【熊本地震】なぜ台湾は、いつも日本を助けてくれるのか? 日台支援の歴史
国際  2016年4月21日

  14日に発生した熊本地震。深刻な被害をもたらしたこの震災に対して各国から支援の声が挙がっていますが、中でも台湾は現政権から次期総統、地方自治体の首長に至るまでの多くの公人、そして企業を含む私人がいち早く義援金寄付を表明するなど、いくら感謝してもしきれないほどの動きを見せてくれました。メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では、当震災に関しての中国・韓国の信じ難い反応を紹介しつつ、日本人なら知っておきたい日台相互支援の歴史について記しています。

台湾が日本から学んだ援助の心、「親切心は百害あって一利なし」の中国

● 台湾、6,500万円寄付を表明 支援の動き広がる

  熊本地震の被害者は増える一方で、せっかく地震からは逃れることができても、避難所で亡くなるお年寄りや、車の中で生活していてエコノミー症候群で亡くなった人も出ています。

  余震が続く中、交通が分断され避難所との連絡も行き届かず、不安を抱えながら毎日を過ごす人々を思うと、とても胸が痛みます。東日本大震災からまだ完全に立ち直っていないうちに、再びこれだけの大規模な地震が起こりました。

  日本は地震大国ですから、その他の地域に住んでいる人にとっても、他人事では済まされません。そうした気持ちは、恐らく日本人に共通していることでしょう。東京でも、熊本の物産館で買い物をすることで援助活動をしようという気持ちの人々が行列を作って商品を買っていました。

  アメリカ、イギリス、ロシア、タイなど海外からも多くの支援の声が挙がっています。そのなかでも、日本と同じ地震大国である台湾は、震災後いち早く支援を申し込んでいます。

  最初の地震が起こった際、馬英九政権は1,000万円の支援を申し出ました。その後、「本震」と言われる大地震が再び起こると、台湾内からの「少なすぎる」との声を受けて、馬英九政権は支援額を6,400万円に増額。

  もちろん蔡英文次期総統は、馬英九よりも早く哀悼の意を述べ、民進党の党費から1,000万円の支援を決定しました。民進党系の代表的首長である陳菊・高雄市長などは、くまもんとの2ショットの写真を掲載して、自身の1カ月分の給与を寄付することを表明。

  その他、頼清徳・台南市長、林佳龍・台中市長、鄭文燦・桃園市長などの民進党系首長も、それぞれ日本との交流があるなどの理由から、いずれも1カ月分の給与を寄付することを表明しました。

  無党派の柯文哲(かぶんてつ)台北市長も、同氏のFacebookで、「台湾は過去に何度も災害に遭い、日本の友人は常に最大の協力をしてくれた。支援の思いを表明したい」と書き込んだほか、ツイッターでは日本語を用いて日本への見舞いをいち早く表明しました。

● 熊本地震に台湾の支援拡大 「日本の友人は常に最大の協力をしてくれた」

  さらに、台湾の中国信託金融ホールディングが3,300万円の寄付を表明し、屏東(へいとう)県も救援隊を結成していつでも救援の要請に応じられる準備をしているそうです。

  ちなにみ、屏東県と日本とのつながりは大東亜戦争当時にまで遡ります。大東亜戦争中、屏東県には日本陸軍の飛行場があり、屏東県の港である東港には日本海軍航空隊が置かれていました。東港には、今でも日本軍人を祀る小さな祠「日本軍魂廟」があります。

  また、屏東県にある台湾本島の最南端の岬である鵝鑾鼻(がらんび)には、大東亜戦争中にバシー海峡で犠牲となった日本人を祀る潮音寺が建っています。

  台湾人は、日本統治時代に日本人が台湾にもたらした様々な恩恵を忘れていません。日本人の台湾への思い入れも、今でも消えていないのではないでしょうか。さもなければ、こうした相互支援の応酬は続かないでしょう。

  言うまでもありませんが、これほどまでに台湾が熱心に日本を支援するのは、同じ地震大国だからという理由だけではなく、日台の間には、長い相互支援の歴史があるからです。そのことに関しては、東日本大震災のときに台湾が200億円以上という巨額の支援を申し出たことで注目されました。

  過去の歴史を知らない人たちは、なぜそんなにと思ったことでしょう。日本人のほうが日台相互支援の歴史を知らない人が多いのです。しかし、柯文哲・台北市長が述べたように、台湾人の多くは知っています。

  直近でも、2016年2月に台湾南部で発生した地震では、日本は地震当日の夜には調査チームを高雄に派遣し、100万ドル規模の支援を表明しました。この件については2月のメルマガでもお伝えしました。

● 台湾地震で恩返しする日本人と、政治利用を目論む中国人

  近年の相互支援の例は、例えば1995年の阪神淡路大震災、1999年の台湾大地震、2011年の東日本大震災、2015年の台湾新北市八仙楽園での大爆発、2016年2月の台湾高雄での台湾南部地震。台湾へ日本が支援を行えば、台湾もそれ以上の恩返しをしようと支援を申し出るという構図です。これは、誰に強制されたものでもありません。

  その証拠に、これらの活動は政府ではなく民間の力が強く働いています。むしろ、政府は「1つの中国」を主張する中国への配慮があって、支援ひとつするにもなかなか腰を上げることができません。

  逆に民間は、2015年6月に起きた八仙楽園事故(台湾新北市のウォーターパークで起きた粉塵爆発事故。15人が死亡)の際にも、日本側から人口皮膚の提供を迅速に行うなど、すばやく必要に応じた支援ができます。

  日台の相互支援は、こうした民間どうしのつながり、それは企業どうしであり個人どうしでもありますが、そうしたことが基礎となって成り立っています。

  こうした関係については、あの「偉大な中国」でさえ水を差すことはできません。なぜなら、「すべてが政治」である中国人にとって、民間や個人どうしのつながりには、政治色がなく、政治利用できないからです。

  東日本大震災2周年の追悼式の際には、台湾の支援に感謝を表して日本政府が台湾の名を連ねたところ、中国側の代表が抗議表明のために欠席するなど、政治的な動きもありました。また、台湾の自然災害に対して、台湾への義援金は中国を通してするべきだと中国政府が大使館を通して日本に通達したこともありました。

  しかし、中国ができるのはせいぜいこのくらいです。「人道支援」という大義名分がある限り、中国はそれをいくら苦々しく思っていても、さすがに阻止することはできません。

  台湾は、地震だけでなく水害や台風が日本以上に頻発していますが、日本と違う点は、台湾には噴火する火山がないことです。日本人は古代から、いかに地震に備えるかという生活を送っており、地震についての経験も豊富です。

