終活の経済学/普段の生活に「備え」を2
2019年2月11日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
◆SNSも活用
今は高齢者でもスマートフォンやパソコンを使って、画面上で仲間との交流を深める人が増えている。国内で参加者が多いのは、フェイスブックやインスタグラムなど。近しい人たちとグループを作ってやり取りするなら「ライン」が便利だ。
情報を発信するためには、外で活動する必要があり、外出の動機づけにもなるだろう。慣れるとフェイスブックではイベントページを作成して、多くの人に参加を呼び掛けることができる。
◆相談する
「認知症になったらどうしよう?」「遠方の家族の介護はみんなどうしているのかな?」など、自身や家族の病気の不安、介護の心配などを相談できる窓口は意外と少ない。そうした相談を歓迎する「暮らしの保健室」は草の根で広がっている。近くにあれば活用を。
「第5のインフラに」 100円で御用聞き
電球交換、瓶の蓋開け、重い荷物の移動、草むしり…。高齢になると難しくなる、そんなちょっとした困り事を代行するサービスが人気だ。介護や医療、行政支援の隙間を埋めるような、「5分100円の家事代行」を掲げて注目されている「株式会社御用聞き」。現在、東京23区で提供しているサービスを、2018年中には多摩地域にも広げ、25年には全国の8割ほどをカバーすることを目指す。
高齢化率が35%を超える高島平団地(東京都板橋区)が、御用聞きの活動拠点だ。夏のある日、ベランダの片づけ作業を請け負った、同社取締役の松岡健太さんに同行した。
依頼者は1人暮らしの50代男性。障害があり粗大ごみなどを出すのが難しいと、初めて依頼した。松岡さんは世間話も交えながら、植木鉢や粗大ごみなどを仕分けていく。ごみ置き場に運ぶ作業も含め、1時間半ほど。足の踏み場もないほどだったベランダは、すっかりきれいになった。男性は満足した様子で「施設に入った母が残した衣類や家具の処理もお願いしたい」と次の相談も。帰りがけに冷えた缶入り飲料を渡してくれた。
団地内を歩いていると正面から、松岡さんに笑顔で手を振り、近づいてくる男性がいた。80歳のこの男性は、灯油の買い出しなど何度も御用聞きに依頼しているという。「こういう人たちがいるんで助かるよ、ほんとに」と男性は話す。訪問看護ステーションなどとも連携しながら高齢者を支えていることもあり、御用聞きは地域の大切な存在となっているようだ。
「電気、ガス、水道、通信に次ぐ第5のインフラとして、安全、安心、安価に、こうした生活支援事業を提供していきたい」と社長の古市盛久さんは語る。
もともとコミュニティーカフェなど地域支援事業をしていた古市さんが、現在のサービスを本格化したのは16年。電球交換に訪れた高齢女性宅での出来事がきっかけだった。
ドアが開けっ放しだったので、理由を尋ねると、インターホンが壊れたが、直し方が分からず、友人が訪ねてきたときに気づかないと悪いからと開けていたという。インターホンは電池交換しただけで直った。女性は「ありがとう、ありがとう」と大粒の涙を流し、「これでぐっすり眠れる」と喜んだという。
この瞬間、古市さんは、ちょっとしたことでも本人には大変な困り事があることに気づかされた。家族やご近所さんに頼れなくなった超高齢社会の今、そうした困り事を解決する事業が不可欠だと考えた。
利用料は、電球交換のような簡単な作業は5分100円で、粗大ごみ移動などは5分300円、パソコンやスマホの指導などは特別料金。65歳から75歳の女性を中心に、月に200件ほどの問い合わせがあり、リピート率は8割ほどだという。
社員は古市さんと松岡さんだけだが、大学生を中心に120人ほどが一緒に活動している。当初は板橋・練馬両区で実施していた事業を、18年6月から23区全域に広げた。御用聞きの問い合わせは0120・309・540。(『終活読本ソナエ』2018年秋号から、随時掲載)
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
◆SNSも活用
今は高齢者でもスマートフォンやパソコンを使って、画面上で仲間との交流を深める人が増えている。国内で参加者が多いのは、フェイスブックやインスタグラムなど。近しい人たちとグループを作ってやり取りするなら「ライン」が便利だ。
情報を発信するためには、外で活動する必要があり、外出の動機づけにもなるだろう。慣れるとフェイスブックではイベントページを作成して、多くの人に参加を呼び掛けることができる。
◆相談する
「認知症になったらどうしよう?」「遠方の家族の介護はみんなどうしているのかな?」など、自身や家族の病気の不安、介護の心配などを相談できる窓口は意外と少ない。そうした相談を歓迎する「暮らしの保健室」は草の根で広がっている。近くにあれば活用を。
「第5のインフラに」 100円で御用聞き
電球交換、瓶の蓋開け、重い荷物の移動、草むしり…。高齢になると難しくなる、そんなちょっとした困り事を代行するサービスが人気だ。介護や医療、行政支援の隙間を埋めるような、「5分100円の家事代行」を掲げて注目されている「株式会社御用聞き」。現在、東京23区で提供しているサービスを、2018年中には多摩地域にも広げ、25年には全国の8割ほどをカバーすることを目指す。
高齢化率が35%を超える高島平団地(東京都板橋区)が、御用聞きの活動拠点だ。夏のある日、ベランダの片づけ作業を請け負った、同社取締役の松岡健太さんに同行した。
依頼者は1人暮らしの50代男性。障害があり粗大ごみなどを出すのが難しいと、初めて依頼した。松岡さんは世間話も交えながら、植木鉢や粗大ごみなどを仕分けていく。ごみ置き場に運ぶ作業も含め、1時間半ほど。足の踏み場もないほどだったベランダは、すっかりきれいになった。男性は満足した様子で「施設に入った母が残した衣類や家具の処理もお願いしたい」と次の相談も。帰りがけに冷えた缶入り飲料を渡してくれた。
団地内を歩いていると正面から、松岡さんに笑顔で手を振り、近づいてくる男性がいた。80歳のこの男性は、灯油の買い出しなど何度も御用聞きに依頼しているという。「こういう人たちがいるんで助かるよ、ほんとに」と男性は話す。訪問看護ステーションなどとも連携しながら高齢者を支えていることもあり、御用聞きは地域の大切な存在となっているようだ。
「電気、ガス、水道、通信に次ぐ第5のインフラとして、安全、安心、安価に、こうした生活支援事業を提供していきたい」と社長の古市盛久さんは語る。
もともとコミュニティーカフェなど地域支援事業をしていた古市さんが、現在のサービスを本格化したのは16年。電球交換に訪れた高齢女性宅での出来事がきっかけだった。
ドアが開けっ放しだったので、理由を尋ねると、インターホンが壊れたが、直し方が分からず、友人が訪ねてきたときに気づかないと悪いからと開けていたという。インターホンは電池交換しただけで直った。女性は「ありがとう、ありがとう」と大粒の涙を流し、「これでぐっすり眠れる」と喜んだという。
この瞬間、古市さんは、ちょっとしたことでも本人には大変な困り事があることに気づかされた。家族やご近所さんに頼れなくなった超高齢社会の今、そうした困り事を解決する事業が不可欠だと考えた。
利用料は、電球交換のような簡単な作業は5分100円で、粗大ごみ移動などは5分300円、パソコンやスマホの指導などは特別料金。65歳から75歳の女性を中心に、月に200件ほどの問い合わせがあり、リピート率は8割ほどだという。
社員は古市さんと松岡さんだけだが、大学生を中心に120人ほどが一緒に活動している。当初は板橋・練馬両区で実施していた事業を、18年6月から23区全域に広げた。御用聞きの問い合わせは0120・309・540。(『終活読本ソナエ』2018年秋号から、随時掲載)
終活の経済学/普段の生活に「備え」を1
2019年2月10日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
Sankei Biz ライフ&マネー
URL=https://www.sankeibiz.jp/econome/news/190211/ecc1902110500003-n1.htm
【終活の経済学】「おひとりさま」の安心終活術(3)
普 段 の 生 活 に 「 備 え 」 を
地域社会とのつながり深めて
元気なうちはできることがいくらでもある。それだけ項目が増えるが、重要なのは大きく分けて2つ。今の元気をできる限り維持すること、そして万が一のときに備えて不安になることを解消しておくことだ。無理のない範囲で手を打っておこう。
◇
万が一のときに備えて、元気なうちから手を打っておこう、というのは終活全般の常套(じょうとう)句だ。理想はその通りだが、実際に元気なうちは「まだ早い」と思ってしまうもの。逆に百点満点の備えを目指して終活の取り組みを始めると、息切れしがちになる。とりあえずは、肩肘張らずに始められるところから手をつけたい。長期間に及ぶ対策になるわけで、いかに習慣化できるか、手間なく対策が継続できるかが鍵になる。
まず意識したいのは、今ある生活の維持だ。今は元気でも、いつどんな不測の事態が襲ってくるか分からない。そのとき1人暮らしの場合は、異常を察知してくれる“目”が家の中にないところが、家族のいる世帯とは異なるところ。なるべく出掛けて外とのつながりを持つように努めたい。
地域会や趣味の集まりなどの活動は、人間関係を構築するとともに、心身の健康の維持にも役立つはずだ。そうやって社会とのつながりを豊かにしていけば、生活に張りが出るし、体も動かせるし、で“一石三鳥”くらいの効果が得られるはずだ。つながりを生む窓口は、町内会の回覧板や知人からの紹介など、そこかしこにある。あとは面倒くさがらないことだ。
一方で、このような社会との緩やかなつながりだけでは、万が一の事態になった後のことはフォローしきれない。入院や要介護、あるいは死亡ということになれば、ごく近い近親者らの助けが必要になる。そうした不測の事態に備えておくことも必須といえる。
遠方であっても親類縁者がいるなら、日ごろから緊急時のことを頼んでおくのがいいだろう。さらに社会的なサポートは数多く存在する。地域包括支援センターなどが自分に合った対策を教えてくれるだろう。
インターネットやSNSでの交流も
◆働く
最近はセカンドキャリアでバリバリ働く人が増えている。人材紹介会社で紹介を受ける場合のほか、シルバー人材センターでも経理や事務、保育サポートなどの派遣業務を扱うようになるなど職種を増やしている。また今年から、全国のハローワークで「生涯現役支援窓口」を開設する動きが広がっている。現役時代と同じように仕事をするもよし、余裕をもって取り組むもよし。ちょうどいい条件の仕事が見つけやすくなっている。
◆加わる
ボランティアは人間関係の構築とともに、社会に役立っているという充実感も得られる。住まいの地域で活動している団体は、公民館や地域包括支援センター、市区町村の役所などに募集が出ている。サークルでもボランティアでも、以前はメンバーの募集は施設に足を運ばなければ見つけられなかったが、今はインターネットでも自分の暮らす地域名と「サークル コミュニティ」「ボランティア シニア」などと検索すると見つけやすい。 つづく
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Sankei Biz ライフ&マネー
URL=https://www.sankeibiz.jp/econome/news/190211/ecc1902110500003-n1.htm
【終活の経済学】「おひとりさま」の安心終活術(3)
普 段 の 生 活 に 「 備 え 」 を
地域社会とのつながり深めて
元気なうちはできることがいくらでもある。それだけ項目が増えるが、重要なのは大きく分けて2つ。今の元気をできる限り維持すること、そして万が一のときに備えて不安になることを解消しておくことだ。無理のない範囲で手を打っておこう。
◇
万が一のときに備えて、元気なうちから手を打っておこう、というのは終活全般の常套(じょうとう)句だ。理想はその通りだが、実際に元気なうちは「まだ早い」と思ってしまうもの。逆に百点満点の備えを目指して終活の取り組みを始めると、息切れしがちになる。とりあえずは、肩肘張らずに始められるところから手をつけたい。長期間に及ぶ対策になるわけで、いかに習慣化できるか、手間なく対策が継続できるかが鍵になる。
まず意識したいのは、今ある生活の維持だ。今は元気でも、いつどんな不測の事態が襲ってくるか分からない。そのとき1人暮らしの場合は、異常を察知してくれる“目”が家の中にないところが、家族のいる世帯とは異なるところ。なるべく出掛けて外とのつながりを持つように努めたい。
地域会や趣味の集まりなどの活動は、人間関係を構築するとともに、心身の健康の維持にも役立つはずだ。そうやって社会とのつながりを豊かにしていけば、生活に張りが出るし、体も動かせるし、で“一石三鳥”くらいの効果が得られるはずだ。つながりを生む窓口は、町内会の回覧板や知人からの紹介など、そこかしこにある。あとは面倒くさがらないことだ。
一方で、このような社会との緩やかなつながりだけでは、万が一の事態になった後のことはフォローしきれない。入院や要介護、あるいは死亡ということになれば、ごく近い近親者らの助けが必要になる。そうした不測の事態に備えておくことも必須といえる。
遠方であっても親類縁者がいるなら、日ごろから緊急時のことを頼んでおくのがいいだろう。さらに社会的なサポートは数多く存在する。地域包括支援センターなどが自分に合った対策を教えてくれるだろう。
インターネットやSNSでの交流も
◆働く
最近はセカンドキャリアでバリバリ働く人が増えている。人材紹介会社で紹介を受ける場合のほか、シルバー人材センターでも経理や事務、保育サポートなどの派遣業務を扱うようになるなど職種を増やしている。また今年から、全国のハローワークで「生涯現役支援窓口」を開設する動きが広がっている。現役時代と同じように仕事をするもよし、余裕をもって取り組むもよし。ちょうどいい条件の仕事が見つけやすくなっている。
◆加わる
ボランティアは人間関係の構築とともに、社会に役立っているという充実感も得られる。住まいの地域で活動している団体は、公民館や地域包括支援センター、市区町村の役所などに募集が出ている。サークルでもボランティアでも、以前はメンバーの募集は施設に足を運ばなければ見つけられなかったが、今はインターネットでも自分の暮らす地域名と「サークル コミュニティ」「ボランティア シニア」などと検索すると見つけやすい。 つづく
ジャイアント馬場を正当に再評価する
2019年2月9日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
Number Web posted2019/02/06 10:00
ご参考URL=https://number.bunshun.jp/articles/-/833386
今の新日本隆盛を半世紀前に先取り。
ジャイアント馬場を正当に評価する
去る1月31日、アントニオ猪木と並ぶ昭和の日本プロレス界の象徴であったジャイアント馬場が亡くなって、丸20年を迎えた。
生きていれば満81歳。馬場は生涯現役のまま亡くなったが、いまはもうその現役時代を知らないファンも数多く存在する。
それでも、さすがは昭和の大スター。この没20年に合わせて、年末年始には渋谷東急本店で『ジャイアント馬場展』が開かれ、合計1万人以上が来場。CSの日テレG+ではジャイアント馬場名勝負集が連日放送され、2月19日には両国国技館で『ジャイアント馬場没20年追善興行~王者の魂~』の開催が決定している。
そこには馬場の遺志を受け継いだ形の全日本プロレスをはじめ、新日本プロレス、プロレスリング・ノア、大日本プロレス、WRESTLE-1など主要団体の選手たちが参加。“オールスター戦”的な形で行われることが発表されている。
馬場と猪木のピークにズレが。
この流れを受けて、にわかに高まってきたのがプロレスラー、ジャイアント馬場の再評価だ。
馬場は日本プロレス史を語る上で欠かすことのできない超大物であり、プロレス界における馬場と猪木といえば、プロ野球で言えば王・長嶋的存在。しかし、馬場の生前。とくに現役時代の後半は、“プロレスラー・ジャイアント馬場”が正当に評価されていたとは言い難い状況があった。
その大きな理由の1つは、馬場と猪木のレスラーとしてのピークの時期が、数年ズレていたことが挙げられるだろう。
馬場の本当の全盛期は日本プロレスの絶対的なエースであった’60年代後半であり、ライバル猪木と、それぞれ全日本、新日本の総帥としてもっとも比較された’70年代は、5歳年下の猪木が全盛期を迎えたのに対し、馬場はすでに全盛期を半ば終えてしまっていたのだ。
’60年代の“失われた栄光”。
またこの時期、猪木はことあるごとに馬場との対戦をアピール。対戦に応じようとしない馬場は、「猪木から逃げている」というイメージを作られた。年齢とともに身体の線も細くなり、’70年代から’80年代にかけては、笑いのネタにされたり、試合中に「馬場、引退しろ!」と野次られることも少なくなかった。
日本人で唯一、“世界最高峰”NWA世界ヘビー級王座を三度獲得したという実績はあるものの、いまの50代以下のプロレスファンで、馬場に対して「強い」というイメージを持っている人は、けっして多くはないだろう。
三沢光晴、川田利明、田上明、小橋健太らが激闘を展開した’90年代の“四天王プロレス”時代になると、全日本プロレスの総帥であるジャイアント馬場は、「馬場さん」とファンから“さん”付けで呼ばれ、敬愛される存在ではあったが、それは“プロレス界の天皇”的な敬われ方であり、プロレスラーとしての評価とはまた少し違っていた。
’60年代の馬場の栄光は、’70年代以降の猪木の活躍によって意図的に薄められ、ファン層の入れ替わりとともに、半ば“失われた栄光”となっていたのだ。
力道山を強く継承したのは猪木?
