康」で勝ち抜く!~」をテーマに、健康分野のトップリーダー3名をお招きし最新情報の講演、パネルディスカッションが行われ、全国から住宅会社社長、社員様を中心に約110名が御来場されました。

・ 保健学博士 菅原 明子先生講演
   保健学博士で食育の専門家でありながら科学者として住環境の重要性を提唱されておられる菅原明子先生より還元型の暮らしを実現するために必要な住まいについてお教えいただきました。
   「健康は還元型(抗酸化)の暮らしによりもたらされること。それにはマイナスイオン住宅が必須であり、健康の一番の近道であること。そしてそのような暮らしは、五感が働き、感性豊かな暮らしにつながる」をお伝えいただきました。

 ・(株)タニタヘルスリンク代表取締役社長 丹羽 隆史様講演
次に、「タニタ食堂」で一世を風靡された、健康経営の第一人者である(株)タニタヘルスリンク丹羽隆史社長様には、「日本社会は生涯現役社会へ移行しなければなりませんが、そのために何よりも健康を増進することが必須であること。そして、健康は各自の意識を変えることが必要だが、企業が率先してそれを行わなければならないこと。すなわち「健康経営」が必要であり、その健康経営の必要性と実践方法」について教えていただきました。

・ ホスピタルデザイン研究会会長 戸倉 蓉子様講演
看護師と一級建築士の資格を持たれ、人を元気にするデザインを提唱されているホスピタルデザイン研究会会長 戸倉 蓉子様からは、「デザインが暮らしにどれだけ重要な影響を与えているかについて、具体的実践事例からご紹介いただき、「いくつになっても自分らしく暮らせる社会」、そして21世紀型工務店のあるべき姿として、健康を科学的に充足させた住まい(ハード)に、魂を躍動させるデザイン(ソフト)を両立させることが必要であること」をお話いただきました。

・ パネルディスカッションにおいては、WEB活用や情報の重要性、そして健康への取組みが一過性のブームにならないための秘訣など、また、人らしく過ごすために必要な静けさの要素についてなど、様々な意見やアドバイスを頂き、結果として、世の中の住環境を酸化型から還元型に変えていくことが健康社会実現の大きな近道になること。そのために住環境を改善する重要性について明らかになりました。

  そして、最後には(一社)住環境改善推進協議会長井克之理事長より、住宅の取り巻く問題点と、これからの健康住宅には
・温熱性能を高める・自然素材を使う・抗酸化環境をつくる・健康快適な設計に基づく の4つの要素を最重要視しなければならないことを学びました。
私たちも、健康にさらに熱意を持って取り組む大きな契機にすることができました。

● 「医・食住健康フォーラム」ご参加者様の声
「住が大切である事を再認識させられました。」
「女性の感性を活かすことが健康の近道と実感しました。」
「病気にならない家づくり、これからも提案していきます。」
「改めて健康と住宅の関係性がよくわかり、しっかり住宅購入者に伝えていきます。」
といった声を頂きました。

●  医・食住健康フォーラム開催概要
・開催日 2017年9月6日(水) 11:00~17:00
・開催地 主婦会館プラザエフ カトレアホール
・参加者 主に工務店経営者、幹部社員
・開催概要は以下にアップしております。
 http://iyashironosumai.com/ishokujyu

● いやし健康増進住宅研究会 について
住環境を改善し健康を推進するための工務店ネットワークとして2002年設立。主に空気環境を中心に土地環境改善から電磁波対策まで様々な住環境改善技術を開発提供することで、より健康配慮された住まいづくりを実践。全国の会員工務店を通じ、累計4500棟ほどの健康快適住宅を提供している。

● お問い合わせ
いやし健康増進住宅研究会/運営:日菱企画株式会社
担当 長井 智史 
所在 東京都港区虎ノ門2-5-4末広ビル4F
電話番号 03-3503-8490     メールアドレス info@iyashironosumai.com

【会社概要】
 ■会社名 日菱企画株式会社 いやし健康増進住宅研究会
 ■代表者 代表取締役 長井 克之
 ■設 立 1977年
 ■資本金 1000万円
 ■所在地 東京都港区虎ノ門2-5-4 末広ビル6F
 ■URL  http://iyashironosumai.com
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健康産業新聞 URL=http://www.kenko-media.com/health_idst/archives/6432

