自治体財政研究会(財政研)は、保守主義の立場にあります。保守主義には二つの立場があります。一つは昨日と同じ明日を望む立場です。もう一つの立場は、原理原則を守り続ける立場です。財政研では、多くの人が忘れた原理原則を確認します。

  民主主義は、多数決ですべての物事を決めるのではありません。略奪を中心とする主権の行使を多数決で決めるのです。略奪を好まない人には、何でも多数決で決められるのは、迷惑な話です。

  政府の会計を公会計が扱います。会計というのは、数字合わせではありません。仕事を任せた人に会って、その功績を計ることです。そして、その人には仕事を続けさせていいのか、あるいは辞めてもらうのか、を決めます。会計は、その人の功績をわかるようにします。税を預けるに足る能力を見出すことができなければ、子どもにツケが回ります。税は悪事に使われます。

  公会計研究所の公会計は、有権者が代表者を選ぶ際に、有用な情報を提供します。

  自治体財政研究会は、2007年11月の東京開催から始まり、札幌、仙台、静岡、名古屋、京都、神戸、福岡の開催を含め35回を数えています。多くの議会議員やその候補者、首長や財政担当職員、公認会計士、税理士、会社経営者、研究者、学生、一般市民などの幅広い層のみなさまにご参加いただき、大変好評を得ています。ぜひともこの機会に貴自治体のみなさまにもご参加いただきたく、ご案内申し上げる次第です。
                                   公会計研究所  代 表
                                   千葉商科大学大学院教授
                                          吉 田  寛
  
●日 時/2014年8月3日(日) 10:15~17:00
     (希望者のみの「講師との意見交換会」は17:15)
              4日(月)   9:40~16:50
    ※両日とも、開場は9:30です。
●会 場/Galleria商.Tokyo(千葉商科大学 丸の内サテライト)
     TEL:03-3216-5220
     所在地/東京都千代田区丸の内3-1-1
         国際ビル1階(日比谷濠側入り口)
    【 会 場 へ の ア ク セ ス 】
     JR「有楽町駅」より徒歩2分
     東京メトロ有楽町線「有楽町駅」直結
     都営地下鉄三田線「日比谷駅」直結(B4出口)
●対 象/主に地方自治体議員と首長及びその候補者、
     自治体財政に関心のある方、公認会計士、税理士、公務員など
●定 員/50名程度(先着順で締め切らせていただきます)
●研究会参加費/20,000円(2回目以降の参加者、学生は10,000円)
●講師との意見交換会参加費/5,000円
   ※研究会及び意見交換会への参加費は、当日受付にてお支払いください。
●主 催/公会計研究所
     千葉商科大学会計専門職大学院
●事務局・お問い合わせ連絡先/
     日本税制改革協議会
     東京都港区赤坂1-3-15-7F
     TEL:03-5545-7280  FAX:03-5545-0931
     E-mail:info@jtr.gr.jp

       「 自 治 体 財 政 研 究 会 」  i n   丸 の 内
  なぜ我々は税金を払うのでしょうか。義務だからですか? 法律で決まっているからですか? 主権と権力が分離した民主制を標榜する社会では、税を負担する承諾がなければ税を負担させてはなりません。「代表なければ課税無し」です。
  会計の基本的な機能は、帳簿を作ったり、財務諸表を作ったりすることではありません。能力のある人か、能力のない人なのかを伝えることが重要な機能です。公会計は、選挙で選ばれる首長の税を扱う能力を伝えなければなりません。
  税負担に承諾を与えることのできない将来世代に負担を残してはなりません。公会計が、まず伝えなければならないのは将来世代にツケをまわしたか、否かです。
  「自治体財政研究会」は公会計研究所と千葉商科大学専門職大学院の共催により、財政再建に真剣に取り組もうとしている自治体議員や首長とその候補者、自治体職員、自治体財政に関心のある方を対象に開催します。「子供にツケをまわさない」とはどういうことなのかを一緒に学んでいきましょう。

スケジュール
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 8 月 3 日 (日)
  9:30~      開場・受付
 10:15~10:30    参加者ガイダンス
 10:30~12:00   吉田  寛  
           子供にツケをまわさない!~このひとでいいのか?~
 12:00~12:50   昼食
           (日曜日のため近隣ビルの飲食店・コンビ二等をご利用ください。)
 12:50~13:35   武見 浩充
           千葉商科大学大学院より
 13:45~15:15   菅原 敏夫
           自治体財政分析の基礎
 15:30~17:00   福嶋 裕彦
           本当に自治が必要になる! ~人口減少時代の地域経営~
 17:30~19:30   講師との意見交換会(近隣の飲食店を予定)
           ※参加ご希望の方は、事前にお申し込みください。
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 8 月 4 日(月)
  9:30~      開場・受付
  9:40~11:10   K.サム 田淵
           日本の地域再生における米国型PPP応用の可能性
 11:30~12:20   内山  優
           グラスルーツが社会変革に果たす役割 ~日本変革のうねり~
 12:20~12:35   J T R からのお知らせ
 12:35~13:30   昼食(地階の飲食店・コンビニ等をご利用ください。)
 13:30~15:00   野口理佐子
           地方財政にやさしい環境政策 ~子供にツケをまわす環境政策と
           子供に財産を残す環境政策~
 15:20~16:50   吉田  寛
           子供にツケをまわさない! ~役所のバランスシートを読む、
           首長のバランスシートを作る~ 
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チラシ表紙ご案内   http://www.jtr.gr.jp/upload/26080301.pdf
チラシ裏面ご案内   http://www.jtr.gr.jp/upload/26080302.pdf
申込用紙 ご案内   http://www.jtr.gr.jp/upload/mousikomi.pdf 
日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &  
  NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ の 活 動 に 
     ご 支 援 く だ さ る  ご 協 力 者 の 皆 様

 生涯現役でご活躍の皆様、いつも「生涯現役社会づくり」ご支援にご協力を感謝します。

 Personal Biz活動の近況をご報告します。シニア・中高齢向け就業のあり方として『Aitoz Personal Biz』事業を展開しています。

  経験・スキル・人脈を駆使して頂き企業/団体が抱える課題に対し、適切な商材を以ってご提案する個人事業主としての社会参加活動です。

  Businessを介し新たな出会いと生甲斐を見出し、自立を促すことにつながると、多くの方々から一定のご評価を頂いています。

  下記のURLはSBP(ソーシャルビジネスプラットフォーム)活動の大手企業が参加する団体からゲストスピーカーとして招かれたものです。
ご参照頂き、皆様のご支援ご指導を賜れば幸いです。     松重

6月20日経営者朝会
http://sbplatform.jp/archives/234
団体概要:
http://sbplatform.jp/about/details
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OFFICE246
松重奉昇 tomonori matsushige
〒194-0003東京都町田市小川1601番地11‐514
Tel&Fax:Tokyo Japan042-796-7-10
携帯 : 080-1010-2056
E-mail:tomo0634@ac.auone-net.jp
http://www.aitoz.co.jp/personalbiz
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シニア世代へ仕事/商材を派遣する
上記URLからアクセスしてください!
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【満員御礼】第10回 経営者朝会報告

  第10回SBP経営者朝回は、「高齢者・シニア人材」をテーマに、社会的意義がきわめて大きい事業を展開されている2組の方々をプレゼンターとしてお招きします。
   参加者の皆様のご経験とお知恵をお借りしながら、様々なビジネス発展の可能性につき意見交換させて頂ければ幸いです。

第10回 Social Business Platform 主催 経営者朝会

日時:6月20日(金)8:00~9:30
場所:グランドプリンスホテル高輪1Fレストラン ル・トリアノン(品川)
http://www.princehotels.co.jp/takanawa/access/
会費:5,000円(ご発表者はご招待です)
定員:25名強

プレゼンター:
①日本経済新聞社編集局編集企画センター 日経サード編集長 山田 康昭 様
アイトス株式会社R&D推進室室長 松重 奉昇 様
40-50代のビジネスパーソンに一企業にしがみつかないキャリアデザインを提唱する日経「新シニア起業時代プロジェクト」で、人材としてのシニアのこれからを見つめる日経サードの山田様と、仕事を求めるシニア世代に経験・スキル・人脈を活用し、安心・安全&環境関連の商事の紹介・販売活動する機会を提供。企業用ユニフォーム大手企業の新規事業として展開中

【山田様ご略歴】
1960年秋田生まれ。早稲田大学卒業。1983年日本経済新聞社入社。証券部、シカゴ支局、社会部、カイロ支局長、VOGUE
Nippon編集部、日経マガジン編集長などを歴任。写真部長時代に東日本大震災に遭遇、写真展「記憶
忘れてはいけないこと」を開催。2012年から現職。自ら55歳での起業を目指す。

【松重様ご略歴】
1947年神戸市生まれ。大東文化大学卒業。飲料充塡受託会社(日本キャンパック)、製缶メーカー(北海製缶)で新規顧客開発、各種事務省力機器システム製造販売会社(ムサシ)で商品・事業開発部門長を経て2011年6月に定年退職。1年間のビジネスコンサルタントを経験し、「Personal
Biz 事業」をアイトスの新規事業として提案、顧問契約を結ぶ。

② 株式会社高齢社 代表取締役社長 幸山 明雄 様
同 常務取締役 総務部長 岡田 嘉男 様
「人は財産、人は宝」の人本主義経営をベースに高齢者専門の人材派遣、職業紹介、各種請負事業、家事代行サービスを展開。高齢者に「働く場」と「生きがい」の提供し、超高齢化社会の日本で社会保障を抑え、シニア人材の就労拡大に取り組む。
http://www.koureisha.co.jp/

【幸山様ご略歴】
1948年生まれ。慶応大学大学院機械工学か修士課程終了。東京ガス入社。トーセツ株式会社代表取締役社長等を歴任し、2014年1月に株式会社高齢社顧問に就任し、4月より現職。
  昨日午後2時からLV事務所で開催された、本年11月8日開催予定21回目の『生涯現役Forum』から名称改めての、『生涯現役SUMMIT』実行企画の委員会に、伊東・伊藤・井上・高嶋・中上・葉倉・東瀧・水上(50音順・敬称略)各氏が参集して、以下の準備会をもちましたので、ご報告します。
  進行役東瀧代表により、以下のような各項検討事項の審議提案がありました。
  ① 実行委員長に中上生涯現役協理事を7月理事会で推薦したい、また副委員長を今回複数3~4名実務の(企画・調整・財務・集客等)役割分担で両ITOU・水上・新川氏等に依頼してはどうかなどの提言があり、出席者各位の賛意を得ました。
  ② SUMMIT開催内容案については、10有余の発表団体リーダー候補を月例生涯現役塾夜の部で伊藤調整役が中心となって、7月例会夜の部では、井上 仁氏【フクシマ復興応援ネットワーク】と新川政信氏【かい援隊本部】の活動支援を通じた「生涯現役社会づくり」の市民活動展開策に同意を得ました。
  ③ 前各号と併行して推進する都しごと財団への「高齢者職域開拓モデル事業」応募案準備PJへの伊東氏の趣旨提案書と葉倉氏の「生涯現役」支援体制案資料を了承しました。
  ④ 7月23日開催『第343回生涯現役シリーズ塾』案内は一応(午後の部/夜の部)双方紹介資料で案内しますが、SMMIT発表リーダーの事前選考を兼ねた夜の部内容は別途伊藤氏中心に作成して企画内容の充実化を図ります。以上
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【 第3 4 3回 生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾 】
   生  涯  現  役  に  取  り  組  む  第  七  弾
      生涯現役社会づくりオンリーワンの「生涯現役シリーズ塾」
日 時: 2014 年 7 月 23 日(水)
【午後 の部】13:00~14:30〔① 中上 崇 担当〕
【夕方 の部】18:00~20:00〔② 伊藤紘一 担当〕
     発表者:井 上  仁(フクシマ復興応援ネットワーク)
     発表者:新 川  政 信(株式会社 かい援隊本部)