そんな馬場が、ここにきて再評価されてきたのは、現在の新日本プロレスの隆盛と、じつは無関係ではない。
ジャイアント馬場といえば、“王道”、“保守本流”のイメージが強いが、じつは昭和プロレス史を俯瞰して見ると、じつはスタイル的に異端な存在であった。
日本のプロレスは力道山がアメリカから持ち込んで発展させたものであるが、力道山のプロレスと、当時のアメリカのプロレスは似て非なるものだった。
アメリカのプロレスは’50年代からすでにエンターテインメント性の高い娯楽スポーツであったが、力道山はそれをそのまま輸入するのではなく、日本人の嗜好に合うように加工。“真剣勝負”、“ケンカ”、“最強”といった要素をより強く打ち出したのだ。
そんな力道山プロレスのエッセンスをより強く受け継いだのは、馬場ではなく、猪木だった。
猪木は’70年代以降、力道山が打ち出してきた“真剣勝負”的なイメージをさらに強調。ボクシングや柔道など他ジャンルのトップ選手と対戦する「異種格闘技戦」を行い勝利することで、“プロレスこそ最強”の大風呂敷を広げ、「プロレスラーは強くなくてはいけない」という猪木イズムを、ファンや配下のレスラーに浸透させた。
馬場というスケールの大きさ。
それに対して馬場は、’60年代前半、全米でトップレスラーとして大活躍。そして力道山の死後、’64年に日本プロレスの新エースとなるべく帰国すると、超大物外国人レスラー相手に、力道山とは違った本場アメリカ直輸入のスケールの大きなプロレスを展開した。
昭和のプロレスにおいて’60年代後半の馬場は、唯一の世界標準レスラーだったのだ。
力道山や猪木は、馬場のようにアメリカで真のトップレスラーとして活躍できなかったからこそ、日本で独自のプロレスを花開かせたとも言える。そして猪木イズムの名の下、ガラパゴス的に発展した日本のプロレスは、UWFという格闘プロレスを経て、総合格闘技をも生み出すにいたるのである。
しかし’90年代末から2000年代にかけて、PRIDEなど総合格闘技が隆盛する中、新日本プロレスは猪木イズムの呪縛から逃れることができず、暗黒時代を迎えてしまう。
棚橋、中邑にある馬場的要素。
それを払拭したのが、脱・猪木を掲げて、プロレス本来の面白さを追求した、棚橋弘至ら現在の新日本トップレスラーたちだ。
その猪木イズムを取り除いたプロレスは、アメリカンプロレス的な要素を多分に取り入れた、“馬場プロレス”が目指したものと同じベクトルを持っている。新日本が猪木的要素を消し去ったとき、馬場的なプロレスが浮かび上がってきたのだ。
また、新日本のトップレスラーだった中邑真輔が、2016年からアメリカのメジャー団体WWEに移籍し、世界で大活躍し始めたことで、それを半世紀前にすでに成し遂げていた馬場の偉大さが、あらためてクローズアップされることにもなった。
日本とアメリカのプロレスが“地続き”となったいま、多くの人たちが馬場の本当の偉大さにようやく気付き始めたのだ。
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
Number Web posted2019/02/06 10:00
ご参考URL=https://number.bunshun.jp/articles/-/833386
今の新日本隆盛を半世紀前に先取り。
ジャイアント馬場を正当に評価する
去る1月31日、アントニオ猪木と並ぶ昭和の日本プロレス界の象徴であったジャイアント馬場が亡くなって、丸20年を迎えた。
生きていれば満81歳。馬場は生涯現役のまま亡くなったが、いまはもうその現役時代を知らないファンも数多く存在する。
それでも、さすがは昭和の大スター。この没20年に合わせて、年末年始には渋谷東急本店で『ジャイアント馬場展』が開かれ、合計1万人以上が来場。CSの日テレG+ではジャイアント馬場名勝負集が連日放送され、2月19日には両国国技館で『ジャイアント馬場没20年追善興行~王者の魂~』の開催が決定している。
そこには馬場の遺志を受け継いだ形の全日本プロレスをはじめ、新日本プロレス、プロレスリング・ノア、大日本プロレス、WRESTLE-1など主要団体の選手たちが参加。“オールスター戦”的な形で行われることが発表されている。
馬場と猪木のピークにズレが。
この流れを受けて、にわかに高まってきたのがプロレスラー、ジャイアント馬場の再評価だ。
馬場は日本プロレス史を語る上で欠かすことのできない超大物であり、プロレス界における馬場と猪木といえば、プロ野球で言えば王・長嶋的存在。しかし、馬場の生前。とくに現役時代の後半は、“プロレスラー・ジャイアント馬場”が正当に評価されていたとは言い難い状況があった。
その大きな理由の1つは、馬場と猪木のレスラーとしてのピークの時期が、数年ズレていたことが挙げられるだろう。
馬場の本当の全盛期は日本プロレスの絶対的なエースであった’60年代後半であり、ライバル猪木と、それぞれ全日本、新日本の総帥としてもっとも比較された’70年代は、5歳年下の猪木が全盛期を迎えたのに対し、馬場はすでに全盛期を半ば終えてしまっていたのだ。
’60年代の“失われた栄光”。
またこの時期、猪木はことあるごとに馬場との対戦をアピール。対戦に応じようとしない馬場は、「猪木から逃げている」というイメージを作られた。年齢とともに身体の線も細くなり、’70年代から’80年代にかけては、笑いのネタにされたり、試合中に「馬場、引退しろ!」と野次られることも少なくなかった。
日本人で唯一、“世界最高峰”NWA世界ヘビー級王座を三度獲得したという実績はあるものの、いまの50代以下のプロレスファンで、馬場に対して「強い」というイメージを持っている人は、けっして多くはないだろう。
三沢光晴、川田利明、田上明、小橋健太らが激闘を展開した’90年代の“四天王プロレス”時代になると、全日本プロレスの総帥であるジャイアント馬場は、「馬場さん」とファンから“さん”付けで呼ばれ、敬愛される存在ではあったが、それは“プロレス界の天皇”的な敬われ方であり、プロレスラーとしての評価とはまた少し違っていた。
’60年代の馬場の栄光は、’70年代以降の猪木の活躍によって意図的に薄められ、ファン層の入れ替わりとともに、半ば“失われた栄光”となっていたのだ。
力道山を強く継承したのは猪木?
そんな馬場が、ここにきて再評価されてきたのは、現在の新日本プロレスの隆盛と、じつは無関係ではない。
ジャイアント馬場といえば、“王道”、“保守本流”のイメージが強いが、じつは昭和プロレス史を俯瞰して見ると、じつはスタイル的に異端な存在であった。
日本のプロレスは力道山がアメリカから持ち込んで発展させたものであるが、力道山のプロレスと、当時のアメリカのプロレスは似て非なるものだった。
アメリカのプロレスは’50年代からすでにエンターテインメント性の高い娯楽スポーツであったが、力道山はそれをそのまま輸入するのではなく、日本人の嗜好に合うように加工。“真剣勝負”、“ケンカ”、“最強”といった要素をより強く打ち出したのだ。
そんな力道山プロレスのエッセンスをより強く受け継いだのは、馬場ではなく、猪木だった。
猪木は’70年代以降、力道山が打ち出してきた“真剣勝負”的なイメージをさらに強調。ボクシングや柔道など他ジャンルのトップ選手と対戦する「異種格闘技戦」を行い勝利することで、“プロレスこそ最強”の大風呂敷を広げ、「プロレスラーは強くなくてはいけない」という猪木イズムを、ファンや配下のレスラーに浸透させた。
馬場というスケールの大きさ。
それに対して馬場は、’60年代前半、全米でトップレスラーとして大活躍。そして力道山の死後、’64年に日本プロレスの新エースとなるべく帰国すると、超大物外国人レスラー相手に、力道山とは違った本場アメリカ直輸入のスケールの大きなプロレスを展開した。
昭和のプロレスにおいて’60年代後半の馬場は、唯一の世界標準レスラーだったのだ。
力道山や猪木は、馬場のようにアメリカで真のトップレスラーとして活躍できなかったからこそ、日本で独自のプロレスを花開かせたとも言える。そして猪木イズムの名の下、ガラパゴス的に発展した日本のプロレスは、UWFという格闘プロレスを経て、総合格闘技をも生み出すにいたるのである。
しかし’90年代末から2000年代にかけて、PRIDEなど総合格闘技が隆盛する中、新日本プロレスは猪木イズムの呪縛から逃れることができず、暗黒時代を迎えてしまう。
棚橋、中邑にある馬場的要素。
それを払拭したのが、脱・猪木を掲げて、プロレス本来の面白さを追求した、棚橋弘至ら現在の新日本トップレスラーたちだ。
その猪木イズムを取り除いたプロレスは、アメリカンプロレス的な要素を多分に取り入れた、“馬場プロレス”が目指したものと同じベクトルを持っている。新日本が猪木的要素を消し去ったとき、馬場的なプロレスが浮かび上がってきたのだ。
また、新日本のトップレスラーだった中邑真輔が、2016年からアメリカのメジャー団体WWEに移籍し、世界で大活躍し始めたことで、それを半世紀前にすでに成し遂げていた馬場の偉大さが、あらためてクローズアップされることにもなった。
日本とアメリカのプロレスが“地続き”となったいま、多くの人たちが馬場の本当の偉大さにようやく気付き始めたのだ。
豊富な経験・高技術を持つシニア活用
2019年2月8日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
上毛新聞 2019/02/07
ご参考URL=https://www.jomo-news.co.jp/feature/miyama/110157
2019/02/07【三山春秋】
「人生100年時代」と言われている。労働力が不足する中
▼「人生100年時代」と言われている。労働力が不足する中、豊富な経験や高い技術を持つ高齢者の活用に注目が集まる。生きがいや収入確保など生活の質を高める観点からも、生涯現役で働ける環境は望ましい
▼ただ、政治家、とりわけ大きな権力を持つ首長に関しては、長く務めることに賛否が渦巻く。やりたい政策を実現するにはある程度の任期が必要という意見がある一方で、組織の硬直化やマンネリを招くとして長期政権の弊害を指摘する声も強い
▼大沢正明知事が今期限りで退任する意向を表明した。主な県政課題に道筋がつき、「今後は若い人にリーダーとして引っ張ってもらいたい」と理由を述べた
▼大沢氏は3期12年を務めることになる。思えば、「県政の閉塞(へいそく)感に風穴を開ける」と2007年の知事選に出馬、5選を目指していた当時の小寺弘之知事の多選を批判して当選した。公約で掲げた任期は2期8年だった
▼年齢は73歳。健康で気力、体力が充実していれば続けられない年ではない。3選出馬も悩んで決断したといい、多選批判が自身に跳ね返ってきた側面もありそうだ
▼知事選には参院議員の山本一太氏が出馬の意向を表明している。大沢氏不出馬で保守分裂選挙になるかどうかは不透明だが、候補者には「ポスト平成時代」の群馬の将来像を明確に示すことを望む。 …
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
上毛新聞 2019/02/07
ご参考URL=https://www.jomo-news.co.jp/feature/miyama/110157
2019/02/07【三山春秋】
「人生100年時代」と言われている。労働力が不足する中
▼「人生100年時代」と言われている。労働力が不足する中、豊富な経験や高い技術を持つ高齢者の活用に注目が集まる。生きがいや収入確保など生活の質を高める観点からも、生涯現役で働ける環境は望ましい
▼ただ、政治家、とりわけ大きな権力を持つ首長に関しては、長く務めることに賛否が渦巻く。やりたい政策を実現するにはある程度の任期が必要という意見がある一方で、組織の硬直化やマンネリを招くとして長期政権の弊害を指摘する声も強い
▼大沢正明知事が今期限りで退任する意向を表明した。主な県政課題に道筋がつき、「今後は若い人にリーダーとして引っ張ってもらいたい」と理由を述べた
▼大沢氏は3期12年を務めることになる。思えば、「県政の閉塞(へいそく)感に風穴を開ける」と2007年の知事選に出馬、5選を目指していた当時の小寺弘之知事の多選を批判して当選した。公約で掲げた任期は2期8年だった
▼年齢は73歳。健康で気力、体力が充実していれば続けられない年ではない。3選出馬も悩んで決断したといい、多選批判が自身に跳ね返ってきた側面もありそうだ
▼知事選には参院議員の山本一太氏が出馬の意向を表明している。大沢氏不出馬で保守分裂選挙になるかどうかは不透明だが、候補者には「ポスト平成時代」の群馬の将来像を明確に示すことを望む。 …
やなせさんアンパンマン「百寿」展開幕
2019年2月7日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
高知新聞サイト高知のニュース 2019.02.07 08:35
ご参考URL=https://www.kochinews.co.jp/article/251958/
やなせさん「百寿」展開幕 初公開の壁画や衣装も 7月まで香美市
やなせたかしさんの生誕100年を記念した企画展「百寿のOh!やなせたかし展」が6日、香美市香北町の市立やなせたかし記念館で始まった。初公開となる壁画のほか、詩やイラストなど貴重な作品が200点以上並び、アンパンマン誕生秘話も紹介されている。4月に作品を一部入れ替えて7月8日まで。
生涯現役を貫いたやなせさんの信念は、「人生は喜ばせごっこ」。そんな、やなせさんらしさを作品と共に振り返ってもらおうと企画した。
「アンパンマンミュージアム」4階では、開館時にやなせさんが描いた壁画などが初公開。アンパンマンが誕生するきっかけにもなった戦争体験を記した貴重な文章も並ぶ。1階のシアターでは、やなせさんの生涯をアニメで紹介している。
隣接する「詩とメルヘン絵本館」には所狭しと絵本やイラストが並び、初公開となるやなせさんのオーダーメード衣装43点も展示されている。
この日は、開館から大勢の人でにぎわい、大阪府から母親と初めて訪れた辻本珠梨ちゃん(2)は「アンパンマンの優しくてカッコイイのが好き~」と見入っていた。小松航輝学芸員は「ユニークな生涯を一堂に紹介する貴重な企画。新たな一面にハッとでき、大人も楽しめます」と話していた。(竹内将史)
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
高知新聞サイト高知のニュース 2019.02.07 08:35
ご参考URL=https://www.kochinews.co.jp/article/251958/
やなせさん「百寿」展開幕 初公開の壁画や衣装も 7月まで香美市
やなせたかしさんの生誕100年を記念した企画展「百寿のOh!やなせたかし展」が6日、香美市香北町の市立やなせたかし記念館で始まった。初公開となる壁画のほか、詩やイラストなど貴重な作品が200点以上並び、アンパンマン誕生秘話も紹介されている。4月に作品を一部入れ替えて7月8日まで。
生涯現役を貫いたやなせさんの信念は、「人生は喜ばせごっこ」。そんな、やなせさんらしさを作品と共に振り返ってもらおうと企画した。
「アンパンマンミュージアム」4階では、開館時にやなせさんが描いた壁画などが初公開。アンパンマンが誕生するきっかけにもなった戦争体験を記した貴重な文章も並ぶ。1階のシアターでは、やなせさんの生涯をアニメで紹介している。
隣接する「詩とメルヘン絵本館」には所狭しと絵本やイラストが並び、初公開となるやなせさんのオーダーメード衣装43点も展示されている。
この日は、開館から大勢の人でにぎわい、大阪府から母親と初めて訪れた辻本珠梨ちゃん(2)は「アンパンマンの優しくてカッコイイのが好き~」と見入っていた。小松航輝学芸員は「ユニークな生涯を一堂に紹介する貴重な企画。新たな一面にハッとでき、大人も楽しめます」と話していた。(竹内将史)
【生涯現役脳】への「高血圧」の豆知識
2019年2月6日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
ZakZak by 夕刊フジ 2019.2.5
ご参考URL=https://www.zakzak.co.jp/lif/news/190205/lif1902050008-n1.html
【生涯現役脳をめざせ!】危険な早朝高血圧、病気由来のものも…
知っておきたい「高血圧」の豆知識
★(3)ゲスト竹村洋典・東京医科歯科大学教授(総合診療科教授)
総合診療のスペシャリストとして多くの人々と接してきた竹村先生によると、「自分の健康は自分が守る」という意識を持っていることが、健康長寿の人に共通の特徴だという。今回は、自分の健康を守るために知っておくべき知識をご紹介する。
◇
【不眠は血圧を上昇させる】
竹村 日本人はアルコールを睡眠薬代わりにする人が多いですが、寝酒が効くのは寝入りばなだけで、睡眠の質はかえって悪くなることが多いです。中途覚醒が多くなり、脳の休息に必要なノンレム睡眠(深い睡眠)がカットされるため熟眠感が得られません。
朝田 眠るための寝酒が、かえって不眠をもたらしているわけなんですね。
竹村 アメリカで行われた有名なスタディに「不眠の人は心筋梗塞になりやすい」という報告があります。寝過ぎも寝なさすぎも良くなくて、7、8時間くらいがよいとされています。
【危険な「早朝高血圧」に注意】
朝田 「早朝高血圧」はどんな人に見られるものですか?
