生涯現役実践者に必要なのは何と云っても、平素実行すべきは心身の健康鍛錬です。どなたもピンピンコロリで平均寿命=健康(現役)寿命「健康寿命=平均寿命-要介護期間年数」ならば介護事業関係者には誠に申訳ない次第ですが、高齢者同居家族は勿論、介護福祉の国民負担面で大助かりといえます。
  下記転載ご紹介の91歳伯耆さんは、奥さんに先立たれてからの一念発起で男性ヤモメのマラソン現役実践とは本当に素晴らしい方です。生涯現役仲間といえども後期高齢期到来で、心身不調に陥らぬようお互い心して心身健康保持に努めたいものです。
【 ご 参 考 U R L 】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20131127-OYT8T01443.htm
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  9 1 歳  マ ラ ソ ン 生 涯 現 役 ・ ・ ・
      ニ ュ ー エ ル ダ ー  シ チ ズ ン 大 賞

  チャレンジ精神旺盛で元気な高齢者を表彰する「第13回ニューエルダーシチズン大賞」(読売新聞社主催)に、神戸市東灘区の伯耆豊次(ほうき とよじ)さん(91)が入賞した。

  60歳を過ぎて走る喜びに目覚め、89歳でホノルルマラソンに出場。生涯現役を貫く伯耆さんは「元気の源は走ること。どこまでやれるのか、毎日が挑戦です」と語る。 (畑中俊)

  受賞の知らせを受けて「マラソンにかけては誰にも負けないくらい走り込んできた。積み重ねてきたことが評価されうれしい」と笑顔を見せた。

  西宮市生まれ。灘中学から東京商科大(現一橋大)に進んだ。昭和戦争中は韓国や中国で従軍。終戦時には満州で捕虜の経験もした。引き揚げ後は、生糸商社や繊維製品メーカーに勤めた。

  「妻と一緒に趣味のオペラやミュージカル観劇を楽しもう」と老後の生活を夢見ていたが、1982年に定年退職してまもなく、妻がくも膜下出血で倒れ、寝たきりになり、看病のかいなく、4年後に亡くなった。

  喪失感に打ちひしがれる日々の中で「何か打ち込めるものを探さなくては」と、自宅周辺のランニングを始めてみた。走っている間は悲しみが癒やされた。練習を続けるうち、徐々に距離が伸び始めた。

  「フルマラソンに挑戦してみたい」。時間制限のないマラソン大会を探す中で出会ったのが、米国・ハワイで開催されるホノルルマラソン。66歳での挑戦だったが5時間台で完走。したたる汗と、全身の老廃物が洗い流される爽快感に「一生忘れられない満足感」を得たという。

  その後、ニューヨーク、ロンドン、パリなど海外の主要都市のフルマラソン大会で完走。国内のハーフマラソンも走り、2011年には、89歳で娘、孫娘と共にホノルルマラソンに再び挑み、完走を果たした。

  91歳の今も、週2、3回は家の周囲7キロほどを走り、次の大会に備える。

  「走り続けられなくなった時は死ぬ時です。これまでの人生の荒波を思い起こせば、老いの苦しみなんて何でもないね」と力強く語った。(2013年11月28日 読売新聞)
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【ニューエルダーシチズン大賞】
  平成13年に創設され、これまで海外も含め全国から2138作品ものご応募をいただいた「ニューエルダーシチズン大賞」。これからの時代の高齢者層にエールを送り、続く世代にとっても指針となる生き方を広く募るこの大賞を、本年も実施いたします。自薦他薦は問いません。ボランティアや仕事、スポーツ、生涯学習など、様々なシーンでご活躍中の高齢者の姿を文章と写真でご紹介下さい。多数のご応募をお待ちしております。
  【応募規定】対象は1935年(昭和10年)4月1日以前に生まれた個人。文章は400字詰原稿用紙5枚以内。また、対象者が写っていて活動内容が分かる写真を1点添付。作品には必ず表書きを一枚添付し、下記の事項を明記して下さい。
  (応募作品は返却せず、著作権は読売新聞社に帰属)
  (応募に関する個人情報は、賞の発表・連絡、紙面での紹介以外の目的には利用しません)
  ご不明な点等がおありの場合、事務局までお問い合わせ下さい。
【表書き記入事項】題名、氏名(ふりがな付き)、住所(都道府県から)、電話番号、性別、生年月日、自他薦の別。他薦の場合はさらに推薦される方の間柄、氏名(ふりがな付き)、住所(都道府県から)、電話番号、性別、生年月日を楷書で明記してください。
【締切】5月23日(月)当日消印有効
【発表】読売新聞紙上および読売新聞ホームページなど。発表は8月下旬予定。
【審査員】日野原重明氏(聖路加国際病院理事長)、大谷藤郎氏(国際医療福祉大学総長)、若林之矩氏(中央職業能力開発協会理事長)、長尾立子氏(全国老人クラブ連合会会長)、毒蝮三太夫氏(タレント)、落合恵子(作家)、小畑洋一(読売新聞東京本社編集局社会保障部長)
【賞】▽大賞(1名)=旅行券50万円分▽読売新聞社賞(1名)=同20万円分▽入賞(8名)=同5万円分▽ユーリーグ協賛 生きかた上手特別賞(1名)=同10万円分
【宛先・お問い合わせ先】〒104‐0061東京都中央区銀座1-5-8 5階 
読売新聞社・ロフト「ニューエルダーシチズン大賞」事務局
(03‐3564‐1376 土日祝日除く10:00~18:00)
【ホームページアドレス】
http://www.yomiuri.co.jp/fromyomi/elder/bosyu.htm