『生涯現役プロデューサー』の生きがいづくり
2011年12月16日 お仕事 「 生 き が い 」 の あ る 人 生 を 求 め て
“失われた20年”といわれている21世紀の超高齢社会日本。その影響をまともに受けているのは、経済大国の過去の甘い夢をもう一度望みたい中高年世代だけではなく、その失われた20年間に子ども時代を過ごした現在の若年世代ではないかという話には尤もだとうなずける。
これは一例かも知れないが、ある中学2年生を対象に1990年代後半に実施したアンケート調査でも裏付けられるようだ。その子どもたち中学生は、当時5人に1人が、“生まれてこなければよかった”という人生目標の生きがいを見出せないという回答には驚かされる。
前世紀の後半には経済至上主義のドル稼ぎに成功したわが国である。経済大国化を実現できた結果、物質的には世界トップクラスの恵まれた環境に育った子どもたちが、将来に楽しい夢を描くどころか、“生まれてこなければ……”などと考えられては何とも情けない。
その中学生たちが今は大人となり、結婚適齢期から出産・育児期を迎えて子ども時代の“生きがい”喪失感が“生きがい”希望感に生まれ変わっているかである。子ども期に“生きがい”を見出せない社会にした前世紀の責任は、戦後教育の個人自由主義はき違いかも知れないが、家庭や学校の大人の自己チューが真の“生きがい”喪失感を生んだ責任は重い。
“失われた20年”といわれている21世紀の超高齢社会日本。その影響をまともに受けているのは、経済大国の過去の甘い夢をもう一度望みたい中高年世代だけではなく、その失われた20年間に子ども時代を過ごした現在の若年世代ではないかという話には尤もだとうなずける。
これは一例かも知れないが、ある中学2年生を対象に1990年代後半に実施したアンケート調査でも裏付けられるようだ。その子どもたち中学生は、当時5人に1人が、“生まれてこなければよかった”という人生目標の生きがいを見出せないという回答には驚かされる。
前世紀の後半には経済至上主義のドル稼ぎに成功したわが国である。経済大国化を実現できた結果、物質的には世界トップクラスの恵まれた環境に育った子どもたちが、将来に楽しい夢を描くどころか、“生まれてこなければ……”などと考えられては何とも情けない。
その中学生たちが今は大人となり、結婚適齢期から出産・育児期を迎えて子ども時代の“生きがい”喪失感が“生きがい”希望感に生まれ変わっているかである。子ども期に“生きがい”を見出せない社会にした前世紀の責任は、戦後教育の個人自由主義はき違いかも知れないが、家庭や学校の大人の自己チューが真の“生きがい”喪失感を生んだ責任は重い。