会 場: ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー 事 務 所
     (東京駅 八重洲北口 大丸デパート真正面のビルB2F)
内 容: 今回『 生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾 』は、①日本ベンチャー起業家草分けの中上講師による世代間協働の実践事例で鋭く展開する生涯現役社会創造論。
②「生涯現役社会づくり」推進の本年11月イベント開催に全員参画する効果的連携で、準備万端・創意工夫発揮の道場。
  そこにはひとり残らず「生きがい目標」と「生涯現役社会づくり」が、次々に湧き出る楽しさの体験が狙いです。そうなれば、先ず自ら取り組む活動の優先順位もハッキリしてきます。
 各人各様にめざす「生涯現役」実践活動の輪が拡大して、より効果的『生涯現役サミット』連携ネットワークの絆も強固に・・・夢と希望づくりの社会起業を熱烈に語り合いできます!
テーマ: いまなぜ 企業向け 「生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾」 が必要なのか 
進 行:     水 上  久 忠
    ( 3愛ネットクラブ 代表 & NPO法人ライフ・ベンチャー・クラブ 副代表)
発 表: ①  中  上  崇
  (一般社団法人日本開発工学会 会長 & 日本生涯現役推進協議会 理事)
 略歴:27歳ベンチャー創業以来、(株)メタリンク創業迄 幾多の実践体験。ベンチャー・コンサルタントの傍ら、日本開発工学会や日本電子機器輸入協会 代表として ベンチャービジネス 名語り部で大活躍。
      ②  伊 藤  紘 一
  (有限会社 勇元 代表 & 日本生涯現役推進協議会/NPO法人LVC 参与)
略歴:大阪府豊中市出身.京大で冶金学を修め(修士課程修了)、1968年日本軽金属入社.1995 年から2年間、JRCM (金属系材料研究開発センター) 出向を経て、同社退社。1997年4月、阪和興業に入社、環境リサイクル事業という未開拓の事業開発に手腕を発揮した後、2003年2月 有現会社 勇元 設立、代表。
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参加費: 会員/1,000円     一般/2,000円(会員紹介者/1,000円)
申込先: NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ事務局
    東京都中央区八重洲1-7-20  八重洲口会館 B2F
 電話:03(3517)6667  Fax:(3517)6668
E-mail: info@sgsk.net or info@npolvc.org
URL:http://www.sgsk.net or http://www.npolvc.org
…………………………………………………………………………………………
           第343回 生涯現役シリーズ( 午後 ・ 夕方 )塾 参加申込書   
                              2014 年 7月  日

特定非営利活動法人 ライフ・ベンチャー・クラブ 事務局 宛

住 所:〒                                      
氏 名:     
TEL or FAX or Mail        
東瀧様

  フクシマの件について、ご理解とご支援ありがとうございます。
  先日、当ネットワークの横浜地区の立上げ会を兼ねて、勉強会(横浜)を持ちました。
  勉強会では、主に浪江町の慰謝料増額調停申立てに対するADRの和解調停案が東電に全面的に拒否された問題を踏まえて、最後は訴訟となった場合、原発訴訟に勝つための戦略、戦術について、弁護士から話を聞きました。
  FMM③、④は、この問題についての報告としました。

フクシマ復興応援ネットワーク
事務局 井上 仁
電話045(921)5687
携帯090(3050)3120
ホームページ 
http://www.belhyud.com/00.htm
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FFM No.4  Fukushima Mail Magazine
最 後 は 訴 訟 と な っ た 場 合 、 原 発 訴 訟 の 戦 略 と 戦 術 
                              勉強会(横浜)から    
2014.6.29発行
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  浪江町の慰謝料増額を求める調停申立てについて、ADRの和解調停案を浪江町は受諾しましたが、東電は全面拒否をしました。
   最後は訴訟か。フクシマ復興応援ネットワーク活動の一環として「原発事故で住民が被った損害の実態を明確にし、国・東電が負うべき法的責任を認めさせ、具体的な損害賠償金額の支払いを求める」という、国の3権分立下で進められる原発訴訟について、勉強会(横浜)(6月27日、神奈川県県民交流センター)を持ちました。

  福島原発被害者支援かながわ弁護団の事務局長黒澤知弘弁護士から、「裁判所に、何について、どのような判断を求めるのか」、「裁判はどのように進められるのか」、「争点は何か」、「争点を巡って、裁判に勝つための重要な戦略・戦術は何か」などについて、お話しをして戴きました。

              黒澤弁護士の話の基点になっている
                「原賠法」について
                (文責事務局)

①原賠法の目的
 原子炉の運転等によって原子力損害が生じた場合における損害賠償制度を定め、被害者保護と原子力事業の発達に資するとあります。

②原子力損害
 「原子力損害」とは、核燃料物質の原子核分裂の過程の作用又は核燃料物質等の放射線の作用若しくは毒性的作用(これらを摂取し、又は吸入することにより人体に中毒及びその続発症を及ぼすものをいう。)により生じた損害をいうとあります。
備考
 審査会は、「生命・身体への損害だけでなく、 精神的損害、避難費用、農作物の出荷制限や風評被害による営業損害なども含まれる」としています。

③原子力事業者の無過失責任
 東電などの原子力事業者は、原子力損害を発生させたときは、損害の発生につき故意・過失があったか否かに関わりなく、賠償責任を負うとあります。

備考
 民法上は、不法行為一般について、被害者が加害者に損害賠償請求するためには、被害者が加害者の故意又は過失を立証する必要がありますが、原賠法は、被害者保護の視点から、原子力事業者の無過失責任を定めることで、被災者は、損害が発生したこと、その損害が原発事故から生じたことを立証すれば足りるとしています。

④原子力事業者に対する免責
 「異常に巨大な天変地異又は社会的動乱によって生じた損害」については、原子力事業者に賠償責任がないとされるとあります。

備考
 2011年5月13日、原子力発電所事故経済被害対応チーム関係閣僚会合において、「今回の地震や津波は、歴史上例の見られない災害とは いえない」、「地震時の全電源喪失は本件事故前から指摘されていた」等として、東電に責任があるとしています。

⑤原子力事業者の損害賠償措置、国の援助
 原子力事業者は、損害賠償責任が発生する事態への備えとして、民間保険契約、政府補償契約を締結することを義務づけられています。

備考
 損害賠償にあたっては、民間の損害保険会社により、賠償措置額(1,200億 円)まで保険金が支払われます。それ以上になる場合は、政府との間の補償契約により、賠償措置額1,200億円まで補償金が支払われ、それを超える場合には、国が原子力事業者に必要な援助を行うことができるとあります。        
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                 福島原発かながわ訴訟
               黒澤弁護士のお話しの主な内容                                 (文責事務局)

主な賠償請求内容
 東電への直接請求、ADRへの和解調停申立方式の現状と限界を踏まえ、次の賠償を請求する。①慰謝料 35万円/人、月
 東電基準、中間指針の10万円は避難生活に消える程度のもので低すぎる。
②生活破壊・ふるさと喪失慰藉料 2000万円/人
 被曝による不安も含む。今後の生活・人生再建のための相当な金額である。
③不動産、財物損害
 宅地、建物、家財、田畑、山林について、別途基準に基づき、避難指示区域に差を設けず、一律全損と
 して請求する。

訴訟の狙い
①生活再建を可能とする被害回復のための、すべての被害者への公平な賠償を求める。
②東電と国の事故責任を明確にした上での賠償を求める。
③審査会の賠償基準の見直し、被災者支援法の具体化等、立法・政策提言につなげる。

訴訟の争点
 東電、国を被告とし、「原賠法に基づき、賠償するから責任は問うな」という被告側の見解を否定し、主に次の3点を訴訟の争点とする。
①東電の原発の安全確保に対する注意義務違反を問う。
 ・巨大な危険性をかかえる原発の安全確保に対し、東電に悪質な注意義務違反がある。
②国の東電の原発稼働に対する規制権限不行使の責任を問う。
 ・設計対象基準としての地震・津波等の想定が不十分だった。
 ・全交流電源喪失対策を法的に義務づけるべきだった。
 ・地震、津波の予見が可能ではなかったか。
 ・炉心溶融、冷却機能喪失等の結果を回避することができなかったか。
③すべての被災者が低線量被曝の影響を避けるため避難する選択には合理性がある。

訴訟に勝つために
 黒澤弁護士は、「福島原発訴訟は、弁護団だけの力では勝てません。被害者団体、被害者のまとまり、訴訟の争点に対する専門家の協力、一般市民の理解と世論の高まりが必要です。また、訴訟のなかで、事故原因、事故責任を明らかにし、被害者全体の声、訴えを集約することで、完全賠償を勝ち取るとともに、被害者支援のための施策提言を行い、さらに、将来の原発事故の再発防止への取組みにつなげていきたい」と強調されています。      

