そこで再度、「始め良ければ全て良し」の人生が「終り良ければ全て良し」の人生と比べて、必ずしも幸運だとはなり得ない例えがあることを考えてみたいと思います。それは家業繁栄の絶頂期に、幸運に誕生した御曹司といえども、幼時召使いたちにかしずかれ裕福に育ちながらも、成人後に悪循環人生に苦悩することもあり得るからです。

  その反面同じ兄弟でも、不運にして家業没落期に生まれた不幸な末弟がどうなるかといえば、苦境克服力で成人後、好循環創造の人生を忍耐強く独力で構築できた人なら、必ずや御曹司長兄のような「始め良ければ全て良し」人生など砂上の楼閣に過ぎないと、自助努力で「終り良ければ全て良し」の人生観に徹する勤勉家になり得ます。

  その意味で『生涯現役社会づくり』推進運動に傾注する、私たち生涯現役仲間の人たちに心得ていただきたいのは、主体的な「生涯現役脳」の活躍次第で周囲の人や社会への役立ちに大差が生まれようというものです。戦後教育の短絡的な一流指向教育は、目先的な幼児期「始め良ければ・・・」の右肩上がり時代適応の左脳理論思考に過ぎません。

  昭和初期の第二次世界大戦といわれた太平洋戦争で、わが国日本は領土・人口両面で激減の没落を経験しました。それは家業繁栄も表面順調だった旧家が、時流を見損なった旦那・番頭のお蔭で家族に塗炭の苦労を強いたと同様、明治、大正の戦勝成果に正確な国力評価する歴史観不在で、太平洋戦争を招いたわが国前世紀でした。

  不幸中の幸いというか、大戦後の環境激変を鋭く情勢判断脳を発揮できた末弟商人流の右脳感覚思考者たちが、わが国無資源の焼野が原こそ好循環人生への再出発の原点と捉えました。そして、モノ創り加工業の貿易立国を旗印に、東西冷戦時代の国際環境条件を好都合に、鋭意ドルを稼いで経済大国化のレール上を疾走しました。

  所得倍増に踊る中産階級サラリーマン急増の時代背景で、盲目的な一流短絡思考が次世代の都市型予備校での没個性型有名校・大企業志向人生をモデルに「始め良ければ、終りも良し」の錯覚に陥った情勢判断力を麻痺させて、花見酒の経済大国からバブル崩壊後「失われた日本20年」の夢と希望喪失の21世紀初頭をさ迷っています。

しかも冷戦終了・バブル崩壊後の高齢社会突入に何ら情勢判断脳を発揮できない「失われた20年の日本」では、対戦直後の海外復員者も迎えて国民が必死に戦後を生き抜く傍ら、ベビーブームで団塊世代を生み出した人口構造が21世には超高齢社会到来を確定未来しているにもかかわらず、その対策ビジョンを無視に等しく看過しました。          つづく 
   家づくりのスタートは何といっても、特殊な樹上人種の住まいなどでは、その樹木自体が住居を支える強靭さが当然前提になりますが、一般に地上に建築であれば土台造りが肝心要であることは、誰でも判ります。土台がしっかりしていないと、頑強な家屋や、まして大ビルディングなどは建築できません。

  私たち人間の人生もよく考えてみますと、誕生以前より母体内の子宮で胎児が成長する過程から、当然新たな生命に責任を持つべき両親が、家づくり名匠のごとく誠心誠意、愛すべきわが子や孫に好循環となる家系を残したいと願い求める「人生の幸せ」を祈り続けてこそ、新生子の誕生は祝福されるものだと思います。

  しかし、誰もが誕生出発点つまり、初め良ければ「生涯幸せ万事保障」で万々歳!とはいえないのが浮世の人生。幼児・子ども時代は優しい両親庇護のもと、甘え育ち成人となり、親離れ・子離れの時期を過ぎても、一向に「自分の幸せは自分で築く」自覚が確立できなければ、好循環人生など巡ってこないのが、世間の現実かも知れません。

  超高齢社会日本の現21世紀で、まさに最大とも云える社会問題として、過ぎ去った経済大国時代に「人生の幸せ」を目に見えるモノだけで評価した人たちが、次の世代に残すべき建物の地下深く基盤づくりしている本物の土台を本当に大事な子や孫に伝えられるのかということです。

人生の土台造りには欠かすことのできない「こころの幸せ」となる基礎創りを、いまこそ伝える責任がある中高年シニア世代が、本気で次世代の子孫に伝えようという問題意識やその力量に乏しくないだろうか反省をすべきです。
現世代大人たちの社会や政治、教育など時代対応力の不足を『生涯現役社会づくり』推進運動では痛感します。

  1985年10月生涯現役実践道場/ライフ・ベンチャー・セミナーを発足させて足掛け30年。「初め良ければ、全て良し」と錯覚して参加したものの、その場しのぎの自己中心主義など全く成果は実りません。「生涯現役は自ら創り出すもの」の土台造りを無視した、人頼り本位の「見える」化成果を求める人には、失望が募るばかりの苦難が連続。

その悪循環人生を好循環化させるには、発想の転換で、むしろ始めより終りの方が重要だと意識転換すべきだと。自覚する人生後半の昨今の心境から「終り良ければ、全て良し人生」志向の生涯現役脳こそが、決心すれば即実行で、誰でも己が人生を好循環軌道に乗せる力が発揮できるのは己のみだと確信に到るのです。                      つづく  
  私たち生涯現役仲間のリーダーシップ養成に役立つ、日立ソリューションズ・第75回Prowise Business Forum【ご参考URL=http://www.hitachi-solutions.co.jp/forum/tokyo/vol75/?cid=3CPT80】にご興味ある方はご案内先の0120-958-595に空席をご確認の上、お申し込みをお勧めします。
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  P r o w i s e  B u s i n e s s  F o r u m  i n  T o k y o  第 7 5 回

 脳 医 学 者 の 林 成 之 氏 が 語 る !
   脳科学で解き明かす!連続的なイノベーションへのリーダーシップと知の創成
.
  連続的にイノベーションを起こすことで、企業は持続的な競争力を獲得することができます。イノベーションの形は様々ですが、共通して求められることは新しい世界へ組織を牽引する強力なリーダーシップ、そして個人と組織の中で新しい知を創成するプロセスではないでしょうか。
  しかし、人的要素が大きいこれらの課題に対し、上辺の論は通用しません。私たちはこの課題を解き明かすのは「人」そのものを慧眼すること、すなわち「脳科学」であると考えました。
  本フォーラムでは、基調講演に脳神経外科の第一人者でもあり、五輪の競泳をはじめとする多くのアスリート等の脳科学的戦略指導を行った林成之氏をお招きし、連続的なイノベーションを生み出すリーダーシップと知の創成における課題と解決策を脳科学の観点から解説していただきます。日立ソリューションズからは、ソーシャルネットワークの活用や従業員の行動分析により、個人と組織の中で知を生み出しイノベーションを創造した事例をご紹介します。
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【 開 催 概 要 】
日 時: 2014年5月20日(火) 14:00~16:30 (13:30 受付開始)

会 場: 東京都港区港南2-18-1/ JR品川イーストビル20F セミナーホール

定 員: 150名

主 催: 株式会社日立ソリューションズ

費 用: 無料

【プログラム】

14:00~  ご挨拶

14:05~ 【基調講演】
     脳科学で解明する!イノベーションへのリーダーシップと知の創造
      日本大学大学院・総合科学研究科   上席研究員 林 成之 氏

  人間の脳は、統一・一貫性を望む本能を基盤に、これはスジが通っている、これは間違っていると判断する仕組みになっています。このため、新しい発想、独創的な考えは、生まれにくい仕組みになっています。その上更に難しいのは、考えを生み出す神経伝達回路の神経細胞は、先に行くに従って増えるのではなく、逆に関連する神経細胞の数を少なくしながら複雑な考えを生み出すという、今の科学の常識では説明できない機能構造になっています。
  人は、統一・一貫性の本能を基盤に物事を判断するので、聞いたことがない新しいものには、すぐに手を出しません。そこを乗り越えて、独創的なものを経済市場に展開するためには、人間の本能の仕組みからどのように気持ち、こころ、考えが生まれてくるかを理解し、それをビジネスに活かすリーダーが求められます。本講演では、これまでの脳科学の世界で解き明かされたことがないこれらの難問といえる課題と解決策を解説します。
【林成之氏プロフィール】
   日本大学医学部、同大学院医学研究課博士課程修了後、マイアミ大学医学部脳神経外科、同大学ショック外傷センターに留学。1996年、日本大学医学部教授、マイアミ大学脳神経外科生涯臨床教授を経て、2005年、日本大学大学院総合科学研究所教授に就任。2014年に日本大学を退職し現在、名誉教授申請中である。
   水泳の北島康介選手をはじめ、数々のトップアスリートの指導を行い、2008~2013年にはオリンピック日本代表選手・コーチに脳科学的戦略指導に参加。主な著書に『何歳になっても脳は進化する』(三笠書房)、『解決する脳の力―無理難題の解決原理と80の方法』(角川書店)、『勝負脳の鍛え方』(講談社)などがある。

15:00~   休憩

15:10~
  【日立ソリューションズセッション1】
    脳科学とITの活用で、イノベーション創造企業へ
株式会社日立ソリューションズ プロダクトマーケティング本部 マーケティング推進部
主任技師 松本 匡孝

  企業には営業や研究・開発、製造、管理等、様々な組織があり、従業員には組織のタスク実行に適した能力が求められます。しかし、各従業員は組織内で自己の持つ能力を最大限に発揮できているのでしょうか。メンタル疾患といった問題はもちろんですが、日本企業には組織的にイノベーションが生まれにくいという根本的な問題を抱えているのも事実です。
  欧米の好業績企業は、科学的に従業員一人ひとりの能力を分析し最適な組織・チームを編成することでイノベーションを創造する仕組みを実現しており、日本企業が大きく出遅れている部分だといえます。本セッションでは、脳科学にITを活用することで、本業のビジネスに大きく貢献した事例を中心に脳科学とITで、どのようにイノベーションを創造するかをテーマにお話します。

16:00~
  【日立ソリューションズセッション2】
     行動分析から生み出す知の循環
株式会社日立ソリューションズ プロダクトマーケティング本部 マーケティング推進部
                           技師 町田 浩三

  行動は人の意思が伴って起きるものであり、行動は知の集積と言えます。つまり、行動を分析すれば、暗黙の知を形式化できます。暗黙知を形式化する仕組みとして当社で着目しているのが、社員15,000人が毎日のように利用している、社員向け企業ポータルサイトです。
  日々の業務の中で社員が必ず目にするポータルサイトから継続的にメッセージを発信し、さらに、その反応(行動)を分析することで、知の創成を活性化する好循環を生み出せます。本セミナーでは、ポータルサイトでの行動分析によって得られた知の活用事例と今後の展望をご紹介します。

