次代のためバトンパス:内田樹氏に聞く
2017年12月12日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
次 代 の た め バ ト ン パ ス
思 想 家 ・ 内 田 樹 さ ん に 聞 く
世界的危機の北朝鮮やエルサレム難題をを抱え込んだ2017年も師走を迎え、あと半月余で終わります。お陰様で、わが生涯現役グループ仲間の皆様との協働事業は、明日の年内最終第384回塾と第32回望年会をもって新年へと、さらなる飛躍を目指したいと願っております。
思い返せば、私ども日本生涯現役推進協議会は、2004年6月に会員制任意団体と創設以来既に17年半。また、1985年5月にライフ・ベンチャー株式会社の会員制任意団体として創設したライフ・ベンチャー・クラブが解散して、新設NPO法人化後の通算活動歴を数えると、満32年になりますが、両団体ともに前者は正規代表者不在で東瀧邦次が代表代行。そして、NPO法人ライフ・ベンチャー・クラブ理事長も同様に東瀧です。
そこで、昨年来平成天皇の退位ご意志表明から、明後年4月30日ご退位に殉じて、ライフ・ベンチャー(株)代表はさておき、日本生涯現役協とNPO法人ライフ・ベンチャー・クラブ両代表は世代交代を諮った革新・拡充策を目論むべきだとの遠慮なきご意見があってもよいかと思います。
どうか下記「次代のためのバトンパス」ご高見の、内田思想家同様に率直なご存念を東瀧宛ご提言いただけるご賢察諸兄姉のご存念を拝聴いたしたく存じます。
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毎日新聞2017年12月9日 東京朝刊皇室 退位日決定
ご参考URL=https://mainichi.jp/articles/20171209/ddm/041/040/146000c
退 位 日 決 定 次 代 の た め バ ト ン パ ス
思想家・内田樹さんに聞く
.
天皇陛下の退位実現に向けた流れは、ご自身の老いの実感を吐露された昨年8月のおことばの公表から始まった。「高齢になった天皇の在り方に思いを巡らせ、自身の引き際について大きな決断をした陛下の姿勢から、学ぶべきことがある」。思想家で「街場の天皇論」などの著書がある内田樹(たつる)さん(67)は指摘する。【聞き手・山田奈緒】
天皇陛下は、年老いて体力の限界を感じるという理由だけで、引き際を考えたわけではないはずだ。新天皇として歩み出すには体力も気力もいるという自身の経験を踏まえ、皇太子さまの体力と気力が充実している時期に、バトンを渡したいと考えられたのではないか。確実なバトンタッチで、次世代に活力を与えたいと願う陛下の親心があると思う。
皇太子さまは、即位される2019年5月1日の時点で59歳。象徴天皇像を実践するには、さらに高齢になってからの継承はなめらかさに欠ける。陛下の後進を思いやる姿勢や覚悟から、社会全体が学べるはずだ。
流動性がなければ社会は活性化しない。若い世代が活躍できる機会がなければ、革新も進歩も起きない。高齢化社会になり、社会の最前線で働ける時間は延びたが、生涯現役だけが正解ではないだろう。集団全体のパフォーマンスを考えれば、うまくつないで流していくことが大切。企業や省庁だけではなく、例えば宝塚歌劇団もそうだ。トップスターにも必ず引退があるからこそ、あれほどの人気が続いている。
次世代にパスをして、次世代のために自分にできることは何かを考え、支援していこうというマインドが年長者に求められる。陛下の思いを、その大切さを考えるきっかけにしたい。
内田 樹(うちだ・たつる) 氏略歴:1950年生まれ。東京大文学部卒。神戸女学院大名誉教授。専門はフランス現代思想で著書は「街場のメディア論」「日本辺境論」など多数。
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
次 代 の た め バ ト ン パ ス
思 想 家 ・ 内 田 樹 さ ん に 聞 く
世界的危機の北朝鮮やエルサレム難題をを抱え込んだ2017年も師走を迎え、あと半月余で終わります。お陰様で、わが生涯現役グループ仲間の皆様との協働事業は、明日の年内最終第384回塾と第32回望年会をもって新年へと、さらなる飛躍を目指したいと願っております。
思い返せば、私ども日本生涯現役推進協議会は、2004年6月に会員制任意団体と創設以来既に17年半。また、1985年5月にライフ・ベンチャー株式会社の会員制任意団体として創設したライフ・ベンチャー・クラブが解散して、新設NPO法人化後の通算活動歴を数えると、満32年になりますが、両団体ともに前者は正規代表者不在で東瀧邦次が代表代行。そして、NPO法人ライフ・ベンチャー・クラブ理事長も同様に東瀧です。
そこで、昨年来平成天皇の退位ご意志表明から、明後年4月30日ご退位に殉じて、ライフ・ベンチャー(株)代表はさておき、日本生涯現役協とNPO法人ライフ・ベンチャー・クラブ両代表は世代交代を諮った革新・拡充策を目論むべきだとの遠慮なきご意見があってもよいかと思います。
どうか下記「次代のためのバトンパス」ご高見の、内田思想家同様に率直なご存念を東瀧宛ご提言いただけるご賢察諸兄姉のご存念を拝聴いたしたく存じます。
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毎日新聞2017年12月9日 東京朝刊皇室 退位日決定
ご参考URL=https://mainichi.jp/articles/20171209/ddm/041/040/146000c
退 位 日 決 定 次 代 の た め バ ト ン パ ス
思想家・内田樹さんに聞く
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天皇陛下の退位実現に向けた流れは、ご自身の老いの実感を吐露された昨年8月のおことばの公表から始まった。「高齢になった天皇の在り方に思いを巡らせ、自身の引き際について大きな決断をした陛下の姿勢から、学ぶべきことがある」。思想家で「街場の天皇論」などの著書がある内田樹(たつる)さん(67)は指摘する。【聞き手・山田奈緒】
天皇陛下は、年老いて体力の限界を感じるという理由だけで、引き際を考えたわけではないはずだ。新天皇として歩み出すには体力も気力もいるという自身の経験を踏まえ、皇太子さまの体力と気力が充実している時期に、バトンを渡したいと考えられたのではないか。確実なバトンタッチで、次世代に活力を与えたいと願う陛下の親心があると思う。
皇太子さまは、即位される2019年5月1日の時点で59歳。象徴天皇像を実践するには、さらに高齢になってからの継承はなめらかさに欠ける。陛下の後進を思いやる姿勢や覚悟から、社会全体が学べるはずだ。
流動性がなければ社会は活性化しない。若い世代が活躍できる機会がなければ、革新も進歩も起きない。高齢化社会になり、社会の最前線で働ける時間は延びたが、生涯現役だけが正解ではないだろう。集団全体のパフォーマンスを考えれば、うまくつないで流していくことが大切。企業や省庁だけではなく、例えば宝塚歌劇団もそうだ。トップスターにも必ず引退があるからこそ、あれほどの人気が続いている。
次世代にパスをして、次世代のために自分にできることは何かを考え、支援していこうというマインドが年長者に求められる。陛下の思いを、その大切さを考えるきっかけにしたい。
内田 樹(うちだ・たつる) 氏略歴:1950年生まれ。東京大文学部卒。神戸女学院大名誉教授。専門はフランス現代思想で著書は「街場のメディア論」「日本辺境論」など多数。