Zuu Online:「老後不安」皆無人生対策
2016年11月20日 お仕事 20世紀初期「人生五十年」時代を経て、その世紀後半にはわが国医・食生活面での環境改善が進んだ「人生八十年」時代を迎え、いまや百歳以上長寿者が6万人超という、「人生目標百年」時代が現実化しつつあります。
しかし、かって経済大国/人生八十年を謳歌した頃に確定予測されていた筈の日本人口減少化や、高齢社会財政負担増などの重要課題対策怠慢が、バブル崩壊後の21世紀になって顕在化しています。その顕著な経済的高齢化現象が「老後不安」かも知れません。
私たち日本生涯現役推進協議会加盟団体は、30余年前の前記確定予測に基づく、各個人の「生涯現役自律人生」目標啓発団体/ライフ・ベンチャー・クラブを出発点に、生涯現役社会創りへの協働団体との連携活動を鋭意務めています。
その趣旨で、下記「老後不安」への孤独な思い込みに大切な人生計画を浪費されることなく、どうか生涯現役自律人生の生きがい創り仲間として、ご自分だけではなくご友人・知人皆様にもお声をかけて
『生涯現役プロデューサー』仮登録に挑んでいただきたいと願っております。
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ZUU Online(提供:DAILYANDS)
老後の貧困で取り返しがつかなくなる前に知っておきたいこと
近頃、「老後貧困」「下流老人」といった言葉を耳にすることが増えてきました。そうは言っても、「貯金もしてるし、自分は大丈夫!」と思っていませんか? しかし、ほんのわずかな出来事から貧困層に転落してしまう老人が後を絶ちません。あなたの老後は大丈夫でしょうか?
■ 4人に1人!老後の貧困にあえぐ人が増加
「65歳の定年まで仕事をして、年金もしっかり納めて、これから少しはゆっくりした生活を送れるはず」。
今、そんな老人たちの間で貧困にあえぐ人が増加し、問題となっています。最低限の生活を送るための年収を生活保護と同程度の160万とした場合、2009年では約680万人、2014年には893万人と、わずか5年の間に急増。現在4人に1人が「老後貧困」なのです。
65歳まで勤めて貧困になるなんて、もともと貧乏な人だと思いますか? でも、夫が65歳定年まで会社で働いて妻が専業主婦だった場合、年金額は20万程度です。自営の方だと、同じケースで年金額は12〜13万程度。この金額で仮に500万円以上の貯金があったとしても、病気や怪我、災害があって被災したなど、不測の事態に対応するのは難しいでしょう。
年金や貯金だけでなく、働くという選択肢もあるにはあります。しかしシルバー人材センターなどに登録して、仕事が見つかったとしても収入は3〜5万円が相場であり、生活の向上はあまり見込めません。
■ 一人っ子が増えた事も原因のひとつ?
家制度がまだ健在だった頃、年取った親の面倒は子どもたちで見るものでした。しかし、核家族化が進み一人っ子が増えた今、そのスタイルはもはや過去のものでしかありません。
また、子ども世代の30〜40代が、離婚や病気などで実家に戻ってくるケースも増えています。
一人娘が離婚をしたり、一人息子が病気になったりして、収入のないまま実家に帰ってくると、親世代は成人しているとはいえ、面倒を見てしまいます。結果、自立が難しい子どもとその両親、共倒れとなりそうなケースが増えているのです。
こういったケースには、生活保護以外の何らかの社会保障が必要だと思いますが、現実問題として、なんの保障もないのが現状です。
■ 老後難民にならないために必要なのは現金?資産?