   生 涯 現 役 の カ ギ は 「 社 会 的 に 役 立 つ 」 実 感
           「男性の健康寿命延伸を考えるセミナー」
 大塚製薬主催

  大塚製薬主催「男性の健康寿命を考えるセミナー」が13日、都内で開催され、同社の井上眞常務取締役や経済産業省の江崎禎英商務・サービスグループ政策統括調整官らが講演した。

  同社は、行政と連携協定を結び、生活習慣改善のセミナーや健康相談を全国で実施するなどして、健康増進に向けた取り組みを推進している。井上氏は「身体と心のケアを通して健康寿命の延伸につながるよう今後も社会的役割を果たしてく」と述べた。

  江崎氏は「セルフメディケーションの推進を通して国民の健康寿命延伸を達成することが本来あるべき医療費・介護費の実現につながる」と語った。また、男性の1割が80歳を過ぎても自立しているという調査結果を紹介。

  自立している人の多くは、「60歳を過ぎても社会的に役立っている」などの実感があるといい、「役割を持ち続け、充実した生き方をすること」が生涯現役社会の実現につながるとの見解を示した。
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高知新聞ニュース/2017.09.17 08:30
ご参考URL=http://www.kochinews.co.jp/article/126030/

   あす「敬老の日」 趣味に仕事に現役万歳 80代充実の日々
 現役バリバリの社長さんも、新たな楽しみを見つけ熱中する元先生も、充実の今を生きている。 「生涯現役よ」「簡単には死なん」。ますます意気軒高な笑い声が響く、あす18日は「敬老の日」。

    鉄加工を生きがいに 南国市の徳弘信喜さん(87)
 パチバチ、バチ。レーザーが鉄の板を焼き切る音が響く。高知県南国市廿枝の徳弘鉄工所。「よし、今度はうまくいった」。87歳の現役社長、徳弘信喜さんにとって、愛機を操り思い通りに加工できた瞬間が至福の時だ。

 会社勤めを経て、1965年ごろに自動車修理工場を立ち上げ独立。しばらくして鉄工所に業態を変えた。

 15年ほどは農機具メーカーの下請けで溶接を主体にしていたが、他の工場が突然キャンセルしたパンチプレス機を、業者に頼まれて購入。これを機に工場の機械化を進め、県内では珍しかったレーザー加工機もいち早く導入した。

 「当時はなんぼでも仕事があった」。昼は工場、夜は部屋で機械のデータを打ち込む生活だった。妻の陽子さん(80)は「働く一方やった。この人の趣味は仕事」と言い切る。

 その姿勢はずっと変わらない。工場を夫婦で切り盛りするようになった今も毎日午前9時から午後5時まで工場で過ごす。依頼が途切れず舞い込むからだ。

 信喜さんが「ありがたいことに、おんちゃんがやめたら困ると言うてくれる人がおる。生涯、現役よ」と言えば、「人の役に立つのが今の生きがいやね」と陽子さん。息ぴったりの2人。

 ただ、陽子さんには心配事もある。信喜さんが80歳を前に始めたモーターパラグライダーだ。「仕事がない時はすぐ飛びに行く。仕事を入れちょかないかん」。夫婦漫才のようなやりとりは止まらない。

    独学で折り鶴“名人”高知市の成岡和陽さん(81) 
 大きな手から生み出される繊細な折り鶴―。16羽の鶴が編隊を組んで飛ぶような作品を作ったのは、高知市介良の“名人”成岡和陽(かずはる)さん(81)。全てがつながっていて、1枚の紙で折り上げる。「連鶴はつなぎかたで全く違う作品になるし、奥が深い。他に目が向かん」と、工夫を凝らした鶴作りに夢中だ。

 成岡さんは5年ほど前、「ぼけ防止に」と造花や船の模型などを作り始めたが、すぐに「作ったものを置く場所がのうなった」。そんな時、妻の道子さん(73)がたまたまもらってきたつながった折り鶴が目にとまった。すぐに分解し、折り方を研究。「これならできる」と、独学で折り鶴の世界に踏み込んだ。

 どこがどうつながるのか混乱しがちだが、元高校数学教師で図形に強い成岡さんにはお手のもの。「鶴のどこをつなげるか図面にし、思いついたのをすっと作ります」と笑う。

 1年余りで千個以上を折り、「高知平和美術展」にも出展するほどの腕前になった。16羽の折り鶴がつながった「十六文字」や親鶴の尾に子鶴がついた「村雲」などを展示した。