  自然の摂理に従ってつくられた社会の仕組みを持ち、それをベースに歴史を積み重ねてきた日本人は、協力と共生のメンタリティが強く、人々が持つ絆も強いのです。

『著者/黄文雄(台湾出身の評論家)の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』より一部抜粋
 日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会
      代 表   東  瀧    邦  次  様

 ブレインワークスの近藤です。
 BRAIN NAVIの最新号を皆さまにお届けします。

 新年度がスタートしました。
 弊社も新入社員を迎え、身が引き締まる思いです。

 さて、4月15日に開催した「第49回アジアビジネスカンファレンス」は大変な盛り上がりを見せました。
 この盛り上がりをベトナム・ダナン市で開催予定の「第50回アジアビジネスカンファレンス」に繋げていきたいと考えています。

 ベトナム・ダナン市は急成長中の観光都市です。
 観光客だけでなく、これからは日本企業のビジネスの現場としても大きく注目されることは間違いありません。

 講演のため来日いただいた関係者の方々の話を聞くと、その思いが強くなります。

 国内では5月20日に「経営革新セミナー」を開催します。
 今回は『ICT』『情報活用』『セキュリティ』の三位一体の講演で、 これからの中小企業経営に一石を投じたいと考えています。
 ぜひ、皆さまのご参加をお待ちしております。
------------------------------------------------------------------------------------------------
第 1 3 回  「 知 ら ぬ 」 を 知 る こ と の 大 切 さ

 去る4月14日、15日の両日に、弊社主催のイベントが開催されました。14日は「アジア経営者交流ゴルフコンペ」。ベトナム人経営者など約20名が来日し、 日本人とゴルフを楽しみました。場所は山梨県のフォレスト鳴沢ゴルフ&カントリークラブ。
  当日、スタート時点では雨模様で絶景の富士山もまったく顔を出さず・・・。ところが午後には雨もあがり、海外からのお客様にも短い時間ではありましたが、雄大な富士山を間近で体験してもらうことができました。15日は東京・大手町にて「第49回アジアビジネスカンファレンス」を開催。ベトナム商工会議所副所長・ホーチミン商工会議所所長であるボー・タン・タン氏、そしてダナン市投資促進センター所長であるレ・カン・ズオン氏に登壇いただきました。

 この2日間、特にベトナムから来日された方々と行動を共にし、併せて多くの日本人の方々とも、ベトナムについての話に花を咲かせました。すでにベトナムでビジネスを展開されている方、ベトナムでのビジネスを検討中の方、そして1度もベトナムの地に降り立ったことのない方など。
 そこで改めて気づかされたことがあります。それは、私たちも含めて、多くの方々がベトナムの ことを理解しているようで、実はほとんど理解できていないのです。

 ハノイとホーチミンは知っていても、ダナンの情報はほとんどの日本人が不足気味。知人からの情報、ウェブからの情報、ベトナム戦時中のイメージなどが入り組んで、正しい姿を認識できていないのが
実情ではないでしょうか。当然、ダナンに行ったことのある人は少ない。
 その中でダナン市投資促進センターのズオン氏の講演はどのようにインプットされたのでしょう?
  今回の「アジアビジネスカンファレンス」は弊社のパートナーであるメディア通商・岩本社長の協力のもと長野県長野市の会場もオンラインで接続し、実況中継で開催されました。
  長野で参加された方々にダナンの話はどのように映ったのでしょう? 

 中国の故事成語に『一知半解』という言葉があります。物事が曖昧な理解のままである様を あらわしています。日本人の多くの方はベトナムに対する認識は長い間、『一知半解』の状態が続いています。ベトナムの政治・文化についても都市についても同様です。大きな勘違いや いまだ知らぬことばかりでしょう。翻ってベトナム人も日本のことをほとんど理解していません。
 こちらはどちらかというと『葦の髄から天井を覗く』ようなものです。ベトナム人はいまだ日本を過大評価したり、誤った認識で語ったりしています。

 日本とベトナムの交流は今後も益々拡大していくと思われます。その中で、お互いが「知らぬ」を まず知ることが大切ではないかと思っています。相手の国を自分の見識だけで眺めるのではなく、 新たな発見を楽しみ、それに順応する柔軟さを身につけたいものです。私たちが開催する ゴルフコンペやアジアビジネスカンファレンスが、そのような新たな気づきを与えることのできる場で あれば嬉しい限りです。そして、私たちもベトナムで約20年の活動経験を持ちますが、いまだ
知らぬことばかり。
 そのことを自覚し、来月もベトナム・ダナン市における「第50回アジアビジネスカンファレンス」に臨みたいと思います。どんな新たな発見があるのか。今から胸が高鳴ります。
本日の全国展開第一歩への第四回生涯現役サミット開催に
     ご出演やご参加など全面的にご支援くださったご関係皆様

  “ 自分の生きがい人生を社会に役立てる ” ための『生涯現役社会づくり』国民運動を全国展開しよう!!・・・という強い決意のもとに本日、生涯現役活動発進31周年サミットに結集くださった皆様に心から感謝します。

  第一部:基調講演で『生涯現役社会づくり実現への新たな第一歩~生涯現役プロデューサーの役割~』を語られた石橋正利講師。
  第二部:①実践スピーチで『生涯現役プロデューサー仮登録者の組織・事業システム実践提言』の持田昇一スピーカー。
  ②『大災害から5年、再生農業で生涯現役社会プラットフォーム実現』の井上 仁スピーカー。
  ③『埼玉県東彩地域における シニア市民啓発活動での社会参画生きがい創り』の小西信孝スピーカー。
  ④『これからの日本の主役は シニアの時代を掲げて シニアビジネスを創造』の脇本 恵スピーカー。
  ⑤『アジアパワーを最大限に活かす日本 モノ コト ヒト 場づくり、川崎発信ビジネスコミュニティ』の牟田口雄彦スピーカー。
  ⑥『77歳で新規事業に鋭意チャレンジ、社会貢献への本番は これからだ!』の福田哲夫スピーカー。
  第三部:フリーディスカッションのコーディネーター役と、今回サミット全国展開テーマー『日本生涯現役推進協議会の使命と活動』で、不退転決意表明をされた
新川政信 開催実行委員長。
  また、開会挨拶下條顧問、閉会挨拶江島理事、司会進行役 吉田事務局長ほか、諸企画・準備から当日運営・前売券ご協力など、実行委員としてご献身くださる皆様に、④サミット成果総括のための、27日(水)開催:下記4月理事会(兼実行委員会)ご案内かたがた、謹んで御礼申し上げる次第でございます。

