第325回生涯現役塾第一弾 ご協力感謝
2013年1月24日 お仕事 昨日開催の『生涯現役シリーズ塾』2013年第一弾は、NPO法人ライフ・ベンチャー・クラブ精鋭の水上理事・冨澤理事両コンビにより、団塊世代トップ65歳定年退職組への『生涯現役お役立ち情報』提供で始まりました。
折角の発表準備に、まだ企業向け対応不十分な状況は本当に残念ですが、元老格のY氏、O氏やK氏ご夫妻、Y区会議員、新入会のN氏、若手代表I氏など多彩なメンバー参加で、大いに論議を盛り上げていただきました。
ここにご協力いただいた皆様に心から感謝いたしますとともに、ご丁重に当日レジメをご参加いただけなかった皆様にもご提供いたしたく、水上・冨澤両講師のレジメを掲載させていただきます。
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【 水 上 講 師 】
第325回 「ライフ・ベンチャー・クラブ」例会レジメ 2013年1月23日
水 上 久 忠
雇用延長70歳までの時代における「定年間際の従業員」(定年予備軍40歳以降をターゲットして)を如何に「社会的戦力人材化=生涯現役プロデューサー」してゆくのか? 「ライフ・ベンチャ・クラブ」として「企業塾」を年間をとして開催し、企業・自治体に対して、提案啓蒙をしてゆく。
社会的戦力人材化の狙い
1.働く意欲と能力(得意技)を保有している彼ら彼女のシニア人材の「再戦力化」を支援する。
2.より多くの定年間際の従業員の「後半人生を生涯現役的人生」で活躍してもらう。
3.支えられる側によりかかる発想から、超高齢社会を支える側の「発想転化」をはかり、元気な限り得意技を磨き「社会に発信」し、働き活動を続けてもらう「元気・パワーシニア」になるように支援する。
「ライフ・ベンチャ・クラブ」が出来る個別企業に対応するサポート・指導サービスとは何か
「人事部の窓口への堤案」
1.ライフプラン研修(定年準備研修)の講師派遣
(堤案その例)一律的なライフプラン研修(定年準備研修)から少子超高齢社会にむけた研修プログラム内容に変更する
これまで、研修されてきた健康、年金、趣味などのテーマから①中間組織で活躍する「社会的戦力人材」とは、②小規模事業社で働くために「心がけと必要な知識」とは、あるいは即戦力になるには、③自分の特技、得意技を活かした「社会的起業化」するには、④「生涯現役プロデューサー」を目指すには、⑤地域での社会的ニーズの掘り起こし、支援活動するには、⑥企業人事部との連携を図り、企業の社会的事業機能の取り込みの支援(例えば、企業内ワーク・ライフ・バランスの構築)
2.企業・自治体定年予備軍への社内セミナー(月一の毎月ベース)の提供する。また、異業種で開催されている「ライフ・ベンチャー・クラブ」で開催されている例会への参加、社会変動のために企業として、自治体として何ができるのかの「企画検討プロジェクト」への参画
3. 企業・自治体内予備軍のための「各種社会的人材戦略化プロジェクト」へのスタッフ的(アドバイザー的)な参画、主導的な参加、あるいは、地域で活動する定年人材の再教育支援
4.「生涯現役プロデューサー養成講座」は国家レベルでの人材形成戦略の推進を立ち上げる。
5.中間組織で活躍する人材開発(人材形成)。(中間組織:各種ボランティア組織、NPO/NGO、社会奉仕団体、研究組織への紹介・派遣)
6.各種団体・協議会との検討会ですすめる、世代間対話で構築してゆく「生涯現役社会つくりプラットフォーム」への参画の機会提供
7.就労支援・指導については、外部機関の特別なネット・ワークの連携にておこなう
8. シニアベンチャ・起業支援、若手ベンチャの名脇役支援
9.生涯現役社会づくり情報発信センターとして企業における代行機能になる
10.「ライフ・ワークの見つけ方研修」などの講師派遣を行う。 以上
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【 冨 澤 講 師 】
生涯現役の精神と超高齢生涯現役社会の生き方 (抜粋)
冨 澤 穣
超高齢社会
「長寿の夢を叶えた日本人が、これからの人生をより豊で幸せにするために必要になるものは何でしょうか? …それは生涯現役社会を作ることです。」
