日本中 “やる気”に火をつけて回る情熱1
2016年4月12日 お仕事 昨日株式会社 新規開拓で面会終了直後に頂戴した資料の数々は、どれも有益な内容の創業者:朝倉社長自らご体験で産み出された朝倉哲学と朝倉語録満載の真摯な名文ばかり。そこで、《仕事》と《経営理念》を結びつける実践ビジネス誌/PHP Business Review 松下幸之助塾と朝倉社長から特別に事後ご了解いただき、「松下幸之助塾誌/朝倉千恵子の上司学」(仕事ができて愛される《人財》の育て方①~⑫)の最終回『日本中の “ やる気7 ” に火をつけて回る!』ご情熱を今日、明日、明後日と三連続でぜひ学びたい。
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松 下 幸 之 助 塾 : 隔 月 誌
【 朝 倉 千 枝 子 の 上 司 学 】
仕 事 が で き て 愛 さ れ る ≪ 人 財 ≫ の 育 て 方
日 本 中 の “ や る 気 ” に 火 を つ け て 回 る ! ①
“ い い 会 社 ” と は ?
子どものころ、母とこんな会話を交わしたことがあります。
「千恵子、あんた、大きくなったら何になりたいん?」
「私な、歴史に名前を残す人間になりたいねん」
「あんたは大きいこと言うなあ」
途方もないことを言う娘を、「そんなん、できるわけないやん」などと言って否定したりせず、受け止めてくれた母に感謝しています。
歴史に名前を残す・・・もしかしたら、「トップセールスレディ育成塾」がその一つになってくれるかな、という期待はあります。この類いの塾は、どこを探してもありませんから。
しかし、私がいなくなると同時にこの塾が、あるいは新規開拓という会社がなくなってしまったら・・・。
私は一時期、会社を百億円企業にしたいと考えていました。ですから規模を大きく大きくと思っていたのですが、あるときふと気づいたのです。高度成長時代ではない今、生き残るのは必ずしも大きいものではなく、純応性や適応力のあるものだと。
そのときから、規模にはこだわらなくなりました。むしろ、“ いい会社 ” にしていきたい、百億円企業ではなく、百年続く本物企業である “ いい会社 ” にしたい、と思うようになったのです。
では、“ いい会社 ” とは、なにでしょうか。私は、人が定着する企業こそが、いい会社と言えるのだと思います。企業の “ 企 ” の字は、“ 人 ” と “ 止 ” でできています。私はこれを“ 人が止まる ” と読みます。余談ですが、 “ 己が走る ” と書く“ 起業 ” は、自分が突っ走ればいいのですから、言ってみれば誰でもできます。大事なのは自分一人を超えて、他の人がどれだけ止まり、ともに働いてくれるかです。
百年続いている老舗を見ると、やっぱり人を大事にしています。人を育てて、社員を含め縁あるすべての人や企業から、「あの人と仕事ができてよかった」「あの会社に自分のすべてをかけてよかった」と言われる企業こそが長く続くのであり、私はそういう会社をつくりたいと思うのです。 つづく
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松 下 幸 之 助 塾 : 隔 月 誌
【 朝 倉 千 枝 子 の 上 司 学 】
仕 事 が で き て 愛 さ れ る ≪ 人 財 ≫ の 育 て 方
日 本 中 の “ や る 気 ” に 火 を つ け て 回 る ! ①
“ い い 会 社 ” と は ?
子どものころ、母とこんな会話を交わしたことがあります。
「千恵子、あんた、大きくなったら何になりたいん?」
「私な、歴史に名前を残す人間になりたいねん」
「あんたは大きいこと言うなあ」
途方もないことを言う娘を、「そんなん、できるわけないやん」などと言って否定したりせず、受け止めてくれた母に感謝しています。
歴史に名前を残す・・・もしかしたら、「トップセールスレディ育成塾」がその一つになってくれるかな、という期待はあります。この類いの塾は、どこを探してもありませんから。
しかし、私がいなくなると同時にこの塾が、あるいは新規開拓という会社がなくなってしまったら・・・。
私は一時期、会社を百億円企業にしたいと考えていました。ですから規模を大きく大きくと思っていたのですが、あるときふと気づいたのです。高度成長時代ではない今、生き残るのは必ずしも大きいものではなく、純応性や適応力のあるものだと。
そのときから、規模にはこだわらなくなりました。むしろ、“ いい会社 ” にしていきたい、百億円企業ではなく、百年続く本物企業である “ いい会社 ” にしたい、と思うようになったのです。
では、“ いい会社 ” とは、なにでしょうか。私は、人が定着する企業こそが、いい会社と言えるのだと思います。企業の “ 企 ” の字は、“ 人 ” と “ 止 ” でできています。私はこれを“ 人が止まる ” と読みます。余談ですが、 “ 己が走る ” と書く“ 起業 ” は、自分が突っ走ればいいのですから、言ってみれば誰でもできます。大事なのは自分一人を超えて、他の人がどれだけ止まり、ともに働いてくれるかです。
百年続いている老舗を見ると、やっぱり人を大事にしています。人を育てて、社員を含め縁あるすべての人や企業から、「あの人と仕事ができてよかった」「あの会社に自分のすべてをかけてよかった」と言われる企業こそが長く続くのであり、私はそういう会社をつくりたいと思うのです。 つづく