東 瀧  邦 次  様

明けましておめでとうございます。皆様のお陰で、弊社は創業以来9回目の新年
を迎えられました。弊社がご縁をお受けした皆様へ同報しています。

昨年並びに新年早々、交通の未来を拓く切っ掛けとなり得る様々な出来事や弊社
の取組みがあり、年賀状にて「風が吹いてきましたね。」といった励ましも多数
お受けしました。

新年のご挨拶と覚悟を以下に綴りました。4000文字以上の長文で、23のリンク先
にさらに膨大な情報があります。しかし、精一杯の思いを込めて書きましたので、
ぜひクリックしてみて下さい。
 https://www.facebook.com/notes/507710335993024

未来を見据えつつ、目前の一歩一歩を確実に踏みしめ、交通の未来を拓くため本
年も精一杯取組んで参ります。変らぬご愛顧、ご指導、ご鞭撻をお願い致します。
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(株)ライトレール 代表取締役社長
   阿 部   等
http://www.LRT.co.jp 03-5985-1131
『満員電車がなくなる日』(角川SSC新書)
http://astore.amazon.co.jp/lightrail-22
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【 新 年 の ご 挨 拶 と 決 意 】

.2014年1月7日 3:20
  明けましておめでとうございます。
    皆様のお陰で、弊社は創業以来9回目の新年を迎えられました。

昨年並びに新年早々、交通の未来を拓く切っ掛けとなり得る様々な出来事や弊社の取組みがあり、年賀状にて「風が吹いてきましたね。」といった励ましも多数お受けしました。メディアで取上げられる機会にも恵まれ、創業以来の活字化されたものを以下の3_メディア.pdfに整理しました。テレビ・ラジオは大々的な公開はできないので、ご関心のある方は個別にご連絡下さい。

http://www.LRT.co.jp/00kaisya

①  2 0 2 0 東 京 五 輪

20年間を失い閉塞感の漂うこの国が、未来に向って希望と勇気を持ち、再び輝きを取戻せる機会がやって来たと信じます。

50年前の東京五輪を機に、東海道新幹線・名神高速・首都高・東京モノレール・環七・国道246号といった、次の時代の繁栄の礎となった交通インフラが整備されました。2020年に向け同様に交通整備が期待されますが、道路よりも鉄道の整備の方が国民の期待も投資効果も高いのではないでしょうか。そして、実行すべきは新線建設等の大規模投資でなく、既存インフラを有効活用するために知恵と資金を投ずることです。

弊社は、満員電車の解消をシンボルに具体的なアイデアを多数蓄積しており、以下のメディアにてお取上げ願えました。

6/27,28 日経ビジネス ON LINE
8/2   TBS「みのもんたの朝ズバッ!」
9/10   東京新聞
9/17   J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」
10/26  ベストカー
11/24  東京新聞

また、10/25にSmart City Week 2013、12/19にHills Breakfast(以下にて動画を公開)にてプレゼンする機会がありました。

http://scw.nikkeibp.co.jp/2013/conference/session.html?s=O-1-17
http://scw.nikkeibp.co.jp/2013/conference/session.html?s=O-2-15
http://www.LRT.co.jp/131025SCW
http://hillsbreakfast.roppongihills.com/event/volume_34

1/15,29には、工学院大学オープンカレッジにてお話します。

https://ssl.smart-academy.net/kogakuin/open/course/detail/4011531/
https://ssl.smart-academy.net/kogakuin/open/course/detail/4011532/

2020東京五輪を機に鉄道イノベーションを実現するチャンス到来です。

②  沖 縄 の 交 通 改 善

年末、沖縄県知事が米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向けた政府の埋立て申請を承認したことにより、米軍基地の返還が現実味を帯びてきました。

