堀内正範氏編集:「月刊丈風」4月号紹介
2013年4月20日 お仕事**人生90年時代をどう生きるか**************日本長寿社会を推進する**
月 刊 丈 風 じょうふう
******編集人・堀 亜起良 堀内正範******
http://jojin.jp mhori888@ybb.ne.jp
**65歳からの情報誌**************************************************
2013年4月号 5日・清明 20日・穀雨 前月号まで
「大正生れ」の歌 「大正生れ」の歌
「大正生まれ、二等兵の平和思想」『田中角栄-戦後日本の悲しき自画像』大正生まれの平和思想
◎賀寿期5歳層のステージ 長寿時代のサミットを形成する「長命期」(大正生まれ)の人びと
(満年齢) 「長命期」―「米寿期」(85~89)「卆寿期」(90~94)「白寿期」(95~99)
「百寿期」(100~)・人名録 賀寿期5歳層「長命期」a
「還暦期」(61~69歳)~「傘寿期」(80~84歳)・人名録 賀寿期五歳層目次
◎新提言 安倍「成長戦略」に「成熟戦略」を 安倍成長戦略に成熟戦略をaa
◎新情報 安倍所信・施政演説を「高齢者参加」で読む 総理演説を「高齢者参加」で読む
◎「高齢社会対策大綱」を読む5 第2 分野別の基本施策 高齢社会対策大綱を読む5
4 生活環境等分野に係る基本的施策
◎しくみ 日本高齢社会活動の中心柱 高連協 高齢社会NGO連携協議会(上) 高連協
◎ほん 『東大がつくった 確かな未来視点を持つための 高齢社会の教科書』
東京大学高齢社会総合研究機構編著 検定対策(その1) 東大がつくった教科書
-----------------------------------------------------------------------------------------------------
◎新情報 小規模起業「ナノコーポ・ビジネス」のすすめ 起業情報ナノコーポ4月号
起業情報 [ ナノコーポ・ビジネスのすすめ ]
「ナノnano」は微細、「コーポcorp」は企業。アメリカ生まれの高齢者企業(起業)で、訳せば小規模企業(起業)、ミニミニ企業(起業)となるが、「ナノコーポ」のままでいい。わが国でも高齢期の社会参加の形で広がっている。
*******************************************************************
◎高齢者の就業と起業を考えるシンポジウム
「高活ビズ“ナノコーポ”のすすめ」
(2月14日・女性就業支援センター)から
「ナノコーポ」(小規模起業)は、退職後をいきいきと過ごす「半働半遊」であり、「老後の三大不安」といわれる「健康不安」「経済不安」「孤独不安」をまとめて解消できるのがメリットで、「スマート・エイジング」(賢い加齢)には最良の事業活動です、と判りやすく解説していたのは、村田裕之東北大特任教授。
高齢者の就業と起業を考えるシンポジウム「高活ビズ“ナノコーポ”のすすめ」
(2月14日・女性就業支援センター)の基調講演でのこと。
そのためには、
① 「自分のやりたいことの実現」(自己実現・ライフワーク)であること
② 自分のこれまでのキャリアを活かせること
③ 借入を多くせず自分サイズの事業規模にこだわること
④ それができないならいさぎよくやめること
それができるところが「ナノコーポ」のよさだという。
村田氏は東北大学でエイジングをテーマに、高齢者と若手学生・院生とが学び合う「スマート・エイジング・カレッジ」を成立させている。
講演のあと質問の場があったので、“成長と老化”だけではなく「人生が長くなった時間は「成熟」期と理解して、ナノコーポはそれをめざすべきではないか。「成熟」はどう位置づけるのかを質問した。
「いい質問です」といって応えてくれたのは、加齢は内的成長であり、「時分の花」のあとの老化にも、「まことの花(世阿弥)」があるという位置づけであった。村田氏の「成熟」は成長しつづける「まことの花」(内的成長)であった。