老後難民にならないために、現在の働く世代はどう対応すればよいのでしょうか?何といっても、ポイントはすぐに老後の資金作りを始めることですが、ただひたすら貯金だけでは心もとないですね。
貯金をする以外の手段として、考えられるのが投資です。投資には、株式投資、投資信託、外貨預金、不動産投資、FXなど多くの種類がありますが、どれが自分に向いているか見極め、老後に備えて早めにスタートすることをおすすめします。
比較的リスクの少ない投資信託だと、毎月貯金感覚で積み立てられて、長期間置いておくと複利で増えていくというメリットがあります。
最近では、もうひとつリスク少なめの選択として、確定拠出年金個人型が注目を集めています。所得税と住民税の軽減があり、運用による収益はすべて非課税。さらに受給時にも税金の控除があります。その他、保険会社が取り扱っている年金保険などもあり、こちらも税金の控除が受けられます。
いずれにしても、自分の懐だけでなく、世の中の仕組みや動きに敏感でなければ投資でお金を増やすことは難しいことです。資産か、現金かと聞かれればその両方が必要です。
ある程度まとまった現金がなければ、資産として運用も難しくなります。社会情勢も勉強し、早めに老後対策を始めて余裕ある老後を目指しましょう。
■ お金に頼らない生活様式や、心のあり方次第で老後も変わる
お金のことばかり書いてきましたが、貧困老後にならないためのもう一つのキーワードは「孤立しない」ことです。
どんなに備えていたとしても、不慮の事態が起こることもあります。そんな時、頼りになるのは周囲の人々。普段から親戚や近所の人たちと親しく付き合っていれば、なんらかの手を差し伸べてくれることでしょう。
また、田舎にいくと夫婦で年金12〜13万円でゆとりある生活をしている農家の方も多くいらっしゃいます。米や野菜は自分たちで作り、足りない肉や魚、調味料だけを購入。夜は早めに就寝し、朝日とともに起きる・・・。
都会で暮らしていると、現金を持っていないと不安になるものですが、田舎に行くとお金だけを頼らない生き方もあるのだな、と感心します。
周囲としっかり関係を築き、お金だけに頼らない生活を送れば、資金が少なくても心まで貧乏にならず、豊かな老後が見えてきますね。
■ 老後のために「今できること」を
今、働き盛りの世代が老後に備えて行うことは、どんな老後を送りたいかをしっかり考えることではないでしょうか。どこで、どんな生活を誰と送りたいかによって、備える金額は大きく異なってくるはずです。
しっかりとしたビジョンを持ち、計画を立てて、早めに備えておくことが大切です。老後を思い描くことは、自分の余生を豊かに生きることにもつながります。
井手あやこ氏/プロフィール:福岡出身、熊本在住のフリーライター。地元雑誌の編集のほか、webのコンテンツの作成も行っている。野菜ソムリエの資格を持ち、美味しい食べ物に目がない。趣味は食べ歩き。グルメのほか金融・医療・観光などの記事が得意。
しかし、かって経済大国/人生八十年を謳歌した頃に確定予測されていた筈の日本人口減少化や、高齢社会財政負担増などの重要課題対策怠慢が、バブル崩壊後の21世紀になって顕在化しています。その顕著な経済的高齢化現象が「老後不安」かも知れません。
私たち日本生涯現役推進協議会加盟団体は、30余年前の前記確定予測に基づく、各個人の「生涯現役自律人生」目標啓発団体/ライフ・ベンチャー・クラブを出発点に、生涯現役社会創りへの協働団体との連携活動を鋭意務めています。
その趣旨で、下記「老後不安」への孤独な思い込みに大切な人生計画を浪費されることなく、どうか生涯現役自律人生の生きがい創り仲間として、ご自分だけではなくご友人・知人皆様にもお声をかけて
『生涯現役プロデューサー』仮登録に挑んでいただきたいと願っております。
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ZUU Online(提供:DAILYANDS)
老後の貧困で取り返しがつかなくなる前に知っておきたいこと
近頃、「老後貧困」「下流老人」といった言葉を耳にすることが増えてきました。そうは言っても、「貯金もしてるし、自分は大丈夫!」と思っていませんか? しかし、ほんのわずかな出来事から貧困層に転落してしまう老人が後を絶ちません。あなたの老後は大丈夫でしょうか?
■ 4人に1人!老後の貧困にあえぐ人が増加
「65歳の定年まで仕事をして、年金もしっかり納めて、これから少しはゆっくりした生活を送れるはず」。
今、そんな老人たちの間で貧困にあえぐ人が増加し、問題となっています。最低限の生活を送るための年収を生活保護と同程度の160万とした場合、2009年では約680万人、2014年には893万人と、わずか5年の間に急増。現在4人に1人が「老後貧困」なのです。
65歳まで勤めて貧困になるなんて、もともと貧乏な人だと思いますか? でも、夫が65歳定年まで会社で働いて妻が専業主婦だった場合、年金額は20万程度です。自営の方だと、同じケースで年金額は12〜13万程度。この金額で仮に500万円以上の貯金があったとしても、病気や怪我、災害があって被災したなど、不測の事態に対応するのは難しいでしょう。
年金や貯金だけでなく、働くという選択肢もあるにはあります。しかしシルバー人材センターなどに登録して、仕事が見つかったとしても収入は3〜5万円が相場であり、生活の向上はあまり見込めません。
■ 一人っ子が増えた事も原因のひとつ?