竹村 高齢や飲酒その他のさまざまな原因で見られますが、興味深いのはいわゆる「不眠」の人や、うつの人たちにも見られます。血圧は起床の少し前からだんだんと高くなるのがふつうですが、早朝高血圧の人は、起床時にすでに高い血圧値であるのが特徴です。
そして、早朝高血圧があると、心筋梗塞や脳梗塞になりやすい傾向があります。家庭用の血圧計で起床に測ればすぐわかりますので、不安のある方は専門医に相談してみると良いでしょう。
【病気由来の高血圧もある】
朝田 病気の症状としてあらわれる2次性高血圧(検査によって原因が特定できる高血圧。それ以外の詳細な原因が不明の高血圧を、本態性(ほんたいせい)高血圧と言う)について教えてください。
竹村 よく知られているものに、副腎ホルモンの異常である原発性アルドステロン症や褐色細胞腫(副腎の腫瘍)などのホルモンの病気、慢性腎臓病、腎血管性高血圧(腎動脈狭窄症)、薬剤誘発性高血圧などがあります。
これらは治療や手術などによって改善します。2次性高血圧は高血圧全体の10%に満たないですが、専門医はまずこれらの可能性を否定したうえで、お薬による治療や生活習慣指導を行っています。
朝田 それ以外の9割の高血圧は、やはり生活習慣の改善が必須ということですね。ありがとうございました。 (協力・東京医科歯科大学)
■朝田隆(あさだ・たかし) 1982年東京医科歯科大学卒業。メモリークリニックお茶の水理事長、東京医科歯科大学医学部特任教授、医学博士。数々の認知症実態調査に関わり、軽度認知障害(MCI)のうちに予防を始めることを強く推奨、デイケアプログラムの実施など第一線で活躍中。『効く!「脳トレ」ブック』(三笠書房)など編著書多数。
■竹村洋典(たけむら・ようすけ) 早稲田大学理工学部から1982年防衛医科大入学。1991年米国テネシー大学にて米国家庭医療専門医取得。その後、防衛医大病院、三重大学医学部附属病院を経て2011年から三重大学医学部教授、2018年7月より現職。
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
ZakZak by 夕刊フジ 2019.2.5
ご参考URL=https://www.zakzak.co.jp/lif/news/190205/lif1902050008-n1.html
【生涯現役脳をめざせ!】危険な早朝高血圧、病気由来のものも…
知っておきたい「高血圧」の豆知識
★(3)ゲスト竹村洋典・東京医科歯科大学教授(総合診療科教授)
総合診療のスペシャリストとして多くの人々と接してきた竹村先生によると、「自分の健康は自分が守る」という意識を持っていることが、健康長寿の人に共通の特徴だという。今回は、自分の健康を守るために知っておくべき知識をご紹介する。
◇
【不眠は血圧を上昇させる】
竹村 日本人はアルコールを睡眠薬代わりにする人が多いですが、寝酒が効くのは寝入りばなだけで、睡眠の質はかえって悪くなることが多いです。中途覚醒が多くなり、脳の休息に必要なノンレム睡眠(深い睡眠)がカットされるため熟眠感が得られません。
朝田 眠るための寝酒が、かえって不眠をもたらしているわけなんですね。
竹村 アメリカで行われた有名なスタディに「不眠の人は心筋梗塞になりやすい」という報告があります。寝過ぎも寝なさすぎも良くなくて、7、8時間くらいがよいとされています。
【危険な「早朝高血圧」に注意】
朝田 「早朝高血圧」はどんな人に見られるものですか?
竹村 高齢や飲酒その他のさまざまな原因で見られますが、興味深いのはいわゆる「不眠」の人や、うつの人たちにも見られます。血圧は起床の少し前からだんだんと高くなるのがふつうですが、早朝高血圧の人は、起床時にすでに高い血圧値であるのが特徴です。
そして、早朝高血圧があると、心筋梗塞や脳梗塞になりやすい傾向があります。家庭用の血圧計で起床に測ればすぐわかりますので、不安のある方は専門医に相談してみると良いでしょう。
【病気由来の高血圧もある】
朝田 病気の症状としてあらわれる2次性高血圧(検査によって原因が特定できる高血圧。それ以外の詳細な原因が不明の高血圧を、本態性(ほんたいせい)高血圧と言う)について教えてください。
竹村 よく知られているものに、副腎ホルモンの異常である原発性アルドステロン症や褐色細胞腫(副腎の腫瘍)などのホルモンの病気、慢性腎臓病、腎血管性高血圧(腎動脈狭窄症)、薬剤誘発性高血圧などがあります。
これらは治療や手術などによって改善します。2次性高血圧は高血圧全体の10%に満たないですが、専門医はまずこれらの可能性を否定したうえで、お薬による治療や生活習慣指導を行っています。
朝田 それ以外の9割の高血圧は、やはり生活習慣の改善が必須ということですね。ありがとうございました。 (協力・東京医科歯科大学)
■朝田隆(あさだ・たかし) 1982年東京医科歯科大学卒業。メモリークリニックお茶の水理事長、東京医科歯科大学医学部特任教授、医学博士。数々の認知症実態調査に関わり、軽度認知障害(MCI)のうちに予防を始めることを強く推奨、デイケアプログラムの実施など第一線で活躍中。『効く!「脳トレ」ブック』(三笠書房)など編著書多数。
■竹村洋典(たけむら・ようすけ) 早稲田大学理工学部から1982年防衛医科大入学。1991年米国テネシー大学にて米国家庭医療専門医取得。その後、防衛医大病院、三重大学医学部附属病院を経て2011年から三重大学医学部教授、2018年7月より現職。
丸紅退職し280の学校建てた74歳の懐
2019年2月5日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
ニコニコニュース 2019/02/03 11:15 プレジデントオンライン
ご参考URL=https://news.nicovideo.jp/watch/nw4771914
丸紅退職し280の学校建てた74歳の懐
現役時代の職業によって、定年後の経済力、生き方はどう変わるのだろうか。職業別に「リアルな老後」を紹介しよう。1人目は「丸紅→NPO設立」の谷川洋さんの場合――。(全5回)
※本稿は、「プレジデント」(2018年11月12日号)の掲載記事を再編集したものです。
■ 【丸紅→NPO設立】
総合商社退職後、夢の実現を志した谷川洋さん。アジアの貧困地帯を駆け巡り280超の学校を建設
■ 50歳で出世と訣別。世のため人のため、何ができるか――
谷川洋さんのサラリーマン人生の転機は50歳のとき。総合商社の丸紅に入社後、国際業務部門、鉄鋼部門、営業推進室長を経て、経営企画全般を担う業務部長に上りつめた。その直後に妻が乳ガンを発症し、手術後に、出世コースである海外支配人の内示を受けた。
だが、谷川さんは赴任先を聞かずに妻の看病を理由に断った。「妻の状態がこれからどうなるかわからないので、どこでもいいから日本にいさせてほしいと断りました。末っ子の大学生を含めて3人の子供がいましたし、今まで子供を育ててくれた妻に付き添い、家族のために尽くすべきだと考えたのです。その時点で出世街道はおしまいにすると自分で腹を決めました」。
それから闘病生活4年半を経て妻が亡くなり、さらに妻の母の介護を2年やり、看取ったときは57歳。当時、子会社の専務をしていたが、早くから「中2階の人生は歩かない」と決めていた。中2階とは“現役”を退いても会社にしがみつくこと。谷川さんは「会社に頼めば次のポストを探してくれるかもしれない。でも中途半端に会社生活を延命したくなかった。子供たちは社会人として自立していましたし、私1人なら企業年金と公的年金で何とか暮らせますし、60歳からの第2の人生は別の生き方をしたかった」と語る。
漠然と考えていたのは、幼少期に経験した出身地の福井県の大地震で奇跡的に助かったとき、兄と誓い合った「いつか世のため、人のためになることをしたい」という夢の実現だった。何をやるかは決まっていなかったが、偶然、日本財団に勤務する会社の元部下から「海外の貧しい地域での学校建設のあり方を一緒に考えてくれる人はいないか」と相談を受けた。谷川さんは即座に「俺がやるよ」と手を挙げた。
日本財団に助成申請の計画書を提出する前に子会社の専務を任期途中の60歳で辞め、自宅を事務所に「アジア教育友好協会」(AEFA)を2004年6月に立ち上げた。とはいっても具体的な活動理念が浮かばない。とにかく現場を見ようと商社流の現場主義でラオスなどの山岳地帯に単身で乗り込んだ。そこで少数民族が暮らすアジアの貧しい山岳地帯に絞り、学校建設だけではなく、学校に通う子供たちの親や村人が建設に参加することと、現地の学校と日本の学校との交流を実現させるアイデアが閃いた。
「学校を単なる箱物の校舎にしてはいけないと思いました。生徒や先生、保護者、その周りの村人が学校づくりに参加することで学校を中心に村が1つにまとまることができます。また、現地の子供たちが家の仕事を手伝い、能動的に動かなければご飯さえ食べられない厳しい現実を、手紙や作品を通じて知ることで日本の子供たちも刺激や様々な気づきを与えられています」
手探りから始まった学校づくりは18年で280校、日本の交流校も100校を超える。交流の一環として谷川さんたちボランティアが現地の子供たちの生活ぶりを伝える「出前授業」も680回を超えた。今では財団の資金支援もなくなり、学校づくり以外に寄付金集めにも奔走している。
建設費用は1校600万円と決して大金持ちでなくても出せる金額だが、人生最後の生き甲斐や記念にと寄付を申し出てくる高齢者もいる。支援者が単にお金を出すだけではなく、建設前や開校式に案内し、村人と交流する支援者参加型の活動もしている。「案内の際、支援者がビジネスクラスなどの航空券を希望しそうな場合は、相手の方に気を使わせないように、自分の飛行機はネットで格安航空のエコノミーチケットを購入し、先に行って現地でお迎えするようにしています」。
経費を少しでも抑えたいからだ。他のNPOと違って現地に駐在員を置かず、倹約に努めている。谷川さん自身も贅沢とは無縁の生活を送っている。
「妻の母を看取って以来、17年間、朝昼晩コンビニ弁当です。コンビニはいろんな種類の弁当を売っていますし、今日は野菜がたくさん入っているのにしようとか、肉系、魚系にしようとか、贅沢しても一食500~600円。たまに今日はいい日だからと缶ビールを1つ買うこともありますが、家では一缶以上は飲まないようにしています」
月の生活費は15万~20万円。収入は公的年金と企業年金。それでもお釣りがくるが、子供を抱える息子たちを時折支援している。74歳の今も月に10日から2週間は現地に出張するなど多忙だ。
谷川さんにとって生きがいとは何か。
「我々熟年世代は、戦後の経済発展の中で結果として幸せな人生を送りました。でも、それは自分1人の力ではなく、社会のおかげなのです。生きがいとは、簡単に言えば朝起きる理由があること、その理由とは、何か人のために活動することです。自分のためだけではないほうが喜びも大きいのです」
生涯現役として、社会に恩返ししたい――。周囲に「あんたは邪魔だ」と言われない限りは続けたいと笑う。
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
ニコニコニュース 2019/02/03 11:15 プレジデントオンライン
ご参考URL=https://news.nicovideo.jp/watch/nw4771914
丸紅退職し280の学校建てた74歳の懐
現役時代の職業によって、定年後の経済力、生き方はどう変わるのだろうか。職業別に「リアルな老後」を紹介しよう。1人目は「丸紅→NPO設立」の谷川洋さんの場合――。(全5回)
※本稿は、「プレジデント」(2018年11月12日号)の掲載記事を再編集したものです。
■ 【丸紅→NPO設立】
総合商社退職後、夢の実現を志した谷川洋さん。アジアの貧困地帯を駆け巡り280超の学校を建設
■ 50歳で出世と訣別。世のため人のため、何ができるか――
谷川洋さんのサラリーマン人生の転機は50歳のとき。総合商社の丸紅に入社後、国際業務部門、鉄鋼部門、営業推進室長を経て、経営企画全般を担う業務部長に上りつめた。その直後に妻が乳ガンを発症し、手術後に、出世コースである海外支配人の内示を受けた。
だが、谷川さんは赴任先を聞かずに妻の看病を理由に断った。「妻の状態がこれからどうなるかわからないので、どこでもいいから日本にいさせてほしいと断りました。末っ子の大学生を含めて3人の子供がいましたし、今まで子供を育ててくれた妻に付き添い、家族のために尽くすべきだと考えたのです。その時点で出世街道はおしまいにすると自分で腹を決めました」。
それから闘病生活4年半を経て妻が亡くなり、さらに妻の母の介護を2年やり、看取ったときは57歳。当時、子会社の専務をしていたが、早くから「中2階の人生は歩かない」と決めていた。中2階とは“現役”を退いても会社にしがみつくこと。谷川さんは「会社に頼めば次のポストを探してくれるかもしれない。でも中途半端に会社生活を延命したくなかった。子供たちは社会人として自立していましたし、私1人なら企業年金と公的年金で何とか暮らせますし、60歳からの第2の人生は別の生き方をしたかった」と語る。
漠然と考えていたのは、幼少期に経験した出身地の福井県の大地震で奇跡的に助かったとき、兄と誓い合った「いつか世のため、人のためになることをしたい」という夢の実現だった。何をやるかは決まっていなかったが、偶然、日本財団に勤務する会社の元部下から「海外の貧しい地域での学校建設のあり方を一緒に考えてくれる人はいないか」と相談を受けた。谷川さんは即座に「俺がやるよ」と手を挙げた。
日本財団に助成申請の計画書を提出する前に子会社の専務を任期途中の60歳で辞め、自宅を事務所に「アジア教育友好協会」(AEFA)を2004年6月に立ち上げた。とはいっても具体的な活動理念が浮かばない。とにかく現場を見ようと商社流の現場主義でラオスなどの山岳地帯に単身で乗り込んだ。そこで少数民族が暮らすアジアの貧しい山岳地帯に絞り、学校建設だけではなく、学校に通う子供たちの親や村人が建設に参加することと、現地の学校と日本の学校との交流を実現させるアイデアが閃いた。
「学校を単なる箱物の校舎にしてはいけないと思いました。生徒や先生、保護者、その周りの村人が学校づくりに参加することで学校を中心に村が1つにまとまることができます。また、現地の子供たちが家の仕事を手伝い、能動的に動かなければご飯さえ食べられない厳しい現実を、手紙や作品を通じて知ることで日本の子供たちも刺激や様々な気づきを与えられています」
手探りから始まった学校づくりは18年で280校、日本の交流校も100校を超える。交流の一環として谷川さんたちボランティアが現地の子供たちの生活ぶりを伝える「出前授業」も680回を超えた。今では財団の資金支援もなくなり、学校づくり以外に寄付金集めにも奔走している。
建設費用は1校600万円と決して大金持ちでなくても出せる金額だが、人生最後の生き甲斐や記念にと寄付を申し出てくる高齢者もいる。支援者が単にお金を出すだけではなく、建設前や開校式に案内し、村人と交流する支援者参加型の活動もしている。「案内の際、支援者がビジネスクラスなどの航空券を希望しそうな場合は、相手の方に気を使わせないように、自分の飛行機はネットで格安航空のエコノミーチケットを購入し、先に行って現地でお迎えするようにしています」。
経費を少しでも抑えたいからだ。他のNPOと違って現地に駐在員を置かず、倹約に努めている。谷川さん自身も贅沢とは無縁の生活を送っている。
「妻の母を看取って以来、17年間、朝昼晩コンビニ弁当です。コンビニはいろんな種類の弁当を売っていますし、今日は野菜がたくさん入っているのにしようとか、肉系、魚系にしようとか、贅沢しても一食500~600円。たまに今日はいい日だからと缶ビールを1つ買うこともありますが、家では一缶以上は飲まないようにしています」
月の生活費は15万~20万円。収入は公的年金と企業年金。それでもお釣りがくるが、子供を抱える息子たちを時折支援している。74歳の今も月に10日から2週間は現地に出張するなど多忙だ。
谷川さんにとって生きがいとは何か。
「我々熟年世代は、戦後の経済発展の中で結果として幸せな人生を送りました。でも、それは自分1人の力ではなく、社会のおかげなのです。生きがいとは、簡単に言えば朝起きる理由があること、その理由とは、何か人のために活動することです。自分のためだけではないほうが喜びも大きいのです」
生涯現役として、社会に恩返ししたい――。周囲に「あんたは邪魔だ」と言われない限りは続けたいと笑う。
男盛りへこれからも70代:元気の秘訣
2019年2月4日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
ZakZak by 夕刊フジ 2019.2.4
ご参考URL=http://www.zakzak.co.jp/lif/news/190204/lif1902040008-n1.html
【男盛りはこれからだ!! 70代元気の秘訣】
野菜ジュースとヨーグルトで免疫力アップ
日本医師会会長・横倉義武さん
人生100年時代の今、健康は何よりの財産。信頼できるかかりつけ医は頼りになる存在です。今回は、「国民と共に歩む医療の専門家集団」として、私たち国民の健康を担う第19代日本医師会長、横倉義武さん(75)にお話を伺いました。
横倉さんは、福岡で長年にわたり医師として病院を営み地域医療に貢献、9年前に日本医師会副会長となったのを機に東京に拠点を移したそうです。環境の変化にストレスや不安はなかったのでしょうか?
「医師会の仕事を通して社会貢献したいという気持ちが大きく、常に多くの人々と接していたこともあり、ストレスや不安はありませんでした」
生涯現役で多くの人と関わることはまさに元気の秘訣といえます。しかしながら、多忙を極める会長の仕事をこなしながらの体調管理は大変なのでは?