【 定例四月合同理事会(兼 サミット総括実行委員会)ご案内 】
日 時: 2016年4月23日(水) 15:00~17:00
場 所: ライフ・ベンチャー事務所
内 容: 1.④サミット総括/⑤サミット提言に関する件
     2.『生涯現役プロデュサー』P J に関する件
     3.生涯現役G/かい援隊本部一体活動に関する件
     4.その他各理事の重点活動/提言に関する件
                                   以 上
プロジェクトマネージャー達の挑戦 第4回
  プロジェクトマネジメントは社会人教育の救世主
  ~プ ロ ジ ェ ク ト 業 務 に よ る 人 材 教 育 の す す め ~
マネジメント WISDOM編集部 2016年04月22日
【紹介URL=https://www.blwisdom.com/management/practice/pmc/item/10481-04.html?mid=w55500200001164955

 近年、国内市場の成熟化に伴うグローバル化や新製品開発期間の短縮化、労働力の流動化などにより、ビジネスパーソンや企業を取り巻く環境が大きく変わっています。
 このような状況のなか、企業は自社の戦略を確実に遂行できる人材を育成する必要があり、個人は業務遂行能力を高め、自身のキャリア形成や市場価値を高めていく必要があります。
 今回は、社会人教育の現状に触れ、プロジェクト業務による人材育成についてご紹介します。

1. 社会人教育の現状

 平成27年度「能力開発基本調査」(厚生労働省2016年3月31日発表)によると、以下の調査が報告されています。

1)教育訓練に支出した労働者一人当たりの平均額
 ・企業が研修に支出した費用 労働者一人当たりの平均額1.7万円。
 ・企業が自己啓発支援に支出した費用 労働者一人当たりの平均額0.6万円。
2)正社員に対する研修の実施状況
 ・対象者 新入社員57.1%  中堅社員59.6%  管理職層50.9%
3)実施した研修の内容
 ・新規採用者などの初任層を対象とする研修  69.2%
 ・マネジメント(管理・監督能力を高める内容など) 47.8%
 ・新たに中堅社員となったものを対象とする研修 45.9%

 グローバル社会、知識社会に向けて高度人材育成云々と言いながらも、企業の人材教育の現状には寂しいものがあります。
 これから、国内外を問わず企業は自社のコア・コンピテンスに特化し、他企業と補完関係を築き、効率よく、成果を上げる協働関係が増えてきます。そのようなビジネス環境においては、マネジメントの差がそのまま業績に直結します。

2. マネジメントとは、ほかの人々を通してことを成し遂げること

 これは、H・クーンツ、C・オドンヌールによる古典的なマネジメントの定義です。
 プロジェクトマネジメント(以下PMとする)は、人々を通して不確実性を伴うプロジェクト活動を成し遂げることです。自分一人でことを成し遂げるのであれば、目標管理と自己管理(セルフ・コントロール)により、作業を終えることができます。「ほかの人々を通して」は「協働」を意味します。そのためには「見える化」「共有」「合意形成」の3つの要素が挙げられます。

 私のお気に入りのPMの定義に、「PMは、プロジェクトの始まりから終わりまでをマネジメントし、プロダクトの生成と移管に成功をもたらすアート、かつサイエンス」があります。「人が判断し、意思決定をして、人を動かす、人による人のマネジメント」の側面をアート、「過去の経験から導き出された実践的な手法を使い、情報を見える化し、共有し、活動のための合意形成」を行うシステマティックな側面をサイエンスと称しています。PMのソフトとハードの2つの側面を表す、まさに言い得て妙の内容です。

2.1 PMのサイエンスの側面

 米国に生まれたPMは60年ほどの歴史があります。ポラリスミサイル開発に始まり、続くアポロ計画における宇宙開発、国家規模のインフラ建設プロジェクト、そして民間のプロジェクトを通して発展してきました。プロジェクトの期日を短縮し、予算を削減し、より良い品質の成果物を生み出すための技法(スケジュール作成技法、EVMなど)が生み出されました。さらに、実務において有効だった手法を洗い出し、良い実務慣行として体系化しました。その成り立ちから見ても、PMで使われる技法・手法、考え方は実践に即したものです。

【プロジェクトマネジメントの考え方】

プロジェクトの概要を明確にする ⇒ 計画を作る ⇒ 計画に沿ってプロジェクトを実行する ⇒ 実行時は計画からのかい離を早期に発見する ⇒ トラブルには先んじて手を打つ ⇒ プロジェクト業務を完了させ、実績をとりまとめ、次回への教訓をまとめる

 PM講座をやっていて「先がわからないから計画は作りません」と言われたことがあります。衝撃的な言葉でした。
 プロジェクトは不確実性が伴います。何をどうすればゴールに到着するのか、開始時からその道のりがわかっているものではありません。だからこそ計画を重視します。計画を策定し、計画に対して実績がどうなっているかを把握し、先んじて手を打つというアプローチをとります。行き当たりばったりで進めるのではなく、計画に基づいて実施する点はサイエンスの側面と言えるでしょう。

 計画の中でもその中核となるのが、スケジュール作成技法です。エイヤーではなく、実現可能性の高い、根拠に基づいた信頼性の高いスケジュールを作成することがプロジェクト成功の確度を高めます。

部下: プロジェクトが期日までに間に合いそうもありません。増員お願いします。
上司: どの工程が遅れているの?
部下: A工程です。
上司: その遅れは、どの工程に影響するの?プロジェクトの完了にどのくらい影響があるの?A工程にバッファはないの?
部下: えーっと、えーっと。
上司: スケジュールを見てみろ。ネットワーク図はどうなっている?クリティカル・パスを把握しているか?
部下: スケジュールの線はひいてあるんですけど。

 これは、多品種短納期の新製品開発を多数抱えている企業でのお話です。上司の方は、「自分でやっているプロジェクトのネットワーク図を頭に描けないんですよ。スケジュールを作成する数時間を惜しんで、数日を無駄にしている」と憤慨していました。
 スケジュール通りに業務が進むことは稀でしょう。作業見積もりを見誤っていたり、仕様の変更があったり、想定外のトラブルが発生することもあります。しかし、スケジュールの根拠、タスクの関係が理解できていれば、次の手を考えることができます。
 「正しくネットワーク図を作ることができれば、大抵のプロジェクトはコントロールできる」と声高に叫ぶPM関係者もいます。それは極端にしても、スケジュール作成技法はそれぐらい重要であり、有用なスキルです。

