超高齢社会の現実課題で、定年退職後に蓄え不足の年金頼りだけでは、誰しも収入保障が心もとなく生活不安に怯えるのは当然だろうと思います。しかし、前世紀後半でのわが国が経済大国の驕り花見酒に酔いしれていた右肩上がりのバブル崩壊寸前の当時その反動により、いずれ「失われた日本20余年」の人口減少による停滞長期化が現実になるとは、予想もされていませんでした。

  私たち日本生涯現役推進協議会&NPO法人ライフ・ベンチャー・クラブの関係者たちは、30年以上も前から今世紀初頭に到来する人口動態変化が及ぼす影響は確定予測されるとの確信前提で、その対策を1985年10月開設の月例開催「生涯現役シリーズ塾」会員自主運営を休むことなく、365回に及ぶ研鑽をこれまで真摯に重ね、団塊世代層の高齢自立対策に生涯現役意識改革は、至極当然な時代背景でした。

  その対策として会員「個人の生涯現役」だけに止まらず、点から線・面への「社会の生涯現役」をめざして2004年6月、日本生涯現役推進協議会を私たちは創設、「生涯現役時代の到来!!」を声高らかに創立記念「第1回生涯現役forum」で公表し、「日本社会の生涯現役」のわが国施策が、後に続く社会高齢化先進国へのモデルづくりに役立つことを宣言した結果、10年遅れでやっと国も重い腰を上げ始めました。

  民間主導で私たち『生涯現役社会づくり』推進運動を10年以上継続した過程で、高齢・障害者就業支援への行政支援策も動きだし、助成金活用の民間人材企業等参画から、標記のような企業との連携イベントも近年熱心に開催がなされるのは、遅まきながら当然望まれることです。ただし、その開催内容に「雇用延長・生涯現役時代」の本質を捉えた企業での働き方に「生涯現役」自立力の有無が問われているのも現実です。

  私たち日本生涯現役推進協議会が毎年春秋主催する『生涯現役Ⓡサミット』では、会員・参加者の目線で理解・納得・実践が可能な『生涯現役社会づくり』参画者としての自立行動から、参加費等も含め個人参加が気安く出席できる趣旨原則を第一にしております。故に『生涯現役プロデューサー』仮登録皆様に下段でご紹介する記念イベント内容を、私たち『生涯現役Ⓡサミット』と存分に吟味の上、今後のご参加意欲を向上させていただきたく願っております。
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2016年6月14日 5時
  雇用延長・生涯現役時代の企業における働き方とは?
産業ジェロントロジー協会  一周年記念シンポジウム開催(7/21) (株) 自分楽
                                                    
  超高齢化社会突入の今、企業の雇用延長・再雇用対象のシニア世代をより活かしていくことを目的に設立した一般社団法人日本産業ジェロントロジー協会(東京・文京区、代表理事崎山みゆき)は、設立1周年を記念して、7月21日(木)、東京にて、記念シンポジウムを開催します。
  一般社団法人日本産業ジェロントロジー協会(東京・文京区、代表理事崎山みゆき)は、企業におけるシニア雇用推進を目的として設立し、老年学(ジェロントロジー)に基づいた働き方モデルの推進、それを担うアドバイザーの養成と教育プログラムの提供を開始し、設立して1年になりました。 
  高齢化と労働力不足の深刻化が予測される中で、2014年4月、「改正高年齢者雇用安定法」が施行され、全ての企業は希望する従業員を全て「65歳まで雇用」することが義務づけられましたが、その運用がうまくいっているとは言えないのが企業の現実です。
  日本産業ジェロントロジー協会は、設立一周年を記念して、企業における先駆的なシニア世代の活用事例を、シンポジウムの開催を以て紹介し、企業におけるシニア雇用について考えます。
※ 産業ジェロントロジーとは
  ジェロントロジーは「老年学」と訳されています。加齢による人間の変化を、心理・教育・医学・経済・労働・栄養・工学など実に様々な分野から学際的に研究する学問です。産業ジェロントロジーとは産業分野に 特化し、老年学を働く場に活かして成果を上げていくことを指します。