家制度がまだ健在だった頃、年取った親の面倒は子どもたちで見るものでした。しかし、核家族化が進み一人っ子が増えた今、そのスタイルはもはや過去のものでしかありません。
また、子ども世代の30〜40代が、離婚や病気などで実家に戻ってくるケースも増えています。
一人娘が離婚をしたり、一人息子が病気になったりして、収入のないまま実家に帰ってくると、親世代は成人しているとはいえ、面倒を見てしまいます。結果、自立が難しい子どもとその両親、共倒れとなりそうなケースが増えているのです。
こういったケースには、生活保護以外の何らかの社会保障が必要だと思いますが、現実問題として、なんの保障もないのが現状です。
■ 老後難民にならないために必要なのは現金?資産?
老後難民にならないために、現在の働く世代はどう対応すればよいのでしょうか?何といっても、ポイントはすぐに老後の資金作りを始めることですが、ただひたすら貯金だけでは心もとないですね。
貯金をする以外の手段として、考えられるのが投資です。投資には、株式投資、投資信託、外貨預金、不動産投資、FXなど多くの種類がありますが、どれが自分に向いているか見極め、老後に備えて早めにスタートすることをおすすめします。
比較的リスクの少ない投資信託だと、毎月貯金感覚で積み立てられて、長期間置いておくと複利で増えていくというメリットがあります。
最近では、もうひとつリスク少なめの選択として、確定拠出年金個人型が注目を集めています。所得税と住民税の軽減があり、運用による収益はすべて非課税。さらに受給時にも税金の控除があります。その他、保険会社が取り扱っている年金保険などもあり、こちらも税金の控除が受けられます。
いずれにしても、自分の懐だけでなく、世の中の仕組みや動きに敏感でなければ投資でお金を増やすことは難しいことです。資産か、現金かと聞かれればその両方が必要です。
ある程度まとまった現金がなければ、資産として運用も難しくなります。社会情勢も勉強し、早めに老後対策を始めて余裕ある老後を目指しましょう。
■ お金に頼らない生活様式や、心のあり方次第で老後も変わる
お金のことばかり書いてきましたが、貧困老後にならないためのもう一つのキーワードは「孤立しない」ことです。
どんなに備えていたとしても、不慮の事態が起こることもあります。そんな時、頼りになるのは周囲の人々。普段から親戚や近所の人たちと親しく付き合っていれば、なんらかの手を差し伸べてくれることでしょう。
また、田舎にいくと夫婦で年金12〜13万円でゆとりある生活をしている農家の方も多くいらっしゃいます。米や野菜は自分たちで作り、足りない肉や魚、調味料だけを購入。夜は早めに就寝し、朝日とともに起きる・・・。
都会で暮らしていると、現金を持っていないと不安になるものですが、田舎に行くとお金だけを頼らない生き方もあるのだな、と感心します。
周囲としっかり関係を築き、お金だけに頼らない生活を送れば、資金が少なくても心まで貧乏にならず、豊かな老後が見えてきますね。
■ 老後のために「今できること」を
今、働き盛りの世代が老後に備えて行うことは、どんな老後を送りたいかをしっかり考えることではないでしょうか。どこで、どんな生活を誰と送りたいかによって、備える金額は大きく異なってくるはずです。
しっかりとしたビジョンを持ち、計画を立てて、早めに備えておくことが大切です。老後を思い描くことは、自分の余生を豊かに生きることにもつながります。
井手あやこ氏/プロフィール:福岡出身、熊本在住のフリーライター。地元雑誌の編集のほか、webのコンテンツの作成も行っている。野菜ソムリエの資格を持ち、美味しい食べ物に目がない。趣味は食べ歩き。グルメのほか金融・医療・観光などの記事が得意。