「夜まで会合がある日も多いですが、夜10時には帰宅して12時には、就寝するようにしています。睡眠は6時間程度です。若い時はもっと長時間睡眠をとりましたが、年齢を重ねるとともに運動量にあった適正な睡眠時間があると思います」
なるほど、睡眠時間には諸説ありますが「運動量」が一つの指標になるようです。
「毎日8000~1万歩くのが日課です。時間を有効に使って昼休みに日本医師会館(東京都文京区)の近くの公園を歩くこともあります。食事はバランスよく食べますが肉が好きです。脂身を避けて良質なタンパク質を取るようにしています。朝は、野菜ジュースとヨーグルトをとるようにしています」
ヨーグルトに含まれる乳酸菌で腸内環境をよくすることで免疫力が上がるといわれています。ヨーグルトに含まれる乳酸菌は野菜に多いオリゴ糖を“餌”とするため、ダブル効果も期待できます。すぐにでも取り入れたい習慣ですね。
「日本人の健康意識は非常に高まっていると感じます。平成の初めと今では、特に男性は健康寿命が10歳以上伸びています。平成が始まった頃は、70代というとかなり高齢だなと漠然と感じていました。しかし、実際に自分がなってみると70代はまだまだ元気ですし、日々の健康管理のために、定期的に検診も受けています」
どういった検診が理想なのでしょうか。
「40代になったら定期検診は欠かさず受けてほしいと思います。特にがん検診は必ず受けてください。がんは自覚症状もなく進行してしまうものもありますし、現在の医療では、早期発見・早期治療により完治できるものが増えていますので」
医師会トップの言葉には説得力があります。健康を過信せず、元気な70代を迎えたいものです。(医療ジャーナリスト、薬剤師 吉澤恵理)
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
ZakZak by 夕刊フジ 2019.2.4
ご参考URL=http://www.zakzak.co.jp/lif/news/190204/lif1902040008-n1.html
【男盛りはこれからだ!! 70代元気の秘訣】
野菜ジュースとヨーグルトで免疫力アップ
日本医師会会長・横倉義武さん
人生100年時代の今、健康は何よりの財産。信頼できるかかりつけ医は頼りになる存在です。今回は、「国民と共に歩む医療の専門家集団」として、私たち国民の健康を担う第19代日本医師会長、横倉義武さん(75)にお話を伺いました。
横倉さんは、福岡で長年にわたり医師として病院を営み地域医療に貢献、9年前に日本医師会副会長となったのを機に東京に拠点を移したそうです。環境の変化にストレスや不安はなかったのでしょうか?
「医師会の仕事を通して社会貢献したいという気持ちが大きく、常に多くの人々と接していたこともあり、ストレスや不安はありませんでした」
生涯現役で多くの人と関わることはまさに元気の秘訣といえます。しかしながら、多忙を極める会長の仕事をこなしながらの体調管理は大変なのでは?
「夜まで会合がある日も多いですが、夜10時には帰宅して12時には、就寝するようにしています。睡眠は6時間程度です。若い時はもっと長時間睡眠をとりましたが、年齢を重ねるとともに運動量にあった適正な睡眠時間があると思います」
なるほど、睡眠時間には諸説ありますが「運動量」が一つの指標になるようです。
「毎日8000~1万歩くのが日課です。時間を有効に使って昼休みに日本医師会館(東京都文京区)の近くの公園を歩くこともあります。食事はバランスよく食べますが肉が好きです。脂身を避けて良質なタンパク質を取るようにしています。朝は、野菜ジュースとヨーグルトをとるようにしています」
ヨーグルトに含まれる乳酸菌で腸内環境をよくすることで免疫力が上がるといわれています。ヨーグルトに含まれる乳酸菌は野菜に多いオリゴ糖を“餌”とするため、ダブル効果も期待できます。すぐにでも取り入れたい習慣ですね。
「日本人の健康意識は非常に高まっていると感じます。平成の初めと今では、特に男性は健康寿命が10歳以上伸びています。平成が始まった頃は、70代というとかなり高齢だなと漠然と感じていました。しかし、実際に自分がなってみると70代はまだまだ元気ですし、日々の健康管理のために、定期的に検診も受けています」
どういった検診が理想なのでしょうか。
「40代になったら定期検診は欠かさず受けてほしいと思います。特にがん検診は必ず受けてください。がんは自覚症状もなく進行してしまうものもありますし、現在の医療では、早期発見・早期治療により完治できるものが増えていますので」
医師会トップの言葉には説得力があります。健康を過信せず、元気な70代を迎えたいものです。(医療ジャーナリスト、薬剤師 吉澤恵理)
尾畠春夫さん「一番怖いものは自分」3
2019年2月3日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
PRESIDENT Online 2019.2.1 プレジデント編集部
ご参考URL=https://president.jp/articles/-/27394?page=4
【昨Blog のつづき】
なんとなく柔らかそうな草を指差す取材班。
「この三つ葉のクローバーでしょうか」と聞くと、
「そう。正式名称はシロツメクサ」と、尾畠さんはシロツメクサをとって食べ始めた。取材班も恐る恐る口にしてみる。
「昨日、ここで猫がしょんべんしたかもしれんね(笑)。美味しい?」と、尾畠さんが問うので、
「……はい。美味しいです」と、答えると、
「美味しいわけないだろ! こんなものが美味しいわけがない。私は美味しいものなんて食べない。体にいいものを食べる。あなたもシロツメクサをみただけでこの草が食べられると言ったけど、五感を使わないといけない。目でみて、においを嗅いで、トゲがないか触って、食べるか決める。親からせっかくもらった体があるのに、見た目だけで判断、聞いたことだけで判断、これが一番危ない。日本人が忘れてしまっていること。お金がなくても、物がなくても、五感を大切にして、知恵を出すこと。『なせば成る、なさねば成らぬ何ごとも。成らぬは人のなさぬなりけり』という言葉通りだと思う」
ボランティアの前にボランティアをする
尾畠さんの一日を、尾畠さんの近くでボランティアをしていたという人に教えてもらった。彼は尾畠さんの存在を知って、東京からボランティアをしにやってきたという。
「朝は9時に呉ポートピアパークで受付をし、そのあと呉市の天応市民センターで、作業の内容と場所が決まり、15時まで作業をします。尾畠さんはいつも一番大変そうな作業を率先してやると手をあげています。先ほど雑談をしていたら、昨日の睡眠時間は3時間だそうです。朝5時に起きて、川に流されてしまったという子どもの捜索をしていたのです。捜索のあとで、通常のボランティア活動をし、15時が過ぎても作業を止めずに17時まで居残りで黙々と頑張っています」
「現在の作業は、重機が入れないような住宅の床下の土砂をひたすら外に出すことです。作業前に、『連絡係』というリーダー的な存在を決めるのですが、尾畠さんは自分から手をあげることは私の前ではなかったです。連絡係にならないと、必然的に尾畠さんは、自分より2回りも3回りも若い人の指揮系統下にはいることになります。尾畠さんが自分より若い人の話をきちんと聞き、深々とお辞儀をしているのをみると胸が熱くなります。尾畠さんは常々『リーダーは女性がいい』とおっしゃっています。とは言うものの、抜群の経験と能力がありますから、現場では、みんな、尾畠さんに頼ることになってしまうのですけど」
尾畠春夫という生き方とは
2年前に起きた熊本地震で、尾畠さんとともにボランティア活動をした深作光輝ヘスス氏は、尾畠さんが「(ボランティアを)やらせていただきます」「(若い相手に向かって)ご指導ご鞭撻ください」と平身低頭して発する言葉に感銘を受けたという。
「被災地は肉体的にも精神的にもギリギリのところまで追い詰められます。ある社会協議会の職員は、自らが被災者であり、父を亡くしたにもかかわらず、『支援者』でもありました。父の葬儀のために一日休んだのみで3カ月無休の勤務を続けていました。それが被災地の現実なのです。
一日の作業を終えたあとで、尾畠さんが、その日壊れた機材を修理し、ハンマーなどのメンテナンスを終え、整理整頓し、何もやることがなくなったことを確認したあとで、スタッフに『明日もやらせていただきます』『ご指導ご鞭撻ください』と深々とお辞儀をする姿を、疲れ果てて休んでいた私たちボランティアは何度も目にしました。
被災者、そして若いボランティアたちは、慣れない生活、業務、被災地の現実に直面しながらも、尾畠さんのひたむきな支援の姿勢、そして何も文句を言わずにできることをまっとうしようとする後ろ姿に勇気づけられるのです。『尾畠春夫』という生き方そのものが、他者の力になっていくのだと信じています」 以 上
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
PRESIDENT Online 2019.2.1 プレジデント編集部
ご参考URL=https://president.jp/articles/-/27394?page=4
【昨Blog のつづき】
なんとなく柔らかそうな草を指差す取材班。
「この三つ葉のクローバーでしょうか」と聞くと、
「そう。正式名称はシロツメクサ」と、尾畠さんはシロツメクサをとって食べ始めた。取材班も恐る恐る口にしてみる。
「昨日、ここで猫がしょんべんしたかもしれんね(笑)。美味しい?」と、尾畠さんが問うので、
「……はい。美味しいです」と、答えると、
「美味しいわけないだろ! こんなものが美味しいわけがない。私は美味しいものなんて食べない。体にいいものを食べる。あなたもシロツメクサをみただけでこの草が食べられると言ったけど、五感を使わないといけない。目でみて、においを嗅いで、トゲがないか触って、食べるか決める。親からせっかくもらった体があるのに、見た目だけで判断、聞いたことだけで判断、これが一番危ない。日本人が忘れてしまっていること。お金がなくても、物がなくても、五感を大切にして、知恵を出すこと。『なせば成る、なさねば成らぬ何ごとも。成らぬは人のなさぬなりけり』という言葉通りだと思う」
ボランティアの前にボランティアをする
尾畠さんの一日を、尾畠さんの近くでボランティアをしていたという人に教えてもらった。彼は尾畠さんの存在を知って、東京からボランティアをしにやってきたという。
「朝は9時に呉ポートピアパークで受付をし、そのあと呉市の天応市民センターで、作業の内容と場所が決まり、15時まで作業をします。尾畠さんはいつも一番大変そうな作業を率先してやると手をあげています。先ほど雑談をしていたら、昨日の睡眠時間は3時間だそうです。朝5時に起きて、川に流されてしまったという子どもの捜索をしていたのです。捜索のあとで、通常のボランティア活動をし、15時が過ぎても作業を止めずに17時まで居残りで黙々と頑張っています」
「現在の作業は、重機が入れないような住宅の床下の土砂をひたすら外に出すことです。作業前に、『連絡係』というリーダー的な存在を決めるのですが、尾畠さんは自分から手をあげることは私の前ではなかったです。連絡係にならないと、必然的に尾畠さんは、自分より2回りも3回りも若い人の指揮系統下にはいることになります。尾畠さんが自分より若い人の話をきちんと聞き、深々とお辞儀をしているのをみると胸が熱くなります。尾畠さんは常々『リーダーは女性がいい』とおっしゃっています。とは言うものの、抜群の経験と能力がありますから、現場では、みんな、尾畠さんに頼ることになってしまうのですけど」
尾畠春夫という生き方とは
2年前に起きた熊本地震で、尾畠さんとともにボランティア活動をした深作光輝ヘスス氏は、尾畠さんが「(ボランティアを)やらせていただきます」「(若い相手に向かって)ご指導ご鞭撻ください」と平身低頭して発する言葉に感銘を受けたという。
「被災地は肉体的にも精神的にもギリギリのところまで追い詰められます。ある社会協議会の職員は、自らが被災者であり、父を亡くしたにもかかわらず、『支援者』でもありました。父の葬儀のために一日休んだのみで3カ月無休の勤務を続けていました。それが被災地の現実なのです。
一日の作業を終えたあとで、尾畠さんが、その日壊れた機材を修理し、ハンマーなどのメンテナンスを終え、整理整頓し、何もやることがなくなったことを確認したあとで、スタッフに『明日もやらせていただきます』『ご指導ご鞭撻ください』と深々とお辞儀をする姿を、疲れ果てて休んでいた私たちボランティアは何度も目にしました。
被災者、そして若いボランティアたちは、慣れない生活、業務、被災地の現実に直面しながらも、尾畠さんのひたむきな支援の姿勢、そして何も文句を言わずにできることをまっとうしようとする後ろ姿に勇気づけられるのです。『尾畠春夫』という生き方そのものが、他者の力になっていくのだと信じています」 以 上
尾畠春夫さん「一番怖いものは自分」2
2019年2月2日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
PRESIDENT Omlne 尾畠春夫さん「一番怖いものは自分」(つづき)
ご参考URL=https://president.jp/articles/-/27394?page=3
月5万5000円年金の使い道
尾畠さんのボランティア作業のモットーは「自己完結」だ。宿泊場所は自分の軽自動車の車内。昼食は、地元大分の激安スーパーで買った5袋158円のインスタント麺、パックのご飯に梅干しだ。作業道具も自ら持ち寄り、メンテナンスを繰り返す。着ている服は拾ったもの。特別扱いを心底嫌い、プレゼントは受け取らない。
「現場で、カッターの切れが悪くなったら、どうやって研ぐか知っている?」と尾畠さんは私たちに問うた。答えがわからないので、当てずっぽうで「現場に落ちている石を使うのですか」と返すと「違う!」とハリのある声で教えてくれる。
「カッターはコンクリートで研ぐ。そうするといくらでも切れるようになる。昔、魚屋を開こうと考えていたとき、お金を貯めるために東京で鳶職をしていたことがあって、そこでの経験が生きている。今日も現場で、重たい土砂をどうやって運ぶかっていうときに、ここにあるフックをうまく使って運び出した。『物は有限、知恵は無限』。これは大事な言葉だと思う」
そう言うと、尾畠さんは、ジッと私たち取材陣を強い目でみながら、日本社会に警鐘を鳴らした。
「日本で原油が出るって知っていますか。新潟です。新潟で出るんです。でも少ししか出ない。とても足りない。日本は物がない国。だけど『物がないからできない』じゃない。物がないなら知恵を使うのです」
尾畠さんは、1カ月5万5000円の年金生活だ。そこから、電気代、ガス代、水道料金、ボランティアへ駆けつける車のガソリン代などの維持費、家の固定資産税を払う。一切、人の世話にはならない。お金が足りなくなれば食費を削って「調整する」という。
「私にしてみれば、梅干しとパックのご飯、そして、フランス料理を食べたいなって思ったときは、そこのインスタントラーメンを食べるのです(笑)。私は美味しいものなんて食べない。体にいいものを食べる。体にいいものかどうかをどう判断するか? それは人間に備わった五感です。日本人が忘れてしまっている五感を頼りにするんです。あなたがた、そこに生えている草でどれが食べられる草か、あなたわかりますか」 つづく
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
PRESIDENT Omlne 尾畠春夫さん「一番怖いものは自分」(つづき)
ご参考URL=https://president.jp/articles/-/27394?page=3
月5万5000円年金の使い道
尾畠さんのボランティア作業のモットーは「自己完結」だ。宿泊場所は自分の軽自動車の車内。昼食は、地元大分の激安スーパーで買った5袋158円のインスタント麺、パックのご飯に梅干しだ。作業道具も自ら持ち寄り、メンテナンスを繰り返す。着ている服は拾ったもの。特別扱いを心底嫌い、プレゼントは受け取らない。
「現場で、カッターの切れが悪くなったら、どうやって研ぐか知っている?」と尾畠さんは私たちに問うた。答えがわからないので、当てずっぽうで「現場に落ちている石を使うのですか」と返すと「違う!」とハリのある声で教えてくれる。
「カッターはコンクリートで研ぐ。そうするといくらでも切れるようになる。昔、魚屋を開こうと考えていたとき、お金を貯めるために東京で鳶職をしていたことがあって、そこでの経験が生きている。今日も現場で、重たい土砂をどうやって運ぶかっていうときに、ここにあるフックをうまく使って運び出した。『物は有限、知恵は無限』。これは大事な言葉だと思う」
そう言うと、尾畠さんは、ジッと私たち取材陣を強い目でみながら、日本社会に警鐘を鳴らした。
「日本で原油が出るって知っていますか。新潟です。新潟で出るんです。でも少ししか出ない。とても足りない。日本は物がない国。だけど『物がないからできない』じゃない。物がないなら知恵を使うのです」