「私達の祖父母の時代は『人生50年』でした。現在は『人生90年』。昔の2倍の人生を生きる時代になったのです。昨年9月に新しい「高齢社会対策大綱」が閣議決定されました。その中には『65歳以上の高齢者であっても経済社会の重要な支え手、担い手として活躍することが出来る社会を目指す』と書いてあります。」
「就労者の割合を示す労働力率は、産業構造や年金制度の要因を反映しているので他の国と比較するのは難しいのですが、勤勉な日本人、特に高齢者の労働意欲は世界一高く65歳以上労働力率は世界一です。今春の改正高齢者雇用安定法の実施によりさらに向上するものと期待されます。
高齢者の就業率と高齢者医療費の関係を調べると高齢就業率が最も高い長野県は高齢者医療費では全国で最も低い。高齢就労を促進すことは社会保障費給付額の抑制になり若者世代の負担を軽くすることになります。」
生涯現役の精神
「勤勉な日本人の多くは生涯現役という言葉に何か憧れのような響きを感じ取っているように思われます。人によっては「少年よ大志を抱け」というクラーク博士の言葉を聞いた時に心に響いてきたような気持ち。あるいは職業に専念しているとか営利活動に携わっていても、プロテスタンティズムの倫理に近い自己規制に基づく生活規範をもって働いている。その勤勉さによって、自分の夢・達成したい事業を成し遂げたいという志を持っているのです。その志がさまざまな生涯現役活動や社会貢献活動への意欲になっていると考えます。」
「長寿と生活習慣の関連を研究したレスター・ブレスロー博士は、7千人の生活習慣を調査・分析・追跡研究した結果、博士が提唱した7つの生活習慣を持つ人は平均で11年長生きをしたことを証明しました。(1960年)日本でも同様の追跡研究を実施してほぼ同様の成果を得ています。博士の提唱した7つの習慣とは:
・ 喫煙しないこと ・ お酒を飲みすぎない ・ 7~8時間の睡眠
・ 適度な運動 ・ 規則正しい食事 ・ 適正な体重の維持
・ 朝食を食べること
現代では、普通なことになっていますが、1960年代に公衆衛生学界を揺るがせた発見だったようです。生涯現役実践者の方々は、ほぼこの基準を満たしているものと思います。」
・男性は元気でいるためには社会活動をすることがポイント。
・女性は精神的な自立で若々しくしていられる。
(東京大学 秋山弘子教授の言葉) 以 上
折角の発表準備に、まだ企業向け対応不十分な状況は本当に残念ですが、元老格のY氏、O氏やK氏ご夫妻、Y区会議員、新入会のN氏、若手代表I氏など多彩なメンバー参加で、大いに論議を盛り上げていただきました。
ここにご協力いただいた皆様に心から感謝いたしますとともに、ご丁重に当日レジメをご参加いただけなかった皆様にもご提供いたしたく、水上・冨澤両講師のレジメを掲載させていただきます。
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【 水 上 講 師 】
第325回 「ライフ・ベンチャー・クラブ」例会レジメ 2013年1月23日
水 上 久 忠
雇用延長70歳までの時代における「定年間際の従業員」(定年予備軍40歳以降をターゲットして)を如何に「社会的戦力人材化=生涯現役プロデューサー」してゆくのか? 「ライフ・ベンチャ・クラブ」として「企業塾」を年間をとして開催し、企業・自治体に対して、提案啓蒙をしてゆく。
社会的戦力人材化の狙い
1.働く意欲と能力(得意技)を保有している彼ら彼女のシニア人材の「再戦力化」を支援する。
2.より多くの定年間際の従業員の「後半人生を生涯現役的人生」で活躍してもらう。
3.支えられる側によりかかる発想から、超高齢社会を支える側の「発想転化」をはかり、元気な限り得意技を磨き「社会に発信」し、働き活動を続けてもらう「元気・パワーシニア」になるように支援する。
「ライフ・ベンチャ・クラブ」が出来る個別企業に対応するサポート・指導サービスとは何か
「人事部の窓口への堤案」
1.ライフプラン研修(定年準備研修)の講師派遣
(堤案その例)一律的なライフプラン研修(定年準備研修)から少子超高齢社会にむけた研修プログラム内容に変更する
