一昨9日(水)午後3時~5時半/内幸町プレスセンター9Fでの高齢社会NGO連携協議会主催:新年学習会・賀詞交換会に、江島・小林・新川・水上各氏と新春初顔合わせも兼ねて5名で出席し、高連協諸団体メンバーと懇親交流をした。

  樋口高連協共同代表の年頭挨拶に引続く学習講演は、政府関係会議のため遅刻の岡崎厚労省職業安定局長の代役で、前半大部分の説明を小川高齢・障害者雇用対策部長が務め、後半まとめ的に岡崎局長が挨拶された。

  配布資料の表題は、『望まれるシニアの社会参加活動(仮)/~生涯現役社会の実現に向けて~』であった。当初の講演テーマが「70歳まで働ける社会をめざして」だった趣旨を一挙に生涯現役社会へと飛躍させた発意者はどなたなのか。

  新春早々の「生涯現役社会」用語への説明不足のままに、本年度の『生涯現役シリーズ塾』運営取組には参加者皆様にも共通理解を得られにくいと思い、本日参集された小泉・高橋・冨澤・水上各氏から直接メール受送信によるご意見を次の通りいただいた。

  高橋育郎理事からは次のご意見だった。理事会での話題で、安定企業に永年勤続し定年を迎えた人たちは、退職一時金や企業年金で一生安泰に暮らしていける身分になり、第二の人生は、何もしなくても食っていけるとの安心感から生涯現役など面倒なことには関わりなく生きて行こうと思う人が大半だとの現実があり、こうした実例を多く目の当たりすると、なるほどと実感する。

  少子高齢社会に今後益々進む中で、何もしないでむなしく時を過ごして行くことは、生産性が全くないわけで、社会は退化に向かって行かざるを得ない状況になる。そうした面を打開するには生涯現役を強く自覚した社会に脱皮する必要がある。

  各自が自分発見に取り組み、何が得意技であるかを見つけ、世のため人のためになるよう目的意識をしっかり掴み、得意技に磨きをかけ、実践の場に生かして行く。そして継続して力を発揮していくことが大切になってくると思う。こうした取り組みが、各人を健康に導き、無駄のない高齢化社会に仕上げ、若年層からも支持をかち得て、健全な少子高齢社会を築いていくことになるのではないか・・・と。