  日 本 産 業 ジ ェ ロ ン ト ロ ジ ー 協 会
      設 立 一 周 年 記 念 シ ン ポ ジ ウ ム

【開催概要】
 1 日 時  2 0 1 6 年 7 月 2 1 日 木曜日14時~19時
 2 会 場  東京国際文化会館  〒106-0032  東京都港区六本木5-11-16
 3 テーマ  楽しく豊かに 生涯現役時代を実現する働き方モデルと                      「産業ジェロントロジー」
 4 対 象  ・経営者の方
         ・法人人事の方
         ・キャリアコンサルタント、社労士などの専門職の方
         ・企業におけるシニアの雇用推進に関心のある方
 5 参加費  一般15,000円、会員12,000円 (税込)
 6 申 込  協会HPよりhttp://www.jiga.jp/index.php?%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0%E7%94%B3%E8%BE%BC
 7 定 員  1 8 0 名
 8 申込締切 2 0 1 6 年 7 月 1 0 日
 9 その他  シンポジウム終了後、別会場にて懇親会があります。
10 お問い合わせ
  一般社団法人日本産業ジェロントロジー協会
  〒112−0005 東京都文京区水道2-11-5 明日香ビル一階 
     TEL: 03 - 5977 - 8573
11 主催等
  主 催:一般社団法人日本産業ジェロントロジー協会
  共 催:株式会社自分楽
  後 援:大阪ガス株式会社、特定非営利活動法人 生活・福祉環境づくり21
    日本応用老年学会、日刊工業新聞社、
    一般社団法人ファミリービジネスアドバイザー協会
5  内 容 
  事例紹介)IBM販売会社UOSグループ/日本フランチャイズチェーン協会 他
  パネルディスカッション)事例発表者・老年学学識研究者

〔企画の背景〕
  2014年4 月1日から施行された「改正高年齢者雇用安定法」により、全ての企業は、希望する従業員を全て「65歳まで雇用」することが義務づけられました。しかし制度は変わっても、その運用がうまくいっていません。高齢者の能力が、十分に生かされていないという現状があります。
  「能力や体力に個人差が大きく、会社にとって雇用に伴うリスクが高い」(48.2%)、「継続雇用後の処遇の決定が難しい」(30.8%)という課題が生じています。(「平成24年度 中小企業労働条件等実態調査『高年齢者の継続雇用に関する実態調査』」)その原因は、高齢者ならではの能力・体力・心理などの特徴を正しく理解して仕事を割り当てていないことに起因します。
  当協会は、この問題を解決するために産業ジェロントロジーという観点から、高齢者の方たちの企業における活躍の場づくりを支援しています。ジェロントロジーとは老年学と訳されています。年をとることを生涯発達として捕え、教育・心理・経済・労働など様々な分野から研究します。産業ジェロントロジーは、その成果を産業分野に活かすものです。

〔シンポジウム内容の特徴〕
  今回は「企業の中で、自分を活かす」という観点での開催であり、定年後の就職先斡旋や起業支援とは大きく異なります。

<発表を予定している事例>
◎ 日本IBM関連会社のグループ組織UOS様
  「エンジニア定年40歳説」を打破するために、取り組んでいる人材教育・研究
◎ 日本フランチャイズチェーン協会 株式会社ハードオフ様
  シニア世代が創る、オーディオサロンの新しいビジネスモデル
  ’継続的な高収益を成功させているコツを、シニアならではの能力という観点から紹介他                 以 上

連絡先
  一般社団法人 日本産業ジェロントロジー協会  代表理事 崎山みゆき
  〒112-0005 東京都文京区水道2-11-5明日香ビル一階
  http://www.jiga.jp  info@jiga.jp