○シンポジウム「高活ビズ“ナノコーポ”のすすめ」
の第二部として、
「ITサポート」(有)ブリッジ社長 古橋俊夫
「愛犬のお散歩屋さん」株式会社JTL社長 古田弘二
「訪問美容『と和』」 小池由貴子
「街のお助け隊」コンシェルジェ代表 青木弘道
コーディネーター ライフデザイン21代表柳沼正秀
で各氏の具体的経験が語られた。
主催 高齢者活動支援協議会
TEL 03-3256-7521 MAIL info@jcasca.org
シニアセカンドキャリア推進協会
TEL 03-6225-2105 MAIL info@sscpa-j.org
********************************************************************
◎高活ビズ起業塾
高齢者による高齢者のための小規模ビジネス
「ナノ・コーポのすすめ」 1~3回
平成24年11月6日(火)、12月11日(火)、平成25年1月22日(火)
会場:港区芝・女性就業支援センター 受講料9000円。定員35人。
高齢者による高齢者のための小規模ビジネスと銘打って、「ナノ・コーポのすすめ」を行なっている高齢者活躍支援協議会については、本誌2012年12月号で紹介した。
人づくり塾「高活ビズ起業塾」
「この講座は、起業についての考え方や計画づくりの知識勉強会ではありません」と断ったうえで、具体的ビジネスモデルとして実経験を持つ講師を招いて講演をおこない、受講者はそれを聞いて、自らの起業の糧とするという頼りになる手法(プランでなくワーク)を提示している。
内容としては、
1「生活支援・充実ビズ」
例:「愛犬のお散歩屋さん」は、愛犬の散歩やしつけ。
例:「街のお助け隊」は商店街の活性化と生活便利屋さん
2「出張・出前ビズ」
例:「訪問美容サービス」は、病気や怪我で美容院に行けない人のための出張美容サービス。
3「知識・スキル活用ビズ」
「ITサポート」は、webサイト構築支援、シニア・パソコン支援など。
などをふくむ6講座であった。
主催 高齢者活動支援協議会
TEL 03-3256-7521 FAX 03-5295-3855
MAIL info@jcasca.org
◎高活ビズ起業塾
高齢者による高齢者のための小規模ビジネス
「ナノ・コーポのすすめ」 第4回
平成25年4月6日(土) 13:00~17:00
会場:港区芝・女性就業支援センター 受講料2500円。定員35人(満員)。
講師は3人。
1 藤井敬三(NPO「シニア大楽」副理事長)氏
2 柴田徇也(NPOライフキャリア総合研究所副理事長)氏
3 岡田之俊(キャリア・ネットワーク(株)代表取締役会長)氏
それぞれ講義40分・質問タイム20分・休憩5分をもうけ、そのあと追加質問を含む3講師とのディスカッション25分。まとめと名刺交換会10分(終わって任意参加の会場外での懇親会を設けるなど仔細な設定。この日は夕刻から台風なみの荒れた天候が予想されて懇親会は中止に)
進行係 高齢者活躍支援協議会理事・柳沼正秀 氏
(ていねいな進行と講師との巧みのない率直なやりとりが会場からの質問を引き出していた)
「シニアの講演デビューを支援する」
藤井敬三(NPO「シニア大楽」副理事長)氏
NPO名のユニークさが出色。まずNPOであることのメリットを説く。シニアの講演デビユーを支援し講師として紹介する「講師紹介センター」活動が中心。500人の講師リストはあらゆるジャンルにわたる。依頼主からセンターが受けて講師に連絡、細目・講師料は講師と依頼主による。ほかにシニア大楽講師による「公開講座」。3分間スピーチによる「ユーモアスピーチの会」など。
活動は多岐にわたる。「シニア発明・発見サロン」、しにあ演芸団「演多亭」、登山教室「山楽カレッジ」、「シニアユーモア川柳サロン」など。
聴衆を笑わせながら笑いの効用を説く。
「定年後の8万時間に挑む」