16:30    終了予定
※都合により内容が変更される場合がございます。予めご了承ください。
 本5/4日付日本経済新聞Web版ライフ欄に掲載されている日野原重明聖路加国際病院理事長・名誉院長の「集まれ!ほっとエイジ /常に10年先を考える 101歳が語る『生涯現役の秘訣』」を生涯現役仲間の皆様にご参考までにご紹介させていただきます。
 ご関心ある方はぜひ次のURLをご参照ください
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1900Z_Z10C13A2000000/
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5月17日 日野原先生講演会「幸福な生き方の見つけかた」
開始時間: 13:30 · 終了時間: 17:30
★5月3日現在122名様のご参加申し込みを頂いております。
★130名で受付終了となりますので、予めご了承ください。
★なお同伴者ご希望の方は、必ずコメント欄にて同伴人数とお名前(フルネーム)を入力してください♪
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今年も恒例の一般財団法人ライフ・プラニング・センター(LPC)主催:日野原先生 講演会の季節となりました。
今年は「幸福な生き方の見つけかた」と題して、音楽評論家・作詞家の湯川れい子さんとのダブル講演企画での開催となります。
1973年に産声をあげた財団は今年41周年を迎えます。今回は音楽評論家の湯川れい子氏を迎えて,日野原重明理事長との共通の思い(音楽,平和と生きかた―)をたっぷりと語っていただきます。さらに湯川れい子さんがプロデュースするゴスペル・コーラスの方々のミニコンサートもあります。生ゴスペルで音楽の持つ力と魅力をたっぷり感じてください。
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【講演会のプログラム】
13:00 開場
13:30 開会挨拶
●13:40~14:30 講演1.日野原重明理事長
「命の使いかたー102歳の私からー」
山口県で生まれ,京都大学医学部卒業,41年聖路加国際病院に内科医として赴任。51年米国エモリー大学に留学。73年財団法人ライフ・プランニング・センター創設。医学・看護教育の刷新に尽力。2000年には「新老人の会」を立ち上げた。長年の功績が認められ,2005年に文化勲章受章。著書多数。
●14:50~15:50 講演2.湯川れい子さん(音楽評論家・作詞家)
「音楽から見えてくる,幸せな生き方,幸せな社会」
東京都目黒で生まれ,60年ジャズ評論家としてデビュー。ラジオのDJ として活躍。エルヴィス・プレスリーやビートルズを日本に広め,国内外の音楽シーンを紹介し続け,今に至る。作詞家としても数多くのヒット曲を世に送り出す。音楽療法にもかかわりが深く2004年には日野原重明理事長との共著「音楽力」(海竜社)も著した。また,平和問題について関心が深く,原発問題についても積極的に発言している。
●15:50~16:20 ミニコンサート
「音楽で幸せを感じよう」
東京女声合唱団(TLC・Tokyo Ladies’ Chorus)
湯川れい子さんがプロデュースするゴスペル・コーラスの方々の歌声で音楽の持つ力と魅力を感じてください。
16:30 閉会
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(講演会終了後、ホール横のホワイエに移動)
●16:40~17:20 「恒例!! facebookわくわく交流会」
交流会内で「祝!サハラ砂漠Ultraマラソン完走。松乃わなりさん凱旋報告会」を開催する予定です。
新しい出会いと交流の場としてお寛ぎください。
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【会 場】 笹川記念会館ホール(JR田町駅より徒歩7分)
      港区三田3-12-12
      http://www.sasakawahall.jp/location.html
【参加費用】 お一人様1,500円(当日精算)
【参加人数】 130名 定員となり次第受付終了となりますので、ご了承ください。
【お申込方法】 このイベントページの参加ボタンを押して下さい。
※同伴者がいらっしゃる場合は、人数とお名前(フルネーム)をコメント欄にご記入くださいませ。
※また既に往復はがきお申込の方は、FBわくわく交流会に参加希望の方のみ参加ボタンを押したうえで、その旨コメント欄に書き込んでください。講演会の受付人数把握のためご協力お願いいたします。
【キャンセルポリシー】5月15日迄はキャンセル料は掛かりません。前日・当日のキャンセルは全額ご負担戴くことになりますので、予めご了承ください。
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【主催】一般財団法人ライフ・プラニング・センター
    新老人の会 
    電話(03)3265-1907(平日9:00-17:00)
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<巻頭寄稿文> 「『 い の ち 』 を 学 ぶ と は 。 な に か 」
           農業高校教諭  鎌刈 耕鍬(ペンネーム)
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  農業の教員として20年以上が過ぎようとしている。
  毎年4月に新入生を迎え、3月に卒業生を送り出す。その繰り返しだ。
  広い敷地の中にある農場。授業のほとんどをしめる実習。農業高校は普通高校など他の高校とは大きく異なっている部分がある。
  入学してくる生徒達も様々だ。目的意識が高く意欲的な生徒もいる反面、不本意な入学や勉強が苦手な生徒も多くいる。
  後者の生徒に関しては入学当初から指導に手こずることも多い。教科指導でも生徒指導でも基本的な指導を繰り返すことが多い。
  そんな生徒達が、卒業する頃には一人一人が本当に成長している。それは学力がついたとか、資格を沢山取るとかそういったことではない。いうならば責任感と誇りをもった本当の「大人」に近づいているからだと思う。
  授業のほとんどは農場での実習である。そこには自分を含めた「いのち」を扱う真剣勝負の場が日々展開されている。
  まず実習服。生徒達は、今流行りの腰パン・ルーズな感じの着方をしようとするものもいる。それは絶対に許されない。単に行儀よくしなさいという意味ではない。きちんとした服装でないと事故を起こすからだ。腰パンでは鍬は扱えない。ボタンをしっかりつけていなければ機械に巻き込まれてケガをしてしまうこともある。実習とはいえ油断をすると「自分の命」さえ落としかねない場であるからだ。
  次に、家畜、作物、微生物など日々の管理が生死に大きく影響する「命を育てる」場である。自分の都合ではない。ずぶ濡れになりながら、泥だらけ、汗まみれになりながらもそれを育てていく。自分がサボれば、野菜は育たないし、鉢花は枯れてしまう。次第に自分の存在意義と責任感が育ちはじめる。農場で緊急事態が発生したとしよう。そんな時、生徒たちは、始業前や放課後でもいやがることなく手伝ってくれる。
  最後に、その育てたものの「命をいただく(絶つ)」ことを経験する。
  懸命に育てた家畜たちは命を絶たれ、食肉になる。野菜は収穫された後、出荷される。台風などの気象災害で自分たちが一生懸命育てたものが一瞬で跡形もなく姿を消す経験をすることもある。一生懸命になればなるほど、その儚さに気づかされる。
  こうやって生徒達は、与えられた事だけでなく、気配り、心配りができる人間になっていく。
  例えば、A君。入学当初顔に覇気がなく、いつも髪型ばかりに気にしている子だった。気がつけば髪の毛をさわっている。目的意識がある訳でもなく。無気力と言ってよかった。
  そんなA君がある日、自分の管理がいい加減なことで、入学式に飾る鉢花を枯らしてしまった。当日は替わりの花を飾って事なきを得たが、自分の無責任さを痛感したのだろう。そこからA君は変わった。実習中はもちろんのこと、授業のない早朝・放課後とハウスに足を運び、担当の先生と一緒になって花の管理を行った。今春さらに専門知識を得たいと園芸関係の学校に進む。
  Bさんの家はサラリーマン家庭で農業の経験はなく、無農薬で野菜を育てることにあこがれて入学した。
  2年生になり有機栽培(化学肥料・農薬を全く使わずに栽培する)でダイコンを育てることに挑戦した。結果、見事に害虫に食われ、ダイコンは病気になっていく。真面目なBさんはあらゆる対策をしていくが、それを止めることができなかった。
  一生懸命になればなるほど、虫は増え病気は広がる。理想と現実のギャップを知ったのだ。
  けれどBさんはそれでも諦めきれず、高校卒業後大学の農学部に進学し、いまは地元の支援を受けながら有機野菜農家として頑張っている。 
  Cさんは明るく、リーダーシップがとれ勉強もできて、スポーツ万能ないわゆる優等生だった。「なんで農業高校に来たの?」というような子だった。担任であった私は進学を勧めて国立大学の農学部の受験を勧めたが、「私の夢は農家のお嫁さん!!」といって地元で就職。いまは高校時代から交際していた同級生と結婚して念願の果樹農家のお嫁さんとなった。
  今まで培った経験や、思い出を活かし、これからも一人の教師として、「いのち」を学び、教えるものとして日々生徒達と汗を流していきたい。
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      「加藤特許事務所 ~知財 とびうめ便り~」 Vol.36
             発信日:2014年 5月 1日     発信者:加藤特許事務所
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★ 目 次 ★
 1.所長コラム
  ●平成26年度知財功労賞受賞のご報告と新弁理士のご紹介
 2.知財ニュース
  ●特許庁、一次審査通知期間(FA)11ヶ月以内を達成と発表
  ●許せない、宇治茶老舗など3社のロゴマークが台湾で無断商標登録申請
 3.連載 知財講座
  ●第36回:海外意匠出願(ハーグ協定のジュネーブ改正協定について)
 4.事務所からのお知らせ
  ●本年も始まる外国出願にかかる費用の半額補助
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1.所長コラム
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●平成26年度知財功労賞受賞のご報告と新弁理士のご紹介

平素より加藤特許事務所をご愛顧いただき心より感謝申し上げます。
 この度、私、加藤久が、平成26年度の知財功労賞を受賞し、発明の日である4月18日に東京での表彰式に出席いたしました。
 ここに、謹んでご報告申し上げます。
 この賞は、産業財産権制度の普及促進及び発展に貢献のあった個人に対して与えられるもので、対象となりました特許庁長官表彰は4名が受賞いたしました。
 特段功績も無い私が、このような栄誉ある賞を受賞いたしましたことは、とりも直さす、今まで私と事務所を支えて戴きました多くのお客様と所員のおかげであると、改めて感謝いたします。
 本年は加藤特許事務所創立20周年の記念すべき年であり、この節目の年に栄誉ある賞をいただきましたことも、何か意味あることのように思っております。
 最初一人で始めた事務所も今は多くの仲間ができました。もちろん毎日大変なことの連続でありますが、その困難の克服は私に課せられた使命だと思い、前向きに取り組んでいこうと思っております。
 浅学非才の身ではございますが、これを期に、私自身はもちろんのこと、所員一丸となり、今後さらにお客様に喜ばれるサービスを提供して参る所存でございますので、なお一層のご支援、ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
 またこの4月より、これからの加藤特許事務所の主軸となる2名の新しい弁理士が誕生いたしました。
 一人は、以前より実務を担当しておりました森博(もりひろし)弁理士で、もう一人は新たに加わりました南瀬透(みなせとおる)弁理士です。年頭にお約束いたしました、「事務所の永続性を維持するための若い世代への主軸の交代」を、粛々と実行してまいります。
 森弁理士は、東京大学大学院博士課程修了後、企業をへて、2007年より主として化学関係の特許出願を担当しておりましたが、弁理士資格取得により、これまでの経験に加え、さらに幅広いサービスの提供をしてまいります。
 南瀬弁理士は、慶応大学卒業後、特許事務所等の経験を経て4月に入所致しました。留学や前職での経験を活かし、海外出願と商標を担当いたします。
 21世紀は知的財産の時代と言われておりますが、一部の大企業を除き、知的財産制度を経営に上手く活かしている企業は多くはありません。逆に言えば、知財の有効活用を通して、成長する企業も多く出てくる可能性があると思っています。
 そのためには、特許事務所という狭い枠にとらわれない、若い人たちによる、新しいサービスの発想とその実行が不可欠であります。
 両弁理士は、若さゆえの未熟さも無論あるとは思いますが、希望と使命感に燃えておりますので、両弁理士に対しましても、変わらぬ厚情を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
                               所長 弁理士 加藤 久
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2.知財ニュース
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●特許庁、一次審査通知期間(FA)11ヶ月以内を達成と発表