 FMM No.4
最後は訴訟となった場合、原発訴訟の戦略と戦術 
     勉強会(横浜)から    
2014.6.29発行
【発行】フクシマ復興応援ネットワーク
【編集】   事務局 井上 仁    
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     【WEB】 http://www.belhyud.com/00.htm
     【MAIL】 fukushima-n.w@belhyud.com
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      「加藤特許事務所 ~知財 とびうめ便り~」 Vol.37
                発信日:2014年 7月 2日・発信者:加藤特許事務所
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★ 目 次 ★
 1.所長コラム
  ●最近の知的財産権を巡る我が国の動き
 2.知財ニュース
  ●特許庁、米国との間で特許に関する審査協力強化で合意
  ●ホンダ「スーパーカブ」の形状、乗り物として初の立体商標登録に
 3.連載 知財講座
  ●第37回:特許「情報提供」
 4.イベント案内
  ●平成26年度知的財産権制度説明会(初心者向け)開催
 5.事務所からのお知らせ
  ●外国出願にかかる費用の半額の助成
  ●売買希望の新着商標(アット商標)
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1.所長コラム
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●最近の知的財産権を巡る我が国の動き
 環太平洋パートナーシップ協定(TPP)は、各国の利害関係の調整の難しさに加え米国の指導力の翳りもあり今年中の締結が危ぶまれている状況になってきておりますが、交渉テーマでは農業問題と同様に知的財産権を巡る攻防がTPP交渉の鍵となっているのはご高承の通りです。中でも、特許が切れた薬と同じ成分を使って作るジェネリック医薬品が絡む新薬の特許期間やミッキーマウスに代表される著作権の保護期間をどうするかで、米国とアジア諸国との溝がなかなか埋まらない状況です。
 我が国では、このTPP交渉を視野に入れながら知的財産権にかかる法律の改正が進められており、先の通常国会での議論を経て5月14日に特許法等の改正法が公布されました。
 先ず、特許法改正では、特許付与後の異議申立て制度が10年ぶりに復活します。日本が異議申立て制度を廃止したのは、当時特許付与が遅れるとの米国からの強い圧力があったことが一因でしたが、昨年米国が先願主義に移行すると共に異議申立て制度を採用したこともあり、特許権の早期安定化の為に見直しがなされました。
 次に、意匠法改正では、複数国に意匠を一括出願するための規定の整備がなされます。これは、特許や商標と同じく複数国への一括出願を可能とするジュネーブ改正協定への加盟(加入に向け準備中)により、出願人のコスト低減を企図したものです。
 また、商標法改正では、企業イメージを表す短いメロデイや効果音、企業のイメージカラー等が保護対象となります。これらは欧米では既に商標登録が認められており、我が国でも企業イメージ戦略に資することが期待されています。また、地域団体商標の登録主体が拡大され、商工会、商工会議所及びNPO法人も登録が可能となります。地域ブランドの更なる普及・展開に繋がることが期待されています。
 更に、上記に加え政府は、事故や病気で失った人体機能を取り戻す再生医療の特許期間を最長25年に延長する方針を固めており、今秋には延長を正式に決めたいとの意向です。
 ところで、米国アップル社と韓国サムソン社の携帯端末を巡る特許訴訟が世界中で繰り広げられていますが、知的財産高等裁判所が審理した「不可欠な中核特許(標準規格必須特許: FRAND特許)」に関する両社の訴訟事件において、一般第三者に意見を求めるということが初めて行われました(1月23日)。米国では従来から行われている手続きで アミカスブリーフ(Amicus Brief)制度と言われていますが、広く専門家の衆知を集めるということは、我が国の知的財産裁判に新しい風を吹き込むものとして歓迎したいと思うところです。
 上記のように、知的財産権を巡る世界はダイナミックに動いています。弊所では、かかる国内外の状況を十分に踏まえ、皆様方の国内、海外の出願、権利取得とその活用のお手伝いをさせて頂きます。
                       副所長 弁理士 久保山 隆
――――――――――――――――――――――――――――――――――
2.知財ニュース
――――――――――――――――――――――――――――――――――
●特許庁、米国との間で特許に関する審査協力強化で合意
 特許庁は6月6日、米国特許商標庁との間で、2015年4月以降に、米国が受理したPCT国際特許出願の一部の国際調査・国際予備審査を日本が行うこと、日米の特許審査官が協働して審査を実施することで審査の質の向上を図ること、などの特許審査協力の試行開始に共同で取り組むことで、基本的に合意したと発表しました。
 特許庁は、これらの試行が実現することにより、日米間の審査実務に係る制度や運用の調和に向けた議論の進展が期待され、また、このような協力を通じて、制度や運用の調和が進むことにより、日米の出願人にとって日米両国での権利取得の予見性が高まるものと考えられるとしています。
 詳細は、下記のURLをご覧ください。
[URL] http://www.meti.go.jp/press/2014/06/20140606005/20140606005.html
●ホンダ「スーパーカブ」の形状、乗り物として初の立体商標登録に
 ホンダは5月26日、同社の二輪自動車「スーパーカブ」の形状が特許庁から立体商標として登録されたと発表しました。二輪だけでなく自動車業界としても、乗り物自体の形状が立体商標登録されるのは日本で初めてのことで、工業製品全般としても珍しい事例と言えます。
 ホンダの発表内容は、下記のURLをご覧ください。
[URL] http://www.honda.co.jp/news/2014/c140526.html?from=topbanner
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3.連載 知財講座
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第37回:特許「情報提供」
 例えば、ライバル会社の出願公開公報を見つけたとき、何とかして権利化を阻止したいと考えたとします。このとき、情報提供の制度を利用することで権利化を阻止できる場合があります。
 「情報提供」とは、出願公開された他人の発明が特許されるのを阻止するために、特許庁(審査官)に対し、情報を提供することをいいます。
 情報としては、その発明に新規性や進歩性がないことを明らかにする文献(刊行物や書類その他の資料)を提出することができます。例えば、その出願の日より前の日付で発表された論文であって、その発明と同じ内容を述べている論文を提出することができます。但し、提出できるのは刊行物等の「書類」だけであり、「書類」に該当しないもの、例えば、ビデオテープやCD-ROM、USBメモリーなどの提出は認められていません。
 具体的な手続きは、「刊行物等提出書」という書類を特許庁に提出することにより行います。「刊行物等提出書」の提出に際しては、特許庁に印紙を納付する必要はありません。
 情報提供は、出願公開がされた特許出願に対してすることができます。
 また、情報提供は誰でも行うことができます。「刊行物等提出書」には「提出者」を記載する欄があるのですが、住所や氏名を省略して提出することもできます。つまり、提出者が誰であるかを知られることなく提出することができます。したがって、提出者として名前を出すことにより、特許出願人との関係悪化が気になるような場合は、匿名で提出することができます。
 では、特許庁に情報提供をした場合、特許庁ではどのような手続が行われるでしょうか。特許庁の審査官は、提出された書類を検討した結果、その特許出願について拒絶の理由があると判断すれば、特許出願人に対して拒絶の理由を通知します。但し、提出された資料を参考にするかどうかは審査官の裁量ですので、提出した刊行物が採用されなくても、そのことについて文句は言えません。
 なお、既に特許されたものに瑕疵がある場合には、「無効審判」を請求することで一旦発生した権利を無効にする手段が残されています。また近時の法改正により、特許異議申立ての手段も利用できるようになります。
 以上のように、ライバル会社の特許を阻止・無効等にするための手段が用意されています。このような手段を有効活用するためには、日頃からライバル会社の出願等を監視することが肝要であると考えられます。
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4.イベント案内
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●平成26年度知的財産権制度説明会(初心者向け)開催
 特許庁は、6月下旬から10月上旬にかけて、全都道府県で、これから知的財産権制度を学びたい方、知財部門に新しく配属された方などの初心者の方を対象に、知的財産権制度説明会を開催します。
 参加は事前の申込みが必要です。参加費は無料ですので、この機会にぜひご参加ください。九州・沖縄での開催日は、次の通りです。
福岡:9/2,10/7、佐賀:9/11、長崎:7/28、熊本:7/3、大分:8/19、宮崎:8/4、鹿児島:7/9、沖縄:8/28
 詳細は、下記のURLをご覧ください。
[URL] http://www.jpo.go.jp/torikumi/ibento/ibento2/h26_beginner.htm
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5.事務所からのお知らせ
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●外国出願にかかる費用の半額の助成
 特許庁は、平成26年度も中小企業の戦略的な外国出願を促進するため、外国への事業展開等を計画している中小企業に対して外国出願にかかる費用の半額を助成します。
 本年度より新たに全国実施機関として独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)を補助事業者に加え、全ての都道府県で支援が受けられるようになっています。
 現在応募中、又は今後応募予定の機関は次の通りです。福岡県、佐賀県、鹿児島県は、既に第1次応募が終了していますので、全国実施機関(ジェトロ)に応募されてください。
【全国実施機関】・・・公募予定
 〔独立行政法人日本貿易振興機構〕
お問合わせ先:ジェトロ知的財産課 外国出願デスク
   (担当者:斎藤・金森・仮屋・小原)TEL:03-3582-5642
  公募予定期間:平成26年7月25日(金)~8月20日(水)17:00厳守
  http://www.jetro.go.jp/news/announcement/20140623825-news
 〔公益財団法人くまもと産業支援財団〕
  お問合わせ先:事業革新支援室 TEL:096-289-2438
  申請受付期間:平成26年6月24日(火)~7月24日(木)17:00必着
  http://www.kmt-ti.or.jp/contents.cfm?id=372
<全国の実施機関毎の募集状況は、下記のURLをご覧下さい>
  http://www.jpo.go.jp/sesaku/shien_gaikokusyutugan.htm
●売買希望の新着商標(アット商標)
 商標ポータルサイト『アット商標』の商標売買フォームに5,6月に登録された販売希望商標のご紹介です。登録商標や権利範囲の詳細は、『アット商標』トップページの『販売商標一覧へ』ボタンよりご確認いただけます。
 興味のある登録商標がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
[商標]図形(天職成就)       … お守り
[商標]天職(標準文字)       … お守り
[商標]天職成就(標準文字)     … 電子出版物、印刷物
[商標]むろうどん          … うどん麺、つゆ、粉等
[商標]UN\CORPORATION\ソイコラーゲンティー … 茶
[商標]Tea’s Court    … 茶,菓子及びパン
[商標]T’C\生サブレ       … サブレ
[商標]プーアール麗爽茶(標準文字) … 茶
[商標]さえ/茶恵          … せっけん類
【アット商標】 http://www.a-shohyo.com/
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加藤特許事務所
 URL:http://www.kato-pat.jp/
 編集・発行: 加藤特許事務所 -メルマガ事務局-
 福岡市博多区博多駅前3丁目25番21号 博多駅前ビジネスセンター411号
 TEL:092-413-5378 E-mail:mail@kato-pat.jp
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  第342回生涯現役シリーズ塾(夜の部)担当講師は、予告東瀧代表でしたが、次回7月以降10月迄のシリーズ塾企画自体に、公表済み11月8日(土)開催予定の『生涯現役サミット』【ご参考URL = http://40591.diarynote.jp/200406231142540000/ 】に幅広い生涯現役実践活動家の出演候補者を招く趣旨で、今回は女性候補者としてご出席の下記佐藤昌子女史に突然のご登場お願いしました。
  理事長としての公式なご活動プロフィールではなく、ご本人自体のナマの生きがい人生を何の準備もなく話すならOKとのことで、次々と意外なプロフィール展開を一度も話し途切れることなく、参加者一同心置きなく拝聴させていただきました。
  日本生涯現役推進協議会サイトのリンク先にもある「NPO法人 関東シニアライフアドバイザー協会/URL=http://kanto-sla.com/」皆様との新たな絆創りがこれから楽しみです。 
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【6月25日開催 第342回生涯現役シリーズ塾(夜の部)発表要旨】

        楽  し  い  私  の  生  涯  現  役

                    
                    NPO法人 関東シニアライフアドバイザー協会  
                                理事長 佐藤 昌子(あきこ)     

  渋谷区の渋谷警察所の前が実家で、両親は電気屋を営んでいました。日本大学藝術学部を卒業後は、日本舞踊などの習いなど、いろいろ活発に活動のかたわら、実家の仕事を助けておりました。
  その後、結婚し現在のご主人はその電気屋の後を継いでいて、私も、一緒に経営を支えております。約20年前にいまは亡き母の介護をいずれするときが来ると思い、介護の勉強をしていました。
  そのテーマはジェロントロジ-(老年学)で、アメリカでは各州でその科目が教えられていましたが、日本では、当時はとても珍しい科目で、私は老年学がきっと大切な学問として注目されるときは必ず来ると確信しておりました。
  日本は世界に先駆けて超高齢社会を迎えました。世界の高齢社会の見本になるよう私たちは励んでおります。現在、関東シニアライフアドバイザー協会では、シニアライフコーディーネーターを毎年養成し、地域で元気に活動するシニアを育てています。事務所では月~金曜日までシニア向けの無料電話相談を行い、シニアのいきいき生活を応援する講師派遣などの事業をしています。
  父親は62歳で亡くなりましたが、当時何事にも意欲的な母親は100歳まで生涯現役で元気に暮らしてくれると思っていましたのに、不慮の交通事故でバイクに撥ねられて78歳で亡くなってしまいました。
  その不幸にも挫けず、私は、ずっと以前からアメリカ留学がしたくてたまらず、英語も熱心に学んでおりました。そんなある日、新聞記事で日本文化を米国の幼稚園児から中高生まで楽しく教える機会を提供できる人をを募集しているのを知り、勇んで応募しました。
  それは、米国ウイスコン州の5000人足らず町での3カ月留学期間の当初短い滞在でした。小学校の先生の宅にホームスティをしながら、折り紙、日本料理、習字などを学校で教えることでした。そんなことをしていたら、町中の評判になり、その後は、毎年のようにアメリカやカナダの学校での日本文化を教えに行っています。
  新聞社には、浴衣や鯉のぼり、おひな様や算盤などを篤志家から寄付して欲しいとの記事を掲載してもらいましたら、本当に沢山の皆様からプレゼントとしてもらっています。そして、アメリカの学校で、日本料理の模擬店や浴衣を着せたお祭りを開催し、参加者の皆さんにはいただいた寄付品をプレゼントしたりしました。
  また私は、これまでホノルルマラソンには盲人ランナーの伴走者として10回も完走をしました。その他に60歳から習い始めた「パソコンは熟年者のおもちゃ」と考え、友人のパソコン教室に3年間アシスタントとして活動しました。そして今は講師資格を取得して、パソコン教室を開催し、講師や個人指導をしております。
  それから、また、自宅マンション活用に目黒区社会福祉協議会の支援を得て、地域の皆さんの手芸教室サロンとして開催しております。参加される皆さんには手芸作品を販売する悦びも感じてもらっております。
  地域の目黒区だけではなく、東京都の青少年育成の子育て支援のチーフアドバイザーとして、東京にある保育園、児童館などで母親教室を開催しています。これからは日本生涯現役推進協議会のような絆づくりの団体とも協力し、「生涯現役社会づくり」を世界に示せるような本当の国際親善を実践したいものです。
  これからもNPO法人関東シニアライフアドバイザー協会も、元気な生涯現役実践者の鏡になれるようなシニア・ネットワークを拡充することにご協力をしたいと存じます。有難うございました。   〔水上久忠(記)〕
【2014年5月28日 第342回生涯現役シリーズ塾(午後の部)講演】

  「 日 本 的 ベ ン チ ャ ー を 学 ぶ 」 要 旨                         
                    
                      講 師: 中上 崇(たかし)
                        日本生涯現役推進協会 理事 
                        メタリンク創業、ベンチャー・コンサルタント
                        一般社団法人日本開発工学会 会長、
                        日本電子機器輸入協会 会長 他

  時代背景的には、1964年はまだ米ドルしか国際通貨は認められなかった。しかしやっと1965年には米ドルの自由化になり、日本でも活発に世界から優秀な工業製品や部品の取引が可能になった。田舎で生まれ、東京の大学で学び、日本人として生まれてきたのは、一体どういうことなのか?私の成功をしたいという思いは、「自分の価値を世間に問うて」生きゆくことである。自分が納得し、回りのみんなからも納得してくれるような生き方することなのです。
  ベンチャ-に取り組み始めた切っ掛けは、大学を卒業し企業に3年間勤めたが、自分の人生観や職業人生を考えていると、単なる給与生活者になって「雇われる働き方」では、せっかくの生をうけた人生が充実していかないと考えた。この考え方を深めると「自分の価値を世間に問う」ことが大切なのだという発想への展開になっていた。
  当時の中小企業庁にはまったくベンチャー企業を育てようという行政担当者はいないし、政府も危機感もなく、ベンチャー企業を育てる経営者・学者・指導者はいなかった時代である。そして、日本の企業構造はまた、前近代的な様相でした。たとえば、1974年頃は日本経済の2重構造がはっきりしていた。
  ベンチャー企業の条件は良い売れる技術を持っていることから始まった。技術だけを持っていることは最低限の条件ですが、技術を活かして初めてビジネスが成り立つ訳です。しかし、大手企業には1次・2次・3次という下請け制度が存在し、さらに4次・5次というようの劣悪な搾取構造になっていた。
  ベンチャーを志して開業したころ、日本は丁度ベンチャーの黎明期であり、段々同じ志の起業家があらわれ始めて来た。しかし、ベンチャー論を次世代に教える人たちがまだ殆ど居なかった。まだ、ベンチャーを始めたが限りなく失敗や成功をしているわけで、教えるような体験や知識を持っているわけではない。
  中上氏が考えるベンチャーとは①「人間の生き方」②「人間の価値観が、その人の個性に合っている」③「雇われた生き方ではない」④「雇われない生き方」⑤「自分が何をしたいかの基準で起業すること」⑥「自分ができることやる」⑦「自分が出来ないことはやらない」。
  すなわち自分のやりたい事を集中してやるから、自分の才能も磨かれて、自分の才能がなんであるかがわかる、そして幸福とはなんであるのかがわかる。ベンチャーとは分業であり、やりたいひとにさせてあげて応援をする。できる人に分け与える。
  中上氏の一生は、ベンチャ-起業をスタートして楽しむのがベンチャー経営の神髄です。あれやこれやと自分の才能を自分の会社で使って行くことです。これまで十分にベンチャーをやり続けてきた、そして自己満足ができるような死に方ができるようにしたい。(結び)