2.2 PMのアートの側面

 プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの成功に責任をもちます。プロジェクトの状況を見極め、意思決定を行い、人を動かし、結果を出すためにその手腕を発揮します。
 PMがサイエンスと呼ばれる側面は、誰もが均質にマネジメントをできるように開発された点にあります。しかし、現実には、プロジェクトマネージャーと呼ばれる人が同じようにプロジェクトを成功させているわけではありません。「あの人がやるとうまくいくんだよね」といったプロジェクトマネージャーがいます。
 そこには「人が実施する」というアートの側面の目に見えない要素として、プロジェクトマネージャーの「感性」があります。

1) 事実を受けとる感性
プロジェクト業務にはトラブルが付き物です。トラブルの現象(事実)は1つです。その現象のどこに焦点を当て、どのように定義するかによって、次の行動が変わってきます。

パターンA: これは大変な問題だ。(事実)
しかし、過去にもあれだけのトラブルを解決したことがあるのだから、必ずできるはずだ。(感情)
この分野に長けている〇〇さんに過去に似たようなケースがなかったか聞いてみよう。(行動)
パターンB: これは大変な問題だ。(事実)
このトラブルが起こったのは、〇〇さんが要件定義を曖昧にしているからだ。ほんと腹が立つよな。(感情)
まずは上司に要件定義がなっていないことを報告だ。(行動)


 事実をポジティブに捉えることによって、行動のアプローチが変わってきます。
 ポジティブ思考は、能天気で楽観的になると誤解されがちですが、ここで言うポジティブ思考は、過去の経験、目の前にある事実を分析し、過去の成功した要因や強みを探りだし、リスクも考慮の上で、物事はうまくいくと信じることです。「トラブルに遭遇すると、どうやって解決しようかと頭が高速回転して燃えるんだ」というプロジェクトマネージャーがいます。人を責めることなく、事実を受け止め、解決策に考えを巡らせるポジティブ思考がチームの活性化にもつながり、良い環境を生み出していきます。

2)多様性を受け入れる感性
 奇人、変人、オタクがプロジェクトメンバーだったからこそ成功したというプロジェクトマネージャーがいます。最初はどうなることかと思ったものの、自分の興味あることしかやらない、いったん気になったら徹底してやる、といったそれぞれの個性を強みとして捉え、それらをうまく使うことにより、想定できなかったパフォーマンスを発揮できたという事例もあります。
 現在のビジネス環境では、国籍、性別、年齢、文化の相違などの多様性は当たり前になってきます。この多様性に加え、リーダーシップ、モチベーション、態度・態様などの見える化をすることが難しい考え方や価値観の異質性は、プロジェクト業務において、コンフリクトを生じさせます。そこでは、先入観をもつことなく、行動の根底にある違いを理解し、尊重する感性が求められます。メンバーの強みや、うまくできたことに気づいたら、それらを率直に伝える、それは、強い人間関係を構築することにもつながります。

3)不測の事態を受け止める感性
 新製品開発の際に、社内ポリティックスや同僚の嫉妬から、前から撃たれて、後ろから撃たれ孤立無援になった。それでもなにくそと必死になって仕事をしていたら、海外の本社の偉い人がサポートについてくれて、プロジェクトがうまくいった、という伝説のプロジェクトマネージャーがいます。「敵ばかりと思っていたけど、思いがけないところから味方が現れたんだよね。腐らないことが大切」と懐かしそうに話していました。(ちなみに、プロジェクトが成功したあかつきには、前から、後ろからの狙撃手は自分がやった仕事だと吹聴して回ったとのこと。)このままでは終われない、必ず成功させてやるという、困難を乗り越える強い思いが人を突き動かします。ご本人いわく、「プロジェクトマネージャーに大切なのは、最後の最後は『プロジェクトを成功させるという情熱』だよ」でした。
 大規模・複雑なプロジェクトであれば、困難な課題が次から次へとやってくるし、さまざまなステークホルダーの思惑が交差して、それらの調整にも大きなストレスがかかります。不測の事態に遭遇しても負けない強さ、逆境を乗り越える力が「レジリエンス(しなやかな強さ)」です。「レジリエンス」は、ビジネスパーソンに必要な力として注目を集めています。
レジリエンスを高めるためには、自分ならできるという「自己効力感」を高めること。それには小さな成功体験を積み重ね、その成功を喜び、誉めてあげることです。そして、強みを生かすこと。弱み、不得意な点に焦点を当てるのではなく、できること、成し遂げた事実に焦点を当てます。その心理の背景には、1)で挙げたポジティブ思考があります。しなやかな強さが仕事に取り組む態度・態様になり人を導くことにつながります。

3. 最後に

 PMは、人を通してプロジェクトを成し遂げるいわば知識労働です。人を通してことをなすためには「見える化」「共有」「合意形成」が必要です。そして、プロジェクトマネージャーの「ポジティブ思考」「多様性の受容」「レジリエンス」などの感性は、社会人教育で醸成したい能力です。プロジェクトやPMから学ぶことはほかにも多く存在し、それらを追求していくことが、これからの社会人教育に求められることが想定できます。PMが社会人教育の救世主と成り得る所以です。
NEC presents 『Crossroad』 第40回
   常 識 を 変 え た 靴 磨 き 
          人 気 行 列 店 ・ 千 葉 ス ペ シ ャ ル
Link People, Link Business WISDOM編集部 2016年04月22日
【参考URL=https://www.blwisdom.com/linkbusiness/linktime/crossroad/item/10480-40/10480-40.html?mid=w55500300001164955&limitstart=0

 有楽町の一角に開店から閉店まで行列が途切れない靴磨き店「千葉スペシャル」があります。代表を務めるのが、靴磨き職人・千葉尊さん(60歳)。スタッフは、洒落たジャケットにベスト、蝶ネクタイとハンチング帽で決めた英国紳士の出で立ちです。お客さんを迎える椅子も、これまた英国風の柔らかい本革。従来の靴磨きにはなかった独自のスタイル。「靴の使いこなしかたがヘタクソ」とお客さんに対して話す千葉さんは、スタイルは英国風ながら、精神は頑固な職人さんそのものです。
 なにより、お客さんを満足させるのは、その仕上がり。先端がボロボロになった靴が、片方5分で輝きを取り戻し、新品の頃のツヤとヌメリ感が甦りました。しかも、値段はたったの1000円。今やスタッフ4人で年間5万足を磨き上げる会社の社長となった千葉さんも、一時は職を転々とし、無一文となったこともあったそうです。靴磨きの常識を変え、路上から這い上がった波乱の人生。男はなぜ、靴磨きに執念を燃やすのか?