柴田徇也(NPOライフキャリア総合研究所副理事長)氏
1947年生まれの団塊世代。54歳で退職して、人生後半の8万時間を勤務時間ではなく自由時間としてすごす計画で。
会社の同期と2003年12月に「インターネット葬儀社」を設立。高齢者が多くなり「死」が時流であること。「葬儀」がブラックボックスであること。無料相談・見積もり(入院中)はあり知識は豊富になったが、収益にはつながらず。市川女史のように
ビジネスモデルの本を書いてもうける人はいる。結局、終活から就活へ。
基本料金の内訳、もうかる葬儀社のしくみ、葬儀社の選び方など、質問には的確にコンサルティングしていた。
「人材紹介業(有料職業紹介業)に参加頂く為に」
岡田之俊(キャリア・ネットワーク(株)代表取締役会長)氏
レベルの高い優れた人材(ゴールド・カラー人材)の紹介業。組織と人のベストマッチングが目標。現在、業務委託社員(在宅・出勤)が40人。平均年齢64歳。最高年齢77歳。会長(ご自分)も72歳。定年のない会社として運営。コストは200万円。採用決定で得る手数料は年俸の30%。NET時代を迎えて、成功報酬の人材業界はスピード優先の業界に変貌している。
・・・・・・・・・
講演者3人それぞれの起業へのありようが異なり、会場の人からの質問も多岐にわたった。藤井さんと柴田さんがともに「副理事長」であることに主催者の目のつけどころを指摘した人がいたが、「副」の持つ味わいが会場をなごませていた。藤井氏には3年ほど前に高齢協のセミナーでお会いしたことがあり、今回も講師に誘われたが、なお修業不足ゆえ名簿10年依頼なしを想定して丁重にお断りした。
主催 高齢者活動支援協議会
TEL 03-3256-7521 FAX 03-5295-3855
MAIL info@jcasca.org
「かじワン」
高齢社の家事代行事業
「かじワン」は提供する家事サービスの品質がナンバーワンであることをめざしての名称。「家事代行事業」とは、高齢化が進行するなかで、自宅で自立しながら生活していく上でどうしても必要なサービスがある。そういう普通の家庭で利用でき、喜んでもらえる家事代行業である。
・業務内容 掃除 料理のみ 子ども 介助 料理と子ども
・スタッフ ~60歳 39% 61~70歳 53% 71歳~ 7%
・事業計画
もっとも安い価格で最高のサービスを提供する。スタッフの質の確保と教育。
・経営方針・理念
高齢者に働き場・生きがいを提供できる新しいビジネスモデルを開発し、実践してノウハウを創り上げ、公開し
て世の中に普及させる。
究極的には、お金中心ではなく、人間中心の人間味溢れる企業づくりを目指している。
・かじワンのこだわり
① シニア女性の働く場を創る
② 国民基礎年金だけの女性に月額5万円以上の収入を確保したい
③ 介護保険の財源枯渇により、生活援助サービスが削られている。低料金で「介護保険適用外の生活援助サービス」を提供したい
④ 東京で最もリーズナブルで高品質のサービスを提供したい
⑤ 派遣スタッフの時給は1200円以上を払いたい。可能な限り高い処遇をして、高い意識、意欲を持ち続けてほしい
企画室長 仁木(賢)さんに伺う。
家事代行各社はサービス内容に変わりがないのに割安プランでも普通の家庭で利用するには高い。高齢者人口は増えつづけ、若者が高齢者を支える社会システムはもたなくなる。単身や夫婦のみ世帯も増えつづけている。元気な高齢者が身体的弱者を支える体制が必要である。リーズナブルな条件でしごとができ、収入がえられる事業として「かじワン」は成功している。仁木さんは「わたしたちのノウハウを知っていただいて、多くのかじワンが活動してくれるよう願っています」という。(2013・3・15 記)
高齢社 〒101-0121 東京都千代田区外神田3-6-4 OSビル5F
TEL 03-5296-7823 FAX 03-5295-3811
MAIL niki@koureisha.co.jp