  次回は、事例を紹介する。沢山の事例から具体的なベンチャー行動がとれるような研究会にしていく。前回に参加しない方でもその都度独立した、会合にしていく。(要旨記録:NPO法人LVクラブ 日本的ベンチャーを学ぶ 担当水上久忠/次回会合は7月23日(水)13時~15時まで。八重洲口グラブ事務所にて開催。

日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会
     ヘ  ッ  ド  ラ  イ  ン  ニ  ュ  ー  ス
      事務局報告 第 1 2 5 号            2 0 1 4 年 6 月 3 0 日発行

◎  11/8(土)開催予定:『第21回 生涯現役サミット』の企画案を募集中

  「21世紀の超高齢化する日本社会を弱体化させないためには、どうしても元気で意欲あるシニア世代層が立ち上がり、民間主導の『生涯現役社会づくり』運動を展開すべきだ!!」と志す16名が、半年余の準備期間を費やして日本生涯現役推進協議会を2007年6月18日の設立発起人の総会で発足させました。【ご参考URL = http://40591.diarynote.jp/200406231142540000/

  前記総会直後の『日本生涯現役推進協議会発足記念第1回forum』から先般開催の『第20回記念生涯現役記念forum』の開催記録は下記ご参考までに掲載いたします。これまで原則的に毎春秋年2回を開催時期として、私たちの『生涯現役社会づくり』推進への啓発活動として、生涯現役実践活動家のご奉仕とご賛同いただくご出席皆様のご芳志を戴き、改めて厚く御礼申し上げます。

  ①~⑳回までの各Forumは、私たち生涯現役仲間の実践報告を中心として、会員の口コミによる仲間のネットワークを拡充することに重点をおいた『生涯現役社会づくり』啓発仲間の絆範囲でしたが、昨年来の厚労省「生涯現役社会の実現をめざす就業支援」用語の一般使用時節を迎え、やっと遅まきながら産官学にもネット化を要する『生涯現役社会づくり』新展開期を迎えた観があります。

  そこでこのたび私たち日本生涯現役推進協議会主催:民間主導『生涯現役forum』は次回21回開催から民間主導の軸足で『生涯現役社会づくり』市民活動に意欲的な地域行政団体や企業・大学、中央関係省庁にも呼びかける『生涯現役SUMMIT(仮称)』構想を軸足とする企画を一般公募することにしました。

  どうか『生涯現役プロデューサー』仮登録皆様はもとより、会員皆様方の地元自治体やご出身企業や郷里、所属団体の如何を問わずご遠慮なく次回第21回EVENTでの首脳会議ご提言や、関係者ご動員への創意工夫を思う存分発揮していただきたいと願っております。

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『あなたと日本を元気に!』させる 生涯現役実践道場へ ご参加で
あなたご活躍の地域から 次々と活力盛り上げの輪が拡がります!  
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2013年:実施フォーラム/2014年:開催日(各土曜午後1時30分)
第19回11/9(済)  第20回記念5/10(済)  第21回11/8(土)   
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2014年7月~12月(理事会/13:30 & 生涯現役塾/15:00 & 18:00)
7/23   8/27   9/24   10/22  11/26  12/10
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2014年7月~12月(火曜会水上担当 & 木曜会東瀧担当/各11:00)
【ご参加者は必ずご予約確認下さい。会員無料/一般有料1,000円】
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日  本  生  涯  現  役  推  進  協  議  会
    NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ         
代 表   東   瀧    邦   次   
      TEL:03-3517-6667      FAX:03-3517-6668
     E-mail: info@sgsk.net   or   info@npolvc.org
     URL:http://www.sgsk.net  or  http://www.npolvc.org
              Blog: http://40591.diarynote.jp/
         Facebook :  http://www.facebook.com/sgsk.net
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【ご参考】  発足第1回記念 ~ 第20回記念 生涯現役フォーラム 開催記録

 回     開催日          テーマ                
第 1 回  2004.06.30  『21世紀 生涯現役の時代 来たる!』   
第 2 回  2004.11.11  『生涯現役の成功実例発表フォーラム』      
第 3 回  2005.02.11  『生涯現役の時代にどう備えるか』       
第 4 回  2005.05.02  『生涯現役人生にどう取り組むか!』       
第 5 回  2005.10.05  『企業人から社会人への新たな出発』             
第 6 回  2006.04.29  『生涯現役シニア・ベンチャーの時代』              
第 7 回  2006.11.11  『挑戦するシニア就業のススメ』                    
第 8 回  2007.06.23  『生涯現役で自己実現の夢を実現する』             
第 9 回  2007.10.03  『生きがい創造シンポジウム』          
第10回   2008.04.26  『団塊世代の仕事とお金のこれから』   
第11回  2008.10.25   シニア・次世代の交流で『日本を元気に!』      
第12回  2009.04.25  “こころ”と“いのち”が触れ合い 日本を元気に!   
第13回  2010.06.12   日本を元気に! 世代を超えて 明日に挑む
第14回  2011.06.11   全世代で日本を元気に!! 生涯現役フォーラム    
第15回  2011.12.03   アイデアたっぷり! 生涯現役フォーラム    
第16回  2012.05.19   あなたが動いて 日本を変える! 2012第一弾  
第17回  2012.11.03   『世代を超えた リアルなホンネ 大激論』
第18回  2013.05.18   市民が創る新しい日本 市民が決める『生涯現役社会』  
第19回  2013.11.09   あなたが創る活力ある日本 21世紀は『生涯現役社会』 
第20回  2014.05.10  『国に任せず 市民が動く 生涯現役社会』  
第21回  2014.11.08  『 ? ? ? ? ? ?(未定)』          以 上                            
                               

◎  2 0 1 4 / 6 / 1 ~ 2 0 1 4 / 6 / 30 の当Blog「掲載テーマ一覧表」

2014年6月30日    「日本生涯現役推進協議会」/会報125号
2014年6月29日    NPO ライフ・ベンチャー・クラブ会報 105号
2014年6月28日    日経夕刊:「ファミレス社会」樋口恵子女史
2014年6月27日    『生涯現役』への自立と父性・母性考察論
2014年6月26日    シーズ・市民活動を支える制度をつくる会
2014年6月25日    毎日新聞 News:「菅原洋一 の生涯現役」
2014年6月24日    「高齢社会フォーラム in 東京」開催ご案内
2014年6月23日    6/25(水)理事会/第342回生涯現役塾案内
2014年6月22日    高齢者職域開拓モデル事業 募集 説明会
2014年6月21日    歌で生涯現役/菅原都々子さん:高橋さん
2014年6月20日    J.I.Mail News No.659:巻頭寄稿文 ご紹介
2014年6月19日    生涯現役仲間の強力助っ人役「(有)勇元」
2014年6月18日    毎日News:「建築:安藤忠雄/投資:バフェット」
2014年6月17日    毎日News:「日本電産社長/オイシックス社長」
2014年6月16日    成長戦略としてのM&A/事例紹介Seminar
2014年6月15日    日経電子版:国際化で外人持株比率最高
2014年6月14日    7/12(土)第7回「高活ビズ起業塾」ご案内
2014年6月13日    阿部氏:第73回「交通ビジネス塾」ご紹介
2014年6月12日    井上氏 :フクシマ復興応援ネットワーク B
2014年6月11日    井上氏 :フクシマ復興応援ネットワーク A
2014年6月10日    Mail紹介:今日一日をやり直せるとしたら
2014年6月 9日    WEDGE誌:6月号「50代からのリスタート」
2014年6月 8日    産経News「高齢者の活動参加にポイント」
2014年6月 7日    J.I.Mail News No.657:巻頭寄稿文 ご紹介
2014年6月 6日    画歴70年「生涯現役」一瀬氏:横須賀個展
2014年6月 5日    Altarna「Green経営者Forum」社団法人化
2014年6月 4日    中上氏 講演:『日本的ベンチャーを学ぶ』
2014年6月 3日    6/11開催 教育ソリューションセミナー紹介
2014年6月 2日    6/24【J.I.Forum/女性の視点 Power これ!!】
2014年6月 1日    生涯現役社会づくり:ご支援者に会報案内       以上
特定非営利活動法人 ライフ・ベンチャー・クラブ  
      ホ  ッ  ト  ラ  イ  ン   ニ  ュ  ー  ス
  事 務 局 報 告 第 105 号              2014年 6月29日 発行

◎  6月25日(水)NPO法人LVクラブ理事会・次回Forum企画委員会ご報告

拝啓 ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 
  さて、当NPO法人 LVクラブと生涯現役協との六月合同理事会 & 第21回記念『生涯現役Summit』企画委員会を下記のとおり開催いたしましたので、ご報告申し上げます。       敬 具                                      
                      記
日 時: 2 0 1 4 年 6 月 2 5 日(水曜日)   1 3:3 0 ~ 1 5 : 0 0
会 場: ライフ・ベンチャー事務所  B 2 F 会議室 
出席者:伊東紘二、糟谷繁子、高橋育郎、中上 崇、東瀧邦次、水上久忠(各50音順、敬称略)6理事、オブザーバー伊藤紘一、川崎収厚、後藤正雄、名手孝之、葉倉峰雄、山本芳治各氏総計12名。
議題:1)第21回『生涯現役サミット』企画検討の件は、伊藤紘一氏私案提案のコンセプト【高齢者が次世代の起業・就業にどう貢献できるか】と、第1部の5~8名発表形式/第2部その発表者を軸に会場参加者交流型パネル討論コーディネーター役も自ら担当される意欲的申し出感謝、次回7月末迄に他者の別途提案等も加味条件で了承。2)高齢者職域開拓モデル事業本年度応募案の件は、伊東絋二理事資料準備を配布の上、そのご提案コンセプト大略を承認。 以上

◎  6/25(水)『 第342回 生涯現役シリーズ塾 』昼の部/夜の部ご報告
  5月開催:第342回生涯現役塾は午後(15:00~17:00)・夜(18:00~20:00)二部制でライフ・ベンチャー事務所で開催。今回進行担当:水上NPO法人LVC 副代表/午後①講師:中上理事/夜②講師・東瀧代表担当(主として関東シニアライフアドバイザー佐藤昌子理事長の生涯現役活動をご紹介いただく)で実施。
  【昼の部】出席者は中上講師ほか、伊東・井上・内山・川崎・糟谷・久保・高橋・鶴巻・中上章・野間・葉倉・東瀧・松重・水上・持田・山本・吉田各氏の計18名会場満席。その講演内容は「ビジネスコーディネーターの育成が起業家を生む」という趣旨で、企業間連携、企業間ネットワークをより効果的に迅速に成功させるためには、「コーディネーター」の存在が重要になるとの発表でした。そのコーディネーター力(仲介調整)とは、全体をバランスよく取りまとめる「調整力」、ヒトとヒトを結びつける「仲介力」、成果があがるように導く「推進力」という3つの力を総合したものである。
  一般的に世に広く普及しているコーディネーターは、産学連携コーディネーター、ITコーディネーター等である。このコーディネーターを経験することによって起業家になる道が開かれると確信する。ビジネスコーディネーターを指向することこそシニア人材を指向する
ことこそ起業家へ導く手法と考えられる。 
【夜の部】参加者は東瀧ほか糟谷・佐藤・高橋・葉倉・水上各氏の計6名。各自自己紹介に続き、水上進行役から自ら「生涯現役シリーズ塾」に参画している意義と効能を説明。さらに今回は特に女性リーダーとしてのの生涯現役活動歴が豊富な佐藤昌子女史の生きがい創りの独創的人生遍歴話を興味深く承った。     以 上