 特許庁は4月1日、特許審査に関するこの10年間の長期目標であったFA11(2013年度末までに一次審査通知期間(FA)を11ヶ月以内とする)を達成したと発表しました。
 この目標達成のため、特許庁は2008年以来、任期付審査官の増員(毎年度98名×5年度)や登録調査機関による先行技術調査の拡充といった取り組みを行った結果、今年3月末にFA11目標を無事達成することができたとしています。
 今後の目標については、既に3月11日に発表した、「今後10年以内(2023年度)までに特許の「権利化までの期間」と「一次審査通知までの期間」をそれぞれ、14月以内、10月以内とする」としており、特許庁は審査の迅速化と質の一層の向上を図り、「世界最速・最高品質の特許審査」の実現を目指していくとしています。
 詳細は、下記のURLよりご覧ください。
[URL] http://www.meti.go.jp/press/2014/04/20140401008/20140401008.html

●許せない、宇治茶老舗など3社のロゴマークが台湾で無断商標登録申請

 抹茶スイーツで知られる「茶寮都路里(さりょうつじり)」、宇治茶製造販売の老舗として知られる「丸久小山園」、「中村藤吉本店」のロゴマ―クが、台湾において3社に無断で商標登録申請されていることが明らかになりました。
 丸久小山園の関係者が今年2月、台湾の顧客から知らされ、発覚したとのことです。3社は3月に台湾の知的財産局に対して、登録を認めないよう求める上申書を提出しているとのことです。
 「中村藤吉本店」の中村藤吉社長は「弊店はガイドブックなどでも紹介され、台湾の観光客も多い。登録されれば誤解を生みかねず、許せない行為だ」と話しています。
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3.連載 知財講座
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第36回:意匠「海外意匠出願(ハーグ協定のジュネーブ改正協定について)」

 ハーグ協定のジュネーブ改正協定とは、意匠の国際出願・国際登録に関する条約で、国ごとの出願手続を一本化し、一つの出願手続によって、複数の締約国での意匠登録を可能にする制度です。すなわち、この条約によると出願手続が簡易になり、より安価に国際的な意匠権の取得が可能となります。
 日本は現時点ではこのハーグ協定ジュネーブ改正協定(以下、ハーグ協定)には加盟しておりませんが、日本の加盟を前提とした意匠法改正案が国会で審議されています。
 手続の流れとしては、日本国特許庁または国際事務局に一つの願書を提出すれば、国際事務局において国際登録・国際公表がされます。その後、指定国が無審査国の場合は、そのまま当該国で権利が発生します。これに対し指定国が実体審査国の場合は、国際公表後遅くとも12ヶ月以内に審査結果が通知されます。その結果が登録査定であれば当該国で権利が発生します。
 この制度下では、同一の国際意匠分類(ロカルノ分類)に属する意匠であれば、一つの出願に100の意匠まで含ませることが可能です。登録したい意匠が多数ある場合は、かなりのコスト削減が期待できます。
 また、国際登録の更新や権利移転等の手続は、国際事務局に対して行えばよく、国ごとの手続は不要となりますので、一元管理ができ手続が簡素化されます。
 しかしながら、ハーグ協定によると、各国での権利発生前に国際公表により意匠が公開されてしまうという危険があります。公開繰延の制度を利用することで意匠公開を回避できますが、指定国によっては繰延制度を利用できない場合があります。このため、公開による模倣の危険が大きい意匠については、国際出願は躊躇するという事態も生じえます。
 なお、ハーグ協定に加盟しても、従来の国ごとの出願は可能です。このため、ハーグ協定の国際出願のメリット・デメリットを考慮した上で、ハーグ協定の国際出願によるか又は各国の直接の出願手続によるかの選択が可能となり、柔軟な出願手続の選択肢が増えることになりますので、日本のハーグ協定の加盟はユーザーとしては非常にメリットがあるものといえます。
 国会での審議の結果につきましては、引き続きメルマガにてお知らせします。
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4.事務所からのお知らせ
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●本年も始まる外国出願にかかる費用の半額補助

 特許庁は、中小企業の戦略的な外国出願を促進するため、外国への事業展開等を計画している中小企業に対して外国出願にかかる費用の半額を昨年に続き助成します。
 本年度からは、従来の地域実施機関としての都道府県等中小企業支援センターの他、新たに全国実施機関として独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)を補助事業者に加え、全ての都道府県で支援が受けられるようになっています。九州各県の補助事業者よりの具体的な申請方法等については、まだ発表されていませんが、発表されましたら、またメールマガジン等でご連絡します。
 なお、既に本年外国出願を計画されているお客様は、事前に弊所にご連絡ください。
 詳細は、下記のURLよりご覧ください。
[URL] http://www.jpo.go.jp/sesaku/shien_gaikokusyutugan.htm
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加藤特許事務所
 URL:http://www.kato-pat.jp/
 編集・発行: 加藤特許事務所 -メルマガ事務局-
 福岡市博多区博多駅前3丁目25番21号 博多駅前ビジネスセンター411号
 TEL:092-413-5378 E-mail:mail@kato-pat.jp
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東瀧 邦次さま

