11月21日付:日経新聞朝刊「大機小機」欄(追分)の“人材投資の拡大、今こそ”(11/21付弊Blogに転載済)の筆者には多分全く想定外の選択肢として、私たちは『生涯現役プロデューサー』機能をこれまで永年に亘り探究・構想しております。

  わが国を筆頭とする少子化先進諸国は、今世紀前半に次々と高齢社会になります。その確定予測に効果を発揮できる最有力対策は他ならぬ『生涯現役社会づくり』です。そして、その尖兵的な推進役を務める役割を発揮できるのが、私たち民間主導型『生涯現役プロデューサー』機能です。

  任意団体のライフ・ベンチャー・クラブで、会員各人が『生涯現役』実践活動の研鑽永続で20年。生涯現役を旗印に、脳力を活かし高齢社会での健全市民社会の実現に寄与を目的とするNPO/LVクラブ創設で、『生涯現役プロデューサー』構想を日本生涯現役推進協議会と協働研究してきました。

  具体的には2011年初より『生涯現役プロデュ-サー』仮登録を発足させ、仮登録者の相互研鑽の場となる『生涯現役シリーズ塾』活用を望んでいますが、『生涯現役社会づくり』尖兵役としての時代を先取りした役割を、仮登録者全員が共通認識できるだけの段階になっていないのが残念です。

  これらの現状認識に立ち、私たちは新年度のNPO/LVクラブ主催『生涯現役シリーズ塾』では、極力企業定年前後の団塊世代層中心のシニア向けに民間主導型『生涯現役プロデューサー』機能への関心度を高めた生きがい居場所創りを当該定年予定者を多く抱える企業にCSR向上策を売込みます。

  本年10月高齢者雇用支援月間に厚生労働省が独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構共催の本年度高年齢雇用開発コンテスト表彰式も含めた「高年齢者雇用開発フォーラム」では、『生涯現役社会の実現に向けて』の70歳以上も雇用する表彰企業事例発表・トークセッション等が試みられていますが、幅広く国レベルで『生涯現役社会の実現』構想には未来創造イメージ不足を感じます。

  以上の趣旨を踏まえて、私たちは『生涯現役社会づくり』に率先垂範する姿勢で日本生涯現役推進協議会が民間主導の『生涯現役社会づくりプラットフォーム』構想を推進させます。同時にその推進役となる『生涯現役プロデューサー』仮登録者の登録基準もNPO/LVクラブ中心に固めていきます。