 「別格」と称される千葉スペシャルの技術

 足早な勤め人たちが行き交う午前8時。有楽町の東京交通会館前に、いつものように「千葉スペシャル」のワゴン車が現れました。営業に必要な道具一式は、すべてこの一台の中にあります。店がオープンしたのは2012年9月。有楽町店のほかに、東京八重洲にもう1店舗。千葉さんを慕って集まった弟子は全部で6人、そのほとんどが別の仕事からの転職組です。

 靴磨きには可能性があるはず。弟子にそう思わせてきたのが師匠の千葉さん。しかし、なにより彼らを惹きつけてきたのは、路上で磨いていた頃と変わらない彼の信念です。

 「社会的地位をあげれば、(靴磨きも)それなりの職業だと認められます」(千葉さん)

 そう話すだけあって、開始時間も仕事もきっちり。途切れない行列は、千葉さんへの信頼の証なのです。まずは、お客さんのスボンの裾が汚れないようにビニール袋を用意。膝には寒さ対策の毛布をかけるところから仕事が始まります。靴ひもの長さも調整し、足にフィットさせてからの作業。お客さんが来ても、千葉さんが顔を見ることはほとんどありません。靴を甦らせることだけに、集中するのです。

 用意したのは、特製のクリームにアルコールを混ぜたもの。ブラシで靴に付着した余計なものを取り除きます。ここからの道具は、人差し指と中指だけ。二本の指に布を巻きつけ、特製クリームを直接革に塗り込んだ後、今度は先ほどのものより固めのクリームを塗っていきます。これで仕上げかと思いきや、またまた固さを変えたクリームを丁寧に塗り込む。数種類の固さのクリームには、どんな意味があるのでしょうか?

 「順番通りやっていくと、固まる速度が速くなるんです」(千葉さん)

 違う固さのクリームを塗り込むこの手順が、1足10分という短時間の仕上がりを可能にしているのです。道具箱の中には、あらゆる色の靴に対応できるクリームがぎっしり。こうして磨き上げた靴に、千葉さんの姿が映ってきました。片方にかける時間は、およそ5分。わずか10分で、できる男の靴へと早変わりします。「鏡面磨き」と呼ばれる艶やかさが、千葉さんの真骨頂です。

 気になるのがクリームの正体ですが、それは企業秘密なのだそう。とにかく開店から途絶えない行列。それでも、この店がいいと思わせる理由はただ一つ。

 「ここは別格ですよね」(男性客)

 「他の磨き屋さんと全然違う」(別の男性客)

 その「スペシャル」な磨きにかかせない二本の指は、他の指とは違って手袋から出ています。 そこに布を巻きつけて磨くのですが、そうしないと「感覚が鈍って、いいツヤが出ない」のだとか。ほかに、どのような秘密があるのでしょうか?

 独自に編み出した靴磨きフォームの理由

 「千葉スペシャル」の技術を探るべく、強引にも千葉さんの自宅兼事務所を訪ねると、取材に根負けしてか、靴磨きのコツを教えてくれました。実は千葉さんの実家は材木店。若い頃はカンナの刃を石で研ぐ作業を手伝っていました。

 「カンナの刃を研ぐ角度と一緒。角度が悪いとツヤがでないんですよ」(千葉さん)

 それ以外にも、これまで経験したあらゆる仕事の要素が取り入れられていました。

 「まずは左官屋さんの塗り方、ペンキの溶き方。非破壊検査で溶剤の使い方を覚えたのが役に立ちました」(千葉さん)

 さらに磨きのフォームにもこんな秘密が。

 「私はゴルフをやっていたんですが、ゴルフっていうのは軸がぶれると、スコアが上がらないんです。それと同じで、磨きながら体を動かしてはダメ。上体を動かさないで、手の動きだけでやらないと」(千葉さん)

 上体を動かさず、靴を体の中心に置き、指の芯で革を磨く。これが独自に編み出した靴磨きのフォームです。

 それにしても、あらゆることに携わってきた千葉さんは、なぜ靴磨きを本業にしたのでしょうか?        つづく
  常 識 を 変 え た 靴 磨 き 
       人 気 行 列 店 ・ 千 葉 ス ペ シ ャ ル つづき

  準ホームレスとなった千葉さんが出会った“天職”

 東京交通会館に本格的な寒さがやってきました。それでもお客さんの行列は相変わらず。同じ場所に10時間、寒風が身にしみます。それでも決して休もうとしないのは、千葉さんなりの理由がありました。

 「靴磨きは社会の一番つまはじきみたいなもんだし、磨かれる人は社会的地位が極端に上だから。それを自分が天狗になったんじゃ話にならない。いいお客さんが獲得できない」(千葉さん)

 自ら「つまはじき」と例えるこの職業を、千葉さんはなぜ選んだのでしょうか?

 千葉さんは宮城県大崎市出身。実家では、かつて父親が材木店を営んでいました。千葉さん自身も20代前半まで家業を手伝っていたと言います。靴磨きで使う足乗せ台を自ら作ったのも、この時の経験からです。しかし、些細なことで父と喧嘩し、実家は兄に任せて、「なんとかなるさ」と全国を回り、職を転々。やがて、その職もなくなり、気がつけば無一文になっていました。

 「お金がなくなって上野の不忍池のベンチで寝てました。準ホームレスですね。大学を出てないし、書き物もできない。何もないわけですよ。財産があるわけでもない。名声があるわけでもない」(千葉さん)

 なんにもない自分に声をかけてきたのが、路上の靴磨き。一緒にやろうと誘われ、すぐに飛びつきました。するとこれが……

 「いい職種が見つかったと思いました。靴磨きの常識を全部変えてやる」(千葉さん)

 やりはじめて、ふと気付いたのです。これは今までの仕事の経験が生かせる。すぐに独立し、有楽町の路上で営業をスタート。これまでになかった特製クリームを編み出し、弟子もできました。

 しかし、そんな「千葉スペシャル」に最大のピンチが訪れます。

 2012年、行政の指導が厳しくなり、路上での営業が全面禁止へ。千葉さんも例外ではありませんでした。

 「キツかったね。追い出されて、もう終わりかと思った。救いの手が来るとは思わなかったです」(千葉さん)

 ピンチの千葉さんを救ったものとは?

