日  本  生  涯  現  役  推  進  協  議  会
      ヘ  ッ  ド  ラ  イ  ン    ニ  ュ  ー  ス
事 務 局 連 絡  第 104 号        2012年 9月30日 発行

Ⅰ  改正高齢者雇用法成立:「65歳まで雇用」義務化への対応策

  『生涯現役社会づくり』を市民活動の立場から推進する私たち日本生涯現役推進協議会が、その具体的な活動モデルをこれまで明確に「見得る化」できなかった挑戦の対象がやっと来春には出現する。その対象はいうまでもなく『生涯現役社会』に余り関心を示さない団塊中心の世代層だ。退職後生きがい創造に挑む目標意識は薄いといわれてきた世代だからだ。企業戦士や社畜と称されながら市民参画活動に馴染み少ない世代だからでもある。
  『生涯現役社会づくり』推進活動の助走期間がない人たちに共感賛同して貰うことは容易ではない。しかし、環境変化で行動変化を遂げざるを得ないのが、後述の希望者全員を義務付けで企業が65歳迄再雇用する改正高年齢者雇用安定法だ。8月29日参院本会議で成立したが、来年4月男性の厚生年金受給開始年齢の61歳への引上げに伴ない、賃金・年金もない無収入「空白」期間を回避する施策が導火線となる。
  再雇用対象者を企業が選別できる現行仕組みの廃止が施策で謳われても厚生労働省は今後、勤務態度や健康状態が著しく問題な人を対象外にできる指針を作る方針で、新たな抜け穴になる可能性も生じた。そのために役立つ戦術が私たち『生涯現役社会づくり推進に役立つ生涯現役シリーズ塾』ではなかろうか。以下のマスコミ報道に対して、再雇用対象者向けに企業も本人も社会全体に活力増進で役立ち得る研修システムが『あなたも日本も元気に!』させる具体策だ。
  60歳報酬比例部分の男性受給開始年齢は、来年4月から3年毎に1歳ずつ引上げられ13年後に65歳(女性は5年遅れ)になる。60歳定年なら年金受給年齢まで無収入だ。そのため国は2006年法改正で65歳迄継続雇用制度を導入し、企業側の要望で労使合意の再雇用対象者を限定できる仕組みを採用している。厚労省昨年6月調査)では定年者約43万人のうち約7,600人は再雇用の希望が叶わず、「働く意欲」という曖昧な基準で不採用となる例も少なくなかった。
  そこでこの際その「選別規定」を廃止、希望者全員が定年後も働き続けられるようにする。年金支給開始に合わせ来年4月には61歳迄働けるようにして3年毎に1歳ずつ引上げ25年4月以降、65歳迄の雇用を義務付け再雇用を遵守しない企業名を公表する。
  その一方で希望者全員の再雇用には、「企業側負担が重すぎる」(大手電機)の不満も強く、経団連昨年調査で4割以上の企業が現役社員の処遇を引下げる意見に配慮し、改正法案は衆院段階で例外規定を作ることができるよう修正されている。具体的な指針は厚生労働相の諮問機関労働政策審議会で検討し、解雇理由相当の「勤務態度が著しく悪い人」等は再雇用対象外の意向で「希望者全員」ではない可能性があり、他に改正法は企業の反発を抑えるため再雇用先を子会社やグループ企業にも広げている。  以 上

Ⅱ  11月3日(祝)開催:第17回「生涯現役フォーラム」ご案内
  ~ 世 代 を 超 え た リ ア ル な ホ ン ネ  大 激 論 ~

日時: 2 0 1 2 年 1 1 月 3 日(土) 1 3 : 3 0(開演 1 3 : 0 0)~ 1 6 : 5 0
場所: 東 京 し ご と 財 団・地 下 大 講 堂(千代田区飯田橋3-10-3)
費用: 協賛前売券    1, 0 0 0 円     当日参加・前売予約なし  2, 0 0 0 円
主催: 日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会
共催: NPO法人 ラ イ フ・ベ ン チ ャ ー・ク ラ ブ
協賛: (株)か い 援 隊 本 部   L a v e - G a t h e r i n g    社 会 起 業 大 学 
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     屁  理  屈  な  ん  て 、  捨  て  ち  ま  え  !!
          私 た ち の で き る こ と で 社 会 を 良 く す る ! 