いつもお世話になっております。
  筆者は企業の環境・CSR活動やNPOとの協働などに関する、いくつかのアワード(顕彰)の審査員をさせて頂いていますが、最近、残念な事実を知りました。
  それは、数年前にある「大賞」でグランプリを獲得した企業が、受賞の半年以上前に、NPOに対する支援を事実上打ち切っていたのです。支援期間はたった1年でした。
  すでに終わっていた支援について、それを隠し通し、堂々と受賞していたのであれば、それは企業倫理にもとる行動と言わざるを得ません。審査員の一人として、まさに裏切られた思いでした。
  企業同士の取引であれば、短期間で終了することはよくあることです。しかし、NPOは市民を代表する存在であり、その背後には多くの受益者がいるのです。そうした関係性から、企業が一方的にNPOを安易に「切る」ようなやり方は、多くの人たちから不信感を抱かれかねない行為です。
  企業のCSR活動は、10年、20年と続く中長期の取り組みであるべきです。障がいを持つ児童への支援であれば、小学校1年生から高校3年生まで12年の学習期間があります。それなのに1-2年で支援が途絶えれば、「打ち切られた」児童はどうすれば良いのでしょうか。これは海外の貧困や教育支援なども同様です。 
  さて、このように企業がCSR活動で協業したNPOを短期間で「切る」ような事態が頻発すると、さまざまなリスクが予想されます。第1に、「切った」企業自身のリスクです。
その企業への不信感が伝播し、社会からの信頼や「いいね!」を得て自らのソーシャル・ブランド価値を高めるという、企業のCSR活動の根幹が大きく揺らぎかねません。
  上司が変わったから、方針が変わったからといって、NPOや市民社会との関係をリセットするようなことでは、その企業への信頼自体も大きく損なわれかねません。
  第2のリスクは、NPO側が支援を打ち切られることを恐れ、ますます企業に対してモノが言えなくなることです。「協働=パートナーシップ」とは、あくまで対等の関係です。双方が健全な意見や、応分の労力を出し合って初めて成立するのです。
  グローバル企業を堂々と批判する海外のNGO/NPOに比べて、日本のNPOは、総じて企業に対しておとなしいのが実情です。その背景には、日本のNPOが財政的に脆弱であることがあります。
  NPO側も、寄付やクラウドファウンディングなどを通じて、財政基盤を健全にした上で、企業に対してきちんとモノが言える組織にすることが求められています。
  第3のリスクは、CSR活動に対する社会全般の認識が損なわれることです。「どうせ企業の宣伝でやっているのだろう」「やっても大したことはない、長続きしない」などという意見が蔓延すれば、地道に努力してきた他の企業のCSR活動にも大きなマイナスになりかねません。
  もし、そうなれば由々しき事態です。いま多くの企業が、さまざまな社会的課題に真摯に取り組み、効果を上げつつあります。冒頭に掲げた企業のような行為は、その流れに掉さすだけではなく、日本のCSRを大きく後退させかねません。(オルタナ編集長 森 摂)
 「NPOとの協働は長期的な視点で」掲載URL=http://www.alterna.co.jp/12911
=============オタナ&オルタナSお勧め記事=================
◆CSVの元祖・ネスレの包括的CSRプログラムとは
 ――下田屋毅の欧州CSR最前線     http://www.alterna.co.jp/12883
◆4時間ボランティアでコンサートチケット入手 米国発ムーブメントが上陸
   http://www.alterna.co.jp/12851
◆サントリー、「水と生きる」を森林整備で実践
   http://www.alterna.co.jp/12895
◆「認定NPO法人制度」が瀕死の危機、NPO団体が結集し対策会議
   http://alternas.jp/study/news/51933
◆「重度弱視」だって、カッコよくかわいい勉強ノートを使いたい!
   http://alternas.jp/study/it_social/51995
==============オルタナ編集長お勧め映画=====================
◆幼児教育の在り方を問う、映画「こどもこそミライ」
  子どもと保育をテーマにしたドキュメンタリー映画「こどもこそミライ」(筒井勝彦監督)の上映が4月5日、アップリンク(東京・渋谷)で始まった。
  子どもたちだけの徹底した話し合いの場を設けるなど、3つの保育施設のユニークな取り組みを取材した本作品は、日本の画一的な幼児教育に警鐘を鳴らす。昨年11月の公開以来、勉強会や企業主催の上映会を経て劇場公開が決まるなど、全国的な広がりを見せている。
詳しくは⇒ http://www.alterna.co.jp/12891
================オルタナ編集長お勧めイベント===================
◆5/3 LGBT職場環境アンケート報告会 ~データを職場環境改善のチカラに
  虹色ダイバーシティでは昨年の第1回に引き続き、インターネット上で「LGBTに関する職場環境アンケート」を実施しました。今年は調査対象をLGBT当事者だけでなく、「日本の職場で働いた経験のある方」に拡大し、2014年2月~3月で1700名を超える回答を得ました。このアンケートの集計・分析結果の発表と、そこから見えてくる日本の職場の課題について考えるトークイベントを開催します。
と き: 2014年5月3日(土)14:00ー16:00
ところ:  東京ウィメンズプラザ(東京都渋谷区神宮前)
参加費: 500円 
詳しくは⇒ http://kokucheese.com/event/index/161869/
◆5/8,11 炭素循環農法交流会
  炭素循環農法とは、炭素資材を用いて畑の微生物を増やすことで植物を育てる環境にやさしい農法です。提唱者である林幸美氏のレクチャーの後、ゲストとの対談形式で炭素循環農法の位置づけや未来への展望を話します。
  ゲストは古武術を活用した介護方法などで有名な身体技法研究家の甲野善紀氏(8日)と、有機農業ジャーナリストの山口タカ氏(11日)。甲野氏の回では、「農業における体の使い方講習」も行います。
と き: 2014年5月8日(木)9:00ー16:00、
ところ: (8日)二宮町役場駐車場町民センター前集合、
     (11日)豊海区民間3号室(東京都中央区勝どき)
参加費: いずれも1000円  
詳しくは⇒ http://tanjunnou.blog65.fc2.com/
◆5/14(水)~7/23(水)「新興事業@東北!」研修(5/2(金)申込締切)
  一般社団法人新興事業創出機構(JEBDA)が主催する「新興事業@東北!」研修は東北被災地発のソーシャルビジネスを題材に、優れたビジネスチャンス(新興事業)を見つけ、事業アイデアを具体的事業にする社内起業家(イントレプレナー)に求められるマインド、スキル、ネットワークを身につける研修です。豊富な企業ネットワークを有し「東北発、世界に挑戦する新興事業」の創出を目指すノウハウを「試す」「知る」「実践する」を通じて学ぶことができます。まずは東京メインで受けられる基礎コース(東京ラウンド)を開講します。
と き: 2014年5月14日(水)~7月23日(水)3ヶ月
ところ: 東京都内、東北被災地
参加費: 150,000円 ※各種割引制度がありますので、お問い合わせください。 
詳しくは⇒ http://www.rise-tohoku.jp/?p=6605
◆5/22 「英国先進CSR&エシカル企業視察ツアー」説明会
  オルタナはUKツアー開催に先立ち、説明会を行います。UKツアーは世界のエシカルやCSRの発信地である英国で、先駆者企業たちを視察しながら最前線を探るツアーです。ツアーの日程は7月6日から13日までの7日間。現地参加費用は28万円ですが、百貨店協会経由のお申し込みの場合は割引があります。
と き: 2014年5月22日(木)19:00ー20:00
ところ: オルタナ編集部(東京都目黒区駒場)
参加費: 無料  
詳しくは⇒ http://www.alterna.co.jp/12858
http://edit.diarynote.jp/home/diary/new/
◆5/19 シンポジウム「鎌倉発イノベーション」
  オルタナは「鎌倉発イノベーション」をテーマにシンポジウムを開催します。鎌倉に本社を構える「面白法人カヤック」の柳澤大輔代表など、鎌倉に根ざした企業経営者を複数を招く予定。鎌倉を愛する企業文化を学び、今抱えている問題を解決する糸口を探します。
と き: 2014年5月19日(月)19:00ー21:00
ところ: エコライブオフィス品川(東京都港区港南)
参加費: 3000円 
申し込み⇒ http://goo.gl/KGnwK9
詳しくは⇒ http://www.alterna.co.jp/12910
◆「みなとCSRダイアログ」--東京・港区の企業のCSRを語り合おう!
  港区立エコプラザ、みなと環境にやさしい事業者会議(mecc)、オルタナは5月20日、社会と企業の対話を活性化させる「みなとCSRダイアログ」を開催します。第1回は、森永乳業と西松建設のCSR担当者による発表後、討議時間を設け、内容を深めていきます。また、第2回以降、港区に拠点を持ち、CSRの活動事例を発表して頂ける事業者・企業・団体様の参加を募集しています。
と き: 5月20日(火)18:00ー20:00(以降、隔月で全6回開催)
ところ: 港区立エコプラザ(東京都港区浜松町) 
参加費: 無料
詳しくは⇒ http://goo.gl/0fYqW4
◆5/30 エナジーグリーンセミナー2014
  エナジーグリーンは「地球温暖化問題と私たちの課題」をテーマにセミナーを開催します。いま日本は大規模なシステム改革を必要としています。その場しのぎではない、100年後を見据えた課題を設定しなければなりません。国立環境研究所の江守正多氏やオルタナの森摂を講師に、地球温暖化について深めていきます。
と き: 5月30日(金)14:00ー16:30
ところ: 四谷区民センター9階大ホール(東京都新宿区内藤町)
参加費: 1000円(申し込みは5月20日までに info@energygreen.co.jp へ)
詳しくは⇒ http://www.energygreen.co.jp/topics/index.php#335
◆第二回「天職TOKYO」参加企業さま募集のお知らせ
  オルタナは第二回「天職TOKYO」を開催します。「天職TOKYO」は、「志に共感した会社で働こう」という合言葉のもと、企業の代表者や役員と、求職者が直接対話をする、マッチングイベントです。第一回は11の企業・団体の代表者と転職者200人が交流しました。今回は新卒・転職者向けにそれぞれイベントを行い、どちらも出展企業枠は3社となります。
と き: 2014年6月中旬から下旬にかけて
ところ: 都内のカフェを予定しています。
求職者: 新卒者対象と転職者対象向けのイベントを2回に分けて開催し、それぞれ30人ほど
参加企業枠: それぞれ3社(参加企業さまには特典として、経営者トップインタビューを行い、オルタナS・Yahoo!ニュースに掲載します)
企業参加費:新卒者向けイベント・参加者1名につき1万円(上限30万円)
      転職者向けイベント・参加者1名につき2万円(上限30万円)
お問い合わせ先:株式会社オルタナ・池田真隆(masataka@aterna.co.jp)
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株式会社オルタナ 代表取締役 編集長 森 摂
東京都目黒区駒場1-26-10-304  tel: 03-6407-0266
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日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会
     ヘ  ッ  ド  ラ  イ  ン  ニ  ュ  ー  ス
      事務局報告第123号            2014年 4月30日発行

◎  5/10(土)開催:『第20回記念 生涯現役フォーラム』ご案内

 あ  な  た  が  創  る  活  力  あ  る  日  本
      第 2 0 回 記 念  生  涯  現  役  フ ォ  ー  ラ  ム  
           2 1 世 紀 は 『 生 涯 現 役 社 会 』

   誰にも束縛されず、自由に仲間と協働できる生涯現役社会づくり、
 政府・行政に頼る市民活動でなく、むしろ国から頼られる市民自治の底力、
   その新たな着想を参加者全員が主役で体感の当フォーラムは最高です!

日 時  2014年5月10日(土) 13:30(開場 13:10)~16:50
会 場  公益財団法人 東京しごと財団 地下大講堂
       〒102-0072 東京都千代田区飯田橋 三丁目10番3号
          TEL:03-5211-1571
【会場アクセス地図表示= http://www.shigotozaidan.jp/map.html
参加費  前売券 1,000円    当日券 2,000円
主 催  日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会
     〒103-0028 東京都中央区八重洲一丁目7番20号 八重洲口会館 B2F
     TEL:03-3517-6667  FAX:03-3517-6668
     ホームページ  http://www.sgsk.net
     問合せ先    info@sgsk.net
協 賛  NPO ライフ・ベンチャー・クラブ/一般社団法人 日本開発工学会
      一般社団法人 高齢者活躍支援協議会/社会起業大学
後 援  高齢社会NGO連携協議会
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    このフォーラムは参加者皆様が「生涯現役社会づくり」実現の要員となることを目的として開催します。
      ぜひ夢と希望に挑むご友人やご家族を誘い、ご参画くださいますよう心からお待ちしています。

【 ス ケ ジ ュ ー ル 】
司 会  吉田あつみ氏 品川区議会議員 NPO/LVクラブ 理事            
13:30~13:45 開会挨拶 東瀧代表「生涯現役フォーラムの開催趣旨」     

〔第一部〕13:45~15:00
 基調講演 福嶋 浩彦氏  中央学院大学教授・東京財団上席研究員
演 題: 「 国 に 任 せ ず  市  民 が 動 く  生 涯 現 役 社 会 」
【講師プロフィール】                     
  1983年千葉県我孫子市会議員、市議3期目途中の1995年、38歳で我孫子市長、2007年まで3期12年務め全国青年市長会会長にも就任。市長退任後2010年消費者庁長官に任命され、2012年まで務める。我孫子市長在任中は「市民自治」を提唱し、補助金の市民審査、提案型公共サービス民営化、市民債による古利根沼の保全、常設型の住民投票条例等を実現したことで知られる生涯現役活動家。

〔休 憩〕15:00~15:10

 
〔第二部〕15:10~16:30
  パネリスト3名 と東瀧コーディネーターによる全員主役で参加の実践交流  
  ~ み ん な で 『 生 涯 現 役 社 会 づ く り 』 に ど う 取 組 む か ~
【 パ ネ リ ス ト 】
◎ 福嶋 浩彦氏 中央学院大学教授・東京財団上席研究員
           わが国における「市民自治」の第一人者
◎ 田中 勇一氏 社会起業大学 理事長・リソウル株式会社 代表取締役
◎ 松重 奉昇氏 日本生涯現役推進協議会参与/アイトス㈱ R&D推進室長
【 コ ー デ ィ ネ ー タ ー 】
◎ 東 瀧  邦 次 日本生涯現役推進協議会代表代行/NPO法人 LVクラブ代表

16:40~16:45 閉会挨拶 江島 優氏 日本生涯現役推進協議会 理事    
                 東京エゼグティブサーチ株式会社 代表取締役会長  

16:45~16:50 二次会ご案内(水上フォーラム実行委員長の説明)ほか
--------------------FAXでお申込みください。FAX:03-3517-6668------------------- 
     第20回記念 生涯現役フォーラム 参加申込書   2014年 5 月  日

日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会  生涯現役フォーラム事務局 宛

氏 名                     
TEL or FAX or E-mail
住 所 
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◎  2 0 1 4 / 4 / 1 ~ 2 0 1 4 / 4 / 30 の当Blog「掲載テーマ一覧表」

2014年4月30日   「日本生涯現役推進協議会」/会報123号
2014年4月29日   NPO ライフ・ベンチャー・クラブ会報 103号
2014年4月28日   J.I.News:「身近な街から始める政治参加」
2014年4月27日   浅野初子氏Active Senior 95山Girl元気談
2014年4月26日   佐橋慶女氏「オパール・ネットワーク」紹介
2014年4月25日   先の見えないフクシマ復興再生課題事例
2014年4月24日   5/28(水)『第341回生涯現役塾第5弾』案内
2014年4月23日   第340回生涯現役塾から昼/夜二部制開催
2014年4月22日   フクシマ復興支援ネットワーク:参加呼掛け
2014年4月21日   吉川代表:フクシマ復興支援ネットワーク③
2014年4月20日   井上氏:「フクシマ復興支援ネットワーク」②
2014年4月19日   井上氏:今後三年正念場/福島復興支援①
2014年4月18日   4/23(水)『生涯現役シリーズ塾』昼夜開催
2014年4月17日   フクシマ復興支援Network:井上事務局長
2014年4月16日   井上 仁氏新聞記事紹介/3・11後を生きる
2014年4月15日   Altarna誌:「IPCCの新しい報告書」ご紹介
2014年4月14日   中瀬 勝義氏:「2014年沖縄を考える」紹介
2014年4月13日   協働ステーション中央より十思カフェ案内
2014年4月12日   5/10開催 『第20回記念 生涯現役forum』
2014年4月11日   4/23開催『第340回生涯現役シリーズ塾』
2014年4月10日   役職定年者「可能性開発」プロジェクト紹介
2014年4月 9日   4/17(木)祝会:23(水)4月例会行事ご案内
2014年4月 8日   津波に故郷を奪われた人達への灯台に②
2014年4月 7日   津波に故郷を奪われた人達への灯台に①
2014年4月 6日   日経経済教室:『高齢』定義,見直しの時②
2014年4月 5日   日経経済教室:『高齢』定義,見直しの時①
2014年4月 4日   Altarna:危機に企業集う鎌倉INOVASION
2014年4月 3日   Altarna:「CSRからCSVへ」に対する警鐘Ⅲ
2014年4月 2日   Altarna:「CSRからCSVへ」に対する警鐘Ⅱ
2014年4月 1日   Altarna:「CSRからCSVへ」に対する警鐘Ⅰ
                                           以 上
特定非営利活動法人 ライフ・ベンチャー・クラブ  
      ホ  ッ  ト  ラ  イ  ン   ニ  ュ  ー  ス
  事 務 局 報 告 第 103 号              2014年 4月29日 発行

