“ 意 義 あ る 生 涯 現 役 で 、 輝 け る 未 来 創 り を !! ”

  標記語句は1985年出版の “ ライフ・ベンチャーのすすめ~人生三段跳~ ”冒頭、著書の表紙見開き面に著者が自筆サインで関係者皆様に贈呈したり、読者皆様からのご依頼に誠意を込めて贈った言葉です。その出版を契機として、同時機5月に著書で呼掛けたライフ・ベンチャー・クラブ創設を併行企画して、五ヶ月後の1985年10月26日に、第一回ライフ・ベンチャー・セミナーを発足開催させたという次第です。

  お陰様でその後、四半世紀以上に亙る幾重もの風波を乗越えつつ、この2016年7月27日(水)には、その実践道場/セミナーも無休永続した結果、今回は367回目の『生涯現役シリーズ塾』開催となります。今を去る31年前の第一回演題「ライフ・ベンチャー(生涯現役)をどう実践していくか」、当時40代から50代に差掛かる “ わが人生マラソン折返点 ”での心境をご参考迄に、以下の引用例で『生涯現役プロデューサー』仮登録諸兄姉にもぜひご内省いただきたく、敢えて会報に掲載しました。
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msnニュース
  人生を後悔している人は「40代の過ごし方」に原因があった

 「 人 生 を 後 悔 し て い る 人 の 多 く が 、
         “ 最 大 の タ ー ニ ン グ ポ イ ン ト ” だ っ た と
                 振 り 返 る の が  4 0 代 な ん で す 」

  こう語るのは、1万人以上に人生の失敗談を聞いてきたという『40代を後悔しない50のリスト【時間編】』著者の大塚寿(おおつか・ひさし)さん。40代になると、仕事と家庭の両方でこれまでと環境が変わり、「時間がない!」と焦り始める人が少なくない。しかし、“人生最大の分岐点”である40代で時間に追われる人は、50代以降もスマートに年を重ねることは難しい。

  では、時間に追われず、後悔のない人生を過ごすにはどう40代を過ごせばいいのか。大塚さんに『人生を後悔しない人の40代の時間術』を教えてもらった。(聞き手/ダイヤモンド・オンライン編集部 林恭子)

  3 0 代 で 早 め の 出 世 を し て い る 人 ほ ど
     人 生 を 後 悔 す る 危 険 性 が 高 い !?

――働き盛りと言われることの多い40代は、人生においてどういう時期でしょうか?

  20代は種まきの時期。芽が出る・出ないにかかわらず、いろいろなところに種を撒いて自分の適性を探すことが大切です。30代は撒いた種のなかで芽が出たところを育て上げる時期になります。そして40代はそれらの成果を刈り取る収穫期と言えます。

  50代を収穫期と考えている方は少なくありませんが、50代は本来40代で収穫したもの(知識や経験など)で食いつなぐ時期です。しかし、50代を収穫期と考えた人の多くが人生を後悔しています。50代で収穫できるだろうと思うと、「自分には何もない!」状況に陥り、「遅かった!」と気づくからです。

  そんな人生の後悔を特に実感するのが、(60歳定年なら)定年を迎えてから年金支給年齢65歳までの“空白の5年”の時期です。その5年を充実させるために、40代で準備をしておくことが重要です。

――なぜ40代がそれほど重要な時期になるのでしょうか?

 「自分の人生、なんか想像と違うぞ」と思いつつ定年まで過ごしてしまったという諸先輩方に話を聞くと、振り返ってポイントだったのが「40代だった」と答える方が非常に多くいらっしゃいました。実際、私は今50代半ばですが、新卒で入社したリクルートの同期750人を見ても確かに50代になると極端に明暗が分かれています。それを辿ると、40代の過ごし方がターニングポイントになっていたのです。

  20代から30代前半で中途半端にうまくいった人ほど、後悔している傾向にあると私は考えています。30代で昇進が早かったりすると、自分はイケてると勘違いして、そのまま40代に突入して問題意識を持ちづらいからです。

  40代は人生の転換期です。管理職になる方も増え、それまで求められたプレイヤーとしての成果から、管理職としてマネジメント力やリーダーシップが求められるようになります。つまり、自分が実積を上げるのではなく、部下を動機づけ、育てて、部下や組織を通して、業績を上げる必要があるわけです。

  よく「名選手は名監督にあらず」と言われますが、若い頃に成功体験の多い人ほど、できない人に共感できず、育てられない傾向があります。逆に挫折が多かったり、試行錯誤してきた人は学習と修正を続けることで結果を出しています。そういう人がマネジャーになると、部下の気持ちが汲みとれるため、「この上司は自分の気持ちが分かる」とアドバイスに耳を傾け、部下は行動を変えるようになるのです。それが、組織としての力を生み出すことにつながります。

  そうこうしている間に30代で早めの出世していた人が追い抜かれ、40代でいつの間にか出世の逆転現象が起きてしまうのです。

――では、後悔の少ない人は、普段からどのような行動をとっているのでしょうか?

  先程も述べたように、後悔のない人生を歩んでいる人ほど、計画を立て、細かく修正や対処をしています。つまり、常にPDCAを回し、自己反省を心がけているのです。また、主体を自分に置き、自分で自分の時間や生き方をコントロールしています。

  そうでない人は優秀であっても、自分が主導権を握っていないために、上司や部下、家族など周りに振り回されています。つまり、自分で決断せず、周りに流される人ほど、後悔が生まれやすくなるのです。

  そんな人は管理職になって自由裁量でやれるチャンスを得たとしても、無難な方法しか取らず、保守的になる傾向があります。責任が怖いからかもしれませんが、無難な方法では大した成果は出ません。だから、「プレイヤーのときはよかったのに、マネージャーになったら大したことない」と思われてしまうのです。

  「若いときはこうじゃなかったのに、俺の方が優秀だったのに…」とうまくいっている人と比較してしまっていたら、非常に危険な状態だと言っていいでしょう。つづき