 「手は大きいし、指も短いから器用じゃない」という成岡さん。「誰かにポッと鶴をあげて、喜ばれたらそれでえい」と、ポケットにはいつも折り鶴を入れている。「鶴は千年」と縁起のいい鳥。「まだまだやりたいことあるき、簡単には死なん」と元気に笑った。

    県内の明治生まれ35人 100歳以上は658人
 高知県内の100歳以上の人は年々増え、658人(9月5日現在)。このうち1912年7月30日以前に誕生した「明治生まれ」の人は35人で、昨年から47人減った。

 今年105歳になった人の一部と、106歳以上の人たちが該当する。高知新聞が各市町村に問い合わせたところ、明治生まれの人は16市町におり、内訳は男性3人、女性32人。昨年から男性は3人、女性は44人減った。

 元号が明治から大正に変わった1912年。2年後の14年には第1次世界大戦が始まり、太平洋戦争の終戦を30代で迎えるなど、明治生まれの人たちは激動の時代を生きた。

 100歳以上の人は「百寿者」、105歳以上の人は「超百寿者」と呼ばれる。介護なしに自立して暮らす「健康寿命」を長く維持している人が多いことが近年分かり、健康長寿のモデルとして研究も進んでいる。

 県内最高齢は1908(明治41)年生まれの山本忠子さん(108)=高岡郡佐川町。10月には109歳の誕生日を迎える。
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徳島新聞Web  2017/9/18 10:11
URL http://www.topics.or.jp/localNews/news/2017/09/2017_1505697167504.html

   「 敬 老 の 日 」
     ス ポ ー ツ に 趣 味 に 生 涯 現 役  尽 き ぬ 情 熱


 18日は敬老の日。高齢になっても、生涯現役と言わんばかりにスポーツや趣味に情熱を燃やし続ける人たちがいる。

 ◆ 児童にサッカー指導 安崎敦彦さん(83) 吉野川市

 吉野川市の山川少年サッカークラブの監督を長年続ける安崎敦彦さん(83)=同市山川町翁喜台=は、試合や練習に励む選手一人一人を優しく見守っている。「サッカーを通じて子どもたちが成長する姿を見るのが何よりうれしい」と、真っ黒に日焼けした顔をほころばせる。

 サッカーと関わり始めたのは、会社員だった35年以上前。地元の山瀬小学校にサッカークラブが発足し、長男が入部したのを機にコーチ就任を求められた。無縁のスポーツだったが「ストレッチくらいなら手伝える」と請け合った。

 間もなく初代監督が辞め、安崎さんに白羽の矢が立った。サッカーが日本ではマイナーだった1980年代。指導法を紹介した映像や専門書は少なかった。仕事と指導の合間を縫って強豪チームの試合を見学し、テクニックや戦術を学んだ。

 国体出場経験のあるコーチも加わり、チームは急成長。93年のJリーグ発足でサッカー人気が高まり、スタート時は十数人だった選手は一時80人ほどに膨れ上がった。県大会優勝や全国大会出場も成し遂げ、強豪として名を知られるようになった。

 今は、技術指導は後進に任せ、大会運営や各種会合への出席などの対外的な業務を担う。それでも試合では会場に駆け付け、負けたときは精神面のフォローを心掛ける。

 「サッカーの素人だった自分が長年続けてこられたのも周囲の支えがあったからこそ。これからも多くの人たちとの交流を大切にしたい」。

 ◆ 「看板娘」元気に接客 網干シナエさん(87) 牟岐町

 「最近仕事の調子はどうなん」「お子さんは元気にしとるん」。牟岐町中村の居酒屋「英(はなぶさ)」で、従業員の網干(あぼし)シナエさん(87)=同町灘=が愛想よく客に話し掛ける。店内を歩き回り、年齢を感じさせない元気な接客で常連の人気者。現役の看板娘だ。

 長年、主婦として漁師の夫を支えてきたが、約30年前に次男の洋介さん(65)が居酒屋を始めたのをきっかけに、従業員として働き始めた。店では焼き物や煮物を作ったり、料理を運んだりしている。週1回の定休日以外は毎日出勤する。