◎  4月23日(水)NPO法人LVクラブ 情報交流会・Forum実行委員会ご報告

拝啓 ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 
  さて、当NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブの四月情報交流会 & 第20回記念生涯現役Forum開催実行委員会 兼 定例理事会を下記のとおり開催いたしましたので、ご報告申し上げます。                             敬 具         
                      記
日 時: 2 0 1 4 年 4 月 2 3 日(水曜日)   1 5:0 0 ~ 1 7 : 3 0
会 場: ライフ・ベンチャー事務所  B 2 F 会議室 
出席者:伊東紘二、内山 優、糟谷繁子、高橋育郎、新川政信、東瀧邦次、水上久忠、吉田あつみ各理事8名他、オブザーバー参加者:松重奉昇、中上 章両氏の合計10名
 【 情 報 交 換 会 】               1 4 : 0 0 ~ 1 6 : 0 0
  水上副代表進行による初出席の中上 章氏自己紹介始め各自直近1ヶ月の活動報告、ビジネス情報交換会とクラブ事務局新会員の報告など
〔新会員氏名(敬称略/括弧内=入会日)紹介:松重奉昇・糟谷繁子・吉田あつみ(前年12月)/植松文子(1/28)/小林正則(2/10)/酒井幸子(4/15)、遠藤壽彦(4/21)、井上 仁(4/25)〕
 【 ⑳ 記 念 Forum 実 行 委 員 会  兼  四 月 理 事 会 】    1 6 : 0 0 ~ 1 7 : 3 0
議 題:
① 伊東氏準備の「⑳Forum当日タイムテーブル表」により、当日資料準備、役割分担を各自確認
① 代表・副代表両名による前売券領収書の別途預託状況を説明。前回本田氏預託分を水上氏が肩代り引受け、田中氏・江島氏宛預託申入れに両名で訪問依頼。上田・後藤・佐々木・伊田・伊東・古瀬氏預託申入れ等事務局で既に対処済
  (その他のご関係者に前売券預託を依頼する件は、何より同志としての自発的ご協力の口コミ努力からご本人の生涯現役力発揮が期待されると願う)  以 上

◎  4/23(水)『 第340回 生涯現役シリーズ塾 』昼の部/夜の部ご報告
    
  今回初めて第340回生涯現役塾を4月23日(水)13:00~15:00&18:00~20:00に昼・夜二部制で、ライフ・ベンチャー事務所を会場に開催しました。
  進行担当:水上副代表/昼・中上理事/夜・東瀧代表発表担当で開始しました。
  今回【昼の部】は、出席者;伊東・中上 章・東瀧・水上各氏を前に中上講師が、1965年4月貿易自由化到来に即し27歳で起業したエヴィック社創業理念と、個人ベースの起業組織でイノベーションの活性化、流通べンチャーと海外ネットワークなど往時の実践体験をベースに熱弁を揮いました。
  【夜の部】では、東瀧代表より「2014年度生涯現役シリーズ塾の本格的参画度合いが『生涯現役プロデューサー』仮登録レベルを本登録化する重要な鍵が生涯現役塾の研鑽道場である」基本方針が今回改めて打ちだされました。
【夜の部】参加者は、担当理事両名と内山 優、糟谷繁子、川崎収厚、染谷光亨、高橋育郎、新川政信、藤田紀美枝、吉田あつみ各氏計10名でした。  以上

◎  「第341回生涯現役シリーズ塾第五弾」開催ご案内

 【 第 3 4 1 回 生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾 】
   生  涯  現  役  に  取  り  組  む  第  五  弾
      ~ 生涯現役社会づくりへのオンリーワン「生涯現役シリーズ塾」~
日 時:   2 0 1 4  年  5  月  2 8  日 (水)
     【 昼 の 部 】13:00~15:00〔① 中上  崇 担当〕
     【 夜 の 部 】18:00~20:00〔② 水上久忠 担当〕
会 場: ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー 事 務 所
     (JR東京駅 八重洲北口 大丸デパート真正面向いビルB2F)
内 容: 本年度の当『 生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾 』第一弾~第四弾で、参加者全員の真剣な生涯現役仲間の絆づくりに集う様々なホンネと、生涯現役の意義を率直に話し合いました。
  そこから一人ひとりの「生きがい目標」と「生涯現役社会づくり」が、どのようにイメージできるか・・・を明確化します。そうすればまず、皆様の行動優先順位もハッキリしてきます。
  各人各様取り組む「生涯現役」実践活動の輪が拡がり、より効果的に『生涯現役社会づくり』連携ネットワーク化をめざせる・・・夢と希望づくりの社会起業を楽しく話し合いましょう!
テーマ: いまなぜ 企業向け 「生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾」 が必要なのか 
進 行:   東 瀧   邦 次
    (日本生涯現役推進協議会 & NPO法人 L V クラブ 代表)
発 表:①  中  上    崇
(一般社団法人日本開発工学会 会長 & 日本生涯現役推進協議会 理事)
略 歴:27歳のベンチャー創業から(株)メタリンク創業まで豊富な実践 経験。ベンチャー・コンサルタントの傍ら、日本開発工学会や日本電子機器輸入協会 代表として、ベンチャービジネス名語り部で大活躍。
    ②  水 上   久 忠
    ( 3愛ネットクラブ 代表 & NPO法人 L V クラブ 副代表)
略 歴:米国で「社会階層学・老人教育」習得、50歳での社会人大学院で「起業家養成コース」修了。還暦定年で大病後、社会貢献の結婚相談創設。2013年NPO/LVクラブ副代表として「生涯現役婚活社会づくり」構築に鋭意邁進中。
………………………………………………………………………………………
参加費: 会員/1,000円     一般/2,000円(会員紹介者/1,000円)
申込先: NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ事務局
    東京都中央区八重洲1-7-20  八重洲口会館 B2F
電 話:03(3517)6667  Fax:(3517)6668
E-mail: info@npolvc.org   or  info@sgsk.net
U R L: http://www.sgsk.net  or  http://www.npolvc.org
……………………………………………………………………………………
       第341回 生涯現役シリーズ【 昼 ・ 夜 】塾 参加申込書   
                                   2014 年 5月  日
NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ 事務局 宛

住 所:〒                       
氏 名:     
TEL or FAX or Mail         
<巻頭寄稿文>
  「 身 の 回 り の 街 か ら 始 め る 政 治 参 加 」
            NPO法人YouthCreate 代表 原 田 謙 介

  NPO法人YouthCreate代表として、「若者と政治をつなぐ」をテーマに活動をしています。地方政治・地方議会へのアプローチが、このテーマにおいて鍵となるのではと考えています。

  みなさんは、「政治」と聞いて何を思い浮かべますか?「政治家」と聞いて誰を思い浮かべますか?多くの方が、国の政治や政策、国会議員を思い浮かべたのではないでしょうか?知事や市長を思い浮かべた方はいらっしゃっても区議・市議が浮かんだ方は少ないと思います。

  地方政治・政治家への関心の薄さや、地方議会・首長選挙の投票率の低さをもたらしている要因は3つあると思います。

  一つ目は、情報の少なさです。ローカルなメディアや自治体が発行する冊子などで情報が発信されているものの、国政の情報量に比べれば無論少なく、見聞きすることも余りありません。また情報を能動的に得ようとしても、ホームページはおろかブログすら持っていない議員はまだまだ多く、情報を得にくい状況があります。

  二つ目は生活への直接的な関わりを感じにくいことです。消費税など誰もが関わりを実感する国の政策に比べて、地方議会の議論内容は、自分の生活との関わりを実感しにくいです。また一つ目の理由ともつながるのですが、情報が少ないことも関わりを感じにくくさせている原因です。

  三つ目はそもそも地方政治・行政・議会の仕組みを知らないことです。例えば、国・都道府県・市区町村の権限の範囲を知らなければ、それぞれの政治によって、自分の生活がどう変わるか分かりません。また、一年の中でいつ議会が開かれているのか知らなければ、注目するタイミングが分かりません。

  地方政治は身近な話題を扱っており、生活に近い関係にあるはずです。そのため、本当は国政より入門し易いものです。例えば、「TPPに関してあなたの意見を教えて下さい」といわれても、内容が複雑なため答えることができる人は少ないでしょう。そして、この内容についての国会答弁を見ても、理解することはさらに難しいでしょう。対して、「駅前のデパートの跡地の再利用をどうするか、あなたの意見を教えて下さい」と言われればどうでしょう。街に住んでいる人が、それぞれの想いを語れるはずです。議会の答弁も自分事で聞けるはずです。街づくりの延長としての政治がここにあります。

  地方政治に関するアプローチを行うことで、「硬くて難しい」という政治への概念を覆し、自然に自分事にしていくことができる可能性があります。自分が代表をつとめるNPO法人YouthCreateでは、この考えをもとに今後も「地方政治」を軸の一つとして活動を続けていきます。みなさんも自分の住んでいる街の議会の議事録を開いてみてください。結構、面白いものです。
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  原田 謙介(はらだ けんすけ)(27才)
  NPO法人YouthCreate代表。「若者と政治をつなぐ」をコンセプトに活動。地方議員と若者の交流会「VotersBar」の全国展開や、行政・企業とのコラボ企画、選挙時の投票率向上に向けた企画等を実施。大学3年時に20代の投票率向上を目指し「学生団体ivote」を設立。卒業後の2012年4月インターネット選挙運動解禁を目指し「OneVoiceCampaign」を立ち上げる。全国での講演を行う。zero選挙2013出演。内閣府子ども・若者育成支援推進点検・評価会議委員。
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  昨日付当Blogでご紹介の佐橋女史主宰「オパールネットワーク」直近会報No.159号に、オパール大阪例会での講演者/浅野初子女史による「アクティブシニアの元気談~95歳の山ガール・浅野初子さん~」が掲載されていましたので、下記に転載ご紹介させていただきます。
  人生16年も先駆者として勇敢なモデル像を近寄りがたい後姿で示していただける女傑の元気談には、出席者一同大いにファイトとエネルギーを与えられたことだと存じます。
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【 ア ク テ ィ ブ シ ニ ア の 元 気 談 】
     9 5 歳 の 山 ガ ー ル : 浅 野  初 子 さ ん 