尾畠さんは、1カ月5万5000円の年金生活だ。そこから、電気代、ガス代、水道料金、ボランティアへ駆けつける車のガソリン代などの維持費、家の固定資産税を払う。一切、人の世話にはならない。お金が足りなくなれば食費を削って「調整する」という。
「私にしてみれば、梅干しとパックのご飯、そして、フランス料理を食べたいなって思ったときは、そこのインスタントラーメンを食べるのです(笑)。私は美味しいものなんて食べない。体にいいものを食べる。体にいいものかどうかをどう判断するか? それは人間に備わった五感です。日本人が忘れてしまっている五感を頼りにするんです。あなたがた、そこに生えている草でどれが食べられる草か、あなたわかりますか」 つづく
尾畠春夫さん「一番怖いものは自分」1
2019年2月1日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
PRESIDENT Online 2019.2.1 プレジデント編集部 2019/02/01 09:15
ご参考URL=https://president.jp/articles/-/27394
尾畠春夫さん 「 一 番 怖 い も の は 自 分 」
年金月5万5000円の使い道
山口県周防大島町で行方不明となった2歳の藤本理稀ちゃんを捜索開始から30分で発見したスーパーボランティアの尾畠春夫さん。余生を人のために捧げるその行動力と精神の源泉に迫る。
なぜ、行方不明の男児を探せたか
スーパーボランティア・尾畠春夫さんは、山口県周防大島町で行方不明となった2歳の男の子藤本理稀(よしき)ちゃんを捜索開始から約30分で発見した当時をこう振り返った。
「小さい子が3日も食ってなくて生きていたのは、水分だけはとっていたということ。水深が浅いところの水ってどうやって飲むかわかる?」
プレジデント誌取材班が「しゃがんで水を手ですくう感じですかね」と答えると、
「それだと、泥が水に混じってしまうんだ」「そういった(水深の)浅いところの水を飲むには、地べたにうつ伏せに寝る。頭は上流に、足は下流のほうに向けて。そうしないとうまく飲めない。だから、それをあの子はきちんとできていたってことだ。すごいことだよ、それは」と話す。
プロの救急部隊が何日間もまったく見つけられなかった子どもを、いとも簡単に発見した。
「経験から幼い子は上に登るというのはわかっていた。でも発見できたのは、私の力は20%ぐらい(しか果たしていない)。あとはお天道さまのおかげ。お天道さまはあのときも私の足元を照らして『ずっとこの道を行きなさい』と私を導いた。少し歩くと『僕、ココ!』という子どもの声が私の耳には聞こえた。本当は聞こえるわけがないはずなのに、五感を研ぎ澄ますことで、自然の風が私の耳まで届けてくれたんだな」
2018年6月28日から7月8日にかけて、台風7号と停滞した前線によって西日本を中心に広い範囲で記録的な大雨が降った。特に広島県の被害は甚大で、土砂崩れなどによる死者は108名(全国で221名)にのぼった。取材時(2018年8月29日)時点でも、困窮している住民が呉市にはいた。多くの県の災害ボランティアが次々と活動を終了する中、呉市では引き続きボランティア募集が実施されていた。尾畠さんは、そんな状況の呉市天応地区で土砂の運び出しなどをしているのだ。
尾畠さんが一番怖いもの
尾畠さんのヘルメットには大きく「絆」という漢字が記されている。
「私はボランティア仲間や被災した人たちとのつながりを大事にしている。出会って最初のうちは向こうは警戒しているし、こっちも緊張している。でも敬語を使わずに、目を見てお互いモノを言えるようになるまで一日一日を大切にしていく。(ボランティアした)結果をみて、(ボランティアを)させてもらったところのオヤッサンやネエサンが、こんなことまでしてくれたのかと喜んでくれるのが最高の瞬間だ」
尾畠さんが寝泊まりする軽自動車には、近隣住民とボランティア仲間が絶え間なく訪れ、冗談を言い合ったり、尾畠さんに相談ごとをしたりしては帰っていく。その中には、小学校1年生の女の子・ゆうなちゃんが、母親と毎日訪れていたという。
おばたさん さっきはあめとじゅうすとたくさん ありがとうございます うれしすぎてたべるのがもったいないです☆ おばたさんだいすき ゆうなより
という尾畠さんの似顔絵入りの手紙が軽自動車に貼ってある。別の女の子が「尾畠さーん」と声をかけると「わあ、お人形さんみたいに可愛い子だね」と大袈裟に接してみせる尾畠さん。子どもに囲まれる尾畠さんをみたボランティアが「モテますね(笑)」と声をかけると、
持っているものはすべて分け与えてしまう尾畠さんへの感謝の手紙。
「私のところなんか来なくていいのに。こんな私みたいなバカなおっさん……」と顔をクシャクシャにして照れる。取材班が、
「報道で尾畠さんを知って、尾畠さんのライフスタイルにあこがれを持つ人が出てきていますね」と言うと、
「テレビもラジオもみないし、聞かないから何が何だかまったくわからない。ただ毎日ボランティアをさせてもらっているだけ。そうしたら、町内の人やら報道関係の人が、みなさん訪ねてきてくれるので、ここに座って話しています。来る人拒まず、去る人追わず。声をかけられたら『ありがとう』だし、仕事が終わったら『お疲れ様』です。当たり前でしょ。テレビの人だってみんな相手にしなくていいと言うけど、重いカメラを背負って頑張っているんです」と尾畠さん。
一日の疲れがピークに達したであろうときにですら、どんな相手に対しても分け隔てなく、時には「オヤジギャグ」を交えながらハキハキと言葉を交わす姿に「そこまでしなくても……」と問いかけると、
「正直言えば、私は私が怖いんです。放っておくと悪いことをするのではないかという恐怖です。毎日自分を振り返っては、自分自身が悪いことをしたととにかく叱りつけている。これからも私は常にボランティアをして、感謝を続けるしかないんです」 つづく
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
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PRESIDENT Online 2019.2.1 プレジデント編集部 2019/02/01 09:15
ご参考URL=https://president.jp/articles/-/27394
尾畠春夫さん 「 一 番 怖 い も の は 自 分 」
年金月5万5000円の使い道
山口県周防大島町で行方不明となった2歳の藤本理稀ちゃんを捜索開始から30分で発見したスーパーボランティアの尾畠春夫さん。余生を人のために捧げるその行動力と精神の源泉に迫る。
なぜ、行方不明の男児を探せたか
スーパーボランティア・尾畠春夫さんは、山口県周防大島町で行方不明となった2歳の男の子藤本理稀(よしき)ちゃんを捜索開始から約30分で発見した当時をこう振り返った。
「小さい子が3日も食ってなくて生きていたのは、水分だけはとっていたということ。水深が浅いところの水ってどうやって飲むかわかる?」
プレジデント誌取材班が「しゃがんで水を手ですくう感じですかね」と答えると、
「それだと、泥が水に混じってしまうんだ」「そういった(水深の)浅いところの水を飲むには、地べたにうつ伏せに寝る。頭は上流に、足は下流のほうに向けて。そうしないとうまく飲めない。だから、それをあの子はきちんとできていたってことだ。すごいことだよ、それは」と話す。
プロの救急部隊が何日間もまったく見つけられなかった子どもを、いとも簡単に発見した。
「経験から幼い子は上に登るというのはわかっていた。でも発見できたのは、私の力は20%ぐらい(しか果たしていない)。あとはお天道さまのおかげ。お天道さまはあのときも私の足元を照らして『ずっとこの道を行きなさい』と私を導いた。少し歩くと『僕、ココ!』という子どもの声が私の耳には聞こえた。本当は聞こえるわけがないはずなのに、五感を研ぎ澄ますことで、自然の風が私の耳まで届けてくれたんだな」
2018年6月28日から7月8日にかけて、台風7号と停滞した前線によって西日本を中心に広い範囲で記録的な大雨が降った。特に広島県の被害は甚大で、土砂崩れなどによる死者は108名(全国で221名)にのぼった。取材時(2018年8月29日)時点でも、困窮している住民が呉市にはいた。多くの県の災害ボランティアが次々と活動を終了する中、呉市では引き続きボランティア募集が実施されていた。尾畠さんは、そんな状況の呉市天応地区で土砂の運び出しなどをしているのだ。
尾畠さんが一番怖いもの
尾畠さんのヘルメットには大きく「絆」という漢字が記されている。
「私はボランティア仲間や被災した人たちとのつながりを大事にしている。出会って最初のうちは向こうは警戒しているし、こっちも緊張している。でも敬語を使わずに、目を見てお互いモノを言えるようになるまで一日一日を大切にしていく。(ボランティアした)結果をみて、(ボランティアを)させてもらったところのオヤッサンやネエサンが、こんなことまでしてくれたのかと喜んでくれるのが最高の瞬間だ」
尾畠さんが寝泊まりする軽自動車には、近隣住民とボランティア仲間が絶え間なく訪れ、冗談を言い合ったり、尾畠さんに相談ごとをしたりしては帰っていく。その中には、小学校1年生の女の子・ゆうなちゃんが、母親と毎日訪れていたという。
おばたさん さっきはあめとじゅうすとたくさん ありがとうございます うれしすぎてたべるのがもったいないです☆ おばたさんだいすき ゆうなより
という尾畠さんの似顔絵入りの手紙が軽自動車に貼ってある。別の女の子が「尾畠さーん」と声をかけると「わあ、お人形さんみたいに可愛い子だね」と大袈裟に接してみせる尾畠さん。子どもに囲まれる尾畠さんをみたボランティアが「モテますね(笑)」と声をかけると、
持っているものはすべて分け与えてしまう尾畠さんへの感謝の手紙。
「私のところなんか来なくていいのに。こんな私みたいなバカなおっさん……」と顔をクシャクシャにして照れる。取材班が、
「報道で尾畠さんを知って、尾畠さんのライフスタイルにあこがれを持つ人が出てきていますね」と言うと、
「テレビもラジオもみないし、聞かないから何が何だかまったくわからない。ただ毎日ボランティアをさせてもらっているだけ。そうしたら、町内の人やら報道関係の人が、みなさん訪ねてきてくれるので、ここに座って話しています。来る人拒まず、去る人追わず。声をかけられたら『ありがとう』だし、仕事が終わったら『お疲れ様』です。当たり前でしょ。テレビの人だってみんな相手にしなくていいと言うけど、重いカメラを背負って頑張っているんです」と尾畠さん。
一日の疲れがピークに達したであろうときにですら、どんな相手に対しても分け隔てなく、時には「オヤジギャグ」を交えながらハキハキと言葉を交わす姿に「そこまでしなくても……」と問いかけると、
「正直言えば、私は私が怖いんです。放っておくと悪いことをするのではないかという恐怖です。毎日自分を振り返っては、自分自身が悪いことをしたととにかく叱りつけている。これからも私は常にボランティアをして、感謝を続けるしかないんです」 つづく
「日本生涯現役推進協議会」 会報 180
2019年1月31日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
******************************************************************
日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会
ヘ ッ ド ラ イ ン ニ ュ ー ス
事務局報告 第180 号 2019年 1月31日発行
******************************************************************
◎ 2 0 1 9 / 1 / 1 ~ 2 0 1 9 / 1 / 3 1 の当Blog「タイトル掲載一覧表」
日 付 タ イ ト ル
2019年1月31日 「日本生涯現役推進協議会」 会報 180
2019年1月30日 NPOライフ・ベンチャー・クラブ会報160
2019年1月29日 ZakZak 【定年後・自走人生の勧め】③
2019年1月28日 ZakZak 【定年後・自走人生の勧め】②
2019年1月27日 ZakZak 【定年後・自走人生の勧め】①
2019年1月26日 生涯現役88歳:女性綺麗で生き生きと
2019年1月25日 人生百年時代に蓄える見えない貯金2
2019年1月24日 人生百年時代に蓄える見えない貯金1
2019年1月23日 生涯現役目指すシニア人材:新規採用
2019年1月22日 金沢キミ子氏(79):シニアモデルショー
2019年1月21日 1/23(水)定例理事会・生涯現役塾案内
2019年1月20日 柳原正年氏:富山社会人大楽塾ご案内
2019年1月19日 人生100年時代での会社と社員の関係
2019年1月18日 女性自身誌:求められている「家事力」
2019年1月17日 家政婦は見た:市原悦子生涯現役女優
2019年1月16日 キャリア・ラーニング・システムで再開
2019年1月15日 日経Web 秋元康:好奇心消えたら定年
2019年1月14日 日経紙:人生100年時代に生涯現役を3
2019年1月13日 日経紙:人生100年時代に生涯現役を2
2019年1月12日 日経紙:人生100年時代に生涯現役を1
2019年1月11日 福島民友:生涯現役/社会参加の道開く
2019年1月10日 セルフメディケーションは今そして未来
2019年1月 9日 「元気創造・若者定住・生涯現役」戦略
2019年1月 8日 Zakzak by 夕刊フジ【生涯現役脳活➅】
2019年1月 7日 Sansan Innovation Project 2019 ご案内
2019年1月 6日 2/3:地方創生ベンチャーサミット2019
2019年1月 5日 日本で最も「SDGsウォッシュ」なのは?
2019年1月 4日 加藤特許事務所:知財とびうめ便Vol.64
2019年1月 3日 高齢者雇用管理体制不備若者に皺寄
2019年1月 2日 Town News:”彩り鮮やか”個性派集団
2019年1月 1日 2019新発会案内と元旦7紙TOP・社説 以 上
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
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日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会
ヘ ッ ド ラ イ ン ニ ュ ー ス
事務局報告 第180 号 2019年 1月31日発行
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◎ 2 0 1 9 / 1 / 1 ~ 2 0 1 9 / 1 / 3 1 の当Blog「タイトル掲載一覧表」
日 付 タ イ ト ル
2019年1月31日 「日本生涯現役推進協議会」 会報 180
2019年1月30日 NPOライフ・ベンチャー・クラブ会報160
2019年1月29日 ZakZak 【定年後・自走人生の勧め】③
2019年1月28日 ZakZak 【定年後・自走人生の勧め】②
2019年1月27日 ZakZak 【定年後・自走人生の勧め】①
2019年1月26日 生涯現役88歳:女性綺麗で生き生きと
2019年1月25日 人生百年時代に蓄える見えない貯金2
2019年1月24日 人生百年時代に蓄える見えない貯金1
2019年1月23日 生涯現役目指すシニア人材:新規採用
2019年1月22日 金沢キミ子氏(79):シニアモデルショー
2019年1月21日 1/23(水)定例理事会・生涯現役塾案内
2019年1月20日 柳原正年氏:富山社会人大楽塾ご案内
2019年1月19日 人生100年時代での会社と社員の関係
2019年1月18日 女性自身誌:求められている「家事力」
2019年1月17日 家政婦は見た:市原悦子生涯現役女優
2019年1月16日 キャリア・ラーニング・システムで再開
2019年1月15日 日経Web 秋元康:好奇心消えたら定年
2019年1月14日 日経紙:人生100年時代に生涯現役を3
2019年1月13日 日経紙:人生100年時代に生涯現役を2
2019年1月12日 日経紙:人生100年時代に生涯現役を1
2019年1月11日 福島民友:生涯現役/社会参加の道開く
2019年1月10日 セルフメディケーションは今そして未来
2019年1月 9日 「元気創造・若者定住・生涯現役」戦略
2019年1月 8日 Zakzak by 夕刊フジ【生涯現役脳活➅】
2019年1月 7日 Sansan Innovation Project 2019 ご案内
2019年1月 6日 2/3:地方創生ベンチャーサミット2019
2019年1月 5日 日本で最も「SDGsウォッシュ」なのは?