 有楽町の人気者を守りたい

 有楽町の駅前で靴磨きをしていた千葉さんを襲った廃業の危機。そんな彼を救ったのが、すぐそばにある東京交通会館でした。

 他にも有楽町の人気者を守りたい。そう思った人がいました。空間、ディスプレイ業界の最大手・乃村工藝社の会長です。実は路上にいた頃から、千葉スペシャルに足繁く通う常連さんだったのです。

 こうして東京交通会館が場所を、乃村工藝社が特製の椅子と道具箱を提供。たくさんの人が見てくれていた千葉さんの腕と心意気が新装開店につながりました。

  よろこんでくれる人がいる限り磨き続ける

 噂が噂を呼び、最近では以前は見られなかった女性客の姿が増えました。相手が女性でも、千葉さんは容赦しません。

 「だいぶ、(靴を)ほったらかしにしてたね」(千葉さん)

 指摘通り、そのブーツはしばらく手をかけずにいた様子。しかし、なぜ今磨いてもらおうと思ったのでしょうか。

 「今日初めて来ました。私、今妊婦なんですけど、出産前に靴ぐらい綺麗にしておかなくてはいけないと。足元からしっかりしておかなければいけないと思いました。お腹が大きくなって、自分で磨くことができないし」(女性客)

 「いいことですね」(千葉さん)

 出産前に、汚れたブーツが一足早く生まれ変わりました。今や妊婦さんにまでニーズがある時代。靴磨きの可能性はまだまだ広がりそうです。

 しかし、人生一寸先は闇。それを知っている千葉さんだからこそ、会社の今後について弟子である各店舗の店長に、言っておきたいことがありました。

  弟子を引き連れ、居酒屋へ。

 「(千葉さんは)厳しかったです。『今までお前は何をやってきたんだ』と、3日間説教されて、(最初は)技の指導は一切なしでした」(弟子)

 そして、職人の人材不足に話題が及びました。

 「やっぱり若手を育てていかないと」(弟子)

 「現状では無理だよ。まずはその前の段階を一つ一つ越えていって、初めてそういうことが言えると思う」(千葉さん)

 会社を大きくしたいわけではない。目標は本物を育てることなのです。

 これまで磨いた靴は30万足。無一文の生活の中で、ようやく見つけた生きがい。

 「俺は100万足を目標にしているから」(千葉さん)

 よろこんでくれる人がいる限り−−。そんな職人魂を持つあなたを応援します。

【テレビ東京「NEC presents 『Crossroad』」2016年3月12日(土)放送より
(NECのサイト「NEC presents Crossroad」、テレビ東京番組公式サイト)】
  先週末23日(土)開催の『第4回 生涯現役サミット』ご参加の皆様から下記のような「ご共感アンケート」①&②を頂戴しております。今後ご参加への参考迄にイニシャル芳名で下記ご紹介させていただきます。

      ご 共 感 ア ン ケ ー ト ①

  本日はご多用の中、生涯現役サミットにご参加いただき、本当に有難うございました。誠に恐縮ではございますが、以下アンケートにお応えお願いいたします。

①  本 日 お 感 じ に な ら れ た こ と

◎ これからの日本にとって、とても大切な活動だと、再認識させていただきました。(N.M)

◎ 生涯現役は共感します。しかし、働く意味を社会全体が認識を変えない限り変わらないと思います。生涯現役の意味、働くことの意味を各世代ごとに展開することが大事だと思います。(K.T)

◎ 石橋氏の話は大変面白く、有意義であった。確かに独立するのは大変である。よくぞやったと思う。そこがすばらしい。福田哲夫様のパワーはすごい。77歳でもやっていく人だという気持ちがよく伝わってきました。全体的によい話であります。6名の方が述べた コーナーは少し時間が足りない様な気がしました。(T.W)

◎ シニア世代の方の元気を感じました。いろいろな視点で事業が行われていると感じた。(E.N)

◎ ※感謝。 基調講演は生涯現役を貫くことを今後の人生目標にしている私にとって大変有益でした。31年前に「生涯現役社会づくり」の必要性に気づき活動をスタートさせ、今日まで継続されている事実を知りびっくりしました。関係者各位の皆様に敬意を表すると共に、この団体を一人でも多くの人々に伝えたいと思います。(H.S)

◎ 今までのキャリア、技術を活かしてシニアとなっても活躍しようという方々がこれだけいらっしゃるのか!? と感銘を受けました。愛、絆、技術、そして連携。(S.O)

◎ 石橋先生の話、とても感動しました。久し振りにこういったセミナーに参加しましたが、かなりの人の話を聞くのは楽しいです。(S.H)

◎ 38歳の今、60歳からの自分を考えることはありませんでしたが、本日参加されている先輩方が活き活きしているのを見て、自身もそうでありたいと感じました。お金のための仕事、現役でなく、生きがいのための現役でいたいと思います。(T.I)

◎ 様々な課題を掲げ実践している人がいらっしゃることが分かりました。しかし、まだビジネスとして可能性のあるものが少し残されているような気がします。(T.K)

◎ 民間企業・自治体の枠を超えた連携により、日本の高齢化社会における “ 人 ” 、つまり生涯現役推進をして、新川会長のおっしゃる「水溜り」をつないだ大きな潮流をつくっていかなければならない。奇兵隊のように、誰かが率先垂範しなければ周りも動かない。(T.I)

◎ 4/16の熊本地震で被災し、4/17に千葉県に非難してきました。4/21に石橋正利先生から「生涯現役サミット」への参加を紹介されたので出席しました。日本生涯現役推進協議会があることを初めて知りました。とても意義のある活動であると感じました。私も日野原重明聖路加病院名誉理事長がリードしている「新老人の会」の会員として「生涯現役を目指して行くこと」を狙って行動しております。(T.H)

◎ A.N氏に呼ばれて参加しました。65歳を過ぎてハローワークに週1回2ヶ月かよって仕事を探しましたが・・・4件見つかった仕事に書類を送っても面接まで行けないで断られる・・・という経験をしています。(今)「生涯現役推進」という言葉は響いてきますが・・・「場所」働く場所を探すのに苦労しています。(K.K)
 ・ 水溜りの話は共感しました。(無記名)                   つづく
  先週末23日(土)開催の『第4回 生涯現役サミット』ご参加の皆様から下記のような「ご共感アンケート」①&②を頂戴しております。