-----------------------------------------------------------------------------------------------------
◎特集「日本長寿社会」のパラダイムシフト(続) 特集パラダイムシフトa
国際的に先行する「日本長寿社会=超高齢社会=三(四)世代多重型社会」を成功モデルに
20世紀後半期の社会 21世紀初頭の社会
・「人生65年時代」 → ・「人生90年時代」(65+25年人生)
・支えられる高齢者 → ・支える側の高齢者・現役シニア・昭和丈人
・「二世代+α型」社会 → ・「三(四)世代多重型」社会
・「成長」力の時代 → ・「成長・成熟・継承」力の時代
・標準家族・一人暮らし高齢者 → ・三世代同居・近居・地域包括ケア
・余生・孫育て → ・自立・参加・ケア・自己実現・尊厳(国連「高齢者五原則」)
・少子・高齢化社会 → ・高齢社会・超高齢社会・長寿社会
・ピラミッド型・瓢箪型人口構造 → ・釣りがね型人口構造
・団塊世代(昭和22~24年生・700万人) → ・平和団塊世代(昭和21~25年生・1000万人)
・青少年期に能力養成 → ・高齢初期(60~65歳)に長寿期知識・技能養成
・生涯学習 → ・地域大学校
・国土の均衡ある発展 → (とともに) ・地域の個性ある発展
◎『「人生90年時代」を生きることば』分載6人民・市民・国民として 『シニア用語事典』分載6
◎本誌制作 三世代(8歳~100歳)年表 人口・流行歌・流行語 三世代年表人口流行語流行歌
〇編集月旦 編集月旦2013年4月号a
◎web「月刊丈風(じょうふう)」:衆口一詞(誌)の拠点として毎月15日にweb版を公開。
編集人・堀亜起良 堀内正範 朝日新聞社社友(元『知恵蔵』編集長) 高連協オピニオン会員
tel & fax 0475-42-5673 〒 299-4301 千葉県長生郡一宮町一宮9340-8
blog らうんじ・茶王樹・南九十九里から http://myhp.ne.jp/chaoju/abo
月 刊 丈 風 じょうふう
******編集人・堀 亜起良 堀内正範******
http://jojin.jp mhori888@ybb.ne.jp
**65歳からの情報誌**************************************************
2013年4月号 5日・清明 20日・穀雨 前月号まで
「大正生れ」の歌 「大正生れ」の歌
「大正生まれ、二等兵の平和思想」『田中角栄-戦後日本の悲しき自画像』大正生まれの平和思想
◎賀寿期5歳層のステージ 長寿時代のサミットを形成する「長命期」(大正生まれ)の人びと
(満年齢) 「長命期」―「米寿期」(85~89)「卆寿期」(90~94)「白寿期」(95~99)
「百寿期」(100~)・人名録 賀寿期5歳層「長命期」a
「還暦期」(61~69歳)~「傘寿期」(80~84歳)・人名録 賀寿期五歳層目次
◎新提言 安倍「成長戦略」に「成熟戦略」を 安倍成長戦略に成熟戦略をaa
◎新情報 安倍所信・施政演説を「高齢者参加」で読む 総理演説を「高齢者参加」で読む
◎「高齢社会対策大綱」を読む5 第2 分野別の基本施策 高齢社会対策大綱を読む5
4 生活環境等分野に係る基本的施策
◎しくみ 日本高齢社会活動の中心柱 高連協 高齢社会NGO連携協議会(上) 高連協
◎ほん 『東大がつくった 確かな未来視点を持つための 高齢社会の教科書』
東京大学高齢社会総合研究機構編著 検定対策(その1) 東大がつくった教科書
-----------------------------------------------------------------------------------------------------
◎新情報 小規模起業「ナノコーポ・ビジネス」のすすめ 起業情報ナノコーポ4月号
起業情報 [ ナノコーポ・ビジネスのすすめ ]