◎  「第343回生涯現役シリーズ塾第七弾」開催ご案内

第3 4 3回 生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾
   生  涯  現  役  に  取  り  組  む  第  七  弾
     生涯現役社会づくりオンリーワンの「生涯現役シリーズ塾」
日 時: 2014 年 7 月 23 日(水)
【午後 の部】13:00~14:30〔① 中上 崇 担当〕
【夕方 の部】18:00~20:00〔② 伊藤紘一 担当〕
会 場: ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー 事 務 所(東京駅 八重洲北口 大丸正面ビルB2F)
内 容: 今回『 生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾 』は、①日本ベンチャー起業家草分け中上講師による世代間協働の実践事例で鋭く展開する生涯現役社会創造論。②「生涯現役社会づくり」推進の本年11月イベント開催に全員参画する効果的連携で、準備万端・創意工夫発揮の道場。
そこにはひとり残らず「生きがい目標」と「生涯現役社会づくり」が、次々と湧き出る楽しさの体験を狙います。そうなれば、先ず自ら取り組む活動の優先順位もハッキリしてきます。
   各人各様にめざす「生涯現役」実践活動の輪が拡大して、より効果的『生涯現役サミット』連携ネットワークの絆も強固に・・・夢と希望づくりの社会起業を熱烈に語り合いできます!
テーマ: いまなぜ 企業向け 「生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾」 が必要なのか 
進 行:   水 上   久 忠
   ( 3愛ネットクラブ 代表 & NPO法人ライフ・ベンチャー・クラブ 副代表)
発 表:① 中  上    崇
   (一般社団法人日本開発工学会 会長 & 日本生涯現役推進協議会 理事)
 略歴:27歳ベンチャー創業以来、(株)メタリンク創業迄 幾多の実践体験。ベンチャー・コンサルタントの
傍ら、日本開発工学会や日本電子機器輸入協会 代表として ベンチャービジネス 名語り部で大活躍。
      ② 伊 藤   紘 一
   (有限会社 勇元 代表 & 日本生涯現役推進協議会/NPO法人LVC 参与)
 略歴:大阪府豊中市出身.京大で冶金学を修め(修士課程修了)、1968年日本軽金属入社.1995 年から2年間、JRCM (金属系材料研究開発センター) 出向を経て、同社退社。1997年4月、阪和興業に入社、環境リサイクル事業という未開拓の事業開発に手腕を発揮した後、2003年2月 有現会社 勇元 設立、代表。
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参加費: 会員/1,000円     一般/2,000円(会員紹介者/1,000円)
申込先: NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ事務局
    東京都中央区八重洲1-7-20  八重洲口会館 B2F
 電話:03(3517)6667  Fax:(3517)6668
E-mail: info@sgsk.net or info@npolvc.org
URL:http://www.sgsk.net or http://www.npolvc.org
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第343回 生涯現役シリーズ( 午後 ・ 夕方 )塾 参加申込書   
                          2014 年 7月  日
特定非営利活動法人 ライフ・ベンチャー・クラブ 事務局 宛

住 所:〒                       
氏 名:     
TEL or FAX or Mail         

  高齢社会NGO連携協議会【別称:JANCA】共同代表の樋口恵子さんに聞く/介護を担う 近くの他人・ファミレス社会=家族の概念を拡げる・・・が本日6月28日(土)日経夕刊こころ欄に掲載されましたので、下記転載ご紹介します。
【URL=http://www.nikkei.com/article/DGKDZO73417630X20C14A6NNP000/】
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【2014/6/28付 情報元  日本経済新聞 夕刊:News】
   介 護 を 担 う  近 く の 他 人  家 族 の 概 念 広 げ る
                    NPO法人 高齢社会をよくする女性の会
                          理 事 長  樋 口  恵 子
【 プロフィール :1932年 ひぐち・けいこ 評論家、NPO法人高齢社会をよくする女性の会理事長。1932年東京生まれ。東京大学卒。時事通信社、学研などを経て評論家に。東京家政大学名誉教授、今年4月から家政大に新設された女性未来研究所長として現役復帰。著書多数。】

 嫁 に 一 極 集 中 し て い た 介 護 が
                  2  0  年 で 大 き く 変 わ っ た
 1983年、樋口恵子さんを中心に女性の視点で高齢社会や介護を語ろうと「高齢社会をよくする女性の会」が結成された。それから約30年。今や4人に1人が65歳以上だ。高齢化する社会を見つめ続け、自らも老いと向き合う人の目に、現状はどう映っているのか。

 「長寿社会の副産物として介護が大きな問題になったのは70年代から。戦前は多くの人が高齢になる前に亡くなっていた。介護は戦後の新しい社会問題です。当初、それを一手に担ったのが長男の嫁。家意識はまだ根強く、介護をしない嫁は世間から非難され、介護地獄に苦しんだ。介護嫁表彰をしていた自治体すらあったんです。男女平等なんてどこにある、ですよ。家族だけでやっていけるはずがない。社会全体で介護を担う必要があると訴えました」

 2 0 0 0 年 に 、 介 護 の 社 会 化 を 目 指  し て  
        介 護 保 険 制 度  が 始 ま っ た 。

 「この20年の変化はすさまじい。介護保険が始まっても、医療と違い介護は家族に一定の役割を期待している。だが嫁に一極集中していた状況は様変わりしました。ひとつは男性化です。今、主たる介護者の3割は夫や息子などの男性です。ふたつ目は血縁化。介護者の7割はまだ女性ですが嫁から娘に急激に移っている。60代以下の世代は、夫の親の介護は夫の身内が責任を持つべきだと考えている。男女とも嫁に自分の介護を頼ろうという人はほとんどいません。介護の担い手としての『嫁』は絶滅したと言っていい」

  何 が 変 化 を も た ら し た の か 。

 「意識の変化もさることながら、大きいのは人口構造の変化です。明治以来の男性優位の家制度を支えていたのは、子世代が親世代より多い人口ピラミッドのおかげ。どの家にも男の跡取りがおり、娘も2~3人いた。娘を嫁に出し、息子に嫁がきて家が続いた。ところが1人の女性が生涯に産む子どもの数(合計特殊出生率)は戦後のベビーブーム期には4を維持していたが、50年代半ばには2台に急激に下がった。これと軌を一にしてサラリーマン化が進み、子どもが故郷を離れ働きに出るようになった。人口動態と就業構造が社会を変えたんです」

  社 会 の 変 化 は  さ ま ざ ま な 問 題 も  生 ん で い る 。

 「かつて家族の中に1人は介護にかかわれる人がいたが、今は高齢世帯の半数以上が夫婦のみか独り暮らし。独身の子が同居する例も増えているが皆仕事がある。共働きも増えています。7割の高齢者は昼間、1人か夫婦だけで暮らしている。昼間の介護を親族で担うのは難しい。社会で支える必要がある」

 「一方で介護離職が増えています。親は自分の介護のために子どもの人生を犠牲にしたくはない。私は介護離職をゼロにする運動にもかかわっていますが、与謝野晶子の歌にならって『あゝいとしごよ、君を泣く、君辞めたまふことなかれ……』と訴えたい。介護者が仕事を継続できる介護サービスと柔軟な働き方を実現する必要がある」

 身よりのない高齢者があふれる“ファミレス”時代がやってくる

 「健康寿命と平均寿命の差は約10年あります。多くの人が人生の10年間はだれかの支えが必要です。そして子どもはすべて介護責任者になる。先ごろ『大介護時代を生きる』と題した本を書きましたが、まさにそうした時代が始まっています」

 少子化と高齢化の同時進行が問題をさらに複雑にする。

 「私の世代はまだ兄弟姉妹が4~5人いる。自分に子どもがいなくても、いざとなれば甥(おい)や姪(めい)が責任者になることができるかもしれない。しかし、近年、結婚しない人が急増しています。日本は100%近くが結婚する無類の結婚大好き民族だったのに、今、50歳の男性の5人に1人、女性の9人に1人が未婚です」

 「親が亡くなり、兄弟姉妹はおらず、子どもも孫もいないファミリーレス(家族なし)の人があふれる本格的な“ファミレス”社会がやってくる。今の50代は少子化と独身化の最先端にいます。彼らが高齢になったときにどんな問題が生まれるか。今から備える必要がある」

 「一つの解決策は家族の概念を広げることです。一昨年にスウェーデンを訪れ感銘したことがあります。日本と同様の介護休業制度があるのですが、日本は対象を親族の一部に限っているが、スウェーデンは友人でも隣人でも介護を受ける人の承認があれば認める。80%の所得補償もあります。まさに遠くの親せきより近くの他人です」

 「もちろん家族は大切。何ものにも代え難い肉親の情はあります。しかし、子育てにしろ介護にしろ近代化のひずみをすべて家族に押しつけるべきではない。社会の変化に応じて家族や個人を支援しなければいけない。私たちも自分が選び取った縁を地域で築く必要がある」

 年金をめぐり高齢者と若者の世代対立が言われるなど、さまざまなきしみも生まれている。

 「高齢者は実は未来に一番近い存在。自分の利益ばかり叫ばず、命の循環を考えるべきでしょう。働けるうちは“しゃば”にいた方がいい。かつて働き盛りの男性に「家庭に帰れ」と言いつづけたが、今、高齢男性には『外に出よう』と言いたい。国や企業は高齢者の活躍推進を本気で考えてほしい」(編集委員 岩田三代)
  足掛け30年に及ぶ『生涯現役実践道場』の運営を継続しながら、自問自答することは、日々多数の方々と自らは楽しい気持ちで交流しながらも、わが無手勝流の自己中心的な発想・態度に対しては、仲間としての参画意識を阻害されてきた方々も数多くおられるだろうと存じます。
  本日受信したメルマガに下記内容の父性と母性を考えさせられる一文がありましたので、ご参考までに転載させていただきます。
  『生涯現役プロデューサー』仮登録皆様方の率直なご意見・ご提言をいただけると有難いです。
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  起業して、うまくいっている経営者というのは、子供の頃に、「父性」で育てられた人が多い、と私(E-Mail送信者)は感じています。「父性とは何か?」と言えば、母性の反対です。母性というのは、優しさという愛ですが、父性というのは、厳しさという愛です。

  誤解をしないでほしいのですが、もちろん男性も母性の部分を持っていますし、女性も父性の部分を持っています。「男性はこうあるべき」といったジェンダー論を押し付けたいのではありませんので、ご理解下さい。さて、ここからが本題です。

  子供の長い将来のことを考えて、時には突き放し、時にはあえて失敗させ、自立を促すという厳しい愛が、父性です。それに対して、子供が失敗しないようにと、「体育着持った?」「今日は何時に帰ってくるの?」「学校が終わったら、すぐに帰ってくるのよ」と、過保護や過干渉と言えるくらい庇護してあげる優しい愛が、母性です。この、母性には負の側面があり、子供が親に「依存」しやすくなります。(正確には、親も子供に依存しているのですが。)

  ですが、起業家に求められるのは「自立」です。「何かあったら、誰かが責任をとってくれる」とか、「失敗したら、親のせいだ」とか、そういうメンタルでは、ビジネスは絶対にうまく行きません。
ビジネスで最終的に責任を取るのは、企業のトップである起業家、経営者しかいないからです。

  自立していない経営者しか生き残れないのが、ビジネスの厳しい世界です。

  さて、私の過去は、以前ここに書いたので、あなたも読んで下さったかもしれません。そこに書いたとおり、私は父性が強い父親に育てられました。昔は、私は父に反発していましたが、今は感謝している部分もたくさんあります。

  母性は、インスタントに欲求を満たしてくれるので、子供から理解されやすいのですが、父性は、何十年か経たないと、そのありがたみが分からないので、子供から理解されにくいのです。

  心理学者の河合隼雄(かわい はやお)さんも、「日本は、母性が強い社会である」と言っていますが、「日本が、父性がもっと強い社会になったら、ビジネスで成功する人も増えるんだろうなあ」と私は考えています。そういった理由で、私はクライアントに対して、
父性で接するようにしています。

  クライアントからは、あまり理解されていないかもしれませんが、長期的に考えたら、本人のためになると信じているからです。(以下省略させていただきます。)
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シーズ・市民活動を支える制度をつくる会 メルマガ
                          ■2014-06-26■ ■No.216 ■
~NPOWEBはシーズが運営する市民活動を支えるニュース&情報サイトです~ 
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東瀧 邦次 様

  政府税制調査会の法人税改革案が25日に公開された。
  そして、予想通り、租税特別措置の「ゼロベースでの見直し」が書き込まれた。租税特別措置には、認定NPO法人の企業からの寄付金控除制度と、みなし寄付金制度が含まれている。

  せっかく10年かかって整備してきた認定NPO法人制度だが、大きな危機を迎えている。認定NPO法人税制だけでなく、今回の改革案には、公益法人税制の抜本的見直しも含まれている。「個人の寄付金の税額控除制度も見直しては」、という動きも財務省ではあると聞く。制度の具体的検討は、今年秋以降になるとされているが、日本の非営利公益セクターの大きな危機であることは、間違いない。