 店内を見回すと、折り紙細工や手まり、手編みの小物などが飾られている。にぎやかな装飾は全て網干さんの手作りだ。約50年前から趣味で小物を作り始め、動物の人形や草花を模した折り紙など、作品はこれまでに千点を超える。

 店が忙しくない日は客席で裁縫や折り紙をする。常連客の子どもから「ばあば、作り方教えて」と言われ、一緒に作ることも。出来上がった小物はプレゼントする。「かわいい」「また作って」と喜んでくれるのがうれしい。

 創作意欲は衰えず、休日も没頭することがある。「糸を通す針の穴が見えるうちは、ずっと続けていきたいねえ」

 これまで作品を外に出したことはなかったが、知り合いの町立図書館職員から勧められ、来年6月に同館で初の個展を開くことになった。照れくさそうに「今がとっても楽しい」と笑顔を見せた。
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 一昨9/17日付の日経新聞「風見鶏」欄(ご参考URL=https://www.nikkei.com/article/DGKKZO21230980X10C17A9EA3000/)で以下「官と民 どちらが機関車か?」という論旨(大石 格論説委員)を見付けた。その論旨には国民の一人として、無関心では済まされぬ日本社会の窮状放置があるような気がする。だから、それを無視することなく、この際ぜひともご一緒に考えたいと思う。
 というのは、『生涯現役プロデューサー』仮登録皆様のお立場から、『生涯現役社会創り』の本来あるべき姿も、民>官 なのか 、それとも官>民なのかの、一体どちらに主導性が存在する方が、より高度な経済効果を日本全体に波及できるのか、冷静に判断していただきたい故だ。
 つまり、これから皆様ご自身が主体的な実践行動で、どちらの選択肢を選ぶべきか、当然ながら存分に熟慮された上での、自信ある行動を採っていただけないと、本物の『生涯現役社会プラットフォーム』は達成できないと確信できるからだ。
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(風見鶏)官と民、どちらが機関車か

 半ドンを今風に言やプレミアム――。
 少し前、毎日新聞の川柳欄にこんな投稿が載っていた。安倍晋三首相の肝煎りと銘を打ったわりに、さっぱり盛り上がらないプレミアムフライデーをからかった一句である。
 安倍政権は賃上げその他いろいろなことで音頭を取りたがる。水戸黄門や大岡越前といった庶民の味方を気取っているのかもしれないが、官が民にやたらと口出しするのは褒められたことではない。
 他方、日本には長いものに巻かれろ的な考えが根強くあり、政府が動かないとものごとが進んでいかないのも事実である。
 冒頭で触れた半ドンは、明治時代の初めに官公庁が土曜半休になったことで、民間にも広まった。江戸時代には土曜半休どころか、ほぼ休みもなく働いていた商家の奉公人らにとってはお上さまさまだったに違いない。
 その半ドンが全ドン、すなわち週休2日制に移行するのは民間の方が早かった。先駆けとなったのは松下電器(現パナソニック)である。経営の神様、松下幸之助氏が「日本の扉を開ける」と宣言し、欧米流の勤務体制を導入したのは1965年のことだ。
 国家公務員は81年に4週5休、88年に4週6休になった。鈴木善幸首相や中曽根康弘首相が行政改革に取り組んでいた時期で、公務員は何かにつけて月給泥棒呼ばわりされていた。
 「公務員も民間並みに休むのは許されるべきだ」
 当時の日経新聞の社説を読み返すとそう書いてあった。ただし、「とかく批判されがちな勤務ぶりを改めてもらわなければならない」との条件付きだ。官はおそるおそる民の後ろをついていく感じだった。
 世論を最も二分したのが土曜閉庁の是非だ。当時はサラリーマンが平日に会社を休むことなど考えられず、住民票を取るにしても、土曜に役所に行くことが多かった。よりによってその日が閉庁かよ、という反発は大きかった。
 土曜閉庁を進めるため、政府がひねり出したのが、「官が進めば民間の休日増にも側面援助になる」という理屈だ。高鳥修総務庁長官のそんな言い分をうのみにして記事を書いたのを覚えている。
 土曜閉庁は89年1月に始まった。すでに決まっていた銀行など金融機関の土曜休業スタートより1カ月早かった。高鳥氏は「準備が間に合わない」と渋る各省庁の尻をたたいて、官先行にこだわった。
 官が民を引っ張る機関車役を務めるという構図を印象付けて、土曜閉庁批判をかわそうとしたのだ。
 先日、政府は公務員の定年を原則60歳から65歳に引き上げる方針を明らかにした。現在はいったん退職し、65歳まで働きたい職員は再任用する仕組みだ。
 厚生労働省の高年齢者雇用状況調査によると、すでに民間企業の14.9%が定年を65歳に引き上げたそうだ。そうした民間の動向を踏まえれば、拙速ではないというのが政府高官の説明だが、果たしてうのみにしてよいものかどうか。
 民間で65歳定年が増えだしたのは、少子高齢化に伴う労働力不足で、新入社員がなかなか入ってこないからだ。できれば若い社員で充足したいというのが多くの企業の本音だろう。
 長年の仕組みを変えるには官民の協力が重要であり、どちらか一方があまり張り切りすぎるとかえってうまくいかないものだ。
 安倍政権は独りよがりになっていないか。公務員の定年延長問題を注視していれば、官民関係のいまが見えてくるだろう。(編集委員 大石格)
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    編集長コラム:  オ ル タ ナ の 存 在 意 義 と は