「ナノnano」は微細、「コーポcorp」は企業。アメリカ生まれの高齢者企業(起業)で、訳せば小規模企業(起業)、ミニミニ企業(起業)となるが、「ナノコーポ」のままでいい。わが国でも高齢期の社会参加の形で広がっている。
*******************************************************************
◎高齢者の就業と起業を考えるシンポジウム
「高活ビズ“ナノコーポ”のすすめ」
(2月14日・女性就業支援センター)から
「ナノコーポ」(小規模起業)は、退職後をいきいきと過ごす「半働半遊」であり、「老後の三大不安」といわれる「健康不安」「経済不安」「孤独不安」をまとめて解消できるのがメリットで、「スマート・エイジング」(賢い加齢)には最良の事業活動です、と判りやすく解説していたのは、村田裕之東北大特任教授。
高齢者の就業と起業を考えるシンポジウム「高活ビズ“ナノコーポ”のすすめ」
(2月14日・女性就業支援センター)の基調講演でのこと。
そのためには、
① 「自分のやりたいことの実現」(自己実現・ライフワーク)であること
② 自分のこれまでのキャリアを活かせること
③ 借入を多くせず自分サイズの事業規模にこだわること
④ それができないならいさぎよくやめること
それができるところが「ナノコーポ」のよさだという。
村田氏は東北大学でエイジングをテーマに、高齢者と若手学生・院生とが学び合う「スマート・エイジング・カレッジ」を成立させている。
講演のあと質問の場があったので、“成長と老化”だけではなく「人生が長くなった時間は「成熟」期と理解して、ナノコーポはそれをめざすべきではないか。「成熟」はどう位置づけるのかを質問した。
「いい質問です」といって応えてくれたのは、加齢は内的成長であり、「時分の花」のあとの老化にも、「まことの花(世阿弥)」があるという位置づけであった。村田氏の「成熟」は成長しつづける「まことの花」(内的成長)であった。
○シンポジウム「高活ビズ“ナノコーポ”のすすめ」
の第二部として、
「ITサポート」(有)ブリッジ社長 古橋俊夫
「愛犬のお散歩屋さん」株式会社JTL社長 古田弘二
「訪問美容『と和』」 小池由貴子
「街のお助け隊」コンシェルジェ代表 青木弘道
コーディネーター ライフデザイン21代表柳沼正秀
で各氏の具体的経験が語られた。
主催 高齢者活動支援協議会
TEL 03-3256-7521 MAIL info@jcasca.org
シニアセカンドキャリア推進協会
TEL 03-6225-2105 MAIL info@sscpa-j.org
********************************************************************
◎高活ビズ起業塾
高齢者による高齢者のための小規模ビジネス
「ナノ・コーポのすすめ」 1~3回
平成24年11月6日(火)、12月11日(火)、平成25年1月22日(火)
会場:港区芝・女性就業支援センター 受講料9000円。定員35人。
高齢者による高齢者のための小規模ビジネスと銘打って、「ナノ・コーポのすすめ」を行なっている高齢者活躍支援協議会については、本誌2012年12月号で紹介した。
人づくり塾「高活ビズ起業塾」
「この講座は、起業についての考え方や計画づくりの知識勉強会ではありません」と断ったうえで、具体的ビジネスモデルとして実経験を持つ講師を招いて講演をおこない、受講者はそれを聞いて、自らの起業の糧とするという頼りになる手法(プランでなくワーク)を提示している。
内容としては、
1「生活支援・充実ビズ」
例:「愛犬のお散歩屋さん」は、愛犬の散歩やしつけ。
例:「街のお助け隊」は商店街の活性化と生活便利屋さん
2「出張・出前ビズ」
例:「訪問美容サービス」は、病気や怪我で美容院に行けない人のための出張美容サービス。
3「知識・スキル活用ビズ」
「ITサポート」は、webサイト構築支援、シニア・パソコン支援など。