  シーズでは、制度が後退しないように、秋に向かってアドボカシーを強化していくつもりだ。ぜひ応援いただきたい。7月3日には、下記の最新情報を提供するイベントも開催する。こちらもぜひご参加いただきたい。日本の非営利公益セクターにとって、今年の秋は一つの正念場となるだろう。

                       シーズ・市民活動を支える制度をつくる会
                                  代表理事 松原 明
━ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】【7/3東京】 認定NPO法人制度実態調査 報告会&セミナー
【2】【賛同署名】 第2回取りまとめは9月30日まで
【3】【6/1~6/30】ありがと本「夏の10%UPキャンペーン」実施中!
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【1】【7/3東京】認定NPO法人制度実態調査 報告会&セミナー
        政府・骨太方針発表 認定優遇はどうなる?
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≪7/3東京 認定NPO法人制度実態調査 報告会&セミナー
               ~政府・骨太方針発表 認定優遇はどうなる?≫
        立正佼成会一食平和基金助成事業

  政府の骨太方針発表を受けて、認定優遇への影響を読みます。また、シーズが全67所轄庁に行った認定申請の実態調査結果も公表。ぜひご参加ください。
【日時】7月3日(木)19時~21時
【会場】中野サンプラザ8階 研修室2
【講師】シーズ代表理事 松原明/シーズ 常務理事 関口宏聡
【参加費】1000円/人
詳細はこちら⇒ http://sfml.jp/?c=442942&o=0011000000ScoqaAAB&v=ef12641b
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【2】認定NPO法人制度の改悪阻止&改正を求める署名ご協力のお願い
                          第2回取りまとめは9月30日まで
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  6月17日までに433の認定NPO法人・仮認定NPO法人・NPO法人からご賛同を頂きました。この署名は6月18日、NPO議員連盟に提出してきました。今後、NPO議連に所属する各党議員にも提出していきます。また、内閣府の市民活動担当には6月13日に提出しました。
  この署名は、今後も11月まで、引き続き集めていきます。第2回の取りまとめを9月30日とし、秋の国会が始まるのに合わせて、国会議員に届けます。ご協力よろしくお願いします。

NPO法人・税制度に関する要望書賛同署名のお願い
http://sfml.jp/?c=442943&o=0011000000ScoqaAAB&v=6fe27304
ご賛同団体一覧(2014年6月17日現在)
http://sfml.jp/?c=442944&o=0011000000ScoqaAAB&v=5bd01adb
【 毎日新聞 2014年06月25日 東京夕刊 】
ご紹介URL=http://mainichi.jp/shimen/news/20140625dde012070009000c.html

 P O P S こ ぼ れ っ 話 : パ リ 祭 、
     菅  原  洋  一  は  生  涯  現  役

 7月12、13日、東京・渋谷のNHKホールで「シャンソンの祭典・パリ祭」が開かれる。今年で52回目。その後、名古屋、神戸、岡山などを巡演する。
     ★
 「シャンソン」の意味も定かでなかった1960年代の日本に、本場の舞台を踏んできた石井好子が、フランス独立記念日の7月14日に引っ掛けてフランスの歌を広めようと、企画したイベントである。

 石井が亡くなっても、遺志は引き継がれ、今年もゲストに永六輔、麻実れいを迎え、戸川昌子、加藤登紀子、山本リンダ、クミコ、ROLLYらなじみの歌手延べ50人以上が出演する。今年はパリにちなんだ歌を特集。「ア・パリ」「パリ・カナイユ」などが並ぶ。
     ★
 「私はタンゴ歌手だったのに、石井さんに呼ばれて無理やりシャンソンを歌わされた」とにこやかに振り返るのは、「ほぼ最年長でしょう」と言う菅原洋一である。今年は「小雨降る径(みち)」を12日に歌う。パリ祭は75年にゲスト出演し、98年以降、レギュラーとなった。

 「65年に、シャンソン『恋心』のレコードを出した。でも、なかにし礼さんの詞は肩に力が入ってて、岸洋子さんの歌がヒットした。なぜか僕はB面の『知りたくないの』がヒットした。この曲はカントリーソングです。歌というものは共感してもらえればいい。歌手は『聴いてもらいたい』という気持ちだけなんです」
     ★
 大げさだったり、演劇的だったり、“日本のシャンソン”は、どこか奇妙なスタイルを誇張する場面が少なくない。菅原の歌にはそれがない。誠実な語り口そのままである。

 「僕のヒット曲にオリジナル曲はないんです。歌手生活56年間、全部他人の歌。いいんです。僕が音大に進んだのも、虚弱児童だから長生きしないだろう、好きなことやらせなさい、という家の意向だった。歌を伝えていければいいんです」

 8月21日で81歳になる。その前日の20日、東京・青山のアイビーホールでバースデー・ディナーショー。9月15日には東京・なかのゼロホールでコンサートを開く。「生涯現役のつもりはないですが」と言いながら、現役感がみなぎる。

 「毎日訓練。人生『楽』しちゃだめです」。運命を粛々と受容しているようでいて、運命を楽しんでいる。(川崎浩・専門編集委員)
平成26年度「高齢社会フォーラム in 東京」開催のお知らせ

  高齢化が急速に進行している我が国において、心豊かで活力ある高齢社会を構築していくためには、国、地方公共団体による取組はもとより、企業、地域社会、NPO、家庭、そして国民一人ひとりが互いに協力しあいながら、それぞれが高齢社会の実情を知り様々に努力していくことが重要と考えています。
  このため、内閣府では、今後の少子高齢社会において中高年に求められる社会参加活動を主テーマに、高齢社会フォーラムを開催します。皆さまのご参加をお待ちしております。

開催概要
日時: 平成26年7月29日(火) 10:00~16:30(受付開始 9:30)
会場イイノカンファレンスセンター別ウインドウで開きます(定員:200名)
東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング4階 (東京メトロ 霞ヶ関駅より徒歩1分)対象シニアの社会参加活動に関心のある方、NPOや地方公共団体、企業等で高齢社会対策に取り組まれている方
※参加費無料、事前申込制主催内閣府協力高齢社会NGO連携協議会 案内チラシ(参加申込票(FAX、郵送用)付)はこちら(PDF形式:307KB)別ウインドウで開きます

平成26年度「高齢社会フォーラムin東京」案内チラシ
http://www8.cao.go.jp/kourei/kou-kei/26forum/pdf/leaf.pdf

テーマ

『全員参加型社会を目指して ~多世代が経験を分かち合う~』
  超高齢社会を迎えている日本において、シニアも若い世代も全員が活躍できる社会を実現するために、シニア自身が今まで培った様々な経験を社会全体で共有することは非常に重要です。
  地域の中で、現役世代のみならず、意欲と能力のある高齢者にも社会の支え手となってもらい「全世代で支え合える社会の構築」に向け、今年度のフォーラムでは、シニアの経験を分かち合う具体的な手法や取組について話し合います。

第1分科会「地域社会活動の活性化」
コーディネーター:伊藤 実 高齢社会NGO連携協議会 理事パネリスト:佐々木 照子 高齢社会をよくする女性の会
杉 啓以子 江東園ケアセンター「つばき」 施設長、経営企画管理本部 本部長
丹 直秀 さわやか福祉財団 常務理事
渡邊 武 浦安市民生委員児童委員協議会 会長、浦安市社会福祉協議会 理事
第2分科会「多世代からみたシニアの意識改革」
コーディネーター:松田 智生 三菱総合研究所 プラチナ社会研究センター 主席研究員・チーフプロデューサーパネリスト:菊池 一弘 東北を緩やかに長期的に応援する会 代表
高平 ゆかり マイスター60 取締役、シニアビジネス事業部 部長
中嶋 美年子 三菱地所 開発推進部 エコッツェリア担当
第3分科会「シニアと多世代がつながるために」
コーディネーター:澤岡 詩野 ダイヤ高齢社会研究財団 主任研究員パネリスト:阪本 節郎 博報堂 新しい大人文化研究所 所長
檜山 敦 東京大学大学院 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 特任講師
牧 壮 牧アイティ研究所、新老人の会・スマートシニアアソシエーション 代表
応募方法

参加申込締め切り 平成26年7月28日(月)16:00まで

ただし、先着順に受け付け、定員になり次第締め切りとします。
受付後に「参加証」を郵送します。
•WEBサイトでお申し込みの方
下記の専用応募フォームよりお申し込みください。
http://www8.cao.go.jp/souki/move/kourei/01.html
•FAXでお申し込みの方
参加申込票(PDF形式:181KB)別ウインドウで開きますをダウンロードし、必要事項をご記入の上、送信してください。

FAX番号:03-5510-4803

•郵送でお申し込みの方
参加申込票(PDF形式:181KB)別ウインドウで開きますをダウンロードし、必要事項をご記入の上、郵送してください。

宛先:〒105-6201 東京都港区愛宕2-5-1 愛宕グリーンヒルズMORIタワー1F MBS#530
平成26年度高齢社会フォーラム事務局宛

お問い合わせ先

平成26年度高齢社会フォーラム事務局(土日祝日を除く、平日10:00~18:00)
電話番号:0120-322-043 FAX番号:03-5510-4803
E-mail:koureisyakai@hjimukyoku.jp
日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &  
  NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ の 活 動 に 
     ご 支 援 く だ さ る  ご 協 力 者 の 皆 様

 生涯現役でご活躍の皆様、いつも「生涯現役社会づくり」ご支援にご協力を感謝します。

 6月25日(水)開催:『第342回生涯現役2014シリーズ塾第六弾』は 15時より中上講師の生涯現役ベンチャー論&18時より東瀧代表の生涯現役プロジェクト企画を各発表します。 また前記シリーズ塾に先立ち、13:30~15:00には 6月定例の理事会を開催いたします。 万一ご欠席される理事/監事の方は、お手数ながらその旨事前ご連絡願い上げます。

 なおご支援くださる皆様には、今回の理事会ご出席に際し、「いつまでも生涯現役で・・Blog5/31会報【http://40591.diarynote.jp/201406011140048746/】 とBlog6/22付【http://40591.diarynote.jp/201406231223115905/】」 掲載資料等ご準備願います。

 そして、下記の各提案事項をあらかじめご検討された上 ご出席・ご意見をいただきたく、どうか事前準備で効率的理事会各議題を存分にご審議くださるようお願い申し上げます。お問合せなどどうかご遠慮なく、下段案内の電話・Fax・E-mail 宛ご連絡くださって結構です。

 蒸し暑い折柄、疲れ易い時節です。皆様にはご自愛専一にご活躍くださるよう願います。

【 六 月 合 同 理 事 会 ご 案 内 】

日 時: 2014年6月25日(水)13:30~15:00
会 場: ライフ・ベンチャー事務所
議 題: 1) 第21回『生涯現役サミット』企画検討
     2) 高齢者職域開拓モデル事業本年度応募案  
     3) 『生涯現役プロデューサー』仮登録審査
     4) 前各項を除く本年度下半期各活動計画案
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『あなたと日本を元気に!』するため 生涯現役道場へのご参加で
あなたご活躍の地域から 次々と活力盛り上げの輪が拡がります!  
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昨年秋/本年春開催Forum/本年秋開催Summit(各土曜日13:30)
第19回11/9(済)   第20回5/10(済)  第21回11/8(予定)  
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2014年6月~11月(理事会/13:30 & 生涯現役塾/15:00・18:00)
 6/25   7/23    8/27    9/24    10/22    11/26
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2014年6月~11月(水上担当火曜会・東瀧担当木曜会/各11:00)
【ご参加は事前に予約確認願います。 会員:無料/未会員:千円】
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日  本  生  涯  現  役  推  進  協  議  会
      NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ         
               代 表   東   瀧    邦   次   
TEL:03-3517-6667   FAX:03-3517-6668
E-mail:  info@sgsk.net   /   info@npolvc.org
URL:  http://www.sgsk.net  /  http://www.npolvc.org
Blog:  http://40591.diarynote.jp/
Facebook : http://www.facebook.com/sgsk.net
*************************************************************

【 第3 4 2回 生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾 】
   生  涯  現  役  に  取  り  組  む  第  六  弾
       生涯現役社会づくりオンリーワンの「生涯現役シリーズ塾」