  浅野初子さんは、大正8年(1919年)生まれの95歳、いまも現役で山登りとスキーを楽しむアクティブシニアです。
◇  山 へ の き っ か け
  大阪府女専で、山好きの先生に出会い、17歳の夏休みに、初めて北アルプスを横断しました。ガイドさんのすぐ後ろを歩き、足元の花の名前を次々に訊いて教えてもらい、山歩きがうれしくてたまらなくなりました。
  女專卒業後、昭和15年(1940年)に教職に就き、山はエーデルワイス(女性のクラブ)に入会し、昭和19年、会がなくなるまで在会、一緒に山登りした男性たちはみな戦争に行き、親からは山へ行くなと言われました。
◇  山 で の 遭 難
  昭和19年5月、自分一人で六甲山の岩壁にトライ。てっぺんの岩に手がかかりかけたところで20メートルほど落下。30分ほど気を失っていました。危ない時につかもうとたらしておいたザイル、手指も足指も効かないなか必死で回収し、何度も転びながらやっとの思いで駅に着いたが口がきけない。傷だらけの顔をスカーフで頬冠りして電車に乗っていたら、こんな時局にスカーフなどととがめられたが、傷だらけのすごい顔に驚き、離れていきました。
  頭を打って脳震盪を起こしたので、本は読んでもすぐ忘れ、口はきけず、買い物の計算はできず、途方に暮れました。夏休みに白馬の山小屋で一ヶ月間居候してボーっとしていたら元に戻り、9月から学校へ復職することができました。それでも山が好きです。
◇  山 は 天 国 み た い
  山では、花はきれい、ややこしい人間関係はなく、天国みたいに思えました。
  山へ行けなくなるから結婚しないつもりが31歳で結婚。33歳で教師を辞めました。
  昭和48年に、PTAを卒業した女性たちに呼びかけて山登りの会「でんでん虫」を結成。
  自分より若い友だちを作っておくのはいいものです。世の中が若い友だちから入ってきます。若いといっても、彼女たちは70代半ば。
  20人以上いた「でんでん虫」の仲間も今は7人。毎週1回山行きを楽しんでいます。
  76歳までは、3,000メートル級の山へ登っていました。
  登山の回数は、2,000回にはなるでしょう。
◇  パ ー ト ナ ー の 老 々 介 護
  5歳年下の人と結婚したとき、しめしめ私の方が介護してもらえると思っていましたが、4年前、二人で六甲山登山中、夫は谷側へ突然倒れ、とっさに夫のリュックをつかみ、一緒に20メートルほど斜面を落下。ヘリコプターで病院へ運ばれ、夫は脛骨骨折で3ヶ月半入院。自分でトイレに行くので危ないからベットに縛りつけられ、車椅子生活になりました。
  私は家事も介護も自分でこなす毎日、最近来てくれたヘルパーさんは、なんでも一人でできるので驚いています。
◇  山 登 り の 恵 み
  山のお蔭で歩くのが苦にならず、バスを待つ時間が嫌で30分くらいなら歩きます。歩いているといろんなものが見えます。
  体力を維持するために山へ行っているのではなく、行きたくて山へ出かけています。
  5年前に心臓冠動脈の狭窄が見つかりステント手術を受けました。再発予防のため一生飲むようにいわれた血液サラサラ薬をやめたが、山歩きのお蔭で健康を維持しています。
  食事は、好きなものを食べているだけ。肉も魚も嫌いで野菜が好き、甘いものも好き。
  歯が丈夫で、手入れもしないのに、92歳で32本あり、歯科医師会から表彰されました。
◇  読 む の が 好 き 、 書 く の が 好 き 、 メ ー ル も 好 き
  毎晩寝る前に本を読み、午後11時ごろ寝て、午前3時には目が覚めて、また本を読みます。朝日新聞の「ひととき」欄には、45歳の時から投稿を続けています。
  パソコンと出会ったのは60歳の頃。
  今は毎日若人近い友人とメールのやり取りをしています。
【オパール大阪の例会より・・・・・浅野さんは、背筋がしゃんと伸び、声にも張りがあります。元気の秘訣は好奇心だとのことです】

  人生の敬愛する達人者:佐橋慶女【オパール・ネットワーク主宰】さんが季刊誌No.159号をご恵送くださいました。
  その巻頭分「人生、素直に 希望に向かって」を拝読しながら、アナログ主体の会報を毎号ご丁寧にご郵送くださるお礼に、せめて生涯現役仲間の皆様にその大切な生涯現役に役立つ貴重な部分紹介をさせていただきたいと思っていたところ、幸い過去の記事(2012-05-12 テーマ:気になる人 )で恐縮ですが、下記のkabukumono(執行雅臣)氏のブログ〔ファッション界の話題、街歩きの報告、気になる話、今を知る話〕に佐橋女史「オパールネットワーク」ご紹介文を見つけましたので、敢えて転載ご紹介をさせていただきます。
関係ご参考URL= http://ameblo.jp/3819tune1224/entry-11248789783.html
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 佐 橋  慶 女 さ ん 、「 オ パ ー ル ・ ネ ッ ト ワ ー ク 」、
          街   へ   出   か   け   よ   う   !

  「オパール・ネットワーク」のニューズレターの最新号(NO.151号)を頂戴した。

  佐橋慶女さんが主宰する「オパール・ネットワーク」というのは、40歳以上であれば誰でも入会できるシニア世代の暮らし方に取り組む全国組織で、高齢者問題、暮らしを楽しく生きる、生活の知恵を生かすことなどにも取り組んでいる。

  佐橋慶女さんは只今81歳。1963年に女性だけの会社「アイデア・バンク」を設立され、1971年には生活文化を伝承する「傳承塾」を始めたりと、時代を切り開いてこられた人。

  「オパール・ネットワーク」というのは”Old/Ordinary People in Active Life”の頭文字をとって名付けられたが、「高齢時代に心身とも健康で自立した生活をめざす活動」を目指している組織。

  「オパール・ネットワーク」が提唱することが
① 3つの自立(精神・経済・生活)
② 3S運動(シンプルで、スリムに、センスよく)
③ 4R実践(リフューズ、レデュース、リユース、リサイクル)
④ 5つの貯え(智恵・知識、趣味、友人・仲間、健康、お金)

また「オパール・ネットワーク憲章」もある(アイウエオ憲章)
ア=明るく             カ=感謝の気持ち
イ=生き生きと          キ=協力者のおかげ
ウ=美しく             ク=苦労はひとつかってでる
エ=笑顔で            ケ=健康で
オ=おもしろ、おかしく      コ=公共のために奉仕する

  ニューズレターの巻頭にあった佐橋慶女さんのエッセイの中に興味深いことが書かれていた。

  「最低7千歩を目途に毎日歩いていますが、坂道が少ししんどくなってきています。気がついてみると、私の住まいは赤坂、乃木坂といわれるように、坂が多いことです。でも、体力の衰えに気落ちしないで、図書館に、観劇に、音楽界、交流会に、いろいろな催しに一日一回の家出を実践している毎日です。

  それにつけても、いい催しがなんと多いことでしょう。私はよほどの外せない用事以外は80歳からの学び、遊び、交友、各種の楽しみ会に積極的に参加して心歓ばせに励んでいますが、ゆとりがなかった今までにない学び、楽しさがいっぱいあることです・・・」

  若い皆さんは、電車内で携帯電話をいじってばかりいないで、佐橋慶女さんのように積極的に街へ出かけていろんなものやことに出会ってもらいたいと願う。

  私は図書館には行ったことがないが、街でやっている無料の展覧会を積極的にのぞいている。運よく出展者がいることに出会えるといろいろと話が伺えて楽しい時間を過ごせる。佐橋慶女さんの足元に近づけるように、もっと頑張りたいと佐橋慶女さんのエッセイを読んで思ったんだョ。 ではまたあしたです!  つづく
  私たち『生涯現役社会づくり』推進者の仲間に下記のような厳しい避難生活を送る関係者の多いことを覚えて、来たる5月10日(土)『第20回記念:生涯現役forum』でともに3・11被害の先が見えてない仲間たちのことを市民自治の立場から大いに論議・解決策を話し合おうではありませんか!!
転載関連URL=http://www.belhyud.com/100-00-3-006-10-1-0.htm
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 故 郷 を 脱 出 し て 転 々 と
     先 の 見 え な い 避 難 生 活 を 送 る  関 係 者

  双葉町渋川地区の実家を一人守ってきた義姉は、双葉町を脱出して以来、川俣町、福島市、埼玉県加須市と転々として、現在、福島県白河市郭内の宝酒造工場跡地につくられた仮設住宅で、もとの隣近所の皆さんと一緒に落着いた避難生活を送っています。

  皆さんは老齢ですが、近くに畑を借りて野菜づくりをしたり、庭先に花壇をつくったりして楽しんでいるようです。道路や公園の清掃美化では、周辺の地元の皆さんから感謝されているとのことです。地元の皆さんとも顔なじみになり、すっかり地域社会の一員になっている方もいます。朝夕の散歩も欠かさず、自然豊かでお城のある落ち着いた雰囲気の白河が気に入っているようです。

  義姉も畑仕事が好きで、帰省するといつもインゲン、大根、ニンジン、キャベツ、かぼちゃ、玉葱と野菜づくめのごちそうがいっぱいでした。「お義姉さんも、みんなと畑仕事をされているのですか」と声をかけると、福島市で仮設住宅暮らしをしていた姉を失ったばかりのこともあってか、「今はなかなか昔のような気力が戻ってこなくて」と寂しそうな笑みを浮かべていました。後で、浪江町の80歳になる従姉妹が白河市内の病院に入院していることがわかりました。

  先 の 見 え な い 避 難 生 活 が 続 く 中 で

  災害公営住宅の建設や「仮の町」づくりが遅れていることから、法的に3年と決められた仮設住宅での生活を延長せざるを得なくなっています。そのため、各地の仮設住宅の修繕、補強工事が始まっているようです。これまでにも、空き部屋になっている住宅を物置として活用させてほしいというような要望があります。

  もっと広い住まいがほしいという人もいます。住環境が優れている県外の住まいに移りたいという人もいます。みんなと一緒に落着いた生活ができている「つくばの国家公務員住宅」に、これからもずっと住めるようにしてほしいという声も聞かれます。つくばの皆さんから誘いがあったが、県が移住を認めてくれない、なんとかならないでしょうかという声も聞かれます。

  先の見えない避難生活の疲れからくる体調不良、心の病等で苦しむ町民もいます。仕事がしたいがブラブラしている毎日だと言う人もいます。すっかり仮設住宅での生活になれてしまい、住めば都になってしまったと自嘲気味に語る人もいます。

  仮設や借上げ住宅での不自由な避難生活からの脱出なくして、被災者の自立・生活再建への道はありません。しかし、現実には長期化する避難生活の中で、皆さんは望郷の念にかられながらも、「もう、あの双葉町には戻れない」と、今の地に落ち着こうとしているようです。 