② 私 ど も 日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 の 当 2 0 1 6 年 度 方 針 ( 全 国 展 開 へ の ス タ ー ト ) に つ き ま し て、 ご 共 感 い た だ き、 こ れ な ら 協 力 し て も 良 い と お 考 え に な ら れ ま し た こ と な ど ご ざ い ま し た ら、 ご 教 示 賜 わ れ ば 幸 甚 に 存 じ ま す。

◎ 何らかの形で、ご協力させていただければと思います。(N.M)

◎ 世代間の交流を通じて、啓蒙活動が必要と存じます。生涯現役をかかげている人は、働くことに関して熱い思いを子どもたちに伝えていくことをやりましょう。 “ 働く”“ 生きる ”の意味を子どもたちに伝えていきましょう。(K.T)

◎ 31年の長きに亙り、この協議会が続いていくのはすばらしいと思う。東瀧氏が長い間運営したことは特策に値すると思う。本当に有難うございました。(T.W)

◎ 具体的ご提案ができます。各団体との連携をご案内できます。⇒私の活動にご同行下さい。ご高齢でも可能なビジネス提供できます。(M.T)

◎ シニア向け人材派遣業をしており、シニアの方やシニアを受け入れる企業との接点を探しており、御協議会の情報提供や協力できることを考えていきたい。(E.N)

◎ 生涯現役サミットをご紹介いただきましたY.Iさんと相談します。(S.O)

◎ アイスブレイクがもう少し楽しいといいです。(S.F)

◎ 私は営業職として様々な方々を対象とし、勧誘活動を行っていますが、退職者が多く、時間を持て余している方が少なくありません。微力ですが参加者を増やすお手伝いさせていただきます。(T.I)

◎ 現在推進する状況に入っております。(T.K)

◎ 当社としては、高齢化社会に対して貢献できることを検討しております。( “ 物 ”にとどまらず、本業をこえた取り組みです )特に「自治体と官民連携し成功モデルを確立」「最も影響力ある広域大型企業と民間連携」に関してお役に立てることは、ないでしょうか?(T.I)

◎ 私が役に立つ「場」が在るのでしょうか? というよりも何が出来るの?から始めなければ・・・と思います。 今日、私はこの協議会があることを知った。「一人増えた!!」というように増やして行くことでしょうか・・・・!!(K.K)

◎ ねらっているところは「新老人の会」と同様な方向にある。「新老人の会」はすでに全国展開をしており、40以上の都道府県に支部があり、積極的に活動している。全国展開のやり方について、参考になるかと存じます。104歳の日野原先生(会頭)自身facebook を活用して全国の情報提供や相互啓蒙を実施されている。(T.H)                                 以 上
N P O 法 人  ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ  
        ホ  ッ  ト  ラ  イ  ン   ニ  ュ  ー  ス
事 務 局 報 告 第 127 号                  2016年 4月29日 発行
******************************************************************
◎  日本生涯現役推進協議会・NPO法人 LVクラブの四月理事会ご報告

日 時: 2016年4月27日(水)  15:00~17:10
会 場: ライフ・ベンチャー事務所
出席者: 伊藤幸男、上田研二、柏原晃一、高橋育郎、中上 崇、新川政信、
      東瀧邦次、福田哲夫、水上久忠、持田昇一、吉田あつみ、若林健市
     (敬称略、五十音順)12名
内 容: 
【 報 告 事 項 】
 1. 過日④サミット総括/次回⑤サミット提言に関する件
   ① 第4回サミット(前回対比)収支報告配布(前売分158枚収支110千円余) 
   ② サミット出席理事各総括意見発表(参加者共感アンケート回答意見報告:BlogURL=http://40591.diarynote.jp/の4/27&4/28付に掲載)
   ③ 次回サミットは4回内容から尚全国展開を図るためにも、月例シリーズ塾連動の生涯現役協・かい援隊本部一体化による『生涯現役プロデューサー』養成プログラム具現の参加者有効拡充策展開を図る。
 2.『生涯現役プロデューサー』PJに関する件
   生涯現役協(NPO/LVC)・かい援隊本部・生涯現役ゼロワンクラブ連帯の仕組み/『生涯現役プロデューサー』志向への、誰もが社会に必要とされる役割とライフスタイルを選択できる参画・役割3つのパターン:まずプロジェクト参加(+学)の【Aインターン】・PJデザインコーディネーション(+産)【Bコーディネーター】・PJ経営/地域事業主体(ボランタリチェーン)(+官)の【Cプロデューサー】につき、配布図表で持田理事から説明。なお、5/18~20ビッグサイト開催イベントブースで本件PJを宣伝予定。
 3. 生涯現役G&かい援隊本部一体活動に関する件
   かい援隊本部新川会長から④サミット決意表明に続く「さいたまシニア就業改新活動での生涯現役社会PF全国展開第一弾」進捗成果を⑤サミット発表に連携するための生涯現役G協働一体化要請。そのための『生涯現役プロデューサー』PJを月例塾フル活用した逐月進捗化を図るための365回以降内容主導を代表が率先実行決意表明した。
 4、 その他各理事の主体的参画活動・提言に関する件
   中上理事から理事会論議が十分に発揮されない旨の指摘あり。現状各理事の活動は自主申告制で意欲次第で、毎回真剣な理事会提言を求めるには担当意欲の動機付け要再検討。        以 上
日  本  生  涯  現  役  推  進  協  議  会
     ヘ  ッ  ド  ラ  イ  ン     ニ  ュ  ー  ス
 事務局報告 第147号                    2016年 4月30日発行
******************************************************************
◎  2016/10/15(土)開催予定:『第5回 生涯現役サミット』の企画案を公募

  日本生涯現役推進協議会&NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブの活動をご支援くださるご関係皆様には、いつも「生涯現役社会づくり」ネットワーク活動へのご支援をいただき、有難く厚く御礼申し上げます。   

  12年前の2004年6月開催『日本生涯現役推進協議会発足記念:第1回生涯現役Forum』から、先般終了の『第4回生涯現役Summit』迄の開催記録は下記のとおりです。原則毎年春秋2回を開催時期に、私たちの『生涯現役社会づくり』への純民間推進活動には、生涯現役実践リーダー方々のご献身に加え、ご参加皆々様のご芳志をいただき、重ねて有難く感謝いたします。

  私たち日本生涯現役推進協議会:『生涯現役Summit』は、今秋第5回を開催予定ですが、『生涯現役社会づくり』市民活動に協賛される地域行政団体や、ご関心ある企業・大学、中央関係省庁にも呼びかける『生涯現役Summit』構想を全国展開するに際して、ご注目くださる皆様方から独創的アイデア公募案を前回同様、今回も前向きに継続いたします。