2019年1月 4日 加藤特許事務所:知財とびうめ便Vol.64
2019年1月 3日 高齢者雇用管理体制不備若者に皺寄
2019年1月 2日 Town News:”彩り鮮やか”個性派集団
2019年1月 1日 2019新発会案内と元旦7紙TOP・社説 以 上
NPOライフ・ベンチャー・クラブ会報160
2019年1月30日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 諸 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
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N P O 法 人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ
ホ ッ ト ラ イ ン ニ ュ ー ス
事 務 局 報 告 第 160 号 2019年 1月30日 発行
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◎ 1 / 23 開 催: 1月生涯現役協・NPO/LVC合同理事会報告
1月両団体合同理事会議事録
日 時 2019年1月23(水)15時00分~17時20分
会 場 ライフ・ベンチャー事務所
参加者 東瀧代表、中上、新川、内山、持田、水上、糟谷、野口司、野口雄一、
松延、尾田、増田( 計12名。敬称略、順不同 )
内 容
1.報告事項
(1)代表から両団体「平成30年収支計算書」について報告
(2)松延会員からLVCサイト説明(野口司・持田・新川理事から意見あり)
*説明は概略のみ。詳細は生涯現役塾においてとなる。
3.協議事項
(1)4/20開催予定の生涯現役サミット企画に関する件
主として松延会員の「サミットのあり方についての提言」(①第10回記念サミットの計画再検討 ②わくわくする企画・誰もが参加したくなる企画等)について協議。
協議結果として、①4月サミットは理事会の総意で決定した人材会社を対象とした当初案のとおり実施する。日程変更等特段の変更はなし。実行委員会は委員長・持田理事、副実行委員長・新川理事、同野口司理事の体制を以てこれにあたることとする。②秋開催のサミットについては松延会員を中心に同氏の案を基にして推進。開催時期を早めることも可。女性客中心の集客方法の検討等内容次第でかなりの集客が見込まれる可能性はある。
(2)第398回生涯現役塾と今後のシリーズ塾企画の件
松延会員、尾田会員、糟谷理事をメンバーとする小委員会において、今後のシリーズ塾の年間計画(案)を作成、2月理事会に提示予定とする。直近に迫った398回塾は期日前にすみやかに別途(案)を作成、代表に提出、決済の後代表から会員宛周知徹底、実施のはこびとなる。
(3)会員総会開催に関する件
今年度は両団体同一日程の従前どおりの形とする(2月27日開催)。
事務的対応も含め尾田会員が毎週水曜日に出勤し、手伝うこととする。
*尾田会員は株式会社の生涯現役プロデューサー事業化推進の役割も担うとのこと(代表発表)
(4)その他(中上理事/H31/1/22開催高齢社会フォーラムin東京講演要旨の件)
講演は清家篤先生「豊かな長寿社会を将来世代に」。
健康寿命、職業寿命、資産寿命の説明と、従前の「産業資本主義の中でどう生きるか」から今後は「デジタル資本主義に変化した後の生き方をどうするか」を考えねばならない、との示唆がある。
以 上
******************************************************************
【講座案提言】
2019年1月30日
セカンドキャリア形成のための学びなおしプログラム(基礎講座)のご提案
富山社会人大楽塾
代表 柳原 正年
この講座の目的
富山の人材資源の活かし方に当たって、現在の在職者(特に40代、50代)の価値観が多様化するなか、個人の意識と企業の意識にミスマッチが生じている。
その理由は、この年代(40歳代、50歳代)は、従来型の経済成功モデルの呪縛から脱却できず、既に到達している社会の変化を乗り切る「人生100年時代の人生戦略構築」が理解できずにいる。(もちろん企業経営者自身の意識変革の遅れもあるが)
これから必要なセカンドキャリアの形成は、旧意識の「終身雇用」を前提にしたキャリアアップではなく、個人の人生戦略に基づいたものでなければならない。すなわち、個人の「人生としての戦略・戦術」を明確にする意識改革の基礎(ベーシックプログラム)が最優先課題である。そのためには意識改革教育が必要である。
人生戦略構築は、本来大学や教育機関で人生学として、20代の就職活動の前提条件として行われるべきものであるが、その中身は「就活のテクニック」(面接法)を教えるに留まっている。要するにご都合主義であり、人生戦略とかけ離れたテクニック戦術に過ぎない。
セカンドキャリアの形成にあたっては、以上の人生構築講座(富山社会人大楽塾でいう人生100年時代のライフシフト・アクティブ人生企画講座)をおこなったうえで、セカンドキャリア形成に必要な要件(経験と学びなおし・企業等での人材の活かし方革命、そのための教育支援者とのマッチング)を整え、支援プログラムを作成すべきと考える。
東京にある「日本生涯現役推進協議会」(東瀧代表)は生涯現役プロデューサーを養成、ライフベンチャーの実践道場を開設している。これからのキャリアプランの作成にあたっては、頭でっかちの理論指導ではなく、実践道場で体験するシステムが求められている。
人生100年時代のキャリア形成のための学びなおしプログラム
基礎編
「人生100年時代の人生戦略・アクティブ人生構築講座」
~モードチェンジでライフシフト~
セカンドキャリア・スターティング講座
各講座90分(6単位)
1、人生100年時代の新しい生き方
なぜ生まれ、どう生きるのか、自分とは何者なのか、意味のある人生とは、人生の目的とは
2、あなたが輝くための自分自身のたな卸しとあなたの人生の輝基準
(幸福学)を考える
3、自分のやりたいことを発見する
人生を彩る価値観、重要な人生目標
4、戦略的「モードチェンジ」を図ろう
8つの輝き目標を設定しよう
第二も人生目標構築
5、人生後半を充実させるために、今やっておくべきこと
複線型人生設計の勧め
6、輝くための人生目標設定(スターティングノートの作成)
新しい時間の使い方「リ・クリエーション(再創造)」で幸福学の実践
講師は 富山社会人大楽塾 塾長 柳原正年
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 諸 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
******************************************************************
N P O 法 人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ
ホ ッ ト ラ イ ン ニ ュ ー ス
事 務 局 報 告 第 160 号 2019年 1月30日 発行
******************************************************************
◎ 1 / 23 開 催: 1月生涯現役協・NPO/LVC合同理事会報告
1月両団体合同理事会議事録
日 時 2019年1月23(水)15時00分~17時20分
会 場 ライフ・ベンチャー事務所
参加者 東瀧代表、中上、新川、内山、持田、水上、糟谷、野口司、野口雄一、
松延、尾田、増田( 計12名。敬称略、順不同 )
内 容
1.報告事項
(1)代表から両団体「平成30年収支計算書」について報告
(2)松延会員からLVCサイト説明(野口司・持田・新川理事から意見あり)
*説明は概略のみ。詳細は生涯現役塾においてとなる。
3.協議事項
(1)4/20開催予定の生涯現役サミット企画に関する件
主として松延会員の「サミットのあり方についての提言」(①第10回記念サミットの計画再検討 ②わくわくする企画・誰もが参加したくなる企画等)について協議。
協議結果として、①4月サミットは理事会の総意で決定した人材会社を対象とした当初案のとおり実施する。日程変更等特段の変更はなし。実行委員会は委員長・持田理事、副実行委員長・新川理事、同野口司理事の体制を以てこれにあたることとする。②秋開催のサミットについては松延会員を中心に同氏の案を基にして推進。開催時期を早めることも可。女性客中心の集客方法の検討等内容次第でかなりの集客が見込まれる可能性はある。
(2)第398回生涯現役塾と今後のシリーズ塾企画の件
松延会員、尾田会員、糟谷理事をメンバーとする小委員会において、今後のシリーズ塾の年間計画(案)を作成、2月理事会に提示予定とする。直近に迫った398回塾は期日前にすみやかに別途(案)を作成、代表に提出、決済の後代表から会員宛周知徹底、実施のはこびとなる。
(3)会員総会開催に関する件
今年度は両団体同一日程の従前どおりの形とする(2月27日開催)。
事務的対応も含め尾田会員が毎週水曜日に出勤し、手伝うこととする。
*尾田会員は株式会社の生涯現役プロデューサー事業化推進の役割も担うとのこと(代表発表)
(4)その他(中上理事/H31/1/22開催高齢社会フォーラムin東京講演要旨の件)
講演は清家篤先生「豊かな長寿社会を将来世代に」。
健康寿命、職業寿命、資産寿命の説明と、従前の「産業資本主義の中でどう生きるか」から今後は「デジタル資本主義に変化した後の生き方をどうするか」を考えねばならない、との示唆がある。
以 上
******************************************************************
【講座案提言】
2019年1月30日
セカンドキャリア形成のための学びなおしプログラム(基礎講座)のご提案
富山社会人大楽塾
代表 柳原 正年
この講座の目的
富山の人材資源の活かし方に当たって、現在の在職者(特に40代、50代)の価値観が多様化するなか、個人の意識と企業の意識にミスマッチが生じている。
その理由は、この年代(40歳代、50歳代)は、従来型の経済成功モデルの呪縛から脱却できず、既に到達している社会の変化を乗り切る「人生100年時代の人生戦略構築」が理解できずにいる。(もちろん企業経営者自身の意識変革の遅れもあるが)
これから必要なセカンドキャリアの形成は、旧意識の「終身雇用」を前提にしたキャリアアップではなく、個人の人生戦略に基づいたものでなければならない。すなわち、個人の「人生としての戦略・戦術」を明確にする意識改革の基礎(ベーシックプログラム)が最優先課題である。そのためには意識改革教育が必要である。
人生戦略構築は、本来大学や教育機関で人生学として、20代の就職活動の前提条件として行われるべきものであるが、その中身は「就活のテクニック」(面接法)を教えるに留まっている。要するにご都合主義であり、人生戦略とかけ離れたテクニック戦術に過ぎない。
セカンドキャリアの形成にあたっては、以上の人生構築講座(富山社会人大楽塾でいう人生100年時代のライフシフト・アクティブ人生企画講座)をおこなったうえで、セカンドキャリア形成に必要な要件(経験と学びなおし・企業等での人材の活かし方革命、そのための教育支援者とのマッチング)を整え、支援プログラムを作成すべきと考える。
東京にある「日本生涯現役推進協議会」(東瀧代表)は生涯現役プロデューサーを養成、ライフベンチャーの実践道場を開設している。これからのキャリアプランの作成にあたっては、頭でっかちの理論指導ではなく、実践道場で体験するシステムが求められている。
人生100年時代のキャリア形成のための学びなおしプログラム
基礎編
「人生100年時代の人生戦略・アクティブ人生構築講座」
~モードチェンジでライフシフト~
セカンドキャリア・スターティング講座
各講座90分(6単位)
1、人生100年時代の新しい生き方
なぜ生まれ、どう生きるのか、自分とは何者なのか、意味のある人生とは、人生の目的とは
2、あなたが輝くための自分自身のたな卸しとあなたの人生の輝基準
(幸福学)を考える
3、自分のやりたいことを発見する
人生を彩る価値観、重要な人生目標
4、戦略的「モードチェンジ」を図ろう
8つの輝き目標を設定しよう
第二も人生目標構築
5、人生後半を充実させるために、今やっておくべきこと
複線型人生設計の勧め
6、輝くための人生目標設定(スターティングノートの作成)
新しい時間の使い方「リ・クリエーション(再創造)」で幸福学の実践
講師は 富山社会人大楽塾 塾長 柳原正年
ZakZak 【定年後・自走人生の勧め】③
2019年1月29日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 諸 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
ご参考URL=https://www.zakzak.co.jp/eco/news/190126/eco1901260002-n1.html
★ シニア社員活性化最前線(下)
いよいよ新しい元号がスタートする。定年後研究所ではその新しい時代の定年を『定年3・0』とした。「人生100年、生涯現役」が当たり前になる時代の“定年後”をどう生きるか? 50代会社員本人たちの自覚はもちろんだが、企業としていかに支援するかも重要なポイントである。
定年後研究所が企画・制作した「キャリア・ラーニング・システム(Career Learning System、以下CLS)」の意図もそこにある。50代会社員の能力再開発を、職務領域の拡大につなげることで、会社人生を充実したものにしながら「自走人生」の準備を同時に行うというものだ。
前回紹介したCLSは、「精神安定性、開放性、協調性、まじめさ、外向性」からなる5つの性格特性(ビッグファイブ)を自己診断するものだ。診断を通じて、これまで気づかなかった自分の“2番目に”強い性格特性を発見する。その特性を学び(セカンド・ラーニング)、さらに伸ばすことによって、今後の仕事の領域の拡張を狙う。「50代会社員が持つ“仕事上有益な性格特性”を広げましょう」という“個人”に焦点をあてたものだ。
CLSには、もうひとつ“再開発すべき項目”に焦点をあてたプログラムがある。それが「エイト(8)コンテンツ」である。
第1の分野は、(1)キャリア形成(2)能力発見(3)コミュニケーションで、仕事の成果(生産性)を上げたり、能動的行動(自立)を促すための項目である。
第2の分野は、(4)ダイバーシティ(5)アンコンシャスバイアス(偏見)(6)ハラスメント。いわゆる「危機管理」項目である。
第3の分野は、これまでの経験やスキルを広範囲の仕事で生かすための項目で、(7)営業スタイルと(8)顧客理解の2つだ。
ビッグファイブで発見された2番目の性格特性を伸ばすために必要な項目を選んでラーニングするのだが、エイトコンテンツも“セルフ・ラーニング”形式で行われる。
50代会社員のラーニングの妨げとなるのが、前例踏襲型の保守的な考え方である。他にも、「決めつけ」や「無関心」、「表現力の乏しさ」などが挙げられる。逆に、「新しいことへの挑戦力」や「相手を褒める・認める力」、「情報発信・表現力」などを磨くことがプラスに働くといわれている。
エイトコンテンツのラーニングを通じて、プラス思考で人生を考え、「自走人生」を生きるための“もう一つの自分づくり”が実践できると確信している。
「定年」はゴールではなく、何にも束縛されない自由闊達(かったつ)な人生のスタートである。定年後研究所が提唱する『定年3・0』の時代がようやく見えてきた。
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 諸 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
ご参考URL=https://www.zakzak.co.jp/eco/news/190126/eco1901260002-n1.html
★ シニア社員活性化最前線(下)
いよいよ新しい元号がスタートする。定年後研究所ではその新しい時代の定年を『定年3・0』とした。「人生100年、生涯現役」が当たり前になる時代の“定年後”をどう生きるか? 50代会社員本人たちの自覚はもちろんだが、企業としていかに支援するかも重要なポイントである。
定年後研究所が企画・制作した「キャリア・ラーニング・システム(Career Learning System、以下CLS)」の意図もそこにある。50代会社員の能力再開発を、職務領域の拡大につなげることで、会社人生を充実したものにしながら「自走人生」の準備を同時に行うというものだ。
前回紹介したCLSは、「精神安定性、開放性、協調性、まじめさ、外向性」からなる5つの性格特性(ビッグファイブ)を自己診断するものだ。診断を通じて、これまで気づかなかった自分の“2番目に”強い性格特性を発見する。その特性を学び(セカンド・ラーニング)、さらに伸ばすことによって、今後の仕事の領域の拡張を狙う。「50代会社員が持つ“仕事上有益な性格特性”を広げましょう」という“個人”に焦点をあてたものだ。
CLSには、もうひとつ“再開発すべき項目”に焦点をあてたプログラムがある。それが「エイト(8)コンテンツ」である。
第1の分野は、(1)キャリア形成(2)能力発見(3)コミュニケーションで、仕事の成果(生産性)を上げたり、能動的行動(自立)を促すための項目である。
第2の分野は、(4)ダイバーシティ(5)アンコンシャスバイアス(偏見)(6)ハラスメント。いわゆる「危機管理」項目である。
第3の分野は、これまでの経験やスキルを広範囲の仕事で生かすための項目で、(7)営業スタイルと(8)顧客理解の2つだ。
ビッグファイブで発見された2番目の性格特性を伸ばすために必要な項目を選んでラーニングするのだが、エイトコンテンツも“セルフ・ラーニング”形式で行われる。
50代会社員のラーニングの妨げとなるのが、前例踏襲型の保守的な考え方である。他にも、「決めつけ」や「無関心」、「表現力の乏しさ」などが挙げられる。逆に、「新しいことへの挑戦力」や「相手を褒める・認める力」、「情報発信・表現力」などを磨くことがプラスに働くといわれている。
エイトコンテンツのラーニングを通じて、プラス思考で人生を考え、「自走人生」を生きるための“もう一つの自分づくり”が実践できると確信している。
「定年」はゴールではなく、何にも束縛されない自由闊達(かったつ)な人生のスタートである。定年後研究所が提唱する『定年3・0』の時代がようやく見えてきた。
ZakZak 【定年後・自走人生の勧め】②
2019年1月28日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 諸 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
★ シニア社員活性化最前線(中)
定年後研究所が企画・制作した「キャリア・ラーニング・システム」(Career Learning System、以下CLS)は、企業の人事部が50代社員のキャリア開発を目的として実施する研修プログラムだ。
CLSは「Eラーニング形式」による研修であるが、講師が映像で教えたりする従来の「教育・記憶型」のラーニングとは異なる。自分自身に問いかけるカタチでラーニングが進行していく「自立型能力開発」プログラムである。
CLSでは、まず「ビッグファイブ(B5)」と呼ばれる私たちの性格を構成する5つの要素を分析する。ビッグファイブは米の心理学者、ゴールドバーグ,L.R.が提唱したパーソナリティーの特性論で、「人間が持つさまざまな性格は5つの要素の組み合わせで構成されるとする」ものだ。これをもとに、50問ほどの質問に答えるカタチで“セルフ・ラーニング”がスタートする。
性格の要素は、ほぼ次の5因子で推し量ることができるとされている。
(1)精神安定性(ストレス耐性や不安・緊張の強さ)
(2)開放性(知的好奇心の強さや想像力)
(3)協調性(優しさや利他性、共感性)
(4)まじめさ(責任感の強さや自己統制力)
(5)外向性(社交性や活動性、積極性)
私たちは、この5つのうち「2番目に強い」要素に注目した。CLSの共同開発者である定年後研究所の小島貴子顧問(東洋大学准教授)は、「50歳以降は、それまで成果が出ていた能力とは違った領域での再開発が必要となってきます。その際、2番目の要素を向上させることによって、これまでの1番目の要素と相まって、仕事上有益に働く性格の要素が拡大し、職業能力の拡大が見込めるのです」と語る。
さらに「4番目、5番目などの弱い要素を鍛えるという考え方もあります。しかし、それは時間のある若い人たちのこと。50代以降の人にはあまり時間がありません。だから、成功の可能性が高い“2番目”にこだわったのです」という。
CLSの次のステップは、2番目に強い要素をさらに“磨く”ための「セカンド・ラーニング」である。例えば「外向性」が2番目の人には、外向性を理解し意識することで、今まで視野になかったことや避けてきたことを「自分の強み」に変えるためのラーニングを行う。具体的には、「相手も自分も不愉快にならない断り方」や「自分から話題を振る」「自分の意見を言う」といったことに“気づく”ためのラーニングだ。