  しかし、いよいよ原発避難生活が長期化し、もはや我が家や我が町には戻れないことがはっきりしてくるについて、将来はどうなるのかといった絶望感や不安からくるストレスの影響はきわめて深刻です。福島県を離れ、都会の借上げ住宅で避難生活している方の場合は、孤独感からくるストレスも加わって、さらに深刻です。

  こうしたストレスを長時間放置しておけば、誰でも肉体的にも精神的におかしくなる心配があります。高齢者のみならず、若い人も子供も幼児も含めて、避難住民すべてにとって身近で深刻な問題です。それではどうしたらいいか。行政の当面大事な役割は、避難生活をする皆さんの面倒をみることではないだろうか。

  行政の当面の最優先施策として、皆さんが避難生活を健全に乗り切っていけるよう、一人の犠牲者も出さないよう、皆さんに積極的に声をかけ、広く要望やアイデアを引き出して、万全のケア、フォロー体制をつくってほしいと思います。不幸にして、放射能や避難生活によって健康障害が発生した場合は、精神的不安による場合も含めて、将来にわたって医療費や慰謝料を補償する制度の整備が急がれるべきです。
 第 3  4  1 回   生  涯  現  役  シ  リ  ー  ズ  塾
   生  涯  現  役  に  取  り  組  む  第  五  弾
     生涯現役社会づくりへのオンリーワン「生涯現役シリーズ塾」
日 時:   2 0 1 4  年  5  月  2 8  日 (水)
【 昼 の 部 】13:00~15:00〔①  中  上    崇  担 当〕
【 夜 の 部 】18:00~20:00〔②  水 上  久 忠  担 当〕
会 場: ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー 事 務 所
     (東京駅 八重洲北口 大丸正面ビルB2F)
内 容: 本年度の当『 生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾 』第一弾~第四弾で、参加者全員の真剣な生涯現役仲間の絆づくりに集う様々なホンネと、生涯現役の意義を率直に話し合いました。
   そこから一人ひとりの「生きがい目標」と「生涯現役社会づくり」が、どのようにイメージできるか・・・を明確化します。そうすればまず、皆様の行動優先順位もハッキリしてきます。
   各人各様取り組む「生涯現役」実践活動の輪が拡がり、より効果的に『生涯現役社会づくり』連携ネットワーク化をめざせる・・・夢と希望づくりの社会起業を楽しく話し合いましょう!

テーマ: いまなぜ 企業向け 「生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾」 が必要なのか 
進 行:    東 瀧  邦 次
    (日本生涯現役推進協議会 & NPO法人ライフ・ベンチャー・クラブ 代表)
発 表:①  中  上   崇
   (一般社団法人日本開発工学会 会長 & 日本生涯現役推進協議会 理事)
 略歴:27歳のベンチャー創業から(株)メタリンク創業まで豊富な実践 経験。ベンチャー・コンサルタントの傍ら、日本開発工学会や日本電子機器輸入協会 代表として、ベンチャービジネス名語り部は大活躍。
      ②  水 上  久 忠
    ( 3愛ネットクラブ 代表 & NPO法人ライフ・ベンャー・クラブ 副代表)
略歴:米国で「社会階層学・老人教育」習得、50歳での社会人大学院で「起業家養成コース」修了。還暦定年で大病後、社会貢献の結婚相談創設。2013年NPO/LVクラブ副代表として『生涯現役婚活社会』構築推進中。
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参加費: 会員/1,000円     一般/2,000円(会員紹介者/1,000円)
申込先: NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ事務局
    東京都中央区八重洲1-7-20  八重洲口会館 B2F
 電話:03(3517)6667  Fax:(3517)6668
E-mail: info@npolvc.org or info@sgsk.net
URL:http://www.sgsk.net or http://www.npolvc.org
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第341回 生涯現役シリーズ( 昼 ・ 夜 )塾 参加申込書   
                          2014 年  月  日

定非営利活動法人 ライフ・ベンチャー・クラブ 事務局 宛

住 所:〒                                        
氏 名:     
TEL or FAX or Mail         
日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会  &  
 NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ の 活 動 に 
   ご  支  援  く  だ  さ  る   会   員   皆   様

 生涯現役でご活躍の皆様、いつも「生涯現役社会づくり」ご支援・ご協力を感謝します。

 本日から「生涯現役2014シリーズ塾」ご参加は、添付ご案内通り【昼の部】【夜の部】の二部制です。参加費はこれまで同様、どちらか1回参加でも昼夜ハシゴ参加も 予約済なら消費増税など無関係に1,000円ポッキリでOKです。

 また、昼夜ハシゴする間15:00~18:00の時間を有効活用するには、何と云っても情報交換会や実行委員会・理事会など「生涯現役社会づくり」推進本部の活発な会合が目白押しでオブザーバー参加者大歓迎のチャンスを用意しております。

 どうか毎週火曜・木曜の下記ご案内会合や第4水曜日午後のスケジュール化を切にお願い申し上げます。
 気温変動の折柄でしょうか、風邪も引き易い時節です。皆様ご自愛専一の程願います。

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『あなたと日本を元気に!』するため 生涯現役道場へのご参加で
あなたご活躍の地域から 次々と活力盛り上げの輪が拡がります!  
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2013年実施フォーラム/2014年春開催日(各土曜午後1時30分)
第18回5/18(済)   第19回11/9(済)   第20回記念5/10(予定)   
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2014年4月~9月(理事会/15:00 & 生涯現役塾/13:00 & 18:00)
4/23   5/28    6/25    7/23    8/27   9/24
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2014年2月~7月(火曜会水上担当 & 木曜会東瀧担当/各11:00)
【ご参加は事前に予約確認願います。会員:無料/未会員:1,000円】
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日  本  生  涯  現  役  推  進  協  議  会
      NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ         
               代 表   東   瀧    邦   次   
TEL:03-3517-6667   FAX:03-3517-6668
E-mail:  info@sgsk.net   /   info@npolvc.org
URL:  http://www.sgsk.net  /  http://www.npolvc.org
Blog:  http://40591.diarynote.jp/
Facebook : http://www.facebook.com/sgsk.net
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フ ク シ マ  復 興 応 援 ネ ッ ト ワ ー ク
    こ れ か ら の 3 年    明 日 に 安 心 と 希 望 を !

  福島第一原発事故の後始末や除染が難航し、原発被災から3年経っても、被災住民は生活基盤を奪われたまま、未来を失い、無念さと絶望感にさい苛まされ、疲弊していく毎日です。「フクシマの復興なくして、日本の復興はない」。あの時の思いをあらたに、これまでの苦悶の3年を踏まえ、広く国民の皆さんに「明日の安心と希望」につながる被災者の生活再建、被災自治体の復興・再生への道筋を探る国民運動的な「フクシマ復興応援ネット-ワーク活動」への参加を呼びかけたいと思います。

   「 こ れ か ら の 3 年 」 が 正 念 場
【 2 0 1 4 . 0 4 . 0 1 】  
「フクシマの記録と提案」を書籍化
「原発被災者の歩み これまでの3年、これからの3年」の共有化を!
【 2 0 1 4 . 0 4 . 1 1 】
「フクシマ復興応援ネットワーク」の活動状況
皆さんへのお礼 、皆さんからの声
【 2 0 1 4 . 0 4 . 1 6 】
フクシマ復興応援ネットワーク立上げの経緯  日本技術士会東北本部との連携で!     日本技術士会東北本部の皆さんとの顔合わせ
【 2 0 1 4 . 0 4 . 2 0  更 新 】
日本生涯現役推進協議会から応援支援を戴いて  
  1983年異業種交流会として出発したベルヒュード研究会は、当初月一回の集まりの場を「日本生涯現役推進協議会」の東瀧邦次さんにお世話して戴きました。このたび、高嶋威男さんとともに久しぶりにお会いし、「フクシマ復興応援ネットワーク活動」について、近況を報告しましたところ、当日本生涯現役推進協議会の「サイト」〔注:弊4/16付Blogに転載〕で、次のような紹介をして戴きました。
ご参考URL= http://www.belhyud.com/100-00-3-006-008-3.htm
【 2 0 1 4 . 0 4 . 2 1  更 新 】
フクシマ復興応援の輪づくりを!
【 2 0 1 4 . 0 4 . 2 1  更 新 】
全被災者、自治体の共通した    5つの復興再生課題を中心に
「フクシマ復興応援ネットワーク活動」への呼びかけ

  フクシマ復興支援ネットワークの発足にあたって
                           吉 川  謙 造 代表の挨拶
          公益社団法人 日本技術士会 東北本部長 技術士、博士(工学)
         (前東北工業大学 建設システム工学科、都市マネジメント学科教授)

  地震と津波による福島第一原発の事故で、十数万の人々が、今まで暮らしてきた故郷とともに大切な仕事を失い、再建の見通しも持てないでおります。
  これは日本が初めて遭遇する「国難」です。
  被災者の生活再建と被災自治体の再興に、多くの方々の英知を結集するため、「フクシマ復興支援ネットワーク」を立ち上げました。
     
  人が生きるために必要なものは、衣・食・住と職(職業)です。動物的に生きるだけなら最初の3つで十分ですが、人が人として生きていくためには、自分が社会で必要とされているという実感、すなわち「生き甲斐」が必要です。子供のそれは遊びや勉強、高齢者なら子や孫の成長を見守ることかも知れませんが、多くの人にとってそれは「職」だと思います。やり甲斐のある仕事は、生活の糧を得る途であるだけでなく「生き甲斐」そのものなのです。
  ですから、単に住む所があり、金銭的な保証が得られれば復興が終るというものではありません。多くの人にとって、定職がなく飲み屋やゲームセンターで日々を過ごすことは決して本意ではありません。これがごく少数の人であれば、大きな社会問題にはなりませんが、今回の災害では福島県の沿岸部を中心に十数万の人々が、故郷とともに大切な仕事を失い、生活再建の見通しが持てないでおります。これは日本が初めて経験する「国難」と言ってよいでしょう。
  わが国は過去に数々の災害を克服して今の繁栄を築いてきました。インフラ施設の破壊であれば、これを元通りに修復するのはもっとも得意としてきました。その一方で、災害復興はハード面の数字のみが重視され、住民の生き甲斐やコミュニティの復興といった面は軽視されてきました。
  震災から3年が経過し、地震・津波による直接の死者を自殺者の数が上回る所が増えつつあります。また、ふるさとへの帰郷をあきらめて、新しい土地での生活を選択する人も急増しています。このままでは被災地フクシマの記憶どころか、現状までが風化して忘れ去られてしまいます。
  政府は、復興には十分な予算を確保しているといいながらも、真の住民救済につながる生き甲斐の再生には、まったく手が付けられないままに時間が経過しようとしています。そして、最も弱い所、弱いものに、この負担が押付けられようとしています。このような理不尽なことが許されて良い訳はありません。 
  残念ながら今の福島県は、あまりに多くの難問を抱えるために、効果的な政策をまとめ、提言することが出来ずにおります。
  そのために復興は他県に大きく遅れております。
  避難を余儀なくされている自治体では、居住地が分散しているため、意見を集約することさえ容易ではありません。また、離れ離れの人たちも、自分の町の指導者の考えや、他の人たちの思いを知ることができず、みんな情報不足に悩んでいます。このような人たちの思いが一つにまとまれば、国や県も具体的な行動をとることができ、復興は徐々に軌道に乗ると思います。