日 時: 2014 年 6 月 25 日(水)
【午後 の部】15:00~17:00〔① 中上 崇 担当〕
【夕方 の部】18:00~20:00〔② 東瀧邦次 担当〕
会 場: ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー 事 務 所(東京駅 八重洲北口 大丸正面ビルB2F)
内 容: 今回『 生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾 』は、①日本ベンチャー起業家草分け中上講師による世代間協調の実践事例で鋭く理論展開する生涯現役時代論。②「生涯現役社会づくり」推進の本年度後半イベント企画に皆様参加意欲を向上させる全員参加の創意工夫連携交流会。
  そこから一人ひとりの「生きがい目標」と「生涯現役社会づくり」が、次々にイメージできる楽しさ・・・を実体験します。そうなれば、先ず取り組む活動の順位もハッキリしてきます。
  各人各様で取り組む「生涯現役」実践活動の輪が拡がり、より効果的『生涯現役サミット』連携ネットワークで絆強固な・・・夢と希望づくりの社会起業を熱烈に語り合いましょう!
テーマ: いまなぜ 企業向け 「生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾」 が必要なのか 
進 行:   水 上   久 忠
   ( 3愛ネットクラブ 代表 & NPO法人ライフ・ベンチャー・クラブ 副代表)
発 表:① 中  上    崇
   (一般社団法人日本開発工学会 会長 & 日本生涯現役推進協議会 理事)
略 歴:27歳ベンチャー創業以来、(株)メタリンク創業迄 幾多の実践体験。ベンチャー・コンサルタントの傍ら、日本開発工学会や日本電子機器輸入協会 代表として ベンチャービジネス 名語り部で大活躍。
    ② 東 瀧   邦 次
   (日本生涯現役推進協議会 & NPO法人ライフ・ベンチャー・クラブ 代表)
略 歴:1885年ライフ・ベンチャー・クラブ創設後、2004年6月日本生涯現役推進協議会を設立、代表代行に就任。2005年12月にライフ・ベンチャー・クラブをNPO法人化。『生涯現役プロデューサー』構想着々進展段階。
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参加費: 会員/1,000円     一般/2,000円(会員紹介者/1,000円)
申込先: NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ事務局
    東京都中央区八重洲1-7-20  八重洲口会館 B2F
 電話:03(3517)6667  Fax:(3517)6668
E-mail: info@sgsk.net or info@npolvc.org URL:http://www.sgsk.net or http://www.npolvc.org
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   第342回  生 涯 現 役 シ リ ー ズ( 午後 ・ 夕方 )塾
          参   加   申   込   書   
                               2014 年 6月  日
特定非営利活動法人 ライフ・ベンチャー・クラブ 事務局 宛

住 所:〒                                       
氏 名:     
TEL or FAX or Mail           
 日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会
     N P O 法 人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 会 員 皆 様

  いつも『生涯現役社会づくり』推進活動にご支援・ご協力いただき有難うございます。毎年春秋に生涯現役フォーラム開催会場を活用させていただく公益財団法人 東京しごと財団から下記の平成26年度「高齢者職域開拓モデル事業」募集要項のご案内がありましたので、ご関心ある会員の方はどうか別途ご連絡の明後25日(水)13:30開催・合同理事会にご出席くださるようお願い申し上げます。
ご参考URL=http://www.tokyoshigoto.jp/news_topics.php?kbn=2&page_id=150&data_id=5210
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【事業主向け】7月14日(月)高齢者職域開拓モデル事業の説明会を開催します!! 
高齢者の働く意欲を活かし新しい事業展開をはかる企業・NPO団体等の皆様を応援する「高齢者職域開拓モデル事業」へお申し込みをお考えの皆様に向けて説明会を開催します。

  ● ● ● 高 齢 者 職 域 開 拓 モ デ ル 事 業 と は ● ● ●

創業や新規事業・業務拡大等の実施にあたり、高齢者が中心となって働くことができる場を法人等が提供する取り組みを「就業モデル」として認定します。
認定された就業モデルには、最大300万円の経費助成と事例集の作成や事例発表会等の普及啓発を行い高齢者がいきいきと活躍できる就業の場を拡大していきます。

◆日時:平成26年7月14日(月)10:00~11:00
◆会場:東京しごとセンター 5階 多目的室
◆申込方法
  説明会へ出席ご希望の方は、お電話にてお申し込みください。
  電話 03-5211-2376 
 しごとセンター課 高齢就業支援係 高齢者職域開拓モデル事業担当
募集要項など詳細はこちらをクリックしてください!
http://www.tokyoshigoto.jp/zinzaikatsuyou_koureisha.php
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人材活用をお考えの事業所の皆様へ
  創業又は異業種進出、業務拡大等による新分野進出等により、高齢者を新たに雇用する法人等に対して経費の助成を行い、高齢者が地域で活躍できる新たな就業モデルの取組を募集します。
  当事業により認定された就業モデルについては、立ち上げ経費の助成及び積極的に周知啓発を行い、高齢者が働く場の開拓を図り、就業機会の一層の拡大につなげていきます。
 (認定予定数は年間3件程度)
助成金の支給
  創業や新分野進出等により、高齢者を新たに3人以上雇用する事業主を対象に、事業立ち上げ経費の助成(上限300万円 補助率50%)を行います。
普及啓発
  助成対象と認定した就業モデルについて、事業実施結果の発表会を行うと同時に、広く他の事業所に向けて広報を行います。
対象となる就業モデルの条件
•創業や新分野進出等により、新たに60歳以上の高齢者を3名以上雇用すること。
(事業主の年齢は問いません)
•雇用する高齢者の週所定の労働時間が10時間以上であること。
•就業モデルの従業員に占める高齢者の割合が5割以上であること。
•高齢人材の起用例として新たな取組みであり、かつ広く一般の事業主のビジネスモデルとなりうる内容であること。
•安定的かつ計画性のある事業内容であること
助成金支給の条件
•就業モデルの立ち上げに要する経費(備品の購入、店舗改装、研修受講費用等)の一部を助成する(人件費は対象外)。
•認定日から1年以内に就業モデルの開始及び高齢者の雇用を達成すること。
•助成対象期間は、認定日から一年間とする。
※対象となる経費等、条件の詳細は、担当連絡先までお問い合わせください。
ご利用の流れ
認定申請 ⇒ 一次審査(書類選考) ⇒ 二次審査(プレゼンテーション) ⇒ 認定 ⇒ 助成金仮払 ⇒ 助成金精算 ⇒ 発表会開催・広報活動
就業モデルの例
•訪問介護事業所:介護保険制度外で引き受ける生活援助サービス部門の設立
•配食サービス:高齢世帯向け配食サービス業の立ち上げ(配達、調理等スタッフ)
•既に自治体等の支援を受け実施しているコミュニティビジネスで、新たな対象に向けたコミュニティカフェを作り、高齢者のパートスタッフを採用
•保育所:認可外等の保育所の業務拡張で、高齢者を中心とした保育補助員の雇い入れ
応募書類
•募集要項(PDF形式)
•要綱様式第1号(PDF形式)
•要綱様式第2号(PDF形式)
•要綱様式第3号(PDF形式)
•要綱様式第3号の2(PDF形式)
•要綱様式第1~3号の2(エクセルファイル形式)
お問合せ(高齢就業支援係)
電 話 03-5211-2376
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/m20140620ddlk14200312000c.html
【毎日新聞 2014年06月20日 地方版】
  菅 原 都 々 子 さ ん : 「 生 涯 現 役 」 の 美 声 を      
歌 手 デ ビ ュ ー 7 6 年 、 嘉 手 納 で 初 野 外 ラ イ ブ  / 神 奈 川

 ◇ 菅 原 都 々 子 さ ん(86)
  歌手の菅原都々(つづ)子さん(86)=相模原市南区相模台=が28日、沖縄県嘉手納町兼久海浜公園で開かれる「沖縄からうた開き!うたの日コンサート 2 0 1 4 in よし見て納」に出演し、BEGIN(ビギン)らと競演する。ビギンの演奏で唱歌「浜辺の歌」を歌い、続けて1955(昭和30)年のヒット曲「月がとっても青いから」を熱唱する。【高橋和夫】

  10歳でデビュー以降、野外でのライブステージに立つのは初めて。親交があるビギンから熱心な誘いがあって出演が決まった。「沖縄は大好き。ビギンさんらとステージに立つのが楽しみ」と胸を躍らせている。コンサートにはポルノグラフティ、サエラ、Kiroro(キロロ)、石塚英彦さんらも出演する。

  菅原さんは青森県三本木町(現・十和田市)生まれ。昭和時代を代表する作曲家の古賀政男さんの養女(40年に養子縁組を解消)となり、10歳で歌謡界にデビューした。1951年のNHK第1回紅白歌合戦に出場し、「憧れの住む町」で先攻・紅組のトップバッターを務めた。55年に実父・陸奥(菅原)明さん作曲の「月がとっても青いから」が、百万枚を超える大ヒット。戦後初のミリオンセラーとなった。

  「生涯現役」を貫き、歌手生活76年の今も伸びやかで張りのある美声と独特のビブラート唱法は健在。今年も2月のテイチクエンタテインメント80周年記念コンサートに出演してトリを務めた。10月10日には古賀政男音楽博物館(東京都渋谷区)で250人を招待して米寿を祝う「感謝のつどい」を開く。

  歌手活動のほか、「古里のために」と「十和田奥入瀬観光大使」も務め、昨年春には実父が作曲した生まれ故郷の「三本木小唄」をレコーディングした。昨年9月には十和田市で市民がおそろいの着物姿で踊る「三本木小唄」に振り付けした流し踊りがあり、菅原さんも同じ着物姿で人力車に乗ってパレードした。

  相模原には実父の療養のため、「大山(伊勢原市)が古里の八甲田山の山容に似ている」ことから、1960年に大山が見渡せる場所に東京都内から転居した。93年から相模台公民館の高齢者学級で住民と一緒に歌ってきた。現在は毎月1回、同公民館での「心と体の健康サロン」に参加している。
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こんにちは。高橋育郎(NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ 理事)です。

  習志野市ご当地キャラ「ナラシド」の音頭。市から市長の承認書が届きました。合わせて 音頭のCDカラオケも届きました。 近々歌手と振付担当が 市にて打ち合わせを行います。

  7月3日は地元の神社で歌の披露。8月3日谷津「生涯青春の会」にて「ナラシド」が登場し、コールせきれいの歌で、パフォーマンス。正式デビューし、マスコミの取材があります。 曲名が決まったら どんどん事がすすんでいます。改めて歌詞を添付させていただきます。

  11月1日 市主催の祝典が習志野文化ホールで挙行され、音頭で盛り上げます。

「 習 志 野 ご 当 地 キ ャ ラ 」
    習 志 野 市 市 制 六 十 周 年 記 念

    ナ  ラ  シ  ド  ♪  ど  ん  ど  ん  音  頭
                                  高橋育郎作詩作曲
                                  金井奈保子編曲
 
  一、ハァー バラが咲いたよ ナラシド♪どん どん
    水鳥飛んでる ナラシド♪どん どん
    習志野生まれの アイドルだ(ソレ)
    みんなで踊ろう 輪になって
    空は青いよ 風さやか みどり豊かな
    ふるさとの街 ナラシド♪どん ハーイよろしくね

