『日本の人事部』メルマガ【vol.557】 紹介
2016年6月7日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ の 活 動 に
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
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─日本最大のHRネットワーク─ 【vol.557】 2016/6/7
『日本の人事部』メールマガジン http://jinjibu.jp/
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≪ 連載コラム264 ≫
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若手人事パーソンへの至言&喝言 ~人事の「修羅場」はこうくぐれ!~
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人事のプロであり、人事責任者の経験を持つ「人事メンター」が、若手人事に 向けて、人事の仕事の“本質”と、人事パーソンとしての“リベラルアーツ(人間力)”を高めるヒントを語ります。
【リーダーシップ再考】────────────────────────────────
第1回 現代の組織に必要なリーダーとは?
~ステレオタイプからの脱却 ~
団塊世代、バブル世代、氷河期世代、そしてゆとり世代と、その時々の社会情勢や経済環境から生まれる世代の名前。既に団塊世代が引退時期を迎え、今はバブル世代が組織の中枢を担っていますが、他より数が多いこの世代をどう処遇するかという課題を抱える企業も少なくありません。また、なにかと揶揄されることの多いゆとり世代も30代に差し掛かり、今度は彼ら・彼女らがさらにその下の世代の育成やマネジメントに苦労する時期となりました。
新卒一括採用が主流の日本では、組織内でも世代でくくられることが多くみられますが、リーダーとしての役割を期待される時期になると、悩み、苦しむのはどの世代も共通です。今月は、リーダーのあり方を今一度考え、グローバルや多様性を前提とした、21世紀の企業社会に求められるリーダーの育成ついて考えます。
まず大前提として、リーダーの定義を明確にしておく必要があります。かつての“リーダー”は、下記のようなイメージが強かったように思います。
・声が大きい(=発言量が多い)
・集団の中で目立つ
・他者に指示を出し、他者を動かすことができる
リーダーとは「グイグイ引っ張ってくれる」存在であり、「やる気を出させてくれる」存在であるからこそ、こうしたタイプはたくさん必要ではなく、チームやグループに一人いれば十分でした。そして、その役割がそのまま、課長やマネージャーという役職にスライドされていきました。
しかし、グローバル化が進み、多種多様な人材で構成される現代の組織で、こうしたタイプのリーダーは求められているでしょうか。あるいは、このタイプのリーダーが成果を上げ続けているでしょうか。
この問いに対しては、おそらく否定的な答えが多いと考えられます。なぜなら、激しい環境の変化が幾度も起こり、さまざまな価値観を持つ人々が組織に増えてきた今、リーダーやリーダーシップのあり方にも多様性が求められているからです。従来のステレオタイプのリーダーでは、環境に適応できず、成果を出すことができなくなっているのです。
今、必要とされているリーダーやリーダーシップには、次のような特徴があります。
1. いつも同じ人がリーダーシップを取るのではなく、得意な分野において、いろいろな人がその都度リーダーになる→複数のリーダーの存在
2. 普段はあまり目立たないが、その人がいなくなって初めて、その存在の大きさが分かるようなリーダーシップ→サーバントリーダーシップ
3. メンバーを信じて仕事を任せるため、メンバーが一人で成果を出したように周囲が感じるリーダーシップ→エンパワーメントリーダーシップ
これまでの“ステレオタイプ”のリーダー像から離れて、新たに自社に合ったリーダーを育成するのは人事パーソンの役割です。上記の三つ以外にも、自社に必要なリーダーシップを考えるところから、リーダーの育成が始まります。
<今週の一言>
「目立たない人のリーダーシップに着目してみるべし!」
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【リーダーシップ再考】────────────────────────────────
第1回 現代の組織に必要なリーダーとは?
~ステレオタイプからの脱却 ~
団塊世代、バブル世代、氷河期世代、そしてゆとり世代と、その時々の社会情勢や経済環境から生まれる世代の名前。既に団塊世代が引退時期を迎え、今はバブル世代が組織の中枢を担っていますが、他より数が多いこの世代をどう処遇するかという課題を抱える企業も少なくありません。また、なにかと揶揄されることの多いゆとり世代も30代に差し掛かり、今度は彼ら・彼女らがさらにその下の世代の育成やマネジメントに苦労する時期となりました。
新卒一括採用が主流の日本では、組織内でも世代でくくられることが多くみられますが、リーダーとしての役割を期待される時期になると、悩み、苦しむのはどの世代も共通です。今月は、リーダーのあり方を今一度考え、グローバルや多様性を前提とした、21世紀の企業社会に求められるリーダーの育成ついて考えます。
まず大前提として、リーダーの定義を明確にしておく必要があります。かつての“リーダー”は、下記のようなイメージが強かったように思います。
・声が大きい(=発言量が多い)
・集団の中で目立つ
・他者に指示を出し、他者を動かすことができる
リーダーとは「グイグイ引っ張ってくれる」存在であり、「やる気を出させてくれる」存在であるからこそ、こうしたタイプはたくさん必要ではなく、チームやグループに一人いれば十分でした。そして、その役割がそのまま、課長やマネージャーという役職にスライドされていきました。
しかし、グローバル化が進み、多種多様な人材で構成される現代の組織で、こうしたタイプのリーダーは求められているでしょうか。あるいは、このタイプのリーダーが成果を上げ続けているでしょうか。
この問いに対しては、おそらく否定的な答えが多いと考えられます。なぜなら、激しい環境の変化が幾度も起こり、さまざまな価値観を持つ人々が組織に増えてきた今、リーダーやリーダーシップのあり方にも多様性が求められているからです。従来のステレオタイプのリーダーでは、環境に適応できず、成果を出すことができなくなっているのです。
今、必要とされているリーダーやリーダーシップには、次のような特徴があります。
1. いつも同じ人がリーダーシップを取るのではなく、得意な分野において、いろいろな人がその都度リーダーになる→複数のリーダーの存在
2. 普段はあまり目立たないが、その人がいなくなって初めて、その存在の大きさが分かるようなリーダーシップ→サーバントリーダーシップ
3. メンバーを信じて仕事を任せるため、メンバーが一人で成果を出したように周囲が感じるリーダーシップ→エンパワーメントリーダーシップ
これまでの“ステレオタイプ”のリーダー像から離れて、新たに自社に合ったリーダーを育成するのは人事パーソンの役割です。上記の三つ以外にも、自社に必要なリーダーシップを考えるところから、リーダーの育成が始まります。
<今週の一言>
「目立たない人のリーダーシップに着目してみるべし!」
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