  私たちはこの状況を全国民と力を合わせて乗りきろうと、このネットワークを立ち上げました。ネットワーク設立の目的は、思想闘争などではありません。被災者が自力で復興に立ち上がれる条件を整え、真の終結宣言が一日も早く出せるよう、お役に立ちたいと考えるものです。 
  多くの方々の英知を結集でき、復興が目に見えた形で進みますよう、全国の皆様方に心からのご支援をお願い申し上げます。

【 補 足 説 明 】
  先の挨拶に関連して、次のような補足説明を追加します。
                         吉 川  謙 造
なぜ「福島」でなく「フクシマ」なのか?
  福島の復興は一地域の問題でなく、我々人類が克服しなければならない大きな社会問題です。東北だけでなく世界中の人たちに知ってもらいたいと考えています。原爆投下地の広島が「ヒロシマ」として世界に知られているように、福島も「フクシマ」として世界中の人々の記憶に留めてもらいたいと考えています。

ネットワークの役割
  ネットワークは、主に「被災者の生活再建」、「被災自治体・コミュニティーの再興」という視点から、いくつかの役割を担おうと考えていますが、主なものは、次の2つです。
① 情報発信と意見交換の場の提供
  できるだけ多くの情報を集め、大勢の皆様へ発信したいと考えています。一例をあげれば、他県、他市町村の復興の進み具合、他の被災地の住民の考えや活動状況(何が問題で、またどのように解決したか)等です。
② 国や地方自治体(それに東電などの企業)への提言
  この会は人を責める会ではありません。補償問題等を考えるとき、どうしても他人を責めなければ収まらないことが出てくるかも知れませんが、本会はこれをすることが目的ではありません。あくまでも現状から出発して、より良い解決方法を模索するため、他者の悪口を言わないことを基本としたいと思います。

分科会と調整機能
   本会が関与するテーマは、多岐にわたります。たとえば「呼びかけ」であげた9つの分科会がそれです。これらを同時・平行的に進めて行く中で種々の要望が出てくることが予想されます。このとき、AとB二つの考えが出て、Aを取ればBは取れない、BをとればAはあきらめなければならない、といった事情があるにもかかわらず、「AもBもよこせ」というような無責任な要望はしないようにしたいと思います。また、汚染土壌やガレキの中間貯蔵施設や最終処分場は「県外」に、という要望を最終結論とし、これで一件落着という無責任な立場も厳に慎みたいと思います。

意見の集約方法
  各復興再生課題についての分科会は、できるだけ多くの人に参加してもらい、自由に発信・発言してほしいと思います。本会はアナロな情報の処理技術をベースとした「Semi-Exact Sciennce」としての累積型ソリューションテクノロジープログラムに沿って、皆さんからの様々な意見を集約し、小数意見も十分吟味し、本質的な問題解決的アプローチをめざします。          以 上
「フクシマ復興支援ネットワーク」の立上げ
 
 私どもは、あらためて、原発被災住民の声を踏まえて、「被災者の生活再建」、「被災自治体の再興」という2つの視点から、今後の3年間で目途をつけるべき、「7つの復興課再生課題」を絞り込みました。
【1】避難生活で一人の犠牲者も出してはならない!
【2】生活再建に向け、損害賠償問題に決着を!
【3】我が村や町の「DNA」をどう守っていくか!
   ①一人でも多くの住民を引きつける「仮の町」づくりを!
   ②村や町再興の担い手である子ども達の育成支援体制づくりを!
   ③双葉高校等、被災自治体の伝統校の存続を期して!
【4】希望する地への移住を選択する被災住民に住まいの補償を!
【5】帰還を最終ゴールに、低線量地区に復興活動拠点をつくる除染から!
【6】避難解除準備区域への帰還の道筋をどうつけるか?
【特別追加課題】
■被災自治体の存続否定につながる「中間貯蔵施設」の押しつけを許してはならない!
 
  これら「7つの復興再生課題」を中心として、広く国民の皆さんの叡智を結集し、国や県や被災自治体に積極的に提言していくことを目的として、次の「9つの分科会」で構成する「フクシマ復興支援ネットワーク」を立上げることとしました。

分科会
①避難住民のケア問題分科会
②賠償問題分科会
③仮の町分科会
④子ども達の育成支援分科会
⑤双葉高校等の地元高校存続分科会
⑥住まいの補償問題分科会
⑦被災自治体保全・除染分科会
⑧避難解除準備区域への帰還分科会
⑨中間貯蔵施設問題分科会
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            フクシマ復興支援ネットワーク規約
第1条 名称
 このネットワークは、「フクシマ復興支援ネットワーク」と呼ぶ。
第2条 目的
 このネットワークは、福島第一原発事故被災者の生活支援、被災自治体の再興の道筋づくりを目的とする。
第3条 構成
 このネットワークは、代表、事務局および上記目的に賛同するサポーターで構成する。
第4条 役員
 このネットワーク立上げ時の代表、事務局は、発起人がその任にあたる。
第5条 サポーター
 サポーターは、氏名、住所、メールアドレスを事務局に登録する。
第6条 活動
 このネットワークは、上記目的に沿って、サポーターに情報発信と意見交換の場を提供するとともに、その集約の成果を国や被災自治体に提言する。
第7条 運営
 このネットワークは、インターネット上での活動を原則とするが、必要に応じてサポーターが参加できる活動推進のための会を開催する。
第8条 総会
 必要に応じて総会を開催し、ネットワークの活動方針、運営方法の見直し、役員の選出を行う。

  「フクシマ復興支援ネットワーク」は、代表:吉川謙造、事務局:植田孝正、高嶋威男、井上 仁、「フクシマ復興支援サポーター」の皆さんでスタートし、当面1000人のサポーターを目標に、氏名、住所、メールアドレスの登録をお願いしています。各分科会は、参加自由な緩やかなネット上のサポーターの集合体とし、今後の活動の発展状況に応じて、「ネットワーク規約」の見直しをすることとします。

サポーターの登録先
フクシマ復興支援ネットワーク事務局
fukushima-n.w@belhyud.com
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       「フクシマ復興支援ネットワーク」の活動方法
 「フクシマ復興支援サポーター」の皆さんとともに、「7つの復興再生課題」を中心に、各分科会別に「フクシマMM」(フクシマメールマガジン)」を媒体として、次のような7段階のアプローチを行います。サポーターの提案により、復興再生課題、分科会を追加することができるものとします。

■7段階のアプローチ
① 各復興再生課題について、サポーターの皆さんの問題意識に基づいて、現状をどのように把握し、どう対応するかについて、一般的、専門的知見、見解、アイデア等、自由に情報の発信、意見の交換を行う。
② 各復興再生課題について、サポーターの皆さんからの情報、意見を踏まえ、必要に応じてさらに被災者、被災自治体の実態について情報収集を行い、現状の本質的な問題をはっきりさせる。
③ 各復興再生課題につて、上記①、②の繰り返しを通して、ネットワークとして取組む本質的な「サブ課題」を絞り込む。
④ 各復興再生課題について、絞り込んだ「サブ課題」にどう取り組むか、サポーターの皆さんから具体的な「アプローチ策」を自由に発信してもらう。
⑤ 各復興再生課題について、絞り込んだ「サブ課題」への「アプローチ策」をデータ化し、実際に取組むべき「基本的課題」の全体像を明確にする。
⑥ 上記④、⑤の繰り返しを通して、ネットワークとしての各復興再生課題に対する問題解決的なアプローチ方法を明確にする。
⑦ 上記⑥で明確にした各復興再生課題に対するアプローチ方法に基づいて、実行マスタープラン(工程表)を作成し、国や県、被災自治体への提言書にまとめ上げるとともに、被災自治体に対して一体となった取組みを提案することをめざす。各復興再生課題についての分科会は、できるだけ多くの人に参加してもらい、自由に発信・発言してほしいと思います。必要に応じて、サポーターが一堂に会する研究会、勉強会等を開催します。
 本会はアナログな情報の処理技術をベースとした「Semi-Exact Sciennce」としての累積型ソリューションテクノロジープログラムに沿って、皆さんからの様々な意見を集約し、小数意見も十分吟味し、本質的な問題解決的アプローチをめざします。さらに、活動の成果を国や県、被災自治体の復興施策を検討する組織や場に発信し、被災自治体と一体となったプロジェクト活動を提案することをめざします。
 上記の一連のプロセスは、「フクシマ復興支援ネットワークサイト」を通して、進捗状況を共有化できるようにします。    つづく  
フ ク シ マ 復 興 支 援 活 動 へ の 取 組 み
          こ  れ  か  ら  の  3  年  が  正  念  場

         
 福島第一原発事故以来、3年が経ちました。福島県浜通り地区の十数万人の住民が国の原発政策の犠牲となって、故郷を奪われ、生活基盤を根こそぎにされたまま、今なお先の見えない避難生活を余儀なくされています。怒りと悲しみと無念さはつのるばかり、何の咎もない住民にとって、この理不尽さは「悔しい、腹が立つ」、 まさに福島県の方言でいう「ごせやける、許さんにえ」です。 
 国は被災地域を、線量に応じて「長期帰還困難区域」、「居住制限区域」、「避難解除準備区域」に再編し、事故後6年間、つまり今後3年間は固定するとしています。この間、高線量地域の帰還に向けた除染やインフラ復旧等への本格的な取組みが後回しになると見られ、現実には、放射能汚染土壌や廃棄物の捨て場にされてしまいかねない心配があります。 
 私どもはこれまでに、「長期帰還困難区域」や「居住制限区域」を多く抱える双葉町や浪江町における「町民の声」を踏まえ、被災者の皆さんにとって、「これまでの3年」はどんな苦悶の道だったのかを踏まえ、今後どのような生活再建、村や町再興への道を歩もうとしているのかを「フクシマの記録・提案」としてまとめ、復興再生課題を絞り込み、少なくとも「これからの3年、何をどこまで、どうはっきりさせるべきか」について、そのガイドラインを整理しました。
  しかし、まだまだ不十分です。3年が経っても先の見えない中で、被災者はあらたな不安、あせりに悩む毎日というのが現実です。皆さんの口から出る声からも、国の施策に対する不信、諦めが感じ取れます。手をこまねいているわけにはいきません。10年先、20年先を見通すことは困難ですが、少なくても「これからの3年」、取組むべき課題ははっきりしています。 今優先すべきことは、明日の安心と希望につながる被災住民の生活再建、被災自治体の再興への実際的な道筋をつくることです。
 我々応援部隊にあっても、これからの3年間が正念場。フクシマの復興は国の課題であるとして、広く国民の皆さんに「フクシマの記録・提案」を共有して戴き、「復興再生課題」の見直し、追加、さらに、その実行について、叡智を結集し、国や県や被災自治体に積極的に提言していく国民運動的な「フクシマ復興支援活動」にともに取組んで戴くことを呼びかけたいと思います。         つづく

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