これまで、研修されてきた健康、年金、趣味などのテーマから①中間組織で活躍する「社会的戦力人材」とは、②小規模事業社で働くために「心がけと必要な知識」とは、あるいは即戦力になるには、③自分の特技、得意技を活かした「社会的起業化」するには、④「生涯現役プロデューサー」を目指すには、⑤地域での社会的ニーズの掘り起こし、支援活動するには、⑥企業人事部との連携を図り、企業の社会的事業機能の取り込みの支援(例えば、企業内ワーク・ライフ・バランスの構築)
2.企業・自治体定年予備軍への社内セミナー(月一の毎月ベース)の提供する。また、異業種で開催されている「ライフ・ベンチャー・クラブ」で開催されている例会への参加、社会変動のために企業として、自治体として何ができるのかの「企画検討プロジェクト」への参画
3. 企業・自治体内予備軍のための「各種社会的人材戦略化プロジェクト」へのスタッフ的(アドバイザー的)な参画、主導的な参加、あるいは、地域で活動する定年人材の再教育支援
4.「生涯現役プロデューサー養成講座」は国家レベルでの人材形成戦略の推進を立ち上げる。
5.中間組織で活躍する人材開発(人材形成)。(中間組織:各種ボランティア組織、NPO/NGO、社会奉仕団体、研究組織への紹介・派遣)
6.各種団体・協議会との検討会ですすめる、世代間対話で構築してゆく「生涯現役社会つくりプラットフォーム」への参画の機会提供
7.就労支援・指導については、外部機関の特別なネット・ワークの連携にておこなう
8. シニアベンチャ・起業支援、若手ベンチャの名脇役支援
9.生涯現役社会づくり情報発信センターとして企業における代行機能になる
10.「ライフ・ワークの見つけ方研修」などの講師派遣を行う。 以上
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【 冨 澤 講 師 】
生涯現役の精神と超高齢生涯現役社会の生き方 (抜粋)
冨 澤 穣
超高齢社会
「長寿の夢を叶えた日本人が、これからの人生をより豊で幸せにするために必要になるものは何でしょうか? …それは生涯現役社会を作ることです。」
「私達の祖父母の時代は『人生50年』でした。現在は『人生90年』。昔の2倍の人生を生きる時代になったのです。昨年9月に新しい「高齢社会対策大綱」が閣議決定されました。その中には『65歳以上の高齢者であっても経済社会の重要な支え手、担い手として活躍することが出来る社会を目指す』と書いてあります。」
「就労者の割合を示す労働力率は、産業構造や年金制度の要因を反映しているので他の国と比較するのは難しいのですが、勤勉な日本人、特に高齢者の労働意欲は世界一高く65歳以上労働力率は世界一です。今春の改正高齢者雇用安定法の実施によりさらに向上するものと期待されます。
高齢者の就業率と高齢者医療費の関係を調べると高齢就業率が最も高い長野県は高齢者医療費では全国で最も低い。高齢就労を促進すことは社会保障費給付額の抑制になり若者世代の負担を軽くすることになります。」
生涯現役の精神
「勤勉な日本人の多くは生涯現役という言葉に何か憧れのような響きを感じ取っているように思われます。人によっては「少年よ大志を抱け」というクラーク博士の言葉を聞いた時に心に響いてきたような気持ち。あるいは職業に専念しているとか営利活動に携わっていても、プロテスタンティズムの倫理に近い自己規制に基づく生活規範をもって働いている。その勤勉さによって、自分の夢・達成したい事業を成し遂げたいという志を持っているのです。その志がさまざまな生涯現役活動や社会貢献活動への意欲になっていると考えます。」
「長寿と生活習慣の関連を研究したレスター・ブレスロー博士は、7千人の生活習慣を調査・分析・追跡研究した結果、博士が提唱した7つの生活習慣を持つ人は平均で11年長生きをしたことを証明しました。(1960年)日本でも同様の追跡研究を実施してほぼ同様の成果を得ています。博士の提唱した7つの習慣とは:
・ 喫煙しないこと ・ お酒を飲みすぎない ・ 7~8時間の睡眠
・ 適度な運動 ・ 規則正しい食事 ・ 適正な体重の維持
・ 朝食を食べること
現代では、普通なことになっていますが、1960年代に公衆衛生学界を揺るがせた発見だったようです。生涯現役実践者の方々は、ほぼこの基準を満たしているものと思います。」
・男性は元気でいるためには社会活動をすることがポイント。
・女性は精神的な自立で若々しくしていられる。
(東京大学 秋山弘子教授の言葉) 以 上