  どうか私たち『生涯現役プロデューサー』仮登録者皆様は勿論、平素活動に関わっておられる会員皆様方も、どうか各地域自治体やご出身企業、ご出自郷里、所属団体への接点を拡充するために、ご遠慮なく次回『第5回:生涯現役SUMMIT』への首脳会議ご提言と併せて、関係者ご動員への創意工夫を思う存分発揮していただきたいと切望しております。
********************************************************
『あなたと日本を元気に!』させる 生涯現役実践道場へ ご参加で
あなたご活躍の地域から 次々と活力盛り上げの輪が拡がります!  
-------------------------------------------------------------------------------------
2015年秋SUMMIT/2016年春・秋SUMMIT(各土曜午後1時30分)
 第3回10/17(済)    第4回4/23(済)    第5回10/15(予定) 
-------------------------------------------------------------------------------------
2016/5(理事会/15:00 & 生涯現役塾/17:30~19:30)~2016/10
 5/25   6/29   7/27   8/24   9/28   10/26
********************************************************
日  本  生  涯  現  役  推  進  協  議  会
      NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ
             代 表   東    瀧     邦    次      
TEL:03-3517-6667       FAX:03-3517-6668
E-mail: info@sgsk.net
URL: http://www.sgsk.net    
Blog: http://40591.diarynote.jp/
Facebook: http://www.facebook.com/sgsk.net/
Facebook2:https://www.facebook.com/yaesu3min
**************************************************    
---------------------------------------------------------------------------------------------------
【ご参考】  発足記念/第1回Forum~発進31周年/第4回Summit 開催記録
 回     開催日          テーマ                
第 1 回  2004.06.30  『21世紀 生涯現役の時代 来たる!』   
第 2 回  2004.11.11  『生涯現役の成功実例発表フォーラム』        
第 3 回  2005.02.11  『生涯現役の時代にどう備えるか』       
第 4 回  2005.05.02  『生涯現役人生にどう取り組むか!』        
第 5 回  2005.10.05  『企業人から社会人への新たな出発』               
第 6 回  2006.04.29  『生涯現役シニア・ベンチャーの時代』               
第 7 回  2006.11.11  『挑戦するシニア就業のススメ』                     
第 8 回  2007.06.23  『生涯現役で自己実現の夢を実現する』              
第 9 回  2007.10.03  『生きがい創造シンポジウム』           
第10回   2008.04.26  『団塊世代の仕事とお金のこれから』   
第11回  2008.10.25   シニア・次世代の交流で『日本を元気に!』      
第12回  2009.04.25  “こころ”と“いのち”が触れ合い 日本を元気に!   
第13回  2010.06.12   日本を元気に! 世代を超えて 明日に挑む
第14回  2011.06.11   全世代で日本を元気に!! 生涯現役フォーラム    
第15回  2011.12.03   アイデアたっぷり! 生涯現役フォーラム     
第16回  2012.05.19   あなたが動いて 日本を変える! 2012第一弾  
第17回  2012.11.03   『世代を超えた リアルなホンネ 大激論』
第18回  2013.05.18   市民が創る新しい日本 市民が決める『生涯現役社会』  
第19回  2013.11.09   あなたが創る活力ある日本 21世紀は『生涯現役社会』  
第20回  2014.05.10  『国に任せず 市民が動く 生涯現役社会』  
第 1 回  2014.11.08  『6Leader:「生涯現役社会づくり」実践活動発表会』     
第 2 回  2015.04.25  ハッピーライフ実現への『生涯現役社会づくり』とは
第 3 回  2015.10.17   『生涯現役30周年感謝・・・生涯現役社会創りの核心』
第 4 回  2016.04.23   『生涯現役発進31周年・・・生涯現役全国展開第一弾』
第 5 回  2016.10.15   『?????????????』(企画公募中) 以 上
---------------------------------------------------------------------------------------------------
◎  2 0 1 6 / 4 / 1 ~ 2 0 1 6 / 4 / 3 0 の当Blog「掲載テーマ一覧表」
    日 付                タイトル
2016年4月30日    「日本生涯現役推進協議会」:会報 147号
2016年4月29日    NPO ライフ・ベンチャー・クラブ会報127号
2016年4月28日    ④生涯現役サミット参加共感アンケート2
2016年4月27日    ④生涯現役サミット参加共感アンケート1
2016年4月26日    TV東京:NEC presents 『Crossroad』紹介2
2016年4月25日    TV東京:NEC presents 『Crossroad』紹介1
2016年4月24日    マネジメントWISDOM編集部4/22号紹介
2016年4月23日    生涯現役活動発進31周年サミットに感謝
2016年4月22日    近藤 昇理事:BRAIN NAVI最新号紹介
2016年4月21日    MAG2NEWS:「日台支援の歴史」ご紹介
2016年4月20日    4/27 『第364回 生涯現役塾第四弾』 案内
2016年4月19日    ハビネス共育通信(Vol.66)最新共育情報
2016年4月18日    サラリーマンこそ独立の「滑走路」を創れ!
2016年4月17日    Altarna誌森編集長:「ダイレクト募金」に!!
2016年4月16日    ビンテージ・ソサエティ表彰制度の創設を
2016年4月15日    『第4回生涯現役Ⓡサミット』開催日迫る!
2016年4月14日    日本中 “やる気”に火をつけて回る情熱3
2016年4月13日    日本中 “やる気”に火をつけて回る情熱2
2016年4月12日    日本中 “やる気”に火をつけて回る情熱1
2016年4月11日    役立つ『生涯現役プロデューサー』なのか
2016年4月10日    全世界「生涯現役社会創り」平和目標で!!
2016年4月 9日    毎日Web 4/8:札幌市議70歳元議長挑戦
2016年4月 8日    4/26:ITモダナイゼーション Summit 2016
2016年4月 7日    J.I.Mail News 巻頭文: 政権ガバナンス考 
2016年4月 6日    5/16-19開催「HRカンファレンス2016-春-」
2016年4月 5日    新川理事:在宅介護 家族負担/限界7割
2016年4月 4日    4/6:④生涯現役サミット開催実行委員会
2016年4月 3日    4月29日(金・祝)開催:ワールドフォーラム
2016年4月 2日    日経BP 「I T モダナイゼーションSummit 」
2016年4月 1日    日本専門家活動協会・FellowLink倶楽部      以 上

1 2