CLSのセルフラーニングによって、新しい気づきが得られ、50代以降の「残された会社人生」および「定年後の自走人生」における「働きがい、生きがい」の拡張に役立てられる。定年後研究所が提唱している『定年3・0』を実践するうえでも心強い。 つづく
日本で初めての「50代以上会社員」に特化した、定年後ライフの準備支援機関。定年後の「自走人生」を目指すシニアを応援。ポータルサイト『定年3・0』(https://www.teinengo-lab.or.jp)を通じ、コミュニケーションスタイル診断アプリ「コミスタ」を無料提供中。
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 諸 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
★ シニア社員活性化最前線(中)
定年後研究所が企画・制作した「キャリア・ラーニング・システム」(Career Learning System、以下CLS)は、企業の人事部が50代社員のキャリア開発を目的として実施する研修プログラムだ。
CLSは「Eラーニング形式」による研修であるが、講師が映像で教えたりする従来の「教育・記憶型」のラーニングとは異なる。自分自身に問いかけるカタチでラーニングが進行していく「自立型能力開発」プログラムである。
CLSでは、まず「ビッグファイブ(B5)」と呼ばれる私たちの性格を構成する5つの要素を分析する。ビッグファイブは米の心理学者、ゴールドバーグ,L.R.が提唱したパーソナリティーの特性論で、「人間が持つさまざまな性格は5つの要素の組み合わせで構成されるとする」ものだ。これをもとに、50問ほどの質問に答えるカタチで“セルフ・ラーニング”がスタートする。
性格の要素は、ほぼ次の5因子で推し量ることができるとされている。
(1)精神安定性(ストレス耐性や不安・緊張の強さ)
(2)開放性(知的好奇心の強さや想像力)
(3)協調性(優しさや利他性、共感性)
(4)まじめさ(責任感の強さや自己統制力)
(5)外向性(社交性や活動性、積極性)
私たちは、この5つのうち「2番目に強い」要素に注目した。CLSの共同開発者である定年後研究所の小島貴子顧問(東洋大学准教授)は、「50歳以降は、それまで成果が出ていた能力とは違った領域での再開発が必要となってきます。その際、2番目の要素を向上させることによって、これまでの1番目の要素と相まって、仕事上有益に働く性格の要素が拡大し、職業能力の拡大が見込めるのです」と語る。
さらに「4番目、5番目などの弱い要素を鍛えるという考え方もあります。しかし、それは時間のある若い人たちのこと。50代以降の人にはあまり時間がありません。だから、成功の可能性が高い“2番目”にこだわったのです」という。
CLSの次のステップは、2番目に強い要素をさらに“磨く”ための「セカンド・ラーニング」である。例えば「外向性」が2番目の人には、外向性を理解し意識することで、今まで視野になかったことや避けてきたことを「自分の強み」に変えるためのラーニングを行う。具体的には、「相手も自分も不愉快にならない断り方」や「自分から話題を振る」「自分の意見を言う」といったことに“気づく”ためのラーニングだ。
CLSのセルフラーニングによって、新しい気づきが得られ、50代以降の「残された会社人生」および「定年後の自走人生」における「働きがい、生きがい」の拡張に役立てられる。定年後研究所が提唱している『定年3・0』を実践するうえでも心強い。 つづく
日本で初めての「50代以上会社員」に特化した、定年後ライフの準備支援機関。定年後の「自走人生」を目指すシニアを応援。ポータルサイト『定年3・0』(https://www.teinengo-lab.or.jp)を通じ、コミュニケーションスタイル診断アプリ「コミスタ」を無料提供中。
ZakZak 【定年後・自走人生の勧め】①
2019年1月27日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 諸 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
ZakZak by 夕刊フジ 2019.1.14 働き方改革最前線
ご参考=https://www.zakzak.co.jp/eco/news/190114/eco1901140003-n2.html
【定年後・自走人生のススメ】
「キャリア・ラーニング・システム」で自己能力を再開発
■ 得丸英司(とくまる・えいじ) 「一般社団法人定年後研究所」所長。星和ビジネスリンク取締役常務執行役員。1957年生まれ。大手生命保険会社で25年にわたり、法人・個人分野のFPコンサルティング部門に従事。日本FP協会常務理事、慶應義塾大学大学院講師などを歴任。日本FP協会特別顧問。
★ シニア社員活性化最前線(上)
昨年11月、東京都内のホールに企業の人事担当者約150人が集まった。定年後研究所が主催する「キャリア・ラーニング・システム公開セミナー」に参加いただいた人たちだ。キャリア・ラーニング・システム(Career Learning System、以下CLS)は、定年後研究所が50代現役会社員のキャリア開発のために企画・制作したラーニングシステムのことである。
働き方改革
役職定年や出向、配置転換などを原因としてモチベーションが下がったと感じる50代男性会社員は23・5-40・9%にも上り、「50代シンドローム」の危機が懸念されている(定年後研究所調べ)。にもかかわらず、雇用(定年)延長により60歳以降も在籍し続けるシニア社員が増えている。
「50代でモチベーションが下がってしまった社員を“長く抱える”ことにならないだろうか…」。このような人事担当者の本音が聞こえてきそうである。前述の公開セミナーに参加いただいた中にも、「今後は50代以上の社員のモチベーション維持や活性化が課題となってくる」と認識されている人が多数いた。
政府は、「働き方改革の第2弾として、65歳以上への継続雇用年齢の引き上げに向けた環境整備や、中途採用の大幅な拡大に取り組むなど、生涯現役時代の雇用改革を進める」(2018年10月15日第1回働き方改革フォローアップ会合より)とシニアの活躍を支援する動きを進めている。
さあ、そうなれば、あとは50代会社員“本人たちの問題”である。CLSの主題は、50代会社員が今まで以上に職務領域の拡大を狙える“人財”として成長し続けるための「50代再生プログラム」である。役職定年や出向などを経験して、「もう自分の会社人生はこれまでか…」などと50代シンドロームなどに惑わされている場合ではないのだ。
CLSの最大の特長は「Eラーニング形式」による研修である。といっても、講師が映像で教えたりする従来の「教育・記憶型」のラーニングとはまったく異なる。講師は「自らの経験と思考」であり、自分自身に問いかけるカタチでラーニングが進行していくのだ。自己の能力再開発を、自らの分析と傾向の把握によって、発見から再開発へと導いていく「自立型能力開発」プログラムである。
なぜ自立型なのか? これには理由がある。50代会社員になると、管理職の経験などで活躍してきた「自負」があるからだ。この自負は時として「頑固」となり「素直さ」の邪魔をする。従来の集合研修スタイルの研修を受講し、自分の能力や適性の棚卸しなどを矢継ぎ早に詰め込まれても、「満腹感」はあるものの「腑に落ちない」ままで研修を終えてしまう。結局、「なんとかなる。これまでもそうだったから」「まだ定年なんて先のことだし…」と自分に言い聞かせてしまうだけ。だからCLSでは自分自身が「講師」なのだ。
CLSの具体的内容については次回紹介する。
一般社団法人定年後研究所は、日本で初めての「50代以上会社員」に特化した、定年後ライフの準備支援機関。定年後の「自走人生」を目指すシニアを応援。ポータルサイト『定年3・0』(https://www.teinengo-lab.or.jp)を通じ、コミュニケーションスタイル診断アプリ「コミスタ」を無料提供中。 つづく
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 諸 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
ZakZak by 夕刊フジ 2019.1.14 働き方改革最前線
ご参考=https://www.zakzak.co.jp/eco/news/190114/eco1901140003-n2.html
【定年後・自走人生のススメ】
「キャリア・ラーニング・システム」で自己能力を再開発
■ 得丸英司(とくまる・えいじ) 「一般社団法人定年後研究所」所長。星和ビジネスリンク取締役常務執行役員。1957年生まれ。大手生命保険会社で25年にわたり、法人・個人分野のFPコンサルティング部門に従事。日本FP協会常務理事、慶應義塾大学大学院講師などを歴任。日本FP協会特別顧問。
★ シニア社員活性化最前線(上)
昨年11月、東京都内のホールに企業の人事担当者約150人が集まった。定年後研究所が主催する「キャリア・ラーニング・システム公開セミナー」に参加いただいた人たちだ。キャリア・ラーニング・システム(Career Learning System、以下CLS)は、定年後研究所が50代現役会社員のキャリア開発のために企画・制作したラーニングシステムのことである。
働き方改革
役職定年や出向、配置転換などを原因としてモチベーションが下がったと感じる50代男性会社員は23・5-40・9%にも上り、「50代シンドローム」の危機が懸念されている(定年後研究所調べ)。にもかかわらず、雇用(定年)延長により60歳以降も在籍し続けるシニア社員が増えている。
「50代でモチベーションが下がってしまった社員を“長く抱える”ことにならないだろうか…」。このような人事担当者の本音が聞こえてきそうである。前述の公開セミナーに参加いただいた中にも、「今後は50代以上の社員のモチベーション維持や活性化が課題となってくる」と認識されている人が多数いた。
政府は、「働き方改革の第2弾として、65歳以上への継続雇用年齢の引き上げに向けた環境整備や、中途採用の大幅な拡大に取り組むなど、生涯現役時代の雇用改革を進める」(2018年10月15日第1回働き方改革フォローアップ会合より)とシニアの活躍を支援する動きを進めている。
さあ、そうなれば、あとは50代会社員“本人たちの問題”である。CLSの主題は、50代会社員が今まで以上に職務領域の拡大を狙える“人財”として成長し続けるための「50代再生プログラム」である。役職定年や出向などを経験して、「もう自分の会社人生はこれまでか…」などと50代シンドロームなどに惑わされている場合ではないのだ。
CLSの最大の特長は「Eラーニング形式」による研修である。といっても、講師が映像で教えたりする従来の「教育・記憶型」のラーニングとはまったく異なる。講師は「自らの経験と思考」であり、自分自身に問いかけるカタチでラーニングが進行していくのだ。自己の能力再開発を、自らの分析と傾向の把握によって、発見から再開発へと導いていく「自立型能力開発」プログラムである。
なぜ自立型なのか? これには理由がある。50代会社員になると、管理職の経験などで活躍してきた「自負」があるからだ。この自負は時として「頑固」となり「素直さ」の邪魔をする。従来の集合研修スタイルの研修を受講し、自分の能力や適性の棚卸しなどを矢継ぎ早に詰め込まれても、「満腹感」はあるものの「腑に落ちない」ままで研修を終えてしまう。結局、「なんとかなる。これまでもそうだったから」「まだ定年なんて先のことだし…」と自分に言い聞かせてしまうだけ。だからCLSでは自分自身が「講師」なのだ。
CLSの具体的内容については次回紹介する。
一般社団法人定年後研究所は、日本で初めての「50代以上会社員」に特化した、定年後ライフの準備支援機関。定年後の「自走人生」を目指すシニアを応援。ポータルサイト『定年3・0』(https://www.teinengo-lab.or.jp)を通じ、コミュニケーションスタイル診断アプリ「コミスタ」を無料提供中。 つづく
生涯現役88歳:女性綺麗で生き生きと
2019年1月26日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 諸 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
Yahoo Japan ニュース 東海テレビ 1/25(金) 11:04 配信
ご参考URL= https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190125-00020597-tokaiv-soci
入社45年目…売上は月50万円超!“生涯現役”88歳の敏腕美容部員
「女性にはキレイで生き生きと」
名古屋に、化粧品販売員を続けている88歳の女性がいます。「たくさんの女性に化粧で生き生きと生活してほしい」と願う、敏腕キャリアウーマンを取材しました。
街をすたすたと歩いていくのは名古屋市昭和区の長浜京子さん。88歳にして化粧品メーカー・ポーラの現役販売員です。
長浜さん:
「ごめん下さい、お邪魔します。玄関変わった?」
客の吉田さん:
「変わってない変わってない」
毎日のようにお客さんのところへ足繁く通う長浜さん。この日は、30年の付き合いという名古屋市南区の吉田千恵子さん(62)の元へ。
月に1回は訪れ、お客さんに顔のマッサージ。若々しさを保つ方法を教えながら、肌にハリとツヤを取り戻していきます。
客の吉田さん:
「ありがたいです、そうそう行けないから、エステには」
長浜さん:
「おうちでマメにやれば絶対みんなきれいになるのよ」
お客さんの多くは、何十年もの長い関係。長年の付き合いだからこそ、肌の状態が手に取るように分かります。
長浜さん:
「ホワイトショットをした方がいいのよね、吉田さんの場合は。気になるって言ってたでしょ、細かいブツが。冬場は紫外線も弱いから今のうちにやっておくと効果的」
客の吉田さん:
「ずっと長浜さんを頼ってって言いながら(自分で)何もやらないからいつも怒られるけど…」
長浜さん:
「キレイになってほしいからね」
彼女が所属する名古屋の営業所には20人の販売員がいますが、長浜さんが最年長。入社45年目の大ベテランです。
もともとポーラの商品が好きだった長浜さん、別の会社で事務の仕事をしていましたが、43歳の時、担当してくれていた販売員に誘われてこの職に。60代になると毎月100万円以上を売上げ、今でも50万円を超える敏腕販売員です。
24年前に夫を亡くし、一人暮らしの長浜さん。もうひとつの若さのヒミツは、日課の体操です。
長浜さん:
「体動かさなあかん。健康のためにやるわけでしょ。ストレッチもやるのよ。寝てからすぐベッドの中で。(前屈しながら)こんな感じですよ」
88歳とは思えない体の柔らかさ…。
もちろん自分の化粧も念入りに。ちょっとした外出でも絶対に欠かしません。
長浜さん:
「私は欠かしたことない、若い時からお化粧は。気持ち的にしゃんとするじゃない。女を捨てるわけにはいかないもんね。やっぱり私は、女性にキレイでいて欲しいなと思って、お母さんたちはキレイで元気で生き生きと働いて欲しいなと思ってる。私はね、できたら生涯現役でと思っています」
女性が化粧でいつまでも生き生きとした人生を送れるように…。長浜さんが目指すのは”生涯現役”の販売員です。
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 諸 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
Yahoo Japan ニュース 東海テレビ 1/25(金) 11:04 配信
ご参考URL= https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190125-00020597-tokaiv-soci
入社45年目…売上は月50万円超!“生涯現役”88歳の敏腕美容部員
「女性にはキレイで生き生きと」
名古屋に、化粧品販売員を続けている88歳の女性がいます。「たくさんの女性に化粧で生き生きと生活してほしい」と願う、敏腕キャリアウーマンを取材しました。
街をすたすたと歩いていくのは名古屋市昭和区の長浜京子さん。88歳にして化粧品メーカー・ポーラの現役販売員です。
長浜さん:
「ごめん下さい、お邪魔します。玄関変わった?」
客の吉田さん:
「変わってない変わってない」
毎日のようにお客さんのところへ足繁く通う長浜さん。この日は、30年の付き合いという名古屋市南区の吉田千恵子さん(62)の元へ。
月に1回は訪れ、お客さんに顔のマッサージ。若々しさを保つ方法を教えながら、肌にハリとツヤを取り戻していきます。
客の吉田さん:
「ありがたいです、そうそう行けないから、エステには」
長浜さん:
「おうちでマメにやれば絶対みんなきれいになるのよ」
お客さんの多くは、何十年もの長い関係。長年の付き合いだからこそ、肌の状態が手に取るように分かります。
長浜さん:
「ホワイトショットをした方がいいのよね、吉田さんの場合は。気になるって言ってたでしょ、細かいブツが。冬場は紫外線も弱いから今のうちにやっておくと効果的」
客の吉田さん:
「ずっと長浜さんを頼ってって言いながら(自分で)何もやらないからいつも怒られるけど…」
長浜さん:
「キレイになってほしいからね」
彼女が所属する名古屋の営業所には20人の販売員がいますが、長浜さんが最年長。入社45年目の大ベテランです。
もともとポーラの商品が好きだった長浜さん、別の会社で事務の仕事をしていましたが、43歳の時、担当してくれていた販売員に誘われてこの職に。60代になると毎月100万円以上を売上げ、今でも50万円を超える敏腕販売員です。
24年前に夫を亡くし、一人暮らしの長浜さん。もうひとつの若さのヒミツは、日課の体操です。
長浜さん:
「体動かさなあかん。健康のためにやるわけでしょ。ストレッチもやるのよ。寝てからすぐベッドの中で。(前屈しながら)こんな感じですよ」
88歳とは思えない体の柔らかさ…。
もちろん自分の化粧も念入りに。ちょっとした外出でも絶対に欠かしません。
長浜さん:
「私は欠かしたことない、若い時からお化粧は。気持ち的にしゃんとするじゃない。女を捨てるわけにはいかないもんね。やっぱり私は、女性にキレイでいて欲しいなと思って、お母さんたちはキレイで元気で生き生きと働いて欲しいなと思ってる。私はね、できたら生涯現役でと思っています」
女性が化粧でいつまでも生き生きとした人生を送れるように…。長浜さんが目指すのは”生涯現役”の販売員です。
人生百年時代に蓄える見えない貯金2
2019年1月25日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 諸 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
(昨Blog につづく)
そうなることなく、定年退職後の人生を豊かで充実したものにするためには、死ぬまで「稼ぐ力」が必要となる。「稼ぐ力」があれば「名札」と「値札」が付くから、自分が勤める会社では余人をもって代えがたい人材となり、他社からも引く手あまたになる。起業することもできるので“定年”という概念はなくなる。
その「稼ぐ力」がないと、会社依存の人生、他人依存の人生、政府にいいように左右されてしまう人生になってしまう。だが、自分の人生は自分自身で操縦桿を握ってコントロールすべきである。
◆「稼ぐ力」は“見えない貯金”である
そもそも人生は、働くためではなく、楽しむためにある。
たとえば、イタリア人は人生をエンジョイすることしか考えていない。みんなそのために働いている。男性の多くは昼と夜に二つの仕事を持っているし、女性も子育てが終わったらせっせと働く。稼いだお金は貯金せず、人生を楽しむためにどんどん使う。夏のバケーションは1か月以上が当たり前で、長い人は2か月休む。最後は貯金がなくても年金があれば何とかなるさ、と考えているのだ。
しかし、そういう割り切った発想は、日本人にはできない。重い病気になるかもしれない、年金だけでは生活できなくなるかもしれない、といった「漠たる将来の不安」から大半の人が消費を節約して貯蓄に励み、個人金融資産が1800兆円以上に膨らんでいる。だが、これは間違っていると思う。
私は2004年に『50代からの選択』という本を書いたが、その要旨は、50歳までに出世していなければもう将来の見込みはないから、人生そのものをエンジョイしてハッピーに死ぬことを考えなさい、というものである。
それに対して近著『50代からの「稼ぐ力」』で伝えようとしたメッセージは、50歳までに出世していなくても「稼ぐ力」さえあれば、自分の好きな人生を生きることができるという、より前向きなものである。「稼ぐ力」は、50代になってから勉強しても遅くはないが、できればもっと早く、40代までに身につけることが望ましい。
定年退職後に限らず、どの年代でも「稼ぐ力」があるというのは、いわば柔道や空手の「黒帯」を持っているようなものだ。もし何らかのトラブルや転機に遭遇したとしても、黒帯の実力を持っていると余裕があるからビクビクしないで済み、人生が安定するのである。
要するに「稼ぐ力」があれば、それが一番の「蓄え」になるのだ。いわば“見えない貯金”である。ふだんは使わなくてもよいが、いざとなった時は繰り出せばよいのである。「稼ぐ力」は皆さんの人生設計において、金利が雀の涙ほどもつかない貯金や全くあてにできない年金よりも、よほど頼りになるのだ。