日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 と は ?

 史上未経験の超高齢社会に向かう日本の最重要課題。それは、「増大する高齢世代の市民社会参加を促し、有能な人材が意欲的に生涯現役社会づくりを推進する』仕組みづくりです。
 しかし、この課題はこれまでの行政主導のやり方に依存していては、有効な成果は期待できません。 法律や税金に頼る行政施策だけでは国家主権者である国民にとって、真の生涯現役社会づくりの国民運動にはならないからです。 だからこそ私たち国民が、その趣旨を自ら自覚して「国民各個人が生涯現役で活動できる社会づくり」を提唱し、「国民の、国民による、国民のための生涯現役社会づくり」を推進すべきなのです。
 そのために新たな公共の担い手として、地域活性化の実践者を自ら育成します。高齢世代だけでなく次世代にも夢や希望の持てる社会、全世界へ誇りを持って発信する人的資産の付加価値増進を図る『日本版理想モデル』にしたいと願っています。私たち日本生涯現役推進協議会は、その揺るがない目標理念への実践的推進役ネットワーカー:『生涯現役プロデューサー』養成に鋭意邁進いたしております。
 
【 S c h e d u l e 】
第 一 部   世 代 を 超 え た リ ア ル な ホ ン ネ
  労若男女3名のパネラーが、理屈でなくリアルを語る!!  ここでしか聞けないホンネを語ってもらいます。
〔 出 演 者 〕
 ◎ 吉 田  公 江 氏  68歳   スーパーシニアビーナス
  中学校教師、専業主婦(子育て)終了後、大手生命保険会社に営業職として入社。採用・育成に本領を発揮し、二年連続東京No.1支部長となる。 現在は社会的企業にて元気高齢者の動員No.1を誇る、女性社会運動家。
 ◎ 樫   孝  光 氏  78歳   ウルトラ パワーシニア
  旅行会社を定年退職後、川崎市中原区の老人ホームにて4年間勤務。76歳の時には日本で最年長記録となる介護福祉士国家資格を取得。現在も社会的企業で週2~3回なら社会のお役に立てると活躍中の「花咲か爺さん」。著書に「ニ度とない人生だから」(文芸社)がある。
 ◎ 菊 岡  翔 太 氏  25歳   イ ケ メ ン 若 武 者
  金沢大学在学中に米国ウィリアム・アンド・メアリー大学へ1年間留学。卒業後、日本最大手電子機器メーカーにエンジニアとして勤務後、「脱藩」敢行。 現在は社会的企業にてシステム開発・法人営業に鋭意奮闘中。日本大改革の“大志”に燃える若き前途有望な社会戦士。
第 二 部   世 代 を 超 え た 会 場 一 体 型 パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン
  『 世 代 を 超 え た 生 涯 現 役 社 会 づ く り 』 に つ い て
  JTR 日本税制改革協議会 内山会長の司会のもと、第一部のパネラー3名に日本生涯現役推進協議会 東瀧代表、株式会社 かい援隊本部 新川会長、公会計研究所 吉田所長が加わった豪華7名で、会場の皆様とご一緒にホンネの語り合いをご期待ください!!
 〔 コ ー デ ィ ネ ー タ ー 〕
 ◎ 内  山   優 氏 JTR日本税制改革協議会 会長/日本生涯現役推進協議会 理事
 〔 出 演 者 〕
 ◎ 東 瀧 邦 次 氏 日本生涯現役推進協議会&NPO ライフ・ベンチャー・クラブ 代表
  ◎ 吉  田   寛 氏 公会計研究所所長/千葉商科大学大学院会計ファイナンス研究科教授
 ◎ 新 川 政 信 氏(株)かい援隊本部 代表取締役会長/日本生涯現役推進協議会 理事
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     第 1 7 回 生 涯 現 役 フ ォ ー ラ ム  参 加 申 込 書          2012年  月  日

日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会  宛

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