松 下 幸 之 助 塾 : 隔 月 誌
【 朝 倉 千 枝 子 の 上 司 学 】
  仕 事 が で き て 愛 さ れ る ≪ 人 財 ≫ の 育 て 方

  日 本 中 の  “  や る 気  ”  に 火 を つ け て 回 る !  ③

  教 育 会 社 の コ ン ビ ニ に
  このような講演を、場合によっては無報酬でも行えるような仕組みをつくりあげたいと思っています。企業様での講演にかぎらず、かりに小さな公民館で少人数相手、講演料は払えませんというところであっても、お役に立てるのなら、できるだけ出かけていきたいと思うからです。そうしてでも日本を元気にするお手伝いをしたいのです。
  これまで私は、わが社は、多くの方からたくさんの恩恵をいただいてきました。会社設立十年を機に、今度は私たちから “ 恩送り ”(人から受けた恩を、別の人に送ること)ができたら・・・・。
  そのために、私の講演が無報酬でも会社の経営が成り立つような仕組みをつくらなくてはなりません。今の私の売上がなくなっても会社が回るくらい部下たちを成長させ、今よりも “ いい会社 ” にしていきたいと思っています。
  しかしながら、会社として完全なボランティアをしようというのではありません。企業様であれば、講演で私が見つけた問題点をフィードバックし、「ほんとうに社員を成長させ会社を強くしていきたいとお思いなら教育にお金をかけてください。社長様の身銭を切ってでもしてください」というトップ営業ができるわけです。
  そのあとに続くのがわが社の研修であればベストですが、もし、その会社様にもっと合ったプログラムをお持ちの研修会社があれば、コーディネートしていきたいと思います。いわば “ 共育会社のコンビニエンスストア ” になって、社員教育に関する総合的なコンサルタントになれたらとおもいます。
  最 期 は 子 ど も た ち に 囲 ま れ て ・  ・  ・
  私はずっと教育に携わっていきたいと願っています。まだ具体的な絵は浮かんでいませんが、銀座にクラブをつくりたいな、とひそかに思っています。そこではあまり高くない値段で楽しく飲みながら、接待のしかたやマナーを学んだり、異業種の人や素敵な異性と出会ったりできる。教育会社がつくる銀座のクラブ、いいと思いませんか?
  そして五日、子どもの教育にも戻りたいと思っています。子どもたちに、話を聞く姿勢や礼儀礼節を教える “ かわいいおばあちゃん ” になって、最期の瞬間(とき)は子どもたちに囲まれて迎えたい。それが私のささやかな夢です。