※大前研一・著『50代からの「稼ぐ力」』(小学館刊)より一部抜粋
【プロフィール】おおまえ・けんいち/1943年福岡県生まれ。1972年に経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。本社ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を歴任し、1994年退社。以後、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして幅広く活躍。現在、ビジネス・ブレークスルー(BBT)代表取締役会長、BBT大学学長などを務め、日本の将来を担う人材の育成に力を注いでいる。
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 諸 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
(昨Blog につづく)
そうなることなく、定年退職後の人生を豊かで充実したものにするためには、死ぬまで「稼ぐ力」が必要となる。「稼ぐ力」があれば「名札」と「値札」が付くから、自分が勤める会社では余人をもって代えがたい人材となり、他社からも引く手あまたになる。起業することもできるので“定年”という概念はなくなる。
その「稼ぐ力」がないと、会社依存の人生、他人依存の人生、政府にいいように左右されてしまう人生になってしまう。だが、自分の人生は自分自身で操縦桿を握ってコントロールすべきである。
◆「稼ぐ力」は“見えない貯金”である
そもそも人生は、働くためではなく、楽しむためにある。
たとえば、イタリア人は人生をエンジョイすることしか考えていない。みんなそのために働いている。男性の多くは昼と夜に二つの仕事を持っているし、女性も子育てが終わったらせっせと働く。稼いだお金は貯金せず、人生を楽しむためにどんどん使う。夏のバケーションは1か月以上が当たり前で、長い人は2か月休む。最後は貯金がなくても年金があれば何とかなるさ、と考えているのだ。
しかし、そういう割り切った発想は、日本人にはできない。重い病気になるかもしれない、年金だけでは生活できなくなるかもしれない、といった「漠たる将来の不安」から大半の人が消費を節約して貯蓄に励み、個人金融資産が1800兆円以上に膨らんでいる。だが、これは間違っていると思う。
私は2004年に『50代からの選択』という本を書いたが、その要旨は、50歳までに出世していなければもう将来の見込みはないから、人生そのものをエンジョイしてハッピーに死ぬことを考えなさい、というものである。
それに対して近著『50代からの「稼ぐ力」』で伝えようとしたメッセージは、50歳までに出世していなくても「稼ぐ力」さえあれば、自分の好きな人生を生きることができるという、より前向きなものである。「稼ぐ力」は、50代になってから勉強しても遅くはないが、できればもっと早く、40代までに身につけることが望ましい。
定年退職後に限らず、どの年代でも「稼ぐ力」があるというのは、いわば柔道や空手の「黒帯」を持っているようなものだ。もし何らかのトラブルや転機に遭遇したとしても、黒帯の実力を持っていると余裕があるからビクビクしないで済み、人生が安定するのである。
要するに「稼ぐ力」があれば、それが一番の「蓄え」になるのだ。いわば“見えない貯金”である。ふだんは使わなくてもよいが、いざとなった時は繰り出せばよいのである。「稼ぐ力」は皆さんの人生設計において、金利が雀の涙ほどもつかない貯金や全くあてにできない年金よりも、よほど頼りになるのだ。
※大前研一・著『50代からの「稼ぐ力」』(小学館刊)より一部抜粋
【プロフィール】おおまえ・けんいち/1943年福岡県生まれ。1972年に経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。本社ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を歴任し、1994年退社。以後、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして幅広く活躍。現在、ビジネス・ブレークスルー(BBT)代表取締役会長、BBT大学学長などを務め、日本の将来を担う人材の育成に力を注いでいる。
人生百年時代に蓄える見えない貯金1
2019年1月24日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 諸 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
NEWS ポストセブン 2019.01.24 16:00(大前研一氏著書『50代からの「稼ぐ力」』参考)
ご参考URL=https://www.news-postseven.com/archives/20190124_854104.html
人生100年時代に蓄えておきたい「見えない貯金」とは
厚生労働省が1月15日に公表した「就業者長期推計」によると、高齢者人口がピークを迎える2040年には、就業者の4人に1人が60歳以上になるという。学生バイトの定番だったファミレスやコンビニでも、高齢店員が増えている。安倍政権は高齢者の就業を推進しているが、経営コンサルタントの大前研一氏は、これは「政府が年金政策の失敗のツケを国民に回そうとしているだけ」と指摘する。
* * *
「70歳までの就業機会を確保する」──安倍晋三首相は自ら議長を務める「未来投資会議」の席上、こう述べた。『日本経済新聞』(2018年10月23日付)によると、65歳までの継続雇用を企業に義務付ける制度はそのままで、65歳以上の「シニア転職」を増やすのだという。会議では「70歳就業」に伴う年金制度についても話し合われ、現在65歳の受給開始年齢を高齢者が自ら選べる範囲を広げること(70歳以降に受け取るなど)も検討するという。
だが、騙されてはいけない。これは「65歳以上になっても働き続けて社会保障費の抑制に協力しろ」「年金は当てにするな」というメッセージであり、言い換えれば、もう定年退職後は年金だけに頼っていたら生活していけない時代になる、ということである。要は、政府が年金政策の失敗のツケを国民に回そうとしているだけの話なのだ。
「高齢社会白書」(2017年版)によると、高齢者世帯(65歳以上の者のみで構成するか、これに18歳未満の未婚者が加わった世帯)の平均年間所得(2014年)は297.3万円。これは、それ以外の世帯(母子世帯を除く)の平均644.7万円の5割弱でしかない。しかも、高齢者世帯の68%は総所得に占める公的年金・恩給の割合が80%以上となっている。
つまり、いま50代以下の人たちの大半は、この先、「生涯現役」や「雇用改革」を名目に年金の支給額が減額されたり受給開始年齢が引き上げられたりしたら、いわゆる「下流老人」になってしまい、場合によっては「老後破産」に追い込まれかねないのだ。 つづく
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NEWS ポストセブン 2019.01.24 16:00(大前研一氏著書『50代からの「稼ぐ力」』参考)
ご参考URL=https://www.news-postseven.com/archives/20190124_854104.html
人生100年時代に蓄えておきたい「見えない貯金」とは
厚生労働省が1月15日に公表した「就業者長期推計」によると、高齢者人口がピークを迎える2040年には、就業者の4人に1人が60歳以上になるという。学生バイトの定番だったファミレスやコンビニでも、高齢店員が増えている。安倍政権は高齢者の就業を推進しているが、経営コンサルタントの大前研一氏は、これは「政府が年金政策の失敗のツケを国民に回そうとしているだけ」と指摘する。
* * *
「70歳までの就業機会を確保する」──安倍晋三首相は自ら議長を務める「未来投資会議」の席上、こう述べた。『日本経済新聞』(2018年10月23日付)によると、65歳までの継続雇用を企業に義務付ける制度はそのままで、65歳以上の「シニア転職」を増やすのだという。会議では「70歳就業」に伴う年金制度についても話し合われ、現在65歳の受給開始年齢を高齢者が自ら選べる範囲を広げること(70歳以降に受け取るなど)も検討するという。
だが、騙されてはいけない。これは「65歳以上になっても働き続けて社会保障費の抑制に協力しろ」「年金は当てにするな」というメッセージであり、言い換えれば、もう定年退職後は年金だけに頼っていたら生活していけない時代になる、ということである。要は、政府が年金政策の失敗のツケを国民に回そうとしているだけの話なのだ。
「高齢社会白書」(2017年版)によると、高齢者世帯(65歳以上の者のみで構成するか、これに18歳未満の未婚者が加わった世帯)の平均年間所得(2014年)は297.3万円。これは、それ以外の世帯(母子世帯を除く)の平均644.7万円の5割弱でしかない。しかも、高齢者世帯の68%は総所得に占める公的年金・恩給の割合が80%以上となっている。
つまり、いま50代以下の人たちの大半は、この先、「生涯現役」や「雇用改革」を名目に年金の支給額が減額されたり受給開始年齢が引き上げられたりしたら、いわゆる「下流老人」になってしまい、場合によっては「老後破産」に追い込まれかねないのだ。 つづく
生涯現役目指すシニア人材:新規採用
2019年1月23日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 諸 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
プレスリリース・ニュースリリース配信:PR TIMES 2019年1月22日 17時16分
ご参考URL=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000491.000016751.html
人生に定年無し!生涯現役を目指すシニア人材を80名雇用!
65歳からの新入社員『エルダーシャイン』4月1日開始
~『65歳からの入社式』3月下旬開催(予定)~
株式会社パソナグループ(本社:東京都千代田区、代表取締役グループ代表 南部靖之)は、定年退職後に、これまでのキャリアを活かした働き方や、新たなキャリアに挑戦し、生涯現役での活躍を目指すシニア人材を雇用する『エルダーシャイン(社員/Shine)制度』を4月1日(月)より開始し、同社員を1月23日(水)より80名募集いたします。また、エルダーシャインとしてパソナグループに入社する方々を対象とした『65歳からの入社式』を3月下旬(予定)に、パソナグループJOB HUB SQUARE(東京・大手町)にて開催いたします。
15歳から64歳の生産年齢人口は、国立社会保障・人口問題研究所によると2040年には6000万人を割り込み、2015年と比べて約1750万人減少すると予想しており、日本社会の持続的な発展のためにはシニア人材の活躍が必要とされています。
また、パソナグループが実施したアンケートによると、定年後の再雇用制度の一般的な上限年齢である65歳を超えたあとも働き続けることを望む方は6割近くに上り、生涯現役で働き続けることができる仕組みが求められています。
そこでこの度、パソナグループは定年退職後も働く意欲のあるシニア人材の方を対象に、フルタイムでの勤務のほか、週に数日の勤務や短時間勤務など、それぞれのライフスタイルにあわせた働き方ができる『エルダーシャイン制度』を開始いたします。
制度名称の「シャイン」には、パソナグループの「社員」としてご活躍いただくと同時に、それぞれがイキイキと生涯現役で輝いてほしい(Shine)という想いが込められています。
同制度では「地方創生サービスクルー」「専門エキスパートクルー」「ベンチャークルー」の3コース(いずれも仮称)を用意しており、応募者は希望する仕事を選択することができます。
また、様々な経験を積まれた方々が、次のキャリアをパソナグループで安心してスタートできるよう、入社する方全員に「入社前研修」を実施するほか、健康に活躍し続けるための「ヘルスケアサポート」など、各種福利厚生を提供いたします。他にも、複雑な年金関係の手続き、確定申告や資産相続などの税金関係、加入保険の見直しなど、生活やお金等に関するアドバイスを行う「シニアライフサポート窓口」を独自に準備いたします。さらに、同時期に入社した方々の交流を促進する「エルダーシャイン同期会」を定期的に開催してまいります。
パソナグループでは同制度を通じて、生涯現役を目指すシニア人材が、それぞれのライフスタイルにあわせて第二の人生をイキイキと活躍できるようサポートすると共に、定年や年齢に関係なく活躍し続けられる社会を目指してまいります。
■ パソナグループ『エルダーシャイン(社員/Shine)制度』概要
開始: 2019年4月1日(月)
対象: 定年退職後に、これまでのキャリアを活かした働き方や、新たなキャリアに挑戦しようと考えている働く意欲のある方
内容: 以下3つのコースに分けて、パソナグループにて雇用する ※コース名はいずれも仮称
・「地方創生サービスクルー」/20名程度
U/Iターンを望む方などを対象に、パソナグループが地方創生事業に取り組む淡路島・京丹後市・東北地域・岡山県等で、地域活性コンサルタントやサービスクルー等として、イベント企画・施設運営業務に従事
・「専門エキスパートクルー」/50名程度
営業、財務、人事、広報、経営企画、知財、介護、保育、海外事業等、これまでのキャリアを通じて培った専門性に特化した業務に従事
・「ベンチャークルー」/10名程度
独立起業に向けたプラン策定、事業・収支計画等について専門コンサルタントから支援を受けながら起業を目指すコース。起業準備期間は、パソナグループの様々なベンチャー事業に従事し、実践を通じて学ぶ
特徴:
・柔軟な就業形態(フルタイムでの就業をはじめ、短時間勤務や週に数日勤務等、一人ひとりのご希望や条件に応じた雇用契約を締結)
・「入社前研修」(安心してイキイキと働くことができるよう、身だしなみやファッション 講座、IT・トレンド講座等を3日間に渡り実施)
・「シニアライフサポート窓口」(複雑な年金手続き、確定申告や資産相続などの税金関係、加入保険の見直し等のアドバイスを行う専用窓口)
・「ヘルスケアサポート」(産業医による医療相談、保健師・管理栄養士・スポーツトレーナーによる日常生活指導、ケアマネージャーによる仕事と介護の両立支援等)
・「住宅支援制度」(地方で勤務する場合には住宅支援制度を利用可能)
・「エルダーシャイン同期会」(同時期に入社された方々同士の交流会を定期開催)
・「ベネフィット・ステーション」(宿泊施設や飲食店、レジャー施設、介護・育児サービス等、約 140 万件のサービスを優待価格で利用できる福利厚生サービスを提供)
雇用形態: パソナグループ各社の契約社員 ※原則1年更新(雇用延長の期間制限は設けない)
給与: 就業内容、実働勤務日数および時間に応じて支給
募集人数: 年間80名程度
お問合せ: 株式会社パソナグループ グループ採用部 Tel 03-6734-0210 E-mail careersaiyo@pasonagroup.co.jp
■ 今後のスケジュール
・2月中 「募集説明会」実施(東京、大阪で開催予定)
・3月下旬 「入社前研修」実施(3日間)
・3月下旬 『65歳からの入社式』開催
・4月1日以降 就業開始
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 諸 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
プレスリリース・ニュースリリース配信:PR TIMES 2019年1月22日 17時16分
ご参考URL=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000491.000016751.html
人生に定年無し!生涯現役を目指すシニア人材を80名雇用!
65歳からの新入社員『エルダーシャイン』4月1日開始
~『65歳からの入社式』3月下旬開催(予定)~
株式会社パソナグループ(本社:東京都千代田区、代表取締役グループ代表 南部靖之)は、定年退職後に、これまでのキャリアを活かした働き方や、新たなキャリアに挑戦し、生涯現役での活躍を目指すシニア人材を雇用する『エルダーシャイン(社員/Shine)制度』を4月1日(月)より開始し、同社員を1月23日(水)より80名募集いたします。また、エルダーシャインとしてパソナグループに入社する方々を対象とした『65歳からの入社式』を3月下旬(予定)に、パソナグループJOB HUB SQUARE(東京・大手町)にて開催いたします。
15歳から64歳の生産年齢人口は、国立社会保障・人口問題研究所によると2040年には6000万人を割り込み、2015年と比べて約1750万人減少すると予想しており、日本社会の持続的な発展のためにはシニア人材の活躍が必要とされています。
また、パソナグループが実施したアンケートによると、定年後の再雇用制度の一般的な上限年齢である65歳を超えたあとも働き続けることを望む方は6割近くに上り、生涯現役で働き続けることができる仕組みが求められています。
そこでこの度、パソナグループは定年退職後も働く意欲のあるシニア人材の方を対象に、フルタイムでの勤務のほか、週に数日の勤務や短時間勤務など、それぞれのライフスタイルにあわせた働き方ができる『エルダーシャイン制度』を開始いたします。
制度名称の「シャイン」には、パソナグループの「社員」としてご活躍いただくと同時に、それぞれがイキイキと生涯現役で輝いてほしい(Shine)という想いが込められています。
同制度では「地方創生サービスクルー」「専門エキスパートクルー」「ベンチャークルー」の3コース(いずれも仮称)を用意しており、応募者は希望する仕事を選択することができます。
また、様々な経験を積まれた方々が、次のキャリアをパソナグループで安心してスタートできるよう、入社する方全員に「入社前研修」を実施するほか、健康に活躍し続けるための「ヘルスケアサポート」など、各種福利厚生を提供いたします。他にも、複雑な年金関係の手続き、確定申告や資産相続などの税金関係、加入保険の見直しなど、生活やお金等に関するアドバイスを行う「シニアライフサポート窓口」を独自に準備いたします。さらに、同時期に入社した方々の交流を促進する「エルダーシャイン同期会」を定期的に開催してまいります。
パソナグループでは同制度を通じて、生涯現役を目指すシニア人材が、それぞれのライフスタイルにあわせて第二の人生をイキイキと活躍できるようサポートすると共に、定年や年齢に関係なく活躍し続けられる社会を目指してまいります。
■ パソナグループ『エルダーシャイン(社員/Shine)制度』概要
開始: 2019年4月1日(月)
対象: 定年退職後に、これまでのキャリアを活かした働き方や、新たなキャリアに挑戦しようと考えている働く意欲のある方
内容: 以下3つのコースに分けて、パソナグループにて雇用する ※コース名はいずれも仮称
・「地方創生サービスクルー」/20名程度
U/Iターンを望む方などを対象に、パソナグループが地方創生事業に取り組む淡路島・京丹後市・東北地域・岡山県等で、地域活性コンサルタントやサービスクルー等として、イベント企画・施設運営業務に従事
・「専門エキスパートクルー」/50名程度
営業、財務、人事、広報、経営企画、知財、介護、保育、海外事業等、これまでのキャリアを通じて培った専門性に特化した業務に従事
・「ベンチャークルー」/10名程度
独立起業に向けたプラン策定、事業・収支計画等について専門コンサルタントから支援を受けながら起業を目指すコース。起業準備期間は、パソナグループの様々なベンチャー事業に従事し、実践を通じて学ぶ
特徴:
・柔軟な就業形態(フルタイムでの就業をはじめ、短時間勤務や週に数日勤務等、一人ひとりのご希望や条件に応じた雇用契約を締結)
・「入社前研修」(安心してイキイキと働くことができるよう、身だしなみやファッション 講座、IT・トレンド講座等を3日間に渡り実施)
・「シニアライフサポート窓口」(複雑な年金手続き、確定申告や資産相続などの税金関係、加入保険の見直し等のアドバイスを行う専用窓口)
・「ヘルスケアサポート」(産業医による医療相談、保健師・管理栄養士・スポーツトレーナーによる日常生活指導、ケアマネージャーによる仕事と介護の両立支援等)
・「住宅支援制度」(地方で勤務する場合には住宅支援制度を利用可能)
・「エルダーシャイン同期会」(同時期に入社された方々同士の交流会を定期開催)
・「ベネフィット・ステーション」(宿泊施設や飲食店、レジャー施設、介護・育児サービス等、約 140 万件のサービスを優待価格で利用できる福利厚生サービスを提供)
雇用形態: パソナグループ各社の契約社員 ※原則1年更新(雇用延長の期間制限は設けない)
給与: 就業内容、実働勤務日数および時間に応じて支給
募集人数: 年間80名程度
お問合せ: 株式会社パソナグループ グループ採用部 Tel 03-6734-0210 E-mail careersaiyo@pasonagroup.co.jp
■ 今後のスケジュール
・2月中 「募集説明会」実施(東京、大阪で開催予定)
・3月下旬 「入社前研修」実施(3日間)
・3月下旬 『65歳からの入社式』開催
・4月1日以降 就業開始