2016年11月02日 14時40分  カナロコ by 神奈川新聞
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  山 口 貴 久 選 手 に 横 須 賀 市 長 表 彰 
        市 ス ポ ー ツ 大 賞 / 車  い  す  ラ  グ  ビ  ー 
             「 生  涯  現  役  目  指  す  ‼ 」

  リオデジャネイロ・パラリンピックの車いすラグビーで日本の銅メダル獲得に貢献した横須賀市出身の山口貴久選手(34)に、市スポーツ大賞が贈られることが1日、明らかになった。吉田雄人市長が同日、市役所で山口選手に伝えた。山口選手はパラ五輪での活躍を報告し、「2020年に金メダルを取るため、引き続き頑張りたい。必要とされる限り、生涯現役を目指す」と、次回東京大会への意欲を語った。

  競技歴8年の山口選手は1次リーグ初戦のスウェーデン戦に出場。障害の重いローポインターとして主に守備面で日本チームの躍進を支え、この種目では初のメダル獲得につなげた。

  市立坂本小時代はサッカー少年だったという山口選手。19歳で交通事故に遭い四肢まひの障害が残ったが、過酷なリハビリを乗り越えて再び全力を傾ける競技に出会った。市スポーツ大賞内定を伝えられ、「誇りも愛着もある横須賀で表彰してもらえることは光栄」と語った。

  同賞は世界大会で3位以上の成績を残した横須賀ゆかりの選手が対象で、これまでに延べ15人が受賞している。吉田市長は、表彰基準を満たしたことに加え「果敢な挑戦を続ける山口選手の思いも表彰したい」と話している。