日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &  
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苫小牧民報 :2017/12/1配信ご参考URL=https://www.tomamin.co.jp/news/area1/12716/
   シルバー人材センター、会員増強へ注力 自分のペースで社会参加-恵庭

 恵庭市シルバー人材センターは、「生涯現役」をキーワードに生きがいとしての第二の人生づくりをPRし会員増強の取り組みを進めている。定年延長の影響もあり2010年をピークに会員は減少し続けている中、自分のペースで働きながら、社会参加し続けられるという点を打ち出し、チラシの戸別配布などに取り組んでいる。

 同センターは市内に住む60歳以上が入会できる。自分の体力に合わせて仕事ができ、業務内容も軽作業から簡単な大工仕事などの技術分野、家事補助、子守、家庭教師など経験や能力を生かした仕事に就ける。

 週15時間働いた場合、1カ月の収入は約5万円となる。20年以上にわたって、庭木の剪定(せんてい)業務を年200件ほど手掛けてきた黄金北の男性(85)は「入会当初は剪定経験がなかったが、今ではとにかく面白く、第2の生きがいができたと感じている。好きなことをやらせてくれて持病も治り、とても張り合いがある日々を過ごせている」と語る。会員最高齢は男性90歳、女性83歳となっている。

 一方、定年延長などの影響で会員数は年々減少。ピーク時の10年度には774人がいたが、16年度末には600人に減少した。受注件数、契約金額は年々増加しており、特に14年12月から、それまでの請負に加え、指揮命令下で動く派遣業務もスタートしたことで年間受注件数は16年度3828件と復調している。

 こうしたことを背景に、近年同センターは会員増強に力を注ぐ。今年度はセンターを紹介するチラシの戸別配布をしているほか、昨年からは「元気な高齢者」をPRしようと「生き活きセンターまつり」をスタート。経験を重ねた能力、技術集団であるということを打ち出し、センターを知ってもらう新たな試みだ。同センターは「定年後も、培ってきた経験や能力を生かせる場がある。何もしないのはもったいない。経験を生かし、社会参加をする活動拠点としてセンターを知ってもらえるよう周知していきたい」と話している。

 定期的に説明会も開いている。問い合わせは同センター 電話0123(34)0311。