昨年、沖縄県主催の基地跡地コンペにて、大成建設(株)と(有)ニライ・カナイ研究所と合同で最優秀賞を受賞しました。以下の2つ目のリンクは1つ目のリンクの抜粋です。

http://www.pref.okinawa.jp/site/kikaku/chosei/atochi/compe/competop.html
http://www.LRT.co.jp/130202kiti/

コンペの準備以来の1年間に13回訪沖して43日間滞在し、交通を中心に各所を見て回り、多くの方のお話を伺い、資料を読み漁り、データを追いました。それに基づき、「移動時間の短縮」を志向したバス路線再編・モノレールの利便向上・中南部鉄軌道ネットワーク・南北縦貫鉄道の具体的提案を、沖縄しまたて協会発行の建設情報誌「しまたてぃ」No.66へ寄稿しました。また、地元で1時間講演したものが沖縄ケーブルテレビで数回放映されました。以下の2つ目のリンクは1つ目のリンクの抜粋です。

http://okiaruki.com/simatate/03pdf/pdf.htm
http://www.LRT.co.jp/1309sima

沖縄への鉄道導入の検討も本格化し、沖縄の交通を抜本的に改善するチャンス到来です。

http://news.livedoor.com/article/detail/8402979/

③  J R 北 海 道 問 題

JR北海道の線路や車両の保守体制の不備が大きな問題となりました。以下の取材を受け、取上げられました。

9/23 テレ朝「モーニングバード!」
9/23 テレ朝「スーパーJチャンネル」
9/25 東京新聞(共同通信の配信)
9/25 テレ朝「報道ステーション」

JR北海道の杜撰な業務体制を非難する論調ばかりの中、取材を受けるたびにJR北海道を窮地に至らしめた構造的問題を丁寧にご説明し、朝日新聞10/25付「耕論」にて、それを整理したものを掲載願えました。多くの方からお受けしたご意見や激励とともに以下に整理してあります。

http://www.LRT.co.jp/file/130925JRnorth.doc

「ピンチを転じてチャンスと為す」と言います。社会の関心が高まり、JR北海道の経営を抜本的に改革する、もっと広く言えば地方の交通を維持・活性化する仕組みを構築する、1987年の国鉄改革で積み残された問題を解決するチャンス到来です。

④  ひ た ち な か 海 浜 鉄 道 湊 線 の 延 伸 構 想

茨城県のひたちなか海浜鉄道湊線は昨年、開業100周年でした。順風満帆の歴史ではなく、2007年に廃線の危機を迎え、弊社は茨城県とひたちなか市から再生に関する調査を受託し、存続の決定に一定の役割を果たせました。

http://www.LRT.co.jp/070527minatosen/

そして、当時の調査が改めて評価され、昨年、延伸調査を受託しました。再び頻繁に現地へ行くようになり、12/14読売新聞 茨城版にインタビューが掲載されました。

湊線は、地方鉄道としては、すこぶる好条件に恵まれ、延伸の機運も盛上りつつあります。富山ライトレールに次ぐ、地方鉄道の利便向上を核とした地域活性化の成功モデルを構築するチャンス到来です。

⑤  東 海 道 新 幹 線 の 品 川 折 返 し

3日(金)早朝の有楽町での沿線火災の影響により東海道新幹線が終日マヒしました。品川で折返し運行できたのではないかと話題になり、弊社は、非糾弾・問題解決・効率確保・実現可能・現場把握・技術理解というスタンスで、適切な準備と訓練をすれば品川折返しによりほぼ定時運行できるという具体的な提案を情報発信しています。

http://togetter.com/li/611375
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140107-00000504-san-soci

残念ながら、東海道新幹線に限らず多くの鉄道が、「不通区間が生じた場合に運行可能な区間でスムーズに折返し運行」できません。首都圏で相互直通運転や長距離運行が増えるほど、はるか彼方のトラブルの影響を受ける機会が増え、問題解決のニーズが高まっています。