  二、ハァー シンボルマークは 音符だね
    頭にアンテナ かわいいな
    この街きょうも 奏でてる(ソレ)
    あしたもみんなで 歌おうよ
 このメールは 日本生涯現役推進協議会 様宛にお送りしました。
■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 J.I.メールニュース   No.659 2014.06.19発行 <巻頭寄稿文> 
「 が ん 患 者 を 取 り 巻 く 環 境 の 相 違 は
    果 た し て 国 民 性 の 相 違 だ け で あ ろ う か  
              - 緩  和  医  の  視  点  か  ら  」  
                             緩 和 医  八 戸  す ず
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■
  夫の仕事のため家族で渡米し、半年が過ぎました。様々な局面において、日本との違いを感じる日々です。
  先日、小学一年生の息子の保護者会に出席した際、ある父親が話し始めたのは、彼の妻が全身転移した進行大腸癌で放射線化学療法を受けること、それに伴い子供が精神的に不安定になるかもしれないため情報をクラスで共有するべきだろうと妻本人と決めた、という内容でした。
  それを聞き、一人の母親が一年前に伴侶を亡くした経験を話し始め、終了後には各々がその父親に温かい言葉をかけて帰って行きました。
  その翌日には、この家族に夕食を届けるための支援サイトが立ち上がり、現在に至るまでほぼ毎日誰かしらがボランティアで夕食を届けています。また、子供の送迎などの支援も継続されています。
  私は、日本の癌患者と家族を取り巻く環境との差異に驚愕しました。日本では、家族と行政サービス以外の支援が入る患者はほとんどおらず、家族が倒れるケースも少なくありません。
  もちろん、米国の誰もがこのようにオープンなわけではありませんが、決して今回のケースが稀なわけでもないようです。
  こうした、日本とアメリカの現状が大きく異なる要因として、すぐに思い浮かべるのは、国民性や宗教性の違いだろうと思います。
  病気をオープンにするかどうか、そこには確かに国民性が関わっているかもしれません。しかし、多くの患者を診てきた中で、私はむしろ、日本では患者本人が病気に関する事実をすべて認識していないことにも大きな要因があるように思います。
  もしも自身の病気に関して、今後体調がどのように変化していくのか、どの程度の日常生活が送れるのか、余命はどのくらいか、それらを的確かつ具体的に認識していれば、日本人であっても、家族や子供の負担、周囲への影響を考える患者や、周囲に明かす患者も少なくないのではないでしょうか。
  日本人の中にも今回のような援助を必要としている患者家族は存在し、同様に、援助する日本人も存在するだろうと思います。
  アメリカにおいても日本においても、最適な道は個人個人で異なります。医学が進歩し、情報が溢れる現代社会において、本人抜きにして本人の幸せは決められなくなってきています。大切なことは、まず患者個人が、自分自身の不安や希望を的確に把握する環境を、医療スタッフ、患者、家族の皆でつくること。そこからのみ、本当に本人が必要とする援助が、必要とされている形で生まれてくるのではないでしょうか。
  国民性は異なれど、日本においても支援し合う社会はつくれるはずです。
  それを願い、まずは医師として患者一人一人の人生ときちんと向き合わねば、改めてそう感じました。
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八戸 すず (やえ すず)
  日本緩和医療学会緩和医療専門医、医学博士。1975年生まれ、東京都出身。2002年に横浜市立大学医学部卒業後、日赤医療センター、神奈川がんセンターを経て、順天堂大学緩和医療学研究室所属。情報の洪水と言われる現代医療の中においても、患者さんにとって本当に必要な治療やサポートを引き出して、常にQuality of Lifeを高める医療を提供することを心がけている。また、いまだ個々人のイメージに偏りがあるといわれる緩和医療のバイアスを払拭することもライフワークとし、医療従事者への教育や多くの病院での緩和医療導入にも積極的に活動している。
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  医療現場での問題とは別に、日本、特に都会の住人は、個人的なことに関心が集中し、パブリックなこと、世の中のことに時間やエネルギーを割こうとしない、というところにより基本的な原因があるのではないか。それが日米の大きい違いではないか。
  この記事をきっかけに、そんなことについても議論が起こればと期待しています。(構想日本 加藤 秀樹)
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 *みなさんのご意見をお待ちしています。(800字以内でお願いします)  
    info@kosonippon.org
  いただいたご意見はバックナンバーと共に「読者の声」として以下に掲載しています。   http://www.kosonippon.org/mail/index.php
  本6月19日(木)午前11時開催の研究会は、伊藤紘一、葉倉峰雄、東瀧邦次、和田晃一(50音順)4氏が参集し、葉倉氏提案の「シニア起業支援ビジネスモデル」の具現化に付き、『生涯現役社会づくり』推進の立場に立って討議しました。
  その論議の過程で先月理事会で合意された、私たち生涯現役仲間の絆プロジェクトづくりを志向する日本生涯現役推進協議会恒例主催フォーラムを、本年11/8後半イベントから改称する第21回:『生涯現役SUMMIT』企画案と、高齢者職域開拓モデル事業・2014年度応募事項とを関連付けしたビジネスモデルが、より効果的だとの結論に到りました。
  そこでこの際、葉倉氏の提案内容も、月例開催:生涯現役シリーズ塾も活用した「シニア起業・再就業支援プログラム」へと意欲的な参加者協働改善策を加え、定年退職予定者の多い都心大企業人事部への売り込みを目論むことに企画改革します。
  そのために早速明日から行動開始で、都庁産業労働局創業支援や福祉労働局高齢社会対策窓口などへの接点づくりに、東瀧・葉倉両名が訪問して『生涯現役プロデユーサー』登録制度による『生涯現役社会づくり』推進役の役割説明なども行うことにしました。
  2003年2月有限会社勇元を創業後、ベンチャー起業家たちの支援に積極的な伊藤氏、シニア再就業の雇用事業で協働体制の和田氏も具体的連帯活動でこれからのライフ・ベンチャー流起業・就業展開活動を推進する生涯現役SUMMIT・シニア職域開拓モデル事業企画推進に頑張りたいと存じます。
  ご関心ある生涯現役仲間の意欲的なプロジェクト参加提言を期待しておりますが、ご参考までに強力助っ人役を引き受ける伊藤絋一氏の(有)勇元創設時の日刊産業新聞記事を下記転載紹介します。
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【日刊産業新聞 2003年1月21日】
    ベ  ン  チ  ャ  ー  起  業  家  支  援  へ
                     阪和興業の伊藤紘一・環境事業推進室長
  阪和興業の伊藤紘一。環境事業推進室長が今月末、定年退職を迎えるのに際し、2月5日付で「有限会社勇元」(YOU GAIN )を設立. ベンチャー起業家支援に乗り出す。
  伊藤氏は大阪府豊中市出身.・京大で冶金学を修め(修士課程修了)、68年日本軽金藤に入社.95 年から2年間、JRCM (金属系材料研究開発センター) 出向を経て、同社退社。97年4月、阪和興業に入社、環境リサイクル事業という阪和として未開拓の事業開発に手腕を発揮した。
  日軽金ではアルミろう付け技術「NOCO LOCK」を世界で初めて開発、実用化に成功。また、日本蓄電器工業と共同で「アルミ電解コンデンサー箔処理事業」を立ち上げ、世界最大シェア(年商250億円規模)に成長させている。さらに、「熱交換器用プレコートフィン材」を業界で初めて実用化、アジアで多数、子会社が活動中。
JRCMでは、共同研究「アルミサイクルNEDOプロジェクト」、「金属材料LCA(ライフサイクルアセスメント)研究会」などにかかわった。
  阪和入社後は、環境事業推進室の責任者として、OA機器・什諄備品リユース&リサイクル事業、ダイオキシン類無審化事業、廃プラ再利用事業(コークス炉原料、輸出等)など、多くの新事業を開発。大学卒業以来、一貫して事業創出、新機軸の考案。発掘に努めてきた。
  新会社は、そうした経歴をフルに生かすことができるベンチャー企業、ベンチャー起業家を支援するコンサルタント業.ユーザーの立ち上がり段階では、フリーサービス、いわば″出世払い″でサポートする。豊富な人脈を駆使し、着眼の角度を少し変えた「北北西理論」をもって支援する。      
   厳 し い 現 実 に 直 面 し て も あ き ら め ず 、
       し  た  た  か  に  生  き  抜  く
                                建 築 家  安 藤  忠 雄
 「学歴がものをいう」──。こうした学歴偏重の考え方は、建築の世界にも当てはまる。
 建築家を輩出することで知られる東大、早大、京大、東工大といった有名校。国内で大手設計事務所に入るには、こうした学校の卒業生が有利という。独立して仕事を得る際、卒業生のネットワークが大きく影響するからだ。
 そんな世界で、大学を卒業せずとも世界にその名を知られ、東大名誉教授になった人物がいる。建築家、安藤忠雄だ。
 1941年、大阪の下町に生まれ、間口2間、奥行き8間の長屋で育つ。高校卒業後、大学に進学することなく就職したが、サラリーマン生活が性に合わず退職。設計事務所でのアルバイト経験と独学で、建築家を目指した。
 安藤は、大学の教科書を買い集め、建築やインテリアの通信教育を受け、夜間のデッサン教室にも通った。大学に行けない“劣勢”を跳ね返すため何にでも挑戦し、アルバイトの昼休みや睡眠時間を削って勉強したという。
 影響を受けたのは、世界的な建築家、ル・コルビュジエだった。彼の作品集を古書店で買い、すべての図面を覚えてしまうほど、建築の線をなぞった。20代初め、放浪の旅に出て世界の建築物を見て回り見聞を広め、数年後の1969年に安藤忠雄建築研究所を設立。出世作となった「住吉の長屋」が日本建築学会賞を受賞するのが1979年、30代後半の時だ。安藤が建築家を志してから世に出るまで、実に20年近い歳月がかかった。
■人生に“光”を求めるなら、苦しい現実という“影”を見据えよ
 事務所の設立当初、仕事はほとんどなかった。来る仕事と言えば、予算も規模も小さなものばかり。だが安藤にとっては創れるチャンスがあるだけで満足だった。予算の制約はあっても、時には施主があきれるほど“自分の色”を出した作品も作った。学閥の力を持たない一匹狼は、ゲリラ的に動いて存在をアピールするしかない。安藤の代名詞となる「コンクリート打ちっぱなし」建築は、そんな中から生まれた。
 建築業界で安藤は今や世界的なカリスマだが、華やかな仕事にばかり従事しているわけではない。建築家の日常とは、建築コンペに挑戦する一方で、依頼主がいなくても自分の設計案を深めることに費やされる。コンペで落選し、日の目を見なかったアイデアは数知れない。
 安藤は自伝『建築家 安藤忠雄』でこう語っている。
 「仮に私のキャリアの中に何かを見つけるにしても、それはすぐれた芸術的資質といったものではない。あるとすれば、それは厳しい現実に直面しても、決してあきらめず、したたかに生き抜こうとする、生来のしぶとさなのだと思う」
 「人生に“光”を求めるのなら、まず目の前の苦しい現実という“影”をしっかりと見据え、それを乗り越えるべく、勇気をもって進んでいくことだ。私は人間にとって本当の幸せは、光の下にいることではないと思う。その光を遠くに見据えて、それに向かって懸命に走っている無我夢中の中にこそ、人生の充実があると思う」
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   勝  ち  続  け  る 「 投  資  の  神  様 」 も 、
      受  験 ・ 就  職  の  失  敗  で  挫  折  を  知  る        
                          投 資 家 ウ ォ ー レ ン ・ バ フ ェ ッ ト
 ウォーレン・バフェットは5兆円以上の資産を持つ全米屈指の投資家で、米フォーブス誌の億万長者ランキングの常連として有名だ。だが、彼が世界的に存在感を高めたのは50代になってから。日本で注目されたのはさらに遅く、60代となってからの“遅咲き”だ。
 バフェットは、その存在自体がユニークでもある。それは彼が史上初めて、個人投資家としてスタートして、株式投資だけで世界的な億万長者になった人物だからだ。
 ロックフェラー、ビル・ゲイツといった資産家は、それぞれ石油、ソフトウエアという本業のビジネスがあり、そのビジネスが株式で評価されることによって資産を得た。だがバフェットは違う。「勝ち続けるのは困難」とされる株式投資の世界で40年以上成果を上げ続け、資産を築いたのだ。バフェットは「不可能を可能にした」希有な投資家なのである。
 投資情報が集まるニューヨークのウォール街を拠点にしていないことも、注目に値する。彼の拠点は米ネブラスカ州オマハ。日本で言えば、東京の兜町や丸の内から遠く離れた地方都市にいながら、都心の投資エリートたちを向こうに回し、信じ難いほど高いパフォーマンスを上げていることになる。一方で生活は質素で、1958年に3万1500ドルで購入したオマハ郊外の住宅に今も暮らしている。
■人前で話すのは苦手、話し方教室に通ったことも
 そんなバフェットも、若い頃に挫折を経験している。まず、米ハーバード・ビジネス・スクールに願書を出したが落とされたこと。その後、尊敬する投資家ベンジャミン・グレアムが教壇に立っていた米コロンビア大学のビジネススクールに入学することになる。
 最初の就職にも失敗する。バフェットもかつては、ウォール街で働こうとしたことがあった。コロンビア大学大学院を修了後、グレアムのオフィスに職を求めた時だ。しかし、その希望はあえなく却下されてしまう。結局、故郷のオマハに戻り、父が経営する小さな証券会社に身を置いた。この頃、人前で話すのが苦手だったためデール・カーネギーの話し方教室に通ったり、『ムーディーズ・マニュアル』という日本の『日経会社情報』のようなデータブックを何度も読み込んで勉強したりした。
 その後バフェットは、知り合いからお金を集めて小さな投資ファンドを作り資産を増やすが、30代の終わり頃に解消。買収した繊維会社、米バークシャー・ハザウェイを投資会社に衣替えし、投資手法をリセットする形で40代にして再スタートを切って、独自の手法で勝ちを積み上げていく。
 驚かされるのは、彼が最先端の投資技術を駆使してきたわけではない点だ。米コカ・コーラやワシントン・ポストなど、誰もが知っている会社の株を購入し、長期間持ち続けることで財を成したのだ。
 90年代後半以降、市場から注目されたインターネット企業に投資しなかったため、一時は過去の人のような扱いを受け「終わった投資家」とやゆされたこともあった。しかしその後ネットバブルは崩壊。バフェットは損を回避する結果となり、改めて彼の投資手法の正しさが称賛された。
 バフェットは80歳を過ぎた今も第一線で、全米で最も注目される投資家として活躍している。(敬称略)

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