などをふくむ6講座であった。
主催 高齢者活動支援協議会
TEL 03-3256-7521 FAX 03-5295-3855
MAIL info@jcasca.org
◎高活ビズ起業塾
高齢者による高齢者のための小規模ビジネス
「ナノ・コーポのすすめ」 第4回
平成25年4月6日(土) 13:00~17:00
会場:港区芝・女性就業支援センター 受講料2500円。定員35人(満員)。
講師は3人。
1 藤井敬三(NPO「シニア大楽」副理事長)氏
2 柴田徇也(NPOライフキャリア総合研究所副理事長)氏
3 岡田之俊(キャリア・ネットワーク(株)代表取締役会長)氏
それぞれ講義40分・質問タイム20分・休憩5分をもうけ、そのあと追加質問を含む3講師とのディスカッション25分。まとめと名刺交換会10分(終わって任意参加の会場外での懇親会を設けるなど仔細な設定。この日は夕刻から台風なみの荒れた天候が予想されて懇親会は中止に)
進行係 高齢者活躍支援協議会理事・柳沼正秀 氏
(ていねいな進行と講師との巧みのない率直なやりとりが会場からの質問を引き出していた)
「シニアの講演デビューを支援する」
藤井敬三(NPO「シニア大楽」副理事長)氏
NPO名のユニークさが出色。まずNPOであることのメリットを説く。シニアの講演デビユーを支援し講師として紹介する「講師紹介センター」活動が中心。500人の講師リストはあらゆるジャンルにわたる。依頼主からセンターが受けて講師に連絡、細目・講師料は講師と依頼主による。ほかにシニア大楽講師による「公開講座」。3分間スピーチによる「ユーモアスピーチの会」など。
活動は多岐にわたる。「シニア発明・発見サロン」、しにあ演芸団「演多亭」、登山教室「山楽カレッジ」、「シニアユーモア川柳サロン」など。
聴衆を笑わせながら笑いの効用を説く。
「定年後の8万時間に挑む」
柴田徇也(NPOライフキャリア総合研究所副理事長)氏
1947年生まれの団塊世代。54歳で退職して、人生後半の8万時間を勤務時間ではなく自由時間としてすごす計画で。
会社の同期と2003年12月に「インターネット葬儀社」を設立。高齢者が多くなり「死」が時流であること。「葬儀」がブラックボックスであること。無料相談・見積もり(入院中)はあり知識は豊富になったが、収益にはつながらず。市川女史のように
ビジネスモデルの本を書いてもうける人はいる。結局、終活から就活へ。
基本料金の内訳、もうかる葬儀社のしくみ、葬儀社の選び方など、質問には的確にコンサルティングしていた。
「人材紹介業(有料職業紹介業)に参加頂く為に」
岡田之俊(キャリア・ネットワーク(株)代表取締役会長)氏
レベルの高い優れた人材(ゴールド・カラー人材)の紹介業。組織と人のベストマッチングが目標。現在、業務委託社員(在宅・出勤)が40人。平均年齢64歳。最高年齢77歳。会長(ご自分)も72歳。定年のない会社として運営。コストは200万円。採用決定で得る手数料は年俸の30%。NET時代を迎えて、成功報酬の人材業界はスピード優先の業界に変貌している。
・・・・・・・・・
講演者3人それぞれの起業へのありようが異なり、会場の人からの質問も多岐にわたった。藤井さんと柴田さんがともに「副理事長」であることに主催者の目のつけどころを指摘した人がいたが、「副」の持つ味わいが会場をなごませていた。藤井氏には3年ほど前に高齢協のセミナーでお会いしたことがあり、今回も講師に誘われたが、なお修業不足ゆえ名簿10年依頼なしを想定して丁重にお断りした。
主催 高齢者活動支援協議会
TEL 03-3256-7521 FAX 03-5295-3855
MAIL info@jcasca.org
「かじワン」
高齢社の家事代行事業
「かじワン」は提供する家事サービスの品質がナンバーワンであることをめざしての名称。「家事代行事業」とは、高齢化が進行するなかで、自宅で自立しながら生活していく上でどうしても必要なサービスがある。そういう普通の家庭で利用でき、喜んでもらえる家事代行業である。