「不通区間が生じた場合に運行可能な区間でスムーズに折返し運行」できるようにするには、多くのハード・ソフトの対策の検討・実行が必要です。本件を機に、鉄道が安定的な交通システムとして社会に貢献する上で、重要でありながら今まで手付かずだった問題を解決するチャンス到来です。

⑥  鉄 道 講 座

工学院大学の鉄道講座は、2009年7月に開講し、私は当初より講師に加わり、弊社の佐々ともども活性化に取組んできました。2011年10月に新シリーズ第1期が開講し2年間の長丁場を終え、約25名のコアメンバーが定着しました。

そして、4月からの第3期開講に向け、11日(土)に無料特別講座を開催します。曽根特任教授の講演「鉄道事故と信頼回復」と今後の講座の紹介に引続き、Q&Aの時間を充分に取り、懇親会も開催します。既に多くの方のお申込みがありますが、鉄道の未来に関心をお持ちの方へご参加をお勧めします。

http://www.LRT.co.jp/140111tetudou/muryou.pdf

工学院大学は鉄道講座を目玉講座として発展させる方針です。弊社は無料特別講座のプロモーションと鉄道講座の改良提案を受託しました。鉄道の未来を拓く人材と熱意と知恵が集まるプラットフォームを構築するチャンス到来です。

⑦  交 通 政 策 基 本 法

以上6項目の全てに関わりますが、昨秋、交通政策基本法が成立しました。

http://response.jp/article/2013/11/29/211924.html

交通基本法案が民主党政権時代に閣議決定しながら国会で廃案となり、自公政権へ戻った後、超党派の取組みにより名称と内容が一部変更されて成立しました。社会の注目はそれほど集まりませんでしたが、この法律の目指すことを実現できれば、日本の交通が変り、社会が変り、生活が変り、産業構造が変ります。

「移動権」の保障が明文化されず残念との意見もありますが、それに伴う負担や副作用への理解がないまま明文化されると、「低負担高サービス」という持続不可能な要求が横行しかねません。4年前に、負担や副作用への配慮なく「移動権」ばかりが強調された法案へのパブコメの際に弊社が提出した意見書をご紹介します。

http://www.LRT.co.jp/file/100507iken.doc

大都市・地方ともに、生活利便を確保し、交流を活発化し、産業を発展させ、安全かつ環境にやさしい交通を実現するチャンス到来です。

  交 通 の 未 来 を 拓 く た め に

以上7項目のそれぞれ末尾を「~するチャンス到来です。」とし、韻を踏みました。今回は書かなかったことも含め、交通の未来を拓けるチャンスが本当に目白押しです。弊社はそれぞれに対して様々な蓄積を重ねており、コンサルとしてお役立ちできることを念願し準備万端です。

交通ビジネス塾の開催は67回を数え、次回は28日(火)です。毎回、交通の未来を拓くための有意義な意見交換が続き、気付きや出会いが生まれています。

http://www.LRT.co.jp/kbj

日経ビジネス ON LINEでのインタビューを機に、facebookとTwitterでの情報発信を本格的に始めました。交通に関わるお堅い話題に徹しています。ご関心のある方は、友達申請またはフォロー下さい。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20130625/250198/
https://www.facebook.com/LightRail
https://twitter.com/Light_Rail

弊社の一貫した主張は「良質な交通サービスを低コストに実現」です。それに共鳴下さる交通事業者・関係メーカー・行政・コンサル・デベロッパー・商社・研究機関その他の皆様、ぜひ弊社へご相談・ご用命下さい。交通のあるべき姿を踏まえ、実現に向けたプロセスをご提案し、一緒に汗をかき、頭をひねり、問題解決に向け全力投球します。

長文にお付合い下さり、ありがとうございました。未来を見据えつつ、目前の一歩一歩を確実に踏みしめ、交通の未来を拓くため本年も精一杯取組んで参ります。変らぬご愛顧、ご指導、ご鞭撻をお願い申上げます。