  9月29日に発売される次号でちょうど「創刊50号」になります。前々号(3月末発売)は創刊10周年記念号で、いろんな節目が足早にやって来る感じです。ここまで無事にやって来られたのも読者や社内外の筆者の皆さま、関係先の皆さまのお陰であり、改めて心から御礼を申し上げます。

  いま、巷ではSDGs(持続可能な開発目標)の話題が少しずつ広がっています。先日は「ピコ太郎」さんがキャンペーンに参加したり、吉本興業の芸人さんたちがSDGsのイベントに出たりの話題が続いています。

  そんななか、ある企業経営者の方からメールを頂きました。アジアやアフリカで環境保全のために奔走しておられる、真の社会企業家です。その一部を紹介させて頂きます。

  「SDGs騒ぎはおめでたいです。大半が税金・寄付などを当てにしての無責任さです。ご自分の懐も痛まず、責任も負わされません。気楽な啓発です。森さんは、こうした無責任な団体、連中とは違うはずです。違ってもらわねば、森さんの存在理由はありません」

  「本当に、過酷な生活を強いられている人々の事を想って頂けるはずです。国連や寄付で活動する団体に頼らずとも、我が国の国際協力の関係者が、その気になれば、世界から『置き去りにされる人々』も難民も出さずに済みます」

  「SDGsと騒ぐ人に問いたいです。『貴方はどんな自己犠牲を払い、SDGsに臨むのか?』と、皆さんの楽しそうな囃し過ぎは目に余ります。森さんなら、ご理解頂けるでしょう。頑張って下さい。根性を出してください。平和ボケ連中に活を入れてください」(引用終わり)

  このメールを読み、喉元に鋭いナイフを突きつけられた思いがしました。まさに、私やオルタナの存在意義が問われていると受け止めました。

  50号を出すにあたって、改めて考えました。オルタナの存在意義は、「ビジネスを通じて社会課題を解決する」ことです。企業やNGO/NPOの事例を積極的に報道し、その価値観を社会に広く伝えることです。

  そこで、雑誌のサブタイトル(表紙ご参照)も、今号から「ビジネスを通じて社会課題を解決する」と変えることにしました。

  まだまだ小さな雑誌であり、社会的影響力も大きくないですが、100号、200号に向けて、そして創刊20年、30年に向けて、この存在意義は守り抜きたい所存です。

  SDGsの本意は「アウトサイド・イン」(社会的課題を起点にしたビジネス創出)」です。国連も、ビジネスの力に期待しています。お祭り騒ぎといっても、SDGsの存在すら知らない人たちもたくさんいます。

  まずは知ること。その次は、動くこと。それが大事です。そのために、オルタナはまず読者や社会に「知ってもらう」ための努力を続けていきます。

  オルタナの存在意義(パーパス):ビジネスを通じて社会課題を解決する
  オルタナの使命(ミッション、創刊時に掲げたものを一部修正)
 1)サステナビリティ(持続可能性)やCSR(企業の社会的責任・社会対応力)、  
  環境など、持続可能な価値観で動く企業や社会の動きを積極的に報道する。
 2)こうした企業と連携し、コミュニティをつくり、相互交流を図る。
 3)コミュニティの輪を広げ、私たちの社会をより持続可能な存在にする。

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