現代の名工:大森理容師・鈴木着付師
2017年11月6日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
YOMIURI ONLINE URL
= http://www.yomiuri.co.jp/local/ehime/news/20171105-OYTNT50097.html
◇ カット世界一 生涯理容師 大 森 利 夫 さん(69)
卓越した技能を持つ、その道の第一人者をたたえる厚生労働省の「現代の名工」に今年度、県内からは松山市北井門の理容師大森利夫さん(69)が選ばれた。「生涯現役」を目標に50年以上現場に立ち、はさみで自在に髪を切る。昨年にはカットの世界大会で金メダルを獲得するなど、高い技術は国内外で評価されている。(水谷弘樹)
大森さんは久万高原町出身。理容学校を卒業後、20歳で独立して松山市に店を構えた。「理容業界全体を良くしたい」との思いから、県理容生活衛生同業組合理事長などを務めるようになった。2006年には全国組織の理事長に就任した。
若者の理容室離れや後継者不足を食い止めるために全国の中学や高校の体験授業で講師を務めている。「手に職を付ければ生涯活躍できる仕事」と魅力を語る。
それを示そうと、国内大会で高齢層対象の部門を新設し、参加を呼びかけた。日本の衛生的で高度な技能を世界に発信しようと自身も昨年3月、韓国で開かれた「世界理容美容技術選手権大会」の50歳以上の部門に出場し、金メダルに輝いた。
会議や講演などで出張続きの多忙な毎日だが、「熱意を持ち、業界のために地道に活動を続けていく。『生涯現役』を自ら示していきたい」と張り切る。
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産経ニュース
URL= http://www.sankei.com/region/news/171106/rgn1711060004-n1.html
「着物は絶対に絶やさない」 現代の名工に着付師の鈴木則子さん(79)
厚生労働省が5日発表した平成29年度の「現代の名工」に選ばれた着付師の鈴木則子(のりこ)さん(79)=東京都葛飾区亀有=に、仕事へのこだわり、今後の抱負などを聞いた。
◇
「着物は日本の文化であり、民族衣装です。それを絶対に絶やしたくありません」
着物の着付けに携わって半世紀以上。鈴木さんは技術指導などで全国を駆け回る。専門学校で非常勤講師も務め、「最近は若い人も興味を持ってくれる。男の子も習いたいと言ってくれます」とにっこり。
着物の原点は、源氏物語などの平安文化を彩った装束(十二単(ひとえ)・束帯)。約40年前からこうした着装の技術を学び伝え、明治座(中央区)や国立劇場(千代田区)で発表会を催してきた。
古典にとどまらない。日々新しい帯結びにチャレンジしている。帯の幅は約30センチ、長さは約4メートル60センチ。この1本の生地を“キャンバス”に無限のアイデアが生まれる。
「街を歩いていてすてきな花があったとか、いろんなものを見る習慣があり、突然ピッと思いつく」
児童養護施設で暮らす子供たちの七五三を祝うため、昨年からボランティアで着付けを始めた。子供たちは晴れ着を身につけると、表情ががらりと変わる。「施設に入っている子はこういう機会がなかなかありません。思い出をしっかりと植え付けてあげたい」
年に1回、約200人で銀座を着物で練り歩く活動も続けてきた。「これからもどんどん広めて、着物人口を増やしていきたい。たぶん死ぬまでやるでしょう」。鈴木さんは生涯現役を誓った。(天野健作)
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◇ カット世界一 生涯理容師 大 森 利 夫 さん(69)
卓越した技能を持つ、その道の第一人者をたたえる厚生労働省の「現代の名工」に今年度、県内からは松山市北井門の理容師大森利夫さん(69)が選ばれた。「生涯現役」を目標に50年以上現場に立ち、はさみで自在に髪を切る。昨年にはカットの世界大会で金メダルを獲得するなど、高い技術は国内外で評価されている。(水谷弘樹)
大森さんは久万高原町出身。理容学校を卒業後、20歳で独立して松山市に店を構えた。「理容業界全体を良くしたい」との思いから、県理容生活衛生同業組合理事長などを務めるようになった。2006年には全国組織の理事長に就任した。
若者の理容室離れや後継者不足を食い止めるために全国の中学や高校の体験授業で講師を務めている。「手に職を付ければ生涯活躍できる仕事」と魅力を語る。
それを示そうと、国内大会で高齢層対象の部門を新設し、参加を呼びかけた。日本の衛生的で高度な技能を世界に発信しようと自身も昨年3月、韓国で開かれた「世界理容美容技術選手権大会」の50歳以上の部門に出場し、金メダルに輝いた。
会議や講演などで出張続きの多忙な毎日だが、「熱意を持ち、業界のために地道に活動を続けていく。『生涯現役』を自ら示していきたい」と張り切る。
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産経ニュース
URL= http://www.sankei.com/region/news/171106/rgn1711060004-n1.html
「着物は絶対に絶やさない」 現代の名工に着付師の鈴木則子さん(79)
厚生労働省が5日発表した平成29年度の「現代の名工」に選ばれた着付師の鈴木則子(のりこ)さん(79)=東京都葛飾区亀有=に、仕事へのこだわり、今後の抱負などを聞いた。
◇
「着物は日本の文化であり、民族衣装です。それを絶対に絶やしたくありません」
着物の着付けに携わって半世紀以上。鈴木さんは技術指導などで全国を駆け回る。専門学校で非常勤講師も務め、「最近は若い人も興味を持ってくれる。男の子も習いたいと言ってくれます」とにっこり。
着物の原点は、源氏物語などの平安文化を彩った装束(十二単(ひとえ)・束帯)。約40年前からこうした着装の技術を学び伝え、明治座(中央区)や国立劇場(千代田区)で発表会を催してきた。
古典にとどまらない。日々新しい帯結びにチャレンジしている。帯の幅は約30センチ、長さは約4メートル60センチ。この1本の生地を“キャンバス”に無限のアイデアが生まれる。
「街を歩いていてすてきな花があったとか、いろんなものを見る習慣があり、突然ピッと思いつく」
児童養護施設で暮らす子供たちの七五三を祝うため、昨年からボランティアで着付けを始めた。子供たちは晴れ着を身につけると、表情ががらりと変わる。「施設に入っている子はこういう機会がなかなかありません。思い出をしっかりと植え付けてあげたい」
年に1回、約200人で銀座を着物で練り歩く活動も続けてきた。「これからもどんどん広めて、着物人口を増やしていきたい。たぶん死ぬまでやるでしょう」。鈴木さんは生涯現役を誓った。(天野健作)