・業務内容 掃除 料理のみ 子ども 介助 料理と子ども
・スタッフ ~60歳 39% 61~70歳 53% 71歳~ 7%
・事業計画
もっとも安い価格で最高のサービスを提供する。スタッフの質の確保と教育。
・経営方針・理念
高齢者に働き場・生きがいを提供できる新しいビジネスモデルを開発し、実践してノウハウを創り上げ、公開し
て世の中に普及させる。
究極的には、お金中心ではなく、人間中心の人間味溢れる企業づくりを目指している。
・かじワンのこだわり
① シニア女性の働く場を創る
② 国民基礎年金だけの女性に月額5万円以上の収入を確保したい
③ 介護保険の財源枯渇により、生活援助サービスが削られている。低料金で「介護保険適用外の生活援助サービス」を提供したい
④ 東京で最もリーズナブルで高品質のサービスを提供したい
⑤ 派遣スタッフの時給は1200円以上を払いたい。可能な限り高い処遇をして、高い意識、意欲を持ち続けてほしい
企画室長 仁木(賢)さんに伺う。
家事代行各社はサービス内容に変わりがないのに割安プランでも普通の家庭で利用するには高い。高齢者人口は増えつづけ、若者が高齢者を支える社会システムはもたなくなる。単身や夫婦のみ世帯も増えつづけている。元気な高齢者が身体的弱者を支える体制が必要である。リーズナブルな条件でしごとができ、収入がえられる事業として「かじワン」は成功している。仁木さんは「わたしたちのノウハウを知っていただいて、多くのかじワンが活動してくれるよう願っています」という。(2013・3・15 記)
高齢社 〒101-0121 東京都千代田区外神田3-6-4 OSビル5F
TEL 03-5296-7823 FAX 03-5295-3811
MAIL niki@koureisha.co.jp
-----------------------------------------------------------------------------------------------------
◎特集「日本長寿社会」のパラダイムシフト(続) 特集パラダイムシフトa
国際的に先行する「日本長寿社会=超高齢社会=三(四)世代多重型社会」を成功モデルに
20世紀後半期の社会 21世紀初頭の社会
・「人生65年時代」 → ・「人生90年時代」(65+25年人生)
・支えられる高齢者 → ・支える側の高齢者・現役シニア・昭和丈人
・「二世代+α型」社会 → ・「三(四)世代多重型」社会
・「成長」力の時代 → ・「成長・成熟・継承」力の時代
・標準家族・一人暮らし高齢者 → ・三世代同居・近居・地域包括ケア
・余生・孫育て → ・自立・参加・ケア・自己実現・尊厳(国連「高齢者五原則」)
・少子・高齢化社会 → ・高齢社会・超高齢社会・長寿社会
・ピラミッド型・瓢箪型人口構造 → ・釣りがね型人口構造
・団塊世代(昭和22~24年生・700万人) → ・平和団塊世代(昭和21~25年生・1000万人)
・青少年期に能力養成 → ・高齢初期(60~65歳)に長寿期知識・技能養成
・生涯学習 → ・地域大学校
・国土の均衡ある発展 → (とともに) ・地域の個性ある発展
◎『「人生90年時代」を生きることば』分載6人民・市民・国民として 『シニア用語事典』分載6
◎本誌制作 三世代(8歳~100歳)年表 人口・流行歌・流行語 三世代年表人口流行語流行歌
〇編集月旦 編集月旦2013年4月号a
◎web「月刊丈風(じょうふう)」:衆口一詞(誌)の拠点として毎月15日にweb版を公開。
編集人・堀亜起良 堀内正範 朝日新聞社社友(元『知恵蔵』編集長) 高連協オピニオン会員
tel & fax 0475-42-5673 〒 299-4301 千葉県長生郡一宮町一宮9340-8
blog らうんじ・茶王樹・南九十九里から http://myhp.ne.jp/chaoju/abo