フェイスブック「若き天才の野望」から学ぶ
2012年5月2日 お仕事 フォーチュン誌で永年ITおよびテクノロジー担当編集主任を務めたデビッド・カークパトリック著「フェイスブック/若き天才の野望」に興味を覚えていた。
カークパトリックはフォーチュン誌でアップル、IBM、インテル、マイクロソフトなど多数のテクノロジー企業関連の特集記事を執筆し、2001年「フォーチュン・ブレーンストーム会議」を創設した。
人間のあらゆる活動への技術革新をテーマに「テコノミー会議」も立ち上げ、外交問題評議会メンバー/テクノロジーエキスパートとして幅広い活動家の著書(訳者:滑川海彦/高橋信夫)から何を学ぶべきか・・・・。
著書の冒頭、2006年夏の終わり頃、ある報道関係者から「マーク・ザッカーバーグに会ってみないか」と電話で誘われるまでフェイスブックについて漠然としか知らなかった著者が、Tシャツ・ジーンズ姿の若者に初対面でまさか急成長IT企業のCEO(最高経営責任者)だとは信じられなかったという。
ところがザッカーバーグが発した一言「わが企業はガスや水道と同様の公益事業です」、そして「人々が効果的に世界を理解する方法を試みています。目的はサイトの滞留時間を最大にすることではなく、サイトの訪問時間を最大限有意義にしたいのです」と自らの会社とそのビジョン説明に、直感的にこれまで取材した中でも最高級の起業家・ベテランCEOのような人物像を見たらしい。
「きみは生まれながらのCEOだね」と応えた彼からの最高のほめ言葉に、ザッカーバーグは「ぼくにとって会社経営は目的ではなく、ビジネスとして目標達成の手段にすぎません」と返答され、カークパトリックは初対面でフェイスブックの重要性が増大することを確信し、インタービューの直後に“なぜフェイスブックは重要か”のコラムを執筆したという。
これを読み、わが「生涯現役社会づくり」を展開する構想ヴィジョンの格差を反省すると、どうだろうか。私たちの活動が果たして「現代のガス・水道と同様の公益事業だ!!」と公言できないものなのか。
30年も前から私でも確定予測できた高齢社会には「生涯現役」で備えよ!! 人口の増大化する高齢者が隠遁意識を改革しない限り国も社会も破綻する。生涯現役活動は個人ベースだけでは不完全、社会や国全体が動く「生涯現役社会づくり」の国民運動とせよ!!
「この運動は国民主導の公益事業だ!!」と公言するだけの時代ではない。これまで試みた広言・高言・巧言的な弱小組織ではオドオドと後ろめたい一私企業的な点に過ぎない、日本人特有の遠慮がちDNA活動だけでは国民運動の核づくりなど到底できない。
だから、本気でこれまでの活動展開を総括して一大転機を図るのだ!! この活動を永続してきたお蔭で、初期のアナログ会員制から多少なりともデジタル時代の恩恵を工夫できる仕掛けもできつつある。
しかし、フェイスブックを生み出したザッカーバーグの公益事業意識を確信するミッションをもたない限り、強力な『生涯現役社会づくり支援ネットワーク』などできっこない!! と思えるのも彼の若い情熱を学んだ所為だろうか。
カークパトリックはフォーチュン誌でアップル、IBM、インテル、マイクロソフトなど多数のテクノロジー企業関連の特集記事を執筆し、2001年「フォーチュン・ブレーンストーム会議」を創設した。
人間のあらゆる活動への技術革新をテーマに「テコノミー会議」も立ち上げ、外交問題評議会メンバー/テクノロジーエキスパートとして幅広い活動家の著書(訳者:滑川海彦/高橋信夫)から何を学ぶべきか・・・・。
著書の冒頭、2006年夏の終わり頃、ある報道関係者から「マーク・ザッカーバーグに会ってみないか」と電話で誘われるまでフェイスブックについて漠然としか知らなかった著者が、Tシャツ・ジーンズ姿の若者に初対面でまさか急成長IT企業のCEO(最高経営責任者)だとは信じられなかったという。
ところがザッカーバーグが発した一言「わが企業はガスや水道と同様の公益事業です」、そして「人々が効果的に世界を理解する方法を試みています。目的はサイトの滞留時間を最大にすることではなく、サイトの訪問時間を最大限有意義にしたいのです」と自らの会社とそのビジョン説明に、直感的にこれまで取材した中でも最高級の起業家・ベテランCEOのような人物像を見たらしい。
「きみは生まれながらのCEOだね」と応えた彼からの最高のほめ言葉に、ザッカーバーグは「ぼくにとって会社経営は目的ではなく、ビジネスとして目標達成の手段にすぎません」と返答され、カークパトリックは初対面でフェイスブックの重要性が増大することを確信し、インタービューの直後に“なぜフェイスブックは重要か”のコラムを執筆したという。
これを読み、わが「生涯現役社会づくり」を展開する構想ヴィジョンの格差を反省すると、どうだろうか。私たちの活動が果たして「現代のガス・水道と同様の公益事業だ!!」と公言できないものなのか。
30年も前から私でも確定予測できた高齢社会には「生涯現役」で備えよ!! 人口の増大化する高齢者が隠遁意識を改革しない限り国も社会も破綻する。生涯現役活動は個人ベースだけでは不完全、社会や国全体が動く「生涯現役社会づくり」の国民運動とせよ!!
「この運動は国民主導の公益事業だ!!」と公言するだけの時代ではない。これまで試みた広言・高言・巧言的な弱小組織ではオドオドと後ろめたい一私企業的な点に過ぎない、日本人特有の遠慮がちDNA活動だけでは国民運動の核づくりなど到底できない。
だから、本気でこれまでの活動展開を総括して一大転機を図るのだ!! この活動を永続してきたお蔭で、初期のアナログ会員制から多少なりともデジタル時代の恩恵を工夫できる仕掛けもできつつある。
しかし、フェイスブックを生み出したザッカーバーグの公益事業意識を確信するミッションをもたない限り、強力な『生涯現役社会づくり支援ネットワーク』などできっこない!! と思えるのも彼の若い情熱を学んだ所為だろうか。