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河北新報 Online News／ご参考URL=http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170414_13030.html
＜ほっとタイム＞　生　涯　現　役　衰　え　ぬ　情　熱

◎８７歳　医師　介 護 施 設 で 同 年 代 見 守 る

　宮城県柴田町の介護老人保健施設「リハビリパークさくら」の入所者は１００人近い。「年下もずいぶん多いんだ」。常勤医師の石岡国春さん（８７）が笑う。

　勤務は週４日。さまざまな持病を抱える入所者の健康管理に注意を払う。「元気づけ、不安を取り除くことが一番の仕事。病院とは違うんだから」

　入所者からは深い親しみを込めて先生と呼ばれる。時には「風邪をひかないでね」と声を掛けられることも。「同年代の仲間」（石岡さん）のような交流だ。

　自宅は仙台市太白区泉崎１丁目。ＪＲ太子堂駅まで２５分近く歩き、電車で通う。「歩くのは昔から苦にならない。２時間ぐらいなら全く問題ないよ」と健康の秘訣（ひけつ）を明かす。

　帰宅して夕食を済ませると、医学の勉強会に積極的に足を運ぶ。「常に最新の知識を身に付けないと時代に取り残されてしまう」

　「働く場があれば、９０歳まででも、１００歳まででも続けたいね」。体だけでなく、現場への意欲も衰え知らずだ。（大河原支局・柏葉竜）