日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &  
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毎日紙2017年11月23日地方版
ご紹介URL=https://mainichi.jp/articles/20171123/ddl/k35/040/602000c
  東 日 本 大 震 災
      千の音色で復興支援 被災したマツで楽器制作 
          受け継ぐ絆リレー 下関で講演&バイオリンコンサート/山口


 東日本大震災の復興支援事業の一環「千の音色でつなぐ絆 講演&バイオリンコンサート」が22日、下関市豊田町の市立豊田中学校(村岡真樹校長)で開かれた。全校生徒120人や市民が、岩手県陸前高田市で被災したマツから作ったバイオリンの音に聴き入った。【反田昌平】

 下関市倫理法人会と下関市中央倫理法人会の主催。第1部では、被災したマツから作った楽器をバイオリニスト1000人がリレーのように受け継いでいくプロジェクト「千の音色でつなぐ絆」を運営する「命をつなぐ木魂(こだま)の会」の又川俊三会長が「震災直後と今」と題して講演した。又川会長は被災地の当時の様子と現在をスライドで示しながら復興の現状を語り「もう一度、立派な東北を作らなければならない。だから生涯、現役で先頭に立ってがんばります」などと話した。

 第2部のコンサートでは、仏在住のバイオリニスト、正戸里佳さんと、ピアニストの望月優芽子(ゆめこ)さんが共演した。正戸さんは「(復興と鎮魂の)祈りを込めて、語り掛けるような気持ちを持って弾きたい」と語り、計6曲を披露した。最後には東日本大震災からの復興を応援するチャリティーソング「花は咲く」を弾き、約30分のコンサートは幕を閉じた。

 正戸さんらには、生徒を代表して3年の有村穂乃香(ほのか)さん(15)が「今まで経験した事のない演奏で感動しました。今日は本当にありがとうございました」と礼を述べた。

 東日本大震災復興支援事業チャリティーコンサートと題した又川さんによる講演と正戸さんらによるコンサートは23日午後1時半から、下関市細江町の市生涯学習プラザ海のホールで開かれる。全席自由で当日券3500円。香河(かがわ)様